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JP6693271B2 - 現像カートリッジ - Google Patents

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JP6693271B2
JP6693271B2 JP2016101186A JP2016101186A JP6693271B2 JP 6693271 B2 JP6693271 B2 JP 6693271B2 JP 2016101186 A JP2016101186 A JP 2016101186A JP 2016101186 A JP2016101186 A JP 2016101186A JP 6693271 B2 JP6693271 B2 JP 6693271B2
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Description

本開示は、現像カートリッジに関する。
従来、ドラムカートリッジに装着可能な現像カートリッジが知られている。現像カートリッジは、現像剤を収容し、現像ローラを備える。ドラムカートリッジは、感光ドラムを備える。現像カートリッジがドラムカートリッジに装着された状態で、現像ローラは、感光ドラムに接触する。このような現像カートリッジは、現像ローラと感光ドラムとを適切な接触圧で接触させるために、感光ドラムに向かって押圧される。
例えば、特許文献1に記載される現像カートリッジは、カップリングを覆うカップリングカラーと、現像電極を覆う電極カラーとを備える。そして、カップリングカラーおよび電極カラーは、それぞれ、ドラムカートリッジに設けられる押圧部材によって押圧される。これにより、現像カートリッジは、感光ドラムに向かって押圧される。
特開2013−54059号公報
しかし、カップリングには、画像形成装置からの駆動力が入力されるので、カップリングに押圧力が作用することを避けたい場合がある。
また、現像カートリッジを安定に押圧するために、現像カートリッジの重心に近い位置を押圧したいという要望がある。
そこで、本開示の目的は、感光ドラムに向かう押圧力を安定に受けることができる現像カートリッジを提供することにある。
(1)本開示の現像カートリッジは、現像ローラと、筐体と、カップリングと、アジテータと、第1のギアカバーと、ギアと、第2のギアカバーと、第1突出部と、第2突出部とを備える。
現像カートリッジは、第1方向に延びる第1軸について回転可能である。
筺体は、現像剤を収容可能である。筐体は、第1方向における第1外面と、第1方向において第1外面とは反対側の第2外面とを有する。
カップリングは、第1方向に延びる第2軸について回転可能である。カップリングは、第1外面に位置する。
アジテータは、筐体内の現像剤を撹拌する。アジテータは、筐体内に位置する。アジテータは、アジテータシャフトとアジテータギアとを備える。アジテータシャフトは、第1方向に延びる第3軸について回転可能である。アジテータギアは、アジテータシャフトとともに回転可能である。
第1のギアカバーは、カップリングの少なくとも一部およびアジテータギアを覆う。第1のギアカバーは、第1外面に位置する。第1のギアカバーは、第3外面を有する。第3外面は、第1方向においてカップリングギアに対して第1外面の反対側に位置する。第1のギアカバーは、端部を有する。端部は、第2軸と第3軸とを結ぶ第2方向において、アジテータシャフトに対してカップリングの反対側に位置する。
ギアは、カップリングから伝わる駆動力を受けて、第1方向に延びる第4軸について回転可能である。ギアは、第2外面に位置する。
第2のギアカバーは、ギアの少なくとも一部を覆う。第2のギアカバーは、第2外面に位置する。第2のギアカバーは、第4外面を有する。第4外面は、第1方向においてギアに対して第2外面の反対側に位置する。
第1突出部は、第1方向において第3外面から突出する。第1突出部は、第2軸と第3軸とを結ぶ第2方向において、カップリングから離れており、かつ、第2方向において、カップリングよりも第3軸の近くに位置する。第1突出部は、第1方向に延びる面であって、第1のギアカバーの端部と第3軸との間に位置する面を有する。
第2突出部は、第1方向において第4外面から突出する。第2突出部は、第1方向において第1突出部と並ぶ。
第1突出部の面と第3軸との距離は、第1突出部の面と第1のギアカバーの端部との距離よりも短い。
このような構成によれば、第1突出部は、第2方向において、カップリングから離れており、かつ、第2方向において、カップリングよりも第3軸の近くに位置する。また、第1突出部は、第1のギアカバーの端部と第3軸との間に位置する面を有し、第1突出部の面と第3軸との距離は、第1突出部の面と第1のギアカバーの端部との距離よりも短い。また、第2突出部は、第1方向において第1突出部と並ぶ。
そのため、第1突出部および第2突出部において、カップリングに押圧力が作用することを避けながら、現像カートリッジの重心に近い第3軸の近くで、押圧力を受けることができる。
その結果、現像カートリッジは、第1突出部および第2突出部において、感光ドラムに向かう押圧力を安定に受けることができる。
(2)現像カートリッジは、第3突出部と、第4突出部とを、さらに備えてもよい。第3突出部は、第1方向において第3外面から突出する。第3突出部は、第2方向において、カップリングに対して、第1突出部の反対側に位置する。第4突出部は、第1方向において第4外面から突出する。第4突出部は、第1方向において第3突出部と並ぶ。
(3)第3突出部は、第1のギアカバーから延びてもよい。第4突出部は、第2のギアカバーから延びてもよい。
(4)第1軸と第2軸とを結ぶ方向において、第2軸よりも現像ローラから遠くに第1突出部が位置し、第2軸よりも現像ローラの近くに第3突出部が位置してもよい。
(5)第1突出部は、第1のギアカバーから延びてもよい。第2突出部は、第2のギアカバーから延びてもよい。
(6)現像カートリッジは、さらに、ギアとともに第4軸について回転可能な突起を備えてもよい。
(7)ギアは、現像カートリッジが画像形成装置に装着されたときに、カップリングから伝わる駆動力を受けて回転することにより、突起を回転させる検知ギアであってもよい。突起は、検知ギアとともに回転したときに、画像形成装置によって検知されてもよい。
(8)第1突出部の面は、アジテータギアの回転方向に延びてもよい。
(9)第1突出部の面は、第1方向においてアジテータギアと並んでもよい。
(10)第1突出部の面と第1のギアカバーの端部との距離は、6mm以上、40mm以下であってもよい。
(11)第1突出部の面と第1のギアカバーの端部との距離は、12mm以上、30mm以下であってもよい。
(12)第1突出部の面と第3軸との距離は、3mm以上、13mm以下であってもよい。
(13)第1突出部の面と第3軸との距離は、6mm以上、10mm以下であってもよい。
(14)現像カートリッジは、感光ドラムを備えるドラムカートリッジに対して着脱可能であってもよい。第1突出部の面は、ドラムカートリッジの押圧部材から、感光ドラムへ向かう押圧力を受ける。
本開示の現像カートリッジは、第1突出部および第2突出部において、感光ドラムに向かう押圧力を安定に受けることができる。
図1は、現像カートリッジの斜視図である。 図2は、図1に示す現像カートリッジであって、第1のギアカバーを外した状態を示す斜視図である。 図3は、図1に示す現像カートリッジの第1方向における一端部を示す斜視図である。 図4は、図1に示す現像カートリッジの第1方向における一端部の側面図である。 図5は、図1に示す現像カートリッジの第1方向における他端部を示す斜視図である。 図6は、図1に示す現像カートリッジの第1方向における他端部を分解した斜視図である。 図7は、ドラムカートリッジの斜視図である。 図8は、ドラムカートリッジに対する現像カートリッジの装着状態を説明するための説明図である。 図9は、図8とともに、ドラムカートリッジに対する現像カートリッジの装着状態を説明するための説明図である。 図10は、第1突出部の変形例を説明するための説明図である。
1.現像カートリッジの概略
図1を参照して、現像カートリッジ1の概略について説明する。
図1に示すように、現像カートリッジ1は、筐体2と、現像ローラ3と、カップリング4とを備える。現像ローラ3は、第1方向に延びる第1軸A1について回転可能である。
1.1 筐体
筐体2は、第1方向に延びる。筐体2は、現像剤を収容可能である。現像剤は、例えば、トナーである。筐体2は、第1方向における第1外面S1(図2参照)と、第1方向において第1外面S1とは反対側の第2外面S2(図6参照)とを有する。第2外面S2は、第1方向において、第1外面S1と間隔を隔てて位置する。第2外面S2は、第1方向において、第1外面S1と反対側を向く。第1外面S1および第2外面S2は、第1方向と交差する方向に延びる。また、筐体2は、第1方向と交差する第2方向において、一端部2Aと、一端部2Aから離れた他端部2Bとを有する。なお、第2方向は、詳しくは、後述する第2軸A2と後述する第3軸A3とを結ぶ方向である。また、筐体2内には、アジテータが設けられる。すなわち、現像カートリッジ1は、筐体2内に位置するアジテータを備える。アジテータは、第1方向に延びる第3軸A3について回転可能なアジテータシャフト7(図6参照)を備える。アジテータは、筐体2内の現像剤を撹拌する。アジテータシャフト7は、第1方向に延びる。アジテータシャフト7は、第1方向において、一端部7Aと、一端部7Aから離れた他端部7Bとを有する。一端部7Aは、第1外面S1を貫通して筐体2の外側に露出する。他端部7Bは、第2外面S2を貫通して筐体2の外側に露出する。
1.2 現像ローラ
現像ローラ3は、筐体2の一端部2Aに位置する。現像ローラ3の周面の一部は、筐体2の外側に露出している。
1.3 カップリング
カップリング4は、第1外面S1に位置する。カップリング4は、第1方向に延びる第2軸A2について回転可能である。カップリング4は、継手4Aと、カップリングギア4Bとを備える。継手4Aは、現像カートリッジ1が画像形成装置に装着されたときに、画像形成装置から駆動力を受けるための構成である。継手4Aは、第1方向において、カップリング4の一方側の端部に位置する。継手4Aは、第1方向において、カップリングギア4Bに対して筐体2の反対側に位置する。継手4Aは、第1方向に延びる。継手4Aは、画像形成装置の駆動入力部と係合可能である。継手4Aが画像形成装置の駆動入力部と係合することにより、カップリング4は、画像形成装置の駆動入力部から駆動力を受けることが可能となる。カップリングギア4Bは、第1方向において、継手4Aと筐体2との間に位置する。カップリングギア4Bは、継手4Aとともに回転可能である。カップリングギア4Bは、複数のギア歯を有する。複数のギア歯は、カップリングギア4Bの周面に設けられる。
なお、現像カートリッジ1は、図2に示すように、現像ギア41と、アイドルギア42と、アジテータギア43とを備える。現像ギア41、アイドルギア42およびアジテータギア43は、第1外面S1に位置する。現像ギア41は、カップリングギア4Bに噛み合う。現像ギア41は、現像ローラ3とともに回転可能である。現像ギア41は、カップリングギア4Bからの駆動力を現像ローラ3に伝える。アイドルギア42は、カップリング4の回転方向において現像ギア41と間隔を隔てて位置する。アイドルギア42は、カップリングギア4Bに噛み合う。アジテータギア43は、アイドルギア42に噛み合う。アジテータギア43は、アジテータシャフト7の一端部7Aに取り付けられる。すなわち、アジテータは、アジテータギア43を備える。アジテータギア43は、アジテータシャフト7とともに回転可能である。アイドルギア42およびアジテータギア43は、カップリングギア4Bからの駆動力をアジテータに伝える。
2.現像カートリッジの詳細
図1から図6を参照して、現像カートリッジ1の詳細について説明する。
図1に示すように、現像カートリッジ1は、さらに、第1のギアカバー5と、第2のギアカバー6とを備える。
2.1 第1のギアカバー
図1、図2および図3に示すように、第1のギアカバー5は、第1外面S1に位置する。第1のギアカバー5は、第2方向に延びる。第1のギアカバー5は、第2方向において、一端部5Aと、他端部5Bとを有する。他端部5Bは、第2方向において、一端部5Aに対して間隔を隔てている。他端部5Bは、第2方向において、アジテータシャフト7に対してカップリング4の反対側に位置する。第1のギアカバー5は、カップリング4、現像ギア41、アイドルギア42およびアジテータギア43を覆うためのカバーである。第1のギアカバー5は、第3外面S3を有する。第3外面S3は、第1方向において、カップリングギア4B、現像ギア41、アイドルギア42およびアジテータギア43に対して第1外面S1の反対側に位置する。すなわち、第1のギアカバー5は、第3外面S3によって、カップリングギア4Bの少なくとも一部およびアジテータギア43を覆う。第3外面S3は、第2方向に延びる。また、第1のギアカバー5は、カバー部11と、第1突出部12と、第3突出部13とを備える。すなわち、現像カートリッジ1は、第1突出部12と、第3突出部13とを備える。
2.1.1 カバー部
カバー部11は、第1方向において、第3外面S3に対して、カップリングギア4Bの反対側に位置する。カバー部11は、第3外面S3から第1方向に突出する。カバー部11は、円筒形状を有する。カバー部11は、貫通穴11Aを有する。貫通穴11Aは、第1方向において、カバー部11を貫通する。貫通穴11A内には、カップリング4の継手4Aが嵌まる。継手4Aが貫通穴11Aに嵌まった状態で、カバー部11は、継手4Aの周面を覆う。
2.1.2 第1突出部
第1突出部12は、第1方向において、第3外面S3に対して、アジテータギア43の反対側に位置する。すなわち、第1突出部12は、第1方向において、アジテータギア43と並ぶ。第1突出部12は、第3外面S3から第1方向に突出する。すなわち、第1突出部12は、第1方向において、第1のギアカバー5から延びている。なお、第1突出部12は、第1のギアカバー5に取り付けられてもよい。また、第1突出部12は、第2方向において、継手4Aに対して、現像ローラ3の反対側に位置する。第1突出部12は、第2方向において、筐体2の他端部2Bよりも継手4Aの近くに位置する。詳しくは、第1突出部12は、第2方向において、カップリング4から離れており、かつ、第2方向において、カップリング4よりも第3軸A3の近くに位置する。
図3および図4に示すように、第1突出部12は、第1方向に延びる面12Aを有する。面12Aは、アジテータギア43の回転方向に延びる。面12Aは、第3軸A3を中心とする円弧形状を有する。面12Aは、第2方向において、カップリング4に対して現像ローラ3の反対側を向く。面12Aは、第2方向において、第1のギアカバー5の他端部5Bと第3軸A3との間に位置する。面12Aと第3軸A3との距離Dは、面12Aと第1のギアカバー5の他端部5Bとの距離Lよりも短い。面12Aと第3軸A3との距離Dは、例えば、3mm以上、好ましくは、6mm以上である。面12Aと第3軸A3との距離Dは、例えば、13mm以下、好ましくは、10mm以下である。具体的には、面12Aと第3軸A3との距離Dは、8mmである。面12Aと第1のギアカバー5の他端部5Bとの距離Lは、例えば、6mm以上、好ましくは、12mm以上である。面12Aと第1のギアカバー5の他端部5Bとの距離Lは、例えば、40mm以下、好ましくは、30mm以下である。具体的には、面12Aと第1のギアカバー5の他端部5Bとの距離Lは、20mmである。
2.1.3 第3突出部
図1および図2に示すように、第3突出部13は、第1方向において、第3外面S3に対して、カップリングギア4Bの反対側に位置する。すなわち、第3突出部13は、第1方向において、カップリングギア4Bと並ぶ。第3突出部13は、第3外面S3から第1方向に突出する。すなわち、第3突出部13は、第1方向において、第1のギアカバー5から延びている。なお、第3突出部13は、第1のギアカバー5に取り付けられてもよい。また、第3突出部13は、第2方向において、継手4Aに対して、第1突出部12の反対側に位置する。第3突出部13は、第2方向において、カバー部11の外周面から突出する。第1突出部12と第3突出部13とは、第2方向において、互いに間隔を隔てている。詳しくは、第1軸A1と第2軸A2とを結ぶ方向において、第2軸A2よりも現像ローラ3から遠くに第1突出部12が位置し、第2軸A2よりも現像ローラ3の近くに第3突出部13が位置する。
2.2 第2のギアカバー
図5および図6に示すように、現像カートリッジ1は、さらに、第2アジテータギア51、ギア52および突起53を備える。第2のギアカバー6は、第2外面S2に位置する。第2のギアカバー6は、第2アジテータギア51およびギア52を覆うためのカバーである。
2.2.1 第2アジテータギア、ギアおよび突起
第2アジテータギア51は、第2外面S2に位置する。第2アジテータギア51は、アジテータとともに回転可能である。詳しくは、第2アジテータギア51は、アジテータシャフト7の他端部に取り付けられる。
ギア52は、検知ギアである。ギア52は、現像カートリッジ1が画像形成装置に装着されたときに、カップリング4から伝わる駆動力を受けて回転することにより、突起53を回転させる。ギア52は、第2外面S2に位置する。ギア52は、第1方向において、筐体2に対して、カップリング4(図1参照)と反対側に位置する。ギア52は、貫通穴52Aを有する。貫通穴52Aは、第1方向において、ギア52を貫通する。貫通穴52Aには、第2外面S2に設けられるシャフト54が挿入される。シャフト54は、第1方向に延びる第4軸A4に沿って延びる。ギア52は、シャフト54について回転可能である。ギア52は、第2アジテータギア51と噛み合う。これにより、ギア52は、カップリングから伝わる駆動力を第2アジテータギア51から受けて、第4軸A4について回転可能である。
突起53は、ギア52とともに回転したときに、後述する第2のギアカバー6の開口62を介して第2のギアカバー6の外側に出て、画像形成装置によって検知される。突起53は、第1方向において、ギア52に対して、第2外面S2の反対側に位置する。突起53は、貫通穴52Aの周囲に位置する。突起53は、第1方向に延びる。突起53は、第1方向において、ギア52から延びる。すなわち、突起53は、ギア52と一体的に構成される。これにより、突起53は、ギア52とともに、第4軸A4について回転可能である。突起53は、具体的には、1つ設けられる。なお、突起53は、複数、設けられてもよい。
2.2.2 第2のギアカバーの詳細
図5に示すように、第2のギアカバー6は、第4外面S4を有する。第4外面S4は、第1方向において、第2外面S2に対して第1外面S1(図2参照)の反対側に位置する。第2のギアカバー6は、ギア52の少なくとも一部を覆う。第4外面S4は、第2方向に延びる。また、第2のギアカバー6は、突出部61と、第2突出部21と、第4突出部22とを備える。すなわち、現像カートリッジ1は、第2突出部21と、第4突出部22とを備える。
突出部61は、第1方向において、第4外面S4に対して、筐体2の反対側に位置する。突出部61は、第4外面S4から第1方向に突出する。また、突出部61は、第2方向に延びる。突出部61は、第2方向において、一端部と、一端部から離れた他端部とを有する。また、突出部61は、開口62を有する。開口62は、第1方向および第2方向と交差する方向において、突出部61の壁を貫通する。突起53およびシャフト54は、開口62から露出する。これにより、突起53は、シャフト54について回転したときに、開口62を介して、一旦、突出部61の外側に出た後、開口62を介して、突出部61の内側に入る。なお、現像カートリッジ1が画像形成装置に装着されているときに、画像形成装置は、突起53が開口62を介して突出部61の外側に出たことを検知することにより、現像カートリッジ1の情報について判断する。現像カートリッジ1の情報とは、例えば、現像カートリッジ1の新旧や現像剤の収容量などである。
第2突出部21は、突出部61の一端部に位置する。第2突出部21は、第2方向において、突起53に対して、現像ローラ3の反対側に位置する。第2突出部21は、第2方向において、筐体2の他端部2Bよりも現像ローラ3の近くに位置する。第2突出部21は、第2方向において、突出部61の一端部から突出する。また、第2突出部21は、第1方向において、第4外面S4に対して、筐体2の反対側に位置する。第2突出部21は、第1方向において、第1突出部12と並ぶ。第2突出部21は、第4外面S4から第1方向に突出する。すなわち、第2突出部21は、第1方向において、第2のギアカバー6から延びている。なお、第2突出部21および第4突出部22は、第2のギアカバー6に取り付けられてもよい。また、第2突出部21は、第1方向に延びる面21Aを有する。面21Aは、円弧形状を有する。面21Aは、第2方向において、突起53およびシャフト54に対して現像ローラ3の反対側を向く。
