JP7441734B2 - 転写装置および転写方法 - Google Patents
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Description
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、当該所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、図を指定することなく方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」が紙面に直交する手前方向であってY軸の矢印方向で「後」がその逆方向とする。
本実施形態では、転写装置EAに供給される被着体WKは、第1接着シートAS1を介して第1フレーム部材としての第1リングフレームRF1に支持され、第1一体物UP1を形成している。
繰出手段52は、駆動機器としての回動モータ52Aと、その図示しない出力軸に支持され、支持ローラ51Cに支持された剥離用テープPTに回転力を付与する繰出ローラ52Bとを備えている。
リード保持手段53は、駆動機器としての直動モータ53Aの出力軸53Bに支持された収容手段53Cと、収容手段53Cの底面である吸着面53Dに形成された吸引孔53Eを介して吸着保持が可能な減圧ポンプや真空エジェクタ等の支持手段としての吸引手段53F(保持手段)とを備えている。
保持補助手段54は、駆動機器としての直動モータ54Aと、その出力軸54Bに支持され、剥離用テープPTを吸着面53Dに当接させる補助ローラ54Cとを備えている。
剥離用テープ貼付手段55は、収容手段53C内に収容された駆動機器としてのリニアモータ55Aと、そのスライダ55Bに支持され、剥離用テープPTを内側シートAS1Aに押圧する押圧部材55Cと、押圧部材55Cの内部に設けられたコイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段55Dとを備えている。
切断手段56は、収容手段53C内に収容された駆動機器としてのリニアモータ56Aと、そのスライダ56Bに支持され、剥離用テープPTを切断可能な切断刃56Cとを備えている。
張力付与手段57は、駆動機器としてのリニアモータ57Aと、そのスライダ57Bに支持された剥離ローラ57Cとを備えている。
第1支持テーブル62には、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって吸着保持が可能とされた内側支持面62A(保持手段)と、内側支持面62Aの外側に形成され、上方から見下した平面視において環状とされた凹溝62Bと、凹溝62Bの外側に形成され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって吸着保持が可能とされた外側支持面62C(保持手段)とが設けられている。
第2支持テーブル63には、その上面に減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって吸着保持が可能とされた保持部63A(保持手段)と、保持部63Aの内側で平面視環状に設けられ、内側シートAS1Aにおける被着体WKからはみ出した内側シートはみ出し部AS1Cを、保持部63Aの吸着保持力よりも強い吸着保持力で保持する強保持部63B(保持手段)とが設けられている。
先ず、図1中実線で示す初期位置に各部材が配置された転写装置EAに対し、当該転写装置EAの使用者(以下、単に「使用者」という)が同図のように原反RSおよび剥離用テープPTをセットした後、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。すると、シート剥離手段50が吸引手段53Fを駆動し、吸着面53Dでの剥離用テープPTの吸着保持を開始するとともに、シート貼付手段30が回動モータ35Aを駆動し、原反RSを繰り出して先頭の積層シートLSの繰出方向先端部が剥離板33の剥離縁33Aで所定長さ剥離されると、回動モータ35Aの駆動を停止する。次いで、使用者または多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない搬送手段が、図1中実線で示すように第1支持テーブル62上に第1一体物UP1を載置すると、被着体搬送手段60が図示しない減圧手段を駆動し、内側、外側支持面62A、62Cでの第1一体物UP1の吸着保持を開始する。
第1、第2フレーム部材は、環状の第1、第2リングフレームRF1、RF2以外に、例えば、環状でない部材でもよい。
前記実施形態において、ローラ等の回転部材が採用されている場合、当該回転部材を回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、回転部材の表面や回転部材自体をゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、回転部材の表面や回転部材自体を変形しない部材で構成してもよいし、ローラの代わりに回転するまたは回転しないシャフトやブレード等の他の部材を採用してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材といった被押圧物を押圧するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等の部材を採用したり、大気やガス等の気体の吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、剥離板や剥離ローラ等の剥離手段や剥離部材といった被剥離物を剥離するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、板状部材、丸棒、ローラ等の部材を採用してもよいし、剥離するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材(被保持部材)を支持(保持)するものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤(接着シート、接着テープ)、粘着剤(粘着シート、粘着テープ)、磁力、ベルヌーイ吸着、吸引吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよいし、切断手段や切断部材等の被切断部材を切断または、被切断部材に切込や切断線を形成するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等で切断するものを採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断するものを移動させて切断するようにしたりしてもよいし、付勢手段が採用されている場合、ばね、ゴム、樹脂等で構成してもよい。
10…シート切断手段
30…シート貼付手段
50…シート剥離手段
AS1…第1接着シート
AS1A…内側シート
AS1B…外側シート
AS1C…内側シートはみ出し部
AS2…第2接着シート
AS3…第3接着シート
AS3A…第3シートはみ出し部
PT…剥離用テープ
WK…被着体
WK1…一方の面
WK2…他方の面
Claims (2)
- 被着体の一方の面に貼付された第1接着シートを当該被着体の外縁からはみ出る大きさに切断し、当該第1接着シートを、前記被着体に貼付された内側シートと、当該内側シートの外側に位置する外側シートとに分断するシート切断手段と、
前記被着体の外縁からはみ出る大きさの第2接着シートを介して、当該第2接着シートの外縁からはみ出る大きさの第3接着シートを前記被着体の他方の面に貼付するシート貼付手段と、
前記内側シートに剥離用テープを貼付し、当該剥離用テープに張力を付与して前記被着体から前記内側シートを剥離するシート剥離手段とを備え、
前記シート切断手段は、前記第2接着シートの外縁からはみ出る大きさに前記第1接着シートを切断し、
前記シート剥離手段は、前記被着体の外縁からはみ出た前記内側シートの内側シートはみ出し部が前記第2接着シートに接触しないように、前記第2接着シートの外縁からはみ出た前記第3接着シートの第3シートはみ出し部と、前記剥離用テープとで前記内側シートはみ出し部を挟み込み、当該剥離用テープを前記内側シートに押圧して貼付することを特徴とする転写装置。 - 被着体の一方の面に貼付された第1接着シートを当該被着体の外縁からはみ出る大きさに切断し、当該第1接着シートを、前記被着体に貼付された内側シートと、当該内側シートの外側に位置する外側シートとに分断するシート切断工程と、
前記被着体の外縁からはみ出る大きさの第2接着シートを介して、当該第2接着シートの外縁からはみ出る大きさの第3接着シートを前記被着体の他方の面に貼付するシート貼付工程と、
前記内側シートに剥離用テープを貼付し、当該剥離用テープに張力を付与して前記被着体から前記内側シートを剥離するシート剥離工程とを実施し、
前記シート切断工程では、前記第2接着シートの外縁からはみ出る大きさに前記第1接着シートを切断し、
前記シート剥離工程では、前記被着体の外縁からはみ出た前記内側シートの内側シートはみ出し部が前記第2接着シートに接触しないように、前記第2接着シートの外縁からはみ出た前記第3接着シートの第3シートはみ出し部と、前記剥離用テープとで前記内側シートはみ出し部を挟み込み、当該剥離用テープを前記内側シートに押圧して貼付することを特徴とする転写方法。
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