JP7041523B2 - マグネシアアルミナカーボンれんが - Google Patents
マグネシアアルミナカーボンれんが Download PDFInfo
- Publication number
- JP7041523B2 JP7041523B2 JP2018004446A JP2018004446A JP7041523B2 JP 7041523 B2 JP7041523 B2 JP 7041523B2 JP 2018004446 A JP2018004446 A JP 2018004446A JP 2018004446 A JP2018004446 A JP 2018004446A JP 7041523 B2 JP7041523 B2 JP 7041523B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- less
- mass
- particle size
- alumina
- magnesia
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
一方、炭素含有れんが特にマグカーボン系のれんがは鱗状黒鉛等の黒鉛を含有するため耐熱衝撃性に優れており、湯当たり部への適用が実用化されているが、湯当たり部の損耗の主要因の一つである目地損耗の問題が残されている。
このうちマグネシアアルミナカーボンれんがとして、特許文献1には、「マグネシアクリンカーと炭素とアルミナクリンカーを夫々70~85重量%、10~20重量%、2~10重量%含有しており、前記マグネシアクリンカーに対し前記アルミナクリンカーが粒径1mm~0.2mm範囲の中間粒1~8重量%,0.2mm以下の微粒1~5重量%の粒度構成を有し、フェノール樹脂,ピッチの一種または組み合わせのバインダーで混練し成形乾燥したマグネシア・アルミナ・炭素系不焼成れんがにおいて窒素雰囲気中1500℃で3時間の加熱を4回繰り返した残存線膨張率が1.0~2.5%の範囲になる溶鋼を入れる容器の内張り耐火物」が開示されている。
黒鉛を8~18質量%、
粒径74μm超5mm以下のマグネシアを50~77質量%、
粒径74μm以下のマグネシアを3~15質量%、
粒径74μm超1mm以下のアルミナを5~20質量%、
粒径10μm以下の含有率が30質量%以下である粒径74μm以下のアルミナを5~20質量%、
並びに、アルミニウム、アルミニウム合金及びシリコンうち1種以上を合計で0.5~3質量%含有し、
しかも粒径74μm超1mm以下のアルミナと粒径74μm以下のアルミナの合量が15~25質量%である耐火原料配合物を、有機バインダーとともに混練、成形した後、熱処理して得られるマグネシアアルミナカーボンれんが。
なお、前述した粒径74μm以下のマグネシアの粒度構成も、粒径10μm以下の含有率が30質量%以下とすることが好ましい。ただし、粒径74μm以下のマグネシアの使用量は粒径74μm以下のアルミナの使用量と比べて少ないので、成形時の充填性に及ぼす影響は比較的小さいことから、粒径10μm以下の含有率が30質量%を超えるものを使用することもできる。
なお、粒径1mm超のアルミナは、耐食性の低下を抑制する点から使用しないことが好ましい。
さらに、耐食性と耐摩耗性をより高めるためには、アルミニウム及び/又はアルミニウム合金を合計で1~2質量%使用するとともに、シリコンを0.5~1.5質量%使用することが好ましい。なお、アルミニウム合金としては、アルマグ合金やアルミシリコン合金を使用することができる。
また、粒径74μm以下のアルミナとしては、電融アルミナ、焼結アルミナ、仮焼アルミナ、ボーキサイト、及びバンケツ等のうち1種以上を使用することができる。
さらに、ピッチやカーボンブラックなどの使用も可能である。
残存膨張は1400℃で3時間還元焼成後の線変化率の測定結果であり、弾性率は1400℃で3時間還元焼成後の音速弾性率の測定結果である。
また、比較例2は粒径74μm以下のアルミナの含有率が23質量%と本発明の上限値を超えており、耐食性が低下している。
比較例5は、アルミナの合量が30質量%と多い例であり、アルミナが多すぎるためスラグによる低融点物質生成の影響により耐食性が低下している。
一方、比較例7はアルミニウムとシリコンとの合量が3.5質量%と本発明の上限値を超えている例であり、組織が緻密化し耐食性も向上しているが、高弾性率化している。
Claims (3)
- 黒鉛を8~18質量%、
粒径74μm超5mm以下のマグネシアを50~77質量%、
粒径74μm以下のマグネシアを3~15質量%、
粒径74μm超1mm以下のアルミナを5~20質量%、
粒径10μm以下の含有率が30質量%以下である粒径74μm以下のアルミナを5~20質量%、
並びに、アルミニウム、アルミニウム合金及びシリコンうち1種以上を合計で0.5~3質量%含有し、
しかも粒径74μm超1mm以下のアルミナと粒径74μm以下のアルミナの合量が15~25質量%である耐火原料配合物を、有機バインダーとともに混練、成形した後、熱処理して得られるマグネシアアルミナカーボンれんが。 - 耐火原料配合物は、粒径10μm以下の含有率が30質量%以下である粒径74μm以下のアルミニウム及び/又はアルミニウム合金を合計で1~2質量%、並びに粒径10μm以下の含有率が30質量%以下であるシリコンを0.5~1.5質量%含有する請求項1に記載のマグネシアアルミナカーボンれんが。
- 溶鋼鍋の湯当り部に使用される請求項1又は請求項2に記載のマグネシアアルミナカーボンれんが。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018004446A JP7041523B2 (ja) | 2018-01-15 | 2018-01-15 | マグネシアアルミナカーボンれんが |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018004446A JP7041523B2 (ja) | 2018-01-15 | 2018-01-15 | マグネシアアルミナカーボンれんが |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019123635A JP2019123635A (ja) | 2019-07-25 |
JP7041523B2 true JP7041523B2 (ja) | 2022-03-24 |
Family
ID=67397924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018004446A Active JP7041523B2 (ja) | 2018-01-15 | 2018-01-15 | マグネシアアルミナカーボンれんが |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7041523B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114163221A (zh) * | 2021-11-23 | 2022-03-11 | 瑞泰马钢新材料科技有限公司 | 一种陶瓷结合微粉铝镁碳砖及其制备方法 |
JP7228733B1 (ja) | 2022-07-08 | 2023-02-24 | 黒崎播磨株式会社 | マグネシアカーボンれんが及びその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013249241A (ja) | 2012-06-04 | 2013-12-12 | Rozai Kogyo Kaisha Ltd | 不焼成れんが |
JP2014156389A (ja) | 2013-01-16 | 2014-08-28 | Kurosaki Harima Corp | マグネシアカーボンれんが |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5692160A (en) * | 1979-12-24 | 1981-07-25 | Kyushu Refractories | Magnesiaaaluminaacarbon brick |
JPS5978971A (ja) * | 1982-10-27 | 1984-05-08 | 川崎製鉄株式会社 | マグネシア・アルミナ質耐火物 |
JPS6016874A (ja) * | 1983-07-11 | 1985-01-28 | 川崎製鉄株式会社 | 塩基性流し込み耐火物 |
JPH0415484A (ja) * | 1990-05-07 | 1992-01-20 | Shinagawa Refract Co Ltd | セメント焼成キルン用内張材 |
JPH08143356A (ja) * | 1994-11-17 | 1996-06-04 | Kyushu Refract Co Ltd | マグネシア質不焼成れんが |
-
2018
- 2018-01-15 JP JP2018004446A patent/JP7041523B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013249241A (ja) | 2012-06-04 | 2013-12-12 | Rozai Kogyo Kaisha Ltd | 不焼成れんが |
JP2014156389A (ja) | 2013-01-16 | 2014-08-28 | Kurosaki Harima Corp | マグネシアカーボンれんが |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019123635A (ja) | 2019-07-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4681456B2 (ja) | 低カーボン質マグネシアカーボンれんが | |
JP6279052B1 (ja) | マグネシアカーボンれんが及びその製造方法 | |
WO2014119593A1 (ja) | マグネシアカーボンれんが | |
JP2020100511A (ja) | マグネシアカーボンれんがの製造方法 | |
JP6358275B2 (ja) | スライドプレート耐火物 | |
JP7041523B2 (ja) | マグネシアアルミナカーボンれんが | |
JP7557328B2 (ja) | Lf鍋用マグカーボンれんがの製造方法 | |
JP6259643B2 (ja) | 高クロミア質キャスタブル耐火物と、それを用いたプレキャストブロック、及びそれらの一方、または両方を内張りした廃棄物溶融炉 | |
JP2015231922A (ja) | マグネシアカーボンれんが | |
JP6219729B2 (ja) | マグネシアカーボンれんが | |
JP6154772B2 (ja) | アルミナ−炭化珪素−炭素質れんが | |
JP6583968B2 (ja) | 耐火物煉瓦 | |
JP6190730B2 (ja) | マグネシアカーボンれんが | |
JP4280052B2 (ja) | 取鍋用スライディングノズルプレートの製造方法 | |
JP7377635B2 (ja) | 溶銑鍋用れんが及びこれをライニングした溶銑鍋 | |
JP5663122B2 (ja) | 非鉄金属製錬容器用キャスタブル耐火物及びそれを用いたプレキャストブロック | |
JP2012192430A (ja) | アルミナ−カーボン質スライドゲートプレート | |
JP7228733B1 (ja) | マグネシアカーボンれんが及びその製造方法 | |
JP2006021972A (ja) | マグネシア−カーボンれんが | |
JP2009242122A (ja) | 高炉炉床用れんが及びこれをライニングした高炉炉床 | |
JP2015171991A (ja) | 製鉄用容器 | |
JP7517320B2 (ja) | 溶銑予備処理容器 | |
JP6923824B2 (ja) | マグネシア・カーボン質耐火物の製造方法 | |
JP4234804B2 (ja) | スライディングノズル装置用プレートれんが | |
JP6975027B2 (ja) | 不定形耐火物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201104 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210831 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211015 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220215 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220311 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7041523 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |