JP6239795B2 - toothbrush - Google Patents
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Description
本発明は、歯ブラシに関する。
The present invention relates to a toothbrush.
虫歯の予防には、歯間の掃除が肝要である。また、歯周病を予防するためには、歯の周囲にある歯周ポケットを掃除する必要がある。 To prevent caries, cleaning between teeth is essential. Moreover, in order to prevent periodontal disease, it is necessary to clean the periodontal pocket around the tooth.
特許文献1には、「複数束の毛束が埋設される植毛部と、把持部と、前記植毛部と前記把持部とを連結する首部とを備える歯ブラシであって、前記植毛部の外側に位置するよう略U字状に埋設される外側毛束と、前記外側毛束の内側に位置するよう埋設される内側毛束とを備え、前記内側毛束が前記外側毛束より短くなるよう段差が設けられ、前記内側毛束におけるそれぞれの毛束の先端部が前記外側毛束の一端側から他端側に向けて傾斜部を形成してなることを特徴とする」歯ブラシが開示されている。
本発明は、弱い力でもしっかりと歯ブラシを把持することができ、ブラッシングに必要とされるヘッドの角度調整が可能な歯ブラシを提供することを目的とする。An object of this invention is to provide the toothbrush which can hold | grip a toothbrush firmly with a weak force and can adjust the angle of the head required for brushing.
上記課題を解決するために、本発明は例えば、ヘッド部と、前記ヘッド部に接続された把持部とを備え、
前記把持部は、指を通すための貫通孔が設けられたリング状の第1指掛け部と、
前記第1指掛け部に延設して形成され、最大幅が前記第1指掛け部の外縁の最大幅より広い第2指掛け部と、
前記第2指掛け部に延設して形成された握り部と、を含む、歯ブラシである。
前記ヘッド部には、長手方向の一方の辺から他方の辺に渡った隙間を隔てて、複数の毛束からなる毛束群が複数配置されてもよい。
前記毛束群は、
前記ヘッド部の短手方向において、中央付近で毛束の数が多く、その両側で毛束の数が少なくなるように構成されており、
前記毛束群同士の隙間は、1〜3.5mmであってもよい。
In order to solve the above problems, the present invention includes, for example, a head part and a grip part connected to the head part,
The gripping part is a ring-shaped first finger-hanging part provided with a through-hole for passing a finger;
A second finger-hanging portion formed to extend to the first finger-hanging portion and having a maximum width wider than the maximum width of the outer edge of the first finger-hanging portion;
A toothbrush including a grip portion extending from the second finger-hanging portion .
The front SL head portion, at a gap across the longitudinal direction of the one side to the other side, the hair bundle group may be more disposed comprising a plurality of bristle tufts.
The hair bundle group is
In the short direction of the head portion, the number of hair bundles is large near the center, and the number of hair bundles is reduced on both sides thereof.
The gap between the hair bundle groups may be 1 to 3.5 mm.
本発明によれば、歯の形状に応じて、適切に歯磨きを行うことのできる歯ブラシを提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the toothbrush which can brush appropriately can be provided according to the shape of a tooth | gear.
(第1の実施形態)
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、第1の実施形態における歯ブラシ1の外観を示す図である。
(First embodiment)
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram illustrating an appearance of a
図1(a)は、歯ブラシ1の平面図である。図1(b)は、歯ブラシ1の正面図である。図1(c)は、歯ブラシ1の左側面図である。図1(d)は、図1(b)に示すy方向から見た歯ブラシ1のヘッド部11の拡大図である。歯ブラシ1は、ヘッド部11と、ヘッド部11に接続された把持部15と、ヘッド部11に植毛された複数のブラシ毛からなる毛束12と、複数の毛束12からなる複数の毛束群13と、を有する。図1に示す歯ブラシ1は、3つの毛束群13を有する。また、毛束群13は、各々ヘッド部11上の略矩形の領域に収まるよう植毛された毛束12により構成される。
FIG. 1A is a plan view of the
複数の毛束群13は、隙間14を隔てて隣り合う。ヘッド部11は、1又は複数の隙間14を有しており、隙間14は、ヘッド部11の短手方向に渡っている。より具体的には、隙間14は、ヘッド部11の周辺のうち長辺上の1点と、該長辺に対向する他の長辺上の1点とを接続するよう構成される。隙間14は、例えば把持部15の延伸する方向と略直交する直線形状である。なお、隙間14は、毛束12の根本部分の間隙である。ヘッド部11が図1(b)のy方向から見て略円形又は略正方形である場合等、長辺と短辺とを有さない場合には、隙間14は、ヘッド部11の周辺上の1点と、該周辺上の他の1点とを結ぶよう構成される。
The plurality of
なお、本実施形態における歯ブラシ1は、複数の毛束群13を有するものであるが、好ましくは3つ以上の毛束群13を有する。一般的な歯ブラシは、把持部15とヘッド部11とが樹脂等により一体成型される。また、一般的な歯ブラシのヘッド部11の長辺は約2.3cmである。該ヘッド部に対して3つ以上の毛束群13を設けると、各々の毛束群13を略同じ大きさに構成した場合に、1つの毛束群13の中央から隣り合う毛束群13の中央までのヘッド部長手方向の距離が7mm以下となり、成人の歯間に対して適切な距離となる。つまり、一般的な歯ブラシの金型を用いて成型する場合であっても、複数個所の歯間に適切に毛束群を到達させることができるため、歯ブラシ1は3つ以上の毛束群13を有することが好ましい。
In addition, although the
隙間14は、毛束12と、該毛束12と同じ毛束群13に属し隣り合う他の毛束12と、の間隔よりも広い。つまり、隙間14は、毛束群13を構成する複数の毛束12の間隔よりも広い。隙間14は、1mm以上3.5mm以下であることが望ましい。
The
(第1の変形例)
図2は、第1の実施形態の第1の変形例における歯ブラシ1の外観を示す図である。以下、上述の実施形態と異なる点について説明し、重複する点については説明を省略する。
(First modification)
FIG. 2 is a diagram illustrating an appearance of the
図2(a)は、第1の変形例における歯ブラシ1のヘッド部11の平面図である。上述の実施形態における各毛束群13は、ヘッド部11に対して略矩形領域に収まるように植毛された複数の毛束12により構成されている。第1の変形例における毛束群13は、上述の実施形態において略矩形を構成する毛束12の植毛箇所のうち、4隅の植毛箇所を除いた箇所に植毛された毛束12を有する。結果として、毛束群13は、ヘッド部11上の略楕円形の領域に収まるよう植毛された毛束12により構成される。
Fig.2 (a) is a top view of the
図2(b)は、第1の変形例における歯ブラシ1のヘッド部11の他の例の平面図である。図2(b)におけるヘッド部11は、図2(a)のヘッド部11のように、略矩形の毛束12の4隅の植毛箇所を除いた箇所に植毛されたものではない。しかしながら、図2(b)のヘッド部11は、毛束群13がヘッド部11上の略楕円形の領域に植毛された毛束12を有する点において、図2(a)のヘッド部11と同様である。なお、円形は略楕円形に含まれるものと取り扱う。
FIG.2 (b) is a top view of the other example of the
図2(c)は、第2の変形例における歯ブラシ1のヘッド部11の斜視図である。第2の変形例における歯ブラシ1が有する毛束12は、各々等しい長さに揃えられたブラシ毛からなる。ブラシ毛の先端は、ヘッド部11の植毛面に対して略平行な平面形状である。なお、ブラシ毛の先端は、略半球形状であってもよいし、先端に向かうにつれて漸次直径が小さくなるよう尖った形状をしていてもよい。
FIG.2 (c) is a perspective view of the
(第2の変形例)
図3は、第2の変形例における歯ブラシ1の外観を示す図である。図3(a)は、第2の変形例における歯ブラシ1の平面図である。図3(b)は、第2の変形例における歯ブラシ1の正面図である。第3の変形例における歯ブラシ1は、2つの毛束群13を有している。また、第2の変形例における毛束群13は、ヘッド部11上の略円形の領域に収まるよう植毛された毛束12により構成される。
(Second modification)
FIG. 3 is a diagram showing an appearance of the
(第3の変形例)
図4は、第3の変形例における歯ブラシ1のヘッド部11の詳細を説明するための図である。第3の変形例における毛束12は、長さの異なるブラシ毛を有する。図4(a)は、第3の変形例におけるヘッド部11の斜視図である。図4(b)は、第3の変形例におけるブラシ毛を説明するための図である。図4(c)は、第3の変形例における他の構成例を説明するための図である。第3の変形例における歯ブラシ1が有する毛束12は、第1のブラシ毛121と、第1のブラシ毛よりも長い第2のブラシ毛122とからなる。
(Third Modification)
FIG. 4 is a diagram for explaining details of the
なお、長さが異なるというのは、実質的に長さが異なることをいい、例えば目視において、長さが異なることを認識できる程度を意味する。第1のブラシ毛121と、第2のブラシ毛との長さの差は、1mm〜5mm、より好ましくは3mm〜4mmである。
Note that the different lengths means that the lengths are substantially different. For example, it means that the lengths can be recognized visually. The difference in length between the
第1のブラシ毛121は、上述の第2の変形例における歯ブラシ1が有するブラシ毛と同様に、ヘッド部11の植毛面に対して略平行な平面形状の先端を有する。第2のブラシ毛122は、先端に向かうにつれて漸次直径が小さくなる、尖った形状をしている。
The 1st brush bristle 121 has the front-end | tip of the planar shape substantially parallel with respect to the flock surface of the
なお、第1のブラシ毛121の先端は、略半球形状であってもよいし、先端に向かうにつれて漸次直径が小さくなる形状をしていてもよい。しかしながら、第2のブラシ毛122の先端が、第1のブラシ毛121の先端よりも尖った形状をなすよう構成される。換言すれば、第2のブラシ毛122における、直径が小さくなり始める箇所から先端までの距離は、第1のブラシ毛121における該距離よりも長い。
Note that the tip of the
また、第3の変形例における歯ブラシ1の毛束12は、第1のブラシ毛121及び第2のブラシ毛122とも形状又は長さの異なるブラシ毛を有するものであってもよい。
Moreover, the
図4(a)から分かるように、第3の変形例における歯ブラシ1の複数の毛束12は、すべて第1のブラシ毛121及び第2のブラシ毛122を有していてもよい。また、図4(c)から分かるように、歯ブラシ1は、第1のブラシ毛121又は第2のブラシ毛122のみからなる毛束12と、第1のブラシ毛121及び第2のブラシ毛122を有する毛束12と、の少なくとも2種類の毛束12を有するものであってもよい。
As can be seen from FIG. 4A, the plurality of
図5は、第3の変形例における歯ブラシ1の使用状態の一例を示す図である。図5(a)は、歯ブラシ1により同時に3箇所の歯間を磨いている状態を示す。毛束群13を歯間に当てることで、同時に複数個所の歯間を磨くことができる。また、隙間14の存在により、歯の中央部分にブラシ毛が当たることを防ぎ、歯ブラシ1の消耗を軽減できる。
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of a usage state of the
図5(b)は、ヘッド部11の先端に設けられた毛束群13が歯周ポケットtを磨いている状態を示す図である。
FIG. 5B is a diagram illustrating a state in which the
奥歯は、歯茎に埋設する根元部分において二股に分かれているが、股の部分が露出することにより、歯周ポケットを形成することがある。歯周ポケットtは、ここでは奥歯の股の部分に相当する根本付近の歯周ポケットである。 The back teeth are divided into two forks at the root portion embedded in the gums, but the crotch portion may be exposed to form a periodontal pocket. Here, the periodontal pocket t is a periodontal pocket near the root corresponding to the crotch portion of the back teeth.
本実施形態では、ヘッド部11の先端に設けられた毛束群13と、該毛束群13に隣り合い該毛束群13よりも把持部15寄りに設けられた他の毛束群13との間に隙間14がある。そのため、先端の毛束群13により歯周ポケットを磨く際に他の毛束群13が歯の表面に当たることを防ぎ、効率よく所望の歯周ポケットを磨くことができる。なお、歯ブラシ1は、歯と歯茎との隙間にある歯周ポケットも効率的に磨くことができることはいうまでもない。この様に、歯ブラシ1は、歯周のねらったポイントを狙い磨きしやすい。
In the present embodiment, the
(第4の変形例)
図6は、第4の変形例及び第5の変形例におけるヘッド部11の外観を示す図である。図6(a)は、第4の変形例におけるヘッド部11の左側面図であって、図6(b)が第5の変形例におけるヘッド部11の左側面図である。
(Fourth modification)
FIG. 6 is a diagram illustrating an appearance of the
第4の変形例におけるヘッド部11は、歯ブラシ1のヘッド部11の先端を正面に見た場合(図1(b)における−x方向から見た場合)に、毛束12の先端がなす歯との接触面が、ヘッド部11の植毛面に対して凸方向に湾曲している。つまり、ヘッド部11の短手方向を正面に見た場合に、毛束12の先端を結ぶ曲線が、ヘッド部11の植毛面に対して突出する方向に湾曲した円弧形状をしている。ヘッド部11の中央付近の毛束12が有するブラシ毛が最も長く、ヘッド部11の縁方向に向かうにつれてブラシ毛が漸次短くなるよう構成される。
The
なお、第4の変形例における歯ブラシ1、及び下記の第5の変形例における歯ブラシ1においても、上述の実施形態と同様に、隙間14を隔てて隣り合う複数の毛束群13を有することは言うまでもない。
In addition, also in the
これにより、より容易に所望の箇所にブラシ毛を到達させることができる。また、歯の咬合面にある窪みにブラシ毛の先端をフィットさせることができるため、虫歯になりやすい咬合面をより効率的に磨くことができる。 Thereby, a bristle can be made to reach a desired location more easily. Moreover, since the tip of the brush hair can be fitted into the depression on the occlusal surface of the tooth, the occlusal surface that tends to become a decayed tooth can be more efficiently polished.
なお、第4の変形例における歯ブラシ1は、第1の毛束と、第1の毛束よりも全長が長い第2の毛束との少なくとも2種類の毛束12を有していてもよい。
In addition, the
ここで、毛束12の全長とは、毛束12を構成するブラシ毛のうち最も長さの長いブラシ毛の先端と、該ブラシ毛の根本部分までの距離をいう。本変形例における第2の毛束は、第1の毛束よりも、目視において全長が長いことが認識しうる。第1の毛束と第2の毛束との全長の差は、2mm〜9mm、より好ましくは3mm〜5mmである。
Here, the full length of the
この場合、第4の変形例における歯ブラシ1は、歯ブラシ1のヘッド部の短手方向を正面に見た場合、第2の毛束の先端がなす歯との接触面が、ヘッド部11の植毛面に対して凸方向に湾曲する。
In this case, when the
なお、以下、第5の実施例、第6の実施例、及び第7の実施例においても、歯ブラシ1は、第1の毛束と、第1の毛束よりも全長が長い第2の毛束との少なくとも2種類の毛束12を有してもよい点において、第4の変形例と共通する。この場合、毛束群13がなす歯との接触面は、第2の毛束の先端により構成される。
Hereinafter, also in the fifth embodiment, the sixth embodiment, and the seventh embodiment, the
(第5の変形例)
第5の変形例におけるヘッド部11は、歯ブラシ1のヘッド部11の先端を正面に見た場合(図1(b)における−x方向から見た場合)に、毛束12の先端がなす歯との接触面が、ヘッド部11の植毛面に対して凹方向に湾曲している。つまり、ヘッド部11の先端を正面に見た場合に、毛束12の先端を結ぶ曲線が、ヘッド部の植毛面に対して陥没する方向に湾曲した円弧形状をしている。ヘッド部11の中央付近の毛束12が有するブラシ毛が最も短く、ヘッド部の縁方向に向かうにつれて、ブラシ毛が漸次長くなるよう構成される。
(Fifth modification)
The
これにより、歯を直方体に見立てた場合に、角となる部分にブラシ毛をフィットさせることができ、より効率的に角部の歯垢を除去することができる。また、前歯や犬歯の先端など、歯の突出した部分を適切に磨くことができる。 Thereby, when a tooth is regarded as a rectangular parallelepiped, brush hair can be fitted to a corner portion, and plaque at the corner portion can be more efficiently removed. In addition, it is possible to appropriately polish the protruding portion of the teeth such as the front teeth and the tips of the canines.
(第6の変形例)
図7は、第6の変形例及び第7の変形例における歯ブラシ1の外観を示す図である。図7(a)は、第6の変形例における歯ブラシ1の平面図である。図7(b)は、第6の変形例における歯ブラシ1の正面図である。なお、本図における歯ブラシ1のヘッド部11は、4つの毛束群13を有しているが、第6の変形例及び第7の変形例における歯ブラシ1の毛束群13の数は、これに限定されない。
(Sixth Modification)
FIG. 7 is a diagram illustrating an appearance of the
第6の変形例における歯ブラシ1は、歯ブラシ1を正面から見た場合に、ヘッド部11が有する毛束群13の先端がなす、歯との接触面が、ヘッド部11の植毛面に対して凹方向に湾曲している。換言すれば、図7(b)に示すように、ヘッド部11の長手方向を正面とした場合に、ヘッド部11が有する毛束群13の先端を結ぶ曲線が、中央が窪んだ円弧形状をしている。該曲線は、ヘッド部11の中央からヘッド部11の両端に向かうにつれ、高さが増すよう構成される。つまり、ヘッド部11の有する中央の毛束12の長さが最も短く、ヘッド部11の両端に向かうにつれて毛束12の長さが漸次増すよう構成される。
In the
これにより、口腔外に向かって弧を描くように湾曲した歯列を外側から磨く際に、歯列に毛束12をフィットさせ、効率的に歯を磨くことができる。
Thereby, when brushing the dentition curved so as to draw an arc toward the outside of the oral cavity from the outside, the
(第7の変形例)
図7(c)は、第7の変形例における歯ブラシ1の平面図である。図7(d)は、第7の変形例における歯ブラシ1の正面図である。第7の変形例における歯ブラシ1は、歯ブラシ1を正面から見た場合に、ヘッド部11が有する毛束群13の先端がなす、歯との接触面が、ヘッド部11の植毛面に対して凸方向に湾曲している。
(Seventh Modification)
FIG.7 (c) is a top view of the
換言すれば、ヘッド部11の長手方向を正面とした場合に、ヘッド部11が有する毛束群13の先端を結ぶ曲線が、中央が突出した円弧形状をしており、ヘッド部11の中央からヘッド部11の両端に向かうにつれて高さが低くなるよう構成される。つまり、ヘッド部11の有する中央の毛束12の長さが最も長く、ヘッド部11の両端に向かうにつれて毛束12の長さが漸次短くなる。
In other words, when the longitudinal direction of the
これにより、歯の裏側を磨く際に、歯列の内側に毛束12をフィットさせ、効率的に歯を磨くことができる。
Thereby, when brushing the back side of a tooth, the hair | bristle
なお、歯ブラシ1の上述の実施形態、及び各変形例は、矛盾のない範囲において適宜組み合わせることができることは言うまでもない。例えば、第4の変形例と第6の変形例とを組み合わせ、ブラシ毛の先端がなす歯との接触面が、ヘッド部11の先端側を正面とした際に植毛面に対して突出する方向に湾曲し、ヘッド部11の長手方向を正面とした際に植毛面に対して陥没する方向に湾曲させた構成としてもよい。また、第4の変形例と第7の変形例とを組み合わせ、ブラシ毛の先端がなす歯との接触面が、ヘッド部11の先端側を正面とした際に植毛面に対して突出する方向に湾曲し、ヘッド部11の長手方向を正面とした際にも植毛面に対して突出する方向に湾曲させた構成としてもよい。第5の変形例と第6の変形例との組み合わせ、又は第5の変形例と第7の変形例との組み合わせについても同様である。
In addition, it cannot be overemphasized that the above-mentioned embodiment and each modification of the
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図8は、第2の実施形態における歯ブラシ1の外観を示す図である。図8(a)は、第2の実施形態における歯ブラシ1の正面図である。図8(b)は、第2の実施形態における歯ブラシ1の平面図である。図8(c)は、第2の実施形態における歯ブラシ1の使用状態の一例を示す図である。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment will be described. FIG. 8 is a diagram illustrating an appearance of the
本実施形態における把持部15は、指を通すための貫通孔が設けられたリング状の第1指掛け部151と、第1指掛け部151に延設して形成された第2指掛け部152と、第2指掛け部152に延設して形成された握り部153と、を含む。把持部15は、ヘッド部11において植毛がされた面と同じ側の面である表面及び対向側の面である裏面の幅が、表面及び裏面の間の両側面より広く、扁平な形状に形成される。
The
第1指掛け部151は、ヘッド部11に延設して形成される。図1(a)に示す第1指掛け部151の貫通孔154は、略円形状に形成される。第1指掛け部151は、人差し指や親指等の指先だけではなく、指の根元までが入る余裕のある大きさに形成される。幼児や子供、大人用で適正値は異なり、第1指掛け部151は、好ましくは、内径の最大幅Dnが13mm〜35mm程度で、外縁の最大幅Dgが20〜40mm程度である。これによって、歯ブラシ1を把持する手の全体の自由度を高めることができる。
The first
第2指掛け部152は、第1指掛け部151に延設して形成される。第2指掛け部152は、一対の凹部152a及び一対の凸部152bを含む。一対の凹部152aは、第1指掛け部151の外縁にそれぞれ延続して形成され、互いに対向している一対の凹みである。一対の凸部152bは、一対の凹部152aにそれぞれ延続して形成され、互いに対向している凸状部分である。
The second
一例として、図8(b)に示すように、第2指掛け部152は、第1指掛け部151の外縁より一旦幅を狭めてから広めた後に、さらに狭める形状に形成される。これによって、両側面において、くびれ状の凹みである一対の凹部152aと、「へ」の字状の一対の凸部152bが形成される。第2指掛け部152は、両凸部152bの間で形成される最大幅Wが第1指掛け部151の外縁の最大幅より広く形成される。好ましくは、第2指掛け部152の最大幅Wは30mm〜60mm程度であり、第1指掛け部151の外縁より広い。
As an example, as shown in FIG. 8 (b), the second
握り部153は、第2指掛け部152に延設して形成される。握り部153は末端部分が丸みを帯びる形状に形成される。
The
一例として、歯ブラシ1は、長手方向の中心線Lに対して左右対称に形成される。または、歯ブラシ1は、利き手に合わせて、人差し指を第1指掛け部151に通した場合に、親指を当てる側の凹部152aを中指を当てる側の凹部152aより凹みが深くなるように形成されてもよい。
As an example, the
また、図1において、凸部152bは「へ」の字状に形成されているが、これに限定するものではなく、例えば、「冂」の字状に両側面から突出するように形成されてもよい。
In FIG. 1, the
使用者は、図8(c)に示すように、歯ブラシ1を、人差し指を第1指掛け部151に通し、親指及び中指をそれぞれ第2指掛け部152に当てるようにして把持することができる。また、親指を第1指掛け部151に通し、人差し指及び中指をそれぞれ第2指掛け部152に当てるように歯ブラシ1を把持することができる。このように、使用者は、弱い力でもしっかりと歯ブラシ1を把持することができ、ブラッシングに必要とされるヘッド部11の角度を調整することができる。
As shown in FIG. 8C, the user can hold the
すなわち、使用者は、第1指掛け部151に指を通し、第2指掛け部152に指を当てることによって、弱い力でもしっかりと歯ブラシ1を把持することができる。また、第2指掛け部152の最大幅が第1指掛け部151より広いため、自然な把持態様となると共に、3点支持となるため安定感のある把持ができる。また、第2指掛け部152に凹部152aと凸部152bとを含めることで、凹部152aに指を当てた状態で、凸部152bで歯ブラシ1を捻るようにして、歯ブラシ1を長軸方向において回転させてヘッド部11の角度を調整することができる。また、凸部152b間の幅(第2指掛け部の最大幅)が広いため、小さい幅の捻りでもヘッド部11の角度を変える効果を十分に得ることができる。
That is, the user can firmly hold the
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。図9は、第3の実施形態における歯ブラシ1の外観を示す図である。第3の実施形態における歯ブラシ1は、接続部18を有する。接続部18により、ヘッド部11と把持部15とが接続している。例えば、ヘッド部11の一端と把持部15の一端とのいずれか一方が凸型の形状をしており、他方が凹型の形状をしており、一方が他方と嵌合することにより、接続部18でヘッド部11と把持部15とが接続される。なお、接続の方法はこの限りでなく、把持部15に対してヘッド部11が交換可能に接続されるものであればよい。
(Third embodiment)
Next, a third embodiment will be described. FIG. 9 is a diagram showing an appearance of the
第3の実施形態における歯ブラシ1は、上述の実施形態及び変形例において示した、複数の毛束群13を有するヘッド部11のほか、種々の形状に植毛された毛束群13を備えるヘッド部11が接続可能であってもよい。例えば、従来の歯ブラシと同様に、ヘッド部11の長手方向に沿って列をなす1つの毛束群13からなるヘッド部11が接続可能であってもよい。
The
これにより、例えば歯間以外の部分には隙間14を有さないヘッド部11を用い、歯間を磨く際に隙間14を有するヘッド部11を用いるなど、用途に応じてヘッド部11を使い分けることができる。また、ヘッド部11が消耗した際には、ヘッド部11のみを交換し、それまで使用していた把持部15を引き続き使用することができる。さらに、歯ブラシの堅さや色を毛束群に毎に変えて植毛したり、各毛束群の周囲と中心部により変えても良い。これにより、ブラッシング時のブラシの当たる感覚や効果などに変化を得る事が出来る。
Thus, for example, the
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。図10は、第4の実施形態における歯ブラシのヘッド部の正面図である。第4の実施形態における歯ブラシ1のヘッド部11は、第1の毛束群12bと、第1の毛束群よりも全長が長い複数の第2の毛束群12aと、を有する。第1の毛束群12bと第2の毛束群12aとは、上述の実施形態における毛束12に相当する。
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment will be described. FIG. 10 is a front view of the head portion of the toothbrush according to the fourth embodiment. The
第1の毛束群12bは、ヘッド部11の長手方向の一方の辺から他方の辺に渡って配置される。複数の第2の毛束群12aは、第1の毛束群12bを隔てて配置される。第1の毛束群12bは第2の毛束群12aよりも全長が短いため、複数の第2の毛束群12bの間には、少なくとも先端部分において隙間14が形成される。
The first
本実施形態により、異なる全長を有する複数種の毛束群が形成される。また、長い毛束群の間に短い毛束群が形成されるため、長い毛束群が恒常的にしなることによる歯ブラシ1の傷みを予防することができる。また、長い毛束群が歯間を磨いている際に、短い毛束群が歯の表面に当たるため、効率的に歯間と歯の表面を磨くことができる。
According to this embodiment, a plurality of types of hair bundle groups having different overall lengths are formed. Further, since the short hair bundle group is formed between the long hair bundle groups, it is possible to prevent the
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。上記実施形態に示した要件に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。 As mentioned above, although this invention has been demonstrated based on each embodiment, this invention is not limited to the requirements shown in the said embodiment. The requirements shown in the above embodiment can be changed without departing from the spirit of the present invention, and can be appropriately determined according to the application form.
また、各実施形態は、それぞれの特徴を組み合わせることができる。上述のいずれかの歯ブラシ1が、他の実施形態の特徴を併せ持つものであってもよい。
Moreover, each embodiment can combine each characteristic. Any of the above-described
1:歯ブラシ、11:ヘッド部、12:毛束、13:毛束群、14:隙間、15:把持部、121:第1のブラシ毛、122:第2のブラシ毛、151:第1指掛け部、152:第2指掛け部、152a:凹部、152b:凸部、153:握り部、154:貫通孔、t:歯周ポケット 1: Toothbrush, 11: Head part, 12: Hair bundle, 13: Hair bundle group, 14: Gap, 15: Grasping part, 121: First brush hair, 122: Second brush hair, 151: First finger hook Part, 152: second finger hook part, 152a: concave part, 152b: convex part, 153: grip part, 154: through hole, t: periodontal pocket
Claims (3)
前記把持部は、
指を通すための貫通孔が設けられたリング状の第1指掛け部と、
前記第1指掛け部に延設して形成され、最大幅が前記第1指掛け部の外縁の最大幅より広い第2指掛け部と、
前記第2指掛け部に延設して形成された握り部と、を含む、歯ブラシ。 A head part, and a gripping part connected to the head part,
The gripping part is
A ring-shaped first finger rest provided with a through hole for passing a finger;
A second finger-hanging portion formed to extend to the first finger-hanging portion and having a maximum width wider than the maximum width of the outer edge of the first finger-hanging portion;
A toothbrush comprising a grip portion extending from the second finger-hanging portion.
前記ヘッド部には、長手方向の一方の辺から他方の辺に渡った隙間を隔てて、複数の毛束からなる毛束群が複数配置されている、歯ブラシ。 The toothbrush according to claim 1,
A toothbrush in which a plurality of bristle bundle groups including a plurality of bristle bundles are arranged on the head portion with a gap extending from one side in the longitudinal direction to the other side.
前記毛束群は、
前記ヘッド部の短手方向において、中央付近で毛束の数が多く、その両側で毛束の数が少なくなるように構成されており、
前記毛束群同士の隙間は、1〜3.5mmである、歯ブラシ。 The toothbrush according to claim 2 ,
The hair bundle group is
In the short direction of the head portion, the number of hair bundles is large near the center, and the number of hair bundles is reduced on both sides thereof.
A toothbrush in which a gap between the hair bundle groups is 1 to 3.5 mm.
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