JP6465627B2 - 光伝送システム、管理装置、光伝送ノード及び光伝送方法 - Google Patents
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Description
また、特許文献2に記載の技術では、双方向の光パスを意識していないため、光パスの片方向の障害に対する対応が不十分である。例えば、双方向の光パスのプロテクションペアで現用系と予備系の両方の光パスの片方向に障害が起こっているが、第3の経路に切替えなくても導通可能となる光パス状態には対応できない(本発明の図21参照)。この場合、特許文献2に記載の技術では、現用系と予備系どちらかの一方のパスを第3の経路に切替えてしまうことで、切替えによる通信断が一時的に発生してしまう。
実施の形態1.
まず、本発明の光伝送システムで適用する1+1プロテクション方式と波長リストレーション方式の概要について説明する。
図1に示す光伝送ノード101のトランスポンダ部1011は、複数の外部クライアント装置104(図1では1台ずつ表示)からのクライアント信号を対応するポート10111で受信し、多重化してライン側信号として出力するポート多重トランスポンダ部である。例えば図1のトランスポンダ部1011−1aは、n個のポート10111−1−1a〜10111−1−naを有し、クライアント信号を多重化することができるnポート多重トランスポンダ部である。なお各ポート10111において、黒丸が運用系(ACT:ACTIVE)を示し、白丸が待機系(STB:STANDBY)を示している。
外部クライアント装置104bの入力側は、光カプラ106bを用いて、ポート10111−1−1z,10111−2−1zの出力側と接続されている。そして、出力側の光伝送ノード101z内のノード監視制御部1014zにおいて、プロテクションペアの片側のポート10111のみ出力するように、一方を運用系、他方を待機系に設定し、待機系からの出力はシャットダウンする。これにより、クライアント信号が衝突することを回避している。
また、外部クライアント装置104bから外部クライアント装置104aへのクライアント信号の伝送についても、同様の制御が実施される。
図2に示すように、トランスポンダ部1021が、方路スイッチ(SW)1025及び波長選択スイッチ(WSS)1026により、物理的な配線を変更することなく、別の経路を通る光パスを確立可能な場合、波長リストレーション方式による切替えが可能である。
この場合、上記光パスで障害が発生したとき、方路スイッチ1025、波長選択スイッチ1026及び光伝送ノード102cに対して設定を実施し、光パスを再確立することで、通信コネクションが復旧する。
波長リストレーション方式は、ライン側において切替えを実施するため、切替え開始から完了まで、クライアント信号は切断したままとなる。上記のような不要な切断を回避するためには、切替え実施前に、運用系を波長リストレーション切替え実施しない光パス側に切揃える必要がある。しかしながら、通常の1+1プロテクションにおける片方向の障害、例えば図1において、トランスポンダ部1011−1aからトランスポンダ部1011−1zへの方向で障害が発生した場合、トランスポンダ部1011−1zからトランスポンダ部1011−2zへの切替えは実施されるが、対向のトランスポンダ部1011−1aの入力側は障害を検出していないため、切替えが発生せず光パスが不揃いの状態になってしまう。
しかしながら、この方法では、例えば図1において、トランスポンダ部1011−1aからトランスポンダ部1011−1zへの方向での障害と、トランスポンダ部1011−2zからトランスポンダ部1011−2aへの方向での障害がほぼ同時に発生した場合、切揃えることによって、片方向のみしか接続できない状態となってしまう。このように、双方向においてパス障害状態を監視することで、従来の1+1プロテクション方式において切断が発生しなかった光パスにおいて、不要な切断が発生する可能性がある。
以下に、本発明にかかる冗長方式の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
光伝送システムは、図3に示すように、光ネットワーク上において、プロテクション切替え及び波長リストレーション切替え可能な光パスを構成する複数の光伝送ノード1と、当該光ネットワーク上の各光伝送ノード1の監視及び制御を行うことで、光パスの管理を行うネットワーク管理装置(管理装置)2から構成されている。なお、ネットワーク管理装置2は、光ネットワーク上の代表の光伝送ノード1(図1の例では、光伝送ノード1a)と、DCN(Data Communication Network)3でTCP/IPにより接続されている。また、光伝送ノード1a及び光伝送ノード1zには、外部クライアント装置4a,4bがそれぞれ接続されている。
なお図1では、1系統の外部クライアント装置4を示しているが、複数系統設けてもよい。また図1では、光ネットワーク上に5つの光伝送ノード1を設けた場合を示しているが、光伝送ノード1の数に制限はない。
また、トランスポンダ部11は、複数の外部クライアント装置4(図3では1台ずつ表示)からのクライアント信号を対応するポート111で受信し、多重化してライン側信号として出力するポート多重トランスポンダ部である。
ネットワーク管理装置2は、図4に示すように、入力部21、情報管理部(第1管理部)22、情報更新部(第1更新部)23及び切替え指示部24を備えている。このネットワーク管理装置2の各機能部は、ソフトウェアに基づくCPUを用いたプログラム処理によって実行される。
ノード監視制御部14は、図5に示すように、情報管理部(第2管理部)141、障害検出部142、障害通知部143、情報更新部(第2更新部)144、プロテクション切替え部(第1切替え部)145、波長リストレーション切替え部(第2切替え部)146を備えている。このノード監視制御部14の各機能部は、ソフトウェアに基づくCPUを用いたプログラム処理によって実行される。
障害通知部143は、障害検出部142により障害が検出された場合に、ネットワーク管理装置2、光パスを構成する対向の光伝送ノード1に対して、障害発生を示す通知を行うものである。この際、障害通知部143は、光パスの光伝送ノード1間での障害を検出した場合には、ネットワーク管理装置2に対して光パス障害通知を行い、また、当該光パスを構成する対向の光伝送ノード1に対して後方障害通知を行う。また、障害通知部143は、光パスの光伝送ノード1間外(光伝送ノード1と外部クライアント装置4間)での障害を検出した場合には、当該光パスを構成する対向の光伝送ノード1に対して前方障害通知を行う。
図6(a)では、トランスポンダ部11zのライン入力側で障害が発生した場合を示している。この場合、トランスポンダ部11zは、障害が発生した光パスを障害発生中(SF)としてネットワーク管理装置2に通知する(光パス障害通知)。また、対向のトランスポンダ部11aに対して後方障害通知を行う。
そして、トランスポンダ部11zについては、障害の発生箇所が自身の入力側且つ光伝送ノード1間であるため、このトランスポンダ部11zの障害状態を高優先度(SF#1)に設定する。また、対向のトランスポンダ部11aについては、障害の発生箇所が対向のトランスポンダ部11zの入力側且つ光伝送ノード1間であるため、このトランスポンダ部11aの障害状態を低優先度(SF#2)に設定する。
そして、トランスポンダ部11zについては、障害の発生箇所が対向のトランスポンダ部11aの入力側且つ光伝送ノード1間外であるため、このトランスポンダ部11zの障害状態を高優先度(SF#1)に設定する。一方、トランスポンダ部11a及び光パスは障害なし(Not−SF)となる。
ネットワーク管理装置2の切替え指示部24は、情報更新部23により光パス情報が更新された場合に、以下の2つの条件を満たす場合に、該当する光伝送ノード1に波長リストレーション切替え指示を行う(波長リストレーション切替え要求メッセージを送信する)。
(1−1)障害状態の光パスが存在するという条件
(1−2)(1−1)の条件を満たす光パス情報において、波長リストレーション切替えが可能な光パスが存在するという条件
ノード監視制御部14の波長リストレーション切替え部146は、ネットワーク管理装置2の切替え指示部24から波長リストレーション切替え要求メッセージを受信した場合、以下の3つの条件のうちのいずれかを満たす場合に、波長リストレーション切替えが可能であると判断する。
(2−1)1+1プロテクション方式による冗長化を実施していない光パスがあるという条件
(2−2)光パスの少なくとも一端の光伝送ノード1において現用系及び予備系の障害状態が全て高優先度に設定されているという条件
(2−3)光パスの両端の光伝送ノード1において現用系又は予備系が全て待機系であるという条件
図9では、光伝送ノード1aから光伝送ノード1bを経由して光伝送ノード1zへ伝送する光パスA−B−Zを現用系とし、光伝送ノード1aから光伝送ノード1cを経由して光伝送ノード1zへ伝送する光パスA−C−Zを予備系として、プロテクションペアを構成している。また、現用系の光パスは、光伝送ノード1aから光伝送ノード1dを経由して光伝送ノード1zへ伝送する光パスA−D−Zに波長リストレーション切替えが可能となっている。
図10に示すように、光パス情報では、現用系と予備系の光パス、及びリストレーション切替え先の光パスに関する情報が一つのグループとして管理されている。そして、光パス毎に、経路、運用状態(運用中、非運用中)、障害状態(SF,Not−SF,−)を示す情報が管理されている。
図11に示すように、プロテクション情報では、現用系と予備系の光パスのトランスポンダ部11の位置、障害状態(SF#1,SF#2,Not−SF)、運用状態(ACT,STB)示す情報が管理されている。
図12に示すように、光伝送ノード1aは、現用系の光パスのライン側入力障害を検出すると(ステップST1201)、ネットワーク管理装置2に現用系の光パス障害通知を行う(ステップST1202)。また、光パスを構成する対向の光伝送ノード1zに対して、現用系の光パスの後方障害通知を行う(ステップST1203)。また、自身の現用系のトランスポンダ部11の障害状態を高優先度(SF#1)に設定する(ステップST1204)。
また、光伝送ノード1zの情報更新部144は、上記後方障害通知を受信し、自身の現用系の光パスのトランスポンダ部11の障害状態を低優先度(SF#2)に設定する(ステップST1206)。
その後、各光伝送ノード1で上記(2−1)〜(2−3)の条件のうちいずれかを満たすかを判定する。そして、図15では上記(2−3)の条件を満たすため、波長リストレーション切替えが可能であるとしてネットワーク管理装置2に応答し、波長リストレーション切替えを実施する(ステップST1603〜1605)。その後、光パスの開通完了後に、代表の光伝送ノード1aは、ネットワーク管理装置2に切替えが完了したことを通知する(ステップST1606)。これにより、図17に示すような光パス状態となる。
このように、1+1プロテクションの予備系の光パスと、波長リストレーション切替え後の現用系の光パスによって、1+1プロテクションを構成する。これにより、その後にさらに運用中の光パスに障害が発生しても1+1プロテクション切替えによる高速復旧が可能となる。
図20に示すように、光伝送ノード1aは、現用系の光パスのライン側入力障害を検出すると(ステップST2001)、ネットワーク管理装置2に現用系の光パス障害通知を行う(ステップST2002)。また、現用系の光パスを構成する対向の光伝送ノード1zに対して、現用系の光パスの後方障害通知を行う(ステップST2003)。また、自身の現用系のトランスポンダ部11の障害状態を高優先度(SF#1)に設定する(ステップST2004)。
また、上記とほぼ同時に、光伝送ノード1zは、予備系の光パスのライン側入力障害を検出すると(ステップST2005)、ネットワーク管理装置2に予備系の光パス障害通知を行う(ステップST2006)。また、予備系の光パスを構成する対向の光伝送ノード1aに対して、予備系の光パスの後方障害通知を行う(ステップST2007)。また、自身の予備系のトランスポンダ部11の障害状態を高優先度(SF#1)に設定する(ステップST2008)。
また、光伝送ノード1zの情報更新部144は、上記後方障害通知を受信し、自身の現用系の光パスのトランスポンダ部11の障害状態を低優先度(SF#2)に設定する(ステップST2011)。
また、光伝送ノード1aの情報更新部144は、上記後方障害通知を受信し、自身の予備系の光パスのトランスポンダ部11の障害状態を低優先度(SF#2)に設定する(ステップST2012)。
その後、各光伝送ノード1で上記(2−1)〜(2−3)の条件のうちいずれかを満たすかを判定する。しかしながら、第2具体例では、図23に示すように、光伝送ノード1zにおいて、現用系の光パスのトランスポンダ部11が運用状態であるため、上記条件を満たさない。そのため、波長リストレーション切替えは実施しない(ステップST2403〜2405)。その結果、双方向において片側運用のまま導通が維持される。
図25に示すように、光伝送ノード1zは、予備系の光パスの障害からの復旧を検出すると(ステップST2501)、その旨をネットワーク管理装置2及び対向の光伝送ノード1aに通知する(ステップST2502,2503)。また、自身の予備系のトランスポンダ部11の障害状態を正常状態(Not−SF)に設定する(ステップST2504)。
また、光伝送ノード1aの情報更新部144は、上記通知を受信し、自身の予備系の光パスのトランスポンダ部11の障害状態を正常状態(Not−SF)に設定する(ステップST2506)。
その後、各光伝送ノード1で上記(2−1)〜(2−3)の条件のうちいずれかを満たすかを判定する。そして、図26では、光伝送ノード1a及び光伝送ノード1zがともに予備系に切揃えられて、上記(2−3)の条件を満たすため、波長リストレーション切替えが可能であるとしてネットワーク管理装置2に応答する。その後、波長リストレーション切替えを実施し、光パスの開通完了後にネットワーク管理装置2に切替えが完了したことを通知する。
また、切替え先の光パス毎に優先順位を記憶するのではなく、障害の発生箇所(障害通知)に優先度を付け、予め決められた障害通知の優先度の組み合わせに応じて光パスを選択する。これにより、本発明では、光パス数が増加しても光パス毎の優先順位を設定及び記憶する必要がなく、複雑性が増すことを抑制することができる。
実施の形態1では、光伝送ノード1の情報管理部141が、光伝送ノード1のトランスポンダ部11毎にプロテクション情報を管理する場合を示した。それに対して、実施の形態2では、情報管理部141が、トランスポンダ部11のポート111毎にプロテクション情報を管理する場合を示す。
なお、実施の形態2に係る光伝送システムの各部の構成は、図3〜5に示す構成と同様であり、その説明を省略する。
図29(a)では、トランスポンダ部11zのライン入力側での障害を検出した場合を示している。この場合、トランスポンダ部11zは、障害の発生した光パスを障害発生中(SF)としてネットワーク管理装置2に通知する(光パス障害通知)。また、対向のトランスポンダ部11aに対して後方障害通知を行う。
そして、トランスポンダ部11zについては、障害の発生箇所が自身の入力側且つ光伝送ノード1間であるため、このトランスポンダ部11zの全ポート111−1z,111−2zの障害状態を高優先度(SF#1)に設定する。また、対向のトランスポンダ部11aについては、障害の発生箇所が対向のトランスポンダ部11zの入力側且つ光伝送ノード1間であるため、このトランスポンダ部11aの全ポート111−1a,111−2aの障害状態を低優先度(SF#2)に設定する。
そして、トランスポンダ部11zについては、障害の発生箇所が対向のトランスポンダ部11aの入力側且つ当該光パスのトランスポンダ部11間外であるため、トランスポンダ部11zのポート111−1zの障害状態を高優先度(SF#1)に設定する。一方、トランスポンダ部11a及び光パスは障害なし(Not SF)となる。
図30では、光伝送ノード1aから光伝送ノード1bを経由して光伝送ノード1zへ伝送する光パスA−B−Zを現用系とし、光伝送ノード1aから光伝送ノード1cを経由して光伝送ノード1zへ伝送する光パスA−C−Zを予備系として、プロテクションペアを構成している。また、現用系の光パスは、光伝送ノード1aから光伝送ノード1dを経由して光伝送ノード1zへ伝送する光パスA−D−Zに波長リストレーション切替えが可能となっている。また、光伝送ノード1a,1zには、2系統の外部クライアント装置4a〜4dが接続されている。
また、図32は、図30に示す光パス状態において、実施の形態2の光伝送ノード1の情報管理部141で管理しているプロテクション情報を示すテーブルである。この図32に示すプロテクション情報では、現用系と予備系の光パスのトランスポンダ部11の位置、ポート111の位置、優先度付きの障害状態、及び運用状態をポート毎に管理している。
図33に示すように、光伝送ノード1aは、外部クライアント装置4a,4b間の現用系の光パスの障害を検出すると(ステップST3301)、現用系の光パスを構成する対向の光伝送ノード1zに対して、現用系の光パスの前方障害通知を行う(ステップST3302)。
その後、光伝送ノード1zにおいて、図8に示す優先度表に従って、外部クライアント装置4a,4b間の予備系の光パスのポート111−2−1zへの切替えを実施する(ステップST3304)。これにより、図34に示すような光パス状態となる。
図37に示すように、光伝送ノード1aは、外部クライアント装置4a,4b間の現用系の光パスの障害及び外部クライアント装置4c,4d間の予備系の光パスの障害を検出すると(ステップST3701,3702)、光パスを構成する対向の光伝送ノード1zに対して、現用系及び予備系の光パスの前方障害通知を行う(ステップST3703,3704)。
その後、光伝送ノード1zにおいて、図8に示す優先度表に従って、外部クライアント装置4a,4b間の現用系の光パスのポート111−1−1zについてのみ、予備系の光パスのポート111−2−1zへの切替えを実施する(ステップST3707)。これにより、図38に示すような光パス状態となる。
上記実施の形態1,2では、ネットワーク管理装置2を光伝送ノード1の外部に設けた場合について示した。これに対して、代表の光伝送ノード1のノード監視制御部14にネットワーク管理装置2と同等の機能を実装するようにしてもよい。この場合、ネットワーク管理装置2を外部化する場合に比べて、DCN3がダウンしていても波長リストレーション切替えが実施可能である。よって、耐障害性が向上することが期待できる。
Claims (10)
- プロテクション切替え及び波長リストレーション切替え可能な光パスを構成する光伝送ノードと、前記光パスを管理する管理装置とを備えた光伝送システムにおいて、
前記管理装置は、
前記光パスの前記光伝送ノード間の障害状態を含む光パス情報を管理する第1管理部と、
前記光パスの前記光伝送ノード間で障害が生じた場合に、前記光パス情報の前記障害状態を更新する第1更新部と、
前記光パス情報が更新された場合に、該当する前記光伝送ノードに波長リストレーション切替えを指示する切替え指示部とを備え、
前記光伝送ノードは、
前記光伝送ノードの優先度付きの障害状態を含むプロテクション情報を管理する第2管理部と、
前記光パスで障害が生じた場合に、当該障害の発生箇所に応じ、前記プロテクション情報の前記障害状態の優先度を更新する第2更新部と、
前記プロテクション情報が更新された場合に、プロテクション切替えを実施する第1切替え部と、
前記プロテクション切替え後、前記切替え指示部の指示に応じ、前記プロテクション情報に従い、波長リストレーション切替えの可否を判断して実施する第2切替え部とを備えた
ことを特徴とする光伝送システム。 - 前記第2更新部は、障害の発生箇所が自身の前記光伝送ノードの入力側且つ前記光パスの前記光伝送ノード間である第1条件の場合、又は前記発生箇所が前記光パスにおける対向の前記光伝送ノードの入力側且つ前記光パスの前記光伝送ノード間外である第2条件の場合には、障害状態を高優先度に設定し、前記第1,2条件ではなく、前記発生箇所が前記光パスにおける対向の前記光伝送ノードの入力側且つ前記光パスの前記光伝送ノード間である第3条件の場合には、障害状態を低優先度に設定する
ことを特徴とする請求項1記載の光伝送システム。 - 前記第1切替え部は、プロテクション切替えを行う現用系と予備系の前記光パスにおいて、障害状態が異なる優先度である場合に、低優先度である系の前記光パスを運用系とし、高優先度である系の前記光パスを待機系とするようにプロテクション切替えを行う
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光伝送システム。 - 前記第2切替え部は、1+1プロテクション方式による冗長化を実施していない前記光パスがあるという条件、前記光パスの少なくとも一端の前記光伝送ノードにおいて現用系及び予備系の障害状態が全て高優先度に設定されているという条件、及び前記光パスの両端の前記光伝送ノードにおいて現用系又は予備系が全て待機系であるという条件のうち、いずれかを満たす場合に、前記波長リストレーション切替えが可能と判断する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の光伝送システム。 - 前記切替え指示部は、障害状態の前記光パスが存在し、且つ当該光パスに対して波長リストレーション切替え可能な前記光パスが存在する場合に、波長リストレーション切替えを指示する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の光伝送システム。 - 前記光伝送ノードは、前記光パスの両端に接続された外部クライアント装置に対応するポートを有するトランスポンダ部を備え、
前記第2管理部は、前記トランスポンダ部のポート毎に、前記プロテクション情報を管理する
ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の光伝送システム。 - 前記管理装置は、前記光パスを構成する前記光伝送ノードのうち、代表の前記光伝送ノード内に具備された
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の光伝送システム。 - 光伝送ノードにより構成されるプロテクション切替え及び波長リストレーション切替え可能な光パスを管理する管理装置において、
前記光パスの前記光伝送ノード間の障害状態を含む光パス情報を管理する第1管理部と、
前記光パスの前記光伝送ノード間で障害が生じた場合に、前記光パス情報の前記障害状態を更新する第1更新部と、
前記光パス情報が更新された場合に、該当する前記光伝送ノードに波長リストレーション切替えを指示する切替え指示部と
を備えたことを特徴とする管理装置。 - 管理装置により管理されるプロテクション切替え及び波長リストレーション切替え可能な光パスを構成する光伝送ノードにおいて、
前記光伝送ノードの優先度付きの障害状態を含むプロテクション情報を管理する第2管理部と、
前記光パスで障害が生じた場合に、当該障害の発生箇所に応じ、前記プロテクション情報の前記障害状態の優先度を更新する第2更新部と、
前記プロテクション情報が更新された場合に、プロテクション切替えを実施する第1切替え部と、
前記プロテクション切替え後、前記管理装置の、前記光パスの前記光伝送ノード間での障害による前記光パスの前記光伝送ノード間での障害状態を含む光パス情報の更新により、該当する前記光伝送ノードに波長リストレーション切替えを指示する切替え指示部による指示に応じ、前記プロテクション情報に従い、波長リストレーション切替えの可否を判断して実施する第2切替え部と
を備えたことを特徴とする光伝送ノード。 - プロテクション切替え及び波長リストレーション切替え可能な光パスを構成する光伝送ノードと、前記光パスを管理する管理装置とを備えた光伝送システムによる光伝送方法において、
前記管理装置は、
第1管理部が、前記光パスの前記光伝送ノード間の障害状態を含む光パス情報を管理する第1管理ステップと、
第1更新部が、前記光パスの前記光伝送ノード間で障害が生じた場合に、前記光パス情報の前記障害状態を更新する第1更新ステップと、
切替え指示部が、前記光パス情報が更新された場合に、該当する前記光伝送ノードに波長リストレーション切替えを指示する切替え指示ステップとを有し、
前記光伝送ノードは、
第2管理部が、前記光伝送ノードの優先度付きの障害状態を含むプロテクション情報を管理する第2管理ステップと、
第2更新部が、前記光パスで障害が生じた場合に、当該障害の発生箇所に応じて、前記プロテクション情報の前記障害状態の優先度を更新する第2更新ステップと、
第1切替え部が、前記プロテクション情報が更新された場合に、プロテクション切替えを実施する第1切替えステップと、
第2切替え部が、前記プロテクション切替え後、前記切替え指示部による指示に応じ、前記プロテクション情報に従い、波長リストレーション切替えの可否を判断して実施する第2切替えステップとを有する
ことを特徴とする光伝送方法。
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