JP6763128B2 - 内視鏡用鋏 - Google Patents
内視鏡用鋏 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6763128B2 JP6763128B2 JP2015205864A JP2015205864A JP6763128B2 JP 6763128 B2 JP6763128 B2 JP 6763128B2 JP 2015205864 A JP2015205864 A JP 2015205864A JP 2015205864 A JP2015205864 A JP 2015205864A JP 6763128 B2 JP6763128 B2 JP 6763128B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scissors
- tip
- pieces
- pair
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Surgical Instruments (AREA)
Description
図1は、本発明の第一実施形態の内視鏡用鋏100の全体構造を示す模式図である。図2は閉鎖状態の内視鏡用鋏100における先端部の縦断面図であり、図3は開放状態の内視鏡用鋏100における先端部の縦断面図である。図4は、鋏片12、22を開放した状態を示す説明図である。図5は、鋏片12、22を閉鎖して生体組織200を切開する状態を示す説明図である。
図6は、本発明の第二実施形態の内視鏡用鋏100における先端処置部10の側面図である。同図は閉鎖状態の先端処置部10を示している。
図7は、本発明の第三実施形態の内視鏡用鋏100における先端処置部10の側面図である。同図は閉鎖状態の先端処置部10を示している。
図8(a)は第四実施形態の内視鏡用鋏100における先端処置部10の閉鎖状態を示す平面図であり、図8(b)は当該先端処置部10の側面図である。図9は、第四実施形態の内視鏡用鋏100における先端処置部10の開放状態を示す側面図である。上述した第一から第三実施形態のいずれかと重複する説明は適宜省略する。
先端湾曲部60は、板状の鋏片12、22を面直方向に曲げ形成することにより作成することができる。より具体的には、鋏片12、22の中間部を面直方向に曲げ形成して曲折突部66を形成することで、鋏片12、22の先端64は、操作ワイヤ30の延長線Lに対して斜め方向を向くこととなる。延長線Lは内視鏡用鋏100における仮想線であり、図8(a)において二点鎖線で図示する。
曲折突部66は、鋏片12、22のうち、先端湾曲部60の湾曲方向と反対側(図8(a)における下側)に形成される凸領域である。曲折突部66における鋏片12、22の曲率半径は特に限定されないが、曲折突部66において先端湾曲部60と基端湾曲部62とが滑らかに連続形成されていることが好ましい。本実施形態のように先端湾曲部60を形成することで、先端処置部10を粘膜層202(図4参照)に沿って前進させる際に曲折突部66を粘膜層202と当接させることで、先端処置部10の先端64が粘膜層202とは反対側を向くため、当該先端64が粘膜層202と干渉することが抑制される。
凹部15、25が形成されている長さ領域よりも先端側において鋏片12、22に先端湾曲部60を湾曲形成することで、凹部15、25を粘膜層202に食い込ませて生体組織200を先端処置部10で把持した状態(図5参照)で、先端湾曲部60によって粘膜層202や粘膜下層204を浅く切開することができる。これにより、先端処置部10によって筋層206を切開してしまうことが好適に回避される。
たとえば上記実施形態において、シース40を導電性ワイヤのコイルで形成することを例示したが、これに限られない。また、上記実施形態では鋏片12、22に同位相の高周波電圧を印加するモノポーラ型の内視鏡用鋏100を例示したが、これに限られない。鋏片12、22の一方をアクティブ電極とし、他方をリターン電極とするバイポーラ型の内視鏡用鋏100としてもよい。
(1)内視鏡の鉗子孔に挿入して用いられて生体組織を切開する内視鏡用鋏であって、互いに対向して重ね合わされ、重ね方向に延在する回動軸により開閉可能に軸支されているとともに、前記生体組織を把持して切開する刃部をそれぞれ有する一対の鋏片と、前記鋏片の基端部に駆動力を付与して前記鋏片の先端部を開閉操作する操作ワイヤと、を備え、一対の前記鋏片の少なくとも一方の前記先端部には、前記生体組織を把持する爪部が前記刃部よりも閉じ方向に突出して形成されており、前記一方または他方の前記鋏片の前記刃部には厚み方向に貫通する凹部が局所的に形成され、前記爪部および前記凹部を除く前記刃部が先基端方向に延在する平坦な線状に形成されていることを特徴とする内視鏡用鋏。
(2)前記凹部が略半円形をなしている上記(1)に記載の内視鏡用鋏。
(3)一対の前記鋏片の前記刃部の互いに対応する位置に略半円形の前記凹部が対向してそれぞれ形成されており、前記鋏片を閉じることで前記凹部が合わさって略円形の貫通孔が形成されることを特徴とする上記(2)に記載の内視鏡用鋏。
(4)前記凹部が、前記鋏片の先基端方向の中間部よりも基端側に形成されている上記(1)から(3)のいずれか一項に記載の内視鏡用鋏。
(5)一対の前記鋏片の前記一方または前記他方のいずれかの前記刃部に複数の前記凹部が先基端方向に互いに離間して並んで形成されており、他の前記刃部が連続的な線状に形成されている上記(1)から(4)のいずれか一項に記載の内視鏡用鋏。
(6)前記操作ワイヤを通じて前記鋏片に高周波電圧を印加する給電部を更に備え、前記鋏片の表面に絶縁性被覆が設けられており、前記刃部および前記凹部の内周面が前記絶縁性被覆から露出していることを特徴とする上記(1)から(5)のいずれか一項に記載の内視鏡用鋏。
(7)一対の前記鋏片は、前記凹部の形成領域よりも先端側に、前記重ね方向の一方側に湾曲する先端湾曲部を有する上記の内視鏡用鋏。
(8)一対の前記鋏片は、前記先端湾曲部よりも基端側に、前記重ね方向の他方側に湾曲する基端湾曲部を有しており、一対の前記鋏片の先端が前記操作ワイヤの延長線上に位置している上記の内視鏡用鋏。
(9)一対の前記鋏片の前記一方または前記他方の少なくともいずれかの前記刃部に複数の前記凹部が先基端方向に互いに離間して並んで形成されており、当該刃部における前記凹部の形成領域を除く他の長さ領域が連続的な線状に形成されている上記の内視鏡用鋏。
(10)前記操作ワイヤを通じて前記鋏片に高周波電圧を印加する給電部を更に備え、一対の前記鋏片の表面にそれぞれ絶縁性被覆が設けられており、前記刃部および前記凹部の内周面が前記絶縁性被覆から露出していることを特徴とする上記の内視鏡用鋏。
(11)前記絶縁性被覆がシリコン系セラミックを含む上記の内視鏡用鋏。
(12)一対の前記鋏片の表面にそれぞれ設けられた前記絶縁性被覆が互いに異なる色に着色されている上記の内視鏡用鋏。
12 第一の鋏片
22 第二の鋏片
13、23 刃部
14 爪部
15、15a〜15d、25 凹部
16 貫通孔
17、27 リンク片
18、28 絶縁性被覆
19 スペーサ部
20 保持枠
26 進退部
29 回動軸
30 操作ワイヤ
40 シース
42 絶縁性被覆
50 手元操作部
52 給電部
54 指掛リング
56 スライダ
58 軸部
60 先端湾曲部
62 基端湾曲部
64 先端
66 曲折突部
67 最基端部
100 内視鏡用鋏
200 生体組織
202 粘膜層
203 病変組織
204 粘膜下層
206 筋層
210 膨出部
L 延長線
Claims (8)
- 内視鏡の鉗子孔に挿入して用いられて生体組織を切開する内視鏡用鋏であって、
互いに対向して重ね合わされ、重ね方向に延在する回動軸により開閉可能に軸支されているとともに、前記生体組織を把持して切開する刃部をそれぞれ有する一対の鋏片と、
前記鋏片の基端部に駆動力を付与して前記鋏片の先端部を開閉操作する操作ワイヤと、を備え、
一対の前記鋏片の少なくとも一方の前記先端部には、前記生体組織を把持する爪部が前記刃部よりも閉じ方向に突出して形成されており、
前記一方または他方の前記鋏片の前記刃部には厚み方向に貫通し、前記爪部が前記刃部から前記閉じ方向に突出する突出高さと同等またはそれよりも大きい深さの凹部が局所的に形成され、前記爪部および前記凹部を除く前記刃部が先基端方向に延在する平坦な線状に形成されている内視鏡用鋏であって、
前記凹部が滑らかな湾曲線で構成された略半円形をなしていることを特徴とする内視鏡用鋏。 - 一対の前記鋏片の前記刃部の互いに対応する位置に略半円形の前記凹部が対向してそれぞれ形成されており、前記鋏片を閉じることで前記凹部が合わさって略円形の貫通孔が形成されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用鋏。
- 前記凹部が、前記鋏片の先基端方向の中間部よりも基端側に形成されており、
前記凹部が、前記鋏片の先基端方向の中間部よりも先端側に形成されていない請求項1から2のいずれか一項に記載の内視鏡用鋏。 - 一対の前記鋏片は、前記凹部の形成領域よりも先端側に、前記重ね方向の一方側に湾曲する先端湾曲部と、
前記先端湾曲部よりも基端側に、前記重ね方向の他方側に湾曲する基端湾曲部と、を有しており、
一対の前記鋏片の先端が前記操作ワイヤの延長線上に位置している内視鏡用鋏であって、
前記凹部は前記基端湾曲部に形成されており、
前記爪部を除く前記先端湾曲部の前記刃部は先基端方向に延在する平坦な線状に形成されている請求項3に記載の内視鏡用鋏。 - 一対の前記鋏片の前記一方または前記他方の少なくともいずれかの前記刃部に複数の前記凹部が先基端方向に互いに離間して並んで形成されており、当該刃部における前記凹部の形成領域を除く他の長さ領域が連続的な線状に形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の内視鏡用鋏。
- 前記操作ワイヤを通じて前記鋏片に高周波電圧を印加する給電部を更に備え、
一対の前記鋏片の表面にそれぞれ絶縁性被覆が設けられており、
前記刃部および前記凹部の内周面が前記絶縁性被覆から露出していることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の内視鏡用鋏。 - 前記絶縁性被覆がシリコン系セラミックを含む請求項6に記載の内視鏡用鋏。
- 内視鏡の鉗子孔に挿入して用いられて生体組織を切開する内視鏡用鋏であって、
互いに対向して重ね合わされ、重ね方向に延在する回動軸により開閉可能に軸支されているとともに、前記生体組織を把持して切開する刃部をそれぞれ有する一対の鋏片と、
前記鋏片の基端部に駆動力を付与して前記鋏片の先端部を開閉操作する操作ワイヤと、を備え、
一対の前記鋏片の少なくとも一方の前記先端部には、前記生体組織を把持する爪部が前記刃部よりも閉じ方向に突出して形成されており、
前記一方または他方の前記鋏片の前記刃部には厚み方向に貫通する凹部が局所的に形成され、前記爪部および前記凹部を除く前記刃部が先基端方向に延在する平坦な線状に形成されている内視鏡用鋏であって、
前記操作ワイヤを通じて前記鋏片に高周波電圧を印加する給電部を更に備え、
一対の前記鋏片の表面にそれぞれ絶縁性被覆が設けられており、
前記刃部および前記凹部の内周面が前記絶縁性被覆から露出しており、
一対の前記鋏片の表面にそれぞれ設けられた前記絶縁性被覆が互いに異なる色に着色されていることを特徴とする内視鏡用鋏。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP15853992.4A EP3213702A4 (en) | 2014-10-29 | 2015-10-28 | Endoscope scissors and endoscopic high-frequency treatment tool |
PCT/JP2015/080429 WO2016068204A1 (ja) | 2014-10-29 | 2015-10-28 | 内視鏡用鋏及び内視鏡用高周波処置具 |
CN201580057936.0A CN107106198B (zh) | 2014-10-29 | 2015-10-28 | 内窥镜用剪刀及内窥镜用高频处置器具 |
US15/521,497 US20170303954A1 (en) | 2014-10-29 | 2015-10-28 | Endoscopic scissors and endoscopic high frequency treatment tool |
KR1020177010240A KR20170078616A (ko) | 2014-10-29 | 2015-10-28 | 내시경용 가위 및 내시경용 고주파 처치구 |
BR112017007856A BR112017007856A2 (pt) | 2014-10-29 | 2015-10-28 | tesouras endoscópicas e ferramenta endoscópica de tratamento de alta frequência |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014219976 | 2014-10-29 | ||
JP2014219976 | 2014-10-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016087449A JP2016087449A (ja) | 2016-05-23 |
JP6763128B2 true JP6763128B2 (ja) | 2020-09-30 |
Family
ID=56016636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015205864A Active JP6763128B2 (ja) | 2014-10-29 | 2015-10-19 | 内視鏡用鋏 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6763128B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6841029B2 (ja) * | 2016-12-21 | 2021-03-10 | 住友ベークライト株式会社 | 医療用高周波処置具 |
BR112020004431A2 (pt) * | 2017-09-11 | 2020-09-08 | Sumitomo Bakelite Co., Ltd. | dispositivo de tratamento a alta frequência, faca de dispositivo de tratamento a alta frequência, e instrumento de tratamento distal do dispositivo de tratamento a alta frequência |
JP6988287B2 (ja) * | 2017-09-11 | 2022-01-05 | 住友ベークライト株式会社 | 高周波処置具用ナイフ、及び、医療用の高周波処置具 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10328512A1 (de) * | 2003-06-20 | 2005-01-13 | Aesculap Ag & Co. Kg | Chirurgisches Instrument |
