JP7210314B2 - ワイヤハーネス用の止水具、コネクタホルダ、及びワイヤハーネスの止水構造 - Google Patents
ワイヤハーネス用の止水具、コネクタホルダ、及びワイヤハーネスの止水構造 Download PDFInfo
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Description
本発明の目的は、簡単な構成によってコネクタ内への電線を伝った浸水を抑制できるワイヤハーネス用の止水具、コネクタホルダ、及びワイヤハーネスの止水構造を提供することにある。
したがって、簡単な構成によってコネクタ内への電線を伝った浸水を抑制できる。
同構成によれば、排水孔が受け部内における最下位置に開口していることから、受け部内の水を早期に排出することができ、受け部内に水が滞留することを抑制できる。したがって、受け部内の水が溢れることを抑制できる。
同構成によれば、電線とベース部材との固定は、結束バンドによって互いに締結すれば済むため、固定部の構成を簡単にすることができる。
同構成によれば、ベース部材の一部である持ち上げ部に電線を沿わせるだけで電線を容易に持ち上げることができる。また、止水具の部品点数の増加を抑制できる。
同構成によれば、排水孔からの水がコネクタの挿入口とは反対側に向けて排出されるようになる。このため、排水孔を通じて排出される水がコネクタ内に入り込むことを効果的に抑制できる。
まず、ワイヤハーネス40について説明する。
図1及び図2に示すように、ワイヤハーネス40は、車両に配索されるものであり、複数の電線からなる電線群41を有している。なお、図1においては、車両に配索された状態のワイヤハーネス40の一部を示している。また、図1の上下方向は、鉛直方向である。以降において、鉛直方向を上下方向とし、鉛直方向の上方及び下方を単に上方及び下方として説明する。
本実施形態のワイヤハーネス40は、各コネクタ46a,46bから2つの支線45a,45bが上方に延在するように配索される。
<コネクタホルダ10>
図1及び図2に示すように、コネクタホルダ10は、ベース部材20、電線群41のうち被覆部材42によって被覆された部分(以下、被覆部43)をベース部材20に対して固定する固定部としての結束バンド35、及びベース部材20に取り付けられ、各コネクタ46a,46bを覆うカバー部材50を備えている。なお、ベース部材20及びカバー部材50は、共に例えば硬質の合成樹脂材料によって形成されている。
図1に示すように、ベース部材20の下部には、各コネクタ46a,46bを保持する保持部21が設けられている。
また、保持部21の挿入口22a,22bが開口する面とは反対側の側面には、各コネクタ46a,46bに電気的に接続されるコネクタ61a,61bが挿入される挿入口23a,23bが上下に並んで開口している。
ベース部材20における保持部21の上方には、電線群41の被覆部43の経路を規制する経路規制部24が一体に設けられている。
天井壁30の前端と前壁29との間には、電線群41をベース部材20内に導入する導入口32が開口している。天井壁30の後端と持ち上げ部28との間には、電線群41をベース部材20から導出する導出口33が開口している。
図1及び図2に示すように、カバー部材50は、ベース部材20に対して後側から取り付けられることで、電線群41のうちカバー部材50の後側に位置する部分全体を覆っている。なお、カバー部材50は、図示しないねじによってベース部材20に対して固定される。
図1に示すように、受け部36の上方にて結束バンド35からなる固定部によって電線群41が固定されるとともに、受け部36を挟んで固定部とは反対側にて持ち上げ部28によって電線群41が持ち上げられる。このため、電線群41を伝って自重により移動する水は、電線群41の持ち上げられた部分を越えることができず、電線群41から受け部36内に落下する。そして、同図の一点鎖線にて示すように、受け部36内に開口する排水孔37を通じて外部に排出されるようになる。
(1)止水具は、端末に設けられたコネクタ46a,46bから上方に延在する電線群41を有するワイヤハーネス40に適用され、コネクタ46a,46b内への電線群41を伝った浸水を抑制する。止水具は、電線群41の一部を下方から覆うとともに電線群41を伝って落下する水を受ける受け部36を有するベース部材20と、電線群41をベース部材20に対して固定する結束バンド35からなる固定部と、受け部36を挟んで固定部とは反対側にて電線群41を持ち上げる持ち上げ部28とを備えている。ベース部材20には、受け部36内に開口するとともに受け部36内の水を外部に排出する排水孔37が設けられている。
こうした構成によれば、排水孔37が受け部36内における最下位置に開口していることから、受け部36内の水を早期に排出することができ、受け部36内に水が滞留することを抑制できる。したがって、受け部36内の水が溢れることを抑制できる。
こうした構成によれば、電線群41とベース部材20との固定は、結束バンド35によって互いに締結すれば済むため、固定部の構成を簡単にすることができる。
こうした構成によれば、ベース部材20の一部である持ち上げ部28に電線群41を沿わせるだけで電線群41を容易に持ち上げることができる。また、止水具の部品点数の増加を抑制できる。
こうした構成によれば、排水孔37からの水が電線群41の端末側とは反対側に向けて排出されるようになる。このため、排水孔37を通じて排出される水がコネクタ46a,46b内に入り込むことを阻止できる。
<変更例>
上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・前側傾斜壁26及び後側傾斜壁27の少なくとも一方を、前壁29と同様、上下方向に沿って延在する壁に変更することもできる。
・結束バンド35に代えて、テープを用いて電線群41をベース部材20に対して固定することもできる。
・排水孔37は断面L字状をなすものに限定されない。他に例えば、縦孔部37aのみからなる排水孔であってもよい。この場合、排水孔の出口は下方を指向する。
Claims (8)
- 端末に設けられたコネクタから上方に延在する電線を有するワイヤハーネスに適用され、前記コネクタ内への前記電線を伝った浸水を抑制する止水具において、
前記コネクタよりも上方において前記電線の一部を下方から覆うとともに前記電線を伝って落下する水を受ける受け部を有するベース部材と、
前記電線を前記ベース部材に対して固定する固定部と、
前記受け部を挟んで前記固定部とは反対側にて前記電線を持ち上げる持ち上げ部と、を備え、
前記ベース部材には、前記受け部内に開口するとともに前記受け部内の水を外部に排出する排水孔が設けられている、
ワイヤハーネス用の止水具。 - 前記排水孔は、前記受け部内における最下位置に開口している、
請求項1に記載のワイヤハーネス用の止水具。 - 前記固定部は、前記電線と前記ベース部材とを締結する結束バンドである、
請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス用の止水具。 - 前記持ち上げ部は、前記ベース部材と一体に形成されている、
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載のワイヤハーネス用の止水具。 - 前記受け部は、底面と、前記底面を囲む側面とを有しており、
前記側面には、前記底面に近接するほど下方に位置するように傾斜する傾斜部が設けられている、
請求項1~請求項4のいずれか一項に記載のワイヤハーネス用の止水具。 - 請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の止水具を備え、
前記ベース部材の前記受け部の下方には、前記コネクタを保持する保持部が一体に形成されており、
前記ベース部材に取り付けられ、前記コネクタを覆うカバー部材を備える、
コネクタホルダ。 - 前記排水孔の出口は、前記保持部における前記コネクタが挿入される挿入口とは反対側を指向している、
請求項6に記載のコネクタホルダ。 - 請求項6または請求項7に記載のコネクタホルダと、
前記コネクタに接続される前記端末から上方に延在する前記電線を有する前記ワイヤハーネスと、を備える、
ワイヤハーネスの止水構造。
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