第4突出部22は、突出部61の他端部に位置する。第4突出部22は、第2方向において、突起53に対して、第2突出部21の反対側に位置する。第2突出部21と第4突出部22とは、第2方向において、互いに間隔を隔てている。詳しくは、第1軸A1と第3軸A3とを結ぶ方向において、第3軸A3よりも現像ローラ3から遠くに第2突出部21が位置し、第3軸A3よりも現像ローラ3の近くに第4突出部22が位置する。第4突出部22は、第2方向において、突出部61の他端部から突出する。すなわち、第4突出部22は、第2方向において、第2のギアカバー6から突出する。また、第4突出部22は、第1方向において、第4外面S4に対して、筐体2の反対側に位置する。第4突出部22は、第1方向において、第3突出部13と並ぶ。第4突出部22は、第4外面S4から第1方向に突出する。すなわち、第4突出部22は、第1方向において、第2のギアカバー6から延びている。なお、第4突出部22は、第2のギアカバー6に取り付けられてもよい。
3.ドラムカートリッジ
以下、図7から図9を参照して、ドラムカートリッジ31について説明する。
現像カートリッジ1は、感光ドラム32を備えるドラムカートリッジ31に対して着脱可能である。感光ドラム32は、ドラムカートリッジ31の一端部に位置する。感光ドラム32は、所定の方向に延びる。
図7に示すように、ドラムカートリッジ31は、押圧部材33A、押圧部材33B、離間部材34Aおよび離間部材34B(図9参照)を備える。
押圧部材33Aおよび押圧部材33Bは、それぞれ、装着された現像カートリッジ1を感光ドラム32に向けて押圧するための構成である。押圧部材33Aおよび押圧部材33Bは、感光ドラム32が延びる方向において、互いに間隔を隔てて位置する。詳しくは、押圧部材33Aは、感光ドラム32が延びる方向において、ドラムカートリッジ31の一方の側面に位置する。押圧部材33Bは、感光ドラム32が延びる方向において、ドラムカートリッジ31の他方の側面に位置する。押圧部材33Aおよび押圧部材33Bは、それぞれ、感光ドラム32が延びる方向と交差する方向に延びる。押圧部材33Aおよび押圧部材33Bは、それぞれ、角筒形状を有する。押圧部材33Aおよび押圧部材33Bのそれぞれは、図示しない圧縮ばねにより、感光ドラム32に向けて押圧されている。押圧部材33Aは、図8に示すように、現像カートリッジ1がドラムカートリッジ31に装着されたときに、現像カートリッジ1の第1突出部12の面12Aを押圧する。すなわち、第1突出部12の面12Aは、ドラムカートリッジ31の押圧部材33Aから、感光ドラム32へ向かう押圧力を受ける。また、押圧部材33Bは、図9に示すように、現像カートリッジ1がドラムカートリッジ31に装着されたときに、現像カートリッジ1の第2突出部21の面21Aを押圧する。すなわち、第2突出部21の面21Aは、ドラムカートリッジ31の押圧部材33Bから、感光ドラム32へ向かう押圧力を受ける。
図8および図9に示すように、離間部材34Aおよび離間部材34Bは、それぞれ、装着された現像カートリッジ1を感光ドラム32から離間する方向へ押圧するための構成である。離間部材34Aおよび離間部材34Bは、感光ドラム32が延びる方向において、互いに間隔を隔てて位置する。詳しくは、離間部材34Aは、感光ドラム32が延びる方向において、ドラムカートリッジ31の一方の側面に位置する。離間部材34Aは、ドラムカートリッジ31の一方の側面に回転可能に支持される。離間部材34Aは、現像カートリッジ1がドラムカートリッジ31に装着されたときに、現像カートリッジ1の第3突出部13に向かい合う。離間部材34Aは、現像カートリッジ1およびドラムカートリッジ31が画像形成装置に装着され、かつ、画像形成装置に設けられる駆動源からの駆動力が伝わったときに、回転し、現像カートリッジ1の第3突出部13を、現像ローラ3が感光ドラム32から離間する方向へ押圧する。すなわち、第3突出部13は、ドラムカートリッジ31の離間部材34Aから、現像ローラ3が感光ドラム32から離間する方向へ向かう押圧力を受ける。離間部材34Bは、感光ドラム32が延びる方向において、ドラムカートリッジ31の他方の側面に位置する。離間部材34Bは、ドラムカートリッジ31の他方の側面に回転可能に支持される。離間部材34Bは、現像カートリッジ1がドラムカートリッジ31に装着されたときに、現像カートリッジ1の第4突出部22に向かい合う。離間部材34Bは、現像カートリッジ1およびドラムカートリッジ31が画像形成装置に装着され、かつ、画像形成装置に設けられる駆動源からの駆動力が伝わったときに、回転し、現像カートリッジ1の第4突出部22を、現像ローラ3が感光ドラム32から離間する方向へ押圧する。すなわち、第4突出部22は、ドラムカートリッジ31の離間部材34Bから、現像ローラ3が感光ドラム32から離間する方向へ向かう押圧力を受ける。
5.作用効果
現像カートリッジ1によれば、図1および図2に示すように、第1突出部12は、第2方向において、カップリング4から離れており、かつ、第2方向において、カップリング4よりも第3軸A3の近くに位置する。また、図4に示すように、第1突出部12は、第1のギアカバー5の他端部5Bと第3軸A3との間に位置する面12Aを有し、第1突出部12の面12Aと第3軸A3との距離Dは、第1突出部12の面12Aと第1のギアカバー5の他端部5Bとの距離Lよりも短い。また、図3および図5に示すように、第2突出部21は、第1方向において第1突出部12と並ぶ。
そのため、図8および図9に示すように、第1突出部12および第2突出部21において、カップリング4に押圧力が作用することを避けながら、現像カートリッジ1の重心に近い第3軸A3の近くで、押圧力を受けることができる。
その結果、現像カートリッジ1は、第1突出部12および第2突出部21において、感光ドラム32に向かう押圧力を安定に受けることができる。
6.変形例
図10に示すように、第1方向においてアジテータギア43(図2参照)と並ぶ位置に、円筒形状の第1突出部71を設けてもよい。第1突出部71は、第3軸A3に沿って延びる。第1突出部71は、第1方向に延びる周面71Aを有する。周面71Aは、第1方向においてアジテータギア43と並ぶ。変形例においても、上記した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
1 現像カートリッジ
2 筐体
3 現像ローラ
4 カップリング
5 第1のギアカバー
6 第2のギアカバー
7 アジテータシャフト
12 第1突出部
12A 面
13 第3突出部
21 第2突出部
21A 面
22 第4突出部
31 ドラムカートリッジ
32 感光ドラム
33A 押圧部材
33B 押圧部材
43 アジテータギア
5 2 ギア
53 突起
71 第1突出部
71A 周面
A1 第1軸
A2 第2軸
A3 第3軸
A4 第4軸
D 距離
S1 第1外面
S2 第2外面
S3 第3外面
S4 第4外面

Claims (13)

  1. 感光ドラムを備えるドラムカートリッジに対して着脱可能な現像カートリッジであって、
    第1方向に延びる第1軸について回転可能な現像ローラと、
    現像剤を収容可能な筐体であって、前記第1方向における第1外面と、前記第1方向において前記第1外面とは反対側の第2外面とを有する筐体と、
    前記第1方向に延びる第2軸について回転可能なカップリングであって、前記第1外面に位置するカップリングと、
    前記筐体内の前記現像剤を撹拌するためのアジテータであって、前記筐体内に位置するアジテータであり、前記第1方向に延びる第3軸について回転可能なアジテータシャフトと、前記アジテータシャフトとともに回転可能なアジテータギアとを備えるアジテータと、
    前記カップリングの少なくとも一部および前記アジテータギアを覆う第1のギアカバーであって、前記第1外面に位置する第1のギアカバーであり、前記第1方向において前記アジテータギアに対して前記第1外面の反対側に位置する第3外面を有する第1のギアカバーであり、前記第2軸と前記第3軸とを結ぶ第2方向において、前記アジテータシャフトに対して前記カップリングの反対側に位置する端部を有する前記第1のギアカバーと、
    前記カップリングから伝わる駆動力を受けて、前記第1方向に延びる第4軸について回転可能なギアであって、前記第2外面に位置するギアと、
    前記ギアの少なくとも一部を覆う第2のギアカバーであって、前記第2外面に位置する第2のギアカバーであり、前記第1方向において前記ギアに対して前記第2外面の反対側に位置する第4外面を有する第2のギアカバーと、