US7918848B2 (en) * | 2005-03-25 | 2011-04-05 | Maquet Cardiovascular, Llc | Tissue welding and cutting apparatus and method |
JP4543017B2 (ja) * | 2006-06-12 | 2010-09-15 | 有限会社リバー精工 | 内視鏡用鋏型高周波切開具 |
JP4524476B2 (ja) * | 2006-11-28 | 2010-08-18 | 有限会社リバー精工 | 内視鏡用鋏型高周波処置具 |
JP2013138844A (ja) * | 2011-12-08 | 2013-07-18 | River Seikoo:Kk | 内視鏡用高周波焼灼切開鋏装置 |
-
2015
- 2015-10-19 JP JP2015205864A patent/JP6763128B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016087449A (ja) | 2016-05-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107106198B (zh) | 内窥镜用剪刀及内窥镜用高频处置器具 | |
JP6472538B2 (ja) | オフセット歯を有する医療用鉗子 | |
JP4982699B2 (ja) | 生検鉗子 | |
JP6847923B2 (ja) | 剥離する外科用ジョー | |
EP1994904B1 (en) | High frequency surgical instrument | |
JP5017549B2 (ja) | 内視鏡用高周波切開具 | |
JP4879966B2 (ja) | 凝固切開装置 | |
ES2338248T3 (es) | Cateter endoscopico flexible con un efector final para coagular y separar tejido. | |
US20120172864A1 (en) | Monopolar RF-Surgical Snares | |
JP2000210296A (ja) | 医療用処置具 | |
US20130197515A1 (en) | Endoscopic instrument having a cutting tool | |
JP6763128B2 (ja) | 内視鏡用鋏 | |
JP2011212315A (ja) | 内視鏡用高周波処置具 | |
JP2007319677A (ja) | 内視鏡用の高周波治療器具 | |
JP6798100B2 (ja) | 内視鏡用高周波処置具 | |
JP5733754B2 (ja) | 粘膜切開剥離術補助具 | |
JP6841029B2 (ja) | 医療用高周波処置具 | |
JP4524475B2 (ja) | 内視鏡用鋏型高周波処置具 | |
JP2012075805A (ja) | 内視鏡用高周波鋏 | |
JP4461206B2 (ja) | 内視鏡用高周波切開具 | |
JP5535862B2 (ja) | 内視鏡用高周波剥離ナイフ装置 | |
JP3211674U (ja) | 手術用鋏 | |
JP4085148B2 (ja) | 高周波スネア | |
JP5587011B2 (ja) | 外科用処置具 | |
JP2003093402A (ja) | 手術器械 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180906 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190813 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191009 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200303 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200527 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20200604 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200811 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200824 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6763128 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |