JP6903209B1 - 表示プログラム、端末装置及び表示方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本実施形態の表示プログラム等により実現される表示処理についての説明に先立って、まず、図1を用いて、経費精算処理について説明する。図1は、経費精算処理の一例を示す図である。
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、決済サーバ10と、利用者端末100と、精算処理サーバ200と、事業者端末300とを含む。決済サーバ10、利用者端末100、精算処理サーバ200及び事業者端末300は、ネットワークN(例えば、図5参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、図1に示した情報処理システム1には、複数台の決済サーバ10、複数台の利用者端末100、複数台の精算処理サーバ200及び複数台の事業者端末300が含まれていてもよい。
ここで、利用者端末100が実行する表示処理に先立ち、利用者端末100を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗Aに配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗Aを識別する店舗識別情報C1を示す2次元コードを用いて、利用者Uが利用者端末100を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意の利用者が任意の利用者端末100を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報C1は、QRコード(登録商標)のみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
経費精算処理の概要について図1を用いて説明する。以下の説明では、利用者端末100が利用者Uにより利用され、事業者端末300が利用者Uの属する事業者Bにより利用される例を示す。また、以下の説明では、利用者端末100を利用者Uと同一視し、事業者端末300を事業者Bと同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者Uを利用者端末100、事業者Bを事業者端末300と読み替えることもできる。
ここから、図3を用いて、利用者端末100を用いた決済を行う利用者に対して、決済に関連する情報を提供する点について説明する。図3は、実施形態に係る表示処理の一例を示す図である。図3では、利用者端末100を利用する利用者が利用者Uである場合を一例として説明する。
なお、図3に示す決済履歴情報をカレンダーに関連付けた表示態様は一例に過ぎず、利用者端末100は、様々な表示態様により決済履歴情報をカレンダーに関連付けて表示してもよい。例えば、利用者端末100は、カレンダーのうち、決済の日時に対応する日付に対応する領域内に決済履歴情報を配置して表示してもよい。この点について、図4を用いて説明する。図4は、他の表示例を示す図である。
次に、図5を用いて、決済サーバ10の構成について説明する。図5は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。図5に示すように、決済サーバ10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末100や、精算処理サーバ200、事業者端末300等との間で情報の送受信を行う。
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部30は、口座データベース31と、利用者情報データベース32とを有する。
口座データベース31は、利用者や事業者の口座に関する各種の情報を記憶する。ここで、図6を用いて、口座データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図6は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。図6の例において、口座データベース31は、「口座ID」、「所有者情報」、「口座残高」といった項目を有する。
利用者情報データベース32は、決済サーバ10が提供する電子決済サービスの利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、図7を用いて、利用者情報データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図7は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。図7の例において、利用者情報データベース32は、「利用者ID」、「決済履歴」、「レシート情報」、「紐付け情報」といった項目を有する。なお、利用者情報データベース32は、上記項目に限らず、利用者に関する様々な情報を記憶する。利用者情報データベース32は、デモグラフィック属性やサイコグラフィック属性等の様々な属性情報等を利用者IDに関連付けて記憶してもよい。例えば、利用者情報データベース32は、利用者の年齢、性別、住所、勤務先、年収等を利用者IDに関連付けて記憶してもよい。
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決済サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図5に示すように、受付部41と、決済処理部42と、支払処理部43とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
受付部41は、利用者からの決済要求を受け付ける。例えば、図1の例において、受付部41は、店舗識別情報C1と、利用者Uが入力した決済金額とを含む情報を利用者端末100から受け付け、利用者情報データベース32に格納する。
決済処理部42は、受付部41が受け付けた決済要求に従い、決済処理を実行する。例えば、図1の例において、決済処理部42は、利用者Uの口座から、店舗識別情報C1に対応する店舗Aの口座へと、利用者Uが入力した決済金額分の電子マネーを移行させる。
支払処理部43は、受付部41が受け付けた支払要求に従い、支払処理を実行する。例えば、図1の例において、支払処理部43は、経費の申請が承認された旨の通知を利用者端末100に送信する。そして、支払処理部43は、決済アプリを用いた決済手段において利用可能な電子マネーであって、精算情報が示す経費分の電子マネーを、事業者Bの口座から利用者Uの口座へと移行させる。
次に、上述した表示処理を実現するための利用者端末100について図8を用いて説明する。図8は、実施形態に係る利用者端末の構成例を示す図である。図8に示すように、利用者端末100は、通信部110と、記憶部120と、撮像部130と、表示部140と、制御部150とを有する。
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、決済サーバ10や、精算処理サーバ200、事業者端末300等との間で情報の送受信を行う。
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。例えば、記憶部120は、決済サーバ10の利用者情報データベース32に記憶された情報のうち、利用者端末100を利用する利用者に対応する情報を記憶する。例えば、記憶部120は、利用者端末100を利用する利用者の決済の履歴等の決済に関する情報(決済関連情報)や利用者の属性情報等の各種情報を記憶する。
撮像部130は、画像(動画或いは静止画)を撮像するための撮像装置である。撮像部130は、例えば、CCD(Charged-coupled devices)センサやCMOS(Complementary metal-oxide-semiconductor)センサ等の撮像素子により構成される。
表示部140は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。表示部140は、表示制御部1521による制御に応じて、各種情報を表示する。また、表示部140は、タッチパネルの機能により利用者の操作を受け付ける受付部として機能してもよい。この場合、表示部140は、利用者の指や専用ペンで利用者から各種操作を受け付ける入力装置としても機能する。
制御部150は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、利用者端末100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部150は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
表示制御部1521は、利用者端末100の画面(表示部140)の表示を制御する。表示制御部1521は、利用者の操作に応じて表示部140の表示を制御する。表示制御部1521は、表示部140の表示するコンテンツなどの情報を生成し、生成した情報を表示部140に表示させる。
受付部1522は、利用者の操作の情報を受け付ける。受付部1522は、利用者端末100を利用する利用者によるカレンダーに含まれる日付の指定を受け付ける。受付部1522は、利用者端末100を利用する利用者による経費として申請の指定を受け付ける。受付部1522は、通信部110を介して、外部装置から情報を受信する。受付部1522は、利用者端末100を利用する利用者に関する情報を外部装置から情報を受信する。受付部1522は、利用者端末100を利用する利用者の決済の履歴等の決済に関する情報(決済関連情報)を決済サーバ10から受信し、記憶部120に格納する。なお、第2アプリケーション152は、決済関連情報を記憶部120に記憶しない場合、第2アプリケーション152内で決済関連情報を参照可能に管理してもよい。
決定部1523は、利用者の操作に応じて日付を選択する。決定部1523は、利用者が指定した日付を選択する。
送信部1524は、端末装置の利用者に対して所定の経費の精算処理を実行する情報処理装置に対し、受付部1522により受け付けられた決済情報を、所定の経費の精算対象となる決済の内容を示す精算情報として送信する。例えば、図1の例において、送信部1524は、図2に示す画面SC3に含まれるレシートの画像P1と、決済内容と、電子決済サービスにおける利用者Uの利用者IDとを含む決済情報を精算情報として精算処理サーバ200に送信する。
次に、図10を用いて、実施形態に係る利用者端末100の表示処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る表示処理の手順の一例を示すフローチャートである。
次に、図11を用いて、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順について説明する。図11は、実施形態に係る情報処理システムによる情報処理手順を示すシーケンス図である。なお、図11に示すシーケンス図では、決済サーバ10、利用者端末100、精算処理サーバ200及び事業者端末300に関する処理を示す。
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
上述の実施形態において、送信部1524が、レシートの画像及び決済内容を含む決済情報を精算情報として送信する例を示したが、送信部1524の機能はこのような例に限定されない。例えば、送信部1524は、利用者が属する組織における経費精算の規定に定められた任意の情報を、精算情報として送信してもよい。また、送信部1524は、レシートの画像を含まない決済情報を精算情報として送信してもよい。
上述の実施形態において、決済アプリを用いて行った決済を経費の精算対象とすることを利用者が希望した場合に、受付部1522が、決済に応じて支払先から提供されたレシートの画像を受け付け、精算情報として利用する例を示した。しかしながら、受付部1522の機能はこのような例に限定されない。例えば、受付部1522は、経費の精算対象となる決済に限らず、決済アプリを用いて行なわれた決済のうち、利用者に任意に選択された決済について、支払先から提供されたレシートの画像の登録を受け付け、決済を識別するための情報(決済ID)と共に決済サーバ10に送信してもよい。そして、決済サーバ10は、受け付けたレシートの画像と、決済IDとを紐付けて利用者情報データベース32で管理し、利用者端末100からの要求に応じてレシートの画像を提供する。
上述の決済サーバ10が提供する電子決済サービスは、一の精算処理サービスに限らず、複数の精算処理サービスと連携(紐付け)されてもよい。そして、送信部1524は、電子決済サービスに紐付けられた複数の精算処理サービスのいずれかに対し、決済情報を送信してもよい。例えば、利用者が複数の組織に属する場合、決済サーバ10は、利用者と、利用者が属する各組織と、各組織における経費の精算処理を行う際に利用される精算処理サービスとを紐付けて管理する。この場合、表示制御部1521は、利用者と紐付けられた組織を、利用者が選択可能な状態で画面に表示させる。そして、送信部1524は、利用者が選択した組織に紐付けられた精算処理サービス(言い換えると、精算処理サービスを提供する情報処理装置)に対し、決済情報を送信する。
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
上述してきたように、実施形態に係る端末装置(実施形態では利用者端末100)は、表示制御部1521を有する。表示制御部1521は、端末装置を用いた所定の決済手段による決済の履歴を示す決済履歴情報を、カレンダーに関連付けて端末装置の画面に表示する。
また、上述してきた各実施形態に係る決済サーバ10、利用者端末100、精算処理サーバ200、及び事業者端末300等の情報処理装置は、例えば、図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図12は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。以下、利用者端末100を例に挙げて説明する。コンピュータ1000は、CPU1100、ROM1200、RAM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
10 決済サーバ
20 通信部
30 記憶部
31 口座データベース
32 利用者情報データベース
40 制御部
41 受付部
42 決済処理部
43 支払処理部
100 利用者端末
110 通信部
120 記憶部
130 撮像部
140 表示部
150 制御部
151 第1アプリケーション
152 第2アプリケーション
1521 表示制御部
1522 受付部
1523 決定部
1524 送信部
200 精算処理サーバ
300 事業者端末
Claims (14)
- 端末装置により実行される表示プログラムであって、
前記端末装置を用いた所定の決済手段による決済の履歴を示す決済履歴情報を、カレンダーに関連付けて前記端末装置の画面に表示する表示制御手順と、
前記決済の各々の経費精算の可能性の度合いを決定する決定手順と、
を前記端末装置に実行させ、
前記表示制御手順は、
前記決定手順により決定された前記決済の各々の前記経費精算の可能性の度合いに応じた表示態様で、前記カレンダーまたは前記決済履歴情報を表示する
ことを特徴とする表示プログラム。 - 前記表示制御手順は、
経費精算の申請前の決済である経費申請前決済を示す前記決済履歴情報を、前記カレンダーに関連付けて表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の表示プログラム。 - 前記表示制御手順は、
前記決済履歴情報を、前記カレンダーとともに表示する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示プログラム。 - 前記端末装置を利用する利用者による前記カレンダーに含まれる日付の指定を受け付ける受付手順、
を前記端末装置に実行させ、
前記表示制御手順は、
前記受付手順により指定された前記日付に行われた決済を示す前記決済履歴情報を表示する
ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の表示プログラム。 - 前記表示制御手順は、
前記カレンダーを第1領域に配置し、前記決済履歴情報を前記第1領域とは異なる第2領域に配置して表示する
ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の表示プログラム。 - 前記表示制御手順は、
前記第1領域の下部に連続する前記第2領域に前記決済履歴情報を一覧表示する
ことを特徴とする請求項5に記載の表示プログラム。 - 前記表示制御手順は、
前記決済履歴情報を、前記カレンダーのうち、前記決済の日時に対応する日付に対応する領域内に配置して表示する
ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の表示プログラム。 - 前記表示制御手順は、
前記カレンダーのうち、経費精算の可能性が高い決済が行われた日付である対象日付を強調表示する
ことを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1つに記載の表示プログラム。 - 前記表示制御手順は、
経費精算の申請前の決済である経費申請前決済が行われた日付である対象日付を強調表示する
ことを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか1つに記載の表示プログラム。 - 前記表示制御手順は、
前記対象日付を他の日付と異なる表示態様で表示する
ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の表示プログラム。 - 前記表示制御手順は、
経費精算の可能性が高い決済の前記決済履歴情報を優先表示する
ことを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか1つに記載の表示プログラム。 - 前記表示制御手順は、
前記経費精算の可能性の度合いが高い方から順に前記決済履歴情報を優先表示する
ことを特徴とする請求項11に記載の表示プログラム。 - 端末装置であって、
前記端末装置を用いた所定の決済手段による決済の履歴を示す決済履歴情報を、カレンダーに関連付けて前記端末装置の画面に表示する表示制御部と、
前記決済の各々の経費精算の可能性の度合いを決定する決定部と、
を有し、
前記表示制御部は、
前記決定部により決定された前記決済の各々の前記経費精算の可能性の度合いに応じた表示態様で、前記カレンダーまたは前記決済履歴情報を表示する
ことを特徴とする端末装置。 - 端末装置により実行される表示方法であって、
前記端末装置を用いた所定の決済手段による決済の履歴を示す決済履歴情報を、カレンダーに関連付けて前記端末装置の画面に表示する表示制御工程と、
前記決済の各々の経費精算の可能性の度合いを決定する決定工程と、
含み、
前記表示制御工程は、
前記決定工程により決定された前記決済の各々の前記経費精算の可能性の度合いに応じた表示態様で、前記カレンダーまたは前記決済履歴情報を表示する
ことを特徴とする表示方法。
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