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JP7463471B1 - サービス管理システム、サービス管理方法及びサービス管理プログラム - Google Patents

サービス管理システム、サービス管理方法及びサービス管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数種類のコインを用いた取引サービスを提供するためのサービス管理システム、サービス管理方法及びサービス管理プログラムを提供する。【解決手段】管理サーバ20は、ベースコインの残高及びローカルコインの残高を記録するユーザ情報記憶部22と、ユーザ端末の決済アプリを介して接続される制御部21と、を備える。制御部21が、ベースコインのユーザに、利用条件に応じて、ローカルコインを付与し、ベースコインの残高を含めたベースコイン画面において、ローカルコインの選択を取得し、選択されたローカルコインについてのローカルコイン画面を表示し、ローカルコイン画面において、利用条件毎にローカルコインの残高を表示する。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用 令和4年9月13日高崎市役所記者クラブにおいて行われた記者会見にて発表
特許法第30条第2項適用 令和4年9月14日株式会社みずほ銀行のウェブサイトにて発表
本開示は、複数種類のコインを用いた取引サービスを提供するためのサービス管理システム、サービス管理方法及びサービス管理プログラムに関する。
ユーザ端末に格納された決済アプリケーションによって、光学的に読み取る情報コードを提示することにより、ユーザ間で電子的な送金を行なう技術が検討されている(例えば、特許文献1を参照)。この文献に記載された技術においては、アカウント識別情報と残高情報とを関連付けて記憶するサーバを用いる。そして、第1のユーザ端末は、送金元ユーザのアカウント識別情報に関連する情報、送金金額情報及び第1のユーザ端末の撮像装置を用いて、送金先ユーザの媒体から読み取られた送金先のアカウント識別情報を含む送金命令をサーバに送信する。サーバは、送金命令を受信すると、送金金額に基づいて、送金元ユーザのアカウント識別情報及び送金先のアカウント識別情報に紐付けられた残高情報を記憶して電子的送金を行なう。
また、振興の重み付けを行なうための地域振興電子マネー利用システムも検討されている(例えば、特許文献2を参照)。この文献に記載された技術においては、地域振興用の第1種別の電子マネーと第2種別の電子マネーとを記憶可能なキャリア媒体と、店舗に設置され、キャリア媒体と通信して電子マネーを使用した取引を行う取引装置と、を用いる。取引装置は、第1種別の電子マネーのみを使用する第1の取引装置と、第1種別の電子マネーと第2種別の電子マネーとの両方を使用する第2の取引装置とのいずれかを有する。
特開2019-125287号公報 特開2021-196929号公報
複数種類の電子マネー(コイン)を用いることにより、電子マネーの特性に応じたサービスを提供することができる。しかしながら、取引において、電子マネーの特性に応じた使い分けに手間がかかると、的確な取引サービスを提供できない。
上記課題を解決するサービス管理システムは、ベースコインの残高及びローカルコインの残高を記録するユーザ情報記憶部と、ユーザ端末の決済アプリを介して接続される制御部と、を備える。そして、前記制御部が、前記ベースコインのユーザに対して、利用条件に応じてローカルコインを付与し、前記ローカルコインの残高を前記ユーザ情報記憶部に記録し、前記決済アプリにおいて、前記ユーザ情報記憶部に記録されたベースコインの残高を含めたベースコイン画面において、前記ローカルコインの選択を取得し、前記ローカルコインについてのローカルコイン画面を表示し、前記ローカルコイン画面において、前記利用条件毎にローカルコインの残高を表示する。
本開示によれば、複数種類のコインを用いた取引サービスを提供することができる。
実施形態のサービス管理システムの説明図である。 実施形態のハードウェア構成の説明図である。 実施形態の情報記憶部の説明図であって、(a)はユーザ情報記憶部、(b)は加盟店情報記憶部、(c)は取引情報記憶部、(d)はコイン情報記憶部、(e)はボーナス情報記憶部の説明図である。 実施形態の処理手順の説明図である。 実施形態の処理手順の説明図である。 実施形態の処理手順の説明図である。 実施形態の処理手順の説明図である。 実施形態の処理手順の説明図である。 実施形態の表示画面の説明図であって、(a)はベースコイン画面、(b)はローカルコイン画面、(c)はボーナス画面の説明図である。
以下、図1~図9に従って、サービス管理システム、サービス管理方法及びサービス管理プログラムを具体化した実施形態を説明する。本実施形態では、コインを用いた各種取引を行なう場合を想定する。
図1に示すように、本実施形態では、ネットワークを介して接続されたユーザ端末10、管理サーバ20、ローカルサーバ30等を用いる。
(ハードウェア構成)
図2を用いて、ユーザ端末10、管理サーバ20、ローカルサーバ30を構成する情報処理装置H10のハードウェア構成を説明する。情報処理装置H10は、通信装置H11、入力装置H12、表示装置H13、記憶装置H14、プロセッサH15を備える。なお、このハードウェア構成は一例であり、他のハードウェアにより実現することも可能である。
通信装置H11は、他の装置との間で通信経路を確立して、データの送受信を実行するインタフェースであり、例えばネットワークインタフェースや無線インタフェース等である。
入力装置H12は、ユーザ等からの入力を受け付ける装置であり、例えばマウスやキーボード等である。表示装置H13は、各種情報を表示するディスプレイ等である。タッチパネルディスプレイ等は、入力装置H12、表示装置H13として機能する。
記憶装置H14は、ユーザ端末10、管理サーバ20、ローカルサーバ30の各種機能を実行するためのデータや各種プログラムを格納する記憶装置である。記憶装置H14の一例としては、ROM、RAM、ハードディスク等がある。
