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JP6229260B2 - 虚像表示装置 - Google Patents

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JP6229260B2
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Description

本発明は、頭部に装着して使用するヘッドマウントディスプレイ等の虚像表示装置に関する。
近年、ヘッドマウントディスプレイのように、虚像の形成及び観察を可能にする虚像表示装置として、例えば、画像光を走査させて眼の網膜に画像を投影する走査型の画像表示装置(網膜投影ディスプレイ装置)であって、眼の動きに追従して操作方向を変化させることで、常に映像や文字情報を見ることを可能にするものが提案されている(特許文献1参照)。また、走査型の画像表示装置であって、光路中に回折光学素子を配置して、特定の方向に関して他の方向よりも発散角を広げるように光束を調整することで、光源からの光の損失を少なくするものも提案されている(特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1のように、眼の動きに常に追従して映像を提供するものであると、例えば一時的に映像を見ないように眼を逸らしても映像が眼の動きに合わせてついてきてしまい、煩わしいと感じる場合があり得る。また、特許文献2のように、光路中に回折光学素子や回折光学素子の後段に他の光学系を配置する場合、眼前が大型化し、重量も増大する可能性がある。また、この場合、例えば虚像を形成する画像光と外界からの光である外界光とを重畳させるためにシースルーにすることが困難となる場合がある。
特開2009−122550号公報 特開2007−199251号公報
本発明は、装置を増大させることなく、光束を調整して使用者である装着者の眼の視線に応じて認識できる画像の範囲を変化させ、使用者の視線に応じた映像を認識させることができる虚像表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の虚像表示装置は、(a)画像光を所定の光束径で使用者の眼の瞳に入射させて虚像による画像を視認させる画像形成部を備え、(b)画像形成部が、眼の瞳に入射する画像光の各光束成分の主光線が交わる位置を、当該眼の瞳を配置すべき瞳予定位置よりも当該眼の網膜を配置すべき投影位置側の位置とする。
上記虚像表示装置では、画像形成部において虚像による画像を形成するに際して、画像光の光束径や集光位置(収束位置)を調整することにより、装着時において使用者(装着者)の眼の網膜に到達することのできる画像光の範囲つまり表示範囲を、眼の視線に応じて変化させることができる。特に、画像光の各光束成分の集光位置を、装着時において眼の瞳の位置となるべき瞳予定位置よりも網膜を配置すべき投影位置側の位置とするすなわち網膜側の位置とすることで、画像光が眼の瞳孔を通過する際に一極集中しないようにできるので、各光束成分のうち網膜に到達する成分の範囲を眼の動きに合わせて変化させることが可能となる。これにより、例えば、使用者が特定の映像を見るために視線を特定の方向に向けた場合に視線の変化に合わせて特定の方向やその近傍の方向に対応する画像光成分のみを眼の網膜に到達させるように画像光を制御することができ、使用者の視線(意思)に応じた映像を提供するとともに、使用者が視線を逸らせた映像すなわち他の不要な映像については、観察の邪魔をしないように視界から除外することが可能になる。
本発明の具体的な側面では、画像形成部は、画像光の形成において、眼の瞳に入射する画像光の各光束成分の主光線が交わる位置を、瞳予定位置よりも上記投影位置側の位置であって眼の旋回中心に相当する中心予定位置までの間とする。この場合、使用者の視界に入るか否かを変化させる範囲を視線の動きに応じて適したものにできる。さらに、瞳内への画像光の効率的な取込みが可能になる。
本発明の別の側面では、画像形成部は、所定の光束径に関して、各画素に対応する各光束成分の径の大きさが眼の瞳孔の最大径より小さくなるように調整する。この場合、各画素に対応する各光束成分を十分細いものとすることで、映像を見せるか否かについての視線に応じた選択をより的確に行うことができる。
本発明のさらに別の側面では、画像形成部は、所定の光束径に関して、各画素に対応する各光束成分の径の大きさが3mm以下となるように調整する。この場合、各光束成分の径を一般的な眼の瞳孔の最大径より小さいものにできる。
本発明のさらに別の側面では、画像形成部は、装着時における眼の正面視方向を基準方向として、正面視方向に対して所定の角度範囲で画像光を射出することで瞳予定位置へ入射させ、画像光の成分として、眼の姿勢に対応する入射開口の配置に応じて眼の網膜の位置に相当する上記投影位置に到達する角度範囲の成分と到達しない角度範囲の成分とを含ませるものとしている。この場合、使用者が正面視方向に向いた場合とそれ以外の方向に向いた場合とで、異なる映像を提供することが可能になる。
本発明のさらに別の側面では、画像形成部は、装着時における眼の正面視方向に相当する第1の視線方向に眼が向いているときに上記投影位置に到達する角度範囲の光を射出する第1表示領域と、当該正面視方向以外の方向である第2の視線方向に眼が向いているときに投影位置に到達する角度範囲の光を射出する第2表示領域とを有し、第1及び第2表示領域のうち、少なくとも一方の領域において、画像光による虚像を視認させる。ここで、視線方向とは、入射開口と上記投影位置の中心とが配列される方向を意味する。この場合、使用者が第1の視線方向に視線を向けている場合と第2の視線方向に視線を向けている場合との少なくとも一方の場合において個別の映像を提供することができる。
本発明のさらに別の側面では、画像形成部は、第2表示領域において、第1の視線方向に眼が向いているときに投影位置に到達しない角度範囲の光を射出する。この場合、例えば第2表示領域において形成される映像については、使用者が第1の視線方向に眼を向けている場合には認識されず、第2の視線方向に眼を向けて初めて認識されるものとなる。
本発明のさらに別の側面では、画像形成部において、第1表示領域は、第1の視線方向を0°として、第1の視線方向から視野角±10°以下で形成される。この場合、基準方向(第1の視線方向)を視野角0°の正面方向として視野角±10°以下の範囲に第1表示領域を形成することで、第1表示領域に表示される映像を使用者により的確に捉えさせることができる。より具体的には、視野角±10°以下とすることで、例えば第1表示領域に文字情報を表示させた場合に、使用者は、視線を動かすことなく文字情報を読み取ることができる。
本発明のさらに別の側面では、虚像表示装置は、使用者からの指示を受け付ける入力受付部と、入力受付部からの指示に従って、画像形成部の第1表示領域と第2表示領域とのうち少なくとも一方の領域における画像形成の有無を選択可能にする表示選択部と、をさらに備える。この場合、例えば使用者からの指示を入力受付部で受け付けて当該指示に従って第1表示領域に映像等を映し出すことができる。つまり、使用者の意思を反映して映像の選択をすることができる。
本発明のさらに別の側面では、表示選択部は、特定の信号が入力された場合に、入力受付部で受け付けた指示に関わらず、優先的に特定の信号に従った表示画像に切り替える。この場合、例えば危険が迫っていることを知らせるといった緊急情報等を、他の映像情報に優先して表示することができる。
上記目的を達成するため、本発明の第2の虚像表示装置は、(a)画像光を所定の光束径で眼の瞳に入射させて虚像を視認させる画像形成部を備え、(b)画像形成部は、装着時において眼の視線を特定の方向に向けたときにのみ眼の網膜に相当する位置に到達する角度で射出される成分を含むように画像光を視認させる。
上記虚像表示装置では、眼の視線を特定の方向に向けたときにのみ認識される映像を提供することが可能となるので、使用者の視線(意思)に応じた映像を提供するとともに、使用者が視線を逸らせた映像すなわち他の不要な映像については、観察の邪魔をしないように視界から除外することができる。
第1実施形態に係る虚像表示装置を示す図である。 虚像表示装置を装着した状態を模式的に示す正面図である。 (A)は、光射出装置の構造の一例について説明するための図であり、(B)は、(A)に示す光射出装置を別方向から見た図である。 虚像表示装置の制御部の構造を説明するブロック図である。 (A)は、装着者(使用者)が正面を向いている場合の眼への光束の入射の様子を示す図であり、(B)は、装着者に認識される範囲とされない範囲とを概念的に示す図である。 (A)は、装着者が周辺側を向いている場合の眼への光束の入射の様子を示す図であり、(B)は、装着者に認識される範囲とされない範囲とを概念的に示す図である。 (A)は、装着者が正面を向いている場合の眼への光束の入射の様子を示す比較例の図であり、(B)は、装着者が周辺側を向いている場合の眼への光束の入射の様子を示す比較例の図である。 別の比較例の眼への光束の入射の様子を示す図である。 (A)は、人間の眼の焦点深度について示すグラフであり、(B)は、でフォーカス量に対するディオプターについて示すグラフである。 (A)は、変形例の虚像表示装置において、装着者が正面を向いている場合に見える状況を示す図であり、(B)は、装着者が視線を外側に逸らした場合に見える状況を示す図である。 第2実施形態に係る虚像表示装置の平面図である。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る虚像表示装置について詳細に説明する。
図1に示す実施形態の虚像表示装置100は、眼鏡のような外観を有するヘッドマウントディスプレイであり、この虚像表示装置100を装着した観察者となるべき装着者(使用者)に対して虚像による画像光を認識させることができるとともに、虚像表示装置100の使用者である装着者に外界像をシースルーで観察させることができる。図1では、装着者が虚像表示装置100を装着した状態を一部拡大して示しており、虚像表示装置100は一部省略したものとなっている。具体的には、第1表示装置100Aは、虚像表示装置100のうち右眼側の虚像を形成する部分である。なお、例えば図2に模式的に示すように、虚像表示装置100は、右眼側の第1表示装置100Aと左眼側の第2表示装置100Bとを一対とするものであるが、第2表示装置100Bは、第1表示装置100Aと同様の構造を有し左右を反転させただけであるので、詳しい説明を省略する。なお、第1表示装置100Aは、単独でも虚像表示装置として機能する。
ここで、図1等に示す状態において、装着者にとって真正面の方向が光軸OAの方向であり、光軸OAが虚像表示装置100側から装着者側に向かう方向を+X方向とし、装着者にとっての上下方向を±Y方向とし、左右方向を±Z方向とする。
以下、第1表示装置100Aの構造の一例について説明することで、虚像表示装置100の構造の一例を説明する。図1に示すように、第1表示装置100Aは、信号光を形成するとともに当該信号光を走査光SLとして射出するための光射出装置10と、光射出装置10からの走査光SLを受けて画像光PLを形成する被照射部材である虚像形成部20とを備える。光射出装置10は、装着者の鼻NS周辺に配置され、虚像形成部20は、光射出装置10の前方側(−X側)において装着者の眼EYの前方を覆うように配置されている。
なお、図2において、虚像表示装置100を装着した状態を正面から見た様子を模式的に示すように、光射出装置10は、フレームFLから延びる支持体SSによって支持されることで、上述したような鼻NS周辺であって虚像形成部20よりも+X側の位置に配置されている。なお、図示の例では、虚像表示装置100は、フレームFLの中央部から延びて虚像形成部20を側方から支持する支柱部PPを有し、支柱部PPの先端側には、装着時に虚像表示装置100を鼻NSで支持可能にするための鼻パッド部NPを有している。ここでは、光射出装置10と虚像形成部20とを合わせて画像形成部IPとする。画像形成部IPは、光射出装置10と虚像形成部20とで構成されることにより、画像光を所定の光束径で眼の瞳に入射させて虚像による画像を視認させものとなっている。
光射出装置10は、図3(A)及び3(B)に示すように、信号光形成部である信号光変調部11と、走査光学系12と、駆動制御回路13とを有する。なお、図3(A)に示すように、虚像表示装置100は、画像形成の制御を行うための制御部50を備える。制御部50は、ケーブルCBを介して光射出装置10に接続されている。制御部50について詳しくは後述する。
