JP7276176B2 - 真空成形内装部品 - Google Patents
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Description
(1)表皮層とクッション層とからなる表皮材が表面に貼着された基材を備え、当該基材の厚肉部に、複数のキャビリブ部が凹溝を隔てて形成された真空成形内装部品であって、
前記基材の前記キャビリブ部と前記凹溝とを囲むキャビリブ外周部には、当該キャビリブ外周部と隣接する前記基材の一般部の表面より、裏面側に所定の幅で僅かに窪んで形成された肉盗み部を備えたことを特徴とする。
前記肉盗み部は、前記基材のデザイン上の折り曲げ線から所定距離だけ離間した範囲で形成されていることを特徴とする。
前記肉盗み部の表面には、前記基材に形成された真空吸引孔と前記凹溝とを連通する第1通気溝が形成されていることを特徴とする。
前記キャビリブ外周部の内縁から前記基材の裏面側に起立する縦壁部に対する前記キャビリブ部の交差部には、前記基材の表面側で前記凹溝同士を連通させる第2通気溝が形成されていることを特徴とする。
前記肉盗み部の窪み量は、真空成形前における前記クッション層の厚さの1/20~1/10倍程度の大きさに形成され、前記肉盗み部の幅は、前記窪み量の50~150倍程度の大きさに形成されていることを特徴とする。
まず、本真空成形内装部品の成形手順を、図1を用いて簡単に説明する。図1に、本実施形態に係る真空成形内装部品の一実施例である自動車のインストルメントパネルを成形する手順を示す概略斜視図を示す。図1(A)に、表皮材を形成する表皮材形成ステップを示し、図1(B)に、基材を形成する基材形成ステップを示し、図1(C)に、表皮材を基材に真空成形によって貼着させる真空成形ステップを示す。
次に、本実施形態に係る真空成形内装部品の特徴的な構造である基材のキャビリブ部が形成された箇所とその表皮材のヒケに対する効果について、図1~図7を用いて説明する。図2に、図1(B)に示すA部の詳細斜視図を示す。図3に、図2に示すC-C断面図を示す。図4に、図2に示すD-D断面図を示す。図5に、図2に示すE-E断面図を示す。図6に、図1(B)に示すB部の詳細斜視図を示す。図7に、図1(C)に示す真空成形ステップにおいて形成される真空成形内装部品の部分断面図を示し、図7(A)に、表皮材を基材に貼着する前の状態を示し、図7(B)に、表皮材を基材の表面に貼着させた後の状態を示す。
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係る真空成形内装部品10によれば、基材2のキャビリブ部23と凹溝24とを囲むキャビリブ外周部25、25Bには、当該キャビリブ外周部25、25Bと隣接する基材2の一般部26の表面261より、裏面側に所定の幅w1で僅かに窪んで形成された肉盗み部25N、25BNを備えたので、肉盗み部25N、25BNの表面に貼着されたクッション層12の復元後の厚さを、キャビリブ外周部25、25Bと隣接する基材2の一般部26の表面に貼着されたクッション層12の復元後の厚さより、窪み量d1の分だけ僅かに小さくさせることができる。
上述した実施形態は、本発明の要旨を変更しない範囲で変更することができる。例えば、本実施形態によれば、複数のキャビリブ部23は、厚肉部22の取付座221に対して車両の上下方向へ垂直状に起立し、キャビリブ部23の厚さd4は、凹溝24の幅d5と略同一に形成されているが、必ずしも、これに限らなくても良い。例えば、キャビリブ部23の厚さd4は、凹溝24の幅d5と異なっても良く、また、型抜きをスムーズに行う等のために、キャビリブ部23の上端部が基端部より多少薄肉化されていてもよい。
2 基材
2DL 折り曲げ線
10 真空成形内装部品
11 表皮層
12 クッション層
21 表面
22 厚肉部
23 キャビリブ部
24 凹溝
25、25B キャビリブ外周部
25N、25BN 肉盗み部
26 一般部
27 真空吸引孔
28 第1通気溝
29 第2通気溝
222 縦壁部
231 上端面
232 交差部
261 表面
d1 窪み量
d3 クッション層の厚さ
w1 幅
Claims (4)
- 表皮層とクッション層とからなる表皮材が表面に貼着された基材を備え、当該基材の厚肉部に、複数のキャビリブ部が凹溝を隔てて形成された真空成形内装部品であって、
前記基材の前記キャビリブ部と前記凹溝とを囲むキャビリブ外周部には、当該キャビリブ外周部と隣接する前記基材の一般部の表面より、裏面側に所定の幅で僅かに窪んで形成された肉盗み部を備えたこと、
前記肉盗み部の窪み量は、真空成形前における前記クッション層の厚さの1/20~1/10倍程度の大きさに形成され、前記肉盗み部の幅は、前記窪み量の50~150倍程度の大きさに形成されていることを特徴とする真空成形内装部品。 - 請求項1に記載された真空成形内装部品において、
前記肉盗み部は、前記基材のデザイン上の折り曲げ線から前記肉盗み部の幅より大きい距離だけ離間した範囲で形成されていることを特徴とする真空成形内装部品。 - 請求項1又は請求項2に記載された真空成形内装部品において、
前記肉盗み部の表面には、前記基材に形成された真空吸引孔と前記凹溝と連通する第1通気溝が形成されていることを特徴とする真空成形内装部品。 - 請求項3に記載された真空成型内装部品において、
前記キャビリブ外周部の内縁から前記基材の裏面側に起立する縦壁部に対する前記キャビリブ部の交差部には、前記基材の表面側で前記凹溝同士を連通させる第2通気溝が形成されていることを特徴とする真空成形内装部品。
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JP2956876B2 (ja) * | 1994-06-06 | 1999-10-04 | 本田技研工業株式会社 | 真空成形品 |
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