JPH04338509A - ホットパリソン法射出ブロー成形におけるパリソン取出時間の設定方法 - Google Patents
ホットパリソン法射出ブロー成形におけるパリソン取出時間の設定方法Info
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- JPH04338509A JPH04338509A JP3110243A JP11024391A JPH04338509A JP H04338509 A JPH04338509 A JP H04338509A JP 3110243 A JP3110243 A JP 3110243A JP 11024391 A JP11024391 A JP 11024391A JP H04338509 A JPH04338509 A JP H04338509A
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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-
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- B29C49/06—Injection blow-moulding
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を利用したホッ
トパリソン法射出ブロー成形におけるパリソン取出時間
の設定方法に関する。
トパリソン法射出ブロー成形におけるパリソン取出時間
の設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホットパリソン法射出ブロー成形におい
て、射出成形時間を短縮するため射出成形時の冷却時間
をできる限り短くすることが望ましいが、短縮しすぎる
と、取り出されたパリソンが変形しやすく、このパリソ
ンを用いてブロー成形を行った場合、肉厚精度のわるい
成形品しか得ることができない。また、長くし過ぎると
、パリソンの樹脂温度がブロー成形温度以下に下がって
しまい、パリソンを再度昇温するためのエネルギー損失
が大きく、ホットパリソン法射出ブロー成形の利点を生
かすことができない。そこで、パリソン射出成形段階で
のパリソン取出時間は、樹脂が流動領域から固化領域に
移行する一定の時点を的確にとらえて行なう必要がある
が、従来は、本格的に成形作業を行なう前に、テスト的
に成形してみて良品が得られるパリソン取出時間を把握
するか、もしくは長年の経験により、パリソン取出時間
を決定していた。
て、射出成形時間を短縮するため射出成形時の冷却時間
をできる限り短くすることが望ましいが、短縮しすぎる
と、取り出されたパリソンが変形しやすく、このパリソ
ンを用いてブロー成形を行った場合、肉厚精度のわるい
成形品しか得ることができない。また、長くし過ぎると
、パリソンの樹脂温度がブロー成形温度以下に下がって
しまい、パリソンを再度昇温するためのエネルギー損失
が大きく、ホットパリソン法射出ブロー成形の利点を生
かすことができない。そこで、パリソン射出成形段階で
のパリソン取出時間は、樹脂が流動領域から固化領域に
移行する一定の時点を的確にとらえて行なう必要がある
が、従来は、本格的に成形作業を行なう前に、テスト的
に成形してみて良品が得られるパリソン取出時間を把握
するか、もしくは長年の経験により、パリソン取出時間
を決定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本格的な成形
作業を行なう前にテスト的に成形を行ってみる場合には
、射出時間、金型温度等の他の要因を考慮して成形ショ
ットを多数回行ってみる必要があり、容易にパリソン取
出時間を決定できないという問題点があった。また、長
年の経験により決定する場合には、その条件が強度との
関係で適切かどうか判断できないという問題点があった
。
作業を行なう前にテスト的に成形を行ってみる場合には
、射出時間、金型温度等の他の要因を考慮して成形ショ
ットを多数回行ってみる必要があり、容易にパリソン取
出時間を決定できないという問題点があった。また、長
年の経験により決定する場合には、その条件が強度との
関係で適切かどうか判断できないという問題点があった
。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、ホットパリソ
ン法射出ブロー成形におけるパリソンの弾性率の状態を
超音波を利用して正確に把握して、パリソン取出時間を
決定することが可能なホットパリソン法射出ブロー成形
におけるパリソン取出時間の設定方法を提供することに
ある。
されたもので、その目的とするところは、ホットパリソ
ン法射出ブロー成形におけるパリソンの弾性率の状態を
超音波を利用して正確に把握して、パリソン取出時間を
決定することが可能なホットパリソン法射出ブロー成形
におけるパリソン取出時間の設定方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明ホットパリソン法
射出ブロー成形におけるパリソン取出時間の設定方法は
、金型のキャビティ内へ樹脂を充填し且つ冷却しつつ、
該金型内に超音波を発信し、キャビティ内の樹脂を通過
して反射する二次反射波の音速値の経時変化を検出し、
該二次反射波の音速値に基づいてパリソン取出時間を設
定する方法、および、金型のキャビティ内へ樹脂を充填
し且つ冷却しつつ、該金型内に超音波を発信し、キャビ
ティ内の樹脂を通過して反射する二次反射波の音速値を
予め設定された適切なパリソン取出時の基準音速値と比
較し、二次反射波の音速値が基準音速値に一致した時点
でパリソン取出信号を発し、パリソン移動を行なう方法
である。
射出ブロー成形におけるパリソン取出時間の設定方法は
、金型のキャビティ内へ樹脂を充填し且つ冷却しつつ、
該金型内に超音波を発信し、キャビティ内の樹脂を通過
して反射する二次反射波の音速値の経時変化を検出し、
該二次反射波の音速値に基づいてパリソン取出時間を設
定する方法、および、金型のキャビティ内へ樹脂を充填
し且つ冷却しつつ、該金型内に超音波を発信し、キャビ
ティ内の樹脂を通過して反射する二次反射波の音速値を
予め設定された適切なパリソン取出時の基準音速値と比
較し、二次反射波の音速値が基準音速値に一致した時点
でパリソン取出信号を発し、パリソン移動を行なう方法
である。
【0006】
【作用】金型のキャビティ内へ樹脂を充填し且つ冷却し
つつ、該金型内に超音波を発信する。キャビティ内の樹
脂を通過して反射する二次反射波の音速値の経時変化を
検出する。樹脂が流動状態から固化状態に移行する中間
領域では、一定の弾性率を示し、またそれに対応して二
次反射波は一定の音速を示す。良好なパリソンが得られ
る二次反射波の音速に対応する音速値を予め正確に把握
しておいて、その音速値に入るような時点をとらえるこ
とにより、適正なパリソン取出時間を設定することがで
きる。
つつ、該金型内に超音波を発信する。キャビティ内の樹
脂を通過して反射する二次反射波の音速値の経時変化を
検出する。樹脂が流動状態から固化状態に移行する中間
領域では、一定の弾性率を示し、またそれに対応して二
次反射波は一定の音速を示す。良好なパリソンが得られ
る二次反射波の音速に対応する音速値を予め正確に把握
しておいて、その音速値に入るような時点をとらえるこ
とにより、適正なパリソン取出時間を設定することがで
きる。
【0007】さらに、キャビティ内の樹脂を通過して反
射する二次反射波の音速値を予め設定された適切なパリ
ソン取出時の基準音速値と比較し、二次反射波の音速値
が基準音速値に一致した時点をとらえることにより、適
正なパリソン取出時間の自動制御が可能となる。
射する二次反射波の音速値を予め設定された適切なパリ
ソン取出時の基準音速値と比較し、二次反射波の音速値
が基準音速値に一致した時点をとらえることにより、適
正なパリソン取出時間の自動制御が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を実施例により図面を参照して
説明する。図1は、本発明方法の一実施例に適用される
パリソン射出成形段階の金型部を示している。
説明する。図1は、本発明方法の一実施例に適用される
パリソン射出成形段階の金型部を示している。
【0009】同図において、1は金型であって、スプル
2が設けられた固定側金型3と、移動側金型4との間に
成形すべき製品の外面形状に対応する内面形状を備えた
キャビティ5が設けられている。
2が設けられた固定側金型3と、移動側金型4との間に
成形すべき製品の外面形状に対応する内面形状を備えた
キャビティ5が設けられている。
【0010】固定側金型3の外側面には、超音波探触子
6が設けられている。超音波探触子6は、スプルー2の
末端とキャビティ5の末端のほぼ中間に向けて超音波を
発信できる位置に設けられた取付部31に、取付面にグ
リセリン等の接触物質7を介して取付けられている。
6が設けられている。超音波探触子6は、スプルー2の
末端とキャビティ5の末端のほぼ中間に向けて超音波を
発信できる位置に設けられた取付部31に、取付面にグ
リセリン等の接触物質7を介して取付けられている。
【0011】超音波探触子6には、超音波計測器8が接
続されている。超音波計測器8は、例えば0.001〜
1秒毎に発信波を発信するもので、超音波探触子6は超
音波計測器8によって5MHzの超音波を発信するとと
もに、その反射波を検出するようになっている。
続されている。超音波計測器8は、例えば0.001〜
1秒毎に発信波を発信するもので、超音波探触子6は超
音波計測器8によって5MHzの超音波を発信するとと
もに、その反射波を検出するようになっている。
【0012】また、超音波計測器8には、図示は省略し
ていないが、超音波探触子6により受信されたキャビテ
ィ5内の樹脂を通過して反射された二次反射波に基づい
て、樹脂の溶融状態から固化状態までの音速値の経時変
化を随時検出する検出手段が設けられており、この検出
手段はソフトウェアによって構成されている。
ていないが、超音波探触子6により受信されたキャビテ
ィ5内の樹脂を通過して反射された二次反射波に基づい
て、樹脂の溶融状態から固化状態までの音速値の経時変
化を随時検出する検出手段が設けられており、この検出
手段はソフトウェアによって構成されている。
【0013】超音波計測器8の出力は、修正値を演算す
る修正器9の信号に基づいて、修正されたパリソン取出
時間が表示器10に表示されるようになっている。図2
は、本発明方法の別の実施例に適用されるパリソン射出
成形段階の金型部を示している。
る修正器9の信号に基づいて、修正されたパリソン取出
時間が表示器10に表示されるようになっている。図2
は、本発明方法の別の実施例に適用されるパリソン射出
成形段階の金型部を示している。
【0014】同図においては、超音波計測器8よりキャ
ビティ5内の樹脂を通過して反射する二次反射波の音速
値の出力は、比較器11に送出される。比較器11は、
二次反射波の音速値と、良品成形時の適切なパリソン取
出時の基準音速値が予め設定されている設定器12から
の信号と比較するようになっている。
ビティ5内の樹脂を通過して反射する二次反射波の音速
値の出力は、比較器11に送出される。比較器11は、
二次反射波の音速値と、良品成形時の適切なパリソン取
出時の基準音速値が予め設定されている設定器12から
の信号と比較するようになっている。
【0015】比較器11の出力は、比較結果の信号に基
づいて、修正値を演算する修正器9に送出される。修正
器9の信号に基づいて、修正された充填時間が表示器1
0にデジタル表示されるようになっている。
づいて、修正値を演算する修正器9に送出される。修正
器9の信号に基づいて、修正された充填時間が表示器1
0にデジタル表示されるようになっている。
【0016】13はパリソン取出信号発信器で、コント
ローラー14に設定信号が送出されるようになっている
。次に、上記の装置を使用した本発明法方法の一実施例
を図面を参照して説明する。
ローラー14に設定信号が送出されるようになっている
。次に、上記の装置を使用した本発明法方法の一実施例
を図面を参照して説明する。
【0017】図1において、まず、射出成形機によって
樹脂を金型1のキャビティ5内に射出すると、樹脂はキ
ャビティ5内に充填圧縮され、且つ冷却が開始される。 一方キャビティ5内への樹脂充填開始とともに、超音波
計測器8から発信波を発信する。超音波探触子6から、
例えば、0.001秒毎に5MHzの超音波は、キャビ
ティ5内に充填された樹脂と固定側金型3との境界面3
2や移動側金型4との境界面41で反射し、その一次反
射波や二次反射波が再び固定側金型3を介して超音波探
触子6に導かれる。
樹脂を金型1のキャビティ5内に射出すると、樹脂はキ
ャビティ5内に充填圧縮され、且つ冷却が開始される。 一方キャビティ5内への樹脂充填開始とともに、超音波
計測器8から発信波を発信する。超音波探触子6から、
例えば、0.001秒毎に5MHzの超音波は、キャビ
ティ5内に充填された樹脂と固定側金型3との境界面3
2や移動側金型4との境界面41で反射し、その一次反
射波や二次反射波が再び固定側金型3を介して超音波探
触子6に導かれる。
【0018】超音波探触子6によって受信された超音波
の反射波は、図3に示すようになる。図3は、発信波2
0に対する、固定側金型3と樹脂との境界面32よりの
一次反射波21、および移動側金型4と樹脂との境界面
41よりの二次反射波22の波形と時間との関係を示し
ている。
の反射波は、図3に示すようになる。図3は、発信波2
0に対する、固定側金型3と樹脂との境界面32よりの
一次反射波21、および移動側金型4と樹脂との境界面
41よりの二次反射波22の波形と時間との関係を示し
ている。
【0019】図4は樹脂の弾性率と二次反射波の音速値
との関係をグラフ化して示すものであり、図5は二次反
射波の音速値と時間との関係をグラフ化して示すもので
ある。 図4および図5に示す如く、樹脂の充填段階
および冷却段階における樹脂の流動状態の流動領域(A
)、樹脂の流動状態から固体状態へ移行する中間領域(
B)、および固体状態の固化領域(C)に対応して、樹
脂の弾性率および二次反射波の音速値および弾性率は順
次大きくなる。
との関係をグラフ化して示すものであり、図5は二次反
射波の音速値と時間との関係をグラフ化して示すもので
ある。 図4および図5に示す如く、樹脂の充填段階
および冷却段階における樹脂の流動状態の流動領域(A
)、樹脂の流動状態から固体状態へ移行する中間領域(
B)、および固体状態の固化領域(C)に対応して、樹
脂の弾性率および二次反射波の音速値および弾性率は順
次大きくなる。
【0020】したがって、パリソン適切取出時間は、樹
脂が流動状態から固化状態に移行する中間領域(B)の
一定範囲の弾性率を予め確認しておいて、これに対応す
る二次反射波の音速値領域を検出し、これに基づいて適
切に決定することができる。
脂が流動状態から固化状態に移行する中間領域(B)の
一定範囲の弾性率を予め確認しておいて、これに対応す
る二次反射波の音速値領域を検出し、これに基づいて適
切に決定することができる。
【0021】図6および図7は、樹脂としてポリカーボ
ネートを用いて、ホットパリソン法射出ブロー成形によ
り容器を成形した場合の、樹脂の弾性率と二次反射波の
音速値との関係、および二次反射波の音速値と樹脂充填
開始からの時間との関係をそれぞれグラフ化して示す。
ネートを用いて、ホットパリソン法射出ブロー成形によ
り容器を成形した場合の、樹脂の弾性率と二次反射波の
音速値との関係、および二次反射波の音速値と樹脂充填
開始からの時間との関係をそれぞれグラフ化して示す。
【0022】図6において、樹脂の充填段階および冷却
段階における樹脂の流動状態の流動領域(A)に対応す
る樹脂の弾性率は0〜3dyn/cm2 、音速値は2
000〜2800m/秒、樹脂の流動状態から固体状態
へ移行する中間領域(B)に対応する樹脂の弾性率は3
〜3.5dyn/cm2、音速値は2800〜2900
m/秒、樹脂の固化領域(C)に対応する樹脂の弾性率
は3.5dyn/cm2 以上、音速値は2900m/
秒以上となっている。
段階における樹脂の流動状態の流動領域(A)に対応す
る樹脂の弾性率は0〜3dyn/cm2 、音速値は2
000〜2800m/秒、樹脂の流動状態から固体状態
へ移行する中間領域(B)に対応する樹脂の弾性率は3
〜3.5dyn/cm2、音速値は2800〜2900
m/秒、樹脂の固化領域(C)に対応する樹脂の弾性率
は3.5dyn/cm2 以上、音速値は2900m/
秒以上となっている。
【0023】図7において、樹脂の流動状態から固体状
態へ移行する中間領域(B)に対応するパリソンの適切
取出時間は、音速値が2800〜2900m/秒に対応
