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JP6678504B2 - 撮像装置及びその制御方法、プログラム並びに記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、プログラム並びに記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置及びその制御方法に関し、特に光学系の異なる瞳領域を通過した光束に基づく一対の像信号を用いて焦点検出及び被写体追尾を行う技術に関する。
従来より、マイクロレンズにより瞳分割された画素を有する撮像素子により得られた像信号の位相差に基づいて焦点検出を行う技術が知られている(特許文献1)。特許文献1では、瞳分割された各画素がマイクロレンズを介して結像光学系の異なる瞳領域を通過した光束を受光する。また、複数の像信号を加算することで画像信号を得ることができる。
上記のような位相差方式の焦点検出においては、焦点調節用にどのくらいの量の像信号を読み出して演算処理を行うかを決めることは検出精度や処理速度の面で非常に重要な要素となる。また、像信号を全て取り込もうとすると、画素が2分割された撮像素子では撮像画像用の2倍のデータ量となり、後段の処理回路に多大な負荷をかけることになる。
そこで、撮像素子において焦点調節用の距離情報取得領域を任意に設定可能とし、撮像素子からの画像信号の読み出し時間を短縮する撮像装置が提案されている(特許文献2)。また、焦点調節用の距離情報取得領域から得た画像信号を用いて、画像中の被写体の距離の分布(距離マップ)を生成可能な撮像装置が提案されている(特許文献3)。特許文献3の距離マップを用いることで、画像中における主被写体とそれ以外の被写体の距離情報が得られ、例えば被写体ごとにホワイトバランスを調整するといった、画像処理を施すことができる。
特開2007−325139号公報 特開2012−155095号公報 特開2014−074891号公報
しかしながら、上記従来技術において、信号処理等に係るシステム負荷や電力消費を軽減するために距離情報取得領域を間引くように設定した場合、画素信号の読み出し量が減少し、被写体検出精度が低下してしまう可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、信号読み出し量を減少させても被写体検出精度の低下を抑えることができる技術を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置は、複数のマイクロレンズを有し、当該複数のマイクロレンズそれぞれに複数の光電変換部が割り当てられて、当該複数の光電変換部ごとに1つの画素をなす撮像素子と、前記撮像素子の光電変換部から信号を読み出し、前記撮像素子の各画素における複数の光電変換部からの信号に対応する複数画素からなる画像信号を読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により前記撮像素子から視差が異なる信号を読み出すラインを可変に制御する読み出し制御手段と、前記読み出し手段により前記視差が異なる信号を読み出すラインから読み出された前記視差が異なる信号を用いて被写体の深さに対応する情報である深さ情報を取得する情報取得手段と、前記画像信号と前記深さ情報と前記視差が異なる信号を読み出すラインの情報とを関連付けた画像情報を記録媒体に記録する記録手段と、を有する。
本発明によれば、信号読み出し量を減少させても被写体検出精度の低下を抑えることができる。
本実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図。 本実施形態の撮像素子の画素配置を模式的に示す図。 撮影レンズの射出瞳から出る光束と画素との関係を模式的に示す図。 本実施形態の撮像素子の構成図。 本実施形態の撮像素子の単位画素の回路構成図(a)、撮像素子の各単位画素列の読み出し回路の構成図(b)、および撮像素子の画素配列に対して設定される測距枠を示す図(c)。 本実施形態の撮像素子の単位画素行の読み出し動作のタイミングチャート。 画像情報のデータ構成図。 位相補間前の画像情報を説明する概念図。 本実施形態の位相差補間処理を示すフローチャート。 位相補間後の位相差を説明する概念図。 実施形態2の撮像装置の構成を示すブロック図。 実施形態3の撮像装置の構成を示すブロック図。 本実施形態の背景を説明する図。
以下に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成してもよい。
[背景の説明]まず、図13を参照して、本実施形態の背景について具体的に説明する。
図13は、画像撮影中のAF制御時に、撮像画面に任意に設定された、焦点調節及び被写体検出(距離マップデータ作成)に必要となる距離情報取得領域及びその距離マップを例示している。
図13(a)は、撮像画面全体に距離情報取得領域を設定した場合の画像信号を例示している。図13(a)において、1300は主被写体、1301は主被写体以外の被写体、1302は距離情報取得領域を示している。
図13(b)は、図13(a)の距離情報取得領域1302から得られた距離マップを例示している。1303は主被写体1300の距離、1304は主被写体以外の被写体1301の距離を表している。
図13(c)は、システム負荷や消費電力を軽減するために撮像画面に離散的に間引くように設定された距離情報取得領域を例示している。図13(c)において距離情報を用いて主被写体1300を検出するためには主被写体周辺の状況を判断する必要がある。このため画面全体が俯瞰できるように距離情報取得領域を設定する必要がある。よって、図示のように距離情報取得領域1307が画面全体に離散的に設定される。
図13(d)は、図13(c)の距離情報取得領域1307から得られた距離マップを例示している。黒塗り部1308は距離情報取得領域外であるため距離情報が取得できないことを表している。主被写体1300、主被写体以外の被写体1301の距離1309、1310は離散的にしか得られない。この場合、距離情報取得領域外1308の分だけ画素からの信号読み出し量が減少してしまうため、被写体の検出精度が低下してしまう可能性がある。
そこで、本実施形態では、距離情報取得領域を離散的に間引くように設定した場合であっても、被写体検出精度の低下を抑えることができるようにしたものである。
[実施形態1]
本実施形態では、撮像装置を、位相差方式のオートフォーカス(AF)機能並びに被写体検出機能(主被写体追尾機能)を有するデジタルビデオカメラにより実現した例について説明するが、携帯電話の一種であるスマートフォンやタブレット端末などの電子機器にも適用可能である。
<装置構成>
以下に、図1を参照して、本実施形態の撮像装置100の構成について説明する。
図1において、光学系1は、ズームレンズ、フォーカスレンズ、絞りを含む。光学系駆動部2は、後述するAF制御部8から出力される光学系駆動情報に基づいて光学系1を制御する。撮像素子3は、CMOSなどの光電変換素子を備え、光学系1により受光面に結像された被写体像を電気信号に変換して画像信号を出力する。
信号読み出し制御部4は、AF制御部8により制御されて、後述する測距部6からの被写体の距離情報に基づいて撮像素子3を駆動し画像信号の読み出しを制御する。また、信号読み出し制御部4は、撮像素子3から画像信号を読み出す際の被写体の距離情報の取得領域に関する情報(以下、領域情報)を記録部10に出力する。なお、本実施形態の撮像素子3は、光学系1の異なる瞳領域を通過した光束をそれぞれ受光し、瞳分割された画像信号を出力する複数の画素部を有する。そして、信号読み出し制御部4からの駆動パルスによって瞳分割された各画素から視差が異なる画像信号(A像信号、B像信号)を個別に読み出すことができる。撮像素子3の回路構成は、図2から図6を用いて後述する。
測距部6は、撮像素子3からの画像信号(A像信号、B像信号)に基づき、AF制御及び被写体検出に用いられる距離情報(深さ情報、距離マップデータ)を算出し、信号読み出し制御部4、AF制御部8、記録部10に出力する。
AF制御部8は、システム制御部13により制御されて、位相差方式のAF制御を行う。AF制御部8は、測距部6からの距離情報を取得し、光学系駆動部2に制御信号を出力する。
信号処理部9は、撮像素子3からの像信号を加算した画像信号を生成し、所定の信号処理を施して表示用あるいは記録用の画像信号を出力する。また、信号処理部9は、生成された画像信号に対して、色変換、ホワイトバランス補正、ガンマ補正等の画像処理、解像度変換処理、画像圧縮処理等を行い、記録部10や表示部11に表示用あるいは記録用の画像信号を出力する。
記録部10は信号処理部9により生成された画像信号を記録したり、既に記録された画像が読み出されるメモリーカードやハードディスクなどである。また、記録部10は、信号処理部9により処理された画像信号と、信号読み出し制御部4からの領域情報と、測距部6からの距離情報を関連付けた画像情報を記録する。
距離情報補間部14は、記録部10に記録されている画像情報に基づいて、距離情報取得領域以外の間引き設定された領域の距離情報を補間する。なお、距離情報補間部14の具体的な処理については後述する。
表示部11は信号処理部9により生成された画像や各種メニュー画面などを表示する液晶パネル(LCD)などである。操作部12は、ユーザ操作を受け付ける各種スイッチ(AFオン/オフ、ズームなど)であり、ユーザからの指示をシステム制御部13に送出する。
システム制御部13は、撮像装置100の各種機能を統括して制御するための、CPU、RAM、ROMや、専用の回路などを含む。CPUは、不揮発性メモリであるROMに格納されたプログラムをワークメモリとしてのRAMに展開し実行することで、後述する制御シーケンスを実行する。
<撮像素子の構成>
図2は撮像素子3の画素配置を示す模式図である。単位画素200が行列状に配列されており、各単位画素200に対してR(Red)/G(Green)/B(Blue)のカラーフィルタがベイヤー状に配置されている。また、各単位画素200内にはそれぞれ副画素a、副画素bが配置されており、フォトダイオード(以下、PD)201a、201bがそれぞれの副画素a、bに配置されている。副画素a、bから出力される各々の撮像信号は焦点検出に利用され、副画素a、副画素bから出力される撮像信号を加算した信号であるa/b合成信号は画像生成用に利用される。
図3は、光学系1の異なる射出瞳から出る光束と単位画素200との関係を示しており、図2と同様の部分については、同じ符号を付している。
図3に示すように、カラーフィルタ301とマイクロレンズ302とが、各々の単位画素200上に形成されている。レンズの射出瞳303を通過した光は、光軸304を中心として単位画素200に入射する。射出瞳303の一部の領域である瞳領域305を通過する光束は、マイクロレンズ302を通って、副画素aで受光される。一方、射出瞳303の他の一部の領域である瞳領域306を通過する光束は、マイクロレンズ302を通って、副画素bで受光される。したがって、副画素aと副画素bは、それぞれ、光学系1の射出瞳303の別々の瞳領域305、306の光を受光している。このため、副画素aの出力信号(A像信号)と副画素bの出力信号(B像信号)を比較することで(撮像面)位相差方式の焦点検出が可能となる。
図4は、撮像素子3の回路構成を示している。画素領域PAには、単位画素200がp11〜pknのように行列状(n行×k列)に配置されている。ここで、単位画素200の構成を、図5(a)を用いて説明する。図5(a)は、撮像素子の単位画素の回路構成を示す図である。
図5(a)において、前述した副画素a、bのPD(光電変換部)501a、501bに入射した光信号が、PD501a、501bによって光電変換され、露光量に応じた電荷がPD501a、501bに蓄積される。転送ゲート502a、502bのゲートに印加する信号txa、txbをそれぞれHighレベルにすることで、PD501a、501bに蓄積されている電荷がFD(フローティングディフュージョン)部503に転送される(電荷転送)。FD部503は、フローティングディフュージョンアンプ504(以下FDアンプと表す)のゲートに接続されており、PD501a、501bから転送されてきた電荷量がFDアンプ504によって電圧量に変換される。
FD部503をリセットするためのFDリセットスイッチ505のゲートに印加する信号resをHighレベルとすることにより、FD部503がリセットされる。また、PD501a、501bの電荷をリセットする場合には、信号resと信号txa、txbとを同時にHighレベルとする。これにより、転送ゲート502a、502b及びFDリセットスイッチ505の両方がON状態となり、FD部503経由でPD501a、501bがリセットされる。画素選択スイッチ506のゲートに印加する信号selをHighレベルとすることにより、FDアンプ504によって電圧に変換された画素信号が単位画素200の出力voutに出力される。
図4に示すように、垂直走査回路401は、前述の単位画素200の各スイッチを制御するres、txa、txb、selといった駆動信号を各単位画素200に供給する。これらの駆動信号res、txa、txb、selは、行毎において共通となっている。各単位画素200の出力voutは、列毎に垂直出力線402を介して列共通読出し回路403に接続されている。
ここで、列共通読出し回路403の構成を、図5(b)を用いて説明する。
垂直出力線402は、単位画素200の列毎に設けられ、1列分の単位画素200の出力voutが接続されている。垂直出力線402には電流源404が接続されており、電流源404と、垂直出力線402に接続された単位画素200のFDアンプ504とによってソースフォロワ回路が構成される。
図5(b)において、クランプ容量601はC1の容量を有しており、フィードバック容量602はC2の容量を有しており、演算増幅器603は、基準電源Vrefに接続された非反転入力端子を有している。スイッチ604はフィードバック容量602の両端をショートさせるためのものであり、スイッチ604は信号cfsによって制御される。
転送スイッチ605〜608は、それぞれ単位画素200から読み出される信号を各信号保持容量609〜612に転送するためのものである。後述する読み出し動作によって、第1のS信号保持容量609には、副画素aから出力される画素信号Saが記憶される。また、第2のS信号保持容量611には、副画素aから出力される信号と副画素bから出力される信号とを合成(加算)した信号であるa/b合成信号Sabが記憶される。また、第1のN信号保持容量610及び第2のN信号保持容量612には、単位画素200のノイズ信号Nがそれぞれ記憶される。各信号保持容量609〜612は、それぞれ列共通読出し回路403の出力vsa、vna、vsb、vnbに接続されている。
列共通読出し回路403の出力vsa、vnaには、それぞれ水平転送スイッチ405、406が接続されている。水平転送スイッチ405、406は、水平走査回路411の出力信号ha*(*は列番号)によって制御される。
また、列共通読出し回路403の出力vsb、vnbには、それぞれ水平転送スイッチ407、408が接続されている。水平転送スイッチ407、408は、水平走査回路411の出力信号hb*(*は列番号)によって制御される。水平出力線409、410は差動増幅器414の入力に接続されており、差動増幅器414ではS信号とN信号の差分をとると同時に所定のゲインをかけ、最終的な出力信号を出力端子415へ出力する。
水平出力線リセットスイッチ412、413のゲートに印加する信号chresをHighにすると、水平出力線リセットスイッチ412、413がONとなり、各水平出力線409、410がリセット電圧Vchresにリセットされる。
以下、A像信号及びB像信号の読み出し動作と、A像信号とB像信号の合成信号であるA+B像信号の読み出し動作について説明する。
図5(c)は、撮像素子3の画素領域PAに設定される焦点調節用の距離情報取得領域と被写体検出用の距離情報取得領域との関係を示している。測距枠620は、AF制御部8からの領域情報によって測距部6により設定される。
k列×n行の画素で構成される画素領域PAにおいて、点線で示す領域が測距枠620である。斜線部で示す距離情報取得領域R1に含まれる単位画素の行(画素ライン)からは、A像信号及びA+B像信号が読み出され、画像の生成、焦点検出及び被写体検出に使用される。距離情報取得領域R1以外の領域R2に含まれる単位画素の行(画素ライン)からは、A像信号とB像信号の加算信号のみが読み出され、画像生成のみに使用される。
なお、図5(c)に示すように、画素領域の垂直方向に複数の領域R1を設定した場合、各領域R1における単位画素200の行の数を互いに異ならせて設定してもよい。
次に、撮像素子3の読み出し動作について図6(a)を用いて説明する。図6(a)は、前述の領域R2の各行に対して行われる読み出し動作のタイミングチャートである。
まず、信号cfsをHighレベルにしてスイッチ604をONすることにより、演算増幅器603をバッファ状態にする。次に、信号selをHighレベルにして単位画素の画素選択スイッチ506をONにする。その後、信号resをLowレベルにしてFDリセットスイッチ505をOFFにし、FD部503のリセットを開放する。
続いて信号cfsをLowレベルに戻してスイッチ604をOFFにした後、信号tna、tnbをHighレベルにして、転送スイッチ606、608を介して第1のN信号保持容量610及び第2のN信号保持容量612にノイズ信号Nを記憶する。
次いで、信号tna、tnbをLowにし、転送スイッチ606、608をOFFにする。その後、信号tsbをHighレベルにして転送スイッチ607をONにすると共に、信号txa及びtxbをHighレベルにすることで転送ゲート502aと502bをONにする。この動作により、副画素aのPD501aに蓄積されていた電荷信号及び副画素bのPD501bに蓄積された電荷信号を合成した信号が、FDアンプ504、画素選択スイッチ506を介して垂直出力線402へ出力される。垂直出力線402の信号は、クランプ容量601の容量C1とフィードバック容量602の容量C2との容量比に応じたゲインで演算増幅器603により増幅され、転送スイッチ607を介して第2のS信号保持容量611へ記憶される(a/b合成信号Sab)。転送ゲート502a及び502bと、転送スイッチ607とを順次OFFにした後、信号resをHighレベルにしてFDリセットスイッチ505をONにし、FD部503をリセットする。
次に、水平走査回路411の出力hb1がHighレベルになることにより、水平転送スイッチ407、408がONされる。これにより、第2のS信号保持容量711、第2のN信号保持容量712の信号が水平出力線409、410と差動増幅器414を介して出力端子415に出力される。水平走査回路411は、各列の選択信号hb1、hb2、・・・、hbkを順次Highにすることにより、1行分のa/b合成信号(A+B像信号)を出力する。尚、信号hb1〜hbkによって各列の信号が読み出される間には、信号chresをHighレベルにすることで水平出力線リセットスイッチ412、413をONし、一旦、水平出力線409、410をリセット電圧Vchresのレベルにリセットする。
以上が、領域R2における単位画素の各行の読み出し動作である。これにより、A+B像信号が読み出されることになる。
続いて、領域R1の各行の読み出し動作について図6(b)、図6(c)を用いて説明する。図6(b)は、A像信号が読み出されるまでの動作のタイミングチャートである。信号cfsをHighレベルにすることから始まり、信号tna、tnbをLowにして第1のN信号保持容量610及び第2のN信号保持容量612にN信号を記憶するまでの動作は、図6(a)で説明した動作と同様である。
ノイズ信号Nの記憶が終了すると、信号tsaをHighレベルにして転送スイッチ605をONにすると共に、信号txaをHighレベルにすることで転送ゲート502aをONする。このような動作によって、副画素aのPD501aに蓄積されていた信号が、FDアンプ504及び画素選択スイッチ506を介して垂直出力線402へ出力される。垂直出力線402の信号は、演算増幅器603において、クランプ容量601の容量C1とフィードバック容量602の容量C2との容量比に応じたゲインで増幅され、転送スイッチ605を介して第1のS信号保持容量609に記憶される(画素信号Sa)。
次に、水平走査回路411の出力ha1がHighレベルになることにより、水平転送スイッチ405、406がONされる。これにより、第1のS信号保持容量609、第1のN信号保持容量610の信号が水平出力線409、410と差動増幅器414とを介して出力端子415に出力される。水平走査回路411は、各列の選択信号ha1、ha2、・・・、hakを順次Highにすることにより、1行分の副画素aの信号(A像信号)を出力する。
信号resはLowレベルのままで、信号selはHighレベルのままで、A像信号の読み出しを終了する。これにより、FD部503上のA像信号はリセットされず保持されることになる。
A像信号の読み出しが終了すると、続けて図6(c)に示すA+B像信号の読み出し動作へと移る。信号tsbをHighレベルにして転送スイッチ607をONすると共に、信号txa及びtxbをHighレベルにすることで転送ゲート502aと502bとをONにする。このような動作により、副画素bのPD502bに蓄積されていた信号がFD部503に保持されていた副画素aの信号と加算され、加算された信号がFDアンプ504、画素選択スイッチ506を介して垂直出力線402へ出力される。これ以降の部分は、図6(a)を用いて説明した領域R2の動作と同じである。
以上により、領域R1における各行の読み出し動作が終了する。これにより、領域R1では、A像信号の読み出しとA+B像信号の読み出しが行われ、A像信号とA+B像信号が順次読み出されることになる。
<撮影動作>
次に、上述した構成を有する撮像装置100による画像撮影時の動作について説明する。
まず、光学系1は、光学系駆動部2からの駆動信号により、絞りとレンズを駆動して、適正な明るさに設定された被写体像を撮像素子3の受光面に結像させる。撮像素子3は、信号読み出し制御部4からの駆動パルスにより駆動され、被写体像を光電変換により電気信号に変換して画像信号として出力する。
信号読み出し制御部4は、測距部6からの距離情報5に応じた駆動パルスにより、上述した読み出し動作によって領域R1からA像信号の読み出しとA+B像信号の読み出しを行い、領域R2からA+B像信号の読み出しを行う。このようにA像信号を一部の領域で読み出すことで処理負荷を軽減している。さらに、AF制御部8は、A像信号を読み出した領域R1では、A+B像信号からA像信号を差し引くことでB像信号を取得し、A像信号とB像信号を用いてAF制御を行う。なお、領域R1からA像信号とB像信号を個別に読み出すと共に、領域R1以外の領域R2からA+B像信号を読み出すことでAF制御を行ってもよい。
測距部6は、信号読み出し制御部4により制御されるAF制御用の距離情報取得領域と被写体検出用の距離情報取得領域から読み出したA像信号、およびA+B像信号からA像信号を減算して得られるB像信号を用いて被写体の距離情報(深さ情報)を算出する。なお、本実施形態では、距離情報は(撮像面)位相差方式のAFを行うための位相差情報(デフォーカス量)である。
ここで、位相差AFの概要について説明する。測距部6は、A像信号から得られる第1焦点検出信号(A像信号)と、B像信号から得られる第2焦点検出信号を相対的に瞳分割方向にシフトさせ、信号の一致度を表す相関量を算出する。k番目の第1焦点検出信号をA(k)、第2焦点検出信号をB(k)、距離情報取得領域R1に対応する番号kの範囲をWとし、シフト処理によるシフト量をs、シフト量sのシフト範囲をτとして、相関量CORは、下記式により算出される。
Figure 0006678504
シフト量sのシフト処理により、k番目の第1焦点検出信号A(k)とk−s番目の第2焦点検出信号B(k−s)を対応させ減算し、シフト減算信号を生成し、距離情報取得領域に対応する範囲W内で番号kの和をとり、相関量COR(s)を算出する。そして、相関量から、サブピクセル演算により、相関量が最小値となる実数値のシフト量を算出して像ずれ量pとする。像ずれ量pに、焦点検出領域の像高と、撮像レンズ(結像光学系)のF値、射出瞳距離に応じた第1の変換係数Kをかけて、デフォーカス量を検出する。
なお、本実施形態では、測距部6が、異なる視差のA像信号とB像信号から距離情報(位相差情報)を算出する例を示すが、被写体検出用の情報としては、例えば、「距離」に換算されない「深さに対応する情報」としてもよい。「深さに対応する情報」は、例えば、「距離」に換算されるまでの過程で生成されるA像信号とB像信号の「視差量(像ずれ量)」の情報、「デフォーカス量」の情報、「被写体距離」の情報のうちのいずれの形態であってもよい。そして、本実施形態では、「深さに対応する情報」のうちの「被写体距離」を、被写体検出用として画面全体に分散させて取得する。なお、被写体検出用の「深さに対応する情報」は画像に関連付けて記録してもよい。
本発明は、画像における被写体の深さに対応する情報としてさまざまな実施形態での適用が可能である。つまり、被写体の深さに対応するデータが示す情報(深さ情報)は、画像内における撮像装置から被写体までの被写体距離を直接的に表すか、または画像内の被写体の被写体距離や深さの相対関係を表す情報であればよい。
具体的には、撮像素子3は、光学系1の異なる瞳領域を通過する一対の光束が光学像としてそれぞれ結像したものを、対をなす画像信号として複数の光電変換部から出力することができる。対をなす画像信号間の相関演算によって各領域の像ずれ量が算出され、像ずれ量の分布を表す像ずれマップが算出される。あるいはさらに像ずれ量がデフォーカス量に換算され、デフォーカス量の分布(撮像画像の2次元平面上の分布)を表すデフォーカスマップが生成される。このデフォーカス量を光学系1や撮像素子3の条件に基づいて被写体距離に換算すると、被写体距離の分布を表す距離マップデータが得られる。
このように、本実施形態では、測距部6は、像ずれマップデータ、デフォーカスマップデータ、あるいはデフォーカス量から変換される被写体距離の距離マップデータを取得すればよい。なお、各マップデータの各データはブロック単位で持っていてもよいし、画素単位で持っていてもよい。この場合、通常の画像データのように最小単位ごとに8ビット程度ビット数を割り当て、距離画像として画像処理や表示、記録などを画像処理と同様に行ってもよい。
AF制御部8は、位相差方式でAFを行う。AF制御部8は、測距部6からの(相関量が最小となる像ずれ量やデフォーカス量に対応する)距離情報に基づき合焦位置を検出し、被写体を合焦状態にするための光学系駆動情報を光学系駆動部2へ出力する。
信号処理部9は、撮像素子3からの画像信号を輝度信号と色差信号に変換した画像データを生成して記録部10や表示部11に出力する。記録部10及び表示部11は、信号処理部9により生成された画像データの記録・表示を行う。
記録部10は、信号処理部9からの輝度信号及び色差信号と、測距部6からの距離情報、信号読み出し制御部4からの領域情報を関連付けて画像情報として記録する。
次に、図7を参照して、本実施形態の記録部10に記録される画像情報及び距離情報(位相差情報)のデータ構成を説明する。
図7において、900は画像情報の一例である。画像情報900は、ヘッダ部700とデータ部800で構成される。ヘッダ部700は、輝度・色信号の先頭アドレス710と、輝度・色差信号のデータサイズ711、距離情報の先頭アドレス720と、位相差のデータサイズ721、距離情報取得領域の先頭アドレス730と、距離情報のデータサイズ731が記録される。データ部800は、輝度・色差信号のデータ811、距離情報のデータ821、距離情報取得領域のデータ831が記録される。
このように、画像情報900のヘッダ部700の各先頭アドレスとデータサイズを読み出すことで、関連付けられた輝度・色差信号と距離情報と距離取得領域のデータを読み出すことができる。なお、画像情報900は、輝度・色差信号と、距離情報、距離情報取得領域を関連付けて書き込み、読み出しできる構造であればよく、この構成に限定されるものではない。
<距離情報補間処理>
次に、図8〜図10を参照して、本実施形態の距離情報補間部14による位相差補間処理について詳細に説明する。
図8は、本実施形態の記録部10に記録される距離情報(以下、位相差)を補間する前の画像情報(水平5画素、垂直5画素)の概念図である。図8(a)は輝度信号y1〜y25である。図8(b)は色差信号u1、v2〜v24、u25である。図8(c)は撮像画面に対して離散的に間引き設定された位相差取得領域L1、L3、L5であり、1行目、3行目、5行目の画素は、瞳分割された画像信号である。なお、本実施形態では、位相差取得領域を行(水平)方向として説明しているが、列(垂直)方向としてもよい。図8(d)は位相差取得領域L1、L3、L5から得られる位相差情報d1〜d5、d11〜d15、d21〜d25である。なお、y1とu1とd1、また、y2とv2とd2、…は、同一位置の信号を示す。
図9は、本実施形態の位相差補間処理を示すフローチャートである。
S900では、距離情報補間部14は、記録部10から位相差取得領域Lと位相差情報dを取得する。
S901では、距離情報補間部14は、位相差取得領域Lにおける垂直方向の評価値V6〜V10、V16〜V20を取得する。垂直方向の評価値は、例えば、V7の場合、V7=|d2−d12|のように上下方向の領域間の位相差の絶対値の差分として求める。
S902では、距離情報補間部14は、斜め方向1の評価値P6〜P10、P16〜P20を取得する。斜め方向1の評価値は、例えば、P7の場合、P7=|d1−d13|のように左上と右下の領域間の位相差の絶対値の差分として求める。また、P6のように必要な位相差が取得できない場合、斜め方向1の評価値P6=∞とする。
S903では、距離情報補間部14は、斜め方向2の評価値T6〜T10、T16〜T20を取得する。斜め方向2の評価値は、例えば、T7の場合、T7=|d3−d11|のように右上と左下の位相差の絶対値の差分として求める。また、T6のように必要な位相差が取得できない場合、斜め方向2の評価値T6=∞とする。
S904では、距離情報補間部14は、同一位置における3種類の評価値(垂直方向、斜め方向1、斜め方向2)から、値の小さい2種類の評価値を選択する。
S905では、距離情報補間部14は、S904で選択された2種類の評価値に基づき、割合α6〜α10、α16〜α20を求める。割合は、例えば、S904により垂直方向の評価値V7と、斜め方向1の評価値P7が選択された場合、割合α7は以下の式1を用いて求める。
α7=(V7−P7)/(2×Th)+0.5・・・(1)
この割合α7は、負の場合に垂直方向の割合が強く、正の場合に斜め方向1の割合が強いことを示す。また、Thはα7が0≦α≦1である(垂直方向と斜め方向1の割合が近似している)と判定する閾値を示し、予め不図示のメモリに設定されている。
S906では、距離情報補間部14は、割合α6〜α10、α16〜α20に応じて以下の3通りの方法のいずれかを用いて補間した位相差Hd6〜Hd10、Hd16〜Hd20を求める。ここで、3通りの補間方法について割合α7の例を説明する。
1.(0≦α7≦1)の場合
