JP7161851B2 - 免疫測定装置の状態確認方法および免疫測定装置 - Google Patents
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Description
この発明の第2の局面による免疫測定装置の状態確認方法は、検体中の被検物質(81)と標識物質(83)とを含み固相担体(82)に担持された免疫複合体(84)を収容する第1容器(11)内で、免疫複合体(84)を固相担体(82)から遊離させ、第1容器(11)内の液相を第2容器(12)に移す複合体転移処理を行う免疫測定装置(100)の状態確認方法であって、少なくとも標識物質(21)を液相として含む管理試料(20)が収容された第1容器(11)内の液相を第2容器(12)に移す工程と、液相が移された第2容器(12)内の標識物質(21)を検出する工程と、第2容器(12)内の標識物質(21)の検出値と基準値との比較に基づいて、複合体転移処理を行う免疫測定装置(100)における第1容器(11)内の液相を第2容器(12)に移し替える機能の異常の有無または異常の程度を判定する工程と、を備える。
上記第2の局面による免疫測定装置の状態確認方法において、好ましくは、第1容器(11)内の液相を第2容器(12)に移し替える機能の状態を判定する工程において、第2容器(12)内における標識物質(21)の検出値が基準値を下回ること、に基づいて第1容器(11)内の液相を第2容器(12)に移し替える機能の異常を判定する。
このように構成すれば、正常状態での測定によって得られる検出値に基づいて、正常と異常とを区別するための基準値(V1、V2)を予め設定しておくことにより、検出値と基準値(V1、V2)とを比べるだけで、複合体転移処理の異常判定を容易に行うことができる。
この発明の第4の局面による免疫測定装置(100)は、検体中の被検物質(81)と標識物質(83)とを含み固相担体(82)に担持された免疫複合体(84)を収容する第1容器(11)内で、免疫複合体(84)を固相担体(82)から遊離させ、第1容器(11)内の液相を第2容器(12)に移す複合体転移処理を行う免疫測定装置(100)であって、少なくとも標識物質(21)を液相として含む管理試料(20)が収容された第1容器(11)内の液相を第2容器(12)に移す処理を行う機構部(50)と、液相が移された第2容器(12)内の標識物質(21)を検出する検出部(60)と、検出部(60)の検出値と基準値との比較に基づいて、複合体転移処理における第1容器(11)内の液相を第2容器(12)に移し替える機能の異常を判定する判定部(70)と、を備える。
まず、図1および図2を参照して、一実施形態による免疫測定装置の状態確認方法の概要について説明する。
本実施形態の免疫測定装置100の状態確認方法は、免疫測定装置100による複合体転移処理を行うための機能が正常であるか否かを確認するものである。
標識物質は、検出または測定可能なシグナルを発することができる物質であれば特に限定されない。例えば、酵素、蛍光物質、放射性同位元素などが挙げられる。酵素としては、アルカリホスファターゼ、β-ガラクドシダーゼ、ペルオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、チロシナーゼ、酸性ホスファターゼ、ルシフェラーゼなどが挙げられるが、特に限定されない。蛍光物質としては、フルオレセインイソチオシアネート(FITC)、クマリン、ローダミン、フルオレセイン、Cy3、Cy5、Hoechst 33342、4’,6-ジアミジノ-2-フェニルインドール(DAPI)、プロピジウムイオダイド(PI)、Alexa Fluor(モレキュラ・プローブス(Molecular Probes)社の登録商標)シリーズなどの蛍光色素、グリーン蛍光タンパク質(GFP)などの蛍光タンパク質などが挙げられるが、特に限定されない。放射性同位元素としては、125I、14C、32Pなどが挙げられるが、特に限定されない。
図1のように、管理試料20が、標識物質21が結合した固相担体22を含むものである場合、工程(a)を行う際に、固相担体22を集める処理が行われる。工程(a)により、固相担体22を残して液相が第1容器11から第2容器12に移動される。このため、第2容器12には、標識物質21が結合した固相担体22を含まない液相が収容される。
