JPH0511566A - 画像形成方法及び装置 - Google Patents
画像形成方法及び装置Info
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- JPH0511566A JPH0511566A JP3186824A JP18682491A JPH0511566A JP H0511566 A JPH0511566 A JP H0511566A JP 3186824 A JP3186824 A JP 3186824A JP 18682491 A JP18682491 A JP 18682491A JP H0511566 A JPH0511566 A JP H0511566A
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/01—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
- G03G15/0142—Structure of complete machines
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/01—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
- G03G15/0142—Structure of complete machines
- G03G15/0147—Structure of complete machines using a single reusable electrographic recording member
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/14—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
- G03G15/18—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a charge pattern
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Wet Developing In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 湿式現像を用いて高精細、高画質の画像を最
終記録体上に形成する。 【構成】 矢印時計向きに回転する感光体ドラム1上を
帯電させ、レーザビームスキャナ5で特定色の静電潜像
を書き込んだ後、矢印反時計向きに回転する誘電体ベル
ト2上に、静電転写ローラ4によって潜像を静電転写す
る。誘電体ベルト2上の潜像を湿式現像器群6の内の前
記特定色に対応する現像器により現像する。トナー像を
予備加熱ローラ7で加熱して含まれる溶剤を蒸発させた
後、熱転写ローラ8上に送り、給紙スタック11から送
り出され転写紙ドラム10上に保持されている転写紙3
0と圧接させ、熱転写ローラ8から与えられる熱で溶融
させ転写と同時に定着する。これを転写紙ドラム10が
一回転する毎に繰返して各色のトナー像を転写紙上で重
ねることでカラー画像をプリントする。
終記録体上に形成する。 【構成】 矢印時計向きに回転する感光体ドラム1上を
帯電させ、レーザビームスキャナ5で特定色の静電潜像
を書き込んだ後、矢印反時計向きに回転する誘電体ベル
ト2上に、静電転写ローラ4によって潜像を静電転写す
る。誘電体ベルト2上の潜像を湿式現像器群6の内の前
記特定色に対応する現像器により現像する。トナー像を
予備加熱ローラ7で加熱して含まれる溶剤を蒸発させた
後、熱転写ローラ8上に送り、給紙スタック11から送
り出され転写紙ドラム10上に保持されている転写紙3
0と圧接させ、熱転写ローラ8から与えられる熱で溶融
させ転写と同時に定着する。これを転写紙ドラム10が
一回転する毎に繰返して各色のトナー像を転写紙上で重
ねることでカラー画像をプリントする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】複写機、ファクシミリ、プリンタ
ー等の画像形成装置における画像形成方法及び装置に係
り、詳しくは、液体現像を用いて高精細、高画質の画像
を得ることが出来る画像形成方法及び装置に関するもの
である。
ー等の画像形成装置における画像形成方法及び装置に係
り、詳しくは、液体現像を用いて高精細、高画質の画像
を得ることが出来る画像形成方法及び装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近時、電子写真法におけるレーザビーム
等のデジタル的な潜像形成技術の発達により、例えば8
00DPIを優に越える高精細のドット像の書き込みが
可能になっており、このような潜像形成技術を採用した
高精細、高画質の画像を形成することが出来る画像形成
方法及び装置が望まれている。このような高画質のプリ
ントを得るためには、ドット面積の正確な再現性が必要
で、トナー像を転写する際のトナー飛散や潰れ(加熱・
加圧定着でも生じる)は特にカラープリントにおいて主
要な課題となる。使用するトナーの粒径を微細化すれ
ば、高解像度トナー像を実現できる。又、微細な粒径の
トナーを使用すれば、トナー像の厚さも薄くなり色重ね
でカラープリントを得る場合の色表現性も向上する他、
最終記録体である転写紙上に転写されたトナー像の厚み
が粒径に応じて薄くなる分、転写紙のカールやトナー像
のヒビわれの程度も改善される。トナーとしては粉体キ
ャリア等と摩擦帯電させて乾式現像方式に用いられる粉
体トナー(以下、乾式トナーという)と、液体キャリア
である溶剤に分散して湿式現像方式に用いられるトナー
(以下、湿式トナーという)とがある。このうち乾式ト
ナーでは粒径が5ミクロン〜サブミクロンのオーダの微
粉トナーである場合、トナー飛散抑制や転写処理後の潜
像担持体である感光体上の残留トナーの除去が困難にな
るという問題がある。一方、湿式トナーは溶剤に分散し
て使用されるため、このような問題も生じないで微細化
トナーとしての取扱いが容易である。又、トナーの溶融
温度が低いほど消費電力や高速化に有利であるが、溶融
温度が低い乾式トナーではブロッキングを起こすという
問題がある。一方、湿式のトナーでは溶剤に分散して使
用するので、このような問題も無く、低融点(低軟化
点)のトナーを採用できる。
等のデジタル的な潜像形成技術の発達により、例えば8
00DPIを優に越える高精細のドット像の書き込みが
可能になっており、このような潜像形成技術を採用した
高精細、高画質の画像を形成することが出来る画像形成
方法及び装置が望まれている。このような高画質のプリ
ントを得るためには、ドット面積の正確な再現性が必要
で、トナー像を転写する際のトナー飛散や潰れ(加熱・
加圧定着でも生じる)は特にカラープリントにおいて主
要な課題となる。使用するトナーの粒径を微細化すれ
ば、高解像度トナー像を実現できる。又、微細な粒径の
トナーを使用すれば、トナー像の厚さも薄くなり色重ね
でカラープリントを得る場合の色表現性も向上する他、
最終記録体である転写紙上に転写されたトナー像の厚み
が粒径に応じて薄くなる分、転写紙のカールやトナー像
のヒビわれの程度も改善される。トナーとしては粉体キ
ャリア等と摩擦帯電させて乾式現像方式に用いられる粉
体トナー(以下、乾式トナーという)と、液体キャリア
である溶剤に分散して湿式現像方式に用いられるトナー
(以下、湿式トナーという)とがある。このうち乾式ト
ナーでは粒径が5ミクロン〜サブミクロンのオーダの微
粉トナーである場合、トナー飛散抑制や転写処理後の潜
像担持体である感光体上の残留トナーの除去が困難にな
るという問題がある。一方、湿式トナーは溶剤に分散し
て使用されるため、このような問題も生じないで微細化
トナーとしての取扱いが容易である。又、トナーの溶融
温度が低いほど消費電力や高速化に有利であるが、溶融
温度が低い乾式トナーではブロッキングを起こすという
問題がある。一方、湿式のトナーでは溶剤に分散して使
用するので、このような問題も無く、低融点(低軟化
点)のトナーを採用できる。
【0003】ところが、静電潜像を湿式現像で現像して
トナー像が形成された感光体表面に転写紙を接触させ、
転写紙の裏面にコロナ放電器等で電荷を付与して転写電
界を形成し、これにより、感光体上のトナー像を転写紙
上に転写する静電的な転写方法を用いた場合には、電荷
が付与されて帯電した転写紙が静電的に感光体に吸着さ
れる結果、トナー像が潰れて例えば細線の幅や網点ドッ
ト面積の忠実な再現が困難になり、例えばサブミクロン
単位の粒径のトナーであっても解像力として空間周波数
10本/mmの再現性が限界であった。又、上記転写電界
の下でのトナーの電気泳動を可能にする為に感光体表面
と転写紙表面との間に溶剤を存在させる必要があるの
で、この溶剤で転写紙が濡れてしまい、転写紙を濡らし
ている溶剤の表面張力が転写紙の静電気的な感光体への
吸着力と相俟って、感光体からの転写紙の剥離を困難に
していた。更に、この濡れた転写紙をコピーとして装置
外に排出する前に充分に乾燥させる必要があった。
トナー像が形成された感光体表面に転写紙を接触させ、
転写紙の裏面にコロナ放電器等で電荷を付与して転写電
界を形成し、これにより、感光体上のトナー像を転写紙
上に転写する静電的な転写方法を用いた場合には、電荷
が付与されて帯電した転写紙が静電的に感光体に吸着さ
れる結果、トナー像が潰れて例えば細線の幅や網点ドッ
ト面積の忠実な再現が困難になり、例えばサブミクロン
単位の粒径のトナーであっても解像力として空間周波数
10本/mmの再現性が限界であった。又、上記転写電界
の下でのトナーの電気泳動を可能にする為に感光体表面
と転写紙表面との間に溶剤を存在させる必要があるの
で、この溶剤で転写紙が濡れてしまい、転写紙を濡らし
ている溶剤の表面張力が転写紙の静電気的な感光体への
吸着力と相俟って、感光体からの転写紙の剥離を困難に
していた。更に、この濡れた転写紙をコピーとして装置
外に排出する前に充分に乾燥させる必要があった。
【0004】静電潜像を湿式現像で現像して形成された
感光体上のトナー像を転写紙に転写する他の転写方法と
して、例えば、特開昭63−34573号公報には、転
写紙へのトナー像の転写と共に転写紙へ付着する溶剤の
量を比較的少量にする為に、感光体上の湿式トナー像を
中間転写体に静電気的に転写し、該中間転写体上にトナ
ーと共に付着した溶剤を加熱によって蒸発させ、更に、
転写紙への転写と定着を同時に行う為に、トナー像を担
持している該中間転写体上に転写紙を押圧しながら加熱
する転写方法が記載されている。この方法によれば、感
光体上に形成されたトナー像を、まず、中間転写体に転
写した後、更に該中間転写体上から転写紙上に転写する
というように、2回のトナー像の転写を行うことから、
最終的な転写紙上の画像は解像力が低下し、上記のよう
に800DPIを優に越える高精細のドット像の書き込
みで静電潜像を形成したとしても、転写紙像には800
DPI程度の画像しか形成することが出来ない恐れがあ
る。
感光体上のトナー像を転写紙に転写する他の転写方法と
して、例えば、特開昭63−34573号公報には、転
写紙へのトナー像の転写と共に転写紙へ付着する溶剤の
量を比較的少量にする為に、感光体上の湿式トナー像を
中間転写体に静電気的に転写し、該中間転写体上にトナ
ーと共に付着した溶剤を加熱によって蒸発させ、更に、
転写紙への転写と定着を同時に行う為に、トナー像を担
持している該中間転写体上に転写紙を押圧しながら加熱
する転写方法が記載されている。この方法によれば、感
光体上に形成されたトナー像を、まず、中間転写体に転
写した後、更に該中間転写体上から転写紙上に転写する
というように、2回のトナー像の転写を行うことから、
最終的な転写紙上の画像は解像力が低下し、上記のよう
に800DPIを優に越える高精細のドット像の書き込
みで静電潜像を形成したとしても、転写紙像には800
DPI程度の画像しか形成することが出来ない恐れがあ
る。
【0005】尚、本件発明の個々の構成要件に着目した
場合に関連すると思われる事項が開示されている文献と
しては、上述のものの他に以下のものがあるが、何れも
乾式現像を用いた画像形成方法及び装置に関するもので
あり、何れの文献においても湿式現像を用いて高精細、
高画質の画像を得ることには触れられていない。特公昭
64−1028には、乾式現像で形成した感光体上の乾
式トナー像の転写紙への転写中に電界の乱れに伴ってト
ナー像の解像力が低下する、コロナ放電器等の転写電極
を用いた静電気的な転写方法に代るものとして、感光体
上のトナー像を中間転写体に押圧転写した後、この転写
されたトナー像を熱ローラを用いて加熱溶融下に転写紙
上に押圧転写して高解像度の画像を得る画像形成方法が
開示されている。特開昭60−22171号公報には、
感光体上の静電潜像を電荷保持体上に静電転写し、この
電荷保持体上の静電潜像を乾式現像を用いて現像してト
ナー像を形成し、電荷保持部材上のトナー像を転写紙上
に押圧・加熱下で転写同時定着を行なう画像形成方法が
開示されている。特開昭58−107564号公報に
は、感光体上の静電潜像を電荷保持体上に静電転写し、
この電荷保持体上の静電潜像を乾式現像を用いて現像し
てトナー像を形成し、このトナー像を中間部材に押圧転
写した後、更に、この中間部材上のトナー像を転写紙上
に押圧・加熱下で転写同時定着を行なう画像形成方法が
開示されている。
場合に関連すると思われる事項が開示されている文献と
しては、上述のものの他に以下のものがあるが、何れも
乾式現像を用いた画像形成方法及び装置に関するもので
あり、何れの文献においても湿式現像を用いて高精細、
高画質の画像を得ることには触れられていない。特公昭
64−1028には、乾式現像で形成した感光体上の乾
式トナー像の転写紙への転写中に電界の乱れに伴ってト
ナー像の解像力が低下する、コロナ放電器等の転写電極
を用いた静電気的な転写方法に代るものとして、感光体
上のトナー像を中間転写体に押圧転写した後、この転写
されたトナー像を熱ローラを用いて加熱溶融下に転写紙
上に押圧転写して高解像度の画像を得る画像形成方法が
開示されている。特開昭60−22171号公報には、
感光体上の静電潜像を電荷保持体上に静電転写し、この
電荷保持体上の静電潜像を乾式現像を用いて現像してト
ナー像を形成し、電荷保持部材上のトナー像を転写紙上
に押圧・加熱下で転写同時定着を行なう画像形成方法が
開示されている。特開昭58−107564号公報に
は、感光体上の静電潜像を電荷保持体上に静電転写し、
この電荷保持体上の静電潜像を乾式現像を用いて現像し
てトナー像を形成し、このトナー像を中間部材に押圧転
写した後、更に、この中間部材上のトナー像を転写紙上
に押圧・加熱下で転写同時定着を行なう画像形成方法が
開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、湿式
現像を用いて高精細、高画質の画像を最終記録体上に形
成することが出来、又、転写紙以外の例えば布、木材、
樹脂、ガラス、金属板なども最終記録体として用いるこ
とが出来る画像形成方法及び装置を提供することであ
る。
現像を用いて高精細、高画質の画像を最終記録体上に形
成することが出来、又、転写紙以外の例えば布、木材、
樹脂、ガラス、金属板なども最終記録体として用いるこ
とが出来る画像形成方法及び装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の画像形成方法は、潜像担持体上の静電潜
像を、支持体上に少なくとも誘電体層と導電体層とを有
する中間転写媒体上に静電転写し、静電転写された該中
間転写媒体上の静電潜像を湿式現像により可視像化し、
該中間転写媒体上の可視像を加熱と圧力で非静電気的に
最終記録体へ転写することを特徴とするものであり、本
発明の画像形成装置は、潜像担持体と、潜像担持体上に
静電潜像を形成する潜像形成手段と、支持体上に少なく
とも誘電体層と導電体層とを有し且つ該潜像担持体表面
に接触して該潜像担持体表面上の静電潜像が静電転写さ
れる中間転写媒体と、該中間転写媒体上の静電潜像に液
体現像液を供給して可視像化する湿式現像手段と、湿式
現像された該中間転写媒体上の可視像を加熱と圧力で非
静電気的に最終記録体へ転写する転写手段とを設けたこ
とを特徴とするものである。
めに、本発明の画像形成方法は、潜像担持体上の静電潜
像を、支持体上に少なくとも誘電体層と導電体層とを有
する中間転写媒体上に静電転写し、静電転写された該中
間転写媒体上の静電潜像を湿式現像により可視像化し、
該中間転写媒体上の可視像を加熱と圧力で非静電気的に
最終記録体へ転写することを特徴とするものであり、本
発明の画像形成装置は、潜像担持体と、潜像担持体上に
静電潜像を形成する潜像形成手段と、支持体上に少なく
とも誘電体層と導電体層とを有し且つ該潜像担持体表面
に接触して該潜像担持体表面上の静電潜像が静電転写さ
れる中間転写媒体と、該中間転写媒体上の静電潜像に液
体現像液を供給して可視像化する湿式現像手段と、湿式
現像された該中間転写媒体上の可視像を加熱と圧力で非
静電気的に最終記録体へ転写する転写手段とを設けたこ
とを特徴とするものである。
【0008】
【作用】潜像担持体上の静電潜像を、中間転写媒体上に
静電転写してから、該中間転写媒体上で湿式現像により
可視像化する。この該中間転写媒体上の可視像を加熱
し、可視像と共に付着している溶剤を蒸発させ、或いは
これに加えて可視像を構成する湿式トナーを溶融させ、
これにより、可視像を構成する湿式トナーの凝集力を増
大させると共に、可視像を構成する湿式トナーの、該中
間転写媒体表面に対する付着力の低下及び最終転写体表
面に対する付着力の増加を図り、湿式トナーを印刷イン
ク的な特性に変化させて加圧下で可視像を最終転写体上
に転写して最終転写体上に画像を形成する。
静電転写してから、該中間転写媒体上で湿式現像により
可視像化する。この該中間転写媒体上の可視像を加熱
し、可視像と共に付着している溶剤を蒸発させ、或いは
これに加えて可視像を構成する湿式トナーを溶融させ、
これにより、可視像を構成する湿式トナーの凝集力を増
大させると共に、可視像を構成する湿式トナーの、該中
間転写媒体表面に対する付着力の低下及び最終転写体表
面に対する付着力の増加を図り、湿式トナーを印刷イン
ク的な特性に変化させて加圧下で可視像を最終転写体上
に転写して最終転写体上に画像を形成する。
【0009】
【実施例】図1は本発明を適用したカラープリンタの一
例を示す概略構成図である。図1において、スコロトロ
ン帯電器3で矢印時計向きに回転する感光体ドラム1上
を約1000V帯電させ、レーザビームスキャナ5によ
り特定色の静電潜像を書き込んだ後、少なくとも導電体
層上に誘電体層を積層して構成され矢印反時計向きに回
転する誘電体ベルト2上に、所定バイアスが印加されて
いる静電転写ローラ4によって120V程度の潜像を静
電転写する。誘電体ベルト2上の潜像が湿式現像器群6
の内の前記特定色に対応する現像器により現像されると
共に、誘電体ベルト2上に過剰に付着した現像液がスク
イズされて、可視像のトナー層にのみわずかに溶剤を含
む状態のトナー像を作成する。トナー像はスプリング等
で誘電体ベルト2表面に当接配置されている予備加熱ロ
ーラ7との接触部に送られ、トナー像に含まれる溶剤を
伝導熱と送風器(図示せず)を使って蒸発させた後、熱
源であるランプを内蔵した熱転写ローラ8上に送られ
る。この予備加熱ローラ7の代わりに、トナー像の損傷
防止に輻射熱を利用した加熱手段を用いることもでき
る。一方給紙スタック11から送り出された転写紙30
は分離ローラ14で1枚ずつにされ、レジストローラ1
3によってその先端が転写紙ドラム10のクランパーに
確実に位置合わせされるように搬送が制御される。この
転写紙ドラム10上への転写紙30の搬送中、熱転写ロ
ーラ8は破線で示す位置で支持されている。転写紙ドラ
ム10に保持された転写紙30は、実線で示す位置に熱
転写ローラ8が移動されることによって誘電体ベルト2
表面と圧接され、これにより、熱転写ローラ8から与え
られる熱で溶融したトナー像が誘電体ベルト2から転写
紙30に転写と同時に定着される。当然であるが、誘電
体ベルト2上の画像と転写紙のレジストは一致するよう
に制御される。転写紙を保持した転写紙ドラム10が一
回転する毎に誘電体ベルト2上に形成されたトナー像が
順次一色ずつ転写され、例えばイエロー、シアン、マゼ
ンタ、ブラック像を重ねることで転写紙にカラー画像が
プリントされる。その後排紙部12に送られる。尚、熱
転写ローラ8を通過して静電転写ローラ4に向う誘電体
ベルト2の表面には冷却ヒートパイプ9が接触するよう
に配置され、これにより、誘電体ベルト2の昇温を防止
して高速プリントを可能にしている。
例を示す概略構成図である。図1において、スコロトロ
ン帯電器3で矢印時計向きに回転する感光体ドラム1上
を約1000V帯電させ、レーザビームスキャナ5によ
り特定色の静電潜像を書き込んだ後、少なくとも導電体
層上に誘電体層を積層して構成され矢印反時計向きに回
転する誘電体ベルト2上に、所定バイアスが印加されて
いる静電転写ローラ4によって120V程度の潜像を静
電転写する。誘電体ベルト2上の潜像が湿式現像器群6
の内の前記特定色に対応する現像器により現像されると
共に、誘電体ベルト2上に過剰に付着した現像液がスク
イズされて、可視像のトナー層にのみわずかに溶剤を含
む状態のトナー像を作成する。トナー像はスプリング等
で誘電体ベルト2表面に当接配置されている予備加熱ロ
ーラ7との接触部に送られ、トナー像に含まれる溶剤を
伝導熱と送風器(図示せず)を使って蒸発させた後、熱
源であるランプを内蔵した熱転写ローラ8上に送られ
る。この予備加熱ローラ7の代わりに、トナー像の損傷
防止に輻射熱を利用した加熱手段を用いることもでき
る。一方給紙スタック11から送り出された転写紙30
は分離ローラ14で1枚ずつにされ、レジストローラ1
3によってその先端が転写紙ドラム10のクランパーに
確実に位置合わせされるように搬送が制御される。この
転写紙ドラム10上への転写紙30の搬送中、熱転写ロ
ーラ8は破線で示す位置で支持されている。転写紙ドラ
ム10に保持された転写紙30は、実線で示す位置に熱
転写ローラ8が移動されることによって誘電体ベルト2
表面と圧接され、これにより、熱転写ローラ8から与え
られる熱で溶融したトナー像が誘電体ベルト2から転写
紙30に転写と同時に定着される。当然であるが、誘電
体ベルト2上の画像と転写紙のレジストは一致するよう
に制御される。転写紙を保持した転写紙ドラム10が一
回転する毎に誘電体ベルト2上に形成されたトナー像が
順次一色ずつ転写され、例えばイエロー、シアン、マゼ
ンタ、ブラック像を重ねることで転写紙にカラー画像が
プリントされる。その後排紙部12に送られる。尚、熱
転写ローラ8を通過して静電転写ローラ4に向う誘電体
ベルト2の表面には冷却ヒートパイプ9が接触するよう
に配置され、これにより、誘電体ベルト2の昇温を防止
して高速プリントを可能にしている。
【0010】図2は本発明を適用したカラープリンタの
他の例を示す概略構成図である。図1に示す上記例にか
かるカラープリンタにおけると同一の部材には同一の符
号を付している。この例のカラープリンタは各色の潜像
転写と現像を誘電体ベルト2上でそれぞれ行ない、各色
トナー像を誘電体ベルト2上で重ね合わせてカラー画像
を形成する。一方、図1の例と同様にして給紙スタック
11から送り出され、転写紙支持用の反転ドラム16に
クランパーによって先端を保持された転写紙30は、表
転写用の熱転写ローラ8と誘電体ベルト2で圧接され、
これにより、誘電体ベルト2上のカラー画像が一挙に転
写される。この転写時に予備加熱手段である輻射ランプ
31及び熱転写ローラ8が作動される。転写紙の片面に
カラープリントされた紙の先端をクランプした反転ドラ
ム16は、回転方向を変えて裏面転写用の裏熱転写ロー
ラ18上の誘電体ベルト2表面とバックアップローラ1
8aとの接触部に転写紙を後端から逆に送り込み、誘電
体ベルト2とバックアップローラ18aの接触部を通過
した後、コンベヤベルト21で排紙スタック12上に排
紙される。転写紙の両面に画像をプリントするときは、
この誘電体ベルト2上に一面目の像に続いて僅かに離れ
て二面目の像を連続して形成しておいて、反転ドラム1
6の回転方向を代えて上記裏熱転写ローラ18上の誘電
体ベルト2表面とバックアップローラ18aとの接触部
を通過する転写紙の裏面に、この二面目の像を作動状態
にある裏熱転写ローラ18で圧接転写して、両面カラー
画像のプリントを作成する。
他の例を示す概略構成図である。図1に示す上記例にか
かるカラープリンタにおけると同一の部材には同一の符
号を付している。この例のカラープリンタは各色の潜像
転写と現像を誘電体ベルト2上でそれぞれ行ない、各色
トナー像を誘電体ベルト2上で重ね合わせてカラー画像
を形成する。一方、図1の例と同様にして給紙スタック
11から送り出され、転写紙支持用の反転ドラム16に
クランパーによって先端を保持された転写紙30は、表
転写用の熱転写ローラ8と誘電体ベルト2で圧接され、
これにより、誘電体ベルト2上のカラー画像が一挙に転
写される。この転写時に予備加熱手段である輻射ランプ
31及び熱転写ローラ8が作動される。転写紙の片面に
カラープリントされた紙の先端をクランプした反転ドラ
ム16は、回転方向を変えて裏面転写用の裏熱転写ロー
ラ18上の誘電体ベルト2表面とバックアップローラ1
8aとの接触部に転写紙を後端から逆に送り込み、誘電
体ベルト2とバックアップローラ18aの接触部を通過
した後、コンベヤベルト21で排紙スタック12上に排
紙される。転写紙の両面に画像をプリントするときは、
この誘電体ベルト2上に一面目の像に続いて僅かに離れ
て二面目の像を連続して形成しておいて、反転ドラム1
6の回転方向を代えて上記裏熱転写ローラ18上の誘電
体ベルト2表面とバックアップローラ18aとの接触部
を通過する転写紙の裏面に、この二面目の像を作動状態
にある裏熱転写ローラ18で圧接転写して、両面カラー
画像のプリントを作成する。
【0011】この例によれば、誘電体ベルト2上で各色
トナー像を重ね合わせた後に、一挙に重ね合わされた各
色トナー像を転写紙に転写するので、例えば、4色のト
ナー像を重ね合わせる場合、少なくとも誘電体ベルト2
が3回転する期間は輻射ランプ31及び熱転写ローラ8
の作動が不要になり、消費電力の節減や誘電体ベルト2
の冷却の点から高速プリントが可能になる。又、誘電体
ベルト2上で各色トナー像を重ね合わせた後に、一挙に
重ね合わされた各色トナー像を転写紙に転写するので、
最終記録体としての転写紙30に代え、樹脂、布類、硝
子、木材、金属等を用いる場合にも、誘電体ベルト2上
で重ね合わされたトナー像を一挙に押圧してこれらに転
写定着して、容易にプリントを作成することが出来る。
トナー像を重ね合わせた後に、一挙に重ね合わされた各
色トナー像を転写紙に転写するので、例えば、4色のト
ナー像を重ね合わせる場合、少なくとも誘電体ベルト2
が3回転する期間は輻射ランプ31及び熱転写ローラ8
の作動が不要になり、消費電力の節減や誘電体ベルト2
の冷却の点から高速プリントが可能になる。又、誘電体
ベルト2上で各色トナー像を重ね合わせた後に、一挙に
重ね合わされた各色トナー像を転写紙に転写するので、
最終記録体としての転写紙30に代え、樹脂、布類、硝
子、木材、金属等を用いる場合にも、誘電体ベルト2上
で重ね合わされたトナー像を一挙に押圧してこれらに転
写定着して、容易にプリントを作成することが出来る。
【0012】尚、上記各例における転写用の各熱転写ロ
ーラ8,18は、ローラ自体を熱源とし伝導熱で誘電体
ベルト2上のトナー像を加熱するように構成してもよい
が、この場合は誘電体ベルト2の厚み方向全体を昇温す
る必要があり、ベルトの熱容量を考慮すれば省電力、感
光体の昇温対策から好ましくない。トナーだけを輻射加
熱するように構成しても、通常、各色のトナーは熱輻射
線の吸収度が異なるため、各色トナーで溶融度合いや溶
剤の蒸発度合いに差が生じる。この不具合を解消するた
めに、各色トナーの全てを輻射熱吸収特性の良好な組成
にしようとすると、色の表現性を犠牲にする必要が出て
くる。
ーラ8,18は、ローラ自体を熱源とし伝導熱で誘電体
ベルト2上のトナー像を加熱するように構成してもよい
が、この場合は誘電体ベルト2の厚み方向全体を昇温す
る必要があり、ベルトの熱容量を考慮すれば省電力、感
光体の昇温対策から好ましくない。トナーだけを輻射加
熱するように構成しても、通常、各色のトナーは熱輻射
線の吸収度が異なるため、各色トナーで溶融度合いや溶
剤の蒸発度合いに差が生じる。この不具合を解消するた
めに、各色トナーの全てを輻射熱吸収特性の良好な組成
にしようとすると、色の表現性を犠牲にする必要が出て
くる。
【0013】そこで、特公昭55−18907に開示さ
れている、トナー像を担持する表面の薄層だけを輻射線
吸収層にし、該薄層を支持する基材層部分は輻射線透過
層で構成し、基材層側に設けた熱源(例えば赤外線ラン
プ)で該輻射線吸収層に集光して加熱する方法を用いる
ことが望ましい。具体的には、各熱転写ローラ8,18
のローラ自体は内蔵する例えば赤外線ランプからの輻射
線を透過する材料で形成する。そして、誘電体ベルト2
のトナー像を担持する表層である誘電層を赤外線を吸収
しやすい黒色の例えば厚さ5μm以下、好ましくは2〜
3μmの薄層にし、これより内側の導電体層及び基材層
を赤外線を透過する半透明の材料で形成する。ここで、
導体層は温度の均一化に寄与し、薄層にすることが望ま
しい。又、基材層は熱絶縁材で形成することが望まし
い。これらの三層を加熱・冷却で剥離しないよう積層し
て誘電体ベルト2を構成する。この様にして構成した誘
電体ベルト2自体も誘電体層と導電体層が熱容量が小さ
いため、加熱・冷却に対して高速に応答させることが出
来る。このような熱転写ローラ8,18と誘電体ベルト
2の構成により、誘電体ベルト2の昇温を局部に抑える
事が可能で、冷却ヒートパイプ9の冷却効果と相俟って
約100枚/分の高速プリントも可能である。尚、誘電
体ベルト2の上記誘電体層をシリコンゴム等の離型性に
優れた弾性材料で形成すれば、高温時のトナー離型性を
確保できると共に、弾性変形によりトナーの潰れを一層
有効に防止することが出来る。
れている、トナー像を担持する表面の薄層だけを輻射線
吸収層にし、該薄層を支持する基材層部分は輻射線透過
層で構成し、基材層側に設けた熱源(例えば赤外線ラン
プ)で該輻射線吸収層に集光して加熱する方法を用いる
ことが望ましい。具体的には、各熱転写ローラ8,18
のローラ自体は内蔵する例えば赤外線ランプからの輻射
線を透過する材料で形成する。そして、誘電体ベルト2
のトナー像を担持する表層である誘電層を赤外線を吸収
しやすい黒色の例えば厚さ5μm以下、好ましくは2〜
3μmの薄層にし、これより内側の導電体層及び基材層
を赤外線を透過する半透明の材料で形成する。ここで、
導体層は温度の均一化に寄与し、薄層にすることが望ま
しい。又、基材層は熱絶縁材で形成することが望まし
い。これらの三層を加熱・冷却で剥離しないよう積層し
て誘電体ベルト2を構成する。この様にして構成した誘
電体ベルト2自体も誘電体層と導電体層が熱容量が小さ
いため、加熱・冷却に対して高速に応答させることが出
来る。このような熱転写ローラ8,18と誘電体ベルト
2の構成により、誘電体ベルト2の昇温を局部に抑える
事が可能で、冷却ヒートパイプ9の冷却効果と相俟って
約100枚/分の高速プリントも可能である。尚、誘電
体ベルト2の上記誘電体層をシリコンゴム等の離型性に
優れた弾性材料で形成すれば、高温時のトナー離型性を
確保できると共に、弾性変形によりトナーの潰れを一層
有効に防止することが出来る。
【0014】又、上記各例においては、誘電体ベルト2
上の静電潜像の電位が電子写真一般の感光体上の潜像電
位の数分の一というようにかなり低い電圧であるので、
高速でも充分高濃度の画像を得るために、湿式現像では
現像液のトナー濃度を高め、又現像電極を誘電体ベルト
2上の静電潜像に近接させて、近接間隙に充分現像液を
還流させることが望ましい。
上の静電潜像の電位が電子写真一般の感光体上の潜像電
位の数分の一というようにかなり低い電圧であるので、
高速でも充分高濃度の画像を得るために、湿式現像では
現像液のトナー濃度を高め、又現像電極を誘電体ベルト
2上の静電潜像に近接させて、近接間隙に充分現像液を
還流させることが望ましい。
【0015】又、上記各実施例においては、予備加熱手
段として、加熱ローラ7や輻射ランプ31を設けたが、
各熱転写ローラ8,18のみでトナー像からの溶剤の蒸
発、或いはトナーの溶融を充分行うことが出来る場合に
は、加熱ローラ7等を省略しても良い。逆に、加熱ロー
ラ7や輻射ランプ31のみでトナー像からの溶剤の蒸
発、或いはトナーの溶融を充分行うことが出来る場合に
は、転写紙を誘電体ベルト2上のトナー像に押圧するロ
ーラとしての熱転写ローラ8,18から加熱機能を省略
しても良い。更に、加熱定着ローラ8,18に誘電体ベ
ルト2上のトナーを転写紙側に移動させるような電界を
形成する為のバイアスを印加して転写効率を向上させる
ようにしても良い。
段として、加熱ローラ7や輻射ランプ31を設けたが、
各熱転写ローラ8,18のみでトナー像からの溶剤の蒸
発、或いはトナーの溶融を充分行うことが出来る場合に
は、加熱ローラ7等を省略しても良い。逆に、加熱ロー
ラ7や輻射ランプ31のみでトナー像からの溶剤の蒸
発、或いはトナーの溶融を充分行うことが出来る場合に
は、転写紙を誘電体ベルト2上のトナー像に押圧するロ
ーラとしての熱転写ローラ8,18から加熱機能を省略
しても良い。更に、加熱定着ローラ8,18に誘電体ベ
ルト2上のトナーを転写紙側に移動させるような電界を
形成する為のバイアスを印加して転写効率を向上させる
ようにしても良い。
【0016】
【発明の効果】請求項1又は4の発明によれば、この中
間転写媒体上の可視像を加熱で可視像を構成する湿式ト
ナーの凝集力を増大させると共に、可視像を構成する湿
式トナーの転写性を向上させて、加圧下で可視像を最終
転写体上に転写して最終転写体上に画像を形成するの
で、コロナ放電器等を用いた静電的な転写を行うものに
比して転写時のトナー像潰れを押さえ、これにより、比
較的高画質を維持したまま可視像を最終記録体に転写す
ることが出来る。そして、潜像担持体上の静電潜像を、
中間転写媒体上に静電転写してから、該中間転写媒体上
で湿式現像により可視像化し、該可視像を最終記録体に
転写するので、潜像担持体上で静電潜像を湿式現像して
中間転写媒体上に転写する場合に比して可視像の転写回
数を少なくすることが出来るので、トナー像転写の繰返
しによる解像力の低下をさけることが出来る。以上によ
り高精細、高画質な画像を得ることが出来る。又、湿式
の低軟化点トナーを用いることにより、最終記録媒体の
転写における加熱の為の電力を少なく出来るので、画像
形成速度の高速化が図れる。請求項2の発明によれば、
上記中間転写媒体上への静電潜像の静電転写と上記中間
転写媒体上の静電潜像の可視像化を各色毎に行なって、
上記中間転写媒体上で各色の可視像を重ねた後に、最終
記録体への転写のための加熱を行えば良いので、例え
ば、4色の可視像を重ねる場合には、各色毎の潜像形成
と現像に要する作像プロセス時間に対する加熱時間が1
/4程度と少なくなり、省電力と高速プリントが可能に
なる。又、上記中間転写媒体上で各色の可視像を重ねた
後、上記最終記録体上に各色の可視像を一回で転写して
カラー画像を形成するので、樹脂、布類、硝子、木材、
金属等を最終記録体として用いる場合にも、容易にカラ
ー画像を形成することが出来る。請求項3の発明によれ
ば、一色毎に上記中間転写体上の可視像が最終記録媒体
に転写されるので、中間転写体上での各色可視像の形成
間隔が最終記録体表面の各部が中間転写体との対向部を
通過する周期に対応していればよく、中間転写体表面の
移動方向の全周長を自由に選択できる。又、加熱・冷却
のサイクルを長時間とっても高速プリントが出来、更
に、該全周長が比較的短いベルトやドラムを使って中間
転写体の小型化を図ることが出来る。
間転写媒体上の可視像を加熱で可視像を構成する湿式ト
ナーの凝集力を増大させると共に、可視像を構成する湿
式トナーの転写性を向上させて、加圧下で可視像を最終
転写体上に転写して最終転写体上に画像を形成するの
で、コロナ放電器等を用いた静電的な転写を行うものに
比して転写時のトナー像潰れを押さえ、これにより、比
較的高画質を維持したまま可視像を最終記録体に転写す
ることが出来る。そして、潜像担持体上の静電潜像を、
中間転写媒体上に静電転写してから、該中間転写媒体上
で湿式現像により可視像化し、該可視像を最終記録体に
転写するので、潜像担持体上で静電潜像を湿式現像して
中間転写媒体上に転写する場合に比して可視像の転写回
数を少なくすることが出来るので、トナー像転写の繰返
しによる解像力の低下をさけることが出来る。以上によ
り高精細、高画質な画像を得ることが出来る。又、湿式
の低軟化点トナーを用いることにより、最終記録媒体の
転写における加熱の為の電力を少なく出来るので、画像
形成速度の高速化が図れる。請求項2の発明によれば、
上記中間転写媒体上への静電潜像の静電転写と上記中間
転写媒体上の静電潜像の可視像化を各色毎に行なって、
上記中間転写媒体上で各色の可視像を重ねた後に、最終
記録体への転写のための加熱を行えば良いので、例え
ば、4色の可視像を重ねる場合には、各色毎の潜像形成
と現像に要する作像プロセス時間に対する加熱時間が1
/4程度と少なくなり、省電力と高速プリントが可能に
なる。又、上記中間転写媒体上で各色の可視像を重ねた
後、上記最終記録体上に各色の可視像を一回で転写して
カラー画像を形成するので、樹脂、布類、硝子、木材、
金属等を最終記録体として用いる場合にも、容易にカラ
ー画像を形成することが出来る。請求項3の発明によれ
ば、一色毎に上記中間転写体上の可視像が最終記録媒体
に転写されるので、中間転写体上での各色可視像の形成
間隔が最終記録体表面の各部が中間転写体との対向部を
通過する周期に対応していればよく、中間転写体表面の
移動方向の全周長を自由に選択できる。又、加熱・冷却
のサイクルを長時間とっても高速プリントが出来、更
に、該全周長が比較的短いベルトやドラムを使って中間
転写体の小型化を図ることが出来る。
【図1】本発明の一実施例にかかるカラープリンタの概
略構成を示す正面図。
略構成を示す正面図。
【図2】本発明の他の実施例にかかるカラープリンタの
概略構成を示す正面図。
概略構成を示す正面図。
1 感光体ドラム , 2 誘
電体ベルト 5 レーザービームスキャナー , 6 液
体現像装置 7 加熱ローラ , 8 熱
転写ローラ 10 転写紙ドラム , 16 反
転ドラム 18 裏熱転写ローラ , 31 輻
射ランプ
電体ベルト 5 レーザービームスキャナー , 6 液
体現像装置 7 加熱ローラ , 8 熱
転写ローラ 10 転写紙ドラム , 16 反
転ドラム 18 裏熱転写ローラ , 31 輻
射ランプ
Claims (4)
- 【請求項1】潜像担持体上の静電潜像を、支持体上に少
なくとも誘電体層と導電体層とを有する中間転写媒体上
に静電転写し、 静電転写された該中間転写媒体上の静電潜像を湿式現像
により可視像化し、 該中間転写媒体上の可視像を加熱と圧力で非静電気的に
最終記録体へ転写することを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項2】上記中間転写媒体上への静電潜像の静電転
写と上記中間転写媒体上の静電潜像の可視像化を各色毎
に行なって、上記中間転写媒体上で各色の可視像を重ね
た後、上記最終記録体上に各色の可視像を一回で転写し
てカラー画像を形成することを特徴とする請求項1の画
像形成方法。 - 【請求項3】上記中間転写媒体上への静電潜像の静電転
写、上記中間転写媒体上の静電潜像の可視像化及び該可
視像の上記最終記録媒体への転写を各色毎に行なって、
上記最終記録媒体上で各色の可視像を重ね合わせてカラ
ー画像を形成することを特徴とする請求項1の画像形成
方法。 - 【請求項4】潜像担持体と、 潜像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、 支持体上に少なくとも誘電体層と導電体層とを有し且つ
該潜像担持体表面に接触して該潜像担持体表面上の静電
潜像が静電転写される中間転写媒体と、 該中間転写媒体上の静電潜像に液体現像液を供給して可
視像化する湿式現像手段と、 湿式現像された該中間転写媒体上の可視像を加熱と圧力
で非静電気的に最終記録体へ転写する転写手段とを設け
たことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3186824A JPH0511566A (ja) | 1991-06-30 | 1991-06-30 | 画像形成方法及び装置 |
DE4221401A DE4221401A1 (de) | 1991-06-30 | 1992-06-30 | Bilderzeugungsverfahren und -einrichtung |
US07/906,661 US5247334A (en) | 1991-06-30 | 1992-06-30 | Image formation method and apparatus with preheating and pressure image transfer with liquid toner development |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3186824A JPH0511566A (ja) | 1991-06-30 | 1991-06-30 | 画像形成方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0511566A true JPH0511566A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=16195255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3186824A Pending JPH0511566A (ja) | 1991-06-30 | 1991-06-30 | 画像形成方法及び装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5247334A (ja) |
JP (1) | JPH0511566A (ja) |
DE (1) | DE4221401A1 (ja) |
Cited By (6)
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---|---|---|---|---|
JPS62115349A (ja) * | 1985-11-14 | 1987-05-27 | Japan Steel & Tube Constr Co Ltd | 光フアイバによる異常検出方法及び装置 |
US5784465A (en) * | 1995-08-31 | 1998-07-21 | Fujitsu Ten Ltd | Stereo receiver |
WO2000055692A1 (fr) * | 1999-03-17 | 2000-09-21 | Hitachi, Ltd. | Procede et appareil permettant de produire des images en couleur |
US6253051B1 (en) | 1999-01-18 | 2001-06-26 | Nec Corporation | Wet-type image forming apparatus and method |
KR100346682B1 (ko) * | 1998-03-10 | 2002-09-18 | 삼성전자 주식회사 | 습식전자사진방식프린터의인쇄유니트 |
US7817942B2 (en) | 2007-05-11 | 2010-10-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and image forming method which utilize a wet developer solution |
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JP2002229276A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-08-14 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置および方法ならびに画像形成システム |
JP4143256B2 (ja) * | 2000-11-30 | 2008-09-03 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
DE102012103342A1 (de) | 2012-04-17 | 2013-10-17 | Océ Printing Systems GmbH & Co. KG | Verfahren zum Betreiben eines Digitaldruckers unter Beaufschlagung einer Gegendruckwalze mit elektrischen Ladungen sowie zugehöriger Digitaldrucker |
US11732409B2 (en) * | 2020-10-01 | 2023-08-22 | Xerox Corporation | Textiles custom printed with antimicrobial nanoparticles |
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US4708460A (en) * | 1986-07-25 | 1987-11-24 | Xerox Corporation | Simultaneous transfer and fusing in electrophotography |
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-
1991
- 1991-06-30 JP JP3186824A patent/JPH0511566A/ja active Pending
-
1992
- 1992-06-30 DE DE4221401A patent/DE4221401A1/de not_active Ceased
- 1992-06-30 US US07/906,661 patent/US5247334A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE4221401A1 (de) | 1993-01-07 |
US5247334A (en) | 1993-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990830 |