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JPH04245035A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録再生装置

Info

Publication number
JPH04245035A
JPH04245035A JP1086391A JP1086391A JPH04245035A JP H04245035 A JPH04245035 A JP H04245035A JP 1086391 A JP1086391 A JP 1086391A JP 1086391 A JP1086391 A JP 1086391A JP H04245035 A JPH04245035 A JP H04245035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
offset
error signal
servo
tracking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1086391A
Other languages
English (en)
Inventor
Shizuo Nagata
永田 静男
Tsutomu Tabata
田畑 努
Yasuhiro Suzuki
康浩 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP1086391A priority Critical patent/JPH04245035A/ja
Publication of JPH04245035A publication Critical patent/JPH04245035A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、追記型あるいは再生専
用型等の光ディスク装置、あるいは消去・再書込み可能
な光磁気ディスク装置のような光学的情報記録再生装置
、特にフォーカスオフセット自動調整機能を有する光学
的情報記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
寺田和男著「光ピックアップシステム設計の要点」、[
6](昭59−10−31)日本工業技術センター、P
.151,152,161に記載されるものがあった。
【0003】この文献に記載されているように、従来の
光学的情報記録再生装置、例えば光ディスク装置は、光
ビームを光ディスク上に照射し、その反射光よりフォー
カスエラー(焦点合わせ誤差)及びトラッキングエラー
(光ディスクのトラックに対するトレース誤差)を検出
してフォーカスサーボ及びトラッキングサーボ制御用の
検出信号を出力する光ピックアップを備えている。さら
に、前記検出信号よりフォーカスエラー信号及びトラッ
キングエラー信号を出力するサーボエラー信号生成手段
と、前記フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー
信号に基づきフォーカス用駆動電流及びトラッキング用
駆動電流を出力する駆動手段と、前記フォーカス用駆動
電流及びトラッキング用駆動電流により前記光ピックア
ップをフォーカス方向及びトラッキング方向に移動させ
るアクチュエータとが、設けられている。
【0004】この光ディスク装置では、例えばスピンド
ルモータで光ディスクを回転させ、サーボエラー信号生
成手段から、フォーカスエラー信号及びトラッキングエ
ラー信号を出力する。そして、該フォーカスエラー信号
及びトラッキングエラー信号に基づき、駆動手段により
アクチュエータを介して光ピックアップをフォーカス方
向及びトラッキング方向に移動させてフォーカスエラー
及びトラッキングエラーを消去するようにフィードバッ
ク制御(サーボ)を行い、光ディスク上の情報を読出す
ようにしている。
【0005】この種の光学的情報記録再生装置において
、記録媒体である光ディスクあるいは光磁気ディスク(
これらを総称して以下単に「光ディスク」という)は、
光学的手段により情報の記録、再生を行うため、大容量
及び長寿命であるという特徴を有し、文書ファイル等の
種々の用途に使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の装置では、次のような課題があった。
【0007】光ディスクは長寿命(例えば、10年以上