プロセッサH15は、記憶装置H14に記憶されるプログラムやデータを用いて、ユーザ端末10、管理サーバ20、ローカルサーバ30における各処理を制御する。プロセッサH15の一例としては、例えばCPUやMPU等がある。このプロセッサH15は、ROM等に記憶されるプログラムをRAMに展開して、各処理のための各種プロセスを実行する。
プロセッサH15は、自身が実行するすべての処理についてソフトウェア処理を行なうものに限られない。例えば、プロセッサH15は、自身が実行する処理の少なくとも一部についてハードウェア処理を行う専用のハードウェア回路(例えば、特定用途向け集積回路:ASIC)を備えてもよい。すなわち、プロセッサH15は、以下で構成し得る。
(1)コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って動作する1つ以上のプロセッサ
(2)各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する1つ以上の専用のハードウェア回路、或いは
(3)それらの組み合わせ、を含む回路(circuitry)
プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコード又は指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用又は専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。
(システム構成)
次に、図1を用いて、ユーザ端末10、管理サーバ20、ローカルサーバ30の機能を説明する。
ユーザ端末10は、ユーザが用いるコンピュータ端末(例えば、携帯端末)である。このユーザ端末10は、アプリ実行部11を備え、記憶部に格納されたアプリケーションを実行する。本実施形態では、決済アプリ111を実行する。
決済アプリ111は、取引アプリとして機能し、ユーザのアカウントを管理するアプリケーションプログラムである。本実施形態では、このアカウントの残高を用いることにより、ユーザは送金や決済を行なうことができる。この決済アプリ111は、それぞれユーザ端末10のユーザを特定するための情報(ユーザID)を保持する。
管理サーバ20は、取引サーバとして機能し、決済アプリ111を介して、決済サービスを提供するサービスプロバイダのコンピュータシステムである。この管理サーバ20は、決済アプリ111のユーザが保有するアカウントの残高を管理する。このユーザの中には、決済サービスを用いた決済により、商品やサービスを提供する加盟店も含まれる。この管理サーバ20は、制御部21、ユーザ情報記憶部22、加盟店情報記憶部23、取引情報記憶部24、コイン情報記憶部25、ボーナス情報記憶部26を備える。
制御部21は、アカウント管理プログラムを実行することにより、アクセス管理部211、取引管理部212として機能する。
アクセス管理部211は、アクセス元を認証する処理を実行する。
取引管理部212は、ユーザのアカウントを用いた取引(例えば、決済、譲渡、チャージ)を管理する処理を実行する。
図3(a)に示すように、ユーザ情報記憶部22には、ユーザ管理レコード220が記録される。このユーザ管理レコード220は、ユーザによりアカウントが開設された場合に記録され、アカウントを用いた決済、送金やチャージが行なわれた場合に更新される。ユーザ管理レコード220には、ユーザID、ユーザ情報、ユーザ口座及び残高に関するデータが記録される。
ユーザIDデータ領域には、決済アプリ111のユーザのアカウントを特定するための識別子に関するデータが記録される。
ユーザ情報データ領域には、アカウントを保有するユーザに関する個人情報(氏名、住所、連絡先、属性等)が記録される。属性は、性別、年齢、職業等、ユーザを分類するための情報である。
ユーザ口座データ領域には、このユーザが保有している金融機関口座を特定するための識別子(金融機関コード、本支店コード、口座種別、口座番号等)に関するデータが記録される。このユーザ口座は、例えば、残高へのチャージを行なうために用いられる。
残高データ領域には、このアカウントのベースコインの残高に関するデータが記録される。
更に、ユーザ情報記憶部22には、ユーザ管理レコード220に関連付けて、ローカルコイン残高レコード221が記録されている。
ローカルコイン残高レコード221は、ユーザがコインを取得した場合に記録され、コインの使用時に更新される。ローカルコイン残高レコード221には、コイン種別、ボーナスID、有効期限、残高に関するデータが記録される。
コイン種別データ領域には、決済アプリ111で利用可能な各ローカルコインの種類を特定するための識別子に関するデータが記録される。
ボーナスIDデータ領域には、ボーナス付与によって取得したローカルコインについて、ボーナスを特定するための識別子に関するデータが記録される。
有効期限データ領域には、このローカルコインの有効期限に関するデータが記録される。
残高データ領域には、このローカルコインの残高に関するデータが記録される。
図3(b)に示すように、加盟店情報記憶部23には、加盟店管理レコード230が記録される。この加盟店管理レコード230は、加盟店によりアカウントが開設された場合に記録され、決済が行なわれた場合に更新される。加盟店管理レコード230には、加盟店ID、加盟店情報、加盟店口座、売上に関するデータが記録される。
加盟店IDデータ領域には、加盟店のアカウントを特定するための識別子に関するデータが記録される。
加盟店情報データ領域には、アカウントを保有する加盟店に関するデータ(名称、住所、連絡先等)が記録される。
加盟店口座データ領域には、この加盟店が保有している金融機関口座を特定するための識別子(金融機関コード、本支店コード、口座種別、口座番号等)に関するデータが記録される。この加盟店口座は、例えば、売上を送金するために用いられる。
売上データ領域には、この加盟店の売上額に関するデータが記録される。
更に、加盟店情報記憶部23には、加盟店管理レコード230に関連付けて、取引履歴レコード231が記録されている。
取引履歴レコード231は、加盟店のアカウントを利用して取引が行なわれた場合に記録される。取引履歴レコード231には、取引ID、取引日時、取引内容、金額に関するデータが記録される。
取引IDデータ領域には、各取引を特定するための識別子(取引識別情報)に関するデータが記録される。
取引日時データ領域には、取引が行なわれた年月日及び時刻に関するデータが記録される。
取引内容データ領域には、取引の種類(決済等)、送金元に関するデータが記録される。
金額データ領域には、取引が行なわれた金額に関するデータが記録される。
図3(c)に示すように、取引情報記憶部24には、ユーザの取引に関する取引管理レコード240が記録される。取引管理レコード240は、取引を行なう場合に記録される。取引管理レコード240には、取引ID、取引日時、送金元ID、送金先ID、金額に関するデータが含まれる。
取引IDデータ領域には、各取引を特定するための識別子に関するデータが記録される。
取引日時データ領域には、この取引を受け付けた年月日及び時刻に関するデータが記録される。
送金元IDデータ領域には、この取引における送金元のアカウントを特定するための識別子に関するデータが記録される。
送金先IDデータ領域には、この取引における送金先のアカウントを特定するための識別子に関するデータが記録される。
金額データ領域には、取引金額に関するデータが記録される。
図3(d)に示すように、コイン情報記憶部25には、コイン管理レコード250が記録される。このコイン管理レコード250は、ユーザに対して提供するコインが登録された場合に記録される。コイン管理レコード250には、コイン種別、コイン利用条件に関するデータが記録される。
コイン種別データ領域には、決済アプリ111で利用可能な各コインの種類を特定するための識別子に関するデータが記録される。
コイン利用条件データ領域には、このコインの利用条件に関する情報が記録される。利用条件としては、コインの利用可能地域、利用可能店舗種類、利用可能金額、利用時間帯、引出可否、譲渡可否を用いることができる。
利用可能地域では、このコインを利用可能な地域(例えば、所定の市内、町内、商店街等、店舗の所在地等)を設定する。利用可能地域情報と、決済を行なう店舗の加盟店情報とに基づいて、コインの利用可否を判定する。
利用可能店舗種類では、このコインを利用可能な店舗(例えば、果物屋、飲食店等)の種類を設定する。利用可能地域情報と、決済を行なう店舗の加盟店情報とに基づいて、コインの利用可否を判定する。
利用可能金額は、このコインを利用可能な金額の閾値(上限、下限、範囲等)を設定する。例えば、「5000円以上」については、5000円以上の決済で利用できる。利用可能金額情報と、決済時の金額情報とに基づいて、コインの利用可否を判定する。
利用時間帯は、このコインを利用可能な時間帯を設定する。例えば、所定期間、所定時間帯、所定のイベント期間(例えば、朝市開催時間帯)等が設定される。利用時間帯報と決済日時とに基づいて、コインの利用可否を判定する。
引出可否では、このコインについて、現金化の可否を設定する。
譲渡可否では、このコインについて、他ユーザに対する譲渡の可否を設定する。
図3(e)に示すように、ボーナス情報記憶部26には、ボーナス管理レコードが記録される。このボーナス管理レコードは、ユーザに対して提供するボーナスが登録された場合に記録される。ボーナス管理レコードには、ボーナスID、ボーナス種別、コイン種別、ボーナス付与条件、ボーナス量、ボーナス利用条件に関するデータが記録される。
ボーナスIDデータ領域には、ユーザに付与するボーナスを特定するための識別子に関するデータが記録される。
ボーナス種別データ領域には、ボーナスの内容に関するデータが記録される。
コイン種別データ領域には、ボーナスを付与するコインを特定するための識別子に関するデータが記録される。
ボーナス付与条件データ領域には、このボーナスを付与する条件に関する情報が記録される。付与条件として、ユーザ属性が含まれる。
ボーナス量データ領域には、付与されるボーナス量(コイン量)に関する情報が記録される。
ボーナス利用条件データ領域には、このコインの利用条件に関する情報が記録される。利用条件としては、コイン利用条件に加えて、更なる利用条件である。例えば、有効期限、利用可能地域、利用可能店舗種類、利用可能金額、利用時間帯、引出可否、譲渡可否を用いることができる。
図1に示すローカルサーバ30は、ユーザに対してローカルコインを提供するプロバイダ(例えば、行政機関、事業者等)のコンピュータシステムである。ローカルサーバ30は、ローカルコインを提供するユーザ情報を管理する。このローカルサーバ30は、制御部31、ローカル情報記憶部32を備える。
制御部31は、ユーザ管理プログラムを実行することにより、ユーザ管理部として機能する。
ローカル情報記憶部32には、ローカルユーザ管理レコードが記録される。このローカルユーザ管理レコードは、ユーザ情報が登録された場合に記録される。ローカルユーザ管理レコードには、ローカルユーザID、個人情報、ローカルコイン付与に関するデータが記録される。
ローカルユーザIDデータ領域には、プロバイダが管理する各ユーザを特定するための識別子(ユーザ特定情報)に関するデータが記録される。
個人情報データ領域には、このユーザの氏名や住所、属性等の個人情報に関するデータが記録される。
ローカルコイン付与データ領域には、このユーザに提供するローカルコインに関するデータが記録される。このデータ領域には、認証コードに関する情報が記録される。認証コードは、ローカルコインの付与者を認証するための情報である。
(サービス管理方法)
次に、図4~図9を用いて、サービス管理方法を説明する。ここでは、表示処理(図4)、支払処理(図5)、出金処理(図6)、譲渡処理(図7)、チャージ処理(図8)について説明する。各処理を行なう場合には、ユーザ端末10において、アプリ実行部11は、決済アプリ111を起動する。この場合、決済アプリ111は、管理サーバ20にユーザIDを送信する。そして、管理サーバ20の制御部21のアクセス管理部211は、決済アプリ111から取得したユーザIDを、ユーザ情報記憶部22を用いてユーザ認証を行なう。
(表示処理)
次に、図4を用いて、表示処理を説明する。この表示処理では、ベースコインに関する情報とローカルコインに関する情報とを表示する。ここで、ユーザに対して、ローカルコインによりボーナスを提供する場合を想定する。この場合、認証コードを含めた2次元コード画像を印字した案内をユーザに提供する。
