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JP6328495B2 - ジェル状皮膚洗浄料 - Google Patents

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Description

本発明は、ジェル状皮膚洗浄料に関する。
従来、洗顔料などの皮膚洗浄料においては、泡立ちの良さ、洗浄力の良さ、洗い流し後のさっぱり感等に優れることから高級脂肪酸のカリウム塩が多用されている。しかしながら、高級脂肪酸のカリウム塩を主成分とした洗浄剤は、泡立ち、洗浄力において優れた性質を有している反面、洗浄により肌が過度に脱脂されやすい、又は石鹸カス(スカム)が肌に残ることで使用後に肌がつっぱりやすいという性質も有していた。
これらを改善する方法として、高級脂肪酸塩とアシルタウリン塩型、アシルイセチオン酸型、リン酸エステル型、アシルアミノ酸型等の界面活性剤との併用(特許文献1参照。)、また界面活性剤以外の添加剤(例えば、シリコーン化合物や特定の糖脂質、ラフィノース、植物種子粘質物、種々の高分子化合物等)の配合(特許文献2〜8参照)等が提案されている。
また高級脂肪酸のカリウム塩を主成分とせず、アシルグリシン型界面活性剤と特定の高分子化合物を組み合わせることにより上記問題点を改良する試みもなされている(特許文献9参照。)
更には、従来の皮膚洗浄料基剤中にポリグリセリンモノアルキルエーテル等の非イオン性界面活性剤を配合することによって泡感触や、肌感触を好適に調整することなども広く行われている(特許文献10、11、12参照)。
特開平6−248298号公報 特開平10−77206号公報 特開2001−72574号公報 特開2000−178172号公報 特開平11−209799号公報 特開2003−73257号公報 特開2007−277140号公報 特開平10−183193号公報 特開平9−78082号公報 特開2006−282894号公報 特開2006−282895号公報 特開2007−146029号公報
このように、皮膚洗浄料は、これまで泡質、泡量を重視した技術開発が行われてきたが、使用時のマッサージ効果についてはあまり着目されていなかった。そして、近年の消費者動向として、泡立て時、並びにすすぎ時の時間短縮のニーズが高まっており、更には洗浄中の心地よさ、洗浄後の肌のしっとり感、うるおい感を重視する傾向も高まっている。
従って、本発明の課題は、洗浄料を泡立てる必要がなく、特に使用中のマッサージ効果に優れた使用感を有しており、更に、洗浄力、すすぎ性、使用後の肌感触並びに安定性にも優れたジェル状皮膚洗浄料を提供することにある。
そこで本発明者は、種々の洗浄成分に高分子化合物及び多価アルコールを配合して、その洗浄中の使用感や洗浄後の肌の保湿効果等について検討したところ、特定の非イオン性界面活性剤と多糖類もしくはその誘導体である水溶性高分子に、特定割合の多価アルコールを配合することで、従来の皮膚洗浄料に比べて、洗浄料を泡立てずに使用することができ、使用中のマッサージ効果に優れた使用感を有し、更には洗浄力、すすぎ性、洗浄後の肌の保湿効果並びに保存安定性にも優れたジェル状皮膚洗浄料が得られることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、以下の(A)〜(C)成分を含有するジェル状皮膚洗浄料であって、ジェル状皮膚洗浄料の総量に対して脂肪酸塩の含有量が0.1質量%以下である、ジェル状皮膚洗浄料である。
(A)多糖類から選ばれる2種以上の水溶性高分子;ジェル状皮膚洗浄料の総量に対して0.2〜5質量%
(B)下記一般式(1)で表されるポリグリセリルモノアルキルエーテルから選ばれる非イオン性界面活性剤;ジェル状皮膚洗浄料の総量に対して0.05〜5質量%、且つ全ての非イオン性界面活性剤の総量に対して60質量%以上
(C)多価アルコール;ジェル状皮膚洗浄料の総量に対して5〜50質量%
Figure 0006328495
(式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基を示し、nは3〜20の整数を示す。)
本発明のジェル状皮膚洗浄粧料は、洗浄料を泡立てずに使用することができ、特に使用中のマッサージ効果に優れた使用感を有しており、更には洗浄力、すすぎ性、洗浄後の肌の保湿効果並びに保存安定性に優れる。
以下、本発明の構成について詳述する。
本発明の(A)成分である多糖類から選ばれる2種以上の水溶性高分子は、製剤に適度な粘度を与え、洗浄時のマッサージ効果を高めると共に、製剤の安定性を高める目的で含有されるものである。(A)成分として用いられる多糖類は、一般に化粧料に用いられるものであれば特に限定されず、天然物由来のものであっても良いし、化学合成により得られたものであっても良い。天然物由来の多糖類は、さらに植物系、微生物系及び動物系に大別される。
また、多糖類の糖の一部に、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ポリエチレンオキシド基やポリプロピレンオキシド基等のポリアルキレンオキシド基、グルコース、ラクトース、スクロース等の糖類又はこれら糖類を構成単位とする高分子を結合させることにより得られる多糖類の誘導体も多糖類に準ずるものとして、(A)成分の多糖類に含めることができる。
具体的には、植物系多糖類の例としては、ローカストビーンガム、グアーガム、タマリンドガム、クインスシード由来ガム、アラビアガム、トラガカントガム、カラヤガム、カラギーナン、アルギン酸、ペクチン、ヒドロキシプロピルグアーガム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース等が挙げられる。微生物系多糖類の例としては、キサンタンガム、アルカリゲネス・レータス産生多糖類、ジェランガム、デキストラン、プルラン等が挙げられる。動物系多糖類の例としては、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、キチン、キトサン等のムコ多糖類が挙げられる。
本発明では、上記の各種多糖類から2種以上を選択し、それらを組み合わせることで洗浄中における優れたマッサージ効果を得ることが可能となる。2種以上の選択に特に限定は無いが、好ましくはそれぞれ由来の異なる多糖類から選択するのが好ましく、マッサージ効果、肌感触、保存安定性の点で、更に植物系多糖類と微生物系多糖類の組み合わせとなるように選択するのが好ましい。具体的には、ローカストビーンガム、グアーガム、タマリンドガム、クインスシード由来ガム、アラビアガム、トラガカントガム、カラヤガム、カラギーナン、アルギン酸、ペクチン、ヒドロキシプロピルグアーガム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース及びカルボキシメチルセルロースから選ばれる植物系多糖類の1種以上と、キサンタンガム、アルカリゲネス・レータス産生多糖類、ジェランガム、デキストラン及びプルラン等から選ばれる微生物系多糖類の1種以上とを組み合わせるのが好ましい。
本発明では、(A)成分としてローカストビーンガム、グアーガム、タマリンドガム、クインスシード由来ガム、アラビアガム、トラガカントガム、カラヤガム、カラギーナン及びアルギン酸から選ばれる1種以上と、キサンタンガム及びアルカリゲネス・レータス産生多糖類から選ばれる1種以上との組み合わせが更に好ましく、ローカストビーンガムと、キサンタンガム及びアルカリゲネス・レータス産生多糖類から選ばれる1種以上との組み合わせが更に好ましい。尚、アルカリゲネス・レータス産生多糖類としては、伯東株式会社から市販されている「アルカシーラン」を使用することができる。
本発明のジェル状皮膚洗浄料における(A)成分の合計含有量は、洗浄時のマッサージ効果等の使用感と製剤安定性の両立の観点から、皮膚洗浄料の総量を基準として、0.2〜5質量%(以下、単に「%」と記す)の範囲とする。含有量を0.2%以上とすることにより、粘度が低くなり使用時に垂れ落ちたり、マッサージ効果が低下するなど使用性の悪化を防止でき、また製剤安定性も良好になる。一方、含有量を5%以下とすることにより、製剤が固くなりべたつきが生じたり伸ばしにくくなるのを防止し、マッサージ効果等の使用性や感触の悪化を防止できる。更に、含有量の下限は0.3%以上が好ましく、0.4%以上がより好ましく、含有量の上限は2%以下が好ましく、1%以下がより好ましい。具体的な範囲としては、0.3〜2%が好ましく、0.4〜1%がより好ましい。これらの範囲であれば適度な粘度が得られるため、垂れ落ちが少なく、べたつきが生じにくく、使用時の伸びにより優れるため、マッサージ効果等の使用性や感触においてより良好なものとすることができる。
