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JP6729121B2 - 起伏角度検出器の取付構造 - Google Patents

起伏角度検出器の取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、作業車両に搭載されるブームの起伏角度を検出する起伏角度検出器の取付構造に関するものである。
従来から、移動式クレーンや高所作業車などの作業車両には、起伏可能なブームが搭載されている。このブームの起伏角度は、例えばブームの回転軸の延長線上やブラケットの内面に設置されてブラケットに対する相対的な回転角度を計測するポテンショメータ等によって計測されていた(例えば、特許文献1参照)。他方、重力方向に対する傾斜角度を計測する起伏角度検出器も用いられるようになっている。これらの従来の起伏角度検出器は、ブーム側面や上面のスペースを利用して設置されることが多かった。
ところで、近年では、高所作業車を含む作業車両において、安全に関する検出器を二重化する必要性が高まってきており、既存の検出器を2個取り付ける手法が用いられている。特に、起伏角度検出器は、長さ検出器等と比較して小さく安価であるため、既存の検出器を2個取り付ける手法が用いられることが多い。
実開平6−53582号公報
しかしながら、起伏角度検出器を2個取り付ける場合、従来と同様にブーム側面や上面に設置しようとすると、2個分の設置スペースに加えて起伏角度検出器を覆うカバーも必要となるため、他の機器用のスペース自由度がなくなる、という問題が生じる。特に、電力・電工用の高所作業車など、ブーム周辺に数多くのオプションや特別仕様の手摺等を取り付ける機種では、設置スペースが問題となることが多かった。
そこで、本発明は、ブーム周辺のスペースの自由度を維持することができる起伏角度検出器の取付構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の起伏角度検出器の取付構造は、左右一対のブラケットと、前記左右一対のブラケットの間に回動自在に支承されるブームと、前記ブームの基端部近傍の下側に取り付けられる起伏角度検出器と、を備えることを特徴としている。
このように、本発明の起伏角度検出器の取付構造は、左右一対のブラケットと、左右一対のブラケットの間に回動自在に支承されるブームと、ブームの基端部近傍の下側に取り付けられる起伏角度検出器と、を備えることを特徴としている。このような構成によれば、ブームの下側のスペースを有効活用することで、ブーム周辺のスペースの自由度を維持することができる。
高所作業車の全体図である。 起伏角度検出器の取付構造の斜視図である。 起伏角度検出器の取付構造の正面図である。 起伏角度検出器の取付構造の側面からみた説明図である。 実施例の起伏角度検出器である。(a)は外観の正面図であり、(b)は内部構造を透過して説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(全体の構成)
まず、図1の側面図を用いて、本発明の起伏角度検出器の取付構造5を備える高所作業車Cの全体構成を説明する。高所作業車Cは、図1に示すように、走行機能を有する車両の本体部分である車体10と、車体10の前方に配置されたキャビン11と、車体10に旋回自在に搭載された旋回台12と、旋回台12に立設されたブラケット13と、ブラケット13に取り付けられたブーム14と、車体10の四隅に設けられたアウトリガ16a〜16dと、を備えている。
旋回台12は、旋回ベアリング機構によって車体10に相対的に回転(旋回)する。ブーム14は、基端ブーム、中間ブーム、先端ブームなどによって入れ子式に構成されており、内部の伸縮シリンダ(不図示)を伸縮することによって伸縮する。基端ブームは、ブラケット13に水平に設置された支持軸に回動自在に取り付けられており、起伏シリンダ17を伸縮することでブーム14全体が起伏する。さらに、ブーム14の側面には、バケット15での作業用に取り付け/取り外し可能なジブ18や、手摺32(図2参照)などが取り付けられている。
そして、先端ブームの先端には、作業者が高所作業を行うために搭乗する作業台としてのバケット15が取り付けられている。バケット15には、作業者がバケット15に搭乗した状態でブーム14の旋回・起伏・伸縮操作とバケット15のスイング操作などができるように操作盤が設けられている。
そして、本実施例の高所作業車Cのバケット15は、レベリングシリンダ21、22によって、水平を維持するように構成されている。すなわち、ブーム14の基端部近傍の下側に設置されたレベリングシリンダ22とバケット15の下部に収容されたレベンリングシリンダ21とは一対になっており、油圧回路を共通とすることで互いに反対の伸縮動作をするように構成されており、この動作によってバケット15を略水平に維持するようにされている。
(起伏角度検出器の取付構造)
次に、図2〜図5を用いて、本実施例の起伏角度検出器の取付構造5の詳細な構成について説明する。本実施例の起伏角度検出器の取付構造5は、左右一対のブラケット13、13と、左右一対のブラケット13、13の間に回動自在に支承される(基端)ブーム14と、ブーム14の基端部近傍の下側に取り付けられる起伏角度検出器40、40と、を備えている。
ブーム14の基端部近傍の左右の両側面には、ブーム14をブラケット13、13に支承させるための補強板31、31がそれぞれ取り付けられている。すなわち、ブーム14の左右両側には、ブーム14下面よりも下方に延びる補強板31、31が固定されている。そして、補強板31、31には、ブーム14下面よりも下方において、回転軸131が挿通されている。さらに、本実施例では、ブラケット13とブーム14との間に、レベリングシリンダ22が取り付けられている。
レベリングシリンダ22は、左右一対のブラケット13、13間の左右方向の略中央に設置されたブラケット側支承点132aと、ブーム14の下側の左右方向の略中央に設置されたブーム側支承点141と、の間に架け渡されている。より詳細にいえば、ブラケット13、13間には、回転軸131の下方かつ前方に、回転軸131と平行なサポート軸132が固定されており、このサポート軸132の略中央にブラケット側支承点132aが配置されている。したがって、起伏角度検出器40、40は、車両左右方向に見ると、レベリングシリンダ22の可動スペースを避けるように配置されている。
そして、本実施例の起伏角度検出器の取付構造5では、ブーム14に固定された2枚の補強板31、31の内面に2個の起伏角度検出器40、40がそれぞれ1つずつ取り付けられている。すなわち、図3の断面図に示すように、ブーム14は六角形断面を有しており、下部の左右の切欠部分に対応して1つずつ起伏角度検出器40、40が設置される。より詳細にいうと、起伏角度検出器40の最も上にある隅角部は、ブーム14の最も下にある辺よりも上に位置している。したがって、デッキ上に立つと起伏角度検出器40に手が届くようになっている。
さらに、本実施例の起伏角度検出器の取付構造5では、起伏角度検出器40は、車両前後方向について、ブーム14の回転軸131よりも前方寄り(先端寄り)に取り付けられている。このため、起伏角度検出器40は、後方を回転軸131によって、側方を補強板31、31によって、上方をブーム14によって、下方をブラケット13によって防護された空間内に配置されていることになる。一方で、起伏角度検出器40の前方(先端側)の上方にはブーム14が伸びているため、起伏角度検出器40は実質的に前方からの風雨や障害物との衝突からも防護されているといえる。
起伏角度検出器40は、図5(a)に示すように、精密機器を内蔵したケーシング41と、電源及び通信用のコネクタ42と、から主に構成される、対地角度(重力方向に対する傾斜角度)の検出器である。ケーシング41の内部には、図5(b)に示すように、液体であるオイル41b中に上部を回動自在に固定された重錘41aが浸漬されて構成されている。
したがって、起伏角度検出器40が傾斜されると重錘41aが回動し、重錘41aと連動した回動軸の動きを検知することで起伏角度が検出されるようになっている。このように、本実施例の起伏角度検出器40は、それ自体が単体で起伏角度を検出できるようになっている。すなわち、起伏角度検出器40は対地角度の検出器であるため、ブーム14に取り付ける必要はあるが、ブラケット13と連絡する必要はない。
さらに、起伏角度検出器40のコネクタ42も、上述した防護された空間内において車両側のコネクタ(不図示)と接続される。したがって、コネクタ42の接続箇所が風雨や障害物にさらされることはない。