する樹脂充填開始から10〜15秒、即ち樹脂充填時間
の5秒を差し引いて冷却段階における5〜10秒の間の
範囲の時間となる。従って、パリソンの適切取出時間の
中間、即ち樹脂充填開始から12.5秒、冷却段階にお
ける7.5秒の時点を選択すれば、ハリソンの最適取出
時間を設定できる。
態へ移行する中間領域(B)に対応するパリソンの適切
取出時間は、音速値が2800〜2900m/秒に対応
する樹脂充填開始から10〜15秒、即ち樹脂充填時間
の5秒を差し引いて冷却段階における5〜10秒の間の
範囲の時間となる。従って、パリソンの適切取出時間の
中間、即ち樹脂充填開始から12.5秒、冷却段階にお
ける7.5秒の時点を選択すれば、ハリソンの最適取出
時間を設定できる。
【0024】次に、図2の装置を用い、二次反射波の音
速値を予め設定された適切なパリソン取出時の基準音速
値と比較し、二次反射波の音速値が基準音速値に一致し
た時点をパリソン取出時間として決定する実施例につい
て説明する。
速値を予め設定された適切なパリソン取出時の基準音速
値と比較し、二次反射波の音速値が基準音速値に一致し
た時点をパリソン取出時間として決定する実施例につい
て説明する。
【0025】図8は本実施例の制御回路のブロック図で
ある。図8において、中央処理部CPU50には、超音
波音速計測部51、基準音速値設定部52、比較部53
、パリソン取出信号発信器54を経てパリソン移動移動
装置部55、修正部56を経て表示部57が接続されて
いる。
ある。図8において、中央処理部CPU50には、超音
波音速計測部51、基準音速値設定部52、比較部53
、パリソン取出信号発信器54を経てパリソン移動移動
装置部55、修正部56を経て表示部57が接続されて
いる。
【0026】図9は中央処理部CPU内のプログラムに
より制御されるパリソン取出時間設定の動作の一例を示
すフローチャートである。ステップS1では、射出成形
機によって樹脂を金型1のキャビティ5内に射出し、樹
脂をキャビティ5内に充填する。
より制御されるパリソン取出時間設定の動作の一例を示
すフローチャートである。ステップS1では、射出成形
機によって樹脂を金型1のキャビティ5内に射出し、樹
脂をキャビティ5内に充填する。
【0027】ステップS2では、キャビティ5内に充填
された樹脂の冷却が開始される。ステップS3では、超
音波計測器8からキャビティ5内の樹脂に向けて発信波
を発信し、キャビティ5内の樹脂を通過して反射する二
次反射波の経時変化を超音波計測部51により検出する
。
された樹脂の冷却が開始される。ステップS3では、超
音波計測器8からキャビティ5内の樹脂に向けて発信波
を発信し、キャビティ5内の樹脂を通過して反射する二
次反射波の経時変化を超音波計測部51により検出する
。
【0028】ステップS4では、検出された二次反射波
の音速値が予め基準音速設定部52に設定された基準音
速値の範囲に入ったか否か比較部53により判断する。 検出された二次反射波の音速値が基準音速値に入ったか
否かの判断を、ステップS2〜S4の操作を繰り返すこ
とによって行なう。
の音速値が予め基準音速設定部52に設定された基準音
速値の範囲に入ったか否か比較部53により判断する。 検出された二次反射波の音速値が基準音速値に入ったか
否かの判断を、ステップS2〜S4の操作を繰り返すこ
とによって行なう。
【0029】ステップS5では、基準音速値に入った時
点でパリソン取出信号を発する。ステップS6では、金
型1を開きパリソンをブロー成形段階に移動する指令を
パリソン移動装置部55より自動的に発する。
点でパリソン取出信号を発する。ステップS6では、金
型1を開きパリソンをブロー成形段階に移動する指令を
パリソン移動装置部55より自動的に発する。
【0030】これらのパリソン取出時間の自動制御は修
正部56を経て、表示部57に表示され、適正に制御さ
れているか否かモニターする。一連のパリソン取出時間
の自動設定はスタート時点で、充分安定するまでステッ
プS1〜6の操作を繰り返して条件設定が行われ、その
後の本格的成形段階では一定の条件にて成形が行われる
。
正部56を経て、表示部57に表示され、適正に制御さ
