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JP6455678B2 - 識別方法、識別システム、識別装置及びプログラム - Google Patents

識別方法、識別システム、識別装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、識別方法、識別システム、識別装置及びプログラムに関する。
近年、品質管理や、流通管理のために、部品や生産品を、金型やロット単位、又は個体単位で、照合・識別するニーズが高まっている。
そこで、無線通信方式によってデータ通信を行うRFIDを部品や生産品に内蔵し、部品や生産物の生産から物流、販売等にいたる総合的な商品管理や、商品たる部品や生産物の紛失防止、盗難防止、偽造防止等が行われている。
例えば、特許文献1の技術は、物品に対してRFIDチップを装着する。このような構成により、RFIDチップ内のメモリに格納されているデータを用いて商品の物流管理や製造物履歴管理、真贋判定等のための照合を行うことができる。
また、特許文献2には、RFIDチップ等の特別の装置を装着せずに、商品表面の所定の領域に微小な凹凸部を設け、その凹凸部を照合することにより商品の真贋判定を行う発明が提案されている。
特開2008−9539号公報 特開2008−133495号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、管理しようとする製品の一つ一つにRFIDチップを装着させるため多大なコストがかかるという課題があった。また、ボタンやリベット、ファスニング部品等の小さな物品の場合、RFIDチップ等の特別の装置は疎か、通常のタグすら装着できない場合が多かった。
また、近年の商品デザイン及び金属加工等の技術進歩から、部品又は生産物たる商品の表面、特に、金属部分等は滑らかなものが好まれる傾向にある。従って、特許文献2の技術のように、商品の表面に識別用の凹凸部を設ける場合、部品や生産物たる商品のデザインを損なうという課題があった。
更に、特許文献2の技術は、識別用の凹凸部は微小なものであり、識別用の凹凸部だけでは、照合のために、どの部分を照合領域として撮影して良いかの判断も難しいという課題もあった。
そこで、本発明は上記課題に鑑みて発明されたものであって、その目的は、ICタグなどの特別な装置が不要であり、部品や生産物のデザインを損なうことなく、照合領域を容易に特定でき、部品や生産物を識別することができる識別方法、識別システム、識別装置及びプログラムを提供することにある。
本発明は、部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記照合領域に形成された梨地模様を用いて、前記部品、前記生産物又は前記部品を構成要素の一つに有する生産物を識別する識別方法である。
本発明は、部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記照合領域に形成された梨地模様の画像特徴が記憶されている画像特徴記憶手段と、識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴と、前記画像特徴記憶手段に記憶されている画像特徴とを照合し、前記識別対象の部品、生産物又は部品を構成要素の一つに有する生産物を識別する識別手段とを有する識別システムである。
本発明は、部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記照合領域に形成された梨地模様の第一の画像と、識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の第二の画像とを取得する取得手段と、前記第一の画像と前記第二の画像とを照合し、照合結果を出力する出力手段とを有する照合装置である。
本発明は、部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部に、ランダムな微細凹凸を生じる梨地加工を施し、照合用の梨地模様を形成する梨地形成手段と、梨地模様が形成された骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記部品又は前記生産物の骨格部分の照合領域の梨地模様を、所定の撮影条件の下で撮影する撮影手段と、前記部品又は前記生産物を識別する識別情報と、前記撮影された照合領域の梨地模様の画像特徴とを対応付けて、記憶手段に登録する登録手段とを有する登録装置である。
本発明は、部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記照合領域に形成された梨地模様の第一の画像と、識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の第二の画像とを取得する取得処理と、前記第一の画像と前記第二の画像とを照合し、照合した結果を出力する照合処理とをコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明は、識別標章の骨格部分の少なくとも一部に、部品又は生産物を識別するための照合用の梨地模様が形成されている部品又は生産物である。
本発明は、ICタグなどの特別な装置が不要であり、部品や生産物のデザインを損なうことなく、照合領域を容易に特定でき、部品や生産物を識別することができる。
図1は識別標章の骨格部分を説明する為の図である。 図2は第1の実施の形態のブロック図である。 図3は第1の実施の形態を説明する為の図である。 図4は第1の実施の形態を説明する為の図である。 図5は第1の実施の形態に用いられる撮影補助具及び撮影装置を説明する為の図である。 図6は第1の実施の形態に用いられる撮影補助具及び撮影装置を説明する為の図である。 図7は第2の実施の形態のブロック図である。 図8は画像特徴データベース103の一例を示す図である。 図9は第3の実施の形態のブロック図である。 図10は画像特徴データベース203の一例を示す図である。 図11は第4の実施の形態のブロック図である。 図12は画像特徴データベース303の一例を示す図である。 図13は第5の実施の形態のブロック図である。
本発明は、部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記照合領域に形成された梨地模様を用いて、前記部品、前記生産物又は前記部品を構成要素の一つに有する生産物を識別することを特徴とする。以下に、本実施の形態で用いられる語句について説明する。
部品とは、製造業者により生産される部品をいい、例えば、製品やメーカの識別標章となるロゴプレート、エンブレム、また、一般によく識別標章が含まれている部品である。例えば、ファスニング部品(リベット、ライドファスナー、面ファスナー、スナップファスナー、レールファスナー、バックル、コードストッパー、ベルトアジャスター、ナス環、スナップボタン、ボタン等)や、ボルト、釘、半導体チップのパッケージや外装、プラスチック部品、ギヤ・フレーム・ベアリング・ホイール(自動車・自転車等)の機械部品等がある。また、本発明でいう部品は、かならずしも、他の部品又は製品と、一体的に絶えず固着している必要はなく、容器(缶・キャップ・電池パック等)、封印・ラベル(止め金具等)など、一時的に封印したり、固定したりするようなものも含まれる。
また、生産物とは、製造業者により生産される生産物であり、消費者に購入される生産物を意味し、例えば、バッグや服等のアパレル製品、時計、アクセサリー、皮革製品、金属加工製品(サッシ(窓枠)等の建材、鍵、スパナ・ソケット等の工具、腕時計・ゴルフクラブなど)、木工製品、工業製品(例えば、半導体チップやそれを組み込んだ電子機器など)などがある。
また、部品を構成要素の一つに有する生産物とは、上述した部品が装着された生産物を意味する。例えば、ロゴプレートやファスニング部品(部品)が装着されたバック(生産物)等である。
また、識別標章とは、文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合であって、部品又は生産物を識別するために付されるものをいう。識別標章の例としては、商標、ロゴ、製造者名、製造会社名、ブランド名、製品名、製品番号、ロッド番号等がある。
また、識別標章の骨格部分とは、識別標章の主要な形状部であり、人間の知覚により識別標章を識別する対象となりうる部分であり、着色部分や前景部分とも言われることがある。例えば、図1に示すような、識別標章1があるとする。識別標章1は、「XYZ」の文字部分1aと、「XYZ」の文字部分1aを囲む囲み線部分1bと、面部分1cとから成る。これらのうち、人間の知覚により識別標章を識別する対象となりうる部分、すなわち、識別標章1の骨格部分は、「XYZ」の文字部分1aと、囲み線部分1bとである。尚、骨格部分は、骨格部分以外の部分、例えば、テクスチャ部分に対して物理的に凸部又は凹部等のように立体的になっている必要はなく、他の部分と同様に平面的なものであっても良い。
照合領域とは、識別標章の骨格部分の少なくとも一部である。言い換えると、骨格部分の全部を照合領域としても良いし、骨格部分の一部のみを照合領域として設定しても良いことを意味する。例えば、図1の例では、文字部分1aと囲み線部分1bとを照合領域としても良いし、文字部分1a、囲み線部分1bのみを照合領域としても良い。更に、文字部分1aや、囲み線部分1bの一部のみを照合領域としても良い。
識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様には、識別標章の骨格部分にデザインとして梨地模様が形成されている場合のみならず、部品又は生産物の識別のために、識別標章の骨格部分の照合領域に梨地模様を故意に形成した場合も含む。また、識別標章の骨格部分の全てに梨地模様が形成されている場合において、照合領域の梨地模様のみを用いる場合も含む。
以下に、具体的な実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態のブロック図である。
本発明の第1の実施の形態の識別システムは、部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記照合領域に形成された梨地模様の画像特徴が記憶されている画像特徴記憶部10と、識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴と、画像特徴記憶部10に記憶されている画像特徴とを照合し、前記識別対象の部品、生産物又は部品を構成要素の一つに有する生産物を識別する識別部11とを有する。
以下の説明では、図3に示すように、部品がロゴプレート2であり、そのロゴプレート2を構成要素の一つに有するバック3、すなわち、ロゴプレート2が装着されたバック3を識別する例を説明する。そして、図4に示す如く、ロゴプレート2の識別標章1の骨格部分のうちの文字「X」の部分を照合領域4とし、その照合領域4に梨地模様が形成されている場合を考える。尚、照合領域4を、文字「X」の全体にせず、文字「X」の一部に設定しても良い。
ここで、識別標章の骨格部分に形成される梨地模様の加工処理は大きく分けて二通りの方法が考えられる。
ひとつは、部品や生産物を射出成型や鋳造によって製造するための金型に対して梨地模様を施す処理方法である。金型に対する梨地加工は、エッチング、ブラストなど様々な手法を用いることが可能である。一般的な手法では、梨地の粒度などを制御可能であるが、微細な凹凸のひとつひとつの位置や大きさまで正確に再現されることはなく、加工の都度、ランダムなパターンが生成される。従って、同一の物品を製造する金型が複数作成される場合には、それぞれの金型の梨地加工領域の微細凹凸は、金型毎に異なる。当然、模造品を生成する場合にも、一見して同じ金型を模造することは可能であるが、梨地の微細な凹凸のひとつひとつまでを完全に写し取ることは困難である。この処理方法によると、同一の金型から生産される全ての個体にほぼ一致する梨地模様を施すことができる。逆に、異なる金型であれば、梨地模様の微細特徴は異なっている。このような処理による場合、ある金型によってされた個体群(物品群)のうち少なくとも一以上を選択し、その個体の照合領域4の梨地模様の画像特徴を、識別の基準となる代表値として、画像特徴記憶部10に登録する。この方法によれば、登録されている画像特徴と所定の類似度以上の画像特徴を持つ部品又は生産物は、その金型により梨地模様が形成された部品又は生産物であることを識別することができ、特定の金型から生産された個体群(部品群又は生産物群)を少ない登録データによって照合できるという利点がある。また、識別標章を生成する金型への梨地加工は安価で、コストが製品の製造数に比例しないので、コスト点で利点がある。
尚、上述の説明では、ある金型によってされた個体群(物品群)のうち少なくとも一以上を選択し、その個体の照合領域4の梨地模様の画像特徴を、識別の基準となる代表値として、画像特徴記憶部10に登録する例を説明したが。これに限られない。例えば、金型の梨地部分(部品等に梨地加工を施す部分)の画像を取得し、これを画像特徴記憶部10に登録しても良い。この場合、金型によって梨地加工が施されて形成された部品等の梨地模様の凹凸パターンは、金型の梨地部分の凹凸パターンに対して、凹凸が逆のパターンとなる。従って、画像特徴記憶部10に登録する金型の梨地部分(部品等に梨地加工を施す部分)の画像は、その画像の輝度値を反転させた画像(画像特徴)を登録する。このようにすれば、照合時に、部品等の個体の照合領域4の梨地模様の画像をそのままの照合に利用できる。
また、画像特徴記憶部10に登録する金型の梨地部分(部品等に梨地加工を施す部分)の画像は、その画像の輝度値を反転させず、そのまま登録し、照合時に、部品等の個体の照合領域4の梨地模様の画像の輝度値を反転させて照合するようにしても良い。
他の方法は、エッチング、ブラスト、切削、結晶・紛体塗装、分散メッキ処理などの個体毎にランダムな微細凹凸模様を発生させる加工による梨地処理、あるいは、メッキ処理や塗装による微細な面凹凸の発生である。このような処理による場合、形成された梨地模様は個体毎に異なる。そこで、個体毎(部品又は生産物毎)に、その照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を画像特徴記憶部10に登録しておく。この方法によれば、個体毎(部品又は生産物毎)に梨地模様が異なるため、部品又は生産物の個体単位で照合(識別)することができるという利点がある。
更に、上記のふたつの方法を組み合わせて、金型により梨地加工された部分に、さらに、前記塗装やメッキ処理を加えることにより、微細凹凸の個体差の発生を促進し、さらに識別性が向上させることができる。このとき、金型毎の特徴差は残ったまま、加工による個体毎の特徴差がさらに加わり、金型単位と個体単位との双方の識別が可能になる。特に、金型に施す梨地加工の凹凸の大きさを、後段の梨地加工よりも粗くしておくことによって、個体差より金型差を大きくすることが可能である。こうすれば、照合時(識別時)の特徴量の類似度に対する閾値を、金型毎の識別時には個体毎の識別時よりも緩く設定し、上述したように少ない登録データで照合することが可能になる。さらに、この利点を活用して、まず、金型単位で識別して照合するデータの数を減らし、その後に個体の識別を行うといった階層的な識別処理を行うことができ、識別処理の負担を削減することも可能である。
次に、照合領域の梨地模様の撮影、照合領域の梨地模様の画像特徴の抽出、そして、画像特徴記憶部10への登録であるが、本実施の形態では、文字「X」の部分が照合領域4となり、その照合領域4に形成されている梨地模様の画像特徴を予め抽出して画像特徴記憶部10に記憶することになる。金型による梨地処理では、その金型により梨地処理されたロゴプレート2から数個程度を選択し、それらロゴプレート2の照合領域4の梨地模様を撮影装置により撮影するか、金型の梨地部分(部品等に梨地加工を施す部分)を撮影装置により撮影する。また、加工による梨地処理では、それぞれのロゴプレート2の照合領域4の梨地模様を撮影装置により撮影する。これら撮影された梨地模様から画像特徴を抽出し、画像特徴記憶部10に登録する。尚、撮影画像からの画像特徴の抽出は、画像の輝度値、特徴点、2値化画像の線の変曲点、交点、端点及び中心点など、指紋の画像特徴の抽出技術を用いることができる。
また、ロゴプレート2の画像特徴の画像特徴記憶部10への登録に際し、ロゴプレート2を構成要素の一つに有するバック3に関する管理情報も、ロゴプレート2の画像特徴と対応付けて登録しておく。これにより、ロゴプレート2を識別することができれば、バック3も識別することができる。
ここで、識別のための梨地模様の画像特徴であるが、同一の部品又は生産物であっても、その部品又は生産物に形成された梨地模様を撮影する時の照明条件によって、その画像特徴が異なる場合がある。これは、梨地模様は細やかな凹凸から形成されており、光の照射方向によっては凹凸によって生じる影の位置が異なり、別の画像特徴となってしまうからである。従って、画像特徴記憶部10に登録する梨地模様と識別対象の部品又は生産物の骨格部分の梨地模様とを、同様な照明条件の下で撮影することが好ましい。
そのため、例えば、部品又は生産物の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様を撮影するための撮影補助具及び撮影装置を用いることが好ましい。以下、本実施の形態に用いられる撮影補助具及び撮影装置の一例を説明する。
図5は、本実施の形態に用いられる撮影補助具及び撮影装置を説明する為の図である。本実施の形態の撮影補助具は、物体の微細な凹凸があり鏡面反射の強い面、例えば梨地模様の梨地面の照合領域の撮影を補助する撮影補助具であって、光を照射する光源部20と、部品又は生産物の表面の所定領域を覆う形状を有し、その所定領域に正対する法線方向から所定の角度範囲内に該当する一部の面が光を吸収する黒地であり、その他の角度範囲に該当する面が光源部20、あるいは光源部20から照射された光を拡散して発する光源領域面からなる覆蓋部21とを備える。
覆蓋部21は、例えば、梨地面と平行となるよう形成され、当該梨地面の法線方向から画像撮影を行うための撮影穴が設けられており、梨地面と対向する領域が黒地である上面部と、上面部に垂直に構成され、光源部20の光を拡散する部材からなる側面部とを備える。
覆蓋部21の黒地領域は、部品又は生産物の梨地面の照合領域における面(例えば照合領域の中心にある凸部の山頂面)の法線に対する暗領域の角度範囲θや明領域の角度範囲φにより定まる。このように、黒地と拡散の面の分布は、梨地面の法線方向に対する角度の範囲のみで規定されるものであり、当該面の形状や角度は任意である。つまり、拡散する部材の面は黒地面に垂直としたがこれはあくまで一例にすぎず、その形状や配置角度は任意である。黒地面も同様に、平面である必要もなく、前記梨地面の法線から角度θの範囲をすべてカバーしていれば、任意の形状でよい。
覆蓋部21の黒地領域は光源部20からの照明光を反射しないため、上面の撮影穴に装着されたカメラに正対する梨地面凸部の山頂部分は黒く写る。図6に示すように、覆蓋部21の黒地領域のサイズと暗領域の角度範囲θには関係があり、黒暗領域の角度範囲θが大きくなると覆蓋部21の黒地領域も大きくなり、暗領域の角度範囲θが小さくなると覆蓋部21の黒地領域も小さくなる。そして、覆蓋部21の黒地領域が大きくなると梨地面の黒く写る部分も大きくなり、黒地領域が小さくなると梨地面の黒く写る部分も小さくなる。本実施の形態では、梨地面を撮影した画像における照合領域内の黒画素数あるいは照合領域中の画素の輝度値の分離度が所定値(例えば25%等)になるように角度範囲θやφを調整する。具体的には、覆蓋部21の黒地領域のサイズを変化させてもよく、また、覆蓋部21の側面の高さを変化させてもよい。それには様々な方法が利用可能であるが、一例として、黒地領域を上下させるネジ機構を備え、当該ネジ機構を回転させることによって、覆蓋部21の側面の高さを調整することができる。これはあくまで一例であり、その他の方法も利用可能である。
梨地凹凸の実寸は識別対象の部品又は生産物の加工時のパラメータによって変動するため、角度範囲θ、φを調整して黒地領域を適切なサイズとすることで撮影画像の輝度分布を最適化する。なお、2値化のときの閾値は輝度変化のヒストグラムの1次微分が最大となる輝度値を用いる。
これにより、カメラに正対する方向の法線を持つ梨地面凸部の頂部分は黒く写り、正対しない梨地面凹部は光が多様な方向から反射されて白く写るため、凹凸部について明暗のコントラストが強調された撮影画像を得ることができ、頂部を特徴点として安定に抽出しやすくなる。
更に、照合領域の梨地模様の撮影画像から照合領域の梨地模様の画像特徴を抽出する際に、照合領域の梨地模様の撮影画像を正規化した後に、照合領域の梨地模様の画像特徴を抽出することが好ましい。本実施の形態では、部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部を照合領域としているので、識別標章の骨格部分を基準部位とすることができる。例えば、図4の例では、ロゴプレート2の識別標章1の骨格部分のうちの文字「X」の部分を照合領域4(点線の内部)としている。ここで、骨格部分のうちの文字「X」は識別標章1の一部であり、全てのロゴプレート2で共通の形、大きさをしているので、文字「X」を基準部位とすることができる。そして、基準部位となる文字「X」の特徴を記憶しておけば、撮影した画像の文字「X」位置、姿勢を識別することは容易である。従って、文字「X」のの位置、姿勢を正規化して識別することができれば、文字「X」の照合領域4の位置・姿勢を正規化して特定することができ、照合領域4に形成されている梨地模様の画像特徴を抽出することができる。尚、本実施の形態では、骨格部分のうちの文字「X」を基準部位とする例を説明したが、これに限ることなく、例えば、他の文字や、囲む囲み線部分1b等の他の骨格部分を基準部位としても良い。
以上の如く、識別部11は、所定の撮影条件下で撮影された、識別対象のロゴプレート2の文字「X」の照合領域4に形成されている梨地模様の撮影画像を正規化し、画像特徴を抽出する。そして、抽出した識別対象のロゴプレート2の画像特徴と、画像特徴記憶部10に記憶されている画像特徴とを照合することにより、ロゴプレート2を識別する。ロゴプレート2を識別することができれば、ロゴプレート2の画像特徴と対応付けられている管理情報からバック3も識別することができる。
上述した本実施の形態の効果は以下の通りである。
(1)部品又は生産物を識別する梨地模様が識別標章の骨格部分に形成されているので、その梨地模様が人の目には着色領域として知覚され、識別標章のデザイン等を阻害しない。
(2)照合領域が識別標章の骨格部分にあり、識別標章は、通常、誰にでもわかるので、部品又は生産物を識別する際に、どの部分を識別のために撮影すれば良いかを容易に判別できる。
(3)梨地の画像特徴を抽出する際、識別標章の骨格部分を基準部位とすることができ、容易に撮影画像の正規化ができる。基準部位となる識別標章の骨格部分は、同一種類の部品又は生産物であれば個体に寄らず同一のパターンを共通に保有しているからである。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態は、部品の例をロゴプレートとし、金型により、ロゴプレートの識別標章の骨格部分の照合領域に梨地模様を形成する場合における、ロゴプレートを用いたバックの識別システムに関する。
図7はバックの識別システムの構成図である。
撮影部101は、バック100の生産に係る者(バックの生産業者等)や、バック100の品質管理を行う者側に存在し、生産者等により、バック100に装着されているロゴプレート110の識別標章の骨格部の照合領域を撮影するものである。尚、撮影部101は、上述した所定の撮影条件で撮影するものである。尚、撮影する個数であるが、金型による梨地処理の場合、金型毎にほぼ同一の梨地模様が形成されるため、金型毎に数個のロゴプレートを選択し、選択したロゴプレートを撮影すれば良い。また、撮影された画像のファイル形式も問わず、JPEG等で良い。
画像特徴抽出部102は、撮影部101で撮影された画像から照合領域の梨地模様の画像特徴を抽出するものである。画像特徴の抽出は、撮影部101で撮影された画像を、上述したように識別標章の骨格部を用いて正規化した後、画像の輝度値、特徴点、2値化画像の線の変曲点、交点、端点及び中心点など、指紋の画像特徴の抽出技術を用いて抽出する。このようにして抽出された画像特徴は、画像特徴データベース103に登録される。
画像特徴データベース103は、図8に示す如く、金型とその金型で処理されたロゴプレート110の照合領域における梨地模様の画像特徴と、そのロゴプレート110が装着されたバック100に関する管理情報とが対応付けられて記憶されている。尚、管理情報には、部品又は生産物や部品が装着された生産物の識別情報のみならず、部品又は生産物の生産場所、品種、生産日時の生産情報や、部品が用いられている生産物名、出荷先や出荷日等の流通情報等の部品又は生産物の管理情報を含む概念である。
このように、部品の梨地模様の画像特徴と、部品又は生産物や部品が装着された生産物の管理情報とを関連付けておけば、識別されたロゴプレート110(部品)の履歴情報の取得や、ロゴプレート110が装着されたバック100(部品を構成要素の一つに有する生産物)の識別も行うことができる。
撮影部104及び画像特徴抽出部105は、バックの検査部門や、バックの出荷先、バックの販売店や購入者等のバックの照合・識別を行う側に存在し、撮影部101及び画像特徴抽出部102と同様な構成である。
照合部106は、画像特徴抽出部105で抽出された、照合対象のバック107のロゴプレート111の照合領域の画像特徴と、画像特徴データベース103に記憶されている画像特徴とを照合し、一致するものがある場合、照合対象のバック107のロゴプレート111が画像特徴データベース103に登録された正規のロゴプレートであると判定する。例えば、ロゴプレート111の画像特徴が“YYY”である時、ロゴプレート111は金型2より処理されたロゴプレートであることが識別できる。そして、ロゴプレート111を装着したバック107は、管理情報“100”のバックであることが識別できる。
尚、画像特徴の照合方法であるが、例えば、梨地模様の線の端点、交点、角を特徴点とし、特徴点の配置を照合し、同じ位置(ある閾値以内の範囲)にある特徴点の組数が所定数以上である場合同一と判定する。このような照合技術は、既存の指紋照合の技術を用いることができる。
尚、上述した、撮影部、画像特徴抽出部、画像特徴データベース及び照合部は、それぞれ単独で存在し、互いにネットワークで接続されていても良いし、いくつかの部がまとめられて存在しても良い。
以上の如く、本実施の形態によれば、物品を識別するタグや、RFIDタグのような特別な装置が不要で、かつ、商標やロゴ等の識別標章のデザインを損ねることなく、識別標章の骨格部分に形成された梨地模様により、部品又は生産物の個体、あるいは、部品又は生産物を製造した金型の照合を行うことができる。特に、本第2の実施の形態では、金型による梨地処理なので、金型毎にほぼ同一の梨地模様が形成されるため、金型毎に照合を行う場合、例えば、金型毎の品質検査等に有用である。また、模造品等は正規品とは異なる金型を用いて製造されるので、模造品を判定することも可能になる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態を説明する。
第3の実施の形態は、物品の例をロゴプレートとし、ブラスト処理により、ロゴプレートファスナーの識別標章の骨格部分の照合領域に個別に梨地模様を形成する場合における、ロゴプレートを用いたバックの識別システムに関する。
図9はファスナーの照合システムの構成図である。
撮影部201は、バック200の生産に係る者(バックの生産業者等)や、バック200の品質管理を行う者側に存在し、生産者等により、バック200に装着されているロゴプレート210の識別標章の骨格部の照合領域を撮影するものである。尚、撮影部201は、上述した所定の撮影条件で撮影するものである。撮影部201は、上述した所定の撮影条件で撮影するものである。また、撮影された画像のファイル形式も問わず、JPEG等で良い。
画像特徴抽出部202は、撮影部201で撮影された画像から照合領域の梨地模様の画像特徴を抽出するものである。画像特徴の抽出は、撮影部201で撮影された画像を、上述したように識別標章の骨格部を用いて正規化した後、画像の輝度値、特徴点、2値化画像の線の変曲点、交点、端点及び中心点など、指紋の画像特徴の抽出技術を用いて抽出する。このようにして抽出された画像特徴は、画像特徴データベース203に登録される。
画像特徴データベース203は、図10に示す如く、ロゴプレート210の個体を識別する個体識別情報と、ロゴプレート210の照合領域における梨地模様の画像特徴と、そのロゴプレート210が装着されたバック200に関する管理情報とが対応付けられて記憶されている。尚、ロゴプレート210の個体識別情報には、部品又は生産物の生産場所、品種、生産日時の生産情報や、部品が用いられている生産物名、出荷先や出荷日等の流通情報等の部品又は生産物の管理情報を含めても良い。また、バック200に関する管理情報には、部品又は生産物や部品が装着された生産物の識別情報のみならず、部品又は生産物の生産場所、品種、生産日時の生産情報や、部品が用いられている生産物名、出荷先や出荷日等の流通情報等の部品又は生産物の管理情報を含む概念である。
このように、部品の梨地模様の画像特徴と、部品又は生産物や部品が装着された生産物の管理情報とを関連付けておけば、識別されたロゴプレート210(部品)の履歴情報の取得や、ロゴプレート210が装着されたバック200(部品を構成要素の一つに有する生産物)の識別も行うことができる。
撮影部204及び画像特徴抽出部205は、バックの検査部門や、バックの出荷先等、バックの販売店や購入者のバックの照合・識別を行う側に存在し、撮影部201及び画像特徴抽出部202と同様な構成である。
照合部206は、画像特徴抽出部205で抽出された、照合対象のバック207のロゴプレート211の照合領域の画像特徴と、画像特徴データベース203に記憶されている画像特徴とを照合し、一致するものがある場合、照合対象のロゴプレート211が画像特徴データベース203に登録された正規のロゴプレートであると判定する。例えば、ロゴプレート211の画像特徴が“YYY”である時、ロゴプレート211は識別情報“ロゴプレート2”で特定されるロゴプレートであることが識別できる。そして、ロゴプレート211を装着したバック207は、管理情報“200”のバックであることが識別できる。
尚、画像特徴の照合方法であるが、例えば、梨地模様の線の端点、交点、角を特徴点とし、特徴点の配置を照合し、同じ位置(ある閾値以内の範囲)にある特徴点の組数が所定数以上である場合同一と判定する。このような照合技術は、既存の指紋照合の技術を用いることができる。
尚、上述した、撮影部、画像特徴抽出部、画像特徴データベース及び照合部は、それぞれ単独で存在し、互いにネットワークで接続されていても良いし、いくつかの部がまとめられて存在しても良い。
以上の如く、本実施の形態によれば、物品を識別するタグや、RFIDタグのような特別な装置が不要で、かつ、商標やロゴ等の識別標章のデザインを損ねることなく、識別標章の骨格部分に形成された梨地模様により、部品又は生産物の個体、あるいは、部品又は生産物を製造した金型の照合を行うことができる。特に、本第3の実施の形態では、加工痕による梨地処理なので、部品毎又は生産物毎に異なる梨地模様が形成されるため、部品又は生産物の照合を個体レベルで識別することができる。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態を説明する。
第4の実施の形態は、物品の例をロゴプレートとし、金型によって施されたロゴプレートの梨地模様の上に、後段の加工として、ブラスト加工、又は、紛体塗装による梨地加工、あるいはめっき加工を施した場合における、ロゴプレートを用いたバックの識別システムに関する。
図11はバックの識別システムの構成図である。
撮影部301は、バック300の生産に係る者(バックの生産業者等)や、バック300の品質管理を行う者側に存在し、生産者等により、バック300に装着されているロゴプレート310の識別標章の骨格部の照合領域を撮影するものである。尚、撮影部301は、上述した所定の撮影条件で撮影するものである。また、撮影された画像のファイル形式も問わず、JPEG等で良い。
画像特徴抽出部302は、撮影部301で撮影された画像から照合領域の梨地模様の画像特徴を抽出するものである。画像特徴の抽出は、撮影部301で撮影された画像を、上述したように識別標章の骨格部を用いて正規化した後、画像の輝度値、特徴点、2値化画像の線の変曲点、交点、端点及び中心点など、指紋の画像特徴の抽出技術を用いて抽出する。このようにして抽出された画像特徴は、画像特徴データベース303に登録される。
尚、ロゴプレート310の画像特徴の取得であるが、ロゴプレート310は、金型によって施された梨地模様の上に、後段の加工として、ブラスト加工、又は、紛体塗装による梨地加工、あるいはめっき加工を施されている。よって、上述したように、金型毎の特徴差は残ったまま、加工による個体毎の特徴差がさらに加わっている。そこで、金型毎に、ロゴプレート310のサンプルを数個選択し、後段の加工前の金型による梨地模様の画像特徴(金型差画像特徴と呼ぶ)だけを取得することが望ましい。そして、他の個体については、金型による梨地模様に加え、後段の加工処理後の梨地模様の画像特徴(個体差画像特徴)を取得する。
前記金型差画像特徴・個体差画像特徴のそれぞれの取得方法の一例として、次のような方法がある。金型に対する梨地加工によって生じる個々の微細凹凸のサイズをa、後段の加工によってさらに生じる凹凸のサイズをbとする。ここで、たとえばa>bとなるように加工を制御しておくとする。同じ金型から製造された個体の画像には、サイズaの斑点とサイズbの斑点が混在して発生している。ここで、サイズがほぼaの斑点のみを特徴点として取得すれば、金型差画像特徴を取得できる。さらに、サイズbの斑点を抽出すれば、個体差画像特徴を取得できる。
金型差特徴は、複数のサンプルから抽出し、その平均等を取ることによって、より安定した金型の照合が可能になる。
画像特徴データベース303は、図12に示す如く、ロゴプレート310の個体を識別する個別識別情報と、ロゴプレート310が生産された金型による照合領域における梨地模様の画像特徴(金型差画像特徴)と、各金型によって生産されたロゴプレート310の照合領域上に、後段の加工として形成された梨地模様の画像特徴(個体差画像特徴)と、そのロゴプレート310が装着されたバック300に関する管理情報とが対応付けられて記憶されている。尚、ロゴプレート310の個体識別情報には、部品又は生産物の生産場所、品種、生産日時の生産情報や、部品が用いられている生産物名、出荷先や出荷日等の流通情報等の部品又は生産物の管理情報を含めても良い。また、バック300に関する管理情報には、部品又は生産物や部品が装着された生産物の識別情報のみならず、部品又は生産物の生産場所、品種、生産日時の生産情報や、部品が用いられている生産物名、出荷先や出荷日等の流通情報等の部品又は生産物の管理情報を含む概念である。
このように、部品の梨地模様の画像特徴と、部品又は生産物や部品が装着された生産物の管理情報とを関連付けておけば、識別されたロゴプレート310(部品)の履歴情報の取得や、ロゴプレート310が装着されたバック300(部品を構成要素の一つに有する生産物)の識別も行うことができる。
撮影部304及び画像特徴抽出部305は、バックの検査部門や、バックの出荷先等、バックの販売店や購入者のバックの照合・識別を行う側に存在し、撮影部301及び画像特徴抽出部302と同様な構成である。
照合部306は、画像特徴抽出部305で抽出された、識別対象のバック307のロゴプレート311の照合領域の画像特徴と、画像特徴データベース303に記憶されている画像特徴とを照合し、一致するものがある場合、識別対象のロゴプレート311が画像特徴データベース203に登録された正規のロゴプレートであると判定することができる。ここで、照合部306は、まず、識別対象のバック307のロゴプレート311の照合領域の画像特徴と、金型による照合領域における梨地模様の画像特徴(金型差画像特徴)とを照合することにより、ロゴプレート311を生産した金型を判別する。次に、判別した金型で生産されたファスナー群の個体差画像特徴と、ロゴプレート311の画像特徴(個体差画像特徴)とを照合し、ロゴプレート311の個体を照合する。
例えば、ロゴプレート311の画像特徴が“AAA+YYY”である場合、上述したように、たとえば斑点のサイズや線の太さによる選別によって、特徴点AAAと特徴点YYYに画像特徴を分離できる。ここで、ロゴプレート311の画像特徴が“AAA”を持つことにより、金型Aより生産されたものであることが判別できる。そして、金型Aより生産されたロゴプレート群の画像特徴と、照合対象のロゴプレート311の画像特徴“AAA+YYY”とを照合することにより、ロゴプレート311は識別情報ロゴプレート2で特定されるロゴプレートであることが識別できる。そして、ロゴプレート311を装着したバック307は、管理情報“101”のバックであることが識別できる。
尚、画像特徴の照合方法であるが、例えば、梨地模様の線の端点、交点、角を特徴点とし、特徴点の配置を照合し、同じ位置(ある閾値以内の範囲)にある特徴点の組数が所定数以上である場合同一と判定する。このような照合技術は、既存の指紋照合の技術を用いることができる。
尚、上述した、撮影部、画像特徴抽出部、画像特徴データベース及び照合部は、それぞれ単独で存在し、互いにネットワークで接続されていても良いし、いくつかの部がまとめられて存在しても良い。
以上の如く、本第4の実施の形態の特徴的な所は、上述した第2の実施の形態、第3の実施の形態の効果に加えて、部品又は生産物の個体を識別する場合であっても、登録されている全ての画像特徴と照合する必要はなく、照合処理が高速に行える点である。また、部品又は生産物の個体レベルまでの照合を必要とせず、部品又は生産物を生産した金型レベルの照合のみ行うといった階層的な照合も行うことができる。
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態を説明する。
第5の実施の形態は、ロゴプレートのような部品に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部に、ランダムな微細凹凸を生じる梨地加工を施し、照合用の梨地模様を形成し、梨地模様が形成された骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、照合領域の梨地模様を、所定の撮影条件の下で撮影し、部品を識別する識別情報と、撮影された照合領域の梨地模様の画像特徴とを対応付けて、データベースに登録する登録装置である。
図13は第5の実施の形態の登録装置のブロック図である。
第5の実施の形態の登録装置は、部品400を運ぶベルトコンベア401と、部品400に梨地模様を形成する梨地模様形成部402と、部品400の照合領域の梨地模様を、所定の撮影条件の下で撮影する撮影部403と、撮影部403で撮影された画像から照合領域の画像特徴を抽出する画像特徴抽出部404と、抽出された画像特徴と部品の識別とを対応付けて画像特徴データベース406に登録する画像特徴登録部405とを有する。
梨地模様形成部402は、部品に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部に、ランダムな微細凹凸を生じる梨地加工を施し、照合用の梨地模様を形成するものである。梨地加工の代表的な例としては、サンドブラスト、エッチングによる表面加工、ブラスト塗装等があるが他の方法でもかまわない。また、識別標章の骨格部分の照合領域に厳密に梨地加工をすることが好ましいが、多少のずれ等は、後段の画像処理により対処できるので、少なくとも照合領域内に梨地模様が形成されていれば良い。
撮影部403は、上述の第1の実施の形態で説明した撮影条件のような方法により、ベルトコンベア401により運ばれてくる梨地模様が形成された部品400の照合領域を撮影し、撮影した画像を画像特徴抽出部404に出力する。
画像特徴抽出部404は、撮影部403で撮影された画像から照合領域の梨地模様の画像特徴を抽出するものである。画像特徴の抽出は、撮影部403で撮影された画像を、画像の輝度値、特徴点、2値化画像の線の変曲点、交点、端点及び中心点など、指紋の画像特徴の抽出技術を用いて抽出する。尚、必要が有る場合には、上述したように識別標章の骨格部を用いて正規化した後に画像特徴の抽出を行う。
画像特徴登録部405は、画像特徴抽出部404により抽出された部品400の画像特徴と、部品400の識別情報とを対応付けて、画像データベース406に登録する。
このような、登録装置によれば、識別用の梨地加工から、画像特徴の登録までを自動的に行うことができる。
尚、登録装置は、梨地模様形成部402を有さず、画像特徴の登録だけでも存在しうる。
以上、実施の形態を説明したが、上述した説明からも明らかなように、画像特徴抽出部や識別部等をハードウェアで構成することも可能であるが、コンピュータプログラムにより実現することも可能である。この場合、プログラムメモリに格納されているプログラムで動作するプロセッサによって、上述した実施の形態と同様の機能、動作を実現させる。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1) 部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記照合領域に形成された梨地模様を用いて、前記部品、前記生産物又は前記部品を構成要素の一つに有する生産物を識別する
識別方法。
(付記2) 部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を、予め記憶しておき、
識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を取得し、
前記取得した画像特徴と前記記憶されている画像特徴とを照合し、前記識別対象の部品、生産物又は部品を構成要素の一つに有する生産物を識別する
付記1に記載の識別方法。
(付記3) 前記識別標章の骨格部分を用いて、撮影した前記照合領域に形成された梨地模様の画像を正規化し、前記照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を取得する
付記1又は付記2に記載の識別方法。