(作用・効果)
次に、本実施例の起伏角度検出器の取付構造5の奏する作用・効果を列挙して説明する。
(1)上述してきたように、本実施例の起伏角度検出器の取付構造5は、左右一対のブラケット13、13と、左右一対のブラケット13、13の間に回動自在に支承されるブーム14と、ブーム14の基端部近傍の下側に取り付けられる起伏角度検出器40と、を備えている。このような構成によれば、ブーム14の下側のスペースを有効活用することで、ブーム14周辺のスペースの自由度を維持することができる。
すなわち、ブーム14の上面や側面に各種のオプション機器類を配置することができるようになる。特に、電線などの保守用に利用される高所作業車Cでは、ブーム14の側面に各種の機器を配置するため、ブーム14の側面を利用できる意義は大きいといえる。さらに、起伏角度検出器40がブーム14の下面の低い位置に取り付けられていれば、保守点検や交換等の作業が容易である。
(2)起伏角度検出器40を2つ備えていることで、いずれか一方の起伏角度検出器40が故障しても、他方の起伏角度検出器40によって起伏角度を検出できる。すなわち、JIS規格では、電気的な検出器は二重化することが推奨されているところであり、これに対応することができる。また、このように起伏角度検出器40が2つあったとしても、本実施例の起伏角度検出器の取付構造5であれば、ブーム14の基端部近傍の下側に配置することで必要な配置スペースを確保できる。
(3)ブーム14の基端部近傍の両側面には、ブーム14をブラケット13、13に支承させるための補強板31、31がそれぞれ取り付けられており、2つの起伏角度検出器40、40は、補強板31、31にそれぞれ取り付けられている。このように配置することで、起伏角度検出器40の周囲を補強板31等によって囲まれることとなるため、電気的な検出器である起伏角度検出器40が、風雨や障害物との衝突の影響を受けにくくなる。さらに、起伏角度検出器40、40を左右対称な位置に配置できるため、取得したデータを利用しやすくなる。加えて、補強板31、31の内側に起伏角度検出器40、40を取り付けることで、外観の見栄えを損なうこともない。
(4)左右一対のブラケット13、13間の左右方向の略中央に設置されたブラケット側支承点132aと、ブーム14の下側の左右方向の略中央に設置されたブーム側支承点141と、の間に架け渡されるレべリングシリンダ22をさらに備えている。したがって、ブーム14下側の左右中央に配置されるレベリングシリンダ22にも影響することがない。
以上、図面を参照して、本発明の実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、起伏角度検出器40を補強板31に取り付ける場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ブーム14からサポートを出してサポートに取り付ける構造なども考えられる。
C:高所作業車;
13:ブラケット; 14:ブーム; 141:ブーム側支承点;
132a:ブラケット側支承点;
22:ㇾべリングシリンダ; 31:補強板; 40:起伏角度検出器

Claims (3)

  1. 左右一対のブラケットと、
    前記左右一対のブラケットの間に回動自在に支承されるブームと、
    前記ブームの基端部近傍の下側に取り付けられる2つの起伏角度検出器と、
    を備えることを特徴とする、起伏角度検出器の取付構造。
  2. 前記ブームの基端部近傍の両側面には、前記ブームを前記ブラケットに支承させるための補強板がそれぞれ取り付けられており、前記2つの起伏角度検出器は、前記補強板にそれぞれ取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載された起伏角度検出器の取付構造。
  3. 前記左右一対のブラケット間の左右方向の略中央に設置されたブラケット側支承点と、前記ブームの下側の左右方向の略中央に設置されたブーム側支承点と、の間に架け渡されるレべリングシリンダをさらに備えることを特徴とする、請求項2に記載された起伏角度検出器の取付構造。
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