光射出装置10は、制御部50からの各種信号のうち、画像信号に従って画像形成のための光射出を行うことで、虚像を形成するための光を生成する。光射出装置10のうち、駆動制御回路13は、制御部50から送信される画像信号や駆動信号に応じて、光射出装置10の駆動制御を行う。すなわち、駆動制御回路13は、各種信号に従って、信号光変調部11と走査光学系12とを同期して駆動させるための制御回路である。
以下、光射出装置10の構成及び動作の詳細について説明する。信号光変調部11は、合成光形成部11aと、コリメートレンズMLとを有する。合成光形成部11aは、画像光PL(図1参照)となるべき信号光GLである合成光を形成する。このため、合成光形成部11aは、赤(R光)、緑(G光)、及び青(B光)の各色光を発生させる色光源11r,11g,11bと、色光源11r,11g,11bを経た各色光を合成するための第1及び第2ダイクロイックミラーDM1,DM2とを有する。コリメートレンズMLは、合成光形成部11aから射出された合成光である信号光GLの光束状態を調整することで変調して走査光学系12に向けて射出するレンズであり、例えば信号光GLを略平行化させる。また、走査光学系12は、コリメートレンズMLを経た信号光GLを虚像形成部20において2次元走査させるスキャン部であるMEMSミラー部12bを有する。
光射出装置10のうち、信号光変調部11において、各色光源11r,11g,11bは、ダイオードレーザ光源又はLED光源であり、赤色光源11rは、赤色光を発生させる特定波長帯域の光を射出し、緑色光源11gは、緑色光を発生させる特定波長帯域の光を射出し、青色光源11bは、青色光を発生させる特定波長帯域の光を射出する。なお、各色光源11r,11g,11bは、例えば各色のLED発光素子で構成されている。各色光源11r,11g,11bは、第1ダイクロイックミラーDM1又は第2ダイクロイックミラーDM2の方向に向かうように光束の方向を調整して各色光を射出する。
第1ダイクロイックミラーDM1は、赤色光を発生させる特定波長帯域にある光を透過させるとともに他の特定波長帯域にある光を反射し、第2ダイクロイックミラーDM2は、赤色光及び緑色光を発生させる特定波長帯域にある光を透過させるとともに他の特定波長帯域にある光を反射する。これにより、赤色光、緑色光、及び青色光の3色の色光を合成した合成光がカラー画像を構成する信号光GLとして形成される。なお、図示の場合、各色光源11r,11g,11bの位置をそれぞれ調整して、合成される3色の色光の光路長が等しくなるようにしている。すなわち各色光は、等価な位置となっている。また、光束の形状に応じて第1ダイクロイックミラーDM1に対する第2ダイクロイックミラーDM2の大きさも調整されている。
以上のような構成の合成光形成部11aで合成光形成を行う場合、赤(R光)、緑(G光)、及び青(B光)の色ごとに対応した色光源11r,11g,11bを用いるので、光の利用効率を高いものとなる。
コリメートレンズMLは、合成光形成部11aで形成された合成光である信号光GLの発散角を調整し、例えば光束を若干集光ぎみにさせた略平行の状態にして走査光学系12のうちスキャン部であるMEMSミラー部12bに向けて射出する。
図3(B)に示すように、走査光学系12は、MEMSミラー部12bと、周辺部材12cとを有する。MEMSミラー部12bは、コリメートレンズMLを経た信号光GLを走査光SLとして用いることで被照射部材である虚像形成部20(図1参照)の被照射領域上に照射することで、虚像としての画像を視認させることを可能にする。つまり、MEMSミラー部12bは、走査光学系12の中核部分である。周辺部材12cは、MEMSミラー部12bを周辺から取り囲んでMEMSミラー部12bを収納する孔HLを形成する。言い換えると、MEMSミラー部12bは、走査光学系12の中央部に設けた矩形の孔HLに収められている。MEMSミラー部12bは、任意の方向に傾斜可能となっている。
以下、MEMSミラー部12bについて詳しく説明する。MEMSミラー部12bは、信号光変調部11で形成された合成光である信号光GLを虚像形成部20(図1参照)において2次元走査させて虚像形成部20(図1参照)を照射する走査光SLとして射出するスキャン部である。MEMSミラー部12bