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JP6497408B2 - 電気慣性制御装置 - Google Patents

電気慣性制御装置 Download PDF

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Description

本発明は電気慣性制御装置に関する。より詳しくは、供試体の入力軸又は出力軸にダイナモメータが接続されたダイナモメータシステムにおいて、ダイナモメータによって所定の設定慣性を有する慣性体の挙動を模擬する電気慣性制御装置に関する。
ドライブトレインとは、エンジンで発生したエネルギーを駆動輪に伝達するための複数の装置の総称をいい、エンジン、クラッチ、トランスミッション、ドライブシャフト、プロペラシャフト、デファレンシャルギヤ、及び駆動輪などで構成される。ドライブトレインの性能評価試験では、実際にエンジンでトランスミッションを駆動し続けることにより、その耐久性能や品質などが評価される。また近年では、供試体であるドライブトレインの出力軸や入力軸にダイナモメータを連結したダイナモメータシステムを用いて、ドライブトレインの性能評価試験を行うものが提案されている。
このようなダイナモメータシステムでは、ドライブトレインの入力軸に連結された入力側ダイナモメータを用いることによってエンジンを模擬した負荷をドライブトレインに入力でき、またドライブトレインの出力軸に連結された出力側ダイナモメータを用いることによって走行中の車体を模擬した負荷を吸収することができる。またこのようなダイナモメータシステムでは、入力側ダイナモメータや出力側ダイナモメータの挙動が実機相当の挙動に近づくよう、ダイナモメータの慣性を、実機を考慮して定められる設定慣性に電気的に補償する電気慣性制御が行われる。
図15は、従来の電気慣性制御装置100の一例を示す図である。電気慣性制御装置100は、慣性モーメントがJであるダイナモメータと慣性モーメントがJである供試体とを軸剛性がK12である連結軸で連結して構成されるダイナモメータシステムを制御対象101とする。電気慣性制御装置100は、上位指令トルク信号Tから軸トルク検出信号T12を減算して得られるトルク信号を積分したものに、予め定められた設定慣性モーメントJsetの逆数を乗算することによって角速度信号を生成し、さらにこの角速度信号とダイナモメータの角速度検出信号ωとの差に応じた速度制御を行うことによって、慣性補償を行う。これにより、ダイナモメータでは、設定慣性モーメントを有する慣性体の挙動を模擬することができる。しかしながら図15の電気慣性制御装置100では、複数の積分器が存在することから、制御遅れが大きく、設備共振の具合によって制御帯域の向上に限界がある。
図16は、特許文献1の記載に基づく電気慣性制御装置150の構成を示す図である。この電気慣性制御装置150では、上位指令トルク信号Tから軸トルク検出信号T12を減算して得られるトルク信号に、設定関数Jsetに対するダイナモメータの慣性モーメントJの比を乗算し、これによって得られたトルク信号と軸トルク検出信号T12とを合算することによって、トルク電流指令信号Tを生成する。図16の電気慣性制御装置150によれば、ダイナモメータの慣性モーメントJを相殺し、ダイナモメータの慣性モーメントを設定慣性Jsetの慣性体にするように、軸トルク検出信号T12が直接フィードバックされる。
特開2004−361255号公報
図16の電気慣性制御装置150によれば、図15の電気慣性制御装置100よりも遅れの少ない制御が可能となる。しかしながら図16の電気慣性制御装置150では、軸トルク検出信号が直接フィードバックされるため、設備共振の具合によっては制御が不安定になるおそれがある。以上のように従来の電気慣性制御装置100,150では、低帯域の制御要求には応答できるものの、高帯域の制御要求には十分に応答できない場合がある。
例えば、入力側ダイナモメータを用いて実際のエンジンを模した試験を行う場合には、実際のエンジンで発生するトルク脈動を模擬するため、上位指令トルク信号として高調波成分を含むものを電気慣性制御装置に入力する場合がある。また例えば、出力側ダイナモメータを用いて実際の車体を模した試験を行う場合には、実際の車体で発生するスリップ現象を再現するため、電気慣性制御装置では、非常に小さな慣性モーメントを有する慣性体の素早い挙動を模擬する場合がある。このため、高帯域の制御要求に対しても十分に応答できる電気慣性制御装置が望まれていた。
本発明は、ダイナモメータによって所定の設定慣性を有する慣性体の挙動を模擬するものであって高帯域まで制御可能な電気慣性制御装置を提供することを目的とする。
(1)ダイナモメータシステムは、入力軸と出力軸とを備える供試体と、前記入力軸又は前記出力軸の何れかと連結軸を介して接続されたダイナモメータと、トルク電流指令信号に応じて前記ダイナモメータに電力を供給するインバータと、前記連結軸に発生する軸トルクに応じた軸トルク検出信号を発生する軸トルクセンサと、を備える。電気慣性制御装置は、前記ダイナモメータによって所定の設定慣性を有する慣性体の挙動を模擬するものであって、上位指令トルク信号から前記軸トルク検出信号を減じて得られる信号に前記設定慣性に対する前記ダイナモメータの慣性の比を乗算することによってトルク信号を生成し、当該トルク信号と前記軸トルク検出信号とを合算することにより、前記慣性体を模擬した慣性補償トルク信号を生成する慣性補償器と、前記慣性補償トルク信号と前記軸トルク検出信号とを用いることによって、前記供試体と前記ダイナモメータとを含む機械系の共振を抑制するように前記トルク電流指令信号を生成する共振抑制制御回路と、を備えることを特徴とする。
(2)この場合、前記ダイナモメータシステムは、前記ダイナモメータの角速度に応じた角速度検出信号を発生する角速度センサを備え、前記電気慣性制御装置は、前記慣性補償器を用いて得られる推定信号と前記角速度検出信号を用いて得られる検出信号との差を用いて外乱補償トルク信号を生成する外乱オブザーバをさらに備え、前記慣性補償器は、前記比を乗算する前に得られるトルク信号又は前記比を乗算した後に得られるトルク信号に前記外乱補償トルク信号を合算することによって得られるトルク信号を用いて前記慣性補償トルク信号を生成することが好ましい。
(3)この場合、前記慣性補償器は、前記上位指令トルク信号から前記軸トルク検出信号を減算することで変換前トルク信号を生成し、当該変換前トルク信号に前記比を乗算することで変換後トルク信号を生成し、当該変換後トルク信号と前記外乱補償トルク信号と前記軸トルク検出信号とを合算することによって前記慣性補償トルク信号を生成し、前記外乱オブザーバは、前記変換後トルク信号と前記外乱補償トルク信号とを合算して得られる信号から、前記角速度検出信号を微分し、さらに前記ダイナモメータの慣性を乗算して得られる信号を減算することによって前記外乱補償トルク信号を生成することが好ましい。
(4)この場合、前記慣性補償器は、前記上位指令トルク信号から前記軸トルク検出信号を減算して得られる信号に前記外乱補償トルク信号を合算することで変換前トルク信号を生成し、当該変換前トルク信号に前記比を乗算することで変換後トルク信号を生成し、当該変換後トルク信号と前記軸トルク検出信号とを合算することによって前記慣性補償トルク信号を生成し、前記外乱オブザーバは、前記変換前トルク信号から、前記角速度検出信号を微分し、さらに前記設定慣性を乗算して得られる信号を減算することによって前記外乱補償トルク信号を生成することが好ましい。
(5)この場合、前記慣性補償器は、前記上位指令トルク信号から前記軸トルク検出信号を減算することで変換前トルク信号を生成し、当該変換前トルク信号に前記比を乗算することで変換後トルク信号を生成し、当該変換後トルク信号と前記外乱補償トルク信号と前記軸トルク検出信号とを合算することによって前記慣性補償トルク信号を生成し、前記外乱オブザーバは、前記変換後トルク信号を積分し、さらに前記ダイナモメータの慣性の逆数を乗算して得られる信号から、前記角速度検出信号を減算することで角速度信号を生成し、当該角速度信号に慣性の次元を有するパラメータを乗算することによって前記外乱補償トルク信号を生成することが好ましい。
(6)この場合、前記慣性補償器は、前記上位指令トルク信号から前記軸トルク検出信号を減算し、さらに前記外乱補償トルク信号を合算することで変換前トルク信号を生成し、当該変換前トルク信号に前記比を乗算することで変換後トルク信号を生成し、当該変換後トルク信号と前記軸トルク検出信号とを合算することによって前記慣性補償トルク信号を生成し、前記外乱オブザーバは、前記上位指令トルク信号から前記軸トルク検出信号を減算して得られる信号を積分し、さらに前記設定慣性の逆数を乗算して得られる信号から、前記角速度検出信号を減算することで角速度信号を生成し、当該角速度信号に慣性の次元を有するパラメータを乗算することによって前記外乱補償トルク信号を生成することが好ましい。
(1)本発明の電気慣性制御装置では、慣性補償器によって上位指令トルク信号から軸トルク検出信号を減じて得られる信号に設定慣性に対するダイナモメータの慣性の比を乗算することによってトルク信号を生成し、さらにこのトルク信号と軸トルク検出信号とを合算することにより、慣性体を模擬した慣性補償トルク信号を生成する。慣性補償器では、このように軸トルク検出信号を直接フィードバックして慣性補償トルク信号を生成することにより、ダイナモメータでは設定慣性を有する慣性体の挙動を精度良く模擬することが可能となる。また本発明の電気慣性制御装置の共振抑制制御回路では、慣性補償器によって得られる慣性補償トルク信号と軸トルク検出信号とを用いることによって、供試体とダイナモメータとを含む機械系の共振を抑制するようにトルク電流指令信号を生成する。これにより本発明の電気慣性制御装置によれば、上記機械系における共振現象による不安定化を防止しながら、制御要求を高帯域まで拡げることが可能となる。
(2)本発明の電気慣性制御装置では、外乱オブザーバによって慣性補償器を用いて得られる推定信号と角速度検出信号を用いて得られる検出信号との差を用いて外乱補償トルク信号を生成し、慣性補償器では、この外乱補償トルク信号を、上記比を乗算する前又は乗算した後のトルク信号に合算することによって慣性補償トルク信号を生成する。本発明の電気慣性制御装置によれば、インバータにおける制御誤差やダイナモメータの損失等の外乱によるずれを補償しながら設定慣性に応じた電気慣性制御を精度良く達成することができる。
(3)本発明の電気慣性制御装置における慣性補償器は、上位指令トルク信号から軸トルク検出信号を減算することで変換前トルク信号を生成し、さらにこの変換前トルク信号に上記比を乗算することで変換後トルク信号を生成し、この変換後トルク信号と外乱補償トルク信号と軸トルク検出信号とを合算することによって慣性補償トルク信号を生成する。また外乱オブザーバでは、変換後トルク信号と外乱補償トルク信号とを合算して得られる信号から、角速度検出信号を微分し、さらにダイナモメータの慣性モーメントを乗算して得られる信号を減算することによって外乱補償トルク信号を生成する。本発明の電気慣性制御装置によれば、インバータにおける制御誤差やダイナモメータの損失等の外乱によるずれを補償しながら設定慣性に応じた電気慣性制御を精度良く達成することができる。
(4)本発明の電気慣性制御装置における慣性補償器は、上位指令トルク信号から軸トルク検出信号を減算して得られる信号に外乱補償トルク信号を合算することで変換前トルク信号を生成し、この変換前トルク信号に上記比を乗算することで変換後トルク信号を生成し、さらにこの変換後トルク信号と軸トルク検出信号とを合算することによって慣性補償トルク信号を生成する。また外乱オブザーバでは、変換前トルク信号から、角速度検出信号を微分しさらに設定慣性を乗算して得られる信号を減算することによって外乱補償トルク信号を生成する。すなわち本発明の電気慣性制御装置では、上記比が乗算される前の変換前トルク信号に対し外乱補償を行うようにすることにより、ダイナモメータの慣性モーメントが実際のものとずれている場合であってもこのずれを補償し、設定慣性に応じた電気慣性制御をさらに精度良く達成することができる。
(5)本発明の電気慣性制御装置における慣性制御器は、上位指令トルク信号から軸トルク検出信号を減算することで変換前トルク信号を生成し、この変換前トルク信号に上記比を乗算することで変換後トルク信号を生成し、さらにこの変換後トルク信号と外乱補償トルク信号と軸トルク検出信号とを合算することによって慣性補償トルク信号を生成する。また外乱オブザーバでは、変換後トルク信号を積分し、さらにダイナモメータの慣性の逆数を乗算して得られる信号から、角速度検出信号を減算することで角速度信号を生成し、この角速度信号に慣性の次元を有するパラメータを乗算することによって外乱補償トルク信号を生成する。本発明の電気慣性制御装置によれば、上記(3)の発明と同様の効果を奏する。なお上記(3)の発明では、外乱オブザーバではノイズが発生する微分操作を行うため、外乱補償トルク信号を生成するにあたり、ローパスフィルタを用いる必要がある場合がある。これに対し本発明の外乱オブザーバでは、積分操作によって外乱補償トルク信号を生成するため、上述のようなローパスフィルタが不要となる。
(6)本発明の電気慣性制御装置における慣性制御器は、上位指令トルク信号から軸トルク検出信号を減算し、さらに外乱補償トルク信号を合算することで変換前トルク信号を生成し、この変換前トルク信号に上記比を乗算することで変換後トルク信号を生成し、さらにこの変換後トルク信号と軸トルク検出信号とを合算することによって慣性補償トルク信号を生成する。また外乱オブザーバでは、上位指令トルク信号から軸トルク検出信号を減算して得られる信号を積分し、さらに設定関数の逆数を乗算して得られる信号から、角速度検出信号を減算することで角速度信号を生成し、さらにこの角速度信号に慣性の次元を有するパラメータを乗算することによって外乱補償トルク信号を生成する。本発明の電気慣性制御装置によれば、上記(4)の発明と同様の効果を奏する。また本発明の電気慣性制御装置によれば、上記(5)の発明と同様の理由により、上述のようなローパスフィルタが不要となる。
本発明の一実施形態に係るダイナモメータシステムの構成を示す図である。 実施例1の電気慣性制御装置の制御回路の構成を示す図である。 一般化プラントを用いたH∞制御及びμ設計法による制御系設計方法を説明するための図である。 比較例の電気慣性制御装置のシミュレーション結果を示す図である。 実施例1の電気慣性制御装置のシミュレーション結果を示す図である。 実施例2の電気慣性制御装置の制御回路の構成を示す図である。 実施例1の電気慣性制御装置のシミュレーション結果を示す図である。 実施例2の電気慣性制御装置のシミュレーション結果を示す図である。 実施例3の電気慣性制御装置の制御回路の構成を示す図である。 実施例3の電気慣性制御装置のシミュレーション結果を示す図である。 実施例2の電気慣性制御装置のシミュレーション結果を示す図である。 実施例3の電気慣性制御装置のシミュレーション結果を示す図である。 実施例4の電気慣性制御装置の制御回路の構成を示す図である。 実施例5の電気慣性制御装置の制御回路の構成を示す図である。 従来の電気慣性制御装置の一例を示す図である。 従来の電気慣性制御装置の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るダイナモメータシステムSの構成を示す図である。ダイナモメータシステムSは、入力軸Wi及びこの入力軸Wiと動力伝達可能に接続された出力軸Woを備える車両のドライブトレインを供試体Wとし、この供試体Wの性能を評価するものであり、所謂ドライブトレインベンチシステムと呼称されるものである。なお以下では、所謂後輪駆動(FR)車両に搭載されるドライブトレインを供試体Wとした場合について説明するが、本発明はこれに限らない。より具体的には、例えば1つの入力軸と、この入力軸と動力伝達可能に接続された2つの出力軸を備える、所謂前輪駆動(FF)車両に搭載されるドライブトレインを供試体としてもよい。
ダイナモメータシステムSは、供試体Wと、入力軸Wiと入力側連結軸S1を介して接続された入力側ダイナモメータ11と、出力軸Woと吸収側連結軸S2を介して接続された吸収側ダイナモメータ12と、入力側トルク電流指令信号に応じて入力側ダイナモメータ11に電力を供給する入力側インバータ21と、吸収側トルク電流指令信号に応じて吸収側ダイナモメータ12に電力を供給する吸収側インバータ22と、各ダイナモメータ11,12の軸の角速度を検出する入力側角速度センサ31及び吸収側角速度センサ32と、各連結軸S1,S2における軸トルクを検出する入力側軸トルクセンサ41及び吸収側軸トルクセンサ42と、入力側トルク電流指令信号を生成しこれを入力側インバータ21へ入力する電気慣性制御装置5と、吸収側トルク電流指令信号を生成しこれを吸収側インバータ22へ入力する吸収側ダイナモメータ制御装置6と、を備える。
入力側角速度センサ31は、入力側ダイナモメータ11の軸の単位時間当たりの回転角度を検出し、この角速度に応じた入力側角速度検出信号を発生し、電気慣性制御装置5へ送信する。吸収側角速度センサ32は、吸収側ダイナモメータ12の軸の単位時間当たりの回転角度を検出し、この角速度に応じた吸収側角速度検出信号を発生し、吸収側ダイナモメータ制御装置6へ送信する。
入力側軸トルクセンサ41は、連結軸S1に発生する軸トルクを検出し、この軸トルクに応じた入力側軸トルク検出信号を電気慣性制御装置5へ送信する。吸収側軸トルクセンサ42は、連結軸S2に発生する軸トルクを検出し、この軸トルクに応じた吸収側軸トルク検出信号を吸収側ダイナモメータ制御装置6へ送信する。
電気慣性制御装置5は、図示しない上位指令生成装置によって生成される上位指令トルク信号と入力側角速度検出信号と入力側軸トルク検出信号とを用いることにより、入力側ダイナモメータ11によって所定の設定慣性モーメントを有する慣性体の挙動を模擬するような入力側トルク電流指令信号を生成し、これを入力側インバータ21へ入力する。
吸収側ダイナモメータ制御装置6は、吸収側角速度検出信号と吸収側軸トルク検出信号とを用いることにより、既知のアルゴリズムに従って吸収側トルク電流指令信号を生成し、これを吸収側インバータ22へ入力する。
図2は、実施例1の電気慣性制御装置5Aの制御回路の構成を示す図である。電気慣性制御装置5Aは、図1を参照して説明したように、供試体の入力軸と入力側ダイナモメータとを入力側連結軸を介して連結しかつ供試体の出力軸と吸収側ダイナモメータとを吸収側連結軸を介して連結して構成されるダイナモメータシステムを制御対象Pとする。
なお以下の説明では、ラプラス演算子を“s”で表記し、入力側ダイナモメータの慣性モーメント[kgm]を“J”と表記し、供試体の慣性モーメント[kgm]を“J”と表記し、入力側連結軸の軸剛性[Nm/rad]を“K12”と表記する。なおこれらパラメータのうち、少なくとも慣性モーメントJの具体的な値は既知であるものとする。
また以下の説明では、図示しない上位指令生成装置によって生成される上位指令トルク信号[Nm]を“T”と表記し、電気慣性制御装置5Aによって生成される入力側トルク電流指令信号[Nm]を“T”と表記し、入力側連結軸で発生する軸トルク[Nm]であって入力側軸トルクセンサの検出信号である入力側軸トルク検出信号を“T12”と表記し、入力側ダイナモメータの軸の角速度[rad/sec]であって入力側角速度センサの検出信号である入力側角速度検出信号を“ω”と表記する。
電気慣性制御装置5Aは、上位指令トルク信号T[Nm]と入力側軸トルク検出信号T12[Nm]とに基づいて、所定の設定慣性モーメントJset[kgm]を有する慣性体を模擬した慣性補償トルク信号Tref[Nm]を生成する慣性補償器51Aと、慣性補償トルク信号Trefと入力側軸トルク検出信号T12とを用いることによって、制御対象の共振を抑制するように入力側トルク電流指令信号T[Nm]を生成する共振抑制制御回路53Aと、を備える。
慣性補償器51Aは、下記式(1)に示すように、上位指令トルク信号Tから入力側軸トルク検出信号T12を減算して得られる信号に、設定慣性モーメントJsetに対する入力側ダイナモメータの慣性モーメントJの比(J/Jset)を乗算することによってトルク信号を生成し、このトルク信号((J/Jset)×(T−T12))と入力側軸トルク検出信号T12とを合算することによって、慣性補償トルク信号Trefを生成する。
ref=(J/Jset)×(T−T12)+T12 (1)
共振抑制制御回路53Aは、慣性補償器51Aによって生成された慣性補償トルク信号Trefと入力側軸トルク検出信号T12とに基づいて入力側トルク電流指令信号Tを生成し、これを入力側インバータに入力する。この共振抑制制御回路53Aは、上記のように入力側ダイナモメータ11と供試体Wと吸収側ダイナモメータ12とを連結軸S1,S2で連結して構成されるダイナモメータシステムSの機械系全体で発生し得る共振現象のうち、試験対象である供試体W固有の共振現象を除いたものを抑制するような入力側トルク電流指令信号Tを生成する共振抑制制御機能を備える。
ここで供試体Wは、様々なばね要素を含むドライブトレインを想定している。すなわちダイナモメータシステムSにおいて、供試体Wの剛性は、連結軸S1、S2の剛性よりも低い。このため、ダイナモメータシステムSにおいて発生する共振現象は、供試体Wに固有のものであって数Hz〜数十Hz程度の比較的低周波数側で発生する共振現象と、連結軸S1,S2に固有のものであって数百Hz以上の比較的高周波数側で発生する共振現象とに分けられる。またこの比較的高周波数側で発生する共振は、試験対象である供試体Wの特性とは無関係なダイナモメータシステムS固有の共振現象である。従ってこの高周波数側で発生する共振は、共振抑制制御回路53Aの共振抑制機能によって抑制することが好ましい。一方、低周波数側で発生する共振は、試験対象である供試体W固有の現象である。したがって、上記共振抑制機能によって、このような低周波数側で発生する共振まで抑制するのは好ましくない。
以上のような共振抑制制御機能を備えた共振抑制制御回路5Aは、図3に示すような少なくとも1つの外部入力w及び少なくとも1つの制御入力uから、少なくとも1つの制御量z及び少なくとも1つの観測出力yを出力する一般化プラントPを制御対象として定義し、これに対し外部入力wから制御量zまでの応答を小さくするようにH∞制御やμ設計法と呼称されるロバスト制御系設計方法によって設計されたコントローラKを電子計算機に実装して構成されたものが用いられる。H∞制御やμ設計法を利用して、一般化プラントPから所望の制御目的を達成するようなコントローラKを数値的に導出する具体的な手順については、例えば劉康志著、「線形ロバスト制御」、コロナ社、2002年や、野波健蔵編著、西村秀和、平田光男共著、「MATLABによる制御系設計」、東京電機大学出版局、1998年等に詳しく説明されているので、ここでは詳細な説明を省略する。
次に、本実施例の電気慣性制御装置5Aの効果について、図16を参照して説明した電気慣性制御装置150を比較例としたシミュレーションの結果と比較しながら説明する。
図4は、比較例の電気慣性制御装置150のシミュレーション結果を示す図である。なおこのシミュレーションでは、実環境を想定して、入力側軸トルク検出信号T12には所定のむだ時間を設定した。図4の上段は、上位指令トルク信号T及び入力側軸トルク検出信号T12の時間変化を示し、図4の下段は、入力側角速度検出信号ω及び慣性相当速度ωsetの時間変化を示す。ここで慣性相当速度ωsetとは、入力側ダイナモメータの慣性モーメントをJではなく設定慣性モーメントJsetとした仮想的な制御対象に上位指令トルク信号Tを直接入力した場合に得られる入力側ダイナモメータの軸の角速度(ωset=(1/Jset・s)×(T−T12))である。すなわち、この慣性相当速度ωsetと入力側角速度検出信号ωとが一致しているかどうかが、電気慣性制御の達成度合いを判定する際の目安となる。なお今回のシミュレーションでは、上位指令トルク信号Tは、時刻0から1秒程度で0[Nm]から10[Nm]まで上昇させ、その後は10[Nm]で一定とした(後述の図5参照)。
図4の上段に示すように、比較例の電気慣性制御装置150では、上位指令トルク信号Tの僅かな変化に対し、入力側軸トルク検出信号T12は、ダイナモメータシステムに存在する共振によって約−10000[Nm]から+10000[Nm]の間で振動する挙動を示す。また図4の下段に示すように比較例の電気慣性制御装置150では、入力側軸トルク検出信号T12の発散挙動によって入力側角速度検出信号ωも大きく振動する。このため入力側角速度検出信号ωと慣性相当速度ωsetとは大きく乖離し、電気慣性制御装置150は電気慣性制御の目的を達成できていない。
図5は、実施例1の電気慣性制御装置5Aのシミュレーション結果を示す図である。実施例1の電気慣性制御装置5Aでは、慣性補償器51Aによって入力側軸トルク検出信号T12を直接フィードバックして慣性補償トルク信号Trefを生成することにより、上位指令トルク信号Tの変化に対し速やかに入力側軸トルク検出信号T12を追従させ、かつ入力側角速度検出信号ωを精度良く慣性相当速度ωsetに一致させることができる。また実施例1の電気慣性制御装置5Aでは、慣性補償器51Aによって生成された慣性補償トルク信号Trefと入力側軸トルク検出信号T12とを用いて共振抑制制御回路53Aによって入力側トルク電流指令信号Tを生成することにより、比較例の電気慣性制御装置150では抑制できなかった入力側軸トルク検出信号T12の共振を抑制でき、入力側軸トルク検出信号T12を上位指令トルク信号Tに概ね一致させることができる。またこれにより、入力側角速度検出信号ωを慣性相当速度ωsetに一致させることができる。
次に、図6を参照して実施例2の電気慣性制御装置5Bについて説明する。なお以下の説明では、実施例1の電気慣性制御装置5Aと同じ構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図6は、実施例2の電気慣性制御装置5Bの制御回路の構成を示す図である。電気慣性制御装置5Bは、上位指令トルク信号Tと入力側軸トルク検出信号T12とに基づいて、所定の設定慣性モーメントJsetを有する慣性体を模擬した慣性補償トルク信号Trefを生成する慣性補償器51Bと、共振抑制制御回路5Aと、慣性補償器51Bを用いて得られる推定信号と入力側角速度検出信号ωを用いて得られる検出信号との差を用いて外乱補償トルク信号Tobsを生成する外乱オブザーバ57Bと、を備える。
慣性補償器51Bは、下記式(2)に基づいて慣性補償トルク信号Trefを生成する。より具体的には、慣性補償器51Bは、上位指令トルク信号Tから入力側軸トルク検出信号T12を減算することで変換前トルク信号を生成し、この変換前トルク信号に設定慣性モーメントJsetに対する入力側ダイナモメータの慣性モーメントJの比(J/Jset)を乗算することによって、変換後トルク信号((J/Jset)×(T−T12))を生成する。また慣性補償器51Bは、この変換後トルク信号に、外乱オブザーバ57Bによって生成される外乱補償トルク信号Tobsと入力側軸トルク検出信号T12とを合算することによって慣性補償トルク信号Trefを生成する。
ref=(J/Jset)×(T−T12)+Tobs+T12 (2)
外乱オブザーバ57Bは、慣性補償器51Bにおいて変換後トルク信号と外乱補償トルク信号とを合算して得られるトルクの次元を有するトルク推定信号((J/Jset)×(T−T12)+Tobs)から、入力側角速度検出信号ωを微分しさらにこれに入力側ダイナモメータ11の慣性モーメントJを乗算して得られるトルク検出信号(J・s・ω)を減算し、さらにこの信号からローパスフィルタ571によって所定のカットオフ周波数より高い周波数成分のノイズを除去したものを外乱補償トルク信号Tobsとし、慣性補償器51Bへ出力する。
ところで、実際のダイナモメータシステムSは、図6に示す制御対象Pと異なり、電気慣性制御装置によって生成されたトルク電流指令信号Tは、入力側インバータ21を介して入力側ダイナモメータ11に入力され、また入力側ダイナモメータ11にはある程度の損失が存在する。このため、入力側ダイナモメータ11では、トルク電流指令信号Tと等しいトルクが発生することはなく、ある程度の誤差が発生する。本実施例では、外乱オブザーバ57Bによって、慣性補償器51Bにおいて得られる推定信号と入力側角速度センサ31を用いて得られる検出信号との差を用いてこのような外乱を補償する外乱補償トルク信号Tobsを生成し、これを慣性補償器51Bにフィードバックすることにより、誤差の無い電気慣性制御を実現する。
次に、本実施例の電気慣性制御装置5Bの効果について、実施例1の電気慣性制御装置5Aと比較しながら説明する。ここでは、図4及び図5に示すシミュレーションと同様に、実環境を想定して、入力側軸トルク検出信号T12には所定のむだ時間を設定した。またここでは、意図しない外乱が入力される場合を想定して、入力側ダイナモメータには、電気慣性制御装置5A,5Bで生成されるトルク電流指令信号Tに所定の外乱トルク信号を重畳したものを入力した。
図7は、実施例1の電気慣性制御装置5Aのシミュレーション結果を示す図である。実施例1の電気慣性制御装置5Aでは、外乱の存在を考慮していないため、図7に示すように、上位指令トルク信号Tと入力側軸トルク検出信号T12との間には一定量の誤差が残留する。またこのため、入力角速度検出信号ωと慣性相当速度ωsetとは大きく乖離する。このため、外乱が存在すると電気慣性制御装置5Aでは電気慣性制御の目的を達成できなくなる場合がある。
図8は、実施例2の電気慣性制御装置5Bのシミュレーション結果を示す図である。実施例2の電気慣性制御装置5Bでは、慣性補償器51Aによって入力側軸トルク検出信号T12を直接フィードバックするとともに、これに外乱オブザーバ57Bによって生成された外乱補償トルク信号Tobsを用いることによって慣性補償トルク信号Trefを生成する。このため、外乱による誤差を解消しながら、上位指令トルク信号Tの変化に対し速やかに入力側軸トルク検出信号T12を追従させ、かつ入力側角速度検出信号ωを精度良く慣性相当速度ωsetに一致させることができる。
次に、図9を参照して実施例3の電気慣性制御装置5Cについて説明する。なお以下の説明では、実施例1の電気慣性制御装置5Aと同じ構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図9は、実施例3の電気慣性制御装置5Cの制御回路の構成を示す図である。電気慣性制御装置5Cは、上位指令トルク信号Tと入力側軸トルク検出信号T12とに基づいて、所定の設定慣性モーメントJsetを有する慣性体を模擬した慣性補償トルク信号Trefを生成する慣性補償器51Cと、共振抑制制御回路5Aと、慣性補償器51Cを用いて得られる推定信号と入力側角速度検出信号ωを用いて得られる検出信号との差を用いて外乱補償トルク信号Tobsを生成する外乱オブザーバ57Cと、を備える。
慣性補償器51Cは、下記式(3)に基づいて慣性補償トルク信号Trefを生成する。より具体的には、慣性補償器51Cは、上位指令トルク信号Tから入力側軸トルク検出信号T12を減算することで得られるトルク信号と、外乱オブザーバ57Cによって生成される外乱補償トルク信号Tobsを合算することによって変換前トルク信号(T−T12+Tobs)を生成する。慣性補償器51Cは、この変換前トルク信号に設定慣性モーメントJsetに対する入力側ダイナモメータの慣性モーメントJの比(J/Jset)を乗算することによって、変換後トルク信号を生成する。また慣性補償器51Cは、この変換後トルク信号に、入力側軸トルク検出信号T12を合算することによって慣性補償トルク信号Trefを生成する。
ref=(J/Jset)×(T−T12+Tobs)+T12 (3)
外乱オブザーバ57Cは、慣性補償器51Cにおける変換前トルク信号(T−T12+Tobs)から、入力側角速度検出信号ωを微分しさらにこれに設定慣性モーメントJsetを乗算して得られるトルク検出信号(Jset・s・ω)を減算し、さらにこの信号からローパスフィルタ571によって所定のカットオフ信号より高い周波数成分のノイズを除去したものを外乱補償トルク信号Tobsとし、慣性補償器51Cへ出力する。
次に、本実施例の電気慣性制御装置5Cの効果を説明する。ここでは、図4及び図5に示すシミュレーションと同様に、実環境を想定して、入力側軸トルク検出信号T12には所定のむだ時間を設定した。また上位指令トルク信号Tは、実エンジンにおけるトルク脈動を再現すべく、最大値を100[Nm]とし最小値を−100[Nm]として、ダイナモメータシステムの共振周波数よりも低い所定の加振周波数で振動させた。
図10は、実施例3の電気慣性制御装置5Cのシミュレーション結果を示す図である。図10に示すように、実施例3の電気慣性制御装置5Cでは、慣性補償器51Aによって入力側軸トルク検出信号T12を直接フィードバックして慣性補償トルク信号Trefを生成し、さらにこの慣性補償トルク信号Trefと入力側軸トルク検出信号T12とを用いて共振抑制制御回路53Aによって入力側トルク電流指令信号Tを生成する。これにより、ダイナモメータシステムにおける共振現象を抑制しながら、入力側軸トルク検出信号T12を加振周波数で振動する上位指令トルク信号Tに追従させることができる。またこれにより、図10に示すように、入力側角速度検出信号ωを加振周波数で振動する慣性相当速度ωsetに精度良く一致させることができる。
次に、本実施例の電気慣性制御装置5Cの効果について、実施例2の電気慣性制御装置5Bと比較しながら説明する。ここでは、図4及び図5に示すシミュレーションと同様に、実環境を想定して、入力側軸トルク検出信号T12には所定のむだ時間を設定し、また図10のシミュレーションと同様に上位指令トルク信号Tを所定の加振周波数で振動させた。またここでは、電気慣性制御装置5B,5Cにおいて設定される慣性モーメントJには、実際の入力側ダイナモメータの慣性モーメントに対し所定のずれを設けた。
図11は、実施例2の電気慣性制御装置5Bのシミュレーション結果を示す図である。図11に示すように、実施例2の電気慣性制御装置5Bでは、入力側角速度検出信号ωと慣性相当速度ωsetとの間には僅かにずれが生じる。実施例2の電気慣性制御装置5Bの外乱オブザーバ57Bは、図6に示すように、慣性モーメントの比(J/Jset)が乗算された後の変換後トルク信号に対し外乱補償を行うようになっている。このため、電気慣性制御装置5Bにおける慣性モーメントJに、設計誤差やその他部材等によるずれが生じた場合には、図11に示すような補償ずれが生じる場合がある。
図12は、実施例3の電気慣性制御装置5Cのシミュレーション結果を示す図である。実施例3の電気慣性制御装置5Cの外乱オブザーバ57Cは、実施例2の電気慣性制御装置5Bと異なり、慣性モーメントの比(J/Jset)が乗算される前の変換前トルク信号に対し外乱補償を行うようになっている。このため、電気慣性制御装置5Cによれば、慣性モーメントJの推定誤差についても補償できるので、図12に示すように、入力側角速度検出信号ωを慣性相当速度ωsetに精度良く追従させることができる。
次に、図13を参照して実施例4の電気慣性制御装置5Dについて説明する。なお以下の説明では、実施例1の電気慣性制御装置5Aと同じ構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図13は、実施例4の電気慣性制御装置5Dの制御回路の構成を示す図である。電気慣性制御装置5Dは、上位指令トルク信号Tと入力側軸トルク検出信号T12とに基づいて、所定の設定慣性モーメントJsetを有する慣性体を模擬した慣性補償トルク信号Trefを生成する慣性補償器51Dと、共振抑制制御回路5Aと、慣性補償器51Dを用いて得られる推定信号と入力側角速度検出信号ωを用いて得られる検出信号との差を用いて外乱補償トルク信号Tobsを生成する外乱オブザーバ57Dと、を備える。
慣性補償器51Dは、下記式(4)に基づいて慣性補償トルク信号Trefを生成する。より具体的には、慣性補償器51Dは、上位指令トルク信号Tから入力側軸トルク検出信号T12を減算することで変換前トルク信号を生成し、この変換前トルク信号に設定慣性モーメントJsetに対する入力側ダイナモメータの慣性モーメントJの比(J/Jset)を乗算することによって、変換後トルク信号((J/Jset)×(T−T12))を生成する。また慣性補償器51Dは、この変換後トルク信号に、外乱オブザーバ57Dによって生成される外乱補償トルク信号Tobsと入力側軸トルク検出信号T12とを合算することによって慣性補償トルク信号Trefを生成する。
ref=(J/Jset)×(T−T12)+Tobs+T12 (4)
外乱オブザーバ57Dは、慣性補償器51Dにおける変換後トルク信号((J/Jset)×(T−T12))を積分しさらにこれに入力側ダイナモメータ11の慣性モーメントJの逆数を乗算して得られる角速度の次元を有する角速度推定信号から、入力角速度検出信号ωを減算し、さらにこの信号に入力側ダイナモメータ11の慣性モーメントJと無次元のゲインgとを乗算したものを外乱補償トルク信号Tobsとし、慣性補償器51Dへ出力する。
次に、図14を参照して実施例5の電気慣性制御装置5Eについて説明する。なお以下の説明では、実施例1の電気慣性制御装置5Aと同じ構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図14は、実施例5の電気慣性制御装置5Eの制御回路の構成を示す図である。電気慣性制御装置5Eは、上位指令トルク信号Tと入力側軸トルク検出信号T12とに基づいて、所定の設定慣性モーメントJsetを有する慣性体を模擬した慣性補償トルク信号Trefを生成する慣性補償器51Eと、共振抑制制御回路5Aと、慣性補償器51Eを用いて得られる推定信号と入力側角速度検出信号ωを用いて得られる検出信号との差を用いて外乱補償トルク信号Tobsを生成する外乱オブザーバ57Eと、を備える。
慣性補償器51Eは、下記式(5)に基づいて慣性補償トルク信号Trefを生成する。より具体的には、慣性補償器51Eは、上位指令トルク信号Tから入力側軸トルク検出信号T12を減算することで得られるトルク信号と、外乱オブザーバ57Eによって生成される外乱補償トルク信号Tobsを合算することによって変換前トルク信号(T−T12+Tobs)を生成する。慣性補償器51Eは、この変換前トルク信号に設定慣性モーメントJsetに対する入力側ダイナモメータの慣性モーメントJの比(J/Jset)を乗算することによって、変換後トルク信号を生成する。また慣性補償器51Cは、この変換後トルク信号に、入力側軸トルク検出信号T12を合算することによって慣性補償トルク信号Trefを生成する。
ref=(J/Jset)×(T−T12+Tobs)+T12 (5)
外乱オブザーバ57Eは、慣性補償器51Eにおいて、上位指令トルク信号Tから入力側軸トルク検出信号T12を減算することによって得られるトルク信号(T−T12)を積分しさらにこれに設定慣性モーメントJsetの逆数を乗算して得られる角速度の次元を有する角速度推定信号から、入力角速度検出信号ωを減算し、さらにこの信号に設定慣性モーメントJsetと無次元のゲインgとを乗算したものを外乱補償トルク信号Tobsとし、慣性補償器5Eへ出力する。
以上本発明の実施例1〜5の電気慣性制御装置5A〜5Eについて説明したが、本発明はこれに限らない。より具体的には、上記実施例1〜5では、入力側ダイナモメータ11と供試体Wと吸収側ダイナモメータ12とを連結して構成されるダイナモメータシステムSにおいて、入力側ダイナモメータ11に電気慣性制御を行う電気慣性制御装置5A〜5Eに本発明を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らない。本発明の電気慣性制御装置は、上記ダイナモメータシステムSにおいて、吸収側ダイナモメータ12に電気慣性制御を行うものに適用してもよい。
S…ダイナモメータシステム
W…供試体
Wi…入力軸
Wo…出力軸
11…入力側ダイナモメータ(ダイナモメータ)
S1…入力側連結軸(連結軸)
21…入力側インバータ(インバータ)
31…入力側角速度センサ(角速度センサ)
41…入力側軸トルクセンサ(軸トルクセンサ)
5,5A,5B,5C,5D,5E…電気慣性制御装置

Claims (4)

  1. 入力軸と出力軸とを備える供試体と、
    前記入力軸又は前記出力軸の何れかと連結軸を介して接続されたダイナモメータと、
    トルク電流指令信号に応じて前記ダイナモメータに電力を供給するインバータと、
    前記連結軸に発生する軸トルクに応じた軸トルク検出信号を発生する軸トルクセンサと
    前記ダイナモメータの角速度に応じた角速度検出信号を発生する角速度センサと、を備えるダイナモメータシステムにおいて、前記ダイナモメータによって所定の設定慣性を有する慣性体の挙動を模擬する電気慣性制御装置であって、
    上位指令トルク信号から前記軸トルク検出信号を減じて得られる信号に前記設定慣性に対する前記ダイナモメータの慣性の比を乗算することによってトルク信号を生成し、当該トルク信号と前記軸トルク検出信号とを合算することにより、前記慣性体を模擬した慣性補償トルク信号を生成する慣性補償器と、
    前記慣性補償トルク信号と前記軸トルク検出信号とを用いることによって、前記供試体と前記ダイナモメータとを含む機械系の共振のうち前記連結軸に固有の共振を抑制するように前記トルク電流指令信号を生成する共振抑制制御回路と、
    前記慣性補償器を用いて得られる推定信号と前記角速度検出信号を用いて得られる検出信号とを用いて外乱補償トルク信号を生成する外乱オブザーバと、を備え、
    前記慣性補償器は、前記上位指令トルク信号から前記軸トルク検出信号を減算することで変換前トルク信号を生成し、当該変換前トルク信号に前記比を乗算することで変換後トルク信号を生成し、当該変換後トルク信号と前記外乱補償トルク信号と前記軸トルク検出信号とを合算することによって前記慣性補償トルク信号を生成し、
    前記外乱オブザーバは、前記変換後トルク信号と前記外乱補償トルク信号とを合算して得られる信号から、前記角速度検出信号を微分し、さらに前記ダイナモメータの慣性を乗算して得られる信号を減算することによって前記外乱補償トルク信号を生成することを特徴とする電気慣性制御装置。
  2. 入力軸と出力軸とを備える供試体と、
    前記入力軸又は前記出力軸の何れかと連結軸を介して接続されたダイナモメータと、
    トルク電流指令信号に応じて前記ダイナモメータに電力を供給するインバータと、
    前記連結軸に発生する軸トルクに応じた軸トルク検出信号を発生する軸トルクセンサと
    前記ダイナモメータの角速度に応じた角速度検出信号を発生する角速度センサと、を備えるダイナモメータシステムにおいて、前記ダイナモメータによって所定の設定慣性を有する慣性体の挙動を模擬する電気慣性制御装置であって、
    上位指令トルク信号から前記軸トルク検出信号を減じて得られる信号に前記設定慣性に対する前記ダイナモメータの慣性の比を乗算することによってトルク信号を生成し、当該トルク信号と前記軸トルク検出信号とを合算することにより、前記慣性体を模擬した慣性補償トルク信号を生成する慣性補償器と、
    前記慣性補償トルク信号と前記軸トルク検出信号とを用いることによって、前記供試体と前記ダイナモメータとを含む機械系の共振のうち前記連結軸に固有の共振を抑制するように前記トルク電流指令信号を生成する共振抑制制御回路と、
    前記慣性補償器を用いて得られる推定信号と前記角速度検出信号を用いて得られる検出信号とを用いて外乱補償トルク信号を生成する外乱オブザーバと、を備え、
    前記慣性補償器は、前記上位指令トルク信号から前記軸トルク検出信号を減算して得られる信号に前記外乱補償トルク信号を合算することで変換前トルク信号を生成し、当該変換前トルク信号に前記比を乗算することで変換後トルク信号を生成し、当該変換後トルク信号と前記軸トルク検出信号とを合算することによって前記慣性補償トルク信号を生成し、
    前記外乱オブザーバは、前記変換前トルク信号から、前記角速度検出信号を微分し、さらに前記設定慣性を乗算して得られる信号を減算することによって前記外乱補償トルク信号を生成することを特徴とする電気慣性制御装置。
  3. 入力軸と出力軸とを備える供試体と、
    前記入力軸又は前記出力軸の何れかと連結軸を介して接続されたダイナモメータと、
    トルク電流指令信号に応じて前記ダイナモメータに電力を供給するインバータと、
    前記連結軸に発生する軸トルクに応じた軸トルク検出信号を発生する軸トルクセンサと
    前記ダイナモメータの角速度に応じた角速度検出信号を発生する角速度センサと、を備えるダイナモメータシステムにおいて、前記ダイナモメータによって所定の設定慣性を有する慣性体の挙動を模擬する電気慣性制御装置であって、
    上位指令トルク信号から前記軸トルク検出信号を減じて得られる信号に前記設定慣性に対する前記ダイナモメータの慣性の比を乗算することによってトルク信号を生成し、当該トルク信号と前記軸トルク検出信号とを合算することにより、前記慣性体を模擬した慣性補償トルク信号を生成する慣性補償器と、
    前記慣性補償トルク信号と前記軸トルク検出信号とを用いることによって、前記供試体と前記ダイナモメータとを含む機械系の共振のうち前記連結軸に固有の共振を抑制するように前記トルク電流指令信号を生成する共振抑制制御回路と、
    前記慣性補償器を用いて得られる推定信号と前記角速度検出信号を用いて得られる検出信号とを用いて外乱補償トルク信号を生成する外乱オブザーバと、を備え、
    前記慣性補償器は、前記上位指令トルク信号から前記軸トルク検出信号を減算することで変換前トルク信号を生成し、当該変換前トルク信号に前記比を乗算することで変換後トルク信号を生成し、当該変換後トルク信号と前記外乱補償トルク信号と前記軸トルク検出信号とを合算することによって前記慣性補償トルク信号を生成し、
    前記外乱オブザーバは、前記変換後トルク信号を積分し、さらに前記ダイナモメータの慣性の逆数を乗算して得られる信号から、前記角速度検出信号を減算することで角速度信号を生成し、当該角速度信号に慣性の次元を有するパラメータを乗算することによって前記外乱補償トルク信号を生成することを特徴とする電気慣性制御装置。
  4. 入力軸と出力軸とを備える供試体と、
    前記入力軸又は前記出力軸の何れかと連結軸を介して接続されたダイナモメータと、
    トルク電流指令信号に応じて前記ダイナモメータに電力を供給するインバータと、
    前記連結軸に発生する軸トルクに応じた軸トルク検出信号を発生する軸トルクセンサと
    前記ダイナモメータの角速度に応じた角速度検出信号を発生する角速度センサと、を備えるダイナモメータシステムにおいて、前記ダイナモメータによって所定の設定慣性を有する慣性体の挙動を模擬する電気慣性制御装置であって、
    上位指令トルク信号から前記軸トルク検出信号を減じて得られる信号に前記設定慣性に対する前記ダイナモメータの慣性の比を乗算することによってトルク信号を生成し、当該トルク信号と前記軸トルク検出信号とを合算することにより、前記慣性体を模擬した慣性補償トルク信号を生成する慣性補償器と、
    前記慣性補償トルク信号と前記軸トルク検出信号とを用いることによって、前記供試体と前記ダイナモメータとを含む機械系の共振のうち前記連結軸に固有の共振を抑制するように前記トルク電流指令信号を生成する共振抑制制御回路と、
    前記慣性補償器を用いて得られる推定信号と前記角速度検出信号を用いて得られる検出信号とを用いて外乱補償トルク信号を生成する外乱オブザーバと、を備え、
    前記慣性補償器は、前記上位指令トルク信号から前記軸トルク検出信号を減算し、さらに前記外乱補償トルク信号を合算することで変換前トルク信号を生成し、当該変換前トルク信号に前記比を乗算することで変換後トルク信号を生成し、当該変換後トルク信号と前記軸トルク検出信号とを合算することによって前記慣性補償トルク信号を生成し、
    前記外乱オブザーバは、前記上位指令トルク信号から前記軸トルク検出信号を減算して得られる信号を積分し、さらに前記設定慣性の逆数を乗算して得られる信号から、前記角速度検出信号を減算することで角速度信号を生成し、当該角速度信号に慣性の次元を有するパラメータを乗算することによって前記外乱補償トルク信号を生成することを特徴とする電気慣性制御装置。
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