れているか否かモニターする。一連のパリソン取出時間
の自動設定はスタート時点で、充分安定するまでステッ
プS1〜6の操作を繰り返して条件設定が行われ、その
後の本格的成形段階では一定の条件にて成形が行われる
。
【0031】樹脂としてポリカーボネートを用いて、ホ
ットパリソン法射出ブロー成形により容器を成形する場
合について更に詳しく説明する。図6および図7の関係
から、樹脂の流動状態から固体状態へ移行する中間領域
(B)に対応するパリソンの適切取出時間として、音速
値が2800〜2900m/秒に対応する樹脂充填開始
から10〜15秒、即ち樹脂充填時間の5秒を差し引い
て冷却段階における5〜10秒の間の範囲、とりわけ、
その中間、即ち樹脂充填開始から12.5秒、冷却段階
における7.5秒の時点を基準音速値として設定してお
く。
ットパリソン法射出ブロー成形により容器を成形する場
合について更に詳しく説明する。図6および図7の関係
から、樹脂の流動状態から固体状態へ移行する中間領域
(B)に対応するパリソンの適切取出時間として、音速
値が2800〜2900m/秒に対応する樹脂充填開始
から10〜15秒、即ち樹脂充填時間の5秒を差し引い
て冷却段階における5〜10秒の間の範囲、とりわけ、
その中間、即ち樹脂充填開始から12.5秒、冷却段階
における7.5秒の時点を基準音速値として設定してお
く。
【0032】成形スタート時の成形条件設定に当たって
、ステップS1〜S4の操作を繰り返し、ステップS5
にて検出された二次反射波の音速値がこの基準音速値に
入った時点でパリソン取出信号を発し、ステップS6に
て、パリソンをブロー成形段階に移動する指令を発する
ように設定する。
、ステップS1〜S4の操作を繰り返し、ステップS5
にて検出された二次反射波の音速値がこの基準音速値に
入った時点でパリソン取出信号を発し、ステップS6に
て、パリソンをブロー成形段階に移動する指令を発する
ように設定する。
【0033】以降、この適正パリソン取出時間として設
定された条件にて、連続成形を行なう。この実施例によ
るホットパリソン法射出ブロー成形により、容器を製造
したところ、1年間に発生したパリソン取出時間の不都
合によるブロー成形品の成形不良発生率は、この方法を
用いない場合に比べて約50分の1に減少した。
定された条件にて、連続成形を行なう。この実施例によ
るホットパリソン法射出ブロー成形により、容器を製造
したところ、1年間に発生したパリソン取出時間の不都
合によるブロー成形品の成形不良発生率は、この方法を
用いない場合に比べて約50分の1に減少した。
【0034】
【効果】金型のキャビティ内へ樹脂を充填し且つ冷却し
つつ、該金型内に超音波を発信し、キャビティ内の樹脂
を通過して反射する二次反射波の音速の経時変化を検出
することにより、樹脂が流動状態から固化状態に移行す
る中間領域に対応する適正なパリソンの取出時間を設定
することができる。
つつ、該金型内に超音波を発信し、キャビティ内の樹脂
を通過して反射する二次反射波の音速の経時変化を検出
することにより、樹脂が流動状態から固化状態に移行す
る中間領域に対応する適正なパリソンの取出時間を設定
することができる。
【0035】さらに、キャビティ内の樹脂を通過して反
射する二次反射波の音速を予め設定された適切なパリソ
ン取出時の基準音速値と比較し、二次反射波の音速値が
基準音速値に一致した時点をとらえることにより、適正
なパリソン取出時間の自動設定が可能となる。
射する二次反射波の音速を予め設定された適切なパリソ
ン取出時の基準音速値と比較し、二次反射波の音速値が
基準音速値に一致した時点をとらえることにより、適正
なパリソン取出時間の自動設定が可能となる。
【図1】本発明の実施例に用いる装置の一部切り欠き正
面図である。
面図である。
【図2】本発明の別の実施例に用いる装置の一部切り欠
き正面図である。
き正面図である。
【図3】本発明の実施例の発信波と反射波を示す説明図
である。
である。
【図4】本発明の実施例の弾性率と音速値との関係を示
す説明図である。
す説明図である。
【図5】本発明の実施例の音速値とパリソン取出時間と
の関係を示す説明図である。
の関係を示す説明図である。
【図6】本発明の実施例の弾性率と音速値との関係を示
