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JP6975765B2 - 駐車支援装置、駐車支援方法及びプログラム - Google Patents

駐車支援装置、駐車支援方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、駐車支援装置、駐車支援方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、枠線によって各車両が駐車する駐車領域が仕切られている駐車場において、隣接他車両の位置によって自車両の駐車枠内での自動駐車位置を設定し、隣接他車両の位置によっては左右の片方にオフセットさせた位置を駐車位置とする技術について開示されている。
特許文献2には、枠線によって各車両が駐車する駐車領域が仕切られていない駐車場において、車載カメラで撮影した画像に基づいて、駐車領域の車両入口部における手前側のコーナ位置である第1コーナ位置及び奥側のコーナ位置である第2コーナ位置に基づいて駐車位置の認識をする技術について開示されている。
特開2018−83480号公報 特開2017−213943号公報
枠線によって各車両が駐車する駐車領域が仕切られていない駐車場においては、自車両が駐車可能な駐車領域が広い場合は当該駐車領域に自車両が駐車した後に、当該駐車領域に他車両が駐車する可能性があり、この可能性を考慮した自車両の適切な駐車位置が選択されるべきである。また、このような駐車場においては、自車両が不用意に入庫してから隣接して駐車していた他車両が先に出庫した後、自車両が両サイドに中途半端に広いスペースを空けて残される可能性がある。すると、駐車場内で各車両が効率よくスペースを活用して駐車することに反することにもなりかねない。
そこで、本発明は、効率よく駐車スペースを活用できる位置を駐車位置として駐車することが可能な駐車支援装置を提供することを課題とする。
本発明は、外界を認識して認識情報を取得する認識部と、前記認識情報に基づいて複数の他車両の間の空間を自車両の駐車領域として決定する駐車領域決定部と、前記駐車領域への前記自車両の駐車動作を行う自動駐車制御部と、自車の車幅に車両のドアの開閉や搭乗者の出入りに支障ない幅を加えた幅を自車両の駐車に必要な幅とし、前記幅より広い幅の値を所定値としたときに、前記駐車領域の入口幅が所定値未満であった場合は前記駐車領域内での前記自車両の駐車位置を前記駐車領域の入口側から視て中央位置とし、前記入口幅が前記所定値以上であった場合は前記自車両の駐車位置を前記駐車領域の入口側から視て前記複数の他車両のうちいずれか一方側に寄った位置とする駐車位置決定部とを備え、白線又は枠線による目印で仕切られていない駐車場に駐車するときに駐車支援することを特徴とする。
本発明によれば、効率よく駐車スペースを活用できる位置を駐車位置として駐車することが可能な駐車支援装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットを中心とした本実施形態のシステム構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットを搭載した車両のカメラ及びソナーの搭載位置を示す上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットを搭載した車両が駐車を行うためのスペースを探す状況を説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットを搭載した車両が駐車を行うためのスペースを探す状況を説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットを搭載した車両が駐車を行うためのスペースを探す状況を説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行する処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行する処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行する処理を説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行する処理を説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行する処理を説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行する処理を説明する駐車場の上面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行する処理によりタッチパネルに表示される選択画面の平面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行するS6の駐車位置の決定処理のサブルーチンとなるフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行するS6の駐車位置の決定処理を説明する駐車場の平面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行するS6の駐車位置の決定処理を説明する駐車場の平面図である。 本発明の一実施形態に係る自動駐車コントロールユニットが実行するS6の駐車位置の決定処理を説明する駐車場の平面図である。
以下本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。以下で前後左右の方向の説明は図中の矢印に従う。
図1は、自動駐車コントロールユニット1を中心とした本実施形態のシステム構成を示すブロック図である。図2は、図1のシステムを搭載した自車両100の上面図である。
自動駐車コントロールユニット1は、自車両100に搭載される自動駐車ECU(Electronic Control Unit)であり、本発明の駐車支援装置を実施するものである。自動駐車コントロールユニット1は、マイクロコンピュータを中心に構成され、その制御プログラムに基づいて実行する処理によって、以下の各種制御部の機能を実現している。自動駐車コントロールユニット1は本発明に特徴的なプログラムに戻づいて動作し、この動作によって本発明の駐車支援方法を実施する。認識部11は、後述のカメラ群21及びソナー群22で外界を認識して、画像データ及びソナーデータからなる認識情報を取得する。駐車領域決定部12は、この認識情報に基づいて複数の他車両の間の空間を自車両100の駐車領域として決定する。「駐車領域」とは、駐車場内で他車両や障害物と適切な間隔をとって自車両100を駐車させることが可能な空間である。また、ここでの駐車場は、白線(枠線)などによって各車両が駐車する駐車スペース(駐車領域)が仕切られていない駐車場である(空間駐車)。自動駐車制御部13は、駐車領域への自車両100の駐車動作を行う制御を実行する。
駐車位置決定部14は、駐車領域の入口幅が所定値未満であった場合は駐車領域内での自車両100の駐車位置を駐車領域の入口側から視て中央部とする。「駐車位置」とは、駐車領域内で自車両100を駐車する具体的な位置である。また、駐車位置決定部14は、当該入口幅が前記所定値以上であった場合は自車両100の駐車位置を駐車領域の入口側から視て複数の他車両のうちのどれかの側に偏った位置とする。
この場合に、駐車位置決定部14は、自車両100の駐車位置を駐車領域の入口側から視て複数の他車両のうちのどれかの側に偏った位置とするときは、当該偏らせる他車両と所定間隔を空けた位置を駐車位置とする。
駐車位置決定部14は、自車両100の駐車位置を駐車領域の入口側から視て複数の他車両のうちのどれかの側に偏った位置とするときは、偏らせる距離を駐車領域の入口側から視て中央の位置から駐車領域の奥側に延ばした線からみて所定距離とする。
駐車位置決定部14は、駐車領域の入口幅の基準点を複数の他車両の角部とする。
駐車位置決定部14は、複数の他車両のうちのどの車両の側に偏らせるかは自車両100の位置を基準に決定する。
駐車位置決定部14は、複数の他車両のうちのどの車両の側に偏らせるかは自車両100が駐車動作を行う駐車場の路面状態に応じて決定することを優先することができる(路面状態を優先)。
駐車位置決定部14は、複数の他車両のうちのどの車両の側に偏らせるかは当該複数の他車両の種別に応じて決定することを優先することができる(他車両の種別を優先)。
自動駐車コントロールユニット1には、カメラ群21及びソナー群22が接続されている。なお、自動駐車コントロールユニット1に接続されている各部は(接続されていることを線図で示している)、直接、自動駐車コントロールユニット1に結線されていてもよいし、CAN(Controller Area Network)を介して接続されていてもよい。
カメラ群21は、図2に示す自車両100に搭載された複数台のカメラである。すなわち、自車両100は、自車両100の前方に設けられ、自車両100の前方側を撮像するフロントカメラ21Fを備えている。また、自車両100は、自車両100の後方に設けられ、自車両100の後方側を撮像するリアカメラ21Rを備えている。さらに、自車両100は、自車両100の右側部前方に設けられ、自車両100の右側部を撮像するサイドカメラ21RFを備えている。また、自車両100は、自車両100の自車両100の左側部前方に設けられ、自車両100の左側部を撮像するサイドカメラ21LFを備えている。なお、サイドカメラ21RF及び21LFは、ドアミラーの先端部に設けるようにするか、ドアミラーから離して設けると、当該ドアミラーが当該カメラ画像に大きく写り込むことがないので望ましい。もちろん、ドアミラーからある程度離して別の場所に設けてもよい。
ソナー群22は、図2に示す自車両100に搭載された複数台のソナーである。すなわち、自車両100は、自車両100の前方に略等間隔で並べた4台のフロントソナー22Fを備えている。4台のフロントソナー22Fは自車両100の前方の障害物を検知する。また、自車両100は、自車両100の後方に略等間隔で並べた4台のリアソナー22Rを備えている。4台のリアソナー22Rは自車両100の後方の障害物を検知する。フロントソナー22F、リアソナー22Rは、それぞれ前後の進行方向の障害物を検知する。
さらに、自車両100は、自車両100の右前方部側方にサイドソナー22RFを1台備えている。サイドソナー22RFは、自車両100の右前方部から自車両100の右側方の障害物を検知する。その上、自車両100は、自車両100の左前方部側方にサイドソナー22LFを1台備えている。サイドソナー22LFは、自車両100の左前方部から自車両100の左側方の障害物を検知する。自車両100は、自車両100の右後方部側方にサイドソナー22RRを1台備えている。サイドソナー22RRは、自車両100の右後方部から自車両100の右側方の障害物を検知する。その上、自車両100は、自車両100の左後方部側方にサイドソナー22LRを1台備えている。サイドソナー22LRは、自車両100の左後方部から自車両100の左側方の障害物を検知する。これらの各サイドソナー22RF,22LF,22RR,22LRは、自車両100が巻き込む可能性のある障害物を検知する。図1において、破線Sは、各ソナーが障害物を検知できる空間範囲を示している。また、破線Vは、各カメラの視野を示している。
なお、以上の各カメラ及び各ソナーの台数や設置位置は前記の内容に限定されるものではなく、台数を増減し、あるいは配置位置を変更してもよい。しかし、カメラ、ソナーとも、極力、自車両100の全周の状況を検知できるように台数や配置位置を選択することが望ましい。
また、カメラ、ソナー以外のセンサにより自車両100の外部の状況を検出するようにしてもよい。例えば、自車両100にレーダを設けてもよい。レーダは、自車両100の前方を走行する追従対象となる先行車を含む物標にレーダ波を照射する一方、物標で反射されたレーダ波を受信することにより、物標までの距離や物標の方位を含む物標の分布情報を取得する機能を有する。レーダ波としては、レーザ、マイクロ波、ミリ波、超音波などを適宜用いることができる。
また、自車両100にライダ(LIDAR:Light Detection and Ranging)を設けてもよい。ライダは、例えば、照射光に対する散乱光の検出に要する時間を計測することにより、物標の有無、及び物標までの距離を検知する機能を有する。
しかし、以下では、カメラ群21とソナー群22の併用によって、自車両100の周囲の外界を検知する例について説明する。
図1に戻り、自動駐車コントロールユニット1には、慣性センサ23及び車輪速センサ24が接続されている。慣性センサ23は、自車両100の加速度を検出するセンサである。車輪速センサ24は、自車両100の各車輪の車輪速を検出するセンサである。
また、自動駐車コントロールユニット1には、情報出力・入力装置31が接続されている。情報出力・入力装置31は、タッチパネル32及びスピーカ33を備えている。情報出力・入力装置31の本体は、運転席の近傍に配置され、運転者がタッチパネル32等を操作できるようにしている。情報出力・入力装置31は、各種の情報をタッチパネル32に表示し、各種音声をスピーカ33から出力し、各種の操作をタッチパネル32で受け付けることができる。
すなわち、情報出力・入力装置31は、衛星測位システム等に基づいて作成されるカーナビゲーション情報をタッチパネル32に表示し、また、スピーカ33から出音することができる。この情報には、道路交通情報通信システム(VICS(登録商標):Vehicle Information and Communication System)から受信した情報を含めることができる。
また、情報出力・入力装置31は、TV放送やラジオ放送を受信して、画像をタッチパネル32に表示し、また、音声をスピーカ33から出力することができる。さらに、情報出力・入力装置31は、光ディスク装置(図示せず)を備え、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Video (Versatile) Disk)、BD(Blu-ray Disc)等を再生することができる。また、情報出力・入力装置31は、HDD(Hard Disk Drive)(図示せず)を備え、その記憶している音楽等の再生を行うこともできる。
さらに、自車両100や自車両100の搭載機器(自動料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection system)等)からの各種メッセージの報知を行い、また、タッチパネル32で自車両100やその搭載機器の各種操作を受け付けることができる。
自動駐車コントロールユニット1には、ブレーキシステム41が接続されている。ブレーキシステム41は、自車両100の制動を行うシステムである。ブレーキシステム41は、自車両100の制動を行うブレーキ装置42と、ブレーキ装置42を制御するブレーキコントロールユニット43とを備えている。ブレーキコントロールユニット43は、オートブレーキホールドコントロールユニット44の機能を備える。オートブレーキホールドコントロールユニット44は、自動制動保持制御部を実現するものである。ブレーキ装置42は、液圧(油圧)を発生して図示しない各車輪のホイールシリンダに液圧を供給して、摩擦ブレーキを発生させる。なお、ブレーキシステム41は、自車両100がハイブリッド車等である場合は、回生ブレーキを併用してもよい。ブレーキ装置42は、例えば、ブレーキ・バイ・ワイヤ(brake by wire)システムを適用した装置である。よって、ブレーキペダル(図示せず)の操作に関わらず、制動力を発生することが可能である。また、ブレーキ装置42がエレクトリック・ブレーキ・ブースタ(electric brake booster)を搭載したシステムの場合もある。この場合でも、ブレーキペダル(図示せず)の操作に関わらず、エレクトリック・ブレーキ・ブースタで制動力を発生する。ブレーキコントロールユニット43は、ブレーキ装置42を制御する制御装置である。
オートブレーキホールドコントロールユニット44は、ブレーキコントロールユニット43が備える機能であり、運転者がブレーキペダル(図示せず)を踏み込んだ後、運転者がブレーキペダルから足を離しても制動状態を保持するオートブレーキホールド機能を制御する。なお、オートブレーキホールド機能では、アクセルペダル(図示せず)の操作があった場合等、所定条件を満たしたときにオートブレーキホールド状態を解除する。オートブレーキホールド状態は、自車両100内の運転席の近傍に設置されたブレーキホールドスイッチ45の操作により、作動させ又解除することができる。
自動駐車コントロールユニット1には、駆動システム51が接続されている。駆動システム51は、自車両100を走行させるシステムである。この例では、自車両100はハイブリッド車であり、駆動源としてエンジン52及びモータ・ジェネレータ53を備えている。ハイブリッドコントロールユニット54は、エンジン52及びモータ・ジェネレータ53を制御して自車両100を走行させる。なお、自車両100はハイブリッド車に限定されない。例えば、ガソリン車の場合は、エンジン52のみを駆動源とする。また、燃料電池車を含む電気自動車の場合は、モータのみを駆動源とする。
トランスミッションシステム61は、自車両100の変速を行うシステムである。トランスミッションシステム61は、自車両100の変速を行うトランスミッション62と、トランスミッション62を制御するトランスミッションコントロールユニット63と、トランスミッション62と接続されたシフトレバー64とを備えている。トランスミッション62はオートマチックトランスミッションでも、マニュアルトランスミッションでもよい。本システムでは、運転者の操作によらずトランスミッションコントロールユニット63の制御によりトランスミッション62で変速を行うことができる。この場合、トランスミッションコントロールユニット63は、その変速に応じてシフトレバー64のポジションも可変動作する。
自動駐車コントロールユニット1には、乗車判定ユニット65が接続されている。乗車判定ユニット65は、運転席に運転者が乗車しているか否かを判定する。
自動駐車コントロールユニット1には、EPS(Electric Power-Steering)システム71が接続されている。EPSシステム71は、運転者の操舵をアシストするシステムである。EPSシステム71は、ハンドル72が設けられた操舵軸73と、操舵軸73を回転駆動する駆動モータ74と、駆動モータ74を制御するEPSコントロールユニット75とを備えている。EPSシステム71は、駆動モータ74を駆動源として操舵軸73を回転させ、運転者がハンドル72を回転させて操舵する操作をアシストする。
次に、自動駐車コントロールユニット1を中心としたシステムの作用効果について説明する。
以下で、「自動駐車の動作」というときは、後記する図4、図5のフローチャートで、自動駐車コントロールユニット1が各システムを制御して自動運転し、自車両100を駆動して自動駐車する一連の動作を示す。「自動駐車機能」という場合は、自動駐車コントロールユニット1を中心に実行する「自動駐車の動作」を含めた自動駐車に関する図4、図5のフローチャートに示す全ての処理を示す。
自動駐車コントロールユニット1は、自動駐車の制御を行う。そのために、カメラ群21及びソナー群22を使用して、駐車場等において駐車を行うためのスペースを検出する。図3A〜図3Cは、自車両100が駐車を行うためのスペースを探す状況を説明する自車両100の上面図である。
まず、図3Aは、カメラ群21のうち、主としてフロントカメラ21Fを用いて駐車場200において駐車を行うためのスペースを探す状況を示す上面図である。自車両100が駐車場200に入場すると、自車両100から視て左右には白線(枠線)201で仕切られた複数の駐車スペース(駐車領域)202が並んでおり、既に他車両203が駐車している駐車スペース202もあれば、空いている駐車スペース202もある。駐車場200内の進入路210に自車両100は進行方向208の方向に運転者の運転によって徐行して進入する。図では、進入路210の左右両側に駐車スペース202が存在するが、どちらか片側の場合もある。
フロントカメラ21F(図2)の撮影画像により、領域211を自車両100が駐車を行うために利用可能な空間として認識することができる。フロントカメラ21Fの撮影画像について所定の画像処理を行うことにより、輝度差を認識することができる。これにより、自車両100は、駐車を行うために利用可能な領域211を認識する。カメラ認識が得意とする点は、白線201の認識である。カメラ認識は空間認識機能も備えている。カメラ認識が苦手とすることは、雪や白壁や直近の他車両などである。そのため、フロントカメラ21Fの撮影画像だけでは、自動駐車を行うのに必要な障害物へのブレーキ制御が行いにくい。
そこで、ソナー群22も併用する。図3Bは、ソナー群22の全てのソナーを用いて駐車場200において駐車を行うためのスペースを探す状況を示す上面図である。ソナーは音波送受信により障害物の検知ができ、カメラが不得意とする直近の障害物を検知することが得意である。よって、障害物に対するブレーキ制御を的確に行うにはソナーが必要である。また、ソナーは空間認識機能もカメラより高いことから様々な駐車パターンを導くにはソナー群22が役立つ。図3Bには、ソナー群22で認識している駐車を行うために利用可能な領域261を示している。
図3Cは、領域211及び領域261をまとめて示した上面図である。フロントカメラ21Fとソナー群22とを併用することで、広い空間を、駐車を行うために利用可能なものとして認識することができる。また、障害物へのブレーキ制御にも対応しやすい。図3Cの例では、駐車スペース202aを自動駐車する駐車領域として決定している。また、自車両100から視て右奥の空間が空いており、この位置を、自車両100を切り返す位置と決定している。よって、自動駐車制御により、自車両100を前進させてハンドルを右側に切って切返し位置262で車を一旦停止し(矢印263)、切り返してバックで自車両100を駐車スペース202a(駐車領域)に入庫させること(矢印264)が可能であることを示している。
以上が、21Fとソナー群22とを併用して行う自動駐車の概要であるが、以下では自動駐車の処理内容について詳細に説明する。
図4、図5は、自動駐車コントロールユニット1が実行する処理を説明するフローチャートである。また、図6〜図9は、自動駐車コントロールユニット1が実行する処理を説明する駐車場の上面図である。なお、前記フローチャートは、以下に説明する一連の処理の概要を図示したものであり、自動駐車コントロールユニット1が実行する細かな処理までは図示していない。前記フローチャートに図示していない処理は、以下の説明中で適宜説明する。
まず、図6に示すように、運転者は自車両100を自ら運転して矢印で示す進行方向208のように駐車場200に侵入する。このとき、タッチパネル32等を操作して、自動駐車機能の作動指示を行う(S1のYes)。係る自動駐車機能の作動指示は、自動駐車制御部13が受け付ける。すると、自動駐車制御部13は、所定の自動駐車機能画面をタッチパネル32に表示する(S2)。なお、一連の処理で、様々な種類の自動駐車機能画面が適宜表示される。
そして、認識部11は、図3A〜図3Cを参照して前記したような手法により、フロントカメラ21Fとソナー群22とを併用する。そして、駐車領域決定部12は、認識部11の認識情報によって、駐車を行うために利用可能な駐車空間を探索する(S3)。
そして、このS3においては前記探索の結果に基づいて以下のような処理を行う。まず、駐車領域決定部12は、自車両100が駐車可能な駐車領域(駐車スペース202)を検出する。図7の例では、駐車スペース202a,202bが駐車目標となる駐車領域の候補となる。また、自動駐車制御部13は、フロントカメラ21Fとソナー群22との検出結果に基づいて駐車スペース202a,202bに自車両100が駐車する場合の障害物を回避する経路を算出する。
次に、自動駐車制御部13は、慣性センサ23及び車輪速センサ24の検出結果に基づいて自車両100の現在位置を推定する。そして、自動駐車制御部13は、その位置を基準に各駐車スペース202a,202bに駐車するための自車両100の目標移動経路を計算する。そして、自動駐車制御部13は、図7に示すような、自車両100と駐車スペース202a,202bとの位置関係をタッチパネル32に表示する。駐車スペース202a,202bについては、運転者にわかりやすく画像中において枠205で囲う等の目印を表示して示す。
S1のYes以降、運転者は自分で自車両100を運転して駐車場200内を移動しているが、その間、係るS3の処理が行われる(S4のNo)。そして、運転者がブレーキペダル(図示せず)を操作して(S4のYes)、自車両100を停車させたときは、駐車領域決定部12は次の処理を行う。すなわち、運転者がタッチパネル32を操作して、駐車目標となる駐車領域を選択することにより(S5のYes)、駐車領域決定部12は駐車目標となる駐車領域を当該位置に決定する。当該選択は、前記の枠205で示された領域をタッチするなどして選択することができる。当該選択がなされていないときは(S5のNo)、S3の前記処理を継続する。なお、S4とS5の処理の順序は逆であってもよい。
このように、駐車目標となる駐車領域が決定したときは(S5のYes)、駐車領域決定部12は、当該駐車領域(本例では、駐車スペース202a)のタッチパネル32での画像に図8に示すような目印271を表示する。
そして、自動駐車制御部13は、オートブレーキホールドコントロールユニット44に対して、オートブレーキホールド機能のONを指示する(S6)。これにより、運転者がブレーキペダル(図示せず)から足を離しても、自動的に自車両100の制動状態が維持される。
また、駐車位置決定部14によって、図3Cに矢印263,264示す走行ルートや符号262の切返し位置を決定する。この際に、S5で選択した駐車目標となる駐車領域内での駐車位置を決定する(S6)。係る駐車位置の決定処理については、詳細を後述する。
この後、自動駐車制御部13が、タイマで時間経過(第1の時間)のカウントを開始する(S7)。そして、自動駐車制御部13が、自動駐車のメッセージをタッチパネル32に表示し、また、スピーカ33によって音声メッセージで報知する(S8)。この場合、自動駐車のメッセージをタッチパネル32に表示するだけとしてもよい。ここで運転者に報知するメッセージは、「オートブレーキホールドをONにしました。自動駐車を開始するにはブレーキホールドスイッチを押し、ハンドルから手を離して、ブレーキペダルから足を離してください。」という趣旨の内容である。
運転者がこのメッセージを全て実行すると、ブレーキホールドスイッチ45を押下してブレーキホールドスイッチ45を解除することになる(S9のYes)。ブレーキホールドスイッチ45を解除しないときは(S9のNo)、前記メッセージをタッチパネル32に表示し続ける。
なお、ここまで説明した一連の処理(S2〜S8)までの途中で、所定の操作がなされたときには、自動駐車の一連の処理は中止する。これは、例えば、運転者が、タッチパネル32に表示されている自動駐車機能画面中で自動駐車機能の作動を中止する操作を行った場合や、意図的なシフトレバー64の操作を行った場合等である。
ブレーキホールドスイッチ45を解除したときは(S9のYes)、S10の処理を実行する。すなわち、自動駐車制御部13は、オートブレーキホールドコントロールユニット44に指示してオートブレーキホールド機能をOFFする(S10)。これで自車両100の制動が解除される。また、自動駐車制御部13は、S6でオートブレーキホールド機能を作動させたことの履歴を不揮発性メモリ等に記憶する(S10)。さらに、自動駐車制御部13は、自動駐車の動作を開始する(動作の内容については後述)(S10)。その上、自動駐車制御部13は、タイマで時間経過(第2の時間)のカウントを開始する(S10)。なお、ブレーキペダル(図示せず)の操作がないときは、自動駐車制御部13は、次のように制御する。すなわち、自動駐車制御部13は、ブレーキホールドスイッチ45を解除しても(S9)、自動駐車の動作(S10)に移行しない。しかし、この場合でもオートブレーキホールド機能(S6)自体はONのままである。
自動駐車制御部13によって開始された自動駐車の動作は次のような内容である。すなわち、自動駐車制御部13は、図9に示すように、S3で決定した目標移動経路を走行するように制御する。すなわち、自動駐車制御部13は、ブレーキシステム41、駆動システム51、トランスミッションシステム61及びEPSシステム71を制御する。これにより、自車両100は、駐車目標である駐車領域となる駐車スペース202aにバックで駐車する。
すなわち、自動駐車制御部13は、これらのシステムを制御して、矢印263に示すようにDレンジで前進走行して切返し位置262で一度停止する。次に、自動駐車制御部13は、Rレンジでバック走行して駐車目標たる駐車領域である駐車スペース202aに自車両100を入庫させて自車両100を停止する。
また、自動駐車の動作を開始して後(S10)、自動駐車制御部13は、自動駐車の動作中に自動駐車機能を中断する中断条件があったか否かを判断する(S11)。
すなわち、S11では、ハンドル72が操作されたこと、シフトレバー64がNレンジに入れられたこと等が中断条件となる。
また、S11では、自動駐車制御部13が、S7でカウントを開始した第1の時間が所定時間以上であるか否かを判断する。第1の時間は駐車目標となる駐車領域の決定(S5,S7)からブレーキホールドスイッチ45によるオートブレーキホールドの解除の操作を受け付けるまで(S9のYes)の時間である。第1の時間が所定時間以上となったことも中断条件である。さらに、S11では、自動駐車制御部13が、S10でカウントを開始した第2の時間が所定時間以上であるか否かを判断する。第2の時間は、ブレーキホールドスイッチ45が操作されてから(S9のYes)、ブレーキペダル(図示せず)の操作の解除が検出されるまでの時間である。第2の時間が所定時間以上となったことも中断条件である。
また、乗車判定ユニット65の判定により、運転者が運転席に存在していないと判断したことも中断条件である。乗車判定ユニット65は、運転者の着座の有無について検知を行う着座センサ、車室内を撮像する車載カメラ(画像処理により運転者の着座の有無を判断できる)、運転席のドア開閉の有無を検知するドア開度センサ等により実現することができる。その他、自動駐車機能を中断すべきであると考えられる様々な条件を中断条件とすることができる。
中断条件が存在せずに自動駐車の動作が終了したときは(S12のYes)、自動駐車制御部13は、タッチパネル32、スピーカ33などによって自動駐車の動作を終了したことを報知する。そして、S13に進む。自動駐車の動作中に中断条件が存在したときは(S12のNo)、S16に進む。自動駐車の動作の終了(S12のYes)は、自車両100の駐車目標となる駐車領域(駐車スペース202a)内での車両の停止である。この場合に駐車領域内のどの位置を自車両100を駐車する駐車位置とするかは、S6での決定に基づく(後述)。
S13では、自動駐車制御部13が、S10でオートブレーキホールドの作動の履歴が記憶されたか否かを判断する。当該履歴が記憶されていたときは(S13のYes)、再度、ブレーキシステム41を制御してオートブレーキホールド機能をONにしてS15に進む。よって、運転者がブレーキペダル(図示せず)を踏み込んでいなくても自車両100は制動されて停止する。当該履歴が記憶されていなかったときは(S13のNo)、S15に進む。この場合は、オートブレーキホールド機能はOFFのままである。S10でオートブレーキホールドの作動の履歴が記憶されなかった場合とは、次のような事例である。すなわち、S6でオートブレーキホールド機能がONにされても、運転者がブレーキホールドスイッチ45を操作して、あえて当該機能をOFFにした場合である。S15では、自動駐車制御部13がシフトレバー64をPレンジに投入するように制御して自動駐車を終了する。
一方、S16では、自動駐車の中止条件が存在するため(S11のYes)、自動駐車制御部13は、自動駐車機能を中止する。そして、自動駐車制御部13は、自動駐車機能の再開条件が存在するか否かを判断する(S17)。再開条件としては、所定の条件が満たされたことが挙げられる。所定の条件としては、タッチパネル32に表示される図10に示す自動駐車機能画面の一種である選択画面81において、所定の操作がされたことが挙げられる。選択画面81では、再開ボタン82と中止ボタン83が表示されている。ここで、運転者が再開ボタン82を操作したことが再開条件となる。中止ボタン83を操作したときは、自動駐車機能の中止が選択される。
再開条件が存在したときは(S17のYes)、S2に戻り、自動駐車機能が再開される。再開条件が存在しないまま一定時間が経過したときは(S17のNo、S18のYes)、自動駐車制御部13は、自動駐車機能の中止を確定させて(S19)、一連の処理は終了する。再開条件が存在しないまま一定時間が経過していないときは(S17のNo、S18のNo)、自動駐車制御部13は、S16に戻る。なお、前記の中止ボタン83が操作されたときは、自動駐車制御部13は、一定時間の経過(S18のYes)を待つことなく自動駐車機能を中止してよい。
なお、前記中断条件に該当するときは(S11のYes)、前記の再開条件を満たすことで(S17のYes)、自動駐車制御部13は、S2から自動駐車機能を再開することができる。一方、自動駐車機能の一連の動作中に中止条件を満たしたときは、自動駐車制御部13は、図4、図5の処理自体を中止し、処理の再開は行わない。再開を行うときは、自動駐車制御部13は、S1から処理を改めてやり直す。この「中止条件」となるものは、例えば、一方、自動駐車機能の一連の動作中に、シフトレバー64がPレンジに入れられたこと、電動パーキングブレーキが作動したこと、タッチパネル32等を操作して、自動駐車機能の作動指示を行ったこと等が挙げられる。さらに、自動駐車機能の一連の動作中に停止条件を満たしたときは、自動駐車機能の一連の動作は停止するが、この場合は、停止条件が解除されれば、停止した時点から自動駐車機能の一連の動作を再開する。「停止条件」としては、ブレーキペダル(図示せず)が操作されたこと等が挙げられる。
図11は、図4のS6の駐車位置の決定処理のサブルーチンとなるフローチャートである。以下の説明で、「前」、「奥」などの方向の表現は、切返し位置262(図9)で一旦停止した際の自車両100から見た方向である。図11の処理も、認識部11で認識した自車両100の外界の状況に基づいて行う。図11は、駐車場200の各駐車領域が白線(枠線)201(図3C)で仕切られていない場合に実行される。すなわち、駐車位置決定部14は、駐車場200が白線(枠線)201で仕切られているか否かを判断し(S21)、駐車場200が白線(枠線)で仕切られていないときに(S21のNo)、以下の処理を実行する。
図12に示すように、駐車場200が白線(枠線)201で仕切られていなくても、認識部11で認識した自車両100の外界の状況に基づいて、駐車領域決定部12は、駐車スペース202aを見つけて、運転者はこれを駐車目標となる駐車領域として選択することができる。この場合、認識部11の認識結果によって当該駐車スペース202aの入口幅Hを検出することができる。駐車スペース202aの左右の両サイドには他車両203が駐車している。そして、両他車両203間に空間を見つけ、この空間の間口、奥行からして自車両100を駐車するのに適当なスペースがあると判断されれば、当該空間を、自車両100を駐車させる駐車スペース202a(駐車領域)として選択可能である(S5のYes)。
まず、駐車位置決定部14は、S5のYesで図12の駐車スペース202aを駐車目標となる駐車領域として選択したときは、駐車位置決定部14は、その駐車スペース202a(駐車領域)の入口幅Hが所定値未満であるか否かを判断する(S22)。この場合の「所定値」とは、例えば自車両100の幅サイズの1.5倍程度のサイズである。駐車スペース202aの入口幅Hが所定値未満であるときは(S22のYes)、駐車位置決定部14は、当該駐車スペース202a(駐車領域)内での自車両100の駐車位置を当該駐車スペース202a(駐車領域)の入口側から視て中央位置と決定する(S23)。すなわち、図13に示すように、自車両100を駐車スペース202a(駐車領域)の入口側から視て中央位置(左右両側の他車両203から等距離)を自車両の駐車位置とする(S24)。
前記S22の判断の際、駐車位置決定部14は、駐車スペース202a(駐車領域)の入口幅H1の基準点を左右両側の複数の他車両203の側方外端部(本例で角部203a)とする。
また、駐車スペース202aの入口幅H1が所定値以上であるときは(S22のNo)、駐車位置決定部14は、図14に示すように、自車両100の駐車位置を駐車スペース202a(駐車領域)の入口側から視て左右の複数の他車両203のうちいずれか一方側に寄った位置とする(S24)。
この場合、駐車位置決定部14は、自車両100の駐車位置を寄せる距離を駐車スペース202a(駐車領域)の入口側から視て中央の位置から当該駐車領域の奥側に延ばした線Lから(すなわち中央部から車幅方向に)所定距離H2とする。ただし、自車両100を寄せた側の他車両203とは互いに車両のドアの開閉や搭乗者の出入りに支障がない程度の所定間隔を空けた位置を駐車位置とする。
また、図14の例では、自車両100を自車両100の運転者から視て右側の他車両203側に寄せた位置を停止位置として決定している。左右の複数の他車両203のうちのどの車両の側に寄せるかは、駐車位置決定部14は、自車両100の位置を基準に決定するようにしてもよい。具体的には、例えば、オートブレーキホールドをONにして(S6)自車両100が停車した位置から最も近い側の他車両203の側に自車両100を寄せるように駐車位置を決定するのが望ましい。
また、左右の複数の他車両203のうちのどの車両の側に寄せるかは、駐車位置決定部14は、自車両100が駐車動作を行う駐車場200の路面状態に応じて決定することを優先してもよい(路面状態を優先)。この場合は、自車両100が停車した位置から最も近い側の他車両203の側に自車両100を寄せることにはこだわらない。具体的には、カメラ群21(図1)で自車両100の路面の凹凸状態を検知して、S6で決定する走行ルートや駐車位置が凹凸の多い路面をより避けられる手段が、ある他車両203側に自車両100を寄せて駐車することであったとするなら、当該他車両203側に寄せるように自車両100の駐車位置を決定することができる。
さらに、駐車位置決定部14は、左右の複数の他車両203のうちのどの車両の側に寄せるかは当該複数の他車両203の種別に応じて決定することを優先するようにしてもよい(他車両の種別を優先)。この場合も、自車両100が停車した位置から最も近い側の他車両203の側に自車両100を寄せることにはこだわらない。具体的には左右の他車両203のうち小型の方の車両の方に寄せるようにして、より大型の車両は避けるように駐車位置を決定することができる。
なお、図11の処理は、駐車場200が白線(枠線)201で仕切られていない場合の処理について説明した。駐車場200が白線(枠線)201で仕切られてる場合の駐車位置の決定は、例えば、白線(枠線)201で仕切られてる駐車領域の左右の白線201から自車両100が等間隔となる位置を駐車位置とする等、様々なアルゴリズムで決定してよい。また、前記の駐車位置の決定は、自車両100の運転者から視て左右方向の駐車位置の決定であるが、駐車位置の前後位置の決定は、自車両100の背部の他車両等の障害物を十分に避けられる位置とする、左右の他車両203と車両の後端部の位置に合わせる等、様々なアルゴリズムで決定してもよい。
また、前記の例では、自車両100の後部から駐車スペース202a(駐車領域)に入庫させる処理について説明したが、自車両100の前部から駐車スペース202a(駐車領域)に入庫させるようにしてもよい。
以上説明した自動駐車コントロールユニット1によれば、駐車スペース202aの入口幅Hが所定値未満であるときは(S22のYes)、駐車位置決定部14は、当該駐車スペース202a(駐車領域)内での自車両100の駐車位置を当該駐車スペース202a(駐車領域)の入口側から視て中央位置と決定する(S23)。したがって、自車両100から視て左右にスペースが狭い駐車領域に駐車するときは、左右の他車両203と適切な距離をとって駐車することができる。
この場合、前記S22の判断の際、駐車位置決定部14は、駐車スペース202a(駐車領域)の入口幅H1の基準点を左右両側の複数の他車両203の側方外端部(本例で角部203a)とする。したがって、入口幅H1を適切に測定することができる。
また、駐車スペース202aの入口幅H1が所定値以上であるときは(S22のNo)、駐車位置決定部14は、自車両100の駐車位置を駐車スペース202a(駐車領域)の入口側から視て左右の複数の他車両203のうちのいずれか一方側に寄った位置とする(S24)。これにより、自車両100を寄せない側の他車両203との間には広いスペースができるので、当該他車両203が出庫した後には、当該スペースに別の他車両が自車両100にある程度詰めて駐車することが可能となる。これによって、駐車場200全体として効率よく駐車スペースを活用できる位置を自車両100の駐車位置とすることが可能となる。
この場合、駐車位置決定部14は、自車両100の駐車位置を寄せる距離を駐車スペース202a(駐車領域)の入口側から視て中央の位置から当該駐車領域の奥側に延ばした線Lからみて(すなわち中央部から車幅方向に)所定距離H2とする。よって、自車両100を寄せる側の他車両203に極度に近づけすぎない適切な位置を自車両100の駐車位置として決定することができる。ただし、自車両100を寄せた側の他車両203とは車両のドアの開閉や搭乗者の出入りに支障がない程度の所定間隔を空けた位置を駐車位置とすることができる。