固相担体は、たとえば、免疫測定で用いられる公知の粒子である。粒子は、例えば、磁性粒子、ラテックス粒子、赤血球、ゼラチン粒子などが挙げられる。第1容器11中から液相を分離するため、固相担体22として磁性粒子を用いるのが好ましい。磁性粒子としては、磁性を有する材料を基材として含み、通常の免疫測定に用いられる粒子であればよい。例えば、基材としてFe2O3および/またはFe3O4、コバルト、ニッケル、フィライト、マグネタイトなどを用いた磁性粒子が利用できる。
図2のように、管理試料20が、標識物質21が溶解した液体を含むものである場合、工程(a)により、標識物質21を含む液相が第1容器11から第2容器12に移動される。このため、第2容器12には、標識物質21を含んだ液相が収容される。
図1のように、管理試料20が、標識物質21が結合した固相担体22を含む場合、第1容器11内の液相を第2容器12に移す工程(a)において、第1容器11内で標識物質21が結合した固相担体22を集める処理を行う。
たとえば、図1および図2において、免疫測定装置の状態確認方法は、第2容器12内の標識物質21の検出結果に基づいて、複合体転移処理における異常を判定する工程をさらに備える。上記の通り、工程(b)によって取得された検出値の大小を判定することによって、複合体転移処理における異常の有無を判定することができる。これにより、たとえば管理試料20中の標識物質21を検出した免疫測定装置100において検出結果の判定を行うことにより、複合体転移処理における異常があるか否かを判定することができる。判定は、たとえば、免疫測定装置100が備える判定部70(図3参照)や、免疫測定装置100と通信可能に接続されたホストコンピュータなどの外部装置などにより、行われうる。
図1および図2において、第1容器11内の液相を第2容器12に移す工程の前に、免疫測定装置100により、管理試料20を第1容器11に分注する工程をさらに備え得る。たとえば免疫測定装置100は、予め管理試料20を収容した容器(図示せず)から管理試料20を吸引管51により吸引して、第1容器11内に吐出する。これにより、免疫測定装置100のユーザやサービススタッフが事前に管理試料20を第1容器11に準備しておかなくても、免疫測定装置100によって容易に、管理試料20を第1容器11に収容させることができる。
次に、図3を参照して、一実施形態による免疫測定装置100の概要について説明する。
次に、図5を参照して、免疫測定装置100の具体的な構成例について詳細に説明する。
図5に示す構成例では、図4に示したように、r1試薬~r7試薬と、R4試薬およびR5試薬とを用いて免疫測定が行われる。ここでは、免疫測定の一例として、被検物質81がB型肝炎表面抗原(HBsAg)である例について説明する。
次に、図5に示した免疫測定装置100の具体的構成例における状態確認方法について説明する。
図12~図14を参照して、免疫測定装置100の集磁機能の確認を行う例を示す。図12~図14の例では、管理試料20は、標識物質21が結合した固相担体22を含み、固相担体22は磁性粒子である。固相担体22を集める処理は、磁性粒子を磁力源52により集磁する処理を含む。状態確認方法は、第2容器12内の標識物質21の検出結果に基づいて、磁力源52による集磁機能の異常を判定する工程を備える。これにより、標識物質21が結合した磁性粒子を集磁するため、第2容器12内の標識物質21の検出値に基づいて、磁力源52による集磁機能が正常であるか異常であるかを容易に判定できる。
図12の例では、管理試料20は、被検物質81と結合せずに標識物質21と結合した第3固相担体23を含む。液相中には、標識物質21が実質的に含まれていない。第3固相担体23は、たとえば、予め標識物質21が固定された磁性粒子である。第3固相担体23は、被検物質81に対する結合能を有していない。すなわち、集磁機能の確認を行う場合の第3固相担体23は、上記検体の測定を行う場合のr5試薬に含まれる第1固相担体82a、およびr7試薬に含まれる第2固相担体82bとは別個に用意された精度管理試薬に含まれるものである。
図13の例では、状態確認方法は、第1容器11内の液相を第2容器12に移す工程の前に、第1容器11内で、既知濃度の被検物質81を含む試料、被検物質81と結合する標識物質83、被検物質81と結合する捕捉物質86、および捕捉物質86と結合する固相担体82とを接触させる工程を備える。つまり、状態確認方法においても、検体を測定する場合と同様に、被検物質81を含む精度管理試料と、各種試薬とを第1容器11内に分注して、管理試料20を調製する。この結果、管理試料20は、被検物質81、標識物質83および捕捉物質86を含む免疫複合体84と結合した固相担体82を含む。つまり、図13は、免疫測定装置100の状態確認方法に用いる標識物質21および固相担体22として、実際の検体測定で用いる標識物質83および固相担体82を使用する例を示す。
図14の例は、基本的に図13に示した例と同様であるが、標識物質83に結合させる固相担体82が異なる。また、図14の例では、図13の例とは試薬の分注順序が異なる。
上記の通り、図12~図14に示した実施形態1~実施形態3の例では、管理試料20中の固相担体22に標識物質21を結合させ、第1容器11中で集磁する処理によって、液相を第2容器12に移す工程(a)後に標識物質21が固相担体22とともに第1容器11中に残される。そのため、実施形態1~実施形態3の例では、集磁機能が正常である場合、工程(b)による検出結果として、実質的に標識物質21を含まないブランク試料に対して測定を行った場合と同程度の検出値が取得される。より正確には、集磁機能が正常である場合であっても、第1容器11中の固相担体22を全て集磁できるわけではないので、第1容器11中の固相担体22のごく一部は、液相と共に第2容器12に持ち越される。そのため、集磁機能には、仕様上の固相担体22の許容持越量が設定される。許容持越量は、検出結果に影響を与えない範囲のばらつきとして設定される。集磁機能が正常であるか否かを判定するための基準値V1(17参照)として、ブランク試料を測定した場合の予想検出値に対して、許容持越量の上限範囲を加えた値が設定される。取得された検出値が基準値V1を下回る場合、集磁機能が正常であると判定される。
図15は、集磁機能の判定処理の効果確認のために行った実施例1の実験条件を示し、図16は、実施例1による実験結果を示す。実施例1は、図14に示した実施形態3の手順を、免疫測定装置100により実施したものである。
図18および図19を参照して、免疫測定装置100の分注機能の確認を行う例を示す。図18および図19の例では、管理試料20は、標識物質21が溶解した溶液を含む。すなわち、管理試料20中で、標識物質21が固相と結合するのではなく、液相として存在する。この場合、第1容器11中で標識物質21が液相として存在するので、たとえば標識物質21の検出値が上昇しない場合には、液相を第2容器12に移す際に、第1容器11から液相を適切に移せていない可能性が高い。そのため、複合体転移処理における第1容器11内の液相を第2容器12に移す機能が正常か否かを容易に確認できる。
図18の例では、検体の測定時に用いる標識物質83とは別の標識物質を、分注機能の確認を行うための標識物質21として用いる例である。すなわち、図18の例では、分注機能の確認を行うための標識物質21は、上記検体の測定を行う場合のr1試薬に含まれる標識物質83とは別個に用意された精度管理用試薬に含まれるものである。
図19の例では、検体の測定時に用いる標識物質83と同じ標識物質を、分注機能の確認を行うための標識物質21として用いる例である。すなわち、図19の例では、管理試料20は、検体の測定時において第1容器11に分注されるr1試薬の標識物質83を含む。これにより、被検物質81を含む検体を実際に測定する場合に分注される標識物質83を用いて、第1容器11内の液相を第2容器12に移す機能が正常か否かを確認できる。すなわち、免疫測定装置100の状態確認のために専用の標識物質83を別途用意する必要がないので、免疫測定装置100の利便性を向上させることができる。
図20は、分注機能の判定が可能か否かを確認するために行った実施例2の実験条件を示し、図21は、実施例2による実験結果を示す。実施例2は、図19に示した実施形態5の手順を、免疫測定装置100により実施したものである。図20の比較例は、実施例2と対比するため、図4に示した測定時の各処理工程を列記している。
状態確認方法は、上記の集磁機能の確認および分注機能の確認のための各工程に加えて、別の状態確認の工程を実施してもよい。
次に、図5に示した免疫測定装置100の動作を、図22を用いて説明する。以下の説明では、免疫測定装置100の動作の各ステップについて図22を参照し、免疫測定装置100の各部について図5~図10を参照するものとする。状態確認の処理については、図11~図14および図17~図19を参照するものとする。以下の各ステップの動作制御は、免疫測定装置100の分析部110により行われる。
Claims (26)
- 検体中の被検物質と標識物質とを含み固相担体に担持された免疫複合体を収容する第1容器内で、前記免疫複合体を前記固相担体から遊離させ、前記第1容器内の液相を第2容器に移す複合体転移処理を行う免疫測定装置の状態確認方法であって、
少なくとも前記標識物質が結合した前記固相担体を含む管理試料が収容された前記第1容器内の前記固相担体を前記第1容器内で集める処理を行う工程と、
前記第1容器内の液相を前記第2容器に移す工程と、
液相が移された前記第2容器内の前記標識物質を検出する工程と、
前記第2容器内の前記標識物質の検出値と基準値との比較に基づいて、前記複合体転移処理を行う前記免疫測定装置における前記第1容器内の前記固相担体を集める機能の異常の有無または異常の程度を判定する工程と、を備える、免疫測定装置の状態確認方法。 - 検体中の被検物質と標識物質とを含み固相担体に担持された免疫複合体を収容する第1容器内で、前記免疫複合体を前記固相担体から遊離させ、前記第1容器内の液相を第2容器に移す複合体転移処理を行う免疫測定装置の状態確認方法であって、
少なくとも前記標識物質を液相として含む管理試料が収容された前記第1容器内の液相を前記第2容器に移す工程と、
液相が移された前記第2容器内の前記標識物質を検出する工程と、
前記第2容器内の前記標識物質の検出値と基準値との比較に基づいて、前記複合体転移処理を行う前記免疫測定装置における前記第1容器内の液相を前記第2容器に移し替える機能の異常の有無または異常の程度を判定する工程と、を備える、免疫測定装置の状態確認方法。 - 前記固相担体を集める機能の状態を判定する工程において、前記第2容器内における前記標識物質の検出値が基準値を超えること、に基づいて前記第1容器内の前記固相担体を集める機能の異常を判定する、請求項1に記載の免疫測定装置の状態確認方法。
- 前記第1容器内の液相を前記第2容器に移し替える機能の状態を判定する工程において、前記第2容器内における前記標識物質の検出値が基準値を下回ること、に基づいて前記第1容器内の液相を前記第2容器に移し替える機能の異常を判定する、請求項2に記載の免疫測定装置の状態確認方法。
- 前記第1容器内の液相を前記第2容器に移す工程の前に、前記免疫測定装置により、前記管理試料を前記第1容器に分注する工程をさらに備える、請求項1~4のいずれか1項に記載の免疫測定装置の状態確認方法。
- 前記固相担体が磁性粒子であり、
前記固相担体を集める処理は、前記磁性粒子を磁力源により集磁する処理を含み、
前記固相担体を集める機能の状態を判定する工程は、前記第2容器内の前記標識物質の検出値と基準値との比較に基づいて、前記磁力源による集磁機能の異常を判定する工程を含む、請求項1に記載の免疫測定装置の状態確認方法。 - 前記標識物質の検出値が基準値を上回る場合に、前記磁力源による集磁機能の異常があると判定する、請求項6に記載の免疫測定装置の状態確認方法。
- 前記基準値は、集磁されずに前記第2容器に移される前記磁性粒子の許容上限量に相当する前記標識物質の予想検出値である、請求項7に記載の免疫測定装置の状態確認方法。
- 前記第1容器内の液相を前記第2容器に移す工程の前に、前記第1容器内で、既知濃度の前記被検物質を含む試料、前記被検物質と結合する前記標識物質、前記被検物質と結合する捕捉物質、および前記捕捉物質と結合する前記固相担体とを接触させることにより、前記第1容器内に前記管理試料を調製する工程をさらに備える、請求項1に記載の免疫測定装置の状態確認方法。
- 前記管理試料は、検体の測定時において複合体転移処理前に前記第1容器に分注される第1固相担体を含む、請求項9に記載の免疫測定装置の状態確認方法。
- 前記管理試料は、検体の測定時において複合体転移処理後に前記第2容器に分注される第2固相担体を含む、請求項9に記載の免疫測定装置の状態確認方法。
- 前記第1容器内の液相を前記第2容器に移す工程の前に、前記被検物質、前記標識物質、前記捕捉物質を含む前記免疫複合体と結合した前記固相担体と、液相とを分離するBF分離を行う工程をさらに備える、請求項9~11のいずれか1項に記載の免疫測定装置の状態確認方法。
- 前記複合体転移処理において、前記第1容器に遊離試薬が分注されることにより、前記免疫複合体が前記固相担体から遊離され、
BF分離を行う工程の後、前記第1容器内の液相を前記第2容器に移す工程の前に、前記遊離試薬を含まない液相を前記第1容器に分注する工程をさらに備える、請求項12に記載の免疫測定装置の状態確認方法。 - 前記管理試料は、被検物質と結合せずに前記標識物質と結合した第3固相担体を含む、請求項1に記載の免疫測定装置の状態確認方法。
- 前記第1容器内の液相を前記第2容器に移す工程は、前記第1容器内の液相を吸引し、吸引した液相を前記第2容器に吐出する分注処理を含み、
前記第1容器内の液相を前記第2容器に移し替える機能の状態を判定する工程は、前記第2容器内の前記標識物質の検出値と基準値との比較に基づいて、分注機能の異常を判定する工程を含む、請求項2に記載の免疫測定装置の状態確認方法。 - 前記標識物質の検出値が基準値を下回る場合に、分注機能の異常があると判定する、請求項15に記載の免疫測定装置の状態確認方法。
- 前記基準値は、前記管理試料に含まれる前記標識物質の予想検出値の許容限度として設定された値である、請求項16に記載の免疫測定装置の状態確認方法。
- 前記管理試料は、検体の測定時において前記第1容器に分注される前記標識物質を含む、請求項2に記載の免疫測定装置の状態確認方法。
- 前記管理試料に含まれる前記標識物質が酵素であり、
前記第2容器内の前記標識物質を検出する工程は、前記酵素の基質を前記第2容器に添加し、酵素反応により生じた反応産物から生じる信号を測定することにより行われる、請求項1~18のいずれか1項に記載の免疫測定装置の状態確認方法。 - 検体中の被検物質と標識物質とを含み固相担体に担持された免疫複合体を収容する第1容器内で、前記免疫複合体を前記固相担体から遊離させ、前記第1容器内の液相を第2容器に移す複合体転移処理を行う免疫測定装置であって、
少なくとも前記標識物質が結合した前記固相担体を含む管理試料が収容された前記第1容器内の前記固相担体を前記第1容器内で集める処理を行うとともに、前記第1容器内の液相を前記第2容器に移す処理を行う機構部と、
液相が移された前記第2容器内の前記標識物質を検出する検出部と、
前記検出部の検出値と基準値との比較に基づいて、前記複合体転移処理における前記第1容器内の前記固相担体を集める機能の異常を判定する判定部と、を備える、免疫測定装置。 - 検体中の被検物質と標識物質とを含み固相担体に担持された免疫複合体を収容する第1容器内で、前記免疫複合体を前記固相担体から遊離させ、前記第1容器内の液相を第2容器に移す複合体転移処理を行う免疫測定装置であって、
少なくとも前記標識物質を液相として含む管理試料が収容された前記第1容器内の液相を前記第2容器に移す処理を行う機構部と、
液相が移された前記第2容器内の前記標識物質を検出する検出部と、
前記検出部の検出値と基準値との比較に基づいて、前記複合体転移処理における前記第1容器内の液相を前記第2容器に移し替える機能の異常を判定する判定部と、を備える、免疫測定装置。 - 前記管理試料は、前記標識物質が結合した磁性粒子を含み、
前記機構部は、前記第1容器内で前記標識物質が結合した前記磁性粒子を集磁する磁力源を含み、
前記判定部は、前記磁力源による集磁機能の異常を判定する、請求項20に記載の免疫測定装置。 - 前記管理試料は、前記標識物質が溶解した溶液を含み、
前記機構部は、前記第1容器内の液相を吸引し、吸引した液相を前記第2容器に吐出する吸引管を含み、
前記判定部は、前記吸引管による分注機能の異常を判定する、請求項21に記載の免疫測定装置。 - 前記機構部は、前記被検物質を含む検体を分注するための検体分注部と、前記標識物質を含む標識試薬、および前記固相担体を含む固相試薬とを分注するための試薬分注部と、を含み、前記第1容器内に前記管理試料を調製するように構成されている、請求項20に記載の免疫測定装置。
- 前記試薬分注部は、
前記検体の測定を行う場合には、前記免疫複合体を前記固相担体から遊離させる遊離試薬を前記第1容器に分注し、
前記第1容器内の前記固相担体を集める機能の異常を判定する場合には、前記遊離試薬に代えて前記遊離試薬を含まない液相を分注する、請求項24に記載の免疫測定装置。 - 前記機構部は、前記被検物質、前記標識物質を含む前記免疫複合体と結合した前記固相担体と、液相とを分離するBF分離部を含み、
前記BF分離部は、前記第1容器内の前記管理試料に対するBF分離を行う、請求項24または25に記載の免疫測定装置。
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