ここでは、管理サーバ20の制御部21は、ベースコイン画面の表示処理を実行する(ステップS11)。具体的には、ユーザ端末10の決済アプリ111は、管理サーバ20にユーザIDを送信する。この場合、制御部21の取引管理部212は、ユーザ端末10からユーザIDを取得する。そして、取引管理部212は、ユーザ管理レコード220から、ベースコインの残高を取得する。そして、取引管理部212は、ユーザ端末10の表示装置H13に、ベースコインの残高を含めたベースコイン画面を出力する。
図9(a)に示すように、ユーザ端末10には、ベースコイン画面500が出力される。ベースコイン画面500には、ベースコイン残高501、チャージボタン502、戻しボタン503、送金ボタン504、受入ボタン505、支払ボタン506が表示される。
次に、管理サーバ20の制御部21は、ローカル切り替え処理を実行する(ステップS12)。具体的には、ベースコイン画面500は、メニューボタン507を備えている。このメニューボタン507を選択し、ローカルコイン設定が選択された場合、決済アプリ111は、ローカル切替要求を、管理サーバ20に送信する。ローカル切替要求を受信した制御部21の取引管理部212は、ユーザ端末10から、ローカル切替要求を取得する。この場合、取引管理部212は、コイン情報記憶部25から、すべてのコイン種別を取得する。そして、取引管理部212は、コイン種別を選択可能に含めたローカル一覧画面を生成し、ユーザ端末10の表示装置H13に、ローカル一覧画面を出力する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、コード取得処理を実行する(ステップS13)。具体的には、ユーザは、ローカル一覧画面において、所望のローカルコインを選択する。更に、決済アプリ111において、ユーザ端末10のカメラを起動し、ユーザが取得した案内の2次元コード画像を撮影する。この場合、決済アプリ111は、2次元コード画像をデコードして、認証コードを取得する。認証コードには、ローカルコインを提供するプロバイダの識別情報及びローカルコインの提供可否を判定するための情報が含まれる。この場合、決済アプリ111は、認証コードを管理サーバ20に送信する。そして、制御部21の取引管理部212は、ユーザ端末10から認証コードを取得する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、コード認証処理を実行する(ステップS14)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、認証コードに基づいて、ローカルサーバ30を特定する。そして、取引管理部212は、ローカルサーバ30に対して、認証要求を送信する。この認証要求には、ユーザ端末10から取得した認証コードを含める。この場合、ローカルサーバ30は、認証コードがローカル情報記憶部32に登録されているかどうかを確認する。そして、ローカルサーバ30は、管理サーバ20に認証結果を返信する。認証コードがローカル情報記憶部32に登録されていない場合、認証結果にローカルコイン提供不可情報を含める。この場合、取引管理部212は、エラーメッセージを、ユーザ端末10に出力する。
認証結果に基づいて、ローカルコインを提供可能と判定した場合、管理サーバ20の制御部21は、ユーザについてローカルコイン登録処理を実行する(ステップS15)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、ボーナス情報記憶部26を用いて、ローカルサーバ30において認証されたローカルコインのボーナス管理レコード260を特定する。そして、取引管理部212は、このローカルコインについてのローカルコイン残高レコード221を生成し、ユーザ情報記憶部22に記録する。この場合、取引管理部212は、ボーナス管理レコード260のボーナス付与条件において、有効期間が設定されている場合には、有効期間に基づいて、有効期限を算出する。そして、取引管理部212は、ローカルコイン残高レコード221に、有効期限、残高を記録する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、ローカル専用画面の出力処理を実行する(ステップS16)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、ローカル専用画面を、ユーザ端末10の表示装置H13に出力する。
図9(b)に示すように、ユーザ端末10には、ローカルコイン画面510が出力される。ローカルコイン画面510には、ローカルコイン残高51L、ベースコイン残高511、チャージボタン512、戻しボタン513、送金ボタン514、受入ボタン515、支払ボタン516が表示される。
次に、管理サーバ20の制御部21は、ボーナスの確認処理を実行する(ステップS17)。具体的には、ローカルコイン画面510において、メニューボタン507の選択後で、ボーナス確認が選択された場合、制御部21の取引管理部212は、ボーナス確認画面を、ユーザ端末10の表示装置H13に出力する。
図9(c)に示すように、ボーナス確認画面520が出力される。ボーナス確認画面520には、合計コイン残高52A、ボーナス欄521が表示される。
そして、ボーナス確認画面520のメニューボタン507の選択により、ベースコイン画面500、ローカルコイン画面510に戻ることができる。
(支払処理)
次に、図5を用いて、支払処理を説明する。この処理は、店舗において、決済を行なう場合に実行される。
ここでは、管理サーバ20の制御部21は、取引情報の登録処理を実行する(ステップS21)。具体的には、決済を行なう場合、制御部21の取引管理部212は、店舗端末から、取引要求を取得する、この取引要求には、加盟店ID、決済金額に関する情報を含む。この場合、取引管理部212は、取引IDを付与し、加盟店ID(送金先)、決済金額を記録した取引管理レコード240を生成し、取引情報記憶部24に登録する。そして、取引管理部212は、取引IDを含めたコード画像を店舗端末に出力する。
この場合、ユーザは、ユーザ端末10のベースコイン画面500、ローカルコイン画面510において、支払ボタン506,516を選択する。そして、決済アプリ111は、店舗端末に表示されたコード画像を撮影する。この場合、決済アプリ111は、コード画像をデコードして、取引IDを取得する。そして、決済アプリ111は、取引ID、ユーザIDを含めた決済要求を管理サーバ20に送信する。この場合、取引管理部212は、取引IDを用いて、取引管理レコード240を特定し、送金元ID(ユーザID)を記録する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、利用条件に応じて、利用可能なローカルコインの検索処理を実行する(ステップS22)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、ユーザ情報記憶部22を用いて、有効期限内のローカルコインを特定する。更に、取引管理部212は、有効期限内のローカルコインについて、コイン情報記憶部25、ボーナス情報記憶部26から、コイン利用条件、ボーナス利用条件を取得する。例えば、コイン利用条件或いはボーナス利用条件において、店舗に関する条件が設定されている場合には、取引管理部212は、送金先ID(加盟店ID)を用いて、加盟店情報記憶部23から、送金先の加盟店管理レコード230を取得する。そして、取引管理部212は、今回の支払が、コイン利用条件及びボーナス利用条件を満たすローカルコインを検索する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、利用可能なローカルコインがあるかどうかについての判定処理を実行する(ステップS23)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、コイン利用条件及びボーナス利用条件を満たすローカルコインにおいて、支払に利用可能なローカルコインを特定できた場合、取引管理部212は、利用可能なローカルコインがあると判定する。
利用可能なローカルコインがあると判定した場合(ステップS23において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、有効期間に応じて利用可能コインの特定処理を実行する(ステップS24)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、利用可能なローカルコインにおいて、有効期限が近い順番で優先ローカルコインを特定する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、不足額の算出処理を実行する(ステップS25)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、優先ローカルコインの残高を用いて、支払額に対する充当額を算出して仮記憶する。そして、取引管理部212は、支払額(不足額)を更新する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、支払可能かどうかについての判定処理を実行する(ステップS26)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、不足額が「0」の場合、不足なしと判定する。
ここで、優先ローカルコインの残高が支払金額未満であり、不足額がある場合(ステップS26において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、利用可能なローカルコインがあるかどうかについての判定処理(ステップS23)に戻る。
一方、利用可能なローカルコインがないと判定した場合(ステップS23において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、ベースコインで支払可能かどうかについての判定処理を実行する(ステップS27)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、ユーザ管理レコード220に記録されたベースコインの残高を特定し、支払額と比較する。支払額以上のベースコイン残高がある場合には、支払可能と判定する。
ベースコインの残高が支払額未満で、ベースコインにより支払不可と判定した場合(ステップS27において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、アラーム処理を実行する(ステップS28)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、ユーザ端末10に、支払不可を示すエラーメッセージを出力する。
一方、ローカルコイン、ベースコインで決済金額を支払可能と判定した場合(ステップS26,S27において「YES」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、支払処理を実行する(ステップS29)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、決済金額の支払に用いるローカルコイン、ベースコインの残高から、それぞれの充当額を減算する。そして、取引管理部212は、取引管理レコード240に取引日時を記録する。更に、取引管理部212は、取引履歴レコード231を生成し、加盟店情報記憶部23に記録する。
(出金処理)
次に、図6を用いて、出金処理を説明する。出金を希望するユーザは、ベースコイン画面500、ローカルコイン画面510において、戻しボタン503,513を選択する。この場合、決済アプリ111は、出金要求を管理サーバ20に送信する。
出金要求を受信した管理サーバ20の制御部21は、利用条件に応じて、利用可能コインの特定処理を実行する(ステップS31)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、ユーザ情報記憶部22を用いて、ユーザが保有しているローカルコインを特定する。次に、取引管理部212は、コイン情報記憶部25、ボーナス情報記憶部26から、コイン利用条件、ボーナス利用条件を取得する。そして、取引管理部212は、コイン利用条件、ボーナス利用条件を用いて、ユーザが保有するローカルコインにおいて出金可能なローカルコインを特定する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、ベースコインを含めて出金可能額の算出処理を実行する(ステップS32)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、出金可能なローカルコインの残高とベースコインの残高を合計して、出金可能額を算出する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、出金可能額の表示処理を実行する(ステップS33)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、ユーザ端末10の表示装置H13に、出金可能額を表示する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、出金希望額の特定処理を実行する(ステップS34)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、ユーザ端末10に入力された出金額を取得する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、有効期間に応じて、利用コインの特定処理を実行する(ステップS35)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、有効期限が近い順番で優先ローカルコインを特定する。そして、取引管理部212は、特定した優先ローカルコインの残高で出金希望額を充当する。ここで、取引管理部212は、優先ローカルコインの残高で出金希望額を充当できない場合には、ベースコインの残高を用いる。
次に、管理サーバ20の制御部21は、出金対応処理を実行する(ステップS36)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、ユーザ情報記憶部22において、出金に用いるローカルコイン、ベースコインの残高から、それぞれの充当額を減算する。そして、取引管理部212は、出金額を、ユーザ管理レコード220に記録されているユーザ口座への送金を行なう。
(譲渡処理)
次に、図7を用いて、譲渡処理を説明する。譲渡を希望するユーザは、ベースコイン画面500、ローカルコイン画面510において、送金ボタン504,514を選択する。この場合、決済アプリ111は、譲渡要求を管理サーバ20に送信する。
送金要求を受信した管理サーバ20の制御部21は、譲渡先の特定処理を実行する(ステップS41)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、ユーザ端末10において指定された譲渡先のユーザIDを取得する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、利用条件に応じて利用可能コインの特定処理を実行する(ステップS42)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、ユーザ情報記憶部22を用いて、有効期限内のローカルコインを特定する。更に、取引管理部212は、有効期限内のローカルコインについて、コイン情報記憶部25、ボーナス情報記憶部26から、コイン利用条件、ボーナス利用条件を取得する。次に、取引管理部212は、コイン情報記憶部25を用いて、コイン利用条件及びボーナス利用条件において譲渡可能なローカルコインを特定する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、ベースコインを含めて譲渡可能額の算出処理を実行する(ステップS43)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、譲渡可能なローカルコインの残高とベースコインの残高を合計して、譲渡可能額を算出する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、譲渡可能額の表示処理を実行する(ステップS44)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、ユーザ端末10の表示装置H13に、譲渡可能額を表示する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、譲渡額の特定処理を実行する(ステップS45)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、ユーザ端末10に入力された譲渡額を取得する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、有効期間に応じて、利用コインの特定処理を実行する(ステップS46)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、有効期限が近い順番で優先ローカルコインを特定する。そして、取引管理部212は、特定した優先ローカルコインの残高で譲渡額を充当する。ここで、取引管理部212は、優先ローカルコインの残高で譲渡額を充当できない場合には、ベースコインの残高を用いる。
次に、管理サーバ20の制御部21は、譲渡対応処理を実行する(ステップS47)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、ユーザ情報記憶部22において、譲渡に用いるローカルコイン、ベースコインの残高から、それぞれの充当額を減算する。そして、取引管理部212は、ベースコインの譲渡については、譲渡先のユーザ管理レコード220の残高に加算する。また、ローカルコインの譲渡については、譲渡先のユーザ管理レコード220に関連付けたローカルコイン残高レコード221を生成し、ローカルコインの残高(譲渡額)を記録する。この場合、有効期限は、コイン情報記憶部25、ボーナス情報記憶部26に記録されたコイン利用条件、ボーナス利用条件に応じて設定される。例えば、利用条件に応じて、譲渡前の有効期限を設定したり、新たな有効期限を設定したりする。
(チャージ処理)
次に、図8を用いて、チャージ処理を説明する。チャージを希望するユーザは、ベースコイン画面500、ローカルコイン画面510において、チャージボタン502,512を選択する。この場合、決済アプリ111は、チャージボタン要求を管理サーバ20に送信する。
チャージ要求を受信した管理サーバ20の制御部21は、コイン種類の特定処理を実行する(ステップS51)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、コイン情報記憶部25を用いて、ローカルコインの利用条件においてチャージ可能なローカルコインを特定する。そして、取引管理部212は、チャージ可能コイン(ベースコイン、ローカルコイン)の一覧画面を、ユーザ端末10の表示装置H13に出力する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、コイン種類に応じて、チャージ条件の特定処理を実行する(ステップS52)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、ユーザ端末10の一覧画面において選択されたコイン種別を取得する。次に、取引管理部212は、コイン情報記憶部25、ボーナス情報記憶部26から、コイン利用条件、ボーナス利用条件を取得する。そして、取引管理部212は、コイン利用条件、ボーナス利用条件に記録されたチャージ条件を特定する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、チャージ金額の特定処理を実行する(ステップS53)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、ユーザ端末10に入力されたチャージ金額を取得する。なお、チャージ金額がローカルコインの利用条件のチャージ可能範囲を超えている場合には、取引管理部212は、ユーザ端末10にエラーメッセージを出力する。
次に、管理サーバ20の制御部21は、チャージ対応処理を実行する(ステップS54)。具体的には、制御部21の取引管理部212は、ユーザ口座からチャージ金額を引落すための処理を行なう。そして、取引管理部212は、ベースコインについてはユーザ管理レコード220の残高を更新し、ローカルコインについてはローカルコイン残高レコード221の残高を更新する。
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、ベースコイン画面の表示処理を実行する(ステップS11)。これにより、決済アプリ111において、ベースコインの残高を把握することができる。
(2)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、コード取得処理(ステップS13)、コード認証処理(ステップS14)、ユーザについてローカルコイン登録処理(ステップS15)を実行する。これにより、プロバイダの認証に基づいて、ローカルコインをユーザに提供することができる。そして、ローカルコインにおいて、ベースコインとは異なる利用条件を設定することができる。
(3)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、ローカル専用画面の出力処理を実行する(ステップS16)。これにより、決済アプリ111において、ローカルコインの残高及びベースコインの残高を把握することができる。
(4)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、ボーナスの確認処理を実行する(ステップS17)。これにより、ユーザはボーナスの取得状況を把握することができる。
(5)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、利用条件に応じて、利用可能なローカルコインの検索処理を実行する(ステップS22)。これにより、利用条件に応じて、支払に利用可能なローカルコインを特定することができる。
(6)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、有効期間に応じて利用可能コインの特定処理を実行する(ステップS24)。これにより、有効期間が短いローカルコインを優先的に利用して、ローカルコインの失効を抑制することができる。
(7)本実施形態では、利用可能なローカルコインがないと判定した場合(ステップS23において「NO」の場合)、管理サーバ20の制御部21は、ベースコインで支払可能かどうかについての判定処理を実行する(ステップS27)。これにより、ローカルコインで対応できない場合に、汎用性があるベースコインを用いて取引を行なうことができる。
(8)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、利用条件に応じて、利用可能コインの特定処理を実行する(ステップS31)。これにより、利用条件に応じて、譲渡に利用可能なローカルコインを特定することができる。
(9)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、ベースコインを含めて出金可能額の算出処理を実行する(ステップS32)。これにより、利用条件が制限されたローカルコイン及び汎用性があるベースコインを用いて、出金を行なうことができる。
(10)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、有効期間に応じて、利用コインの特定処理を実行する(ステップS35)。これにより、有効期間が短いローカルコインを優先的に利用して、ローカルコインの失効を抑制することができる。
(11)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、利用条件に応じて利用可能コインの特定処理を実行する(ステップS42)。これにより、利用条件に応じて、出金に利用可能なローカルコインを特定することができる。
(12)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、ベースコインを含めて譲渡可能額の算出処理を実行する(ステップS43)。これにより、利用条件が制限されたローカルコイン及び汎用性があるベースコインを用いて、譲渡を行なうことができる。
(12)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、有効期間に応じて、利用コインの特定処理を実行する(ステップS46)。これにより、利用条件が制限されたローカルコイン及び汎用性があるベースコインを用いて、失効を抑制しながら譲渡を行なうことができる。例えば、有効期限内に、ローカルコイン及び汎用性があるベースコインの利用予定があるユーザに譲渡して、失効前に有効活用することができる。
