JP6375883B2 - 紙箱 - Google Patents
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Description
前記上蓋は、前記側壁板の上端より延びて、互いに重なり合って上端開口部を閉じる側壁
側フラップと、該側壁側フラップと一体的である端壁側フラップとを有し、前記端壁側フラップは、前記端壁板に押圧された状態で位置するように下方に折り曲げることができる三角形の翼部をなし、前記端壁板には、前記端壁側フラップの上端から該端壁板の下方に延在する中央折罫が形成され、これにより、前記端壁板は、内側に屈曲して凹部をなすことができ、前記翼部が水平線を越えて端壁板方向下方に折り曲げられたとき、前記端壁板は内側に屈曲せしめられると共に、前記側壁板は互いに近接せしめられることができ、内側に屈曲した前記端壁板に対して下方向に押圧された翼部により、側壁側フラップは上端開口部を閉じかつ重なり合った状態に保持される紙箱であって、
前記端壁板は、いずれか一方の側壁板に延設された内側端壁板と、他の側壁板に延設された外側端壁板の2重壁でなり、前記外側端壁板と前記底面板に2辺が接続した略三角形の底面側フラップを有し、該底面側フラップは2つ折りされて略三角形の底側翼部を形成し、下方に折り曲げられて前記底面板の外側に接し、前記内側端壁板には端壁側貼り合せ片と底面側貼り合せ片が連設され、前記端壁側貼り合せ片は折り返されて、前記外側端壁板との間に融着され、前記底面側貼り合せ片は、前記底面側フラップの2つ折りされた間に融着されていることを特徴とする紙箱である。
以下、本発明を実施するための第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の紙箱の第1の実施形態を模式的に示した説明図で、(A)平面図、(B)正面図、(C)底面図、(D)右側面図である。
図2は、本発明の紙箱の第1の実施形態に用いる積層シートを模式的に断面で示した説明図である。
り延びた側壁側フラップ10、11からなり、互いに重なり合って上端開口部を閉じるようになっている。
図4は、本発明の紙箱の第1の実施形態の製造過程の状態を模式的に示す説明図で、(A)平面図、(B)正面図である。
図5は、本発明の紙箱の第1の実施形態の製造過程の次の状態を模式的に平面で示す説明図である。
図6は、本発明の紙箱の第1の実施形態の製造過程のまた次の状態を模式的に示す説明図で、(A)平面図、(B)正面図である。
図7は、本発明の紙箱の第1の実施形態の貼り合せ片の状態を示す説明図である。
図8は、本発明の紙箱の第1の実施形態の製造過程の更に次の状態を正面で模式的に示す説明図である。
図9は、本発明の紙箱の第1の実施形態の製造過程のまた更に次の状態を平面で模式的に示す説明図である。
以下本発明を実施するための第2の実施形態について説明する。
図10は、本発明の紙箱の第2の実施形態を模式的に示した説明図で、(A)平面図、(B)正面図、(C)底面図、(D)右側面図である。
図12は、本発明の紙箱の第2の実施形態の製造過程の状態を模式的に示す説明図で、(A)平面図、(B)正面図である。
図13は、本発明の紙箱の第2の実施形態の製造過程の次の状態を模式的に平面で示す説明図で、(A)平面図、(B)正面図である。
図14は、本発明の紙箱の第2の実施形態の製造過程のまた次の状態を模式的に示す説明図で、(A)平面図、(B)正面図である。
図15は、本発明の紙箱の第2の実施形態の貼り合せ片の状態を示す説明図である。
図16は、本発明の紙箱の第2の実施形態の製造過程の更に次の状態を正面で模式的に示す説明図である。
図17は、本発明の紙箱の第2の実施形態の製造過程のまた更に次の状態を平面で模式的に示す説明図である。
05の間の折罫を折って、底面板205から側壁板207を垂直に立ち上げ、内側端壁板208b、209bも内方に折って、側壁板207に対して直角になるようにする。
このとき、底面側フラップ217は折罫lで2つに折られ、下に突き出して底側翼部219を形成する。
このとき、底面側フラップ218は折罫lで2つに折られ、下に突き出して底側翼部219を形成する。これにより、紙箱200は、図14(A)平面図、(B)正面図のようになる。
紙層1として、坪量230g/m2の板紙を用いて、外面側に熱可塑性樹脂層2の低密度ポリエチレン30μmを積層し、内面側には、ポリエチレンテレフタレートフィルム12μmに、熱可塑性樹脂層3の低密度ポリエチレン55μmを積層したラミネートフィルムを積層し、積層シートを作成した。
実施例1と同じ積層シートを用いて、箱サイズが幅122mm、奥行92mm、高さ62mmである第2の実施形態の紙箱200を作成し、実施例2の容器とした。
以下に本発明の比較例について説明する。
実施例1と同じ積層シートを用いて、箱サイズが幅100mm、奥行80mm、高さ100mmで、胴部がサック貼りで筒状に形成され、底部が予め貼合されていて、折り畳み出来るようにした図19のようなワンタッチ底構造で、上蓋が特許文献1に開示された図18のような紙箱を作成し、比較例1の容器とした。
市販のプラスチック製のトレーと成型蓋からなる容器を、比較例2の容器とした。
市販のポリエチレン貼りされた複合紙容器とシート状のシール蓋からなる容器を、比較例3の容器とした。
以上のようにして作製した実施例1、2と、比較例1〜3について、下記の項目について評価した。
実施例、比較例の容器に水200ccを入れ、10分間静置して、水漏れの有無を目視によりチェックした。
実施例、比較例の容器に水200ccを入れ、10分間静置して、紙層などシート材料への水の浸入の有無を目視によりチェックした。
実施例、比較例の容器に水200ccを入れ、500Wの電子レンジで2分間加熱後、取り出した際の熱さを官能で比較した。
実施例、比較例の容器に水200ccを入れ、上部を閉める際の締めやすさ度合いを官能で比較した。
実施例、比較例の容器に水200ccを入れ、500Wの電子レンジで3分間加熱後、容器に劣化・変形などの有無を目視によりチェックした。
実施例、比較例の容器に水200ccを入れ、500Wの電子レンジで3分間加熱中に、容器に著しい変形を伴わず、蒸気が抜けるか否かをチェックした。
実施例、比較例の容器に水200ccを入れ、500Wの電子レンジで3分間加熱中に、30秒以上容器から蒸気が抜けないかを、電子レンジの曇り度合を目安にして目視によりチェックした。
グラビア印刷やオフセット印刷で加飾できるか、また、印刷面積が多く取れるかを比較評価した。
実施例1、実施例2の本発明の紙箱からなる容器は、いずれの評価項目でも良好であった。また、実施例2の紙箱の容器では、電子レンジで加熱調理後、つまみ部があるので、上蓋が開けやすく、また、易切断線が設けてあるので、これを切断して上部を開放することが出来、電子レンジで加熱調理した容器のまま食器として用いることが出来た。
101、201・・・ブランク
1・・・紙層
2、3・・・熱可塑性樹脂層
4・・・積層シート
5、205・・・底面板
6、7、206、207・・・側壁板
8、9、208、209・・・端壁板
8a、9a、208a、209a・・・外側端壁板
8b、9b、208b、209b・・・内側端壁板
10、11、210、211・・・側壁側フラップ
12、13、14、15、212、213・・・端壁側フラップ
16、216・・・翼部
17、18、217、218・・・底面側フラップ
19、219・・・底側翼部
20、21、220、221・・・端壁側貼り合せ片
22、23、222、223・・・底面側貼り合せ片
224、225・・・端壁貼着片
226、227・・・易切断線
228・・・つまみ部
a、g・・・中央折罫
b、c、d、e、f、h、i、j、k、l・・・折罫
Claims (3)
- 紙層と表裏の表面に熱可塑性樹脂層を設けた積層シートから形成され、底面板と、該底面板に連設された側壁板と、該側壁板に連設された端壁板と、上蓋とを有し、
前記上蓋は、前記側壁板の上端より延びて、互いに重なり合って上端開口部を閉じる側壁側フラップと、該側壁側フラップと一体的である端壁側フラップとを有し、前記端壁側フラップは、前記端壁板に押圧された状態で位置するように下方に折り曲げることができる三角形の翼部をなし、前記端壁板には、前記端壁側フラップの上端から該端壁板の下方に延在する中央折罫が形成され、これにより、前記端壁板は、内側に屈曲して凹部をなすことができ、前記翼部が水平線を越えて端壁板方向下方に折り曲げられたとき、前記端壁板は内側に屈曲せしめられると共に、前記側壁板は互いに近接せしめられることができ、内側に屈曲した前記端壁板に対して下方向に押圧された翼部により、側壁側フラップは上端開口部を閉じかつ重なり合った状態に保持される紙箱であって、
前記端壁板は、いずれか一方の側壁板に延設された内側端壁板と、他の側壁板に延設された外側端壁板の2重壁でなり、前記外側端壁板と前記底面板に2辺が接続した略三角形の底面側フラップを有し、該底面側フラップは2つ折りされて略三角形の底側翼部を形成し、下方に折り曲げられて前記底面板の外側に接し、前記内側端壁板には端壁側貼り合せ片と底面側貼り合せ片が連設され、前記端壁側貼り合せ片は折り返されて、前記外側端壁板との間に融着され、前記底面側貼り合せ片は、前記底面側フラップの2つ折りされた間に融着されていることを特徴とする紙箱。 - 前記端壁側フラップに三角形の折罫が予め付けられており、前記側壁側フラップを共に折り曲げたときに三角形の前記翼部が形成されやすくなっていることを特徴とする請求項1記載の紙箱。
- 前記端壁板の下端部には、下端の両隅からそれぞれ上方内側に延びて、前記中央折罫上のある一点で交差する2本の折罫が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の紙箱。
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JP2014229627A JP6375883B2 (ja) | 2014-11-12 | 2014-11-12 | 紙箱 |
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JP2014229627A Active JP6375883B2 (ja) | 2014-11-12 | 2014-11-12 | 紙箱 |
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