JP6506028B2 - エネルギ吸収部材の保持構造 - Google Patents
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Description
図1は、第1の実施の形態にかかるエネルギ吸収部材の保持構造100の一例を示す。図1は、エネルギ吸収部材としてのクラッシュボックス10が車両に取り付けられ、保持される様子を車両の上方側から見た断面図である。図1において、上側が車両の前方側であり、下側が車両の後方側である。以下の説明において、車両の前方側を上側といい、車両の後方側を下側という場合がある。
かかるクラッシュボックス10は、車両が、先行車両や障害物その他の対象物に衝突したときに衝突荷重を受けて圧壊し、衝突エネルギを吸収する部材である。また、クラッシュボックス10は、衝突荷重が大きい場合には、荷重をフロントフレーム4に適切に伝達する役割も担う。かかるクラッシュボックス10は、繊維強化樹脂(FRP)により形成される。本実施形態では、クラッシュボックス10は、熱硬化性樹脂と炭素繊維とを用いた炭素繊維強化樹脂(CFRP)により形成され、高強度、かつ、軽量化を実現可能になっている。
クラッシュボックス10の上側の端部は、第1の保持部材20に対して、接着剤等により接合される。第1の保持部材20は、鉄等に代表される金属からなる。第1の保持部材20は、第1の基部21と、クラッシュボックス10側に向かって突出する第1の立上り部22とを有する。第1の基部21には、クラッシュボックス10の上側の端部が当接する。第1の立上り部22は、円筒形状を有し、クラッシュボックス10の上側の端部の外周部に配置される。第1の立上り部22は、クラッシュボックス10の圧壊の初期において、クラッシュボックス10の上側の端部が外側に拡がりながら潰れることを抑制する。これにより、クラッシュボックス10が衝突荷重を受けたときに、クラッシュボックス10は内側空間に向けて潰れながら進展しやすくなる。
第2の保持部材40は、鉄等に代表される金属からなる。第2の保持部材40は、第2の基部41と、クラッシュボックス10側に向かって突出する第2の立上り部42とを有する。第2の基部41には、クラッシュボックス10の下側の端部が当接する。第2の立上り部42は、円筒形状を有し、クラッシュボックス10の下側の端部の外周部に配置される。クラッシュボックス10の下側の端部は、その外周面が第2の立上り部42に対して接合されている。これにより、クラッシュボックス10と第2の保持部材40との接合面積が大きくなって、フロントバンパに発生する荷重モーメントにも耐えやすくなっている。
ここで、本実施形態にかかるクラッシュボックス10の保持構造100では、クラッシュボックス10の圧壊時において、第1の保持部材20に設けられた第1の立上り部22と、第2の保持部材40に設けられた第2の立上り部42とが干渉しない構成となっている。第1の立上り部22と第2の立上り部42とが干渉しない状態とは、第1の立上り部22の高さH1と、第2の立上り部の高さH2と、第1の基部21と第2の基部41との間に形成される間隙の大きさWとが以下の関係を充足する状態を意味する。
W<H1+H2
図7は、第2の実施の形態にかかるクラッシュボックス10の保持構造200を示す図である。図7は、図1と同様に、バンパビーム2とフロントフレーム4との間に配置されたクラッシュボックス10の保持構造200を車両の上方側から見た断面図である。本実施形態にかかるクラッシュボックス10の保持構造200は、第1の立上り部122及び第2の立上り部142を干渉させないための構成が第1の実施の形態にかかるクラッシュボックス10の保持構造100とは異なる。
図9は、第3の実施の形態にかかるクラッシュボックス10の保持構造300を示す図である。図9は、バンパビーム2とフロントフレーム4との間に配置されたクラッシュボックス10の保持構造300を車両の上方側から見た図である。図9において、フロントフレーム4が仮想線(一点鎖線)で示され、第2の保持部材240に設けられた凹部44が視認されるようになっている。
図11及び図12は、第4の実施の形態にかかるクラッシュボックス10の保持構造500を示す図である。図11は、図9と同様に、バンパビーム2とフロントフレーム4との間に配置されたクラッシュボックス10の保持構造400を車両の上方側から見た図である。図11においても、フロントフレーム4が仮想線(一点鎖線)で示され、第2の保持部材440に設けられた凹部44が視認されるようになっている。また、図12は、本実施形態にかかるクラッシュボックス10の保持構造500を、クラッシュボックス10の軸方向から見た模式図である。
4 フロントフレーム
10 クラッシュボックス(エネルギ吸収部材)
12 テーパ部
20,120.220,320,420 第1の保持部材
21,121,221,321,421 第1の基部
22,122,222,322,422,522 第1の立上り部
40,140,240,340,440,540 第2の保持部材
41,141,241,341,441,541 第2の基部
42,142,242,342,442,542 第2の立上り部
44 凹部
100,200,300,400,500,600 エネルギ吸収部材の保持構造
122a,222a 第1の傾斜面
142a,242a 第2の傾斜面
322a 山部
324 第1の傾斜面
342a 谷部
344 第2の傾斜面
522a 凸部
542a ガイド溝
Claims (8)
- 繊維強化樹脂製の筒状のエネルギ吸収部材と、
前記エネルギ吸収部材の軸方向一端側に当接し、前記エネルギ吸収部材の軸方向一端側の外周部に配置される第1の立上り部を有する第1の保持部材と、
前記エネルギ吸収部材の軸方向他端側に当接し、前記エネルギ吸収部材の軸方向他端側の外周部に配置されるとともに前記エネルギ吸収部材の圧壊時に前記第1の立上り部と干渉しないように設けられた第2の立上り部を有する第2の保持部材と、
を備え、
前記第2の保持部材は、前記第2の立上り部の内側の領域に、前記第1の保持部材とは反対側に突出する凹部を有する、エネルギ吸収部材の保持構造。 - 前記第1の保持部材はバンパビームに固定され、前記第2の保持部材はフロントフレームに固定され、
前記第2の保持部材の前記凹部は、前記フロントフレーム側に突出する、請求項1に記載のエネルギ吸収部材の保持構造。 - 繊維強化樹脂製の筒状のエネルギ吸収部材と、
前記エネルギ吸収部材の軸方向一端側に当接し、前記エネルギ吸収部材の軸方向一端側の外周部に配置される第1の立上り部を有する第1の保持部材と、
前記エネルギ吸収部材の軸方向他端側に当接し、前記エネルギ吸収部材の軸方向他端側の外周部に配置されるとともに前記エネルギ吸収部材の圧壊時に前記第1の立上り部と干渉しないように設けられた第2の立上り部を有する第2の保持部材と、
を備え、
前記第1の立上り部が、前記第2の立上り部に対向する第1の傾斜面を有し、
前記第2の立上り部が、前記第1の立上り部に対向し、前記第1の傾斜面と相似形を有する第2の傾斜面を有し、
前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材を軸方向に当接させた場合に、前記第1の傾斜面と前記第2の傾斜面とが当接する、エネルギ吸収部材の保持構造。 - 前記第1の傾斜面は前記第1の立上り部の外周側に設けられ、前記第2の傾斜面は前記第2の立上り部の内周側に設けられる、請求項3に記載のエネルギ吸収部材の保持構造。
- 繊維強化樹脂製の筒状のエネルギ吸収部材と、
前記エネルギ吸収部材の軸方向一端側に当接し、前記エネルギ吸収部材の軸方向一端側の外周部に配置される第1の立上り部を有する第1の保持部材と、
前記エネルギ吸収部材の軸方向他端側に当接し、前記エネルギ吸収部材の軸方向他端側の外周部に配置されるとともに前記エネルギ吸収部材の圧壊時に前記第1の立上り部と干渉しないように設けられた第2の立上り部を有する第2の保持部材と、
を備え、
前記第1の立上り部及び前記第2の立上り部のいずれか一方は、内周面又は外周面にガイド溝を有し、他方の前記第1の立上り部又は前記第2の立上り部は、前記ガイド溝に係合可能な突部を有する、エネルギ吸収部材の保持構造。 - 繊維強化樹脂製の筒状のエネルギ吸収部材と、
前記エネルギ吸収部材の軸方向一端側に当接し、前記エネルギ吸収部材の軸方向一端側の外周部に配置される第1の立上り部を有する第1の保持部材と、
前記エネルギ吸収部材の軸方向他端側に当接し、前記エネルギ吸収部材の軸方向他端側の外周部に配置されるとともに前記エネルギ吸収部材の圧壊時に前記第1の立上り部と干渉しないように設けられた第2の立上り部を有する第2の保持部材と、
を備え、
前記第1の保持部材側に位置する前記エネルギ吸収部材の軸方向一端側が、端部に向けて縮径するテーパ形状を有する、エネルギ吸収部材の保持構造。 - 前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とを当接させたときに前記第1の立上り部及び前記第2の立上り部によって形成される間隙の大きさが、前記第1の立上り部の高さと前記第2の立上り部の高さとの和より小さい、請求項1〜6のいずれか1項に記載のエネルギ吸収部材の保持構造。
- 前記第1の立上り部が、前記第2の立上り部の外径よりも大きい内径を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のエネルギ吸収部材の保持構造。
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