(14)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、コイン種類の特定処理を実行する(ステップS51)。これにより、コイン利用条件に基づいて、チャージ可能なローカルコインを特定することができる。
(15)本実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、コイン種類に応じて、チャージ条件の特定処理(ステップS52)、チャージ金額の特定処理(ステップS53)を実行する。これにより、ユーザが所望するコインについてチャージすることができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、コイン情報記憶部25にコイン利用条件、ボーナス情報記憶部26にボーナス利用条件を記録する。ローカルコインの利用条件は、まとめて記録してもよい。
・上記実施形態では、ローカルコイン画面において、ローカルコイン残高及びベースコイン残高を表示する。これに加えて、ベースコイン画面において、各ローカルコインの残高を表示するようにしてもよい。
・上記実施形態では、コイン利用条件、ボーナス利用条件には、コイン種別、利用条件に関するデータが記録される。ここで、利用条件として、商品種類を用いてもよい。商品種類としては、商品の生産地、キャンペーン対象等を特定する。そして、商品種類を用いて、利用可能なローカルコインを特定する。
・上記実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、譲渡先の特定処理(ステップS41)、利用条件に応じて利用可能コインの特定処理(ステップS42)を実行する。ここで、譲渡先のユーザに応じて、利用可能条件を判定するようにしてもよい。この場合には、コイン情報記憶部25のコイン利用条件或はボーナス情報記憶部26のボーナス利用条件に、譲渡先の条件を記録しておく。これにより、例えば、ローカルコインを保有できるユーザ(ユーザと同じ地域に住所を有するユーザ)に対してのみ譲渡できる。
・上記実施形態では、管理サーバ20の制御部21は、コイン種類の特定処理を実行する(ステップS51)。この場合、有利なベースコインの順番に並べてチャージ可能コインを表示するようにしてもよい。例えば、ユーザ口座からの引落額に対して、チャージ金額が異なる場合に、チャージ金額が高い有利なコインの優先順位を高くして表示する。
10…ユーザ端末、11…アプリ実行部、111…決済アプリ、20…管理サーバ、21…制御部、211…アクセス管理部、212…取引管理部、22…ユーザ情報記憶部、24…取引情報記憶部、25…コイン情報記憶部、26…ボーナス情報記憶部、30…ローカルサーバ、31…制御部、32…ローカル情報記憶部。

Claims (6)

  1. ベースコインの残高及びローカルコインの残高を記録するユーザ情報記憶部と、ユーザ端末から決済アプリを介して接続される制御部と、を備えたサービス管理システムであって、
    前記制御部が、
    前記ベースコインのユーザに対して、利用条件が設定されたローカルコインを付与し、前記ローカルコインの残高を前記ユーザ情報記憶部に記録し、
    前記決済アプリにおいて、前記ユーザ情報記憶部に記録されたベースコインの残高を含めたベースコイン画面において、前記ローカルコインの選択を取得し、
    前記ローカルコインについてのローカルコイン画面を表示し、
    前記ローカルコイン画面において、前記利用条件毎にローカルコインの残高を表示することを特徴とするサービス管理システム。
  2. 前記制御部が、前記ローカルコイン画面に、前記ベースコインの残高を更に表示することを特徴とする請求項1に記載のサービス管理システム。
  3. 前記制御部が、
    取引内容を取得し、
    前記ユーザが保有するローカルコインにおいて、前記取引内容が前記利用条件を満たす利用可能コインを検索し、
    前記利用可能コインを特定できた場合には、前記ベースコインよりも前記ローカルコインを優先して利用することを特徴とする請求項1又は2に記載のサービス管理システム。
  4. 前記制御部が、複数の利用可能コインを特定した場合には、前記利用可能コインの有効期限が早い順番で利用することを特徴とする請求項1又は2に記載のサービス管理システム。
  5. ベースコインの残高及びローカルコインの残高を記録するユーザ情報記憶部と、ユーザ端末から決済アプリを介して接続される制御部と、を備えたサービス管理システムを用いて、サービスを管理する方法であって、
    前記制御部が、
    前記ベースコインのユーザに対して、利用条件が設定されたローカルコインを付与し、前記ローカルコインの残高を前記ユーザ情報記憶部に記録し、
    前記決済アプリにおいて、前記ユーザ情報記憶部に記録されたベースコインの残高を含めたベースコイン画面において、前記ローカルコインの選択を取得し、
    前記ローカルコインについてのローカルコイン画面を表示し、
    前記ローカルコイン画面において、前記利用条件毎にローカルコインの残高を表示することを特徴とするサービス管理方法。
  6. ベースコインの残高及びローカルコインの残高を記録するユーザ情報記憶部と、ユーザ端末から決済アプリを介して接続される制御部と、を備えたサービス管理システムを用いて、サービスを管理するプログラムであって、
    前記制御部を、
    前記ベースコインのユーザに対して、利用条件が設定されたローカルコインを付与し、前記ローカルコインの残高を前記ユーザ情報記憶部に記録し、
    前記決済アプリにおいて、前記ユーザ情報記憶部に記録されたベースコインの残高を含めたベースコイン画面において、前記ローカルコインの選択を取得し、
    前記ローカルコインについてのローカルコイン画面を表示し、
    前記ローカルコイン画面において、前記利用条件毎にローカルコインの残高を表示する手段として機能させることを特徴とするサービス管理プログラム。
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