)及び大容量という特徴を有しているため、装置側も長
寿命であることが望ましい。また、光ディスクのビット
密度やトラック密度等を高めて大容量化の向上が図られ
ているが、それに対応してフォーカス追従誤差±1μm
以内という高精度で追従するサーボが必要となってくる
。そのため、長期に渡って装置を使用する場合、光ピッ
クアップを取付ける装置ベースのたわみや、その光ピッ
クアップ内に設けられた素子の劣化等のため、フォーカ
スずれが発生する可能性が高い。フォーカスがずれると
焦点がずれ、光ディスク上に照射する光ビームが絞られ
ず、正常な記録及び再生の性能が劣化あるいは不可能と
なる。
【0008】ところが従来の装置では、例えばメーカー
の製品出荷時にフォーカスオフセットの調整を行った後
は、ユーザ側の長期使用によって装置ベースのたわみ、
あるいは素子の劣化等が徐々に現れ、フォーカスずれが
発生しても、フォーカスオフセットの再調整の手段が設
けられていないため、ユーザ側でフォーカスずれの調整
を行うことが困難であった。そのため、長期使用による
フォーカスずれの発生により、光ディスクに記録された
再生信号のS/N(信号/ノイズ比)が低下し、読取り
率の低下、あるいは光ディスク上予め形成されているト
ラックアドレスやセクタアドレス等が読取れず、記録も
不可能になるおそれがあった。
【0009】本発明は前記従来技術が持っていた課題と
して、長期使用によるフォーカスずれの発生の点につい
て解決した光学的情報記録再生装置を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、光ビームを光ディスク上に照射し該光ディ
スクからの光より、フォーカスサーボ及びトラッキング
サーボを制御するための検出信号を出力する光ピックア
ップと、前記検出信号に基づき前記フォーカスサーボ及
びトラッキングサーボ用のサーボエラー信号を出力する
サーボエラー信号生成手段と、前記サーボエラー信号に
基づきフォーカス及びトラッキング用の駆動電流を出力
する駆動手段と、前記駆動電流により前記光ピックアッ
プをフォーカス方向及びトラッキング方向に移動させる
アクチュエータとを、備えた光学的情報記録再生装置に
おいて、フォーカスオフセット調整手段を設けたもので
ある。
【0011】フォーカスオフセット調整手段は、前記光
ピックアップを目的トラックへ移動させるシーク動作時
における前記検出信号の最大振幅値及び最小値から前記
検出信号の振幅最大あるいはその近傍となるフォーカス
オフセットを求め、該フォーカスオフセットにより前記
フォーカスサーボのオフセットの再調整を行う機能を有
している。
【0012】
【作用】本発明によれば、以上のように光学的情報記録
再生装置を構成したので、例えば、電源投入後あるいは
ディスクローディング(装着)後、光ピックアップが光
ディスクのラジアル方向に沿ってホームポジションまで
移動し、光ディスクが回転してフォーカスサーボを開始
する。さらに、トラックサーボを開始し、記録/再生動
作可となった後、光ピックアップを目的トラックへ移動
させるシーク動作が行われる。
【0013】このシーク動作において、フォーカスオフ
セット調整手段は、フォーカスサーボまたはトラッキン
グサーボ制御用の検出信号の振幅を検出し、その振幅が
最大あるいはその近傍となるフォーカスオフセットを求
め、その求めたフォーカスオフセットに基づきフォーカ
スサーボオフセットの再調整を行うように働く。
【0014】これにより、フォーカスサーボのオフセッ
トが自動調整されてフォーカスずれが補正され、長期間
使用しても正常な記録・再生動作が行える。従って、前
記課題を解決できるのである。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すもので、光
学的情報記録再生装置の一つである光磁気ディスク装置
の構成ブロック図である。
【0016】この光磁気ディスク装置は、例えばスピン
ドルモータで回転する光ディスク1の近傍に、光ピック
アップ10が設けられている。
【0017】光ピックアップ10は、光ビームを光ディ
スク1上に照射し、その反射光より、フォーカスサーボ
制御用の検出信号FE及びトラッキングサーボ制御用の
検出信号TEを出力すると共に、光ディスク1の記録情
報の再生検出信号PD1,PD2を出力する機能を有し
ている。
【0018】この光ピックアップ10は、半導体レーザ
11、ビームスプリッタ12,14、対物レンズ13、