    前記第1方向において前記第3外面から突出する第1突出部であって、前記第2方向において、前記カップリングから離れており、かつ、前記第2方向において、前記カップリングよりも前記第3軸の近くに位置する第1突出部であり、前記第1方向に延びる面であって、前記第1のギアカバーの前記端部と前記第3軸との間に位置する面を有する第1突出部と、
    前記第1方向において前記第4外面から突出する第2突出部であって、前記第1方向において前記第1突出部と並ぶ第2突出部と
    を備え、
    前記第1突出部の前記面と前記第3軸との距離は、前記第1突出部の前記面と前記第1のギアカバーの前記端部との距離よりも短く、
    前記第1突出部の前記面は、前記ドラムカートリッジの押圧部材から、前記感光ドラムへ向かう押圧力を受けることを特徴とする、現像カートリッジ。
  2. 前記第1方向において前記第3外面から突出する第3突出部であって、前記第2方向において、前記カップリングに対して、前記第1突出部の反対側に位置する第3突出部と、
    前記第1方向において前記第4外面から突出する第4突出部であって、前記第1方向において前記第3突出部と並ぶ第4突出部と
    を、さらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の現像カートリッジ。
  3. 前記第3突出部は、前記第1のギアカバーから延び、
    前記第4突出部は、前記第2のギアカバーから延びることを特徴とする、請求項2に記載の現像カートリッジ。
  4. 前記第1軸と前記第2軸とを結ぶ方向において、前記第2軸よりも前記現像ローラから遠くに前記第1突出部が位置し、前記第2軸よりも前記現像ローラの近くに前記第3突出部が位置することを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の現像カートリッジ。
  5. 前記第1突出部は、前記第1のギアカバーから延び、
    前記第2突出部は、前記第2のギアカバーから延びることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  6. さらに、前記ギアとともに前記第4軸について回転可能な突起を備えることを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  7. 前記ギアは、現像カートリッジが画像形成装置に装着されたときに、前記カップリングから伝わる駆動力を受けて回転することにより、前記突起を回転させる検知ギアであり、
    前記突起は、前記検知ギアとともに回転したときに、前記画像形成装置によって検知されることを特徴とする、請求項6に記載の現像カートリッジ。
  8. 前記第1突出部の前記面は、前記アジテータギアの回転方向に延びることを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  9. 前記第1突出部の前記面は、前記第1方向において前記アジテータギアと並ぶことを特徴とする、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  10. 前記第1突出部の前記面と前記第1のギアカバーの前記端部との距離は、6mm以上、40mm以下であることを特徴とする、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  11. 前記第1突出部の前記面と前記第1のギアカバーの前記端部との距離は、12mm以上、30mm以下であることを特徴とする、請求項10に記載の現像カートリッジ。
  12. 前記第1突出部の前記面と前記第3軸との距離は、3mm以上、13mm以下であることを特徴とする、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の現像カートリッジ。
  13. 前記第1突出部の前記面と前記第3軸との距離は、6mm以上、10mm以下であることを特徴とする、請求項12に記載の現像カートリッジ。
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