(付記4) 前記記憶されている画像特徴は、前記部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様を、所定の照明条件により撮影して得られた画像の画像特徴であり、
前記識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴は、前記識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様を、前記所定の照明条件と同様な照明条件で撮影して取得された画像特徴である
付記1から付記3のいずれかに記載の識別方法。
(付記5) 前記梨地模様が、金型によって形成されたものであり、
同一の金型によって前記識別標章の骨格部分の照合領域に梨地模様が形成された複数の部品又は生産物のうち、少なくとも一つの部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を、金型毎に記憶しておき、
前記識別対象の部品、生産物又は部品を構成要素の一つに有する生産物の識別を、金型単位で行う
付記1から付記4のいずれかに記載の識別方法。
(付記6) 前記金型毎の画像特徴は、金型の梨地を撮影した画像の輝度値を反転した画像特徴であり、
前記輝度値を反転した画像特徴と、前記識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴とを照合する
付記5に記載の識別方法。
(付記7) 部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を、前記部品又は前記生産物の個体毎に予め記憶しておき、
前記識別対象の部品、生産物又は部品を構成要素の一つに有する生産物の識別を、前記部品又は前記生産物の個体毎に行う
付記1から付記4のいずれかに記載の識別方法。
(付記8) 前記部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴と、前記部品、前記生産物又は前記部品を構成要素の一つに有する生産物の管理情報とを対応付けて記憶しておく
付記5から付記8のいずれかに記載の識別方法。
(付記9) 前記部品または生産物の製造工程において、前記識別標章の骨格部分の照合領域に、ランダムな微細凹凸を生じる梨地加工を施し、照合用の梨地模様を形成する付記1から付記8のいずれかに記載の識別方法。
(付記10) 前記梨地加工が、サンドブラスト、エッチングによる表面加工、ブラスト塗装のいずれかである
付記9に記載の識別方法。
(付記11) 部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記照合領域に形成された梨地模様の画像特徴が記憶されている画像特徴記憶手段と、
識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴と、前記画像特徴記憶手段に記憶されている画像特徴とを照合し、前記識別対象の部品、生産物又は部品を構成要素の一つに有する生産物を識別する識別手段と
を有する識別システム。
(付記12) 前記識別手段は、前記識別標章の骨格部分を用いて、撮影した前記照合領域に形成された梨地模様の画像を正規化し、前記照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を取得する
付記11に記載の識別システム。
(付記13) 前記部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様を、所定の照明条件により撮影する画像撮影手段と、
前記識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を、前記所定の照明条件と同様な照明条件で撮影する識別画像撮影手段と
を有する付記11又は付記12に記載の識別システム。
(付記14) 前記梨地模様が、金型によって形成されたものであり、
前記画像特徴記憶手段には、同一の金型によって前記識別標章の骨格部分の照合領域に梨地模様が形成された複数の部品又は生産物のうち、少なくとも一つの部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴が、金型毎に記憶されており、
前記識別手段は、前記識別対象の部品、生産物又は部品を構成要素の一つに有する生産物の識別を、金型単位で行う
付記11から付記13のいずれかに記載の識別システム。
(付記15) 前記金型毎の画像特徴は、金型の梨地を撮影した画像の輝度値を反転した画像特徴であり、
前記識別手段は、前記輝度値を反転した画像特徴と、前記識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴とを照合する
付記14に記載の識別システム。
(付記16) 前記画像特徴記憶手段に、部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を、前記部毎又は前記生産物の個体毎に記憶しておき、
前記識別手段は、前記識別対象の部品、生産物又は部品を構成要素の一つに有する生産物の識別を、前記部品又は前記生産物の個体毎に行う
付記11から付記13のいずれかに記載の識別システム。
(付記17) 前記部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴と、前記部品、前記生産物又は前記部品を構成要素の一つに有する生産物の管理情報とを、対応付けて前記画像特徴記憶手段に記憶しておく
付記14から付記16のいずれかに記載の識別システム。
(付記18) 部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記照合領域に形成された梨地模様の第一の画像と、識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の第二の画像とを取得する取得手段と、
前記第一の画像と前記第二の画像とを照合し、照合した結果を出力する出力手段と
を有する照合装置。
(付記19) 前記出力手段は、前記識別標章の骨格部分を用いて、前記第一の画像又は前記第二の画像を正規化する
付記18に記載の照合装置。
(付記20) 前記第一の画像と前記第二の画像とは、同様な所定の照明条件により撮影して得られた画像である
付記18又は付記19に記載の照合装置。
(付記21) 前記梨地模様が、金型によって形成されたものであり、
前記第1の画像は、同一の金型によって前記識別標章の骨格部分の照合領域に梨地模様が形成された複数の部品又は生産物のうち、少なくとも一つの部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像であり、
前記出力手段は、前記第一の画像と前記第二の画像との照合を、金型単位で行う
付記18から付記20のいずれかに記載の照合装置。
(付記22) 前記第一の画像は、金型の梨地を撮影した画像の輝度値を反転した画像である
付記22に記載の照合装置。
(付記23) 前記第一の画像は、部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の個体毎の画像であり、
前記出力手段は、前記第一の画像と前記第二の画像との照合を、個体単位で行う
付記18から付記20のいずれかに記載の照合装置。
(付記24) 前記部品または生産物の製造工程において、前記識別標章の骨格部分の照合領域に、ランダムな微細凹凸を生じる梨地加工を施し、照合用の梨地模様を形成する付記18から付記23のいずれかに記載の照合装置。
(付記25) 前記梨地加工が、サンドブラスト、エッチングによる表面加工、ブラスト塗装のいずれかである
付記24に記載の照合装置。
(付記26) 部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部に、ランダムな微細凹凸を生じる梨地加工を施し、照合用の梨地模様を形成する梨地形成手段と、
梨地模様が形成された骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記部品又は前記生産物の骨格部分の照合領域の梨地模様を、所定の撮影条件の下で撮影する撮影手段と、
前記部品又は前記生産物を識別する識別情報と、前記撮影された照合領域の梨地模様の画像特徴とを対応付けて、記憶手段に登録する登録手段と
を有する登録装置。
(付記27) 部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部に、ランダムな微細凹凸を生じる梨地加工を施し、照合用の梨地模様を形成する梨地形成手段
を有する付記26に記載の登録装置。
(付記28) 前記登録手段は、前記撮影された照合領域の梨地模様の画像特徴と、前記部品、前記生産物又は前記部品を構成要素の一つに有する生産物の管理情報とを対応付けて、前記記録手段に登録する
付記26又は付記27に記載の登録装置。
(付記29) 部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記照合領域に形成された梨地模様の第一の画像と、識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の第二の画像とを取得する取得処理と、
前記第一の画像と前記第二の画像とを照合し、照合した結果を出力する照合処理と
をコンピュータに実行させるプログラム。
(付記30) 前記識別標章の骨格部分を用いて、前記第一の画像又は前記第二の画像を正規化する処理を有する
付記29に記載のプログラム。
(付記31) 前記第一の画像と前記第二の画像とは、同様な所定の照明条件により撮影して得られた画像である
付記29又は付記30に記載のプログラム。
(付記32) 前記梨地模様が、金型によって形成されたものであり、
前記第1の画像は、同一の金型によって前記識別標章の骨格部分の照合領域に梨地模様が形成された複数の部品又は生産物のうち、少なくとも一つの部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像であり、
前記照合処理は、前記第一の画像と前記第二の画像との照合を、金型単位で行う
付記29から付記31のいずれかに記載のプログラム。
(付記33) 前記第一の画像は、金型の梨地を撮影した画像の輝度値を反転した画像である
付記29から付記32のいずれかに記載のプログラム。
(付記34) 前記第一の画像は、部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の個体毎の画像であり、
前記照合処理は、前記第一の画像と前記第二の画像との照合を、個体単位で行う
付記29から付記33のいずれかに記載のプログラム。
(付記35) 前記部品または生産物の製造工程において、前記識別標章の骨格部分の照合領域に、ランダムな微細凹凸を生じる梨地加工を施し、照合用の梨地模様を形成する付記29から付記34のいずれかに記載のプログラム。
(付記36) 前記梨地加工が、サンドブラスト、エッチングによる表面加工、ブラスト塗装のいずれかである
付記35に記載のプログラム。
(付記37) 識別標章の骨格部分の少なくとも一部に、部品又は生産物を識別するための照合用の梨地模様が形成されている部品又は生産物。
以上好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形し実施することが出来る。
本出願は、2013年3月12日に出願された日本出願特願2013−49282号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 識別標章
1a,1b 骨格部分
2 ロゴプレート
3 バック
4 照合領域
10 画像特徴記憶部
11 識別部
20 光源部
21 覆蓋部
100 バック
101 撮影部
102 画像特徴抽出部
103 画像特徴データベース
104 撮影部
105 画像特徴抽出部
106 照合部
107 バック
110 ロゴプレート
111 ロゴプレート
200 バック
201 撮影部
202 画像特徴抽出部
203 画像特徴データベース
204 撮影部
205 画像特徴抽出部
206 照合部
207 バック
210 ロゴプレート
211 ロゴプレート
300 バックスナー
301 撮影部
302 画像特徴抽出部
303 画像特徴データベース
304 撮影部
305 画像特徴抽出部
306 照合部
307 バック
310 ロゴプレート
311 ロゴプレート
400 部品
401 ベルトコンベア
402 梨地模様形成部
403 撮影部
404 画像特徴抽出部
405 画像特徴登録部
406 画像特徴データベース

Claims (24)

  1. 部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記照合領域に形成された梨地模様を用いて、前記部品、前記生産物又は前記部品を構成要素の一つに有する生産物を識別し、
    前記梨地模様は、金型によって形成された上に、後段の加工として、ブラスト加工、又は、紛体塗装による梨地加工、あるいはめっき加工により形成されたものであり、前記金型によって形成される模様の粗さを、後段の加工によって生じる個体毎の模様のよりも粗くしておく
    識別方法。
  2. 部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を、予め記憶しておき、
    識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を取得し、
    前記取得した画像特徴と前記記憶されている画像特徴とを照合し、前記識別対象の部品、生産物又は部品を構成要素の一つに有する生産物を識別する
    請求項1に記載の識別方法。
  3. 前記識別標章の骨格部分を用いて、撮影した前記照合領域に形成された梨地模様の画像を正規化し、前記照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を取得する
    請求項1又は請求項2に記載の識別方法。
  4. 前記記憶されている画像特徴は、前記部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様を、所定の照明条件により撮影して得られた画像の画像特徴であり、
    別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴は、前記識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様を、前記所定の照明条件と同様な照明条件で撮影して取得された画像特徴である
    請求項に記載の識別方法。
  5. 前記梨地模様が、金型によって形成されたものであり、
    同一の金型によって前記識別標章の骨格部分の照合領域に梨地模様が形成された複数の部品又は生産物のうち、少なくとも一つの部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を、金型毎に記憶しておき、
    別対象の部品、生産物又は部品を構成要素の一つに有する生産物の識別を、金型単位で行う
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の識別方法。
  6. 前記金型毎の画像特徴は、金型の梨地を撮影した画像の輝度値を反転した画像特徴であり、
    前記輝度値を反転した画像特徴と、別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴とを照合する
    請求項5に記載の識別方法。
  7. 部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を、前記部品又は前記生産物の個体毎に予め記憶しておき、
    別対象の部品、生産物又は部品を構成要素の一つに有する生産物の識別を、前記部品又は前記生産物の個体毎に行う
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の識別方法。
  8. 前記部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴と、前記部品、前記生産物又は前記部品を構成要素の一つに有する生産物の管理情報とを対応付けて記憶しておく
    請求項5から請求項のいずれかに記載の識別方法。
  9. 部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を、金型毎と前記部品又は前記生産物の個体毎とで対応付けて予め記憶しておき、
    識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を前記記憶されている金型毎の画像特徴とを照合して、前記識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様に対応する金型を判別し、
    前記判別された金型の画像特徴に対応付けて記憶されている前記部品又は前記生産物の個体毎の画像特徴と、前記識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴とを照合して、識別対象の部品、生産物又は部品を構成要素の一つに有する生産物の識別を行う
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の識別方法。
  10. 前記部品または生産物の製造工程において、前記識別標章の骨格部分の照合領域に、ランダムな微細凹凸を生じる梨地加工を施し、照合用の梨地模様を形成する請求項1から請求項8のいずれかに記載の識別方法。
  11. 部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記照合領域に形成された梨地模様の画像特徴が記憶されている画像特徴記憶手段と、
    識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴と、前記画像特徴記憶手段に記憶されている画像特徴とを照合し、別対象の部品、生産物又は部品を構成要素の一つに有する生産物を識別する識別手段と
    を有し、
    前記梨地模様は、金型によって形成された上に、後段の加工として、ブラスト加工、又は、紛体塗装による梨地加工、あるいはめっき加工により形成されたものであり、前記金型によって形成される模様の粗さを、後段の加工によって生じる模様のよりも粗くしておく
    識別システム。
  12. 前記識別手段は、前記識別標章の骨格部分を用いて、撮影した前記照合領域に形成された梨地模様の画像を正規化し、前記照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を取得する
    請求項11に記載の識別システム。
  13. 前記部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様を、所定の照明条件により撮影する画像撮影手段と、
    別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を、前記所定の照明条件と同様な照明条件で撮影する識別画像撮影手段と
    を有する請求項11又は請求項12に記載の識別システム。
  14. 前記梨地模様が、金型によって形成されたものであり、
    前記画像特徴記憶手段には、同一の金型によって前記識別標章の骨格部分の照合領域に梨地模様が形成された複数の部品又は生産物のうち、少なくとも一つの部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴が、金型毎に記憶されており、
    前記識別手段は、別対象の部品、生産物又は部品を構成要素の一つに有する生産物の識別を、金型単位で行う
    請求項11から請求項13のいずれかに記載の識別システム。
  15. 前記金型毎の画像特徴は、金型の梨地を撮影した画像の輝度値を反転した画像特徴であり、
    前記識別手段は、前記輝度値を反転した画像特徴と、別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴とを照合する
    請求項14に記載の識別システム。
  16. 前記画像特徴記憶手段に、部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を、前記部品又は前記生産物の個体毎に記憶しておき、
    前記識別手段は、別対象の部品、生産物又は部品を構成要素の一つに有する生産物の識別を、前記部品又は前記生産物の個体毎に行う
    請求項11から請求項13のいずれかに記載の識別システム。
  17. 前記画像特徴記憶手段に、部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を、金型毎と前記部品又は前記生産物の個体毎とで対応付けて予め記憶しておき、
    前記識別手段は、識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴を前記画像特徴記憶手段に記憶されている金型毎の画像特徴とを照合して、前記識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様に対応する金型を判別し、前記判別された金型の画像特徴に対応付けて前記画像特徴記憶手段に記憶されている前記部品又は前記生産物の個体毎の画像特徴と、前記識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴とを照合して、識別対象の部品、生産物又は部品を構成要素の一つに有する生産物の識別を行う
    請求項11から請求項13のいずれかに記載の識別システム。
  18. 前記部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の画像特徴と、前記部品、前記生産物又は前記部品を構成要素の一つに有する生産物の管理情報とを、対応付けて前記画像特徴記憶手段に記憶しておく
    請求項14から請求項16のいずれかに記載の識別システム。
  19. 部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記照合領域に形成された梨地模様の第一の画像と、識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の第二の画像とを取得する取得手段と、
    前記第一の画像と前記第二の画像とを照合し、照合した結果を出力する出力手段と
    を有し、
    前記梨地模様は、金型によって形成された上に、後段の加工として、ブラスト加工、又は、紛体塗装による梨地加工、あるいはめっき加工により形成されたものであり、前記金型によって形成される模様の粗さを、後段の加工によって生じる模様のよりも粗くしておく
    照合装置。
  20. 前記出力手段は、前記識別標章の骨格部分を用いて、前記第一の画像又は前記第二の画像を正規化する
    請求項19に記載の照合装置。
  21. 梨地模様が形成された骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、品又は産物の骨格部分の照合領域の梨地模様を、所定の撮影条件の下で撮影する撮影手段と、
    前記部品又は前記生産物を識別する識別情報と、前記撮影された照合領域の梨地模様の画像特徴とを対応付けて、記憶手段に登録する登録手段と
    部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部に、ランダムな微細凹凸を生じる梨地加工を施し、照合用の梨地模様を形成する梨地形成手段と
    を有し、
    前記梨地模様は、金型によって形成された上に、後段の加工として、ブラスト加工、又は、紛体塗装による梨地加工、あるいはめっき加工により形成されたものであり、前記金型によって形成される模様の粗さを、後段の加工によって生じる模様のよりも粗くしておく
    登録装置。
  22. 前記登録手段は、前記撮影された照合領域の梨地模様の画像特徴と、前記部品、前記生産物又は前記部品を構成要素の一つに有する生産物の管理情報とを対応付けて、前記記憶手段に登録する
    請求項21に記載の登録装置。
  23. 部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分の少なくとも一部を照合領域とし、前記照合領域に形成された梨地模様の第一の画像と、識別対象の部品又は生産物に付された識別標章の骨格部分、又は、識別対象の生産物の構成要素の一つである部品の骨格部分の照合領域に形成された梨地模様の第二の画像とを取得する取得処理と、
    前記第一の画像と前記第二の画像とを照合し、照合した結果を出力する照合処理と
    をコンピュータに実行させ
    前記梨地模様は、金型によって形成された上に、後段の加工として、ブラスト加工、又は、紛体塗装による梨地加工、あるいはめっき加工により形成されたものであり、前記金型によって形成される模様の粗さを、後段の加工によって生じる模様のよりも粗くしておく
    プログラム。
  24. 識別標章の骨格部分の少なくとも一部に、部品又は生産物を識別するための照合用の梨地模様が形成されており、
    前記梨地模様は、金型によって形成された上に、後段の加工として、ブラスト加工、又は、紛体塗装による梨地加工、あるいはめっき加工により形成されたものであり、前記金型によって形成される模様の粗さを、後段の加工によって生じる模様のよりも粗くしておく
    部品又は生産物。
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