JP6450261B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
本発明の空気入りタイヤは、トレッド踏面に、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向主溝により挟まれた1以上の陸部を有し、少なくとも一つの前記陸部は、タイヤ幅方向に対して傾斜して延在する傾斜溝を少なくとも含む副溝によって区画されて複数のブロックが形成されており、トレッド踏面の展開視において、前記複数のブロックは、タイヤ幅方向に対して傾斜するように凹部が形成された第1のブロックと、前記第1のブロックの前記凹部と対向する位置に配置された第2のブロックと、前記第1のブロックの前記凹部を形成する2つのブロック部分のうち、一方のブロック部分における前記凹部に隣接する第1の側壁部分と対向する位置に配置された第3のブロックと、を備え、前記2つのブロック部分のうち、他方のブロック部分における前記凹部に隣接する側壁部分は、タイヤ幅方向に対して55°〜90°の範囲で傾斜する前記傾斜溝の延在方向に位置している、ことを特徴とするものである。
本発明の空気入りタイヤによれば、トラクション性能をより高めつつも、ブロック剛性を十分に確保して耐摩耗性を向上させ、しかも静粛性を向上させることができる。
また、「対向する位置に配置」されるとは、少なくとも一部が互いに対向する位置に配置されることをいう。
ここで、「タイヤ周方向の寸法が、タイヤ幅方向中央部より、タイヤ幅方向外側に向かって大きくなる」とは、タイヤ幅方向外側に向かって、タイヤ周方向の寸法が一定となる場合や、タイヤ周方向の寸法の増大の割合が増減する場合も含むが、タイヤ周方向の寸法が減少する場合は含まない。
この構成によれば、操縦安定性を向上させることができる。
この構成によれば、ブロックの剛性をさらに高めて耐摩耗性をさらに高めるとともに、トラクション性能をさらに向上させることができる。
ここで、「トレッド踏面側が面取り」されているとは、トレッド踏面から溝底まで全体が面取りされていることを含む。
この構成によれば、トラクション性能をさらに向上させることができる。
この構成によれば、操縦安定性を高めることができるとともに、トラクション性能及びブロック剛性を高めて耐摩耗性をさらに向上させることができる。
この構成によれば、トラクション性能をさらに高めつつも、ブロック剛性をさらに確保して耐摩耗性をさらに向上させることができる。
図1に示す例では、2本の周方向主溝21及び22は、タイヤ赤道面CLに関して対称に設けられている。
図示例では、外側陸部31及び外側陸部33のトレッド幅方向の寸法が等しくなるように形成されている。
ここで「トレッド端」とは、トレッド踏面のトレッド幅方向の最外位置をいう。
ここで「サイプ」とは、ブロックの外表面から内部に切り込まれた薄い切り込みであって、接地時に閉じることが可能なものを指す。
ここで、「対向する位置」に配置されるとは、少なくとも一部が互いに対向する位置に配置されることをいう。
本実施形態では、第1のブロック71は、中央陸部32のタイヤ幅方向中心上に配置されている。また本実施形態では、中央陸部32のタイヤ幅方向中心の位置と、タイヤ赤道面CLの位置とが一致している。
なお本実施形態では、2つのブロック部分71a及び71bのうち、他方のブロック部分71bにおける、凹部62に隣接する第2の側壁部分71dは、副溝25のうちタイヤ幅方向に対して55°〜90°の範囲で傾斜する傾斜溝8の延在方向に位置している。この傾斜溝8は、タイヤ幅方向に対して好ましくは60°〜90°の範囲で傾斜している。
本実施形態では、中央陸部32に延在する副溝25は全て、タイヤ幅方向に対して45°〜90°の範囲で傾斜している。
また本実施形態では、タイヤ赤道面CL上の点を中心として点対称となるように、第1のブロック71、第2のブロック72及び第3のブロック73が区画形成されている。
また本実施形態では、第1のブロック71、第2のブロック72及び第3のブロック73が、タイヤ周方向に繰り返し配置されている。
そのため、トラクション性能をより高めつつも、ブロック剛性を十分に確保して耐摩耗性を向上させ、しかも静粛性を向上させることができる。
なお、各タイヤは、図1に示すように、トレッド踏面1に、トレッド周方向に連続して延びる2本の周方向主溝21及び22を有するタイヤである。
上記各タイヤについて、時速80km/hにて、室内ドラム試験機上で走行させた際のタイヤ側方音をJASO C606規格にて定める条件で測定して気柱共鳴音を評価した。比較例1にかかるタイヤの評価結果を100とした場合の相対値で評価し、数値が大きい方が静粛性に優れていることを示す。
上記各タイヤについて、圃場(泥地)を5km/hの速度で走行したときのトラクション力を測定することにより行った。比較例1にかかるタイヤの評価結果を100とした場合の相対値で評価し、数値が大きい方がトラクション性に優れていることを示す。
上記各タイヤについて、ドライ路面上を走行した際の走行性能をドライバーによる官能により評価した。比較例1にかかるタイヤの評価結果を100とした場合の相対値で評価し、数値が大きい方が操縦安定性に優れていることを示す。
上記各タイヤについて、コンクリート路面上を40km/hの速度で20000km走行後の、ヒールアンドトゥ摩耗によって消失したラグのゴム体積を測定することにより行った。比較例1にかかるタイヤの評価結果を100とした場合の相対値で評価し、数値が大きい方が耐摩耗性に優れていることを示す。
Claims (6)
- トレッド踏面に、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向主溝により挟まれた1以上の陸部を有し、
少なくとも一つの前記陸部は、タイヤ幅方向に対して傾斜して延在する傾斜溝を少なくとも含む副溝によって区画されて複数のブロックが形成されており、
トレッド踏面の展開視において、前記複数のブロックは、
タイヤ幅方向に対して傾斜するように凹部が形成された第1のブロックと、
前記第1のブロックの前記凹部と対向する位置に配置された第2のブロックと、
前記第1のブロックの前記凹部を形成する2つのブロック部分のうち、一方のブロック部分における前記凹部に隣接する第1の側壁部分と対向する位置に配置された第3のブロックと、を備え、
前記2つのブロック部分のうち、他方のブロック部分における前記凹部に隣接する側壁部分は、タイヤ幅方向に対して55°〜90°の範囲で傾斜する前記傾斜溝の延在方向に位置している、ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記第2のブロックは、タイヤ周方向の寸法が、タイヤ幅方向中央部より、タイヤ幅方向外側に向かって大きくなる、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記第3のブロックの前記第1の側壁部分と対向する側壁は、前記第1のブロックと前記第3のブロックとを区画する副溝の延在方向の寸法が、第1の側壁部分の寸法よりも大きく、
前記第1の側壁部分は、トレッド踏面側が面取りされている、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。 - 前記傾斜溝は、前記第1のブロックが隣接する他の第1のブロックと、前記第2のブロックとに挟まれており、
前記第2のブロックの、前記傾斜溝により区画される側壁には、前記傾斜溝に向かって凸となる段部が形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。 - 前記第2のブロックには、一端が前記周方向主溝に開口し、タイヤ径方向に凸となる段部が底部に形成された段部付き凹部が形成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記第1のブロックの凹部を形成する前記第1のブロックの一方のブロック部分及び他方のブロック部分の、前記第1のブロックの凹部を形成する側壁のトレッド踏面側が面取りされており、
トレッド踏面の展開視において、前記第1のブロックの凹部は、前記一方のブロック部分及び前記他方のブロック部分の前記第1のブロックの凹部を形成する側壁を接続する接続部が曲面状を有している、請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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