また、左右の複数の他車両203のうちのどの車両の側に寄せるかは、駐車位置決定部14は、自車両100の現在位置を基準に決定する。具体的には、例えば、自車両100が停車した位置から最も近い側の他車両203の側に自車両100を寄せるように駐車位置を決定する。これによって、自車両100の駐車動作を行うために自車両100を走行させる距離を最短とできるので、駐車動作が他車両や歩行者の邪魔になりにくく、燃費(電費)の低減にも寄与する。
また、左右の複数の他車両203のうちのどの車両の側に寄せるかは、駐車位置決定部14は、自車両100が駐車動作を行う駐車場200の路面状態に応じて決定することを優先することもできる。したがって、例えば凹凸の多い経路は避けるなどして、駐車動作中の自車両100の乗り心地が低下する可能性を低減することができる。
また駐車位置決定部14は、左右の複数の他車両203のうちのどの車両の側に寄せるかは当該複数の他車両203の種別に応じて決定することを優先することもできる。具体的には、左右の他車両203のうち小型の方の車両の方に寄せるようにして、より大型の車両は避けるように駐車位置を決定することができる。大型の車両は出庫の際の動きの幅が大きく、その出庫の際に自車両100に接触する可能性も小型車両よりも大きいと考えられるので、その可能性を抑制することができる。
1 自動駐車コントロールユニット(駐車支援装置)
11 認識部
12 駐車領域決定部
13 自動駐車制御部
14 駐車位置決定部
100 自車両
200 駐車場
201 白線(枠線)
202a 駐車スペース(駐車領域)
203 他車両
203a 角部(側方外端部)
H1 入口幅
H2 所定距離
L 線

Claims (9)

  1. 外界を認識して認識情報を取得する認識部と、
    前記認識情報に基づいて複数の他車両の間の空間を自車両の駐車領域として決定する駐車領域決定部と、
    前記駐車領域への前記自車両の駐車動作を行う自動駐車制御部と、
    自車の車幅に車両のドアの開閉や搭乗者の出入りに支障ない幅を加えた幅を自車両の駐車に必要な幅とし、前記幅より広い幅の値を所定値としたときに、前記駐車領域の入口幅が所定値未満であった場合は前記駐車領域内での前記自車両の駐車位置を前記駐車領域の入口側から視て中央位置とし、前記入口幅が前記所定値以上であった場合は前記自車両の駐車位置を前記駐車領域の入口側から視て前記複数の他車両のうちいずれか一方側に寄った位置とする駐車位置決定部とを備え、白線又は枠線による目印で仕切られていない駐車場に駐車するときに駐車支援することを特徴とする駐車支援装置。
  2. 前記駐車位置決定部は、前記自車両の駐車位置を前記駐車領域の入口側から視て前記複数の他車両のうちいずれか一方側に寄った位置とするときは、当該寄った側の前記他車両と、車両のドアの開閉や搭乗者の出入りに支障がない程度の所定間隔を空けた位置を前記駐車位置とすることを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  3. 前記駐車位置決定部は、前記自車両の駐車位置を前記駐車領域の入口側から視て前記複数の他車両のうちいずれか一方側に寄った位置とするときは、当該寄った側の前記他車両と、車両のドアの開閉や搭乗者の出入りに支障がない程度の間隔が空くように寄せる距離を前記駐車領域の入口側から視て中央部から車幅方向に所定距離とすることを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  4. 前記駐車位置決定部は、前記駐車領域の入口幅の基準点を前記複数の他車両の側方外端部とすることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかの一項に記載の駐車支援装置。
  5. 前記駐車位置決定部は、前記複数の他車両のうちのどの車両の側に寄せるかは前記自車両の現在位置を基準に決定することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかの一項に記載の駐車支援装置。
  6. 前記駐車位置決定部は、前記複数の他車両のうちのどの車両の側に寄せるかは前記自車両が前記駐車動作を行う駐車場の路面状態を優先して決定することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかの一項に記載の駐車支援装置。
  7. 前記駐車位置決定部は、前記複数の他車両のうちのどの車両の側に寄せるかは当該複数の他車両の種別を優先して決定することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかの一項に記載の駐車支援装置。
  8. 外界を認識して認識情報を取得する認識部と、
    前記認識情報に基づいて複数の他車両の間の空間を自車両の駐車領域として決定する駐車領域決定部と、
    前記駐車領域への前記自車両の駐車動作を行う自動駐車制御部と、
    自車の車幅に車両のドアの開閉や搭乗者の出入りに支障ない幅を加えた幅を自車両の駐車に必要な幅とし、前記幅より広い幅の値を所定値としたときに、前記駐車領域の入口幅が所定値未満であった場合は前記駐車領域内での前記自車両の駐車位置を前記駐車領域の入口側から視て中央位置とし、前記入口幅が前記所定値以上であった場合は前記自車両の駐車位置を前記駐車領域の入口側から視て前記複数の他車両のうちいずれか一方側に寄った位置とする駐車位置決定部とを実行し、白線又は枠線による目印で仕切られていない駐車場に駐車するときに駐車支援することを特徴とする駐車支援方法。
  9. コンピュータを請求項1乃至請求項7の何れかの一項に記載の駐車支援装置として機能させるプログラム。
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