1/4波長板15、偏光ビームスプリッタ16、再生検
出信号PD1出力用のフォトディテクタ17、及び再生
検出信号PD2出力用のフォトディテクタ18を有して
いる。さらに、レーザミラー19、トラッキングサーボ
制御用の検出信号TEを出力するための例えば2分割型
フォトディテクタ20、シリンドリカルレンズ(平凸レ
ンズ)21、及びフォーカスサーボ制御用の検出信号F
Eを出力するための例えば2分割型フォトディテクタ2
2が設けられている。
【0019】フォトディテクタ20,22の出力側には
、サーボエラー信号生成手段30が接続されている。 サーボエラー信号生成手段30は、検出信号FE,TE
を入力し、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボ用
のサーボエラー信号、つまりフォーカスエラー信号S3
1,S33及びトラッキングエラー信号S32,S34
の生成とその増幅を行う回路である。
【0020】このサーボエラー信号生成手段30は、検
出信号FEよりフォーカスエラー信号S31を生成する
差動増幅器31と、検出信号TEよりトラッキングエラ
ー信号S32を生成する差動増幅器32と、フォーカス
エラー信号S31を増幅して増幅されたフォーカスエラ
ー信号S33を出力する増幅器33と、トラッキングエ
ラー信号S32を増幅して増幅されたトラッキングエラ
ー信号S34を出力する増幅器34とで、構成されてい
る。
【0021】増幅器33の出力側には、位相の遅れ、進
みの補償を行う位相補償回路40、及びフォーカス高次
共振防止用のノッチフィルタ(狭帯域フィルタ)42を
介して、駆動手段50が接続されている。一方、増幅器
34の出力側には、位相補償回路41を介して駆動手段
50が接続されている。
【0022】駆動手段50は、ノッチフィルタ42の出
力の電圧/電流変換を行ってフォーカス用駆動電流If
を出力するフォーカス側駆動部51と、位相補償回路4
1の出力の電圧/電流変換を行ってトラッキング用駆動
電流Itを出力するトラッキング側駆動部52とで、構
成されている。この駆動手段50の出力側には、光ピッ
クアップ10を搭載したアクチュエータ60が接続され
ている。
【0023】アクチュエータ60は、フォーカス用駆動
電流Ifにより動作する対物レンズ上下駆動コイルによ
って対物レンズ13をフォーカス方向に移動させると共
に、トラッキング用駆動電流Itによって光ピックアッ
プ10を光ディスク1のラジアル方向に移動させるもの
である。
【0024】また、増幅器34の出力側と増幅器33の
入力側との間には、本実施例の特徴であるフォーカスオ
フセット制御手段70が接続されている。フォーカスオ
フセット調整手段70は、光ピックアップ10を目的ト
ラックへ移動させるシーク動作時に得られるトラッキン
グエラー信号S34の振幅が最大、あるいはその近傍に
なるように、フォーカスサーボオフセット(フォーカシ
ングオフセット)を自動調整する機能を有している。
【0025】このフォーカスオフセット調整手段70は
、例えば、アナログのトラッキングエラー信号S34を
ディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換部
(以下、A/D変換部という)71と、最大値レジスタ
及び最小値レジスタを有しA/D変換部71から出力さ
れるディジタルなトラッキングエラー信号S71の最大
、最小値を演算により求める最大最小値演算部72とを
、備えている。さらに、最大最小値演算部72の出力に
基づき最適なフォーカスサーボオフセットを演算により
求める最適オフセット演算部73と、ディジタル/アナ
ログ変換器(以下、D/A変換器という)で構成され最
適オフセット演算部73の演算結果に基づきフォーカス
サーボオフセットをセットするための出力信号S74を
増幅器33の入力側に与えるオフセット設定部74とが
、設けられている。
【0026】最大最小値演算部72及び最適オフセット
演算部73は、演算回路等の個別回路で構成するか、あ
るいは中央処理装置(以下、CPUという)のプログラ
ム制御等によって実行される構成になっている。
【0027】図2は、図1中のフォーカスサーボ側の増
幅器33の一構成例を示す回路図である。
【0028】増幅器33は、演算増幅回路A0 と、フ
ォーカスエラー信号S31を入力する入力抵抗Ri1と
、オフセット設定部74の出力信号S74を入力する入
力抵抗Ri2と、帰還抵抗Rfとからなる反転増幅回路
で構成されている。なお、演算増幅回路A0 の(+)
側入力端子には、基準電圧( 例えば、グランド電位)
V0 が印加されている。
【0029】この増幅器33では、オフセット設定部7
4の出力信号S74を入力抵抗Ri2に入力することに
より、オフセットが変化する。
【0030】以上のように構成される光磁気ディスク装
置の、(1)サーボ動作、(2)フォーカスずれ自動補
正方法、及び(3)焦点ずれ補正方法、を説明する。
【0031】(1)サーボ動作 光ピックアップ10内の半導体レーザ11から出射され
た光ビームは、ビームスプリッタ12を通り、対物レン
ズ13により光ディスク1上に集光される。光ディスク
1からの反射光は、対物レンズ13及びビームスプリッ
タ12を通り、さらにビームスプリッタ14によってサ
ーボ制御用と信号検出用とに分光される。分光された信
号検出用のビームは、1/4波長板15を通り、偏光ビ
ームスプリッタ16によって分光され、フォトディテク
タ17,18に受光される。
【0032】フォトディテクタ17及び18からそれぞ
れ出力される再生検出信号PD1,PD2を加算(=P
D1+PD2)することにより、プリフォーマット信号
が再生される。また、再生検出信号PD1,PD2の差
動(=PD1−PD2)をとることにより、光磁気信号
が再生される。
【0033】一方、光ピックアップ10内のビームスプ
リッタ14で分光されたサーボ信号用のビームは、レー
ザミラー19により、そのビームの一部がトラッキング
用、残りがフォーカシング用に分光され、トラッキング
用ビームは2分割型フォトディテクタ20により受光さ
れる。フォーカシング用ビームは、シリンドリカルレン
ズ21を通り、2分割型フォトディテクタ22により受
光される。一方のフォトディテクタ20からはトラッキ
ングサーボ制御用の検出信号TEが出力され、他方のフ
ォトディテクタ22からは、フォーカスサーボ制御用の
検出信号FEが出力され、それらが差動増幅器32,3
1へそれぞれ与えられる。
【0034】差動増幅器31は、検出信号FEを入力し
てフォーカスエラー信号S31を出力する。差動増幅器
32は、検出信号TEを入力してトラッキングエラー信
号S32を出力する。フォーカスエラー信号S31は、
増幅器33で増幅されて増幅されたフォーカスエラー信
号S33となり、そのフォーカスエラー信号S33が位
相補償回路40で、位相遅れ、進みの位相補償が行われ
、ノッチフィルタ42を介して駆動部51に与えられる
【0035】ノッチフィルタ42の出力は、駆動部51
により、電圧/電流変換が行われ、その駆動部51から
フォーカス用駆動電流Ifが出力されてアクチュエータ
60へ供給される。アクチュエータ60は、内部に設け
られた対物レンズ上下駆動コイルにより、対物レンズ1
3を上下動してフォーカシング制御を行う。
【0036】また、増幅器32から出力されたトラッキ
ングエラー信号S32は、増幅器34で増幅され、その
増幅されたトラッキングエラー信号S34が位相補償回
路により位相補償され、駆動部52により電圧/電流変
換され、その駆動部52からトラッキング用駆動電流I
tが出力される。このトラッキング用駆動電流Itによ
り、アクチュエータ60が駆動され、トラッキング制御
が行われる。
【0037】以上のようにして、回転する光ディスク1
の面振れに対応して該光ディスク1上に的確に絞られた
光ビームを照射するように対物レンズ13が駆動され、
フォーカシング動作が行われる。さらに、光ディスク1
上に予めプリスタンプ(形成)されたトラックに沿って
トラッキング動作が行われ、フォーカスエラー信号S3
1及びトラッキングエラー信号S32が0となるように
サーボが行われ、データの記録/再生動作が実行される
【0038】(2)フォーカスずれ自動補正方法長期使
用した場合のフォーカスずれを自動補正する方法を、図
3〜図5を参照しつつ説明する。
【0039】なお、図3は目的トラックへ光ピックアッ
プを移動させるシーク動作中のトラッキングエラー信号
S34等を示す波形図、図4はフォーカスエラー信号S
33と光ディスク1からの距離の関係を示す図、及び図
5はフォーカスオフセットとトラッキングエラー信号S
34の振幅との関係を示す図である。
【0040】まず、電源投入あるいはディスクローディ
ングが行われ、光ピックアップ10がアクチュエータ6
0によってホームポジションまで移動し、光ディスク1
が回転する。そして、CPU等で構成される図示しない
制御回路の制御信号により、フォーカスサーチ動作が開
始され、フォーカスサーボが動作する。さらに、トラッ
クサーボが動作し、記録/再生動作可となった後、目的
トラックへ光ピックアップ10を移動させるシーク動作
を行うのが一般的である。
【0041】シーク動作においては、トラックサーボを
オフし、光ピックアップ10を移動させる。この時、増
幅器34から出力されるトラッキングエラー信号S34
は、光ピックアップ10の移動に伴い、複数本のトラッ
クを横切るため、図3のような波形となる。
【0042】図3中のS35はシーク動作区間、S36
はシーク開始区間、S37はシーク終了直前の区間、S
38は光ピックアップ10の動作速度プロフィールをそ
れぞれ示している。
【0043】図3のトラッキングエラー信号S34の中
央部のくぼみは、高速移動時、高周波信号となり、検出
部の周波数特性のため、振幅が低下して生じる。従って
、正確なトラッキングエラー信号S34は、シーク開始
区間S36、あるいはシーク終了直前の区間S37にお
いてのみ検出する。そのため、図3の区間S36あるい
はS37で、正確な最大振幅TEmaxと最小振幅TE
min間で振動するトラッキングエラー信号S34が得
られる。
【0044】一方、フォーカスサーチの際に、図4に示
すように、焦点位置0を中心として対物レンズ13を上
下した時、フォーカスエラー信号S33は焦点位置0を
中心として上下に変化する曲線波形となる。ここで、フ
ォーカスずれが発生すると、フォーカスエラー信号S3
3は、破線のような曲線となり、焦点位置0がずれる。
【0045】このように、フォーカスずれが発生すると
、フォーカスサーボのみの動作時に得られるトラッキン
グエラー信号S34の振幅は、図5に示すように、焦点
位置0の振幅ピーク点Pより低下していく。これは換言
すると、フォーカスずれが発生しても、トラッキングエ
ラー信号S34の振幅がピークとなるように、フォーカ
スサーボオフセット(フォーカシングオフセット)を加
えてやれば、焦点ずれを補正できるということになる。
【0046】(3)焦点ずれ補正方法 焦点ずれの補正方法を、図6及び図7を参照しつつ詳細
に説明する。
【0047】なお、図6は図1中のフォーカスオフセッ
ト調整手段70における最大、最小値演算のフローチャ
ート、図7及び図8はフォーカスオフセット設定のフロ
ーチャートである。
【0048】(3)(A)図6のフローチャート図1の
フォーカスオフセット調整手段70において、トラッキ
ングエラー信号S34は、A/D変換部71によりディ
ジタル信号に変換される。ディジタル信号に変換された
トラッキングエラー信号S71は、図6のフローチャー
トに従い、最大最小値演算部72により、ディジタルな
トラッキングエラー信号S71の最大値(第4図中のT
Emax)と最小値(第4図中のTEmin)が演算さ
れる。
【0049】即ち、図6のフローチャートにおいて、最
大、最小値演算が開始されると、ステップ100では、
最大最小値演算部72内の最小値レジスタRminに初
期値として例えば10000、最大値レジスタRmax
に初期値として例えば0が設定される。ステップ101
では、トラッキングエラー信号S71の値が最小値レジ
スタRminの内容より小さいか否か判断され、小さい
時には、ステップ102で、最小値レジスタRminの
内容をトラッキングエラー信号S71の値に置き換える
。ステップ101で、トラッキングエラー信号S71の
値が最小値レジスタRminの内容よりも大きい時は、
最小値レジスタRminの内容はそのままとする。
【0050】次に、ステップ103において、トラッキ
ングエラー信号S71の値が最大値レジスタRmaxの
内容より大きいか否か判断される。大きい時には、ステ
ップ104で、最大値レジスタRmaxの内容をトラッ
キングエラー信号S71の値に置き換え、トラッキング
エラー信号S71の値が最大値レジスタRmaxの内容
よりも小さい時は、最大値レジスタRmaxの内容はそ
のままとする。
【0051】以上の演算処理を、ステップ105を介し
て例えば2ms間繰り返し、最大、最小値を求める。
【0052】この最大、最小値演算処理が終わると、図
7及び図8のフローチャートに従い、最適オフセット演
算部73によるフォーカスオフセットの設定処理が行わ
れる。
【0053】(3)(B)図7・図8のフローチャート
フォーカスオフセット設定処理では、図7に示すように
、最適オフセット演算処理が開始されると、最適オフセ
ット演算部73は、ステップ200において、オフセッ
ト設定部74を構成するD/A変換器に、ほぼオフセッ
ト0となる値Vαをセットし、初期設定する。すると、
オフセット設定部74の出力信号S74が、図2に示す
増幅器33中の入力抵抗Ri2に入力される。これによ
り、増幅器33の増幅度が変わり、フォーカスサーボ系
のフォーカシングオフセットが、ほぼ0に設定される。
【0054】次に、ステップ201で、最大最小値演算
部72により、セットしたオフセットにおけるトラッキ
ングエラー信号S71の最大、最小値が演算された後、
最適オフセット演算部73がステップ202で、現振幅
値Ai−1  をTEmax−TEminに設定する。 また、ステップ202で、オフセット印加方向をオフセ
ット+としてSi−1 =1に設定し、ステップ203
で、オフセット設定部74内のD/A変換器セット値を
Vα+ΔVαとし、フォーカシングオフセットを設定す
る。なお、ステップ203の+記号は、初期値としては
+,−いずれでも良い。ΔVαは、微小値であり、フォ
ーカシングオフセット換算で数10mvのものである。
【0055】ステップ200〜203における初期設定
が終わると、ステップ204において、オフセットVα
+ΔVαでのトラッキングエラー信号S71の最大値T
Emaxと最小値TEminを、最大最小値演算部72
で演算する。次に、ステップ205において、最適オフ
セット演算部73により、新振幅値AiをAi=TEm
ax−TEminより演算する。
【0056】その後、符号■を介して図8のフローチャ
ートへ進み、ステップ206〜210−1,210−2
、及び211−1a,211−1b,211−2a,2
11−2bにより、旧振幅値Ai−1 と新振幅値Ai
 とを比較し、区間S36/S37終了でないときに(
ステップ207)、ステップ208aを介してステップ
209で、追加したオフセットΔVαが振幅を増加せし
めたか、減少させたかを判定する。判定結果により、振
幅大となった時には、ステップ210−1へ移り、振幅
小となった時には、ステップ210−2へ移り、次のオ
フセットの追加あるいは減少を決定する。
【0057】例えば、ステップ211−1bで、Vα=
Vα+ΔVα,Si−1 =1と設定し、新振幅値Ai
 と旧振幅値Ai−1 の差aが正となった場合(ステ
ップ209)、オフセットをΔVα分増加して振幅が大
となったと判定する。さらに、ステップ211−1bで
、Vα+ΔVα,Si−1 =1として同様の■点以下
の処理を行う。
【0058】また、ステップ211−1bで、Vα=V
α+ΔVα,Si−1 =1と設定し、差aが負となっ
た場合、オフセットをΔVα分増加して振幅が小となっ
たと判定し(ステップ209)、ステップ211−2b
で、Vα−2・ΔVα,Si−1 =0として符号■を
介して図7のステップ204以下の処理を行う。−2Δ
Vαとするのは、−ΔVαでは前回の演算とオフセット
が同一となり、演算の無駄が発生するためである。
【0059】以上の動作を区間S36またはS37、あ
るいはその両区間S36,S37で行い(ステップ20
7)、フォーカスオフセットを微調する。そのため、光
磁気ディスク装置を長期間使用した時に装置ベースのた
わみ、あるいは素子の劣化等により、徐々に発生するフ
ォーカスずれがあっても、そのフォーカスずれを自動的
に補正することができる。
【0060】なお、本発明は、図示の実施例に限定され
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、例
えば次のようなものがある。
【0061】(i)  図1のフォーカスオフセット調
整手段70は、ディジタル信号を用いた演算処理により
、フォーカスオフセットの調整を行うようになっている
が、これを他の回路で構成することも可能である。例え
ば、増幅器34から出力されるトラッキングエラー信号
S34に基づき、キャパシタ及び抵抗からなる時定数回
路を用いて最大振幅値及び最小振幅値を求め、その両値
から演算増幅器等を用いてオフセット量を求め、そのオ
フセット値を増幅器33の入力側へフィードバックする
回路構成にしても、上記実施例とほぼ同様の利点が得ら
れる。
【0062】(ii)  上記実施例では、フォーカス
オフセット調整手段70により、トラッキングエラー信
号S34の振幅に基づきフォーカスずれを補正する構成
について説明したが、他の信号に基づきフォーカスずれ
を補正することも可能である。例えば、トラッキングエ
ラー検出用の2分割型フォトディテクタ20の和信号で
あるトラッククロス信号の振幅等を用い、フォーカスず
れを補正するようにフォーカスオフセット調整手段70
を構成することも可能である。
【0063】(iii)  図1の光ピックアップ10
や、サーボエラー信号生成手段30等も、図示以外の回
路構成に変形することが可能である。
【0064】(iv)  上記実施例では、光磁気ディ
スクを例にとって説明したが、本発明は追記型や再生専
用型の光ディスク装置等にも適用可能である。
【0065】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、フォーカスオフセット調整手段を設けたので、目
的トラックへ光ピックアップを移動させるシーク動作に
おいて、フォーカスサーボ制御用の検出信号またはトラ
ッキングサーボ制御用の検出信号に基づき、その信号の
振幅を検出し、振幅最大となるようにフォーカスオフセ
ットが自動調整され、フォーカスずれが的確に補正され
る。
【0066】従って、装置を長期間使用した時に、装置
ベースのたわみ、あるいは素子の劣化等により、徐々に
発生するフォーカスずれがあっても、そのフォーカスず
れが的確に補正され、精度の良い記録、再生動作を長期
間にわたって期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す光磁気ディスク装置の構
成ブロック図である。
【図2】図1中の増幅器の回路図である。
【図3】シーク動作時の波形図である。
【図4】フォーカスエラーと光ディスクからの距離の関
係を示す図である。
【図5】フォーカスオフセットとトラッキングエラー信
号振幅との関係を示す図である。
【図6】最大、最小値演算のフローチャートである。
【図7】フォーカスオフセット設定のフローチャートで
ある。
【図8】フォーカスオフセット設定のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1    光ディスク 10  光ピックアップ 30  サーボエラー信号生成手段 50  駆動手段 60  アクチュエータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光ビームを光ディスク上に照射し該光
    ディスクからの光より、フォーカスサーボ及びトラッキ
    ングサーボを制御するための検出信号を出力する光ピッ
    クアップと、前記検出信号に基づき前記フォーカスサー
    ボ及びトラッキングサーボ用のサーボエラー信号を出力
    するサーボエラー信号生成手段と、前記サーボエラー信
    号に基づきフォーカス及びトラッキング用の駆動電流を
    出力する駆動手段と、前記駆動電流により前記光ピック
    アップをフォーカス方向及びトラッキング方向に移動さ
    せるアクチュエータとを、備えた光学的情報記録再生装
    置において、前記光ピックアップを目的トラックへ移動
    させるシーク動作時における前記検出信号の最大振幅値
    及び最小振幅値から前記検出信号の振幅最大あるいはそ
    の近傍となるフォーカスオフセットを求め、該フォーカ
    スオフセットにより前記フォーカスサーボのオフセット
    の再調整を行うフォーカスオフセット調整手段を、設け
    たことを特徴とする光学的情報記録再生装置。
JP1086391A 1991-01-31 1991-01-31 光学的情報記録再生装置 Withdrawn JPH04245035A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5768229A (en) * 1996-05-20 1998-06-16 Fujitsu Limited Optical storage apparatus with track seeking control system
US5870356A (en) * 1996-10-14 1999-02-09 Fujitsu Limited Optical storage apparatus which detects a lens position signal without a lens position sensor

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