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JPH0464677A - ロック装置及び同装置を用いたラッチ装置 - Google Patents

ロック装置及び同装置を用いたラッチ装置

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JPH0464677A
JPH0464677A JP17694190A JP17694190A JPH0464677A JP H0464677 A JPH0464677 A JP H0464677A JP 17694190 A JP17694190 A JP 17694190A JP 17694190 A JP17694190 A JP 17694190A JP H0464677 A JPH0464677 A JP H0464677A
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heart
island
cam groove
lock pin
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Masaharu Shibao
雅春 柴尾
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ハート形のカム溝を利用したロック装置及
び同装置を用いたラッチ装置の改良に関する。
[従来の技術] 従来、この種のロック装置ないしはラッチ装置としては
、固定部材と、この固定部材に保持されて、往復動する
可動部材と、固定部材と可動部材との間に設けらへ 可
動部材を往復動の少なくとも一方向に向かつて付勢する
付勢手段と、この付勢手段の付勢力に抗して、可動部材
をその往復動の途中のロック位置に停止させる停止装置
とを備えたものが知られている(例えば実開昭62−4
9209号公報、実開昭62−169578号公報、実
開昭62−1782545号公報、特開昭63−199
141号公報、特開昭63−255145号公報、特開
昭64−6483号公報、特開昭64−15546号公
報等)。
上記停止装置は、固定部材と可動部材とのいずれか一方
に刻設され、 ハート島を中心とするカム溝と、このカ
ム溝の底をトレースし、固定部材と可動部材とのいずれ
か他方に軸止されたロックピンと、このロックピンをカ
ム溝の底に向かって押圧する押圧手段とから構成されて
い總さら;ミ 上記カム溝は、ハート島の尖った先端部
に向かって延びた導入路と、この導入路より徐々に浅く
なりながら、ハート島の一側に沿って延びた往路と、こ
の往路の最浅端より一段深くなり、且つ行き止まりの折
返部と、この折返部に隣接すると共1へ 折返部よりさ
らに一段深くなり、ハート島の他端部中央のハート形の
窪部に沿った停止部と、この停止部に隣接し、停止部よ
り一段深くなってハート島の他側に向かって延び、且つ
行き止まりの脱出部と、この脱出部より徐々に浅くなり
ながら、ハート島の他側に沿って延び、前記導入路に連
通ずると共に、その最浅端が導入路の底より一段浅くな
った復路とを備えてい九そして、ロックピンの先端部が
、カム溝の停止部にはまり込んだロック位置で、カム溝
の停止部により付勢手段の付勢力を受は止めてい總 こ
のロック状態を解除するには、可動部材を付勢手段の付
勢方向とは逆向きに押し込むことで、ロックピンの先端
部が、カム溝の停止部から、この停止部に隣接する脱出
部に進むことで、ロック状態を解除してい總 [発明が解決しようとする課題] しかし、上記した従来のロック装置ないしはラッチ装置
では、そのロック位置において、付勢手段の付勢方向と
同じ向きに、該付勢手段の付勢力より大きな外力が可動
部材に作用すると、ロックピンの先端部がカム溝の停止
部に引っ掛がった状態で、該外力に抗しようする。この
たべ 外力により、可動部材が破損してしまったり、又
、ロックピンが曲がったり、逆にハート島が削られたり
、或は欠けてしまい、ロック装置を破損してしまうこと
があるという問題点があっ九 そこで、本発明は、上記した従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは
、ロック装置を破損させることなく、そのロック状態の
強制解除が行われるようにしたロック装置を提供するこ
とにある。
又、請求項2記載のロック装置は、上記した目的に加え
、ロック状態の強制解除動作がスムーズに行なわれるよ
うにしたものである。
さらに、請求項3記載のラッチ装置は、上記した請求項
1記載のロック装置をラッチ装置に用いたものである。
