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JP6662900B2 - モバイルデバイスにおけるタイミングアドバンス値の調整 - Google Patents

モバイルデバイスにおけるタイミングアドバンス値の調整 Download PDF

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Description

本発明は、モバイルデバイスにおけるタイミングアドバンス値の調整に関する。
スマートフォン、タブレットコンピュータ、およびラップトップコンピュータなど、いくつかの新しい設計のモバイル通信デバイスは、複数の別々のモバイル電話ネットワークへのアクセスをユーザに提供する1つまたは複数の加入者識別モジュール(「SIM」)モジュール(たとえばカード)を収容する。モバイル電話ネットワークの例は、GSM(登録商標)、LTE、TD-SCDMA、CDMA2000、およびWCDMA(登録商標)を含む。1つまたは複数のSIMを備え、1つまたは複数の共有の無線周波数(「RF」)リソース/無線機を使用して2つ以上の別々のモバイル電話ネットワークに接続するモバイル通信デバイスは、マルチSIM通信デバイスと呼ばれる。一例は、デュアルSIMデュアルスタンバイ(「DSDS」)通信デバイスであるが、DSDS通信デバイスは、別々の無線アクセス技術(「RAT」)にそれぞれ関連付けられた2つのSIMカード/サブスクリプションを備え、別々のRATは、それぞれのサブスクリプションのために、1つのRFチェーンを共有して2つの別々のモバイル電話ネットワークと通信する。一方のRATがRFリソースを使用しているとき、他方のRATは、スタンバイモードであり、RFリソースを使用して通信することはできない。
ネットワーク接続を同時に維持する複数のRATを有することの結果の1つは、RATが相互の通信と干渉することが時々あることである。たとえば、DSDS通信デバイス上の2つのRATが、共有RFリソースを利用してそれぞれのモバイル電話ネットワークと通信し、一度に一方のRATのみがRFリソースを使用してRATのモバイルネットワークと通信することができる。RATが「アイドルスタンバイモード」にあるとき、これはRATがネットワークとアクティブに通信していないことを意味するが、このときでも、RATはなお、様々なネットワーク動作を実施するために共有RFリソースへのアクセスを定期的に受け取る必要がある場合がある。たとえば、アイドルRATは、RATのサブスクリプションのためにネットワークに接続されたままでいる目的で、アイドルモード動作を実施してネットワークページングメッセージを受信するために、共有RFリソースを一定間隔で必要とすることがある。
従来のマルチSIM通信デバイスにおいては、アイドルRATと共有されるRFリソースをアクティブに使用しているRATは、アイドルRATが共有RFリソースを使用してアイドルRATのアイドルスタンバイモード動作(たとえば、ページング監視、セル再選択、システム情報監視など)を実施できるように、アクティブRATのRF動作を中断することを余儀なくされることが時としてある。この、共有RFリソースのアクセスをアクティブRATからアイドルRATに切り替えるプロセスは、「チューンアウェイ(tune-away)」と呼ばれることがある。というのは、RFリソースが、アクティブRATの周波数帯域またはチャネルへの同調から離れて、アイドルRATの周波数帯域またはチャネルに同調するからである。アイドルRATがネットワーク通信を終了した後、RFリソースへのアクセスは、「チューンバック(tune-back)」動作を介してアイドルRATからアクティブRATに切り替わることができる。
ネットワーク基地局は、タイミングアドバンス値を利用して、基地局にキャンプオン(camped on)されたモバイル通信デバイスと通信することができる。タイミングアドバンス値は、モバイル通信デバイスと基地局との間の距離の差を含めたいくつかの要因のせいで生じる信号伝搬遅延に合わせて調整するために、モバイル通信デバイスによって使用される。たとえば、基地局が2つのモバイル通信デバイスと通信する場合があり、一方のモバイル通信デバイスは基地局の隣に位置し、他方のモバイル通信デバイスは基地局から5キロメートル離れて位置する。基地局の隣のモバイル通信デバイスによって送られたアップリンク通信は、ほぼ瞬時に基地局によって受信される。しかし、5キロメートル離れたモバイル通信デバイスによって送られたアップリンク通信は、アップリンク信号が移動する距離のため、いくらかの遅延期間後に基地局に到着する。
ネットワーク基地局は、普通、基地局にキャンプオンされた各モバイル通信デバイスからの通信を受信するための、特定のタイムスロットを割り当てる。すべてのモバイル通信デバイスが基地局から同じ距離にある場合は、基地局は、各モバイル通信デバイスからの通信を競合なく受信する。しかし、モバイル通信デバイスが基地局から様々な距離にあるときは、基地局は、あるモバイル通信デバイスのアップリンク通信を、別のデバイスのアップリンク通信を受信し終える前に受信することがある。基地局は、タイミングアドバンスを利用して受信競合を回避する。基地局は、各モバイル通信デバイスにつきタイミングアドバンス調整値を計算し、調整値を各モバイル通信デバイスに送る。タイミングアドバンス調整値は、前回にタイミングアドバンスが決定されてからの、モバイル通信デバイスと基地局との間の送信時間の変化(たとえば、距離の変化による)に基づく。各モバイル通信デバイスは、基地局にキャンプオンされたすべてのモバイル通信デバイスからの通信を基地局が適切な時点で受信するように、受け取ったタイミングアドバンス調整値によって基地局との通信のタイミングを相殺する。モバイル通信デバイスが基地局に対して近付くかまたは離れるのに伴い、基地局は、モバイル通信デバイス上の前のタイミングアドバンス値をさらに調整するタイミングアドバンス調整値を、定期的に送ることができる。
いくつかの事例では、基地局は、誤ったタイミングアドバンス調整値を計算する場合がある。これは、たとえば、モバイル通信デバイスが別のネットワークにチューンアウェイした後で生じることがある。そのような事例では、基地局は、誤ったタイミングアドバンス調整値をモバイル通信デバイスに送ることがある。モバイル通信デバイスが誤ったタイミングアドバンス調整値を使用して前のタイミングアドバンス値を調整した場合、モバイル通信デバイスからの後続のアップリンク通信は、基地局において他のデバイスからの通信と競合することがある。この結果、モバイル通信デバイスと基地局との間のアップリンク接続が失われる恐れがある。この状況では、モバイル通信デバイスと基地局とがアップリンク接続を再確立するには、長い時間がかかることがある。
様々な実施形態は、モバイル通信デバイス上で実装され得るタイミングアドバンス値を調整するための方法を含み、この方法は、モバイル通信デバイスにおいて受信されたタイミングアドバンス調整値が調整しきい値を超えるかどうかを決定するステップと、タイミングアドバンス調整値が調整しきい値を超えるとの決定に応答して、タイミングアドバンス調整値を無視するステップとを含むことができる。いくつかの実施形態では、そのような方法はさらに、タイミングアドバンス調整値が調整しきい値を超えないとの決定に応答して、モバイル通信デバイスに記憶されたタイミングアドバンス値をタイミングアドバンス調整値によって調整するステップを含むことができる。いくつかの実施形態では、タイミングアドバンス調整値は、モバイル通信デバイスによる基地局からのチューンアウェイ後に受信されてよい。いくつかの実施形態では、タイミングアドバンス調整値を無視するステップは、前にモバイル通信デバイスに記憶されたタイミングアドバンス値を利用して基地局と通信するステップを含むことができる。いくつかの実施形態では、調整しきい値は、指定された時間枠内でモバイル通信デバイスが妥当に移動できる最大距離に一致する値であってよい。
いくつかの実施形態では、そのような方法はさらに、チューンアウェイが完了してから所定数のサブフレーム後にタイミングアドバンス調整値が受信されるかどうかを決定するステップと、チューンアウェイが完了してから所定数のサブフレーム後にタイミングアドバンス調整値が受信されるとの決定に応答して、モバイル通信デバイスに記憶されたタイミングアドバンス値をタイミングアドバンス調整値によって調整するステップとを含むことができる。
いくつかの実施形態では、そのような方法はさらに、タイミングアドバンス調整値を無視してから所定の時間量後にモバイル通信デバイスがネットワークとのアップリンク接続を再確立したかどうかを決定するステップと、タイミングアドバンス調整値を無視してから所定の時間量後にモバイル通信デバイスがネットワークとのアップリンク接続を再確立していないとの決定に応答して、ランダムチャネルアクセスプロシージャを実施するステップとを含むことができる。
様々な実施形態は、無線周波数リソースと、メモリと、プロセッサとを有するモバイル通信デバイスを含むことができ、プロセッサは、2つ以上の加入者識別モジュール(「SIM」)モジュールに接続するように構成され、また、前述の方法の動作を実施するためのプロセッサ実行可能命令によって構成される。様々な実施形態は、前述の方法の機能を実施するための手段を有するモバイル通信デバイスを含むことができる。様々な実施形態は、モバイル通信デバイスのプロセッサに前述の方法の動作を実施させるように構成されたプロセッサ実行可能命令が記憶された、非一時的なプロセッサ可読記憶媒体を含むことができる。
本明細書に組み込まれ本明細書の一部をなす添付の図面に、例示的な実施形態を示す。これらの添付の図面は、以上に提供した一般的な記述および以下に提供する詳細な記述とともに、開示されるシステムおよび方法の特徴を説明する役割を果たす。
様々な実施形態とともに使用するのに適したモバイル電話ネットワークの通信システムブロック図である。 様々な実施形態によるマルチSIM通信デバイスのコンポーネントブロック図である。 ネットワーク基地局と通信しているモバイル通信デバイスについてのタイミングアドバンスの動作を示すタイミング図である。 ネットワーク基地局と通信しているモバイル通信デバイスについてのタイミングアドバンスを決定する際のエラーを示すタイミング図である。 様々な実施形態による、モバイル通信デバイス上のタイミングアドバンス値を調整するための方法を示すプロセス流れ図である。 いくつかの実施形態方法を実装するのに適したモバイル通信デバイスのコンポーネントブロック図である。
添付の図面を参照しながら、様々な実施形態について詳細に述べる。可能な場合は常に、図面全体を通して、同じまたは同様の部分を参照するのには同じ参照番号を使用する。特定の例および実装形態についてなされる言及は、説明のためのものであり、書かれた記述の範囲または特許請求の範囲を限定するものとはしない。
様々な実施形態は、モバイル通信デバイス上のタイミングアドバンス値を調整するための方法を含み、これらの方法は、モバイル通信デバイスにおいて受信されたタイミングアドバンス調整値が動作調整しきい値を超えるかどうかを決定するステップと、タイミングアドバンス調整値が調整しきい値を超えるとの決定に応答して、タイミングアドバンス調整値を無視するステップとを含む。
本明細書で使用される「マルチSIM通信デバイス」または「マルチSIMデバイス」という用語は、1つまたは複数のSIMモジュール(たとえばSIMカード)と、プログラム可能プロセッサと、メモリと、1つまたは複数の共有RFリソースを用いて2つ以上のモバイル通信ネットワークに接続するための回路とを備えた、セルラー電話機、スマートフォン、パーソナルまたはモバイルマルチメディアプレーヤ、パーソナルデータアシスタント、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートブック、パームトップコンピュータ、ワイヤレス電子メール受信機、マルチメディアインターネット対応セルラー電話機、ワイヤレスゲーミングコントローラ、および類似のパーソナル電子デバイス、のうちの任意の1つまたはすべてを指す。様々な実施形態は、スマートフォンなどのモバイル通信デバイスにおいて有用である場合があり、したがって、様々な実施形態についての記述では、そのようなデバイスに言及する。しかし、実施形態は、少なくとも1つの共有RFチェーンを利用する複数のRATを個別に維持できる任意の電子デバイスにおいて有用である場合があり、RFチェーンは、アンテナ、無線機、送受信機などのうちの1つまたは複数を含むことができる。マルチSIM通信デバイスは、DSDSモードまたはDSDAモードで動作するように構成されてよい。
本明細書で使用される「SIMモジュール」、「SIMカード」、および「加入者識別モジュール」という用語は、集積回路であるかまたは取外し可能カードに組み込まれる場合のあるメモリモジュールであって、ネットワーク上のマルチスタンバイ通信デバイスを識別および/または認証するため、ならびにネットワークとの通信サービスを可能にするために使用される国際モバイル加入者識別(IMSI:International Mobile Subscriber Identity)、関連キー、および/または他の情報を記憶するメモリモジュールを指すのに、交換可能に使用される。SIMに記憶された情報は、マルチSIM通信デバイスが特定の通信サービスのための通信リンクを特定のネットワークと確立するのを可能にするので、「サブスクリプション」という用語は、本明細書では、特定のSIMに記憶された情報に関連付けられこの情報によって可能にされる通信サービスを指すための簡略的な言及として使用される。これは、SIMと、通信ネットワーク、ならびにこのネットワークによってサポートされるサービスおよびサブスクリプションとが、相互に関係するからである。
マルチSIM通信デバイスの場合、2つ以上のRATが同じデバイス上で機能することができる。たとえば、デュアルSIMデバイスが、LTE技術とGSM(登録商標)技術の両方をサポートすることができる。デュアルSIM通信は、DSDSデバイスとして構成されてよく、このことは、両方のRATが1つのRFリソースを共有し、任意のある時点で、一方のRATのみがアクティブであることができ、他方のRATはスタンバイモードにある。
どんなマルチSIM通信デバイスにおいても、あるRATサブスクリプションの通信アクティビティが、別のRATサブスクリプションの通信アクティビティと干渉する可能性がある。DSDSデバイスの場合、干渉は、チューンアウェイの形で起こることがある。アクティブサブスクリプションとアイドルサブスクリプションとを有するDSDSデバイスは、第2のサブスクリプションが様々なチューンアウェイ動作を実施できるようにするために、アクティブサブスクリプションからアイドルサブスクリプションにチューンアウェイする必要があることが時としてある。そのようなチューンアウェイ動作は、ページ監視、システム情報監視(たとえば、ブロードキャスト制御チャネルの受信および復号)、近隣セルへの再選択動作を開始するかどうかを決定するためのセル再選択測定、アイドルサブスクリプションのネットワークをDSDS通信デバイスの現在位置で更新すること、ショートメッセージサービス(SMS)メッセージの受信、およびモバイル終端呼の受信、のうちの1つまたは複数を含むことがある。アイドルサブスクリプションがチューンアウェイ動作を実施するために共有RFリソースへのアクセスを有する間、アクティブサブスクリプションの通信アクティビティは中断されることがあり、これにより、アクティブサブスクリプションは、チューンアウェイイベントの間にアクティブサブスクリプションのネットワークから送られたデータ/全メッセージを、部分的に受信するか、または失うことがある。
ネットワーク基地局は、タイミングアドバンスを利用して、モバイル通信デバイスとの通信における伝搬遅延を補償する。伝搬遅延が生じる理由は、モバイル通信デバイスが基地局から様々な距離に位置し、したがってモバイル通信デバイスからの信号が基地局に到達するのにかかる時間が様々であるということである。LTEネットワークの場合のeNodeBなど、基地局は通常、基地局にキャンプオンされた各モバイル通信デバイスから通信を受信するために、離散的なタイムスロットを割り当てる。タイミングアドバンスがない場合、様々なデバイスからの通信が基地局において重なることがあり、その結果、基地局は、いくつかのモバイル通信デバイスとの接続をドロップすることがある。
基地局は、タイムトラッキングループを利用して、基地局にキャンプする各モバイル通信デバイスについてのタイミングアドバンス値を追跡することができる。タイミングアドバンス値は、整数、たとえば0〜63の間の整数として表現されてよく、各整数は、時間単位、たとえば約2分の1マイクロ秒(0.5μs)に対応する。したがって、タイミングアドバンス値2は、モバイル通信デバイスが、基地局におけるデバイスの割り振られたタイムスロットの約1マイクロ秒前にアップリンク通信を送信する(すなわち、アップリンク通信時間を早める)べきであることを示すことができ、タイミングアドバンス値-2は、モバイル通信デバイスが、基地局におけるデバイスの割り振られたタイムスロットの約1マイクロ秒後にアップリンク通信を送信する(すなわち、アップリンク通信時間を遅らせる)べきであることを示すことができる。
基地局は、モバイル通信デバイスによって送られたアップリンク信号を基地局が受信するのにかかる時間量を決定することによって、モバイル通信デバイスのアップリンクタイミングを計算することができる。基地局は、アップリンクタイミングに基づいてタイミングアドバンス調整値を生成することができる。タイミングアドバンス調整値は、アップリンクタイミングに影響するいくつかの要因を打ち消すことができ、これらの要因は、モバイル通信デバイスと基地局との間の距離の変化、伝搬環境の変化、モバイル通信デバイス中の振動ドリフト、および、距離の変化に関係しない他のRF伝搬効果を含む。基地局は、タイミングアドバンス調整値をモバイル通信デバイスに送ることができる。モバイル通信デバイスは、タイミングアドバンス調整値に従って、基地局への通信を相殺する(たとえば、割り振られたタイムスロットにおいて通信が基地局に到達するように、通信を早めに送る)。モバイル通信デバイスは最初、アップリンク接続が初めて確立されるときにはタイミングアドバンス値0を有することができる。次いで、タイミングアドバンス値は、基地局によって定期的または不定期的に調整される。
基地局は、基地局とモバイル通信デバイスとの間のアップリンクタイミングを定期的または不定期的に再計算することができる。たとえば、モバイル通信デバイスが基地局に対して近付いたかまたは離れたと基地局が決定した(たとえば、デバイスが、基地局から離れつつある車の中にある)場合、基地局は、タイミングアドバンス調整値を生成することができる。タイミングアドバンス調整値は、基地局とモバイル通信デバイスとの間のアップリンクタイミングの変化に基づいて、モバイル通信デバイス上の前のタイミングアドバンス値を調整する。すなわち、タイミングアドバンス調整値は、モバイル通信デバイス上の前回に決定されたタイミングアドバンス値に対して相対的である。たとえば、モバイル通信デバイスについてのタイミングアドバンス値が現在、2であり、前回にタイミングアドバンスが決定されてからモバイル通信デバイスが基地局から離れた場合、基地局によって生成されるタイミングアドバンス調整値は1とすることができる。モバイル通信デバイスは、タイミングアドバンス調整値を受信して前のタイミングアドバンス値2を調整し、この結果、新しいタイミングアドバンス値は3になる。他方、モバイル通信デバイスが基地局に近付いた場合は、新しいタイミングアドバンス調整値は-1とすることができる。モバイル通信デバイスは、タイミングアドバンス調整値を受信して前のタイミングアドバンス値2を調整し、この結果、新しいタイミングアドバンス値は1になる。基地局はタイミングアドバンス調整値をモバイル通信デバイスに送り、モバイル通信デバイスは、モバイル通信デバイスに記憶されたタイミングアドバンス値を相応に調整する。
時として、基地局は、タイミングアドバンス調整値を決定する際に、エラーを犯すことがある(たとえば、前回の決定以降の、基地局とモバイル通信デバイスとの間の距離の変化)。たとえばこれは、あるネットワークから別のネットワークへのチューンアウェイ後のDSDSデバイスにおいて生じることがある。チューンアウェイの間、アクティブサブスクリプションは、アクティブサブスクリプションの関連ネットワークと通信していない。チューンアウェイ後、基地局は、モバイル通信デバイスがどこにあるかを決定する際にエラーを犯すことがあり、したがって、誤ったタイミングアドバンス調整値を生成することがある。たとえば、基地局は、チューンアウェイ後にタイミングアドバンス調整値20を生成することがあり、これは、チューンアウェイの継続時間(ミリ秒程度)中にモバイル通信デバイスが何キロメートルも移動したことを含意することがある。そのようなタイミングアドバンス調整値は、明らかに誤りである。そのような誤った値がモバイル通信デバイスに送られ、モバイル通信デバイスが記憶済みのタイミングアドバンス値を相応に調整した場合、基地局との通信(すなわちアップリンク送信)は、割り振られたタイムスロットにおいて基地局に到着しないことがあり、基地局への別のデバイスの送信と衝突することがある。これが生じたとき、モバイル通信デバイスと基地局との間のアップリンク接続はドロップされることがある。モバイル通信デバイスと基地局とが接続を再確立して正しいタイミングアドバンス値を決定するには、長い時間がかかることがある。ネットワーク基地局はまた、モバイル通信デバイスに使用される変調符号化方式の冗長性を増大させることがあり、これは、アップリンク接続が復元された後でもスループットの低下につながることがある。
この問題を克服するために、様々な実施形態は、モバイル通信デバイス(たとえば、モバイル通信デバイス)のプロセッサを用いて実装される、モバイル通信デバイス上のタイミングアドバンス値を調整するための方法を提供する。この方法は、誤りである可能性が高いタイミングアドバンス調整値を無視することができる。
様々な実施形態で、モバイル通信デバイスは、マルチSIM通信デバイス、たとえばDSDSデバイスであってよく、DSDSデバイスにおいては、異なるネットワークに関連付けられた2つのサブスクリプションが、1つのRFリソースを共有する。例として、サブスクリプションは、LTEサブスクリプションおよびGSM(登録商標)サブスクリプションである場合がある。アクティブサブスクリプション(たとえばLTE)からアイドルサブスクリプション(たとえばGSM(登録商標))へのチューンアウェイの後、アクティブサブスクリプションのネットワーク基地局は、タイミングアドバンス調整値を計算してモバイル通信デバイスに送ることができる。モバイル通信デバイスがタイミングアドバンス調整値を受信すると、モバイル通信デバイスのプロセッサが、チューンアウェイの終了からいくらかの数N個のサブフレームが経過したかどうかを決定することができる。経過したサブフレームがN個未満である場合は、モバイル通信デバイスは、タイミングアドバンス調整値が調整しきい値を超えるかどうかを決定することができる。タイミングアドバンス調整値がしきい値を超えるとの決定に応答して、モバイル通信デバイスは、ネットワークによって送られたタイミングアドバンス調整値を無視することができる。言い換えれば、タイミングアドバンス調整値がしきい値を超える場合は、モバイル通信デバイスは、モバイル通信デバイスに記憶されたタイミングアドバンス値を変更しない。タイミングアドバンス調整値が調整しきい値内である場合、またはチューンアウェイの終了から経過したサブフレームがN個よりも多い場合は、モバイル通信デバイスは、ネットワークから受信したタイミングアドバンス調整値によってタイミングアドバンス値を調整することができる。
タイミングアドバンス調整値を無視することが、ネットワークアップリンク接続の素早い復元につながらない場合、モバイル通信デバイスは、従来方法を使用してアップリンク接続を復元することができる。こうするために、モバイル通信デバイスは、ネットワークとのアップリンク接続が復元されたかどうかを決定することができる。アップリンク接続が復元された場合は、モバイル通信デバイスは、通常どおり動作することができる。アップリンク接続が復元されていない場合は、モバイル通信デバイスは、モバイル通信デバイスが基地局からのタイミングアドバンス調整値を最初に無視してから所定の時間量(たとえばXミリ秒)が経過したかどうかを決定することができる。所定の時間量が経過していない場合は、モバイル通信デバイスは、タイミングアドバンス調整値をネットワークから受信して値を調整しきい値と比較することを継続することができる。所定の時間量が経過した場合は、モバイル通信デバイスは、ランダムアクセスチャネル(RACH)プロシージャを開始して、ネットワーク基地局とのアップリンク接続を再確立することができる。
様々な実施形態が、少なくとも2つのモバイル電話ネットワークなどの多様な通信システム100内で実装されてよく、この例が図1に示されている。第1のモバイルネットワーク102および第2のモバイルネットワーク104は通常、それぞれ、複数のセルラー基地局(たとえば、第1の基地局130および第2の基地局140)を含む。第1のマルチSIM通信デバイス110が、第1の基地局130へのセルラー接続132を介して第1のモバイルネットワーク102と通信していてよい。第1のマルチSIM通信デバイス110はまた、第2の基地局140へのセルラー接続142を介して第2のモバイルネットワーク104と通信していてよい。第1の基地局130は、有線接続134を介して第1のモバイルネットワーク102と通信していてよい。第2の基地局140は、有線接続144を介して第2のモバイルネットワーク104と通信していてよい。
第2のマルチSIM通信デバイス120も同様に、第1の基地局130へのセルラー接続132を介して第1のモバイルネットワーク102と通信することができる。第2のマルチSIM通信デバイス120はまた、第2の基地局140へのセルラー接続142を介して第2のモバイルネットワーク104と通信することができる。セルラー接続132および142は、4G LTE、3G、CDMA、TDMA、WCDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、および他のモバイル電話通信技術など、双方向ワイヤレス通信リンクを介してなされてよい。
マルチSIM通信デバイス110、120は、第1の基地局130および第2の基地局140から異なる距離にあるものとすることができる。たとえば、マルチSIM通信デバイス110は、マルチSIM通信デバイス120よりも、第1の基地局130にずっと近いものとすることができる。第1の基地局130は、マルチSIM通信デバイス110、120についてのタイムトラッキングループを維持して、マルチSIM通信デバイス110、120と第1の基地局130との間の距離を常に把握していることができる。タイムトラッキングループを使用して、マルチSIM通信デバイス110、120についてのタイミングアドバンス調整値を生成することができ、このタイミングアドバンス調整値は、第1の基地局130とマルチSIM通信デバイス110、120との間の距離の変化に依存する。マルチSIM通信デバイス110、120は、それぞれタイミングアドバンス値を維持することができ、このタイミングアドバンス値は、第1の基地局130によって計算されてマルチSIM通信デバイス110、120の各々に送信されるタイミングアドバンス調整値によって、調整される。第2の基地局140もまた、第1の基地局130と同様に、マルチSIM通信デバイス110、120についてのタイムトラッキングループを維持することができる。
マルチSIM通信デバイス110、120が第1のモバイルネットワーク102に、および任意選択で第2のモバイルネットワーク104に接続されるのが示されているが、いくつかの実施形態(図示せず)では、マルチSIM通信デバイス110、120は、2つ以上のモバイルネットワークへの2つ以上のサブスクリプションを含むことができ、上述したのと同様にしてこれらのサブスクリプションに接続することができる。
いくつかの実施形態では、第1のマルチSIM通信デバイス110は、任意選択で、第1のマルチSIM通信デバイス110との関連で使用される周辺デバイス150とのワイヤレス接続152を確立することができる。たとえば、第1のマルチSIM通信デバイス110は、Bluetooth(登録商標)リンクを介して、Bluetooth(登録商標)対応パーソナルコンピューティングデバイス(たとえば「スマートウォッチ」)と通信することができる。いくつかの実施形態では、第1のマルチSIM通信デバイス110は、任意選択で、Wi-Fi接続などを介して、ワイヤレスアクセスポイント160とのワイヤレス接続162を確立することができる。ワイヤレスアクセスポイント160は、有線接続166を介してインターネット164または別のネットワークに接続するように構成されてよい。
図示されていないが、第2のマルチSIM通信デバイス120も同様に、ワイヤレスリンクを介して周辺デバイス150および/またはワイヤレスアクセスポイント160と接続するように構成されてよい。
図2は、様々な実施形態を実装するのに適したマルチSIM通信デバイス200の機能ブロック図である。図1〜図2を参照すると、マルチSIM通信デバイス200は、述べたようなマルチSIM通信デバイス110、120のうちの1つまたは複数と同様であってよい。マルチSIM通信デバイス200は、第1のSIMインターフェース202aを備えることができ、第1のSIMインターフェース202aは、第1のサブスクリプションに関連付けられた第1の識別モジュールSIM-1 204aを受けることができる。マルチSIM通信デバイス200はまた、任意選択で第2のSIMインターフェース202bを備えることもでき、第2のSIMインターフェース202bは、第2のサブスクリプションに関連付けられた任意選択の第2の識別モジュールSIM-2 204bを受けることができる。
様々な実施形態におけるSIMは、たとえばGSM(登録商標)および/またはUMTSネットワークへのアクセスを可能にする、SIMおよび/またはUSIMアプリケーションを用いて構成されたユニバーサル集積回路カード(UICC:Universal Integrated Circuit Card)であってよい。UICCはまた、電話帳および他のアプリケーションのためのストレージを提供することもできる。別法として、CDMAネットワークにおいては、SIMは、UICC取外し可能ユーザ識別モジュール(R-UIM:removable user identity module)、またはカード上のCDMA加入者識別モジュール(CSIM)であってもよい。SIMカードは、CPU、ROM、RAM、EEPROM、およびI/O回路を有することができる。
様々な実施形態で使用されるSIMは、ユーザアカウント情報、国際モバイル加入者識別(IMSI)、1組のSIMアプリケーションツールキット(SAT)コマンド、および、電話帳連絡先のための記憶空間、を含むことができる。SIMカードはさらに、SIMカードネットワークオペレータプロバイダを識別するために、ホーム識別子(たとえばシステム識別番号(SID)/ネットワーク識別番号(NID)ペア、ホームPLMN(HPLMN)コードなど)を記憶することもできる。集積回路カード識別(ICCID)SIMシリアル番号が、識別のためにSIMカード上にプリントされていることもある。しかし、SIMは、マルチSIM通信デバイス200のメモリの一部の内で(たとえばメモリ214中で)実装されてもよく、したがって、別個のまたは取外し可能な回路、チップ、またはカードである必要がない場合もある。
マルチSIM通信デバイス200は、汎用プロセッサ206など、少なくとも1つのコントローラを備えることができ、汎用プロセッサ206は、コーダ/デコーダ(CODEC)208に結合されてよい。そしてCODEC 208は、スピーカ210およびマイクロフォン212に結合されてよい。汎用プロセッサ206はまた、メモリ214にも結合されてよい。メモリ214は、プロセッサ実行可能命令を記憶する非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であってよい。たとえば、命令は、第1または第2のサブスクリプションに関係する通信データを、対応するベースバンドRFリソースチェーンを介してルーティングすることを含むことができる。
メモリ214は、オペレーティングシステム(OS)、ならびにユーザアプリケーションソフトウェアおよび実行可能命令を記憶することができる。メモリ214はまた、アレイデータ構造などのアプリケーションデータを記憶することもできる。メモリ214はまた、ネットワーク基地局との通信に関するタイミングオフセットを決定するためのタイミングアドバンス値を記憶することもできる。
汎用プロセッサ206およびメモリ214は、それぞれ、少なくとも1つのベースバンドモデムプロセッサ216に結合されてよい。マルチSIM通信デバイス200中の各SIMおよび/またはRAT(たとえば、SIM-1 204aおよび/またはSIM-2 204b)は、ベースバンド-RFリソースチェーンに関連付けられてよい。ベースバンド-RFリソースチェーンは、ベースバンドモデムプロセッサ216を含むことができ、ベースバンドモデムプロセッサ216は、RATとの通信/RATの制御のための、ベースバンド/モデム機能を実施することができる。ベースバンド-RFリソースチェーンはまた、1つまたは複数の増幅器および無線機を含むことができ、これらは、本明細書では一般にRFリソース(たとえばRFリソース218)と呼ばれる。いくつかの実施形態では、ベースバンド-RFリソースチェーンは、ベースバンドモデムプロセッサ216(すなわち、マルチSIM通信デバイス200上のすべてのRATについてのベースバンド/モデム機能を実施する単一のデバイス)を共有することができる。他の実施形態では、各ベースバンド-RFリソースチェーンは、物理的にまたは論理的に別々のベースバンドプロセッサ(たとえば、BB1、BB2)を含むことができる。
RFリソース218は、マルチSIM通信デバイス200上のSIM/RATの各々についての送信/受信機能を実施する送受信機であってよい。RFリソース218は、別々の送信回路および受信回路を含んでもよく、または、送信機機能と受信機機能とを結合した送受信機を含んでもよい。いくつかの実施形態では、RFリソース218は、複数の受信回路を含むことができる。RFリソース218は、ワイヤレスアンテナ(たとえばワイヤレスアンテナ220)に結合されてよい。RFリソース218はまた、ベースバンドモデムプロセッサ216にも結合されてよい。
いくつかの実施形態では、汎用プロセッサ206、メモリ214、ベースバンドプロセッサ216、およびRFリソース218は、システムオンチップ250としてマルチSIM通信デバイス200に備わってよい。いくつかの実施形態では、第1および第2のSIM204a、204b、ならびにそれらに対応するインターフェース202a、202bは、システムオンチップ250の外部にあってよい。さらに、様々な入力および出力デバイスが、インターフェースやコントローラなど、システムオンチップ250上のコンポーネントに結合されてもよい。マルチSIM通信デバイス200中での使用に適したユーザ入力コンポーネントの例は、次のものに限定されないが、キーパッド224、タッチスクリーンディスプレイ226、およびマイクロフォン212を含むことができる。
いくつかの実施形態では、キーパッド224、タッチスクリーンディスプレイ226、マイクロフォン212、またはこれらの組合せは、発呼を開始する要求を受け取る機能を実施することができる。たとえば、タッチスクリーンディスプレイ226は、連絡先リストからの連絡先の選択を受け取ること、または電話番号を受け取ることができる。別の例では、タッチスクリーンディスプレイ226とマイクロフォン212のいずれかまたは両方は、発呼を開始する要求を受け取る機能を実施することができる。たとえば、タッチスクリーンディスプレイ226は、連絡先リストからの連絡先の選択を受け取ること、または電話番号を受け取ることができる。別の例として、発呼を開始する要求は、マイクロフォン212を介して受け取られる音声コマンドの形であってもよい。当技術分野で知られているように、マルチSIM通信デバイス200中の様々なソフトウェアモジュールおよび機能の間にインターフェースが提供されて、それらの間の通信が可能にされてよい。
2つのSIM204a、204b、ベースバンドプロセッサBB1、BB2、RFリソース218、およびワイヤレスアンテナ220、221は、ともに機能して、2つ以上の無線アクセス技術(RAT)を構成することができる。たとえば、マルチSIM通信デバイス200は、LTEおよびGSM(登録商標)など2つの異なるRATをサポートするように構成されたSIMとベースバンドプロセッサとRFリソースとを備えた、SRLTE通信デバイスであってよい。追加のモバイルネットワークに接続するための、より多くのSIMカード、SIMインターフェース、RFリソース、およびアンテナを追加することによって、より多くのRATをマルチSIM通信デバイス200上でサポートすることもできる。
いくつかの実施形態(図示せず)では、マルチSIM通信デバイス200はとりわけ、追加のモバイルネットワークとのサブスクリプション通信をサポートするために、追加のSIMカード、SIMインターフェース、追加のSIMカードに関連付けられた複数のRFリソース、および追加のアンテナを備えることができる。
図3に、LTEネットワークの場合のeNodeB局など、ネットワーク基地局についてのタイミングアドバンスの動作を示す。図1〜図3を参照すると、タイミング図300は、UE1としてラベル付けされた第1のモバイル通信デバイス302と、UE2としてラベル付けされた第2のモバイル通信デバイス304とについてのアップリンク送信を示す。モバイル通信デバイス302および304は、eNodeBとしてラベル付けされた基地局306と通信する。図示の例では、モバイル通信デバイス302および304は、基地局306から異なる距離にある。たとえば、モバイル通信デバイス302は、モバイル通信デバイス304よりも基地局306から離れているものとすることができる。基地局306は、モバイル通信デバイス302、304からの通信を受信するために特定のタイムスロットを割り振るが、これらのタイムスロットは、図3では垂直の破線によって示されている。基地局306は、モバイル通信デバイス302、304についてのタイミングアドバンス調整値を生成するタイムトラッキングループを有することができる。
モバイル通信デバイス304は、タイミングアドバンス値314を用いて、データブロック310a、310bを送信することができる。タイミングアドバンス値314は、データブロック310a、310bがモバイル通信デバイス304に対する割り振られたタイムスロットの間に基地局306に到着するように、モバイル通信デバイス304がデータブロック310a、310bを送信する際に用いるべき、時間オフセットを表すことができる。同様に、モバイル通信デバイス302は、タイミングアドバンス値312を用いて、データブロック308a、308bを送信することができる。タイミングアドバンス値312は、データブロック308a、308bがモバイル通信デバイス302に対する割り振られたタイムスロットの間に基地局306に到達するように、モバイル通信デバイス302がデータブロック308a、308bを送信する際に用いるべき、時間オフセットを表すことができる。タイミングアドバンス値312、314は最初、アップリンク接続が初めて確立されるときには0であってよいが、基地局306によって定期的に調整される。図3に示す例では、タイミングアドバンス値312は、タイミングアドバンス314よりも大きい。これは、モバイル通信デバイス302がモバイル通信デバイス304よりも基地局306から離れていることを示すことができる。距離の差は、データブロック308a、308bが、データブロック310a、310bよりも、基地局306に到達するのに長い時間がかかることを意味する。したがって、データブロック308a、308bが基地局306に到達するのに必要とされる追加の時間を補償するために、タイミングアドバンス値312はより大きい。アップリンクタイミングに影響する可能性のある他の要因は、伝搬環境の変化、モバイル通信デバイス中の振動ドリフト、および、距離の変化に関係しないドップラ効果を含む。タイミングアドバンス値312、314は、それぞれモバイル通信デバイス302、304に記憶されてよい。
基地局306は、基地局306にキャンプオンされたモバイル通信デバイス302、304および他のデバイスの各々について、タイムトラッキングループを記憶することができる。タイムトラッキングループは、タイミングアドバンス調整値を計算することができ、次いで、タイミングアドバンス調整値はモバイル通信デバイス302、304に送られる。タイミングアドバンス値は、整数、たとえば0〜63の間の整数として表現されてよい。各整数は、時間単位、たとえば約2分の1マイクロ秒(0.5μs)に対応してよい。
基地局306は、基地局306とモバイル通信デバイス302、304との間のアップリンクタイミングを定期的に再計算することができる。基地局306は、アップリンクタイミング計算に基づいて、モバイル通信デバイス302、304についてのタイミングアドバンス調整値を決定することができる。基地局306は、モバイル通信デバイス302、304の各々についてのタイミングアドバンス調整値を生成することができる。タイミングアドバンス調整値は、距離の変化または他の要因に基づいて、モバイル通信デバイス302、304についてのタイミングアドバンス値を調整する。基地局306は、タイミングアドバンス調整値をモバイル通信デバイス302、304の各々に送り、この結果、モバイル通信デバイス302、304の各々に記憶されたタイミングアドバンス値が変更される。
時として、基地局は、タイミングアドバンス調整値を決定する際にエラーを犯すことがあり、これは、基地局に送信するモバイル通信デバイス間の送信衝突につながることがある。図4に、決定されたタイミングアドバンス調整値のエラーの例を示す。図1〜図4を参照すると、タイミング図400は、UE1としてラベル付けされた第1のモバイル通信デバイス402と、UE2としてラベル付けされた第2のモバイル通信デバイス404とについてのアップリンク通信を示す。モバイル通信デバイス402および404は、eNodeBとしてラベル付けされた基地局406と通信する。モバイル通信デバイス402および404は、基地局406から異なる距離にある。たとえば、モバイル通信デバイス402は、モバイル通信デバイス404よりも基地局406から離れているものとすることができる。基地局406は、モバイル通信デバイス402、404からの送信を受信するために特定のタイムスロットを割り振るが、これらのタイムスロットは、図4では垂直の破線で示されている。基地局406は、モバイル通信デバイス402、404についてのタイミングアドバンス値を追跡するタイムトラッキングループを有することができる。
モバイル通信デバイス404は、タイミングアドバンス値414を含めてデータブロック410a、410bを送信することができる。タイミングアドバンス値414は、データブロック410a、410bがモバイル通信デバイス404に対する割り振られたタイムスロットの間に基地局406に到着するように、モバイル通信デバイス404がデータブロック410a、410bを送信する際に用いるべき、時間オフセットを表すことができる。モバイル通信デバイス402は、タイミングアドバンス値412を用いてデータブロック408aを送信するようにスケジュールされる場合がある。しかし、図示の例では、このとき、モバイル通信デバイス402は、基地局406と通信するアクティブサブスクリプションから、別のネットワークと通信する別のサブスクリプションへのチューンアウェイを実施する。たとえば、モバイル通信デバイス402は、基地局406と通信するLTEサブスクリプションから、別の基地局と通信するGSM(登録商標)サブスクリプションにチューンアウェイすることがある。この結果、データブロック408aは、基地局406に送信されない。
チューンアウェイが完了すると、基地局406は、アップリンクタイミングの実際の変化に対応しない、モバイル通信デバイス402についての誤ったタイミングアドバンス調整値を計算することがある。たとえば、モバイル通信デバイス402はチューンアウェイ前から移動していないことがあるが、基地局は、正のタイミングアドバンス調整値を計算することがあり、これは、モバイル通信デバイス402が基地局406からさらに離れたことを示す。基地局406は、誤ったタイミングアドバンス調整値をモバイル通信デバイス402に通信することがある。モバイル通信デバイスは、タイミングアドバンス調整値によってタイミングアドバンス値412を調整し、これは新しいタイミングアドバンス値416となる。図4に示す例では、タイミングアドバンス値416はタイミングアドバンス値412よりも大きいが、基地局406によって計算されるタイミングアドバンス調整値に応じて、タイミングアドバンス値416はより小さい場合もある。
モバイル通信デバイス402が図示のようにタイミングアドバンス値416を使用してデータブロック408bを基地局406に送信した場合、データブロック408bは、モバイル通信デバイス404によるデータブロック410bの送信の終了前に基地局406に到着する。このことが起こった場合、基地局406は、割り振られたタイムスロットでデータブロック408bが到着しなかったので、データブロック408bを無視することがある。この結果、モバイル通信デバイス402と基地局406との間のアップリンク接続が失われる。アップリンク接続が再確立されるには長い時間がかかることがあり、基地局は、モバイル通信デバイス402と通信するのに使用される変調符号化方式の効力を低減することによって、モバイル通信デバイス402にペナルティを科すことがある。
図5に、様々な実施形態による、基地局が誤ったタイミングアドバンス調整値を送信したときに生じる可能性のある問題を回避するようにモバイル通信デバイス上のタイミングアドバンス値を調整するための方法500を示す。図1〜図5を参照すると、方法500は、モバイル通信デバイス(マルチSIM通信デバイス110、120、および200など)のプロセッサ(たとえば、汎用プロセッサ206、ベースバンドモデムプロセッサ216、別個のコントローラ、および/またはその他)を用いて実装されてよい。モバイル通信デバイスは、2つ以上のサブスクリプションによって共有される1つのRFリソースを有することができる(DSDS通信デバイス)。
ブロック502で、モバイル通信デバイスプロセッサは、タイミングアドバンス調整値をネットワーク基地局から受信することができる。タイミングアドバンス調整値は、モバイル通信デバイスと基地局との間のアップリンクタイミングのデバイス決定に基づくものであってよい。アップリンクタイミングは、モバイル通信デバイスによって送られたアップリンク信号が基地局に到達するのにかかる時間量を測定することによって、決定されてよい。アップリンクタイミングの変化は、いくつかの要因による場合があり、これらの要因は、モバイル通信デバイスの移動によるモバイル通信デバイスと基地局との間の距離の変化、伝搬環境の変化、モバイル通信デバイス中の振動ドリフト、および、距離の変化に関係しないドップラ効果を含む。基地局は、タイムトラッキングループを使用して、モバイル通信デバイスと基地局との間のアップリンクタイミング、したがってタイミングアドバンス調整値を追跡することができる。モバイル通信デバイスは、タイミングアドバンス調整値を受信する前に、基地局と通信するサブスクリプションから別のサブスクリプションへのチューンアウェイを完了していることがある。
決定ブロック504で、デバイスプロセッサは、チューンアウェイの終了から所定数のサブフレーム(たとえばN個のサブフレーム)が経過したかどうかを決定することができる。この決定を実施することができるのは、タイミングアドバンス調整値の誤った計算が、チューンアウェイ後すぐに生じる可能性が高く、チューンアウェイが完了してから比較的長時間(たとえば100ミリ秒)後に生じる可能性は低いからである。各サブフレームは、10ミリ秒など、いくらかの時間量にわたって継続することがある。たとえば、N=10である場合は、N個のサブフレームの総時間量は約100ミリ秒とすることができる。チューンアウェイの終了から所定数のサブフレームが経過したとの決定(すなわち、決定ブロック504="Yes")に応答して、デバイスプロセッサは、ブロック510で、受信したタイミングアドバンス調整値を使用して、モバイル通信デバイスに記憶されたタイミングアドバンス値を調整することができる。
チューンアウェイの終了から所定数のサブフレームが経過していないとの決定(すなわち、決定ブロック504="No")に応答して、デバイスプロセッサは、決定ブロック506で、タイミングアドバンス調整値が調整しきい値を超えるかどうかを決定することができる。調整しきい値は、チューンアウェイの時間範囲(たとえば、わずかな秒数の時間範囲)の間にモバイル通信デバイスが妥当に移動できる最大距離に一致する値として設定されてよい。たとえば、調整しきい値は、3、4、または5に設定されてよい。調整しきい値は、過大なタイミングアドバンス調整値、たとえば物理的な不可能性を表す調整値を、モバイル通信デバイスが受け入れるのを防止する。
タイミングアドバンス調整値が調整しきい値を超えないとの決定(すなわち、決定ブロック506="No")に応答して、デバイスプロセッサは、ブロック510で、ネットワークから受信したタイミングアドバンス調整値によって、モバイル通信デバイスに記憶されたタイミングアドバンス値を調整することができる。言い換えれば、タイミングアドバンス調整値が妥当である(しきい値を超えない)場合は、モバイル通信デバイスはタイミングアドバンス調整値を利用することができる。
タイミングアドバンス調整値が調整しきい値を超えるとの決定(すなわち、決定ブロック506="Yes")に応答して、デバイスプロセッサは、ブロック508で、ネットワークから受信したタイミングアドバンス調整値を無視することができる。言い換えれば、モバイル通信デバイスは、タイミングアドバンス調整値がおそらく誤りであると決定すると、モバイル通信デバイスによって記憶された前のタイミングアドバンス値を調整しないものとすることができる。
ブロック510でタイミングアドバンス値をタイミングアドバンス調整値によって調整した後、またはブロック508でタイミングアドバンス調整値を無視した後のいずれかで、デバイスプロセッサは、ネットワーク基地局とのアップリンク接続が復元されたかどうかを決定することができる。基地局とのアップリンク接続が復元されたとの決定(すなわち、決定ブロック512="Yes")に応答して、デバイスプロセッサは、ブロック518で、通常のアップリンク接続プロシージャを継続することができる。
基地局とのアップリンク接続が復元されていないとの決定(すなわち、決定ブロック512="No")に応答して、デバイスプロセッサは、決定ブロック514で、基地局によって送られたタイミングアドバンス調整値をモバイル通信デバイスが最初に無視してから所定の時間量Xが経過したかどうかを決定することができる。所定の時間量Xは、わずかなミリ秒の程度、たとえば20ミリ秒であってよい。所定の時間量は、基地局から受信されたタイミングアドバンス調整値に基づいてタイミングアドバンス値を変更することを介して基地局とのアップリンク接続を確立することに対する時間制限を表すことができる。
基地局によって送られたタイミングアドバンス調整値をモバイル通信デバイスが最初に無視してから所定の時間量が経過していないとの決定(すなわち、決定ブロック514="No")に応答して、デバイスプロセッサは、ブロック502で別のタイミングアドバンス調整値をネットワーク基地局から受信することを含めて、通常どおりに動作し続けてアップリンク接続を確立することができる。言い換えれば、所定の時間量が経過していない限り、モバイル通信デバイスは、基地局から受信したタイミングアドバンス調整値に基づいてタイミングアドバンス値を変更することによって、ネットワークとのアップリンク接続を確立し続けることができる。
基地局によって送られたタイミングアドバンス調整値をモバイル通信デバイスが最初に無視してから所定の時間量が経過したとの決定(すなわち、決定ブロック514="Yes")に応答して、デバイスプロセッサは、基地局とのアップリンク接続を再確立するために、ランダムアクセスチャネル(RACH)プロシージャを開始することができる。RACHプロシージャは、モバイルネットワークにアクセスするためにモバイルデバイスによって使用されるものであり、基地局との接続を再確立するための最後の手段として使用されることが可能である。モバイル通信デバイスは、通常のアップリンク接続が復元される前に、いくつかのRACH通信を実施することができる。
様々な実施形態が、様々なマルチSIM通信デバイスのいずれかにおいて実装されてよく、図6にこれらのデバイスの例(たとえばマルチSIM通信デバイス600)が示されている。図1〜図6を参照すると、マルチSIM通信デバイス600は、マルチSIM通信デバイス110、120、200と同様であってよく、方法500を実装することができる。
マルチSIM通信デバイス600は、タッチスクリーンコントローラ604と内部メモリ606とに結合されたプロセッサ602を備えることができる。プロセッサ602は、一般的なまたは特定の処理タスクに指定された1つまたは複数のマルチコア集積回路であってよい。内部メモリ606は、揮発性または不揮発性メモリであってよく、また、セキュアおよび/もしくは暗号化メモリ、または非セキュアおよび/もしくは非暗号化メモリ、あるいはこれらの任意の組合せであってよい。タッチスクリーンコントローラ604およびプロセッサ602はまた、抵抗感知タッチスクリーン、静電容量感知タッチスクリーン、赤外線感知タッチスクリーンなど、タッチスクリーンパネル612にも結合されてよい。加えて、マルチSIM通信デバイス600のディスプレイは、タッチスクリーン機能を有する必要はない。
マルチSIM通信デバイス600は、プロセッサ602と1つまたは複数のアンテナ610とに結合され、セルラー通信を送受信するように構成された、1つまたは複数のセルラーネットワーク送受信機608を有することができる。1つまたは複数の送受信機608および1つまたは複数のアンテナ610は、様々な実施形態方法を実装するために前述の回路とともに使用されてよい。マルチSIM通信デバイス600は、1つまたは複数の送受信機608および/またはプロセッサ602に結合された、かつ前述のように構成される場合のある、1つまたは複数のSIMカード616を備えることができる。
マルチSIM通信デバイス600はまた、オーディオ出力を提供するためのスピーカ614を備えることができる。マルチSIM通信デバイス600はまた、本明細書で論じられるコンポーネントのすべてまたはいくつかを収容するための、プラスチック、金属、または材料の組合せで構築された筐体620を備えることができる。マルチSIM通信デバイス600は、使い捨てのまたは充電式の電池など、プロセッサ602に結合された電源622を備えることができる。充電式電池はまた、マルチSIM通信デバイス600外部のソースから充電電流を受け取るために、周辺デバイス接続ポートに結合されてよい。マルチSIM通信デバイス600はまた、ユーザ入力を受け取るための物理的ボタン624を備えることができる。マルチSIM通信デバイス600はまた、マルチSIM通信デバイス600をオンおよびオフにするための電源ボタン626を備えることができる。
前述の方法記述およびプロセス流れ図は、説明的な例として提供するにすぎず、提示された順序で様々な実施形態のステップが実施されなければならないことを必要とするものとも含意するものともしない。当業者には認識されるであろうが、前述の実施形態におけるステップは、任意の順序で実施されてよい。「その後」、「次いで」、「次に」などの単語は、ステップの順序を限定するものとはしない。これらの単語は単に、方法についての記述の中で読者を導くために使用される。さらに、特許請求の要素が単数形で、たとえば冠詞「a」、「an」、または「the」を使用して言及される場合、これはどんな場合でも、要素を単数形に限定するものと解釈されるべきではない。
本明細書で開示される実施形態との関連で述べた様々な説明的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装される場合がある。この、ハードウェアとソフトウェアとの交換可能性を明確に示すために、様々な説明的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記では概してそれらの機能性に関して述べた。そのような機能性がハードウェアとして実装されるかソフトウェアとして実装されるかは、システム全体に課される特定の適用および設計制約に依存する。当業者なら前述の機能性を特定の適用例ごとに様々な方法で実装することができるが、そのような実装決定は、本実施形態の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。
本明細書で開示される態様との関連で述べた様々な説明的なロジック、論理ブロック、モジュール、および回路を実装するのに使用されるハードウェアは、本明細書に記載の機能を実施するように設計された、汎用プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラム可能ロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、またはこれらの任意の組合せを用いて、実装または実施される場合がある。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替では、プロセッサは、任意の従来型プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せとして、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または他の任意のそのような構成として、実装されてもよい。別法として、いくつかのステップまたは方法は、所与の機能に特有の回路によって実施されてもよい。
1つまたは複数の例示的な態様では、述べた機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組合せにおいて実装される場合がある。ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体または非一時的なプロセッサ可読記憶媒体上に記憶されてよい。本明細書で開示される方法またはアルゴリズムのステップは、非一時的なコンピュータ可読またはプロセッサ可読記憶媒体上にある場合のある、プロセッサ実行可能ソフトウェアモジュール中で具体化されてよい。非一時的なコンピュータ可読またはプロセッサ可読記憶媒体は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセスできる任意の記憶媒体であってよい。限定ではなく例として、そのような非一時的なコンピュータ可読またはプロセッサ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、FLASHメモリ、CD-ROMもしくは他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または、所望のプログラムコードを命令もしくはデータ構造の形で記憶するのに使用できコンピュータによってアクセスできる他の任意の媒体、を含むことができる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光学ディスク(disc)、ディジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せも、非一時的なコンピュータ可読およびプロセッサ可読媒体の範囲に含まれる。加えて、方法またはアルゴリズムの動作は、コードおよび/または命令の、1つまたは任意の組合せもしくはセットとして、非一時的なプロセッサ可読記憶媒体および/またはコンピュータ可読記憶媒体上にあってよく、この記憶媒体はコンピュータプログラム製品に組み入れられる場合がある。
開示される実施形態についての以上の記述は、任意の当業者が本実施形態を作成または使用できるようにするために提供するものである。これらの実施形態に対する様々な修正が当業者にはすぐに明らかであろうし、本明細書で定義される一般原理は、書かれた記述の趣旨および範囲を逸脱することなくいくつかの実施形態に適用されることが可能である。したがって、本開示は、本明細書で示される実施形態に限定されるものとはせず、後続の特許請求の範囲と、本明細書で開示される原理および新規な特徴とに一致する最も広い範囲を与えられることになる。
100 通信システム
102 第1のモバイルネットワーク
104 第2のモバイルネットワーク
110 第1のマルチSIM通信デバイス
120 第2のマルチSIM通信デバイス
130 第1の基地局
132 セルラー接続
134 有線接続
140 第2の基地局
142 セルラー接続
144 有線接続
150 周辺デバイス
152 ワイヤレス接続
160 ワイヤレスアクセスポイント
162 ワイヤレス接続
164 インターネット
166 有線接続
200 マルチSIM通信デバイス
202a 第1のSIMインターフェース
202b 第2のSIMインターフェース
204a 第1の識別モジュールSIM-1
204b 第2の識別モジュールSIM-2
206 汎用プロセッサ
208 コーダ/デコーダ(CODEC)
210 スピーカ
212 マイクロフォン
214 メモリ
216 ベースバンドモデムプロセッサ
218 RFリソース
220 ワイヤレスアンテナ
224 キーパッド
226 タッチスクリーンディスプレイ
230 干渉管理ユニット
250 システムオンチップ
302 第1のモバイル通信デバイス
304 第2のモバイル通信デバイス
306 基地局
308a データブロック
308b データブロック
310a データブロック
310b データブロック
312 タイミングアドバンス値
314 タイミングアドバンス値
402 第1のモバイル通信デバイス
404 第2のモバイル通信デバイス
406 基地局
408a データブロック
408b データブロック
410a データブロック
410b データブロック
412 タイミングアドバンス値
414 タイミングアドバンス値
416 タイミングアドバンス値
600 マルチSIM通信デバイス
602 プロセッサ
604 タッチスクリーンコントローラ
606 内部メモリ
608 セルラーネットワーク送受信機
610 アンテナ
612 タッチスクリーンパネル
614 スピーカ
616 SIMカード
620 筐体
622 電源
624 物理的ボタン
626 電源ボタン

Claims (16)

  1. モバイル通信デバイス上のタイミングアドバンス値を調整するための方法であって、
    チューンアウェイが完了してから所定数のサブフレーム後に基地局からタイミングアドバンス調整値が前記モバイル通信デバイスにおいて受信されるかどうかを決定するステップと、
    前記チューンアウェイが完了してから所定数のサブフレームより前に前記タイミングアドバンス調整値が受信されるとの決定に応答して、前記モバイル通信デバイスにおいて受信された前記タイミングアドバンス調整値が、タイミングアドバンス値の最大の許容可能な調整を示す調整しきい値を超えるかどうかを決定するステップと、
    前記タイミングアドバンス調整値が前記調整しきい値を超えるとの決定に応答して前記タイミングアドバンス調整値を無視するステップと、
    前記チューンアウェイが完了してから所定数のサブフレーム後に前記タイミングアドバンス調整値が受信されるとの決定に応答して、前記モバイル通信デバイスに記憶されたタイミングアドバンス値を前記タイミングアドバンス調整値によって調整するステップと、
    を含む方法。
  2. 前記タイミングアドバンス調整値が前記調整しきい値を超えないとの決定に応答して、前記モバイル通信デバイスに記憶されたタイミングアドバンス値を前記タイミングアドバンス調整値によって調整するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記タイミングアドバンス調整値を無視してから所定の時間量後に前記モバイル通信デバイスがネットワークとのアップリンク接続を再確立したかどうかを決定するステップと、
    前記タイミングアドバンス調整値を無視してから前記所定の時間量後に前記モバイル通信デバイスが前記ネットワークとの前記アップリンク接続を再確立していないとの決定に応答して、ランダムチャネルアクセスプロシージャを実施するステップと、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記タイミングアドバンス調整値を無視するステップが、前に前記モバイル通信デバイスに記憶されたタイミングアドバンス値を利用して基地局と通信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記調整しきい値が、指定された時間枠内で前記モバイル通信デバイスが妥当に移動できる最大距離に一致する値である、請求項1に記載の方法。
  6. 無線周波数(RF)リソースと、
    メモリと、
    前記RFリソースおよび前記メモリに結合され、2つ以上の加入者識別モジュール(「SIM」)モジュールに接続するように構成されたプロセッサと、
    を備えるモバイル通信デバイスであって、前記プロセッサが、
    チューンアウェイが完了してから所定数のサブフレーム後に基地局からタイミングアドバンス調整値が前記モバイル通信デバイスにおいて受信されるかどうかを決定するステップと、
    前記チューンアウェイが完了してから所定数のサブフレームより前に前記タイミングアドバンス調整値が受信されるとの決定に応答して、前記モバイル通信デバイスにおいて受信された前記タイミングアドバンス調整値がタイミングアドバンス値の最大の許容可能な調整を示す調整しきい値を超えるかどうかを決定するステップと、
    前記タイミングアドバンス調整値が前記調整しきい値を超えるとの決定に応答して前記タイミングアドバンス調整値を無視するステップと、
    前記チューンアウェイが完了してから所定数のサブフレーム後に前記タイミングアドバンス調整値が受信されるとの決定に応答して、前記メモリに記憶されたタイミングアドバンス値を前記タイミングアドバンス調整値によって調整するステップと、
    を行うためのプロセッサ実行可能命令によって構成された、モバイル通信デバイス。
  7. 前記プロセッサがさらに、前記タイミングアドバンス調整値が前記調整しきい値を超えないとの決定に応答して、前記メモリに記憶されたタイミングアドバンス値を前記タイミングアドバンス調整値によって調整するステップを行うためのプロセッサ実行可能命令によって構成された、請求項6に記載のモバイル通信デバイス。
  8. 前記プロセッサがさらに、
    前記タイミングアドバンス調整値を無視してから所定の時間量後に前記モバイル通信デバイスがネットワークとのアップリンク接続を再確立したかどうかを決定するステップと、
    前記タイミングアドバンス調整値を無視してから前記所定の時間量後に前記モバイル通信デバイスが前記ネットワークとの前記アップリンク接続を再確立していないとの決定に応答して、ランダムチャネルアクセスプロシージャを実施するステップと、
    を行うためのプロセッサ実行可能命令によって構成された、請求項6に記載のモバイル通信デバイス。
  9. 前記プロセッサがさらに、前に前記メモリに記憶されたタイミングアドバンス値を利用して基地局と通信することによって前記タイミングアドバンス調整値を無視するステップを行うためのプロセッサ実行可能命令によって構成された、請求項6に記載のモバイル通信デバイス。
  10. 前記調整しきい値が、指定された時間枠内で前記モバイル通信デバイスが妥当に移動できる最大距離に一致する値である、請求項6に記載のモバイル通信デバイス。
  11. チューンアウェイが完了してから所定数のサブフレーム後に基地局からタイミングアドバンス調整値がモバイル通信デバイスにおいて受信されるかどうかを決定するための手段と、
    前記チューンアウェイが完了してから所定数のサブフレームより前に前記タイミングアドバンス調整値が受信されるとの決定に応答して、前記モバイル通信デバイスにおいて受信された前記タイミングアドバンス調整値がタイミングアドバンス値の最大の許容可能な調整を示す調整しきい値を超えるかどうかを決定するための手段と、
    前記タイミングアドバンス調整値が前記調整しきい値を超えるとの決定に応答して前記タイミングアドバンス調整値を無視するための手段と、
    前記チューンアウェイが完了してから所定数のサブフレーム後に前記タイミングアドバンス調整値が受信されるとの決定に応答して、前記モバイル通信デバイスに記憶されたタイミングアドバンス値を前記タイミングアドバンス調整値によって調整するための手段と
    を備えるモバイル通信デバイス。
  12. プロセッサ実行可能命令が記憶された非一時的なプロセッサ可読記憶媒体であって、前記プロセッサ実行可能命令が、モバイル通信デバイスのプロセッサに、
    チューンアウェイが完了してから所定数のサブフレーム後に基地局からタイミングアドバンス調整値が前記モバイル通信デバイスにおいて受信されるかどうかを決定するステップと、
    前記チューンアウェイが完了してから所定数のサブフレームより前に前記タイミングアドバンス調整値が受信されるとの決定に応答して、前記モバイル通信デバイスにおいて受信された前記タイミングアドバンス調整値がタイミングアドバンス値の最大の許容可能な調整を示す調整しきい値を超えるかどうかを決定するステップと、
    前記タイミングアドバンス調整値が前記調整しきい値を超えるとの決定に応答して前記タイミングアドバンス調整値を無視するステップと、
    前記チューンアウェイが完了してから所定数のサブフレーム後に前記タイミングアドバンス調整値が受信されるとの決定に応答して、前記モバイル通信デバイスに記憶されたタイミングアドバンス値を前記タイミングアドバンス調整値によって調整するステップと、
    を含む動作を実施させるように構成された、非一時的なプロセッサ可読記憶媒体。
  13. 前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、モバイル通信デバイスのプロセッサに、前記タイミングアドバンス調整値が前記調整しきい値を超えないとの決定に応答して、前記モバイル通信デバイスに記憶されたタイミングアドバンス値を前記タイミングアドバンス調整値によって調整するステップをさらに含む動作を実施させるように構成された、請求項12に記載の非一時的なプロセッサ可読記憶媒体。
  14. 前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、モバイル通信デバイスのプロセッサに、
    前記タイミングアドバンス調整値を無視してから所定の時間量後に前記モバイル通信デバイスがネットワークとのアップリンク接続を再確立したかどうかを決定するステップと、
    前記タイミングアドバンス調整値を無視してから前記所定の時間量後に前記モバイル通信デバイスが前記ネットワークとの前記アップリンク接続を再確立していないとの決定に応答して、ランダムチャネルアクセスプロシージャを実施するステップと、
    をさらに含む動作を実施させるように構成された、請求項12に記載の非一時的なプロセッサ可読記憶媒体。
  15. 前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、モバイル通信デバイスのプロセッサに、前記タイミングアドバンス調整値を無視するステップが前に前記モバイル通信デバイスに記憶されたタイミングアドバンス値を利用して基地局と通信するステップを含むような動作を実施させるように構成された、請求項12に記載の非一時的なプロセッサ可読記憶媒体。
  16. 前記調整しきい値が、指定された時間枠内で前記モバイル通信デバイスが妥当に移動できる最大距離に一致する値である、請求項12に記載の非一時的なプロセッサ可読記憶媒体。
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