す説明図である。
す説明図である。
【図7】本発明の実施例の音速値とパリソン取出時間と
の関係を示す説明図である。
の関係を示す説明図である。
【図8】本発明の実施例の制御回路のブロック図である
。
。
【図9】本発明の実施例の中央処理部CPU内のプログ
ラムにより制御されるパリソン取出時間設定の動作の一
例を示すフローチャートである。
ラムにより制御されるパリソン取出時間設定の動作の一
例を示すフローチャートである。
1 金型
3 固定側金型
4 移動側金型
5 キャビティ
6 超音波探触子
8 超音波計測器
9 修正器
10 表示器
11 比較器
12 基準音速値設定器
13 パリソン取出信号発信器
Claims (2)
- 【請求項1】 金型のキャビティ内へ樹脂を充填し且
つ冷却しつつ、該金型内に超音波を発信し、キャビティ
内の樹脂を通過して反射する二次反射波の音速値の経時
変化を検出し、該二次反射波の音速値に基づいてパリソ
ン取出時間を設定することを特徴とするホットパリソン
法射出ブロー成形におけるパリソン取出時間の設定方法
。 - 【請求項2】 金型のキャビティ内へ樹脂を充填し且
つ冷却しつつ、該金型内に超音波を発信し、キャビティ
内の樹脂を通過して反射する二次反射波の音速値を予め
設定された適切なパリソン取出時の基準音速値と比較し
、二次反射波の音速値が基準音速値に一致した時点でパ
リソン取出信号を発し、パリソン移動を行なうことを特
徴とするホットパリソン法射出ブロー成形におけるパリ
ソン取出時間の設定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3110243A JPH04338509A (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | ホットパリソン法射出ブロー成形におけるパリソン取出時間の設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3110243A JPH04338509A (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | ホットパリソン法射出ブロー成形におけるパリソン取出時間の設定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04338509A true JPH04338509A (ja) | 1992-11-25 |
Family
ID=14530739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3110243A Pending JPH04338509A (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | ホットパリソン法射出ブロー成形におけるパリソン取出時間の設定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04338509A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1689573A2 (en) * | 2003-11-20 | 2006-08-16 | William A. Nicol | Sensory system and method thereof |
-
1991
- 1991-05-15 JP JP3110243A patent/JPH04338509A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1689573A2 (en) * | 2003-11-20 | 2006-08-16 | William A. Nicol | Sensory system and method thereof |
EP1689573A4 (en) * | 2003-11-20 | 2011-02-09 | William A Nicol | SENSOR SYSTEM AND METHOD THEREFOR |
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