JP7010699B2 - バルーンカテーテル - Google Patents
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Description
Claims (20)
- 医療処置を実行する管状装置において、
近位端と、患者の体内に導入するように寸法設定された遠位端と、近位端と遠位端との間に延びるルーメンとを含んで、前記近位端と遠位端との間に延在する長手方向軸を画定する細長い管状部材と、
前記遠位端にある膨張可能部材であって、実質的に密閉された内部空間を取り囲む内面を有する外側不透過性膜を備える膨張可能部材と、
前記内面に連結された前記内部空間内のファイバ網であって、前記ルーメンから前記内部空間に膨張媒体が移動されて前記膜が膨張態様に膨張されるときに、前記膜の膨張を制限するように構成されたファイバ網と、を備え、
前記ファイバ網が複数のファイバを含み、各ファイバが前記内面に連結された両端を有して、前記複数のファイバの中間領域が前記内部空間を横断して延在しており、前記膜が膨張態様に膨張されたときに、前記複数のファイバが、前記膜を、前記膨張態様において、前記長手方向軸とほぼ平行に延在する1以上のほぼ平坦な壁を画定する長方形またはその他の形状となるように制限することを特徴とする管状装置。 - 医療処置を実行する管状装置において、
近位端と、患者の体内に導入するように寸法設定された遠位端と、近位端と遠位端との間に延びるルーメンとを含んで、前記近位端と遠位端との間に延在する長手方向軸を画定する細長い管状部材と、
前記遠位端にある膨張可能部材であって、実質的に密閉された内部空間を取り囲む内面を有する外側不透過性膜を備える膨張可能部材と、
前記内面に連結された前記内部空間内のファイバ網であって、前記ルーメンから前記内部空間に膨張媒体が移動されて、前記膜が膨張態様で非円形形状に膨張されるときに、前記膜の膨張を制限するように構成されたファイバ網と、を備え、
前記ファイバ網が複数のファイバを含み、各ファイバが前記内面の互いにほぼ対向する位置に連結された両端を有して、前記複数のファイバの中間領域が前記内部空間を横断して延在しており、前記膜が膨張態様に膨張されたときに、前記複数のファイバが、前記膜を、前記膨張態様において、前記膨張可能部材の対向する第1および第2の端部の間で前記長手方向軸とほぼ平行に延在する1以上のほぼ平坦な壁を画定する長方形またはその他の形状となるように制限することを特徴とする管状装置。 - 請求項1または2に記載の管状装置において、
前記膜が、膨張態様において、少なくとも1の実質的に平面状の表面を有することを特徴とする管状装置。 - 医療処置を実行する管状装置において、
近位端と、患者の体内に導入するように寸法設定された遠位端と、近位端と遠位端との間に延びるルーメンとを含んで、前記近位端と遠位端との間に延在する長手方向軸を画定する細長い管状部材と、
前記遠位端にある膨張可能部材であって、実質的に密閉された内部空間を取り囲む内面を有する外側不透過性膜を備える膨張可能部材と、
前記内面に連結された前記内部空間内のファイバ網であって、当該ファイバ網は、膨張媒体が前記内部空間内に移動して前記膜を膨張態様へと膨張させるときに膜の膨張を制限するように構成され、前記膜が前記膨張態様に膨張したときに、各ファイバが前記内面に連結された両端を有して、前記複数のファイバの中間領域が前記内部空間を横断して延在しており、前記ファイバ網のファイバが、互いにほぼ平行に延在して、前記膨張可能部材の膨張を、前記長手方向軸とほぼ平行に延在する1以上のほぼ平坦な壁を画定する長方形またはその他の形状に制限するファイバ網と、を備えることを特徴とする管状装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の管状装置において、
前記ファイバ網が、前記内部空間を実質的に占めることを特徴とする管状装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の管状装置において、
前記膜が膨張態様へと膨張したときに前記ファイバが互いにほぼ平行に延び、それにより、前記ファイバの長手軸に沿う方向への前記膜の1またはそれ以上の壁の膨張を制限することを特徴とする管状装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の管状装置において、
前記複数のファイバが、実質的に非弾性の材料から形成されていることを特徴とする管状装置。 - 請求項1乃至7の何れか一項に記載の管状装置において、
前記膜が、弾性材料から形成されていることを特徴とする管状装置。 - 請求項1乃至7の何れか一項に記載の管状装置において、