本発明の(B)成分は、下記一般式(1)で示されるポリグリセリンモノアルキルエーテルから選ばれる非イオン性界面活性剤であり、肌の洗浄効果と使用後の肌の保湿感を付与する目的で含有されるものである。
Figure 0006328495
一般式(1)におけるRは炭素数8〜18のアルキル基を示し、直鎖であっても分岐鎖であってもいずれでも良く、またその一部がヒドロキシ基やアミノ基等で置換されていても良い。このRで示されるアルキル基の炭素数が8以上であると肌への刺激が少なく、18以下であると製剤の安定性が良好である。より好ましいRとしては炭素数10〜14のアルキル基であり、この範囲であれば肌への刺激がより抑えられると共に、製剤の調製が容易で安定性においてもより優れたものとなる。具体的なアルキル基としては、カプリル基、ラウリル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基等が挙げられる。
一般式(1)におけるnは3〜20の整数であり、グリセリン単位の重合度を示す。nが3以上であると、肌への保湿効果が十分であり、20以下であると十分な洗浄力が得られる。より好ましいnは4〜10の整数であり、この範囲であれば、保湿効果と洗浄力においてより優れた効果を得ることができる。
(B)成分として使用されるポリグリセリンモノアルキルエーテルは、市販品として入手が可能であり、ポリグリセリル−4ラウリルエーテルである「サンイーサーL−4」、ポリグリセリル−10ラウリルエーテルである「サンイーサーL−10」(いずれも太陽化学株式会社製)等が挙げられる。
本発明のジェル状皮膚洗浄料における(B)成分の含有量は、洗浄効果とマッサージ効果等の使用感と製剤安定性の観点から、皮膚洗浄料の総量を基準として、0.05〜5%の範囲とする。含有量が0.05%以上であると、十分な洗浄効果が得られ、含有量が5%以下であると(A)成分による増粘効果に影響を与えず、使用感や安定性が良好である。更に、含有量の下限は0.1%以上が好ましく、0.2%以上がより好ましく、含有量の上限は2%以下が好ましく、1%以下がより好ましい。具体的な範囲としては、0.1〜2%が好ましく、0.2〜1%がより好ましい。これらの範囲であればより洗浄力に優れ、(A)成分による増粘効果への影響も少ないため、マッサージ効果等の使用性や感触においてより優れたものとすることができる。
本発明では、上記一般式(1)で示されるポリグリセリンモノアルキルエーテルから選ばれる非イオン性界面活性剤以外の非イオン性界面活性剤を併用しても構わないが、(B)成分である特定非イオン性界面活性剤による優れた効果をより有効に発揮させる観点から、全ての非イオン性界面活性剤の総量を基準として、60%以上を(B)成分である特定非イオン界面活性剤とする。好ましくは70%以上とし、より好ましくは80%以上とする。
本発明のジェル状皮膚洗浄料では、(B)成分の非イオン性界面活性剤が、主な洗浄成分として機能しているが、必要に応じて非イオン性界面活性剤以外の界面活性剤を洗浄剤成分として配合することも可能である。非イオン性界面活性剤以外の界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤等が挙げられる。これら非イオン性界面活性剤以外の界面活性剤のうち、アニオン性界面活性剤である脂肪酸塩は、(A)成分による増粘構造に影響を与え、マッサージ効果等の使用性を低くするおそれがあるだけでなく、脱脂力が強いため、肌がつっぱり、肌に負担をかけるという性質がある。従って、本発明のジェル状皮膚洗浄料では、脂肪酸塩の使用を控えるのが好ましく、具体的には、皮膚洗浄料の総量を基準として、脂肪酸塩の含有量を0.1%以下とする。好ましくは、脂肪酸塩の含有量を0.01%以下とし、実質的に含有しないことがさらに好ましい。ここで実質的に含有しないとは、含有量を0.001%以下に抑えることを意味する。脂肪酸塩の配合を抑えることにより、肌に負担をかけることなく洗浄しながらマッサージすることができ、洗浄後の肌のしっとり感、うるおい感に優れた皮膚洗浄料を提供することが可能となる。ここで、脂肪酸塩としては、炭素数8〜22の高級脂肪酸塩が挙げられ、塩としてはナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩;アンモニウム塩;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン塩;アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸塩等が挙げられる。
本発明の(C)成分である多価アルコールは、使用時の適度なマッサージ効果などの使用性やなめらかな感触、および使用後の保湿感を高める目的で含有されるものである。(C)成分の多価アルコールとしては、分子内に2個以上の水酸基を有する水溶性多価アルコールで、一般に化粧料に用いられるものであれば特に限定されない。具体的にはプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、ソルビトール、マルチトール等の糖アルコール類を挙げることができる。これらは必要に応じて1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。
本発明のジェル状皮膚洗浄料における(C)成分の含有量は、洗浄時のマッサージ効果等の使用感、洗浄後のしっとりした肌実感及び洗浄性の観点から、皮膚洗浄料の総量を基準として、5〜50%の範囲とする。含有量が5%以上であると、洗浄後のしっとりした肌実感が得られる。一方、含有量が50%以下であるとべたつき感を生じることなくマッサージ効果等の使用性が良好であり、また(B)成分の非イオン性界面活性剤の洗浄力が十分に発揮される。更に、含有量の下限は10%以上が好ましく、20%以上がより好ましく、含有量の上限は40%以下が好ましく、30%以下がより好ましい。具体的な範囲としては、10〜40%が好ましく、20〜30%がより好ましい。これらの範囲であれば洗浄時の使用感、洗浄後のしっとり感、洗浄性においてより優れた効果を得ることができる。
本発明のジェル状皮膚洗浄料には、上記必須成分の他に、本発明の効果を損なわない範囲で通常用いられる他の成分を適宜加えることができる。例えば、水、エデト酸塩等のキレート剤、保湿剤、油性成分、美白剤、血行促進剤、抗炎症剤、殺菌剤、紫外線吸収剤、感触向上剤、着色剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、動植物抽出物等を挙げることができ、これらを配合することができる。ここで水の含有量は、安定にジェル状を維持する点から50〜90質量%が好ましく、60〜85質量%がより好ましく、65〜80質量%がさらに好ましい。
本発明のジェル状洗浄料において「ジェル状」とは、多価アルコールや水を含む任意の液状水性媒体において粘性が付与された状態を意味する。より具体的には、ブルックフィールド型粘度計を用いた化粧品原料基準・粘度測定法第二法に従って測定した20℃における粘度が1000〜100000mPa・sの範囲にあるものを指し、好ましくは、5000〜80000mPa・sであり、より好ましくは10000〜50000mPa・sである。これらの粘度範囲であれば、肌に塗布しやすく、使用時におけるマッサージ効果をより感じさせることが可能となる。
本発明のジェル状皮膚洗浄料は常法に従って製造することができる。また、使用方法としては、使用後、洗い流すことが好ましい。洗浄対象の皮膚としては、顔及び手足が挙げられるが、顔(洗顔料)であるのが好ましい。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の組成物を開示する。
<1>以下の(A)〜(C)成分を含有するジェル状皮膚洗浄料であって、ジェル状皮膚洗浄料の総量に対して脂肪酸塩の含有量が0.1質量%以下である、ジェル状皮膚洗浄料。
(A)多糖類から選ばれる2種以上の水溶性高分子;ジェル状皮膚洗浄料の総量に対して0.2〜5質量%
(B)下記一般式(1)で表されるポリグリセリルモノアルキルエーテルから選ばれる非イオン性界面活性剤;ジェル状皮膚洗浄料の総量に対して0.05〜5質量%、且つ全ての非イオン性界面活性剤の総量に対して60質量%以上
(C)多価アルコール;ジェル状皮膚洗浄料の総量に対して5〜50質量%
Figure 0006328495
(式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基を示し、nは3〜20の整数を示す。)
<2>(A)成分が、好ましくは植物系多糖類、微生物系多糖類及び動物系多糖類から選ばれる2種以上であり;より好ましくは植物系多糖類から選ばれる1種以上と微生物系多糖類から選ばれる1種以上の組み合わせである<1>記載のジェル状皮膚洗浄料。
<3>(A)成分が、好ましくはローカストビーンガム、グアーガム、タマリンドガム、クインスシード由来ガム、アラビアガム、トラガカントガム、カラヤガム、カラギーナン、アルギン酸、ペクチン、ヒドロキシプロピルグアーガム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース及びカルボキシメチルセルロースから選ばれる植物系多糖類の1種以上と、キサンタンガム、アルカリゲネス・レータス産生多糖類、ジェランガム、デキストラン及びプルランから選ばれる微生物系多糖類の1種以上との組み合わせであり;より好ましくはローカストビーンガム、グアーガム、タマリンドガム、クインスシード由来ガム、アラビアガム、トラガントガム、カラヤガム、カラギーナン及びアルギン酸から選ばれる1種以上と、キサンタンガム及びアルカリゲネス・レータス産生多糖類から選ばれる1種以上との組み合わせであり;さらに好ましくはローカストビーンガムと、キサンタンガム及びアルカリゲネス・レータス産生多糖類から選ばれる1種以上との組み合わせである<1>又は<2>記載のジェル状皮膚洗浄料。
<4>(A)成分の合計含有量が、好ましくは0.3%以上、より好ましくは0.4%以上であり、また好ましくは2%以下、より好ましくは1%以下である<1>〜<3>のいずれかに記載のジェル状皮膚洗浄料。
<5>(A)成分の合計含有量が、好ましくは0.3〜2%、より好ましくは0.4〜1%である<1>〜<4>のいずれかに記載のジェル状皮膚洗浄料。
<6>一般式(1)のRが炭素数10〜14のアルキル基、nが4〜10の整数である<1>〜<5>のいずれかに記載のジェル状皮膚洗浄料。
<7>(B)成分の含有量が、好ましくは0.1%以上、より好ましくは0.2%以上であり、また好ましくは2%以下、より好ましくは1%以下である<1>〜<6>のいずれかに記載のジェル状皮膚洗浄料。
<8>(B)成分の含有量が、好ましくは0.1〜2%、より好ましくは0.2〜1%である<1>〜<7>のいずれかに記載のジェル状皮膚洗浄料。
<9>全ての非イオン性界面活性剤中の(B)成分の含有量が、好ましくは70%以上、より好ましくは80%以上である<1>〜<8>のいずれかに記載のジェル状皮膚洗浄料。
<10>脂肪酸塩の含有量が、好ましくは0.01%以下、より好ましくは実質的に含有しない(0.001%以下)<1>〜<9>のいずれかに記載のジェル状皮膚洗浄料。
<11>(C)成分が、分子内に2個以上の水酸基を有する水溶性多価アルコールである<1>〜<10>のいずれかに記載のジェル状皮膚洗浄料。
<12>(C)成分が、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類;及びソルビトール、マルチトール等の糖アルコール類から選ばれる1種又は2種以上である<1>〜<11>のいずれかに記載のジェル状皮膚洗浄料。
<13>(C)成分の含有量が、好ましくは10%以上、より好ましくは20%以上であり、また好ましくは40%以下、より好ましくは30%以下である<1>〜<12>のいずれかに記載のジェル状皮膚洗浄料。
<14>ブルックフィールド型粘度計を用いた化粧品原料基準・粘度測定法第二法に従って測定した20℃における粘度が、1000〜100000mPa・s、好ましくは5000〜80000mPa・s、より好ましくは10000〜50000mPa・sの範囲である<1>〜<13>のいずれかに記載のジェル状皮膚洗浄料。
以下に、本発明に関して、実施例をもって詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。配合量は特に断りがない限り質量%である。
実施例及び比較例において行った使用感触評価試験及び保存安定性評価試験の方法を以下に示す。
<使用感触評価試験>
女性専門パネラー20名により、実使用試験を実施した。実施例および比較例の皮膚洗浄料約2gを用い、泡立てずにそのまま肌に塗布して洗顔後、水で洗い流した。そして(1)洗浄力(2)洗浄中の使用感(マッサージ感)、(3)すすぎ性、(4)洗浄後の肌の保湿感の各項目について、下記評価基準に基づき評価点をつけ、その平均点を求めた。
Figure 0006328495
<保存安定性評価試験>
評価試料を50mLの透明ガラス製容器に入れて密封し、45℃の恒温槽に3ヶ月保存し、下記基準に基づき視覚判定した。
・評価基準
◎:外観の変化が全くなく、粘度低下や分離などが観察されない。
○:ごく僅かに粘度低下や分離が認められる。
△:粘度低下や分離が認められる。
×:明らかに粘度低下や分離が認められる。
実施例1〜11、比較例1〜14
表2に示す処方のジェル状皮膚洗浄料を常法により調製し、前記の使用感触評価試験及び保存安定性評価試験を実施した。評価結果を表2に併せて示す。
Figure 0006328495
表2の結果より、本発明の皮膚洗浄料は、洗浄力、洗浄中の使用感(マッサージ感)、すすぎ性、使用後の肌の保湿感及び保存安定性において優れたものであった。一方、本発明の構成を欠く比較例では、いずれかの評価項目において劣るものであった。
本発明のジェル状皮膚洗浄料のその他の処方例を、以下に実施例として挙げる。尚、これらの実施例の皮膚洗浄料についても、洗浄力、洗浄中の使用感(マッサージ感)、すすぎ性、使用後の肌の保湿感及び保存安定性において良好であった。
実施例12
Figure 0006328495
実施例13
Figure 0006328495
尚、上記実施例12、13において使用した香料の組成を表5に示す。
Figure 0006328495
本発明のジェル状皮膚洗浄料は、泡立てずに使用することができ、特に使用中のマッサージ効果に優れた使用感を有し、更には洗浄力、すすぎ性、使用後の肌の保湿感及び保存安定性において優れた効果を発揮する。従って、泡立て時やすすぎ時の時間短縮、更には洗浄中の心地よさ、洗浄後の肌の保湿感を重視する消費者ニーズに合った、皮膚洗浄料の供給が可能である。

Claims (3)

  1. 以下の(A)〜(C)成分を含有するジェル状皮膚洗浄料であって、(A)成分が、キサンタンガム及びアルカリゲネス・レータス産生多糖類から選ばれる1種以上とローカストビーンガムとの組み合わせであり、且つジェル状皮膚洗浄料の総量に対して脂肪酸塩の含有量が0.1質量%以下である、ジェル状皮膚洗浄料。
    (A)多糖類から選ばれる2種以上の水溶性高分子;ジェル状皮膚洗浄料の総量に対して0.2〜5質量%
    (B)下記一般式(1)で表されるポリグリセリルモノアルキルエーテルから選ばれる非イオン性界面活性剤;ジェル状皮膚洗浄料の総量に対して0.05〜5質量%、且つ全ての非イオン性界面活性剤の総量に対して60質量%以上
    (C)多価アルコール;ジェル状皮膚洗浄料の総量に対して5〜50質量%
    Figure 0006328495
    (式中、Rは炭素数8〜18のアルキル基を示し、nは3〜20の整数を示す。)
  2. 一般式(1)のRが炭素数10〜14のアルキル基、nが4〜10の整数である請求項1記載のジェル状皮膚洗浄料。
  3. 実質的に脂肪酸塩を含有しない、請求項1又は2記載のジェル状皮膚洗浄料。
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