JP6593027B2 - Composite container - Google Patents
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Description
本発明は、内容物を収納する包装袋を筒状の外装体により覆う複合容器に関する。 The present invention relates to a composite container in which a packaging bag for storing contents is covered with a cylindrical exterior body.
食品等の粉体や粒体の内容物を収納する複合容器は特許文献1に開示される。複合容器は内容物を収納する包装袋と、板紙により筒状に形成される外装体とを備え、外装体に挿通された包装袋の外面と外装体の内面とを接着している。包装袋は積層フィルムに設けられるシール層同士を熱溶着により固着して密封される。包装袋の上部の左右の一端には切り裂き用のノッチが設けられる。外装体は左右端に設けた上下に延びる一対の折曲部で折曲される。また、外装体の左右端には一対の押込部が設けられる。押込部は折曲部を対称軸として前面側及び背面側に設けた曲線の折り線を有している。
A composite container for storing the contents of powders and granules of food and the like is disclosed in
上記構成の複合容器において、ユーザは喫食時にノッチから包装袋を開封する。次に、押込部を内方向に押し込むことにより、外装体の前面及び背面が湾曲して外装体を自立可能な状態に変形させる。この状態を保持して複合容器を電子レンジ内に自立させて加熱する。そして、複合容器が自立した状態で内容物が喫食される。 In the composite container having the above configuration, the user opens the packaging bag from the notch when eating. Next, by pushing the pushing portion inward, the front surface and the back surface of the exterior body are curved, and the exterior body is deformed into a self-supporting state. While maintaining this state, the composite container is heated in a self-standing manner in the microwave oven. Then, the contents are eaten while the composite container is self-supporting.
しかしながら、上記従来の複合容器によると、自立させて電子レンジ内に収納して加熱するため、電子レンジの高さ制限により加熱できない場合がある。従って、複合容器の利便性が悪い問題があった。 However, according to the above-described conventional composite container, since it is self-supported and stored in a microwave oven and heated, it may not be heated due to the height limitation of the microwave oven. Therefore, there is a problem that the convenience of the composite container is poor.
本発明は、利便性を向上できる複合容器を提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the composite container which can improve the convenience.
上記目的を達成するために本発明は、積層フィルムに設けられるシール層同士を固着して密封されるとともに内部に形成される収納空間に内容物を収納する包装袋と、板紙により筒状に形成されるとともに左右端に設けた上下に延びる一対の折曲部で折曲される外装体とを備え、前記外装体に挿通された前記包装袋の外面と前記外装体の内面とを接着部により接着した複合容器において、前記包装袋が前後の一面から突設されるウィング部を有するとともに、前記ウィング部が前記シール層の固着により前記収納空間と隔離される隔離部内に蒸通孔を開口し、前記外装体が前記折曲部を挟んで前面及び背面に上下に延びて形成された第1折り線及び第2折り線を含む一対の押込部を有するとともに、前記押込部を内方向に押し込むことにより前記外装体の前面及び背面が湾曲して前記外装体が自立可能な状態に変形することを特徴とする。 In order to achieve the above-mentioned object, the present invention is formed in a cylindrical shape by a packaging bag for fixing the sealing layers provided in the laminated film and sealing the contents in a storage space formed inside, and paperboard. And an outer body that is bent by a pair of upper and lower bent portions provided at the left and right ends, and an outer surface of the packaging bag inserted through the outer body and an inner surface of the outer body are bonded by an adhesive portion. In the bonded composite container, the packaging bag has a wing portion protruding from one front and rear surfaces, and the wing portion opens a through hole in an isolation portion separated from the storage space by the fixing of the seal layer. The exterior body has a pair of pushing portions including a first fold line and a second fold line formed so as to extend vertically on the front surface and the back surface with the folding portion interposed therebetween, and pushes the pushing portion inwardly. By Front and back of the Kigaiso body said outer body is curved, characterized in that the deformed self-sustainable state.
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記外装体が板紙の周方向の両端を重ねて接着される合着部を有し、前記包装袋の前記ウィング部を設けた面の反対面に面して前記合着部を配したことを特徴とする。 Further, the present invention provides the composite container having the above-described configuration, wherein the exterior body has a joining portion to which both ends in the circumferential direction of the paperboard are overlapped and bonded to the surface opposite to the surface on which the wing portion of the packaging bag is provided. It is characterized in that the joining portion is arranged facing.
