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JP6808350B2 - 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置およびその制御方法に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置では、システム制御部による制御に基づき、撮像部から出力される画像信号を画像処理部に転送し、画像処理部で画像処理が施された画像データが記録媒体に記録される。そして、データサイズの大きい画像信号を連続的に生成し高速で処理する際には、撮像部から画像処理部へのデータ転送能力が処理速度の制約となることがある。
上記データ転送能力が処理速度の制約になることを回避するため、特許文献1では、撮像部にフレームメモリを備える撮像装置が提案されている。特許文献1では、撮像部から高速に出力される画像信号を一時的にフレームメモリに格納し、画像信号が出力されるタイミングとは非同期にフレームメモリに格納された画像信号を画像処理部へ転送できる。
特開2015−136093号公報
ところで、デジタルカメラには、ユーザが動画記録中に静止画撮影を行うことが可能な、いわゆる動画記録中の静止画撮影機能が搭載されたものがある。上記特許文献1に記載された撮像装置にこのような機能を搭載した場合、動画記録中のユーザからの静止画撮影指示に基づき、静止画記録用の画像信号をフレームメモリに一時的に格納しておき、動画記録終了後に画像処理部に転送して静止画の記録処理を行う必要がある。そのため、フレームメモリの容量が不足すると、動画記録を終了するまで静止画撮影を行うことができなくなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、撮像部に設けられたメモリ容量の不足により動画記録中の静止画撮影ができなくなることを回避する撮像装置を実現することである。
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置は、光電変換素子が二次元状に配列された画素と、前記画素から出力される画像信号を格納する信号格納部と、前記画像信号の種類を示す識別情報を前記画像信号に付加する識別情報付加手段とを備える撮像素子と、前記撮像素子から転送される画像信号に付加された識別情報を判別する識別情報判別手段を備え、前記識別情報判別手段により判別された識別情報に基づいて前記撮像素子から転送される画像信号の種類に応じた画像処理を行う画像処理手段と、前記画像信号の種類が第1の画像信号であった場合は、前記画素から出力される画像信号を前記信号格納部に格納せずに前記画像処理手段へ転送し、前記画像信号の種類が第2の画像信号であった場合は、前記画素から出力される画像信号を前記信号格納部に格納し、前記信号格納部に格納されている画像信号を前記画像処理手段へ転送するように前記撮像素子を制御する制御手段と、を有する
また、本発明の撮像装置は、光電変換素子が二次元状に配列された画素と、前記画素から出力される画像信号を格納する信号格納部と、前記画像信号の種類を示す識別情報を前記画像信号に付加する識別情報付加手段とを備える撮像素子と、前記撮像素子から転送される画像信号に付加された識別情報を判別する識別情報判別手段を備え、前記識別情報判別手段により判別された識別情報に基づいて前記撮像素子から読み出される画像信号の種類に応じた画像処理を行う画像処理手段と、前記信号格納部に格納されている画像信号の一部を第1の画像信号として所定の周期で前記画像処理手段へ転送し、前記第1の画像信号が前記画像処理手段へ転送される合間に前記信号格納部に格納されている画像信号を第2の画像信号として前記画像処理手段へ転送するように前記撮像素子を制御する制御手段と、を有する
本発明によれば、その目的は、撮像部に設けられたメモリ容量の不足により動画記録中の静止画撮影が不可となることを回避し、動画記録終了後の静止画処理の待ち時間を短縮または無くすことができる。
本実施形態の撮像装置の外観図。 本実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図。 本実施形態の撮像素子の概略構成図。 本実施形態の画素とカラムADCの構成図。 本実施形態の撮像素子の積層構造を示す図。 実施形態1の動画記録中の静止画撮影における撮像部の動作を示すフローチャート。 実施形態1の動画記録中の静止画撮影におけるシステム制御部の動作を示すフローチャート。 本実施形態による画像信号の種類に応じて画像処理を切り替える制御を説明する図。 動画記録中の静止画撮影における撮像部から画像処理部への画像信号の転送処理を示すタイミングチャート。 動画記録動作の切り替えが行われたときの撮像部から画像処理部への画像信号の転送処理を示すタイミングチャート。 実施形態2の動画記録中の静止画撮影における撮像部の動作を示すフローチャート。
以下に、添付図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成しても良い。
<装置構成>
図1及び図2を参照して、本実施形態のデジタルカメラの機能及び外観について説明する。
本実施形態のデジタルカメラ100の外観を示す図1において、表示部101は画像や各種情報を表示する液晶表示パネル(LCD)等からなる。シャッターボタン102は撮影指示を行うための操作部である。モード切替ボタン103は各種モードを切り替えるための操作部である。コネクタ107は接続ケーブル108とデジタルカメラ100とを接続するインターフェースである。操作部104はユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、タッチパネル等の操作部材からなる操作部である。コントローラホイール106は操作部104に含まれる回転可能な電子ダイヤルである。電源スイッチ105は電源のオン、オフを切り替える押しボタン式の操作部である。
記録媒体109はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット110は記録媒体109を格納するためのスロットである。記録媒体スロット110に格納された記録媒体109は、デジタルカメラ100との通信が可能となり、画像ファイルの書き込みや読み出しが可能となる。蓋111は記録媒体スロット110の蓋である。図1では、蓋111を開けてスロット110から記録媒体109を取り出してその一部を露出させた状態を示している。
本実施形態のデジタルカメラ100の内部構成を示す図2において、撮影レンズ203はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。シャッター204は絞り機能を備える。撮像部205は被写体の光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS等で構成される撮像素子300を含む。また、撮像部205は、後述するように第1の半導体集積回路チップ(撮像層)300Aが、第2の半導体集積回路チップ(回路層)300B上に積層されて配置された積層構造を有し、第1の半導体集積回路チップ300Aから読み出された画像信号が第2の半導体集積回路チップ300Bで処理されて画像処理部207に出力される。
バリア202は、デジタルカメラ100の、撮影レンズ203を含む撮像系を覆うことにより、撮影レンズ203、シャッター204、撮像部205を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
変数保持部206は、画像処理部207での各種の処理や演算に用いるパラメータや状態変数を保持する変数格納用のメモリである。変数保持部206には、複数種類の画像処理用のパラメータや状態変数を保持するための複数のメモリ領域が設けられ、画像処理部207との接続を選択的に切り替えることができる。
画像処理部207は、撮像部205からのデータ、又は、メモリ制御部209からのデータに対し、変数保持部206に保持されているパラメータや状態変数を用いて所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部207では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部201が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部207ではさらに、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
撮像部205からの出力データは、画像処理部207及びメモリ制御部209を介して、或いは、メモリ制御部209を介してメモリ210に直接書き込まれる。メモリ210は、撮像部205からの画像データや、表示部101に表示するための画像データを格納する。メモリ210は、所定枚数の静止画や所定時間の動画および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ210は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。DA変換部208は、メモリ210に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部101に供給する。こうして、メモリ210に書き込まれた表示用の画像データはDA変換部208を介して表示部101により表示される。表示部101は、LCD等の表示器上に、DA変換部208からのアナログ信号に応じた表示を行う。撮像部205から出力され、メモリ210に蓄積されたデジタル信号をDA変換部208においてアナログ変換し、表示部101に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダ(EVF)として機能し、ライブビューによるスルー画像の表示を行える。
不揮発性メモリ213は、電気的に消去・記憶可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ213には、システム制御部201の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部201は、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ213に記憶されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。212はシステムメモリであり、RAMが用いられる。システムメモリ212には、システム制御部201の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ213から読み込んだプログラム等を展開する。また、システム制御部201はメモリ210、DA変換部208、表示部101等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー211は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替ボタン103、第1シャッタースイッチ102a、第2シャッタースイッチ102b、操作部104はシステム制御部201に各種の動作指示を入力するための操作手段であり、ユーザが動画記録の開始指示を入力する録画ボタン104aを含む。
モード切替ボタン103は、システム制御部201の動作モードを静止画撮影モード、動画記録モード、再生モードなどのいずれかに切り替える。静止画撮影モードに含まれるモードとして、オートモード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、シーン別撮影モード、プログラムAEモード、カスタムモードなどがある。モード切替ボタン103で、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。あるいは、モード切替ボタン103で静止画撮影モードに一旦切り替えた後に、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画記録モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ102aは、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン102の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でオンとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ102bは、シャッターボタン102の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でオンとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部201は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部205からの信号読み出しから記録媒体109に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部104の各操作部材は、表示部101に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、シーンごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタンなどがある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部101に表示される。ユーザは、表示部101に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
なお、操作部104の1つとして、表示部101に対する接触を検知可能なタッチパネルを有する。タッチパネルと表示部101とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネルを光の透過率が表示部101の表示を妨げないように構成し、表示部101の表示面の上層に取り付ける。そして、タッチパネルにおける入力座標と、表示部101上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザが表示部101上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成することができる。
コントローラホイール106は、操作部104に含まれる回転操作可能な操作部材であり、方向ボタンと共に選択項目を指示する際などに使用される。コントローラホイール106を回転操作すると、操作量に応じて電気的なパルス信号が発生し、このパルス信号に基づいてシステム制御部201はデジタルカメラ100の各部を制御する。このパルス信号によって、コントローラホイール106が回転操作された角度や、何回転したかなどを判定することができる。なお、コントローラホイール106は回転操作が検出できる操作部材であればどのようなものでもよい。例えば、ユーザの回転操作に応じてコントローラホイール106自体が回転してパルス信号を発生するダイヤル操作部材であってもよい。また、タッチセンサよりなる操作部材で、コントローラホイール106自体は回転せず、コントローラホイール106上でのユーザの指の回転動作などを検出するものであってもよい(いわゆる、タッチホイール)。
電源制御部214は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部214は、その検出結果及びシステム制御部201の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体109を含む各部へ供給する。
電源部215は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、リチウムイオン電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる。記録媒体I/F216は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体109とのインターフェースである。記録媒体109は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
通信部217は、無線アンテナや有線ケーブルによって外部機器と通信可能に接続し、映像や音声の送受信を行う。通信部217は無線LAN(Local Area Network)やインターネットにも接続可能である。通信部217は撮像部205で撮像された画像データ(スルー画像を含む)や、記録媒体109に記録されている画像ファイルを外部機器に送信でき、また、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信できる。
姿勢検知部218は、重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部218で検知された姿勢に応じて、撮像部205で撮像された画像がデジタルカメラ100を横に構えて撮影されたものか、縦に構えて撮影されたものかを判別可能である。システム制御部201は、姿勢検知部218で検知された姿勢に関する情報を撮像部205で撮像された画像データに付加したり、画像データを回転して記憶することが可能である。姿勢検知部としては、加速度センサやジャイロセンサ等を用いることができる。
発光部219は、LED(発光ダイオード)などを備える。発光部219は、所定の発光/非発光のパターンによって被写体にデジタルカメラ100の動作状態(例えば、セルフタイマーのカウントダウン中や撮影の開始/終了など)を通知したり、被写体を照明するために閃光するストロボ機能を備える。
なお、ハードウェアの構成は図2に示すものに限定されず、例えば1つのハードウェアが表示制御、通信制御、撮影制御、画像処理制御等を行い、デジタルカメラ100の各手段として機能してもよい。また、複数のハードウェアが協働して1つの手段として機能してもよい。
<撮像素子構成>
図3を参照して、本実施形態の撮像素子300の構成および機能の概略について説明する。
図3において、撮像素子300は、第1の半導体集積回路チップ(撮像層)300Aと、第2の半導体集積回路チップ(回路層)300Bを有する。そして、第1の半導体集積回路チップ300Aから出力された画像信号が第2の半導体集積回路チップ300Bで処理されて撮像素子300の外部に設けられた画像処理部207に転送されるように、システム制御部201により第2の半導体集積回路チップ300Bのタイミング制御回路314および信号転送部318が制御される。
撮像素子300は、第1の半導体集積回路チップ300Aが第2の半導体集積回路チップ300B上に積層されて配置された積層構造を有する。第1の半導体集積回路チップ300Aは、各々がフォトダイオードなどの光電変換素子を有する複数の画素301が二次元状に配列された画素領域を備える。複数の画素301が配列された第1の半導体集積回路チップ300Aは、光入射側に配置されている(つまり、被写体光学像の受光側に位置している)。また、第1の半導体集積回路チップ300Aにおいて、各々の画素301は、垂直方向(列方向)の各列の画素に垂直出力線(列出力線)302が接続され、水平方向(行方向)の各行の画素に転送信号線303、リセット信号線304および行選択信号線305が接続されている。なお、垂直出力線302は読み出し行単位に応じて接続される画素が異なっている。
第2の半導体集積回路チップ300Bは、AD変換回路(以下、カラムADC)311、行走査回路312、列走査回路313、タイミング制御回路314、水平信号線315a、315b、出力スイッチ316を含む画素駆動部を備える。さらに、第2の半導体集積回路チップ300Bは、フレームメモリ(信号格納部)317と、信号転送部318と、P/S変換部319とを備える。
第2の半導体集積回路チップ300Bの画素駆動部において、カラムADC311は垂直出力線302に接続されており、複数の画素301の各々から垂直出力線302に出力された画像信号をデジタル信号に変換する。行走査回路312は、転送信号線303とリセット信号線304と行選択信号線305に接続されている。列走査回路313は水平信号線315a、315bに接続され、カラムADC311に列走査信号を出力する。タイミング制御回路314は、カラムADC311および列走査回路313に接続され、タイミング信号を出力する。水平信号線315a、315bは、出力スイッチ316に接続され、カラムADC311からデジタル画像信号が出力される。
出力スイッチ316はチャンネルごとの水平信号線315a、水平信号線315bからカラムADC311から出力されるデジタル画像信号を信号転送部318へ選択的に順次供給する。フレームメモリ317は、信号転送部318に供給される少なくとも1フレーム分のデジタル画像信号を一時的に記憶する。信号転送部318は、出力スイッチ316から供給されるデジタル画像信号をフレームメモリ317に格納するか、フレームメモリ317に格納しないでパラレル・シリアル(P/S)変換部319を介して画像処理部207に転送する。信号転送部318の詳細は後述する。P/S変換部319は、信号転送部318から出力されるデジタル画像信号のパラレル・シリアル変換を行い、撮像素子300の外部にある画像処理部207に出力する。
このように第1の半導体集積回路チップ300Aに複数の画素301が配列された画素領域を形成し、第2の半導体集積回路チップ300Bに画素駆動回路やメモリ回路や演算回路等を形成することで、撮像素子300の撮像層と回路層とで製造プロセスを分けることができる。よって、回路層における配線の細線化、高密度化による高速化、小型化、および高機能化を図ることができる。
<画素およびカラムADCの回路構成>
次に、図4を参照して、図3に示す撮像素子300の画素301とカラムADC311の回路構成について説明する。
画素301の各々は、フォトダイオード401、転送トランジスタ402、リセットトランジスタ403、増幅トランジスタ404および選択トランジスタ405の4つのトランジスタ回路を有する。これらのトランジスタ402〜405には、例えば、NチャネルのMOSトランジスタが用いられる。
フォトダイオード401は、受光した光をその光量に応じた電荷量の光電荷(電子)に光電変換する。フォトダイオード401のカソードは、転送トランジスタ402を介して増幅トランジスタ404のゲートと電気的に接続されている。この増幅トランジスタ404のゲートと電気的に接続されたノード406をFD(フローティングディフュージョン)部と呼ぶ。
転送トランジスタ402は、フォトダイオード401のカソードとFD部406との間に接続されている。そして、転送トランジスタ402のゲートに不図示の転送線を介して転送パルスφTRGが印加されることによってオンとなり、フォトダイオード401で光電変換された光電荷をFD部406に転送する。
リセットトランジスタ403は、ドレインが画素電源Vddに、ソースがFD部406にそれぞれ接続されている。そして、リセットトランジスタ403のゲートに不図示のリセット線を介してリセットパルスφRSTが印加されることによってオンとなる。また、リセットトランジスタ403は、フォトダイオード401からFD部406への信号電荷の転送に先立って、FD部406の電荷を画素電源Vddに転送することによってFD部406をリセットする。
増幅トランジスタ404は、ゲートがFD部406に、ドレインが画素電源Vddにそれぞれ接続されている。そして、増幅トランジスタ404は、リセットトランジスタ403によってリセットした後のFD部406の電位をリセットレベルとして出力し、さらに転送トランジスタ402によって信号電荷を転送した後のFD部406の電位を信号レベルとして出力する。
選択トランジスタ405は、例えば、ドレインが増幅トランジスタ404のソースに、ソースが垂直出力線302にそれぞれ接続されている。そして、選択トランジスタ405のゲートに不図示の選択線を介して選択パルスφSELが印加されることによってオンとなり、フォトダイオード401を選択状態にして増幅トランジスタ404から出力される信号を垂直出力線302に中継する。
なお、選択トランジスタ405については、画素電源Vddと増幅トランジスタ404のドレインとの間に接続した回路構成にすることも可能である。また、図4のように、1つの画素301が4つのトランジスタで構成されるものに限られず、例えば、増幅トランジスタ404と選択トランジスタ405を兼用した3つのトランジスタで構成しても良い。
画素301から垂直出力線302を介して出力される画素信号は、カラムADC311に転送される。カラムADC311は、比較器411、アップダウンカウンタ(U/D CNT)412、メモリ413、DAコンバータ(DAC)414を有する。
比較器411は、一対の入力端子の一方に上記垂直出力線302が接続され、他方にDAC414が接続される。DAC414は、タイミング制御回路314からの制御信号に応じてレベルが時間の経過とともに増加または減少するように変化するランプ信号を出力する。
そして、比較器411は、DAC414から入力されるランプ信号のレベルと、垂直出力線302から入力される画素信号のレベルとを比較する。例えば、比較器411は、画素信号のレベルがランプ信号のレベルより低い場合にはハイレベルの比較信号を出力し、画素信号のレベルがランプ信号のレベル以上になった場合にはローレベルの比較信号を出力する。
タイミング制御回路314は、システム制御部201からの制御に従い、DAC414へ基準信号を出力する。
アップダウンカウンタ412は、比較器411の出力端子に接続され、例えば、比較信号がハイレベルからローレベルになるまでの期間をカウントする。このカウント処理により、各画素301の出力信号は完全なデジタル信号値へ変換される。なお、アップダウンカウンタ412では、リセットレベルをカウントダウンしたカウント値から、画素信号のレベルをカウントアップして比較信号がハイレベルからローレベルになるまでの期間をカウントする。
なお、比較器411とアップダウンカウンタ412との間にAND回路を設け、このAND回路にパルス信号を入力し、このパルス信号の個数をアップダウンカウンタ412によりカウントさせてもよい。
このように、カラムADC311で、リセットレベルと画素信号レベルの差分を算出することで、リセットレベルを除く画素信号のみを抽出することができる。
メモリ413は、アップダウンカウンタ412に接続され、アップダウンカウンタ412による画素信号のカウントの際に、比較信号がハイレベルからローレベルになるまでの期間のカウント値を記憶する。なお、カラムADC311は、画素301のリセット解除時の画素信号に基づいてリセットレベルに対応したカウント値をカウントし、また、所定の露光時間後の画素信号に基づいてカウント値をカウントし、これらの差分値をメモリ413に記憶させてもよい。
メモリ413に記憶されたカウント値は、画素信号に対応するデジタル値として列走査回路313からの信号に同期して水平信号線315a、水平信号線315bに伝送される。
図5は、本実施形態の撮像素子300の第1の半導体集積回路チップ300A(撮像層)と第2の半導体集積回路チップ300B(回路層)の積層構造を例示している。
第1の半導体集積回路チップ(撮像層)300Aと第2の半導体集積回路チップ(回路層)300Bは、それぞれのマイクロパッド501と502が、マイクロバンプ503を介して電気的に接続されるように、第2の半導体集積回路チップ300B上に第1の半導体集積回路チップ300Aを重ね合せた状態で固定されている。
<動画記録中の静止画撮影処理>
次に、図6を参照して、本実施形態のデジタルカメラ100による動画記録中の静止画撮影処理における撮像部205の動作について説明する。
本実施形態では、撮像部205は、動画記録動作中において、撮像素子300の出力スイッチ316から出力されるデジタル画像信号を動画記録用の画像信号としてフレームメモリ317に格納しないで画像処理部207にフレームごとに周期的に転送する。また、撮像部205は、動画記録中に静止画撮影指示を受けた場合は、撮像素子300の出力スイッチ316から出力されるデジタル画像信号を静止画記録用画像信号としてフレームメモリ317に格納する。そして、撮像部205は、フレームメモリ317に格納した静止画記録用画像信号を、動画記録用画像信号が一定周期で転送される合間(VBLK期間)に画像処理部207に転送する。
なお、図6の処理は、システム制御部201が不揮発性メモリ213に格納されたプログラムをシステムメモリ212に展開して実行し、撮像部205を制御することにより実現される。
S601では、撮像部205は、システム制御部201から動画記録の開始信号を受けると動画記録動作を開始する。システム制御部201は、操作部104に含まれる録画ボタン104aによりユーザから動画記録の開始指示を受けると、撮像部205に動画記録の開始信号を出力する。
S602では、撮像部205は、S601での動画記録動作の開始後、システム制御部201から静止画撮影の開始信号を受けた場合は、処理をS603に進め、受けていない場合は、処理をS606に進める。システム制御部201は、操作部104に含まれるシャッターボタン102により動画記録中の静止画撮影開始指示を受けた場合は、撮像部205に静止画撮影の開始信号を出力する。
S603では、撮像部205は、システム制御部201からの動画記録信号を受けて、撮像素子300により受光した光を光電変換する蓄積動作を行う。なお、この蓄積動作は、動画記録用画像信号の間引き読み出しなどに応じて電子シャッター制御を行った動画記録専用の信号蓄積動作でもよく、また、静止画と全く同じ蓄積動作でもよい。また、光電変換素子が二次元状に配列された撮像素子300において、1つのマイクロレンズに対して複数の画素を配置した構造である場合には、これら視差の異なる画像信号を用いる像面位相差AFに適した蓄積動作を行ってもよい。
S604では、撮像部205は、システム制御部201からの動画記録信号を受けて、S603で蓄積した信号電荷をADC311によりデジタル信号に変換し、出力スイッチ316を介して信号転送部318に出力する。このAD変換についても、階調を変えるなど動画記録用と静止画記録用で異なるAD変換を行ってもよく、静止画と全く同じAD変換でもよい。また、光電変換素子が二次元状に配列された撮像素子300において、1つのマイクロレンズに対して複数の画素を配置した構造である場合には、これら視差の異なる画像信号を用いる像面位相差AFに適したAD変換動作を行ってもよい。
S605では、撮像部205は、システム制御部201からの動画記録信号を受けて、信号転送部318により動画記録用画像信号をフレームメモリ317に格納しないで画像処理部207へ一定周期で転送する。このデータ転送は、記録中の動画のフレームレートに応じて1フレームずつ一定周期で行われる。但し、デジタルカメラ100が提供する動画記録中の静止画撮影機能の仕様によっては、動画記録中の静止画撮影の開始指示がユーザにより行われた場合に一時的にこの周期が守られないことがある。また、動画記録機能の仕様によってはフレームレートが変化することがある。撮像部205から画像処理部207へのデータ転送は、例えばLVDS(Low Voltage Differential Signaling)などの伝送技術を用いる。この場合、LVDSの同期コード部のようなデータ列先頭部に、画像処理部207で画像信号の種類を識別可能にするための識別信号を付加する。本実施形態では、例えば、識別信号1を動画記録用画像信号に付加して転送している。
S606では、撮像部205は、S602でシステム制御部201から動画記録中の静止画撮影の開始信号を受けたので、S603と同様に撮像素子300により受光した光を光電変換する蓄積動作を行う。S607では、撮像部205は、S604と同様にS606で蓄積した信号電荷をADC311によりデジタル信号に変換し、出力スイッチ316を介して信号転送部318に出力する。S608では、撮像部205は、信号転送部318に出力された静止記録用画像信号を信号転送部318によりフレームメモリ317に格納する。
S609、S610では、撮像部205は、システム制御部201からの制御信号を受けて、フレームメモリ317に格納した静止画記録用画像信号を分割して、動画記録用画像信号が転送される合間(VBLK期間)に画像処理部207に転送する。具体的には、撮像部205は、フレームメモリ317に画像信号が格納されている場合はS610に進み、格納されていない場合はS602に戻り、S602からS605までの動画記録動作を繰り返し行う。なお、S604でのAD変換を行うときに既に次のフレームのS603またはS606での蓄積動作が可能であり、実際には次のフレームのS603またはS606での蓄積動作を行いながら現在のフレームのS604以降の処理を行う。S607以降の処理も同様であり、次のフレームのS603での蓄積動作を行いながらS607以降の処理を行う。S610では、撮像部205は、S605における動画記録用画像信号の画像処理部207へのデータ転送を妨げない条件において、フレームメモリ317に格納されている画像信号の一部を信号転送部318により画像処理部207へ転送する。S605でのデータ転送を妨げない条件とは、動画の1フレーム分の画像信号を画像処理部207へ転送し終えてから次のフレームのデータ転送開始までの垂直ブランキング期間(VBLK期間)であって、VBLK期間中にデータ転送可能なデータ量である。この条件を満たすよう、フレームメモリ317に格納されている画像信号の一部を画像処理部207へとデータ転送するが、その場合にはS605と同様に、画像処理部207で画像信号の種類を識別可能にするための識別信号を付加する。本実施形態では、識別信号2を静止画記録用画像信号に付加して転送している。S610の処理が終了した後は、S602の処理に戻り、動画記録動作を継続する。
S611では、撮像部205は、システム制御部201から動画記録の終了信号を受けると、処理をS612に進める。システム制御部201は、操作部104に含まれる録画ボタン104aによりユーザから動画記録の終了指示を受けると、撮像部205に動画記録の終了信号を出力する。また、S611で、撮像部205は、システム制御部201から動画記録の終了信号を受けていない場合はS602に戻り、動画記録動作を継続する。
S612では、撮像部205は、フレームメモリ317に画像信号が格納されている場合はS613に進み、格納されていない場合はS614に進んで動画記録動作を終了する。
S613では、撮像部205は、フレームメモリ317に格納されている画像信号のうち、画像処理部207へ転送していないものを画像処理部207へデータ転送する。S613では、S610と同様に画像処理部207で画像信号の種類を識別可能にするための識別信号を付加する。なお、S613でのデータ転送開始後に、処理をS601に戻って再度動画記録動作を開始することが可能である。再開する動画記録動作では、データサイズ、データ間引き、画素加算、フレームレート等を変更してもよい。S613でデータ転送を行いながら再開した動画記録動作についてS603での蓄積動作を行うことが可能であり、新しいフレームレートでのS605でのデータ転送を妨げない条件において、S613のデータ転送を継続する。
<動画記録中の静止画撮影処理>
次に、図7を参照して、本実施形態のデジタルカメラ100による動画記録中の静止画撮影動作のうち、システム制御部201の動作について説明する。
なお、図7の処理は、不揮発性メモリ213に格納されたプログラムをシステムメモリ212に展開してシステム制御部201が実行することにより実現される。
S701では、システム制御部201は、操作部104に含まれる録画ボタン104aによりユーザから動画記録の開始指示を受けると、撮像部205に動画記録の開始信号を出力し動画記録動作を開始する。なお、本実施形態では動画記録動作を一例とするが、撮影映像をリアルタイムに表示部101へ表示させるライブビューであっても同様であり、S712での記録媒体109への記録処理が表示部101への出力処理に変わるだけである。但し、途中の画像処理は同じとは限らない。
S702で、システム制御部201は、動画記録用と静止画記録用画像信号のデータサイズをそれぞれ画像処理部207に設定する。
S703では、システム制御部201は、識別信号の種類を画像処理部207の識別信号判別回路207aに設定する。本実施形態では、動画記録用画像信号は識別信号1、静止画記録用画像信号は識別信号2が割り当てられている。
S704では、システム制御部201は、画像処理部207が撮像部205から転送された画像信号を入力する。
S705では、システム制御部201は、画像処理部207の識別信号判別回路207aが転送された画像信号に付与されている識別信号を判定する。システム制御部201は、識別信号1(動画記録用画像信号)であると判定した場合は処理をS706に進め、識別信号2(静止画記録用画像信号)であると判定した場合は処理をS708に進める。
S706では、システム制御部201は、変数保持部206の動画用領域が画像処理部207により読み出し/書き込みできるように画像処理部207と変数保持部206を接続する。
S707では、システム制御部201は、システムメモリ212に記憶している値を更新し、動画記録用画像信号の位置に関する情報を管理する。動画記録用画像信号の位置に関する情報とは、具体的には現在画像処理部207に入力された画像信号が動画記録用画像信号の1フレームにおける何ライン目の画像信号であるかを示す情報である。この位置情報を管理することにより、1フレームの途中で画像処理部207での処理が別の種類の画像信号の処理に切り替わったとしても、元の動画記録用画像信号のデータが再び入力されたときにはその1フレームの動画記録用画像信号のそれまでの画像処理過程を踏まえた処理を再開することを可能にしている。
S708では、システム制御部201は、変数保持部206の静止画用領域が画像処理部207により読み出し/書き込みできるように画像処理部207と変数保持部206を接続する。
S709では、システム制御部201は、システムメモリ212に記憶している値を更新し、静止画記録用画像信号の位置に関する情報を管理する。静止画記録用画像信号の位置に関する情報とは、具体的には現在画像処理部207に入力された画像信号が静止画画像信号の1フレームにおける何ライン目の画像信号であるかを示す情報である。S707と同様に、静止画記録用画像信号を間欠的に処理する際にそれまでの画像処理過程を踏まえた処理を再開することを可能にするための情報である。
S710では、システム制御部201は、動画記録用または静止画記録用のパラメータや変数及び動画記録用または静止画記録用画像信号の位置に関する情報を用いて、画像処理部207で撮像部205から転送された画像信号の画像処理(補正、現像、圧縮等)を行う。
S711では、システム制御部201は、メモリ制御部209を制御して、画像処理部207から出力される画像データをメモリ210へ書き込む。このときの書き込み先アドレスに関する情報も、変数保持部206と画像信号の位置に関する情報に基づいて決定される。
S712では、システム制御部201は、メモリ制御部209によりメモリ210に書き込まれた画像データを記録媒体109に記録する。なお、少なくとも1フレーム分の画像データが揃わなければ記録媒体109へ記録する画像ファイルの生成が完了しないため、S711でのメモリ210への画像データの書き込みと、S712での記録媒体109への記録は連続的に行われるとは限らない。例えば、静止画データは動画データの複数フレームにわたって分割されて撮像部205から転送され、画像処理部207で処理されて1フレーム分の画像データが生成されるので、メモリ210に1フレーム分の静止画データが書き込まれた後にS712での記録媒体109への記録が行われる。一方で、動画データはフレームごとに記録媒体109への記録が行われ、S704からS712までの処理を繰り返し動画記録動作が継続される。
S713では、システム制御部201は、操作部104に含まれる録画ボタン104aによりユーザから動画記録の終了指示を受けると、処理をS714に進める。また、S713で、システム制御部201は、動画記録の終了指示を受けていない場合はS704に戻り、動画記録動作を継続する。
S714では、システム制御部201は、撮像部205からの静止画記録用画像信号の転送が完了したか否かを判定し、データ転送が完了するまでS704からS712までの処理を継続し、データ転送が完了するとS715に進める。なお、静止画記録用画像信号の転送が完了する前に再びS701での動画記録動作を開始することが可能である。この場合、システム制御部201は、変数保持部206の動画用領域のパラメータ群、データ群を新しい動画用のものに更新する。
S715では、システム制御部201は、撮像部205に動画記録の終了信号を出力し、動画記録動作を終了する。
図8は、画像処理部207が、転送される画像信号の種類に応じて画像処理を切り替えるための構成を説明する図である。本実施形態では、変数保持部206の中に領域801と領域802があり、それぞれに画像処理部207で用いるパラメータ、保持データ、メモリ210への書き込みアドレス情報などを保持できる。これらの領域の数は3つ以上でもよい。また、各領域801、802に保持されているデータへのアクセス端子803、804が切替回路805により切り替え可能となっている。切替回路805は画像処理部207の各画像処理回路ブロック207b、、、207nやメモリ210及び記録媒体109への書き込みドライバと接続されている。また、切替回路805は画像処理部207の入力端子近傍に設けられた識別信号判別回路207aからの信号を受けて、変数保持部206の領域801と領域802との接続を切り替える。このような構成によって、画像処理部207に転送される画像信号の先頭付近に付与されている識別信号に応じて画像処理部207の処理動作を切り替えることが可能である。また、システム制御部201は、現在処理中の画像信号の位置に関する情報を管理している。システム制御部201は、画像信号の位置に関する情報を画像処理部207の処理に反映させることで、例えば、歪補正回路207cにおいて歪補正を付与する程度などを適切に制御することが可能である。また、画像信号の位置に関する情報に基づいてメモリ210への書き込みアドレス情報を決定する方法を用いることで、1フレームの画像信号が上または下から順番ではない順序で転送される場合にも、メモリ210上に1フレームの画像データが正しい順序で配列されるように書き込むことができる。
図9は、動画記録中の静止画撮影によりフレームメモリ317に格納された静止画記録用画像信号を、動画記録用画像信号の転送の合間(VBLK期間)に転送し、画像処理されメモリ210に書き込まれる動作を示している。図9の例では、撮像素子300のフレームメモリ317に既に静止画記録用画像信号が書き込まれている状態から開始しており、図の右側に移動するほど時間が進む。一定周期での動画記録用画像信号の転送の隙間を埋めるようにフレームメモリ317に格納されている静止画記録用画像信号が分割されてデータ転送される。画像処理部207は撮像部205から転送された画像信号の種類に応じた画像処理を行っており、画像処理済みの静止画記録用画像信号が静止画データとしてメモリ210に書き込まれる。撮像部205のフレームメモリ317に格納されているすべての静止画記録用画像信号の転送が終了した後は、通常の動画記録動作が継続される。
図10は、図9に示す静止画記録用画像信号の転送中に動画記録動作の切り替えが行われたときの動作を示している。動画記録が一旦停止され、フレームレートの異なる新しい動画記録動作へ切り替えられるときに、動画記録用画像信号の転送が一時的に停止され、その間に静止画記録用画像信号の転送が行われる。このように動画記録動作の切り替えと並行して静止画記録用画像信号の転送を行う。
以上のように、本実施形態によれば、動画記録中の静止画撮影動作において動画記録用画像信号の転送の合間に撮像部205のフレームメモリ317に格納された静止画記録用画像信号の転送および画像処理が行える。このため、動画記録中の静止画撮影時に撮像部205のフレームメモリ317の容量不足により静止画撮影ができなくなる事態を回避することができる。また、動画記録終了後の静止画処理の待ち時間を短縮または無くすことができる。
[実施形態2]
次に、図11を参照して、実施形態2について説明する。
本実施形態では、動画記録中の静止画撮影指示を受けた場合に、撮像部205のフレームメモリ317に格納された最新の静止画記録用画像信号に静止画データとしてのマークを付加する。そして、フレームメモリ317に格納された画像信号から、信号転送部318において動画記録用に間引きした一部の画像信号を画像処理部207へ転送する。このデータ転送の際に、マークが付加された静止画記録用画像信号の一部を、動画記録用画像信号の転送を妨げない条件において画像処理部207へデータ転送する。また、そのデータ転送の際に、画像処理部207で画像信号の種類を識別可能にするための識別信号を付加する。
なお、本実施形態のデジタルカメラ100や撮像素子300の構成は実施形態1で説明した図1から図4と同様であるため説明は省略する。また、動画記録中の静止画撮影におけるシステム制御部の動作についても実施形態1で説明した図7と同様である。
図11は、実施形態2のデジタルカメラ100による動画記録中の静止画撮影動作における撮像部205の動作を示している。
S1101では、図6のS601と同様に、撮像部205は、システム制御部201から動画記録の開始信号を受けると動画記録動作を開始する。
S1102〜S1104では、撮像部205は、図6のS606〜S608と同様の処理を行う。具体的には、撮像部205は、システム制御部201からの動画記録信号を受けて、撮像素子300により受光した光を光電変換する蓄積動作を行い(S1102)、S1102で蓄積した信号電荷をADC311によりデジタル信号に変換し(S1103)、出力スイッチ316を介して信号転送部318に出力する。S1104では、撮像部205は、信号転送部318に出力された静止記録用画像信号を信号転送部318によりフレームメモリ317に格納する。
S1105では、撮像部205は、S602と同様に、システム制御部201から静止画撮影の開始信号を受けた場合は、処理をS1106に進め、受けていない場合は、処理をS1107に進める。
S1106では、撮像部205は、システム制御部201からの制御信号を受けて、撮像部205は、フレームメモリ317に格納された最新の画像信号に静止画データとしてのマークを付加し、処理をS1107に進める。
S1107では、撮像部205は、システム制御部201からの制御信号を受けて、フレームメモリ317に格納されている静止画記録用画像信号から、信号転送部318により動画記録用に間引きした一部の画像信号を画像処理部207へ転送する。S1107でのデータ転送は、記録中の動画のフレームレートに応じて1フレームずつ一定周期で行われる。動画記録動作の仕様によってはフレームレートが変化することがある。また、S1102からS1104までの処理を行う周期とS1107のデータ転送の周期は一致しないことがある。例えばS1102からS1104の処理を120fpsで行い、S1107のデータ転送を30fpsで行うことがある。この場合において、S1106で静止画記録用画像信号に静止画データとしてのマークを付加したのと同様に、撮像部205は、フレームメモリ317に格納されている画像信号の全てまたは一部に高速動画データとしてのマークを付加することができる。あるいは、撮像部205は、システム制御部201からの静止画記録の開始指示があってから一定期間の間にフレームメモリ317に格納された画像信号に高速動画データとしてのマークを付加することもできる。撮像部205から画像処理部207へのデータ転送は、LVDS(LowVoltageDifferentialSignaling)などの伝送技術を用いる。このとき、LVDSの同期コード部のようなデータ列先頭部に、画像処理部207で画像信号の種類を識別可能にするための識別信号を付加する。例えば、識別信号1を動画記録用画像信号に付加して転送している。
S1108では、撮像部205は、システム制御部201からの制御信号を受けて、フレームメモリ317に静止画データとしてのマークが付加された画像信号が存在する場合は処理をS1109に進め、存在しないと判定した場合は処理をS1110に進める。
S1109では、撮像部205は、S1107において動画記録用画像信号の転送を妨げない条件で、フレームメモリ317に格納されているマークが付加された画像信号の一部を画像処理部207へ転送する。S1107でのデータ転送を妨げない条件とは、図6のS610と同様に、動画の1フレーム分の画像信号を画像処理部207へ転送し終えてから次のフレームのデータ転送開始までのVBLK期間であって、VBLK期間中にデータ転送可能なデータ量である。この条件を満たすよう、フレームメモリ317に格納されているマークされた画像信号の一部を画像処理部207へ転送するが、その場合にはS1108と同様に、画像処理部207で画像信号の種類を識別可能にするための識別信号を付加する。本実施形態では、識別信号2を静止画記録用画像信号に付加して転送している。フレームメモリ317に高速動画データとしてマークされた画像信号が存在するときには、静止画データとしてのマークが付加された画像信号と同様に高速動画データとしてのマークが付加された画像信号の一部を画像処理部207へ転送する。この場合は、識別信号3を高速動画記録用画像信号に付加して転送する。S1109の処理が終了した後は、S1102の処理に戻り、動画記録動作を継続する。
S1110では、S611と同様に、撮像部205は、システム制御部201から動画記録の終了信号を受けると、処理をS1111に進め、受けていない場合はS1102に戻り、動画記録動作を継続する。
S1111では、S1108と同様に、撮像部205は、フレームメモリ317に静止画データとしてのマークが付加された画像信号が存在する場合は処理をS1112に進め、存在しない場合はS1113に進んで動画記録動作を終了する。
S1112では、撮像部205は、S1109での動画記録用画像信号の転送を妨げない条件において、フレームメモリ317に格納されているマークが付加された画像信号の一部を信号転送部318により画像処理部207へ転送する。S1112では、S1109と同様に、画像処理部207で画像信号の種類を識別可能にするための識別信号を付加する。なお、S1112でのデータ転送開始後に、処理をS1101に戻して再度動画記録動作を開始することが可能である。再開する動画記録動作では、データサイズ、データ間引き、画素加算、フレームレート等を変更してもよい。S1112でデータ転送を行いながら再開した動画記録動作についてS1102での蓄積動作を行うことが可能であり、新しいフレームレートでのS1107でのデータ転送を妨げない条件において、S1112のデータ転送を継続する。
以上のように、本実施形態によれば、動画記録中の静止画撮影動作においてフレームメモリ317に格納された動画記録用画像信号の転送の合間に静止画記録用画像信号の転送および画像処理が行える。このため、動画記録中の静止画撮影時に撮像部205のフレームメモリ317の容量不足により静止画撮影ができなくなる事態を回避することができる。また、動画記録終了後の静止画処理の待ち時間を短縮または無くすことができる。
[他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…デジタルカメラ、201…システム制御部、205…撮像部、207…画像処理部、300…撮像素子、317…フレームメモリ、318…信号転送部

Claims (18)

  1. 光電変換素子が二次元状に配列された画素と、前記画素から出力される画像信号を格納する信号格納部と、前記画像信号の種類を示す識別情報を前記画像信号に付加する識別情報付加手段とを備える撮像素子と、
    前記撮像素子から転送される画像信号に付加された識別情報を判別する識別情報判別手段を備え、前記識別情報判別手段により判別された識別情報に基づいて前記撮像素子から転送される画像信号の種類に応じた画像処理を行う画像処理手段と、
    前記画像信号の種類が第1の画像信号であった場合は、前記画素から出力される画像信号を前記信号格納部に格納せずに前記画像処理手段へ転送し、前記画像信号の種類が第2の画像信号であった場合は、前記画素から出力される画像信号を前記信号格納部に格納し、前記信号格納部に格納されている画像信号を前記画像処理手段へ転送するように前記撮像素子を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記画像信号の種類が第1の画像信号であった場合は、前記撮像素子から読み出された画像信号を所定の周期で前記画像処理手段へ転送し、前記画像信号の種類が第2の画像信号であった場合は、前記画素から出力される画像信号を前記信号格納部に格納し、前記第1の画像信号が前記画像処理手段へ転送される合間に前記信号格納部に格納されている画像信号の一部を前記画像処理手段へ転送するように前記撮像素子を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 光電変換素子が二次元状に配列された画素と、前記画素から出力される画像信号を格納する信号格納部と、前記画像信号の種類を示す識別情報を前記画像信号に付加する識別情報付加手段とを備える撮像素子と、
    前記撮像素子から転送される画像信号に付加された識別情報を判別する識別情報判別手段を備え、前記識別情報判別手段により判別された識別情報に基づいて前記撮像素子から読み出される画像信号の種類に応じた画像処理を行う画像処理手段と、
    前記信号格納部に格納されている画像信号の一部を第1の画像信号として所定の周期で前記画像処理手段へ転送し、前記第1の画像信号が前記画像処理手段へ転送される合間に前記信号格納部に格納されている画像信号を第2の画像信号として前記画像処理手段へ転送するように前記撮像素子を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の画像信号の記録動作中に前記第2の画像信号の記録動作の開始指示を受けた場合に、当該第2の画像信号の記録動作の開始指示を受けたときに前記信号格納部に格納された画像信号に前記第2の画像信号としてのマークを付加し、前記第1の画像信号の記録動作において前記信号格納部に格納されている画像信号の一部が前記第1の画像信号として前記画像処理手段へ転送される合間に前記信号格納部に格納されているマークが付加された第2の画像信号の一部を前記画像処理手段へ転送するように前記撮像素子を制御することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の画像信号は、動画記録用に間引きされた画像信号であり、
    前記第2の画像信号は、静止画記録用の画像信号であり、
    前記所定の周期は、動画のフレームレートであることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記画像処理手段が、種類の異なる画像信号の画像処理を行うために用いる情報を格納する変数格納手段と、前記識別情報判別手段により判別された識別情報に基づいて前記画像信号の種類に適した情報を前記変数格納手段から読み出す読み出し手段と、をさらに有することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記変数格納手段は、種類の異なる画像信号ごとに画像処理を行うための情報が記録される複数の領域を有し、
    前記読み出し手段が、画像信号の種類に応じた情報を前記複数の領域のいずれかからを読み出すことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  8. 前記画像処理手段により画像処理済みの画像信号を記憶する記憶手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている画像信号の位置に関する情報を管理することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  9. 前記画像処理手段により前記第1の画像信号に画像処理を行って生成された第1の画像データを記録する記録手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記第1の画像データの記録処理が終了した後、前記信号格納部に格納されている全ての画像信号の転送が完了するまで前記画像処理手段への転送を継続するように前記撮像素子を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、前記第1の画像信号の前記画像処理手段への転送が停止された場合には、前記信号格納部に格納されている前記第2の画像信号の転送に切り替えるように前記撮像素子を制御することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  11. 前記制御手段は、前記第1の画像信号の記録動作の終了指示を受けた場合、前記信号格納部に格納されているマークが付加された前記第2の画像信号の転送が完了するまで前記記録動作を継続するように前記撮像素子を制御することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  12. 前記第1の画像信号は、動画記録用に間引きされた画像信号であり、
    前記第2の画像信号は、静止画記録用の画像信号であり、
    前記画像信号は、動画のフレームレートに対応する周期で前記画像処理手段へ転送されることを特徴とする請求項1、6ないし11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記撮像素子は、前記画素が設けられた第1の半導体集積回路チップが、前記信号格納部が設けられた第2の半導体集積回路チップに積層されて構成されていることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 前記第2の半導体集積回路チップにはさらに、前記画素を駆動する画素駆動部と前記画素から出力される画像信号をデジタル信号に変換するAD変換回路が設けられていることを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 光電変換素子が二次元状に配列された画素と、前記画素から出力される画像信号を格納する信号格納部と、前記画像信号の種類を示す識別情報を前記画像信号に付加する識別情報付加手段とを備える撮像素子と、前記撮像素子から転送される画像信号に付加された識別情報を判別する識別情報判別手段を備え、前記識別情報判別手段により判別された識別情報に基づいて前記撮像素子から転送される画像信号の種類に応じた画像処理を行う画像処理手段と、を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記画像信号の種類が第1の画像信号であった場合は、前記画素から出力される画像信号を前記信号格納部に格納せずに前記画像処理手段へ転送し、
    前記画像信号の種類が第2の画像信号であった場合は、前記画素から出力される画像信号を前記信号格納部に格納し、前記信号格納部に格納されている画像信号を前記画像処理手段へ転送するように前記撮像素子を制御するステップを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  16. 光電変換素子が二次元状に配列された画素と、前記画素から出力される画像信号を格納する信号格納部と、前記画像信号の種類を示す識別情報を前記画像信号に付加する識別情報付加手段とを備える撮像素子と、前記撮像素子から転送される画像信号に付加された識別情報を判別する識別情報判別手段を備え、前記識別情報判別手段により判別された識別情報に基づいて前記撮像素子から読み出される画像信号の種類に応じた画像処理を行う画像処理手段と、を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記信号格納部に格納されている画像信号の一部を第1の画像信号として所定の周期で前記画像処理手段へ転送し、
    前記第1の画像信号が前記画像処理手段へ転送される合間に前記信号格納部に格納されている画像信号を第2の画像信号として前記画像処理手段へ転送するように前記撮像素子を制御するステップを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  17. コンピュータを、請求項1乃至14のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  18. コンピュータを、請求項1乃至14のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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