前記膜が、実質的に非弾性の材料から形成されていることを特徴とする管状装置。 - 請求項1乃至5の何れか一項に記載の管状装置において、
前記ファイバ網が、互いに直交するように向けられた第1セットのファイバおよび第2セットのファイバを含み、それにより、少なくとも2つの寸法において前記膜の膨張を制限することを特徴とする管状装置。 - 請求項10に記載の管状装置において、
前記第1セットのファイバが、前記膜の内面の第1および第2の対向面に連結された第1の複数のファイバを含み、前記膜が膨張態様に膨張したときに、前記第1の複数のファイバが、第1軸と実質的に平行に互いにほぼ平行に延びることを特徴とする管状装置。 - 請求項11に記載の管状装置において、
前記第2セットのファイバが、前記膜の内面の第3および第4の対向面に連結された第2の複数のファイバを含み、前記膜が膨張態様に膨張したときに、前記第2の複数のファイバが、第2軸と実質的に平行に互いにほぼ平行に延びることを特徴とする管状装置。 - 請求項12に記載の管状装置において、
前記第2軸が前記第1軸に対してほぼ垂直であることを特徴とする管状装置。 - 請求項1乃至13の何れか一項に記載の管状装置において、
前記近位端に連結された真空源をさらに備え、前記真空源が前記ルーメンを介して前記内部空間に通じ、前記真空源が、前記内部空間に十分な真空を与えて、前記膜および前記ファイバ網を患者の体内に導入するために圧縮態様に圧縮するように動作可能であることを特徴とする管状装置。 - 請求項14に記載の管状装置において、
真空が切り離されたときに、前記ファイバ網が、膨張態様へと前記膜を付勢するように構成されていることを特徴とする管状装置。 - 請求項14または15に記載の管状装置において、
前記近位端に連結された膨張媒体源をさらに備え、前記膨張媒体源が前記ルーメンを介して前記内部空間に通じ、前記膨張媒体源が、膨張媒体を前記内部空間内に移動させて内部圧力を増加させるとともに前記膜を膨張状態に膨張させるように動作可能であることを特徴とする管状装置。 - 請求項16に記載の管状装置において、
前記真空源および前記膨張媒体源が同じ装置であることを特徴とする管状装置。 - 医療処置を実行する管状装置において、
近位端と、患者の体内に導入するように寸法設定された遠位端と、近位端と遠位端との間に延びるルーメンとを含んで、前記近位端と遠位端との間に延在する長手方向軸を画定する細長い管状部材と、
前記遠位端にある膨張可能部材であって、実質的に密閉された内部空間を取り囲む内面を有する外側不透過性膜を備える膨張可能部材と、
前記内面に連結された前記内部空間内のファイバ網であって、前記ルーメンから前記内部空間に膨張媒体が移動されて前記膜が膨張態様に膨張されるときに、前記膜の膨張を制限するように構成されたファイバ網とを備え、
前記ファイバ網が、互いに直交するように向けられた第1セットのファイバおよび第2セットのファイバを含み、それにより、少なくとも2つの寸法において前記膜の膨張を制限し、前記膨張可能部材が、当該膨張可能部材の第1端部と第2端部との間で前記長手方向軸とほぼ平行に延在する複数の平坦な壁を規定するようになっており、
各ファイバが前記内面に連結された両端を有して、前記複数のファイバの中間領域が前記内部空間を横断して延在していることを特徴とする管状装置。 - 請求項1乃至17のいずれか1項に記載の管状装置を製造する方法において、
膜材料の1以上のセクションを形成して膜の1以上の側壁を画定することにより、膜を作成するステップと、
各ファイバの両端を前記膜の内面に取り付けるステップであって、前記ファイバの中間領域が前記内部空間を横断して延びるように取り付けるステップと、
長手方向軸を画定する管状部材の遠位端の周りにバルーンを設けるステップであって、前記ファイバが、前記膜を、膨張態様において前記長手方向軸とほぼ平行に延在する1以上のほぼ平坦な壁を画定する長方形またはその他の形状となるように制限するものであるステップと、を含むことを特徴とする方法。 - 請求項19に記載の方法において、前記ファイバの両端を前記膜の内面に取り付けるステップが、
接着剤の層を前記内面に塗布して、前記ファイバの端部を前記内面に取り付けるステップと、
前記ファイバを互いに結合または連結してファイバの塊を形成し、次いでファイバの塊を前記膜の内部空間に挿入して前記内面に集合的に結合させるステップと、
多孔質材料内でファイバを互いに付着させて内包されたファイバ網を形成し、多孔質材料が、前記膜の内面に取り付けられるファイバ網の外面を提供するものであるステップと、の1つを含むことを特徴とする方法。
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