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記包装袋の前面の前記積層フィルムの下端と背面の前記積層フィルムの下端とが直接固着され、前記包装袋の底部の左右端に下方が左右方向の中央に向かって傾斜する傾斜部を設けたことを特徴とする。 Further, in the composite container having the above-described configuration, the lower end of the laminated film on the front surface of the packaging bag and the lower end of the laminated film on the back surface are directly fixed to each other. An inclined portion that is inclined toward the center is provided.
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記接着部の下端が前記傾斜部の上端よりも上方に配されることを特徴とする。 In the composite container having the above-described configuration, the lower end of the bonding portion is disposed above the upper end of the inclined portion.
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記包装袋の前面の前記積層フィルムの下端と背面の前記積層フィルムの下端とが直接固着され、前記包装袋の前面及び背面で前記接着部の下端の高さが異なることを特徴とする。 In the composite container having the above-described configuration, the lower end of the laminated film on the front surface of the packaging bag and the lower end of the laminated film on the back surface are directly fixed to each other. It is characterized in that the heights of the two are different.
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記外装体の上端が左右方向の両端に対して中央部を下方に配されることを特徴とする。 Moreover, the present invention is characterized in that, in the composite container having the above-described configuration, the upper end of the exterior body is disposed below the central portion with respect to both ends in the left-right direction.
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記包装袋が左右の端部に切り裂き用のノッチを有し、前記ノッチが前記ウィング部と前記外装体との間に配されることを特徴とする。 In the composite container having the above-described configuration, the packaging bag has a notch for tearing at left and right end portions, and the notch is disposed between the wing portion and the exterior body. To do.
本発明によると、ウィング部が収納空間と隔離される隔離部内に蒸通孔を開口し、押込部を内方向に押し込むことにより外装体の前面及び背面が湾曲して外装体が自立可能な状態に変形する。これにより、電子レンジにより複合容器1を加熱すると蒸通孔から蒸気が流出するため、複合容器を寝かせて加熱することができる。また、外装体の変形により複合容器を自立させて内容物を喫食することができる。従って、電子レンジの高さ制限を受けずに複合容器を加熱して喫食することができ、複合容器の利便性を向上することができる。
According to the present invention, the front and back surfaces of the exterior body are curved and the exterior body can stand by itself by opening the vaporization hole in the isolation part where the wing part is isolated from the storage space and pushing the pushing part inward. Transforms into Thereby, when the
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は第1実施形態の複合容器1の正面図を示しており、図2はA−A断面図を示している。複合容器1は包装袋2及び外装体20を備えている。包装袋2は筒状の外装体20に挿通され、接着部40により外装体20に接着されている。
<First Embodiment>
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 shows a front view of the
図3は包装袋2の分解斜視図を示している。包装袋2は四方シールの平パウチから成り、軟質樹脂フィルムの積層フィルム3、4、5により形成されている。包装袋2の背面には積層フィルム5が配され、前面には積層フィルム3、4が配される。尚、複合容器1の前後方向の一面を前面と称して他面を背面と称するが、前面と背面とを入れ替えても同じである。
FIG. 3 shows an exploded perspective view of the
積層フィルム3の上端部及び積層フィルム4の下端部はそれぞれ前方に折曲して互いに熱溶着部2cにより固着され、ウィング部11を形成する。積層フィルム3の下端部及び両側端部は熱接着部2aによって積層フィルム5の周部に直接固着される。積層フィルム4の上端部及び両側端部は熱接着部2bによって積層フィルム5の周部に直接固着される。
The upper end portion of the laminated
これにより、包装袋2は内部に内容物Nを収納する収納空間8(図2参照)を形成して密封され、包装袋2の前面にはウィング部11が突設される。尚、包装袋2の製造時には一辺を開放して周部を熱接着部2a、2bにより固着し、内容物Nを投入した後に開放状態の一辺が固着される。
As a result, the
図4は積層フィルム3の側面断面図を示している。積層フィルム4、5も積層フィルム3と同様に形成される。積層フィルム3はシール層3b及び基材層3cを積層して形成される。
FIG. 4 shows a side sectional view of the laminated
シール層3bは一般に電子レンジで加熱又は加熱調理される食品包材として使用されているものを使用することができる。具体的には、低密度ポリエチレンフィルム、超低密度ポリエチレンフィルム、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、中密度ポリエチレンフィルム、高密度ポリエチレンフィルム、無延伸ポリプロピレンフィルム、エチレンー酢酸ビニル共重合体フィルム、エチレンーアクリル酸共重合体フィルム、エチレンーメタクリル酸共重合体フィルム、エチレンーメチルアクリレート共重合体フィルム、エチレンーエチルアクリレート共重合体フィルム、エチレンーメチルメタクリレート共重合体フィルムまたはアイオノマーフィルム等を使用できる。
As the
基材層3cはシール層3bよりも外側に設けられ、電子レンジで加熱又は加熱調理される食品用包材として使用されているものを使用することができる。例えば、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、シリカ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム、アルミナ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム、延伸ナイロンフィルム、シリカ蒸着延伸ナイロンフィルム、アルミナ蒸着延伸ナイロンフィルム、延伸ポリプロピレンフィルム、ポリビニルアルコールコート延伸ポリプロピレンフィルム、ナイロン6/メタキシレンジアミンナイロン6共押共延伸フィルムまたはポリプロピレン/エチレンービニルアルコール共重合体共押共延伸フィルム等を使用できる。
The
図1、図2において、包装袋2には前面に突設されるウィング部11と外装体20との間の両端部に包装袋2を切り裂くための切欠きから成るノッチ10が設けられている。ウィング部11には熱接着部2cによって収納空間8と隔離される隔離部6a、6bが形成される。
1 and 2, the
隔離部6aは左右方向の中央部に設けられ、積層フィルム3、4を貫通するC字状の切り込みから成る蒸通孔7aが形成される。隔離部6bは隔離部6aの左右に連通部11aを介してそれぞれ設けられ、積層フィルム3、4を貫通するI字状の切り込みから成る蒸通孔7bが形成される。連通部11aは収納空間8と連通して形成される。
The
複合容器1を電子レンジにより加熱した際に包装袋2の膨張によって隔離部6a、6bの周囲の熱接着部2cが剥がれ、蒸通孔7a、7bを介して蒸通する。蒸通孔7a、7bを貫通穴により形成してもよい。
When the
図5は外装体20の展開図を示している。板紙から成る外装体20の外面上には印刷により商品名や内容物等を示す文字や絵柄の印刷層(不図示)が形成される。外装体20は前面を形成する前面部20aの両側方に背面を形成する背面部20b、20cが折り線から成る折曲部21を介して隣接する。一方の背面部20cの側端には糊代29(図中、クロスハッチングで示す)が設けられる。外装体20の周方向の両端を糊代29で接着することにより、背面部20b、20cが重ね合わされた合着部27を形成して外装体20が筒状に形成される。
FIG. 5 shows a development view of the
前面部20aの上端は左右方向の両端に対して中央部を下方に配した曲線状に形成される。背面部20b、20cの上端も同様に、筒状に形成した状態で外装体20の背面上で左右方向の両端に対して中央部を下方に配した曲線状に形成される。また、前面部20aの底部の左右端には下方が左右方向の中央に向かって傾斜する傾斜部9が設けられている。背面部20bの底部の右端及び背面部20cの底面の左端にも同様の傾斜部9が設けられている。
The upper end of the
一対の折曲部21上にはそれぞれ押込部24が設けられる。押込部24は折り線22、折り線23、スリット28a、スリット28bにより形成される。折り線22(第1折り線)と折り線23(第2折り線)とは折曲部21を挟み、上下方向に延びて形成される。また、折り線22及び折り線23は上下方向の中央部に対して上方及び下方が左右方向の外側(折曲部21の方向)に向かって傾斜した曲線状に形成される。本実施形態では折り線22と折り線23とが折曲部21を対称線として形成されるが、折曲部21を挟んで設けられていれば非対称でもよい。
Pushing
折り線22の上端と折り線23の上端とはスリット28aにより連結され、折り線22の下端と折り線23の下端とはスリット28bにより連結される。スリット28a及びスリット28bは下に凸の曲線状に形成される。
The upper end of the
下方のスリット28bの両端には外装体20の下端まで傾斜して延びる折り線25及び折り線26が設けられる。折り線25及び折り線26の下端は傾斜部9の下端に連結される。
A
尚、スリット28aを省き、折り線22の上端と折り線23の上端とを外装体20の上端により連結してもよい。また、スリット28b、折り線25及び折り線26を省き、折り線22の下端と折り線23の下端とを外装体20の下端により連結してもよい。
The
また、前面部20a及び背面部20b、20cには接着剤の塗布により包装袋2(図2参照)に固着される接着部40が形成される。接着部40は接着剤を線状に塗布した複数の塗布部40a、40b、40cから成っている。塗布部40a、40bは上下に延びて形成され、塗布部40cは左右方向に延びて形成される。塗布部40aは筒状の外装体20の前面側及び背面側の中央部の内面に配される。塗布部40bは塗布部40aの両側方にそれぞれ配される。包装袋2の前面部20a及び背面20b、20cで接着部40a、40bの下端の高さがそれぞれ異なっている。即ち、前面部20aの接着部40a、40bの下端の高さは背面部20bの接着部40a、40bの下端の高さよりも高く形成されている。これにより、包装袋2の底部の内容物Nをより容易に取り出すことができる。なお、前面部20a及び背面20b、20cで接着部40a、40bの下端の高さを同じにしてもよい。
In addition, the
複合容器1の形成時には、内容物Nを収納した包装袋2の前面(ウィング部11の形成面)が外装体20の前面部20aの内面上に設置され、接着部40により接着される。次に外装体20を折曲部21で折曲して合着部27で接着するとともに、包装袋2の背面が接着部40により背面部20b、20cに接着される。
When the
外装体20には美観低下を回避するために、合着部27が形成されない前面部20aに商品名等が印刷される。このため、ユーザが前面部20aを商品の前面側と認識し、前面側にウィング部11が配置される。尚、外装体20にはウィング部11を上面に配してレンジ加熱する指示が印刷されている。
A product name or the like is printed on the
上記構成の複合容器1において、内容物Nを喫食するために複合容器1はウィング部11を上方に向けて寝かせた状態で電子レンジ内に設置され、電子レンジにより加熱される。この時、ユーザは前面側と認識した面を通常上面に配置するため、ウィング部11を下方に向けた誤配置を防止することができる。
In the
電子レンジにより複合容器1が加熱されると包装袋2が膨張する。この時、外装体20の前面及び背面は膨張する包装袋2に沿って外側に向けて湾曲する。包装袋2の膨張によって隔離部6a、6bの周囲の熱接着部2cは剥離後退する。熱接着部2cの剥離によって隔離部6aまたは隔離部6bと収納空間8とが連通すると、包装袋2内の蒸気が蒸通孔7aまたは蒸通孔7bを介して流出する。これにより、包装袋2の破裂を防止して内容物Nを加熱することができる。
When the
通常は、包装袋2の中央部に近い隔離部6aが隔離部6bよりも早く収納空間8と連通するため、蒸気の流出によって隔離部6bと収納空間8とは連通しない。しかし、隔離部6aの周囲の熱接着部2cの剥離が進行しない場合に、隔離部6bと収納空間8とが連通して蒸気が流出する。これにより、包装袋2の破裂を確実に防止することができる。
Usually, since the
また、外装体20の合着部27を配した背面は前面よりも強度が高くなるため、外装体20の前面が背面よりも湾曲し易くなる。このため、包装袋2の前面が外装体20によって妨げられずに容易に膨張し、ウィング部11に設けた隔離部6a、6bの周囲の熱接着部2cを確実に剥離させることができる。加えて、外装体20の上端が左右方向の両端に対して中央部を下方に配されているため、包装袋2を外装体20に妨げられずに更に容易に膨張させることができる。
Moreover, since the strength of the back surface of the
複合容器1の加熱が終了すると、図6に示すように、包装袋2のノッチ10を切り裂いて包装袋2を開封する。そして、押込部24を手指で内方向に押圧すると、外装体20の前面及び背面が湾曲して外装体20が自立可能な状態に変形する。これにより、複合容器1を自立させた状態で内容物Nを取り出して喫食することができる。
When the heating of the
この時、外装体20の上端が左右方向の中央部に対して両端を上方に配されているため、喫食時に複合容器1を安定して立設することができる。また、外装体20の底部の両側部が折り線25、26によって前後に広げられる。これにより、複合容器1をより安定して立設することができる。
At this time, since the upper end of the
また、ノッチ10がウィング部11と外装体20の上端との間に配されるため、ノッチ10で切り裂いた開口面2dと包装袋2の底面との距離が短くなる。これにより、内容物Nを容易に取り出すことができる。
In addition, since the
本実施形態によると、ウィング部11が収納空間8と隔離される隔離部6a、6b内に蒸通孔7a、7bを開口し、押込部24を内方向に押し込むことにより外装体20の前面及び背面が湾曲して外装体20が自立可能な状態に変形する。これにより、電子レンジにより複合容器1を加熱すると蒸通孔7a、7bから蒸気が流出するため、複合容器1を寝かせて加熱することができる。また、外装体20の変形により複合容器1を自立させて内容物Nを喫食することができる。従って、電子レンジの高さ制限を受けずに複合容器1を加熱して喫食することができ、複合容器1の利便性を向上することができる。
According to the present embodiment, the steaming
また、外装体20が板紙の周方向の両端を重ねて接着される合着部27を有し、包装袋2のウィング部11を設けた面(前面)の反対面(背面)に面して合着部27を配した。これにより、包装袋2のウィング部11を配した前面が加熱により容易に膨張し、ウィング部11に設けた隔離部6a、6bの周囲の熱接着部2cを確実に剥離させることができる。
Moreover, the
また、外装体20の上端が左右方向の両端に対して中央部を下方に配される。これにより、複合容器1の加熱時に包装袋2を容易に膨張させることができるとともに喫食事に安定して立設できる。
In addition, the upper end of the
また、包装袋2の左右の端部に設けた切り裂き用のノッチ10がウィング部11と外装体20との間に配される。これにより、ノッチ10で切り裂いた開口面2dと底面との距離を短くでき、内容物Nを容易に取り出すことができる。
A
また、押込部24の折曲部21を挟む折り線22及び折り線23が上下方向の中央部に対して上方及び下方が左右方向の外側に向かって傾斜する。また、折り線22の上端と折り線23の上端とがスリット28aにより連結され、折り線22の下端と折り線の下端とがスリット28bにより連結される。これにより、折曲部21を押圧した際に押し込まれた状態を保持できる押込部24を容易に実現できる。
Further, the
尚、本実施形態において、複合容器1の自立時に平パウチから成る包装袋2は左右方向の中央部で底部を持ち上げられるため、底部の左右端の内容物Nを取り出しにくい場合がある。このため、包装袋2の前面側及び背面側の接着部40の下端を異なる高さに形成してもよい。これにより、複合容器1を自立させた際に、包装袋2の底部が前後方向に傾斜する。この時、包装袋2の底部の左右端が引っ張られて持ち上げられ、底部の左右端の内容物Nを容易に取り出すことができる。
In the present embodiment, the
また、本実施形態において、積層フィルム4の底部と積層フィルム5の底部との間に底面を形成する積層フィルムを熱溶着した底ガゼット型袋により包装袋2を形成してもよい。
Moreover, in this embodiment, you may form the
<第2実施形態>
次に、図7は第2実施形態の複合容器1の包装袋2の正面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図6に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対して包装袋2の下部の形状が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
Second Embodiment
Next, FIG. 7 has shown the front view of the
平パウチから成る包装袋2の底部の左右端には傾斜部30が設けられている。傾斜部30は下方が包装袋2の左右方向の中央に向かって傾斜している。このため、包装袋2は略台形状に形成されている。また、接着部40の下端が傾斜部30の上端(図中B線)よりも上方に配されている。
押込部24の押し込みにより複合容器1を自立させると、包装袋2は左右方向の中央部で底部を持ち上げられる。この時、傾斜部30によって包装袋2の底部の左右端の内容物Nを容易に取り出すことができる。また、傾斜部30よりも上方に接着部40が配されるため、傾斜部30よりも下方が前後方向に広げられる。これにより、包装袋2の底部の左右端の内容物Nをより容易に取り出すことができる。
When the
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、包装袋2が傾斜部30を有しているので、押込部24の押し込みにより包装袋2の底面の中央部が上昇しても、底部の左右端の内容物Nを容易に取り出すことができる。
According to this embodiment, the same effects as those of the first embodiment can be obtained. Moreover, since the
また、接着部40の下端が傾斜部30の上端(図中B線)よりも上方に配されている。これにより、喫食時に包装袋2の底部を前後方向に容易に広げることができる。
Further, the lower end of the
本発明によると、食品等の内容物を収納する包装袋を筒状の外装体により覆う複合容器に利用することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, it can utilize for the composite container which covers the packaging bag which stores the contents, such as foodstuff, with a cylindrical exterior body.
1 複合容器
2 包装袋
2a、2b、2c 熱接着部
3、4、5 積層フィルム
3b シール層
3c 基材層
6a、6b 隔離部
7a、7b 蒸通孔
8 収納空間
9 傾斜部
10 ノッチ
11 ウィング部
11a 連通部
20 外装体
20a 前面部
20b、20c 背面部
21 折曲部
22、23、25、26 折り線
24 押込部
27 合着部
28a、28b スリット
29 糊代
30 傾斜部
40 接着部
40a、40b、40c 塗布部
N 内容物
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記包装袋が前後の一面から突設されるウィング部を有するとともに、前記ウィング部が前記シール層の固着により前記収納空間と隔離される隔離部内に蒸通孔を開口し、前記外装体が前記折曲部を挟んで前面及び背面に上下に延びて形成された第1折り線及び第2折り線を含む一対の押込部を有するとともに、前記押込部を内方向に押し込むことにより前記外装体の前面及び背面が湾曲して前記外装体が自立可能な状態に変形し、
前記包装袋の前面の前記積層フィルムの下端と背面の前記積層フィルムの下端とが直接固着され、前記包装袋の底部の左右端に下方が左右方向の中央に向かって傾斜する傾斜部を設け、前記接着部の下端が前記傾斜部の上端よりも上方に配されることを特徴とする複合容器。 A sealing bag provided on the laminated film is fixed and sealed, and a packaging bag for storing contents in a storage space formed inside, and a cylindrical shape formed by paperboard and extending vertically provided at the left and right ends. In a composite container comprising an outer package that is bent at a pair of bent portions, the outer surface of the packaging bag inserted through the outer package and the inner surface of the outer package are bonded by an adhesive portion,
The packaging bag has a wing portion projecting from one side of the front and rear, the wing portion opens a vaporization hole in an isolation portion separated from the storage space by the adhesion of the seal layer, A pair of pressing portions including a first fold line and a second fold line formed so as to extend vertically on the front surface and the back surface with the folding portion interposed therebetween, and by pressing the pressing portion inwardly, The front and back are curved and deformed into a state where the exterior body can stand on its own ,
The lower end of the laminated film on the front surface of the packaging bag and the lower end of the laminated film on the back surface are directly fixed, and provided on the left and right ends of the bottom portion of the packaging bag are inclined portions inclined downward toward the center in the left-right direction, The composite container, wherein a lower end of the bonding portion is disposed above an upper end of the inclined portion .
前記包装袋が前後の一面から突設されるウィング部を有するとともに、前記ウィング部が前記シール層の固着により前記収納空間と隔離される隔離部内に蒸通孔を開口し、前記外装体が前記折曲部を挟んで前面及び背面に上下に延びて形成された第1折り線及び第2折り線を含む一対の押込部を有するとともに、前記押込部を内方向に押し込むことにより前記外装体の前面及び背面が湾曲して前記外装体が自立可能な状態に変形し、
前記包装袋の前面の前記積層フィルムの下端と背面の前記積層フィルムの下端とが直接固着され、前記包装袋の前面及び背面で前記接着部の下端の高さが異なることを特徴とする複合容器。 A sealing bag provided on the laminated film is fixed and sealed, and a packaging bag for storing contents in a storage space formed inside, and a cylindrical shape formed by paperboard and extending vertically provided at the left and right ends. In a composite container comprising an outer package that is bent at a pair of bent portions, the outer surface of the packaging bag inserted through the outer package and the inner surface of the outer package are bonded by an adhesive portion,
The packaging bag has a wing portion projecting from one side of the front and rear, the wing portion opens a vaporization hole in an isolation portion separated from the storage space by the adhesion of the seal layer, A pair of pressing portions including a first fold line and a second fold line formed so as to extend vertically on the front surface and the back surface with the folding portion interposed therebetween, and by pressing the pressing portion inwardly, The front and back are curved and deformed into a state where the exterior body can stand on its own ,
The composite container , wherein the lower end of the laminated film on the front surface of the packaging bag and the lower end of the laminated film on the back surface are directly fixed, and the height of the lower end of the adhesive portion is different between the front surface and the back surface of the packaging bag. .
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JP2015164386A JP6593027B2 (en) | 2015-08-24 | 2015-08-24 | Composite container |
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