垂直方向と斜め方向1の割合が近似しているため、以下の式2を用いて、割合α7に応じて垂直方向と斜め方向1を適応的に切り替える。つまり、重みをつけて位相差Hd7を取得する。
Hd7=(α7(d1+d13)+(1−α7)(d2+d12))/2・・・(2)
2.(α7<0)の場合
垂直方向の割合が強いため、以下の式3を用いて垂直方向から位相差Hd7を取得する。
Hd7=(d2+d12)/2・・・(3)
3.(α7>1)の場合
斜め方向1の割合が強いため、以下の式4を用いて水平方向からの位相差Hd7を取得する。
Hd7=(d1+d13)/2・・・(4)
S907では、距離情報補間部14は、S906で得られた位相差Hd6〜Hd10、Hd16〜Hd20を用いて記録部10の画像情報を更新し、処理を終了する。ここでは、距離情報補間部14は、S906で得られた位相差Hd6〜Hd10、Hd16〜Hd20を位相差取得領域L1、L3、L5以外の領域L2、L4の位置情報と関連付けて記録部10に記録する。
図10は、記録部10に記録されている画像情報を更新した後(位相差補間後)の位相差情報を例示している。図10は図8(d)の補間前の離散的な位相差情報d1〜d5、d11〜d15、d21〜d25に、位相差取得領域L1、L3、L5以外の領域L2、L4の位相差Hd6〜Hd10、Hd16〜Hd20が補間され、追加されていることを示している。
以上のように、本実施形態によれば、記録部10に関連付けて記録されている位相差取得領域と位相差情報とを用いて位相差取得領域外の位相差情報が得られない領域の位相差を補間することができる。
なお、本実施形態では位相差取得領域を1行おきに設定していたが、複数画行ごとに設定した場合も同様に、公知の線形補間、適応補間を用いて補間することができる。また、本実施形態では、位相差取得領域を1行おきに設定していたが、全行に設定してもよく、そうすることで、補間することなく、全ての画素について位相差を取得することができる。
さらに、AF制御部8の光学系駆動情報に応じて位相差取得領域を選択してもよい。特に、駆動量が微小(主被写体と合焦)の場合は全行設定して位相差情報を取得し、その他の場合は任意の位相差取得領域を設定することで、動的に切り替えることができる。
また、本実施形態では、位相差取得領域と位相差情報とに基づいて位相差取得領域外の位相差情報が得られない領域の距離情報を補間する場合について説明したが、位相差情報が得られない領域の距離情報を取得できればよく、本実施形態に限定されるものではない。例えば、特開2014−150521号公報に記載されたように、位相差取得領域と位相差情報と輝度・色差信号を用いることで距離情報の解像度を高めることができる。
[実施形態2]次に、実施形態2について説明する。
図11は、実施形態2の撮像装置100の構成を示している。なお、実施形態2において、実施形態1と同様の要素には同一の符号付して説明を省略する。
実施形態2の撮像装置は、距離情報補間部14に代えて通信部15を有している。通信部15は、有線通信または無線通信により、外部装置との間で記録部10に記録されている画像信号と画像情報を送受信することができる。まず、通信部15は補間前の位相差を含む画像情報を外部装置に送信する。補間前の位相差を含む画像情報を受信した外部装置は、前述した位相差補間処理を行い、補間後の位相差を含む画像情報を撮像装置100に送信する。撮像装置100は、通部15を介して画像情報を受信すると、補間後の位相差を含む画像情報を記録部10に記録する。
このように撮像装置100を外部装置と通信可能に構成することで、外部装置に位相差補間処理を実行させることができるため、距離情報補間部14が不要となり、撮像装置100の記憶容量の消費を軽減することができる。
[実施形態3]次に、実施形態3について説明する。
図12は、実施形態3の撮像装置100の構成を示している。なお、実施形態において、実施形態1と同様の要素には同一の符号付して説明を省略する。
実施形態の撮像装置は、距離情報補間部14が、信号処理部9で処理された画像信号と、信号読み出し制御部4からの位相差取得領域と、測距部6からの位相差情報とを取得し、これらの情報に基づいて位相差取得領域外の位相差情報が得られない領域の距離情報を補間する。距離情報補間部14は、補間後の位相差を記録部10に出力し、記録部10は信号処理部9で処理された画像信号と、信号読み出し制御部4からの位相差取得領域と、距離情報補間部14により得られた位相差情報とを関連付けて画像情報として記録する。
このように構成することで、位相差補間処理のための画像情報の読み出し、書き込みが不要となり、処理時間を短縮することができる。
[他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1…光学系、2…光学系駆動部、3…撮像素子、4…信号読み出し制御部、6…測距部、8…AF制御部、9…信号処理部、10…記録部、11…表示部、12…操作部、13…システム制御部、14…距離情報補間部、15…通信部

Claims (12)

  1. 複数のマイクロレンズを有し、当該複数のマイクロレンズそれぞれに複数の光電変換部が割り当てられて、当該複数の光電変換部ごとに1つの画素をなす撮像素子と、
    前記撮像素子の光電変換部から信号を読み出し、前記撮像素子の各画素における複数の光電変換部からの信号に対応する複数画素からなる画像信号を読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により前記撮像素子から視差が異なる信号を読み出すラインを可変に制御する読み出し制御手段と、
    前記読み出し手段により前記視差が異なる信号を読み出すラインから読み出された前記視差が異なる信号を用いて被写体の深さに対応する情報である深さ情報を取得する情報取得手段と、
    前記画像信号と前記深さ情報と前記視差が異なる信号を読み出すラインの情報とを関連付けた画像情報を記録媒体に記録する記録手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記記録媒体に記録されている深さ情報を補間することにより、前記視差が異なる信号を読み出すライン外であって前記視差が異なる信号が得られない領域の同じ位置における深さ情報を求める補間手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記補間手段は、線形補間により前記深さ情報を補間することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記補間手段は、前記視差が異なる信号を読み出すラインにおける深さ情報の垂直方向の画素の差分、斜め方向の画素の差分を求め、その差分に基づいて適応的に前記深さ情報を補間することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  5. 前記補間手段は、前記視差が異なる信号の解像度を高くすることで前記深さ情報を補間することを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記情報取得手段により取得された深さ情報に基づいて被写体の合焦状態を判定し、当該被写体を合焦状態にするように焦点調節を行う焦点調節手段をさらに有し、
    前記読み出し制御手段は、前記焦点調節手段により光学系を駆動するための駆動情報に基づいて前記視差が異なる信号を読み出すラインを制御することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記読み出し制御手段は、前記駆動情報が微小の場合には画面全体を前記視差が異なる信号を読み出すラインに設定することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  8. 外部装置と通信する通信手段をさらに有し、
    前記通信手段は、前記記録媒体に記録されている画像情報を前記外部装置に送信し、前記外部装置により求められた画像情報を受信することを特徴とする請求項ないし7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記補間手段は、前記読み出し手段により読み出された視差が異なる信号と、前記読み出し制御手段により得られる前記視差が異なる信号を読み出すラインの情報と、前記情報取得手段により得られた深さ情報とに基づいて、前記視差が異なる信号を読み出すライン外であって前記視差が異なる信号が得られない領域における深さ情報を求め、
    前記記録手段により、前記画像信号と前記補間手段により得られた深さ情報が前記視差が異なる信号と前記視差が異なる信号を読み出すライン外の位置情報とに関連付けられて前記記録媒体に記録されることを特徴とする請求項ないしのいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 複数のマイクロレンズを有し、当該複数のマイクロレンズそれぞれに複数の光電変換部が割り当てられて、当該複数の光電変換部ごとに1つの画素をなす撮像素子と、
    前記撮像素子の光電変換部から信号を読み出し、前記撮像素子の各画素における複数の光電変換部からの信号に対応する複数画素からなる画像信号を読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により前記撮像素子から視差が異なる信号を読み出すラインを可変に制御する読み出し制御手段と、を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記読み出し手段により前記視差が異なる信号を読み出すラインから読み出された前記視差が異なる信号を用いて被写体の深さに対応する情報である深さ情報を取得するステップと、
    前記画像信号と前記深さ情報と前記視差が異なる信号を読み出すラインの情報とを関連付けた画像情報を記録媒体に記録するステップと、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  11. 請求項10に記載された制御方法を、撮像装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 請求項10に記載された制御方法を、撮像装置のコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータによる読み取りが可能な記憶媒体。
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