し課題を解決するための手段] 本発明は、上記した目的を達成するためのものであり、
以下にその内容を図面に示した実施例を用いて説明する
請求項1記載のロック装置は、ハート島(51)に、そ
の中央を縦断して、停止部(55)から導入路(52)
に向かって延びた溝状のバイパス路(58)を形成する
と共(、−このバイパス路の停止部に臨む始端部(58
a)を、該停止部の底より一段浅く形成したことを特徴
とする 請求項2記載のロック装置は、ロックピン(60)の先
端部(61)と、バイパス路(58)の始端部(58a
)との間に、ロックピンの先端部を押圧手段(例えば押
えバネ70)の押圧力に抗してはね上げるテーバ部(例
えばバイパス路58の始端部58aに形成したテーバ部
58c)を形成したことを特徴とする請求項3記載のラ
ッチ装置は、ハート島に、その中央を縦断して、停止部
から導入路に向かって延びた溝状のバイパス路(58)
を形成すると共に、このバイパス路の停止部に臨む始端
部(58a)を、該停止部の底より一段浅く形成したこ
とを特徴とする。
[作 用] したがって、請求項1記載のロック装置によれば、その
ロック位置において、付勢手段(例えばスプリング40
)の付勢方向と同じ向きに、該付勢手段の付勢力より大
きな外力が可動部材(例えば摺動体30)に作用すると
、ロックピン(60)の先端部(61)が、カム溝(5
0)の停止部(55)よりバイパス路(58)を通って
導入路(52)に導かれることで、ロック装置(10)
のロック状態が強制的に解除される。
請求項2記載のロック装置によれば、そのロック位置に
おいて、付勢手段(例えばスプリング40)の付勢方向
と同じ向きに、該付勢手段の付勢力より大きな外力が可
動部材(例えば摺動体30)に作用すると、ロックピン
(60)の先端部(61)か、バイパス路(58)の始
端部(58a)との間のテーバ部(例えばバイパス路5
8の始端部58aに形成したテーバ部58c)の作用に
より、押圧手段(例えば押えバネ70)の押圧力に抗し
てはね上げられて、停止部(55)の底より一段浅くな
ったバイパス路の始端部より、該バイパス路を通って導
入路(52)に導かれることで、ロック状態が強制的に
解除される。
請求項3記載のラッチ装置によれば、そのロック位置に
おいて、摺動体(30)を固定筒(20)の開放前面よ
り無理に引き出そうとすると、ロックピン(60)の先
端部(61)が、カム溝(50)の停止部(55)より
バイパス路(58)を通って導入路(52)に導かれる
ことで、ロック装置(10)のロック状態が強制的に解
除される。
[実施例] 以下に本発明を図面に示した実施例に基づき説明する。
第1〜8図は、本発明の第1実施例を示すものであり、
第1図は要部横断面云 第2図は下半部を横断面図にし
た平面五 第3図は側面A 第4図は第2図のrV−r
V線に沿う断面A 第5図は摺動体の要部縦断面玄 第
6図は摺動体のカム溝の拡大平面は 第7図はカム溝の
要部縦断面は 第8図は動作状態を示す第4図に対応す
る断面図を各々示す。
図中、lOは、ロック装置としてのラッチ装置を示し、
本装置10は例えばテレビジョンの置き台(図示せず)
の開閉nDを、閉位置にロックするのに使用する。本実
施例では、観音開き状に左右外向きに開く2枚の開閉扉
りを、各々閉位置にロックできるように、2個のラッチ
装置を一体に組み込んでいる。
上記ラッチ装置10は、第4図に示すようζミ 固定部
材としての前面が開放した左右対称な一対の中空室21
. 21を有する固定筒20と、この固定筒20の各中
空室21内に各々スライド可能に保持されて、係合部材
としての各開閉扉りの縁部と係脱する左右一対の摺動体
30. 30と、固定筒20と各摺動体30との間に各
々設けら札 摺動体30を固定筒20の開口前面に向か
つて付勢する付勢手段としての2本の圧縮コイルスプリ
ング40. 40と、各スプリング40の圧縮復元力に
抗して、各摺動体30を固定筒20の各中空室21内に
収納されたロック位置に各々停止させる各1個の停止装
置とを備える。
上記各停止装置は、第1〜4図に示すように、固定筒2
0と各摺動体30とのいずれか一方、ここでは摺動体3
0に各々刻設さ札 ハート島51を中心とするカム溝5
0と、各カム溝50の底をトレースし、固定筒20と各
摺動体30とのいずれか他方、ここでは固定筒20に各
々軸止されたロックピン60と、各ロックピン60をカ
ム溝50の底に向かって押圧する押圧手段としての押え
バネ70とを備える。
上記固定筒20は、第1〜4図に示すように、前面が開
放した中空角筒形を成し、底壁80、左右側壁90. 
90、上壁100及び後壁110とから構成し、その内
部中央に仕切壁120を設けることで、左右の中空室2
1を形成し、例えば剛性に富む、PPO(ポリフェニレ
ンオキシド)等の熱可塑性樹脂で一体成形する。
上記底壁80の前縁部には、第4図に示すように、前方
に張り出した張出縁81を有し、この張出縁81の先端
上面には、斜め下向きに傾斜し、後述するが摺動体30
の下面に摺接する傾斜面82を形成する。
又、底壁80の後縁部には、第4図に示すように、前記
押えバネ70の一端部がはまり込む窓部83を形成する
。押えバネ70は、第4図に示すように、断面が略々コ
字形の金属板バネから成り、そのバネ性を利用して、横
に張り出した上下片を、固定筒20の上壁100と底壁
80とに合わせて後方よりはめ込み、下片の自由端を底
壁80の前記窓部83を通して中空室21内に突出させ
る。
固定筒20の後壁110には、第1.4図に示すように
、ロックピン60を軸止する軸穴111を下向きに開設
する。ロックピン60は、第1.4図に示すように、金
属製の線材を略々コ字形に折り曲げて形成し、その基軸
部62を後壁110の上記軸穴111に下方より挿入し
、他端自由端部を中空室21内に突出させ、その先端部
61を摺動体30のカム溝50内に下方より突入させる
したがって、ロックピン60は、後壁110の軸穴11
1を中心に旋回可能に、且つ該軸穴111に対して垂直
方向に少し上下動可能に軸止されると共以前記押えバネ
70のバネ復元力により、摺動体30のカム溝50の底
に向かい、下方より上方に向かつて付勢される。
又、固定筒20の後壁110の内側面には、第2.4図
に示すように、中空室21の開口前面に向かって途中ま
で延びたボス112を一体に突設し、このボス112に
スプリング40の一端部を通し、摺動体30との間で弾
縮する。
さらに、固定筒20の左右側壁90には、第1〜3図に
示すように、下部中央から左右外向きに張り出した左右
一対の取付片91. 91を設け、両数付片91を使用
して、図示しないが、置き台の内部に固定する。
前記各摺動体30は、第1〜4図に示すように、カム溝
50を有するスライダ130と、このスライダ130の
前部に軸止さべ 開閉扉りと係合するフック部材140
とから構成さ札 スライダ130とフック部材140と
は個別に、例えば適度な弾性と剛性とを有する、PO,
M(ポリオキシメチレン)等の熱可塑性樹脂で一体成形
する。
上記カム溝50は、第1. 4. 6図に示すように、
スライダ130の下面にハート島51を中心に刻設さね
、ハート島51は、一端部に尖った先端部51aと、そ
の他端部中央にハート形に窪んだ窪部51bとを有し、
窪部51bをスライダ130の前方に、先端部51aを
後方に各々位置させる。
上記カム溝50は、第6図に示すように、ハート島51
の尖った先端部51aに向かって、後方より前方に向か
って直線的に延びた導入路52と、この導入路52より
徐々に浅くなりながら、ハート島51の一側に沿って湾
曲しながら延びた往路53と、この往路53の最浅端5
3aより一段深くなり、ハート島51の他端部を越えて
前方に短く延び、且つ行き止まりの折返部54と、この
折返部54に隣接すると共に、折返部54よりさらに一
段深くなり、ハート島の他端部中央のハート形の窪部5
1bに沿った停止部55と、この停止部55に隣接し、
停止部55より一段深くなってハート島51の他側に向
かって延びると共に、前記折返部54と同様に、ハート
島51の他端部を越えて前方に短く延び、且つ行き止ま
りの脱出部56と、この脱出部56より徐々に浅くなり
ながら /”1−ト島の他側に沿って湾曲しながら、前
記導入路52に向かって延び、該導入路52に連通ずる
と共に、その最浅端57aが導入路52の底より一段浅
くなった復路57とを備える。
上記ハート島51には、第6図に示すように、その中央
を縦断して、停止部55から導入路52に向かって延び
た溝状のバイパス路58を形成する。本実施例では、バ
イパス路58の始端部58aが、停止部55に臨べ 終
端部58bは復路57に臨む。そして、バイパス路58
の始端部58aは、第7図に示すよう鳳停止部55の底
より一段浅くなり、その始端部58aより終端部58b
に向かって、徐々に深くなり、復路57の底にほぼ等し
い深さとなる。
又、バイパス路58の始端部58aには、第7図に示す
ように、停止部55の底より急傾斜したテーバ部58c
を形成する。テーバ部58cの傾斜角度θは、垂直面に
対して、例えば約5°傾斜させている。
さらに、導入路52の後端部は、第6図に示すように、
行き止まり、スライダ130の最前進位置を規制すると
共に、その長さの途中には、一端部が摺動体30の後端
部端面に開放したガイド溝59の他端部が臨む。このガ
イド溝59は、ロックピン60の先端部をカム溝50に
導入するためのもので、その他端部が導入路52の底よ
り一段浅くなり、ガイド溝59より導入路52に導かれ
たロックピン60の先端部が、ガイド溝59に戻れない
ようにしている。
一方、スライダ130の上半部には、第2. 4. 5
図に示すように、スプリング40が通る、スライダ13
0を前後方向に横断し、その後面が開放すると共に、前
面がスライダ130の前壁131により閉塞された円形
断面の横孔132を形成する。そして、スライダ130
の前部には、第2. 4. 5図に示すように、横孔1
32の前部より下方に向かって断面り字形に屈曲し、下
面が開口した縦孔133を開設する。
又、スライダ130の前部の左右側面には、第1゜5図
に示すように、フック部材140を軸止するために、左
右横向きに突出した一対の凸軸134゜134を一体に
形成する。そして、各凸軸134には、第5図に示すよ
うに、その下半部を斜めに切り欠いて形成した切欠部1
35. 135を各々に形成する。
これに対し、フック部材140は、第1〜4図に示すよ
うに、上方に向かって断面り字形に屈曲したフック部1
41と、このフック部141の後端部両端より左右に離
れて後向きに一体に延び、スライダ130の各凸軸13
4に各々軸止される左右一対の軸受片142. 142
と、フック部141の後端部中央より上方に一体に延び
、スライダ130の縦孔133を通して横孔132内に
突出する係合片143とを備える。
そして、フック部材140の両軸受片142は、スライ
ダ130の凸軸134の各切欠部135に押し当て、そ
の弾力を利用して、第1図に示すように、両凸軸134
に各々軸止させる。又、フック部材140の係合片14
3は、第4図に示すように、スライダ130の縦孔13
3を通して横孔132内に突出させ、固定筒20のボス
112を有する後壁110の内側面との間で、スプリン
グ40を弾縮する。
つぎに、組み立てた状態のラッチ装置10の動作を説明
する。
開閉扉りが閉じた状態では、ラッチ装置10は、第1〜
4図に示すように、ロック状態にある。
すなわち、ロックピン60の先端部61力く、第1゜4
図に示すようへ スライダ130のカム溝50の停止部
55に位置し、スプリング40の圧縮復元力を、ハート
島51のハート形の窪部51bで受は止めている。
開閉扉りを開くには、扉前面を奥に向かった少し押し込
めばよい。
開閉扉りを押し込むと、その扉裏に、スライダ130の
前壁131の前面が押さね、スライダ130がフック部
材140と一体に、固定筒20の中空室21の奥に向か
って後退する。
このスライダ130の後退に伴い、ロックピン60の先
端部61が、カム溝50の停止部55から、該停止部5
5より一段深くなった脱出部56に進行し、その端部で
行き止まり、それ−以上、開閉扉りを押し込めなくなる
。この位置は、開閉扉りの閉位置を少し行き過ぎた位置
に設定している。又、カム溝50の折返部54は、停止
部55からみると、−段浅くなっていることから、両部
の段差により、ロックピン60の先端部61は、停止部
55から折返部54には進むことができない。
そして、開閉扉りを押し込む力を釈放すると、フック部
材140の係合片143が、スプリング40の圧縮復元
力により外向きに押されることで、第8図に示すように
、フック部材140とスライダ130とが一体に前進す
る。
スライダ130が前進すると、その前壁131の前面で
扉裏を押す戻すことで、開閉扉りが少し押し開かれる。
このとき、ロックピン60の先端部61は、カム溝50
の脱出部56を逆進し、帰路57を通って導入路52に
進べ 第8図に示すように、その端部で行き止まること
で、スライダ130の最前進位置を規制する。
醜 カム溝50の脱出部56を逆進するロックピン60
の先端部61は、脱出部56からみると、停止部55か
一段浅くなっていることから、両部の段差により停止部
55には戻れない。
又、フック部材140は、その係合片143がスプリン
グ40に押されることで、第8図に示すように、スライ
ダ130の凸軸134を中心に時計回りに回転し、その
フック部141が開閉扉りの縁から、図中、下方に外れ
る。殊 フック部材140の係合片143が、スライダ
130の前壁131の後面に当接することで、フック部
材140がそれ以上、回転しない。
したがって、少し押し開かれた開閉扉りを持って、自由
に開くことができる。
強 固定筒20内には、第2図に示すように、2個の摺
動体30を組み込んでいるので、2枚の開閉扉りを1枚
ずつ開くこともできる。
つぎに、開いた開閉扉りを閉じると、その扉裏がスライ
ダ130の前壁131の前面に衝接する。この位置から
、スプリング40のバネ力に抗して、開閉RDをさらに
押し込むと、スライダ130の前壁131の前面が扉裏
に押されて、スライダ130とフック部材140とが、
固定筒20の中空室21の奥に向かって一体に後退する
フック部材140の後退に伴い、そのフック部141の
下面が、固定筒80の張出縁81の傾斜面82に摺接し
、傾斜面82に押されて、第4図に示すように、スライ
ダ130の凸軸134を中心に反時計回りに回転し、そ
のフック部141が開閉扉りの縁(ミ 図中、下方より
上方に係合し、スライダ130の前壁131の前面との
間で、開閉扉りを保持する。
又、スライダ130の後退に伴い、ロックピン60の先
端部61ζ転 カム溝50の導入路52を逆進し、復路
53を通って折返部54に進べ その端部で行き止まり
、それ以上、開閉扉りを押し込めなくなる。この位置は
、開閉扉りの閉位置を少し行き過ぎた位置に設定してい
る。尚、カム溝50の導入路52を逆進するロックピン
60の先端部61は、導入路52からみると、帰路57
が一段浅くなっていることから、両路の段差により帰路
57には戻れない。
そして、開閉扉りを押し込む力を釈放すると、スプリン
グ40の圧縮復元力により、スライダ130が固定筒2
0の中空室21の開口前面に向かって少し押し戻される
ことで、第1.4図に示すように、ロックピン60の先
端部61が、カム溝50の折返部54を逆進し、−段深
くなった停止部55に進ベ スプリング40の圧縮復元
力を、ハート島51のハート形の窪部51bで受は止め
ることで、開閉扉りを閉位置にロックする。臥 カム溝
50の折返部54を逆進するロックピン60の先端部6
1は、折返部54がらみると、往路53が一段浅くなっ
ていることがら、両者の段差により往路53には戻れな
い。
一方、このロック位置で、開閉扉りを開こうとすると、
ロックピン60の先端部61が、ハート島51のハート
形の窪部51bに当たって、開閉扉りを開こうとする力
に抗する。
しかし、より強い力で、開閉扉りを無理に開こうとする
と、ロックピン60の先端部61が、停止部55の底よ
り急傾斜したバイパス路58のテーパ部58cの斜面に
沿って摺動することで、押えバネ70のバネ力に抗して
、停止部55の底より浮上し、停止部55の底より一段
浅くなったバイパス路58の始端部58aに乗り上げる
。そして、ロックピン60の先端部61は、バイパス路
58の始端部58aから終端部58bに向かって移動し
、その終端部58bから復路57に進行し、復路57か
ら導入路52にさらに進行することで、ラッチ装置10
のロック状態が強制的に解除される。
この過程において、スライダ130とフック部材140
とが一体に前進し、第8図に示すように、フック部材1
40のフック部141が開閉扉りの縁から係脱すること
で、開閉扉りが無理なく開く。
第9図は、本発明の第2実施例を示すものであり、本実
施例の特徴点は、そのカム溝50にあり、そのバイパス
路58の終端部58bを、帰路57ではなく、往路53
に開放した点にある。
そして、バイパス路58の終端部58bは、往路53の
底より一段浅くし、往路53からバイパス路58の終端
部58bに、ロックピン60の先端部61が進行できな
いようにしている。
本実施例によれ(fl  先に説明した実施例のものと
同様に、ロック状態を強制解除することができる。
醜 バイパス路58の終端部58bを、導入路52に開
放することも、可能であるか、この場合にも、バイパス
路58の終端部58bを、導入路52の底より一段浅く
シ、導入路52からバイパス路58の終端部58bに、
ロックピン60の先端部61が進行できないようにする
必要がある。
第10図は、本発明の第3実施例を示すものであり、本
実施例の特徴点は、そのロックピン60の形状にあり、
第1にロックピン60の先端部61を、半球形に形成し
た点にある。このたべ ロックピン60によるトレース
動へ 及びバイパス路58への進行をスムーズにするこ
とができる。
第2六 ロックピン60の先端部61を、斜めに傾斜さ
せた点にある。この傾斜先端部61は、先に説明した第
1実施例のバイパス路58の始端部58aに形成したテ
ーパ部58cと同様l二 押えバネ70のバネ力に抗し
て、ロックピン60の先端部61を停止部55の底より
浮上させるテーパ部として機能する。
このため、ロックピン60の先端部61を、斜めに傾斜
させることで、停止部55に臨むバイパス路58の始端
部58aの端面を、垂直に切り立った面とできるので、
第1実施例のものと比較し、カム溝50の構造を簡便に
でき、その成形も容易である。
勿論、ロックピン60の先端部61を、斜めに傾斜させ
るのと同時に、バイパス路58の始端部58aにテーパ
部58cを形成してもよい。
第11図は、本発明の他の実施例を示すものであり、本
実施例の特徴点は、そのロックピン6oの形状にあり、
その長さの途中にクランク状に折れ曲がった中折部63
を形成した点にある。
本実施例では、ロックピン60の基軸部62からみて、
中折部63の手前側に、押えバネ7oのバネ力を作用さ
せることで、中折部63より先の先端部61が撓み易く
している。このたべ ロックピン60の先端部61のバ
イパス路58への進行をスムーズにすることかできる。
銖 図面に示した実施例では、ロック装置としてラッチ
装置10を例に挙げたが、ロック装置としテハラッチ装
置に限らず、付勢手段としてゼンマイを組み込んだ回転
ダンパー等に使用してもよい。
ロック装置を回転ダンパーに使用した場合には、可動部
材は回転体となり、この回転体にカム溝を渦巻状に形成
する。
又、固定筒20内に、第2図に示したように、2組の摺
動体30等を組み込んだが、これに限らず、摺動体30
等は1組でもよい。
一方、摺動体30を、第1〜4図に示すように、スライ
ダ]30とフック部材140との2部材から構成したが
、両部材を一体に構成してもよい。さら1ヘフック部材
140も、フック形状に限らず、マグネット等を使用し
てもよい。
又、カム溝50は、1個に限らず、直列や並列に複数個
つなげて形成してもよい。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載のロック装置によれば、ロック状態の強制
解除動作により、ロック装置の破損を未然に防止するこ
とができる。
請求項2記載のロック装置によれば、上記効果に加え、
ロック状態の強制解除動作を無理なく、しかもスムーズ
に行なわせることができる。
請求項3記載のラッチ装置によれば、ロック状態の強制
解除動作により、ラッチ装置の破損を未然に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図L  本発明の第1実施例を示すものであり
、第1図は要部横断面は 第2図は下半部を横断面図に
した平面は 第3図は側面& 第4図は第2図のIV−
IV線に沿う断面は 第5図は摺動体の要部縦断面欧 
第6図は摺動体のカム溝の拡大平面A 第7図はカム溝
の要部縦断面A 第8図は動作状態を示す第4図に対応
する断面欧第9図は本発明の第2実施例を示すものであ
り、同図はそのカム溝を示す平面A 第10図は本発明
の第3実施例を示すものであり、同図はそのカム溝とロ
ックピンとの係合状態を示す要部断面A第11図は本発
明の他の実施例を示すものであり、同図はロックピンの
斜視図である。 10・・・ロック装置としてのラッチ装置、20・・・
固定部材としての固定筒、30・・・可動部材としての
摺動E  40=−付勢部材としてのスプリング、50
・・・カム鳳51−・・ハートL51a−・・先端i!
  51b−・・窪K  52・・・導入路、53・・
・往路、53a・・・最浅!  54・・・折返部、5
5・・・停止紙56・・・脱出紙57・・・帰路、57
a・・・最浅鳳58・・・バイパス路、58a・・・始
端i&  58b・・・終端紙58c・・・テーバE 
 60−・・ロックピン、61・・・先端眼62・・・
基軸眼70・・・押圧手段としての押えバネ、D・・・
係合部材として開閉扉。 代理人  弁理士   黒1)博道 第2図 第1図 投 第 区 第 凶

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固定部材と、この固定部材に保持されて、往復動
    する可動部材と、固定部材と可動部材との間に設けられ
    、可動部材を往復動の少なくとも一方向に向かって付勢
    する付勢手段と、この付勢手段の付勢力に抗して、可動
    部材をその往復動の途中のロック位置に停止させる停止
    装置とを備え、上記停止装置は、固定部材と可動部材と
    のいずれか一方に刻設され、ハート島を中心とするカム
    溝と、このカム溝の底をトレースし、固定部材と可動部
    材とのいずれか他方に軸止されたロックピンと、このロ
    ックピンをカム溝の底に向かって押圧する押圧手段とか
    ら構成し、 上記カム溝は、ハート島の尖った先端部に向かって延び
    た導入路と、この導入路より徐々に浅くなりながら、ハ
    ート島の一側に沿って延びた往路と、この往路の最浅端
    より一段深くなり、且つ行き止まりの折返部と、この折
    返部に隣接すると共に、折返部よりさらに一段深くなり
    、ハート島の他端部中央のハート形の窪部に沿った停止
    部と、この停止部に隣接し、停止部より一段深くなって
    ハート島の他側に向かって延び、且つ行き止まりの脱出
    部と、この脱出部より徐々に浅くなりながら、ハート島
    の他側に沿って延び、前記導入路に連通すると共に、そ
    の最浅端が導入路の底より一段高くなった復路とを備え
    たロック装置において、上記ハート島には、その中央を
    縦断して、前記停止部から導入路に向かって延びた溝状
    のバイパス路を形成すると共に、このバイパス路の停止
    部に臨む始端部を、該停止部の底より一段浅く形成した
    ことを特徴とするロック装置。
  2. (2)ロックピンの先端部と、バイパス路の始端部との
    間には、ロックピンの先端部を押圧手段の押圧力に抗し
    てはね上げるテーパ部を形成したことを特徴とする請求
    項(1)記載のロック装置。
  3. (3)前面開口した固定筒と、この固定筒内にスライド
    可能に保持されて、係合部材と係脱する摺動体と、固定
    筒と摺動体との間で弾縮されるスプリングと、摺動体の
    表面に刻設され、ハート島を中心とするカム溝と、この
    カム溝の底をトレースし、固定筒に軸止されたロックピ
    ンとから成り、上記カム溝は、ハート島の尖った先端部
    に向かって延びた導入路と、この導入路より徐々に浅く
    なりながら、ハート島の一側に沿って延びた往路と、こ
    の往路の最浅端より一段深くなり、且つ行き止まりの折
    返部と、この折返部に隣接すると共に、折返部よりさら
    に一段深くなり、ハート島の他端部中央のハート形の窪
    部に沿った停止部と、この停止部に隣接し、停止部より
    一段深くなってハート島の他側に向かって延び、且つ行
    き止まりの脱出部と、この脱出部より徐々に浅くなりな
    がら、ハート島の他側に沿って延び、前記導入路に連通
    すると共に、その最浅端が導入路の底より一段高くなっ
    た復路とを備えたラッチ装置において、上記ハート島に
    は、その中央を縦断して、停止部から導入路に向かって
    延びた溝状のバイパス路を形成すると共に、このバイパ
    ス路の停止部に臨む始端部を、該停止部の底より一段浅
    く形成したことを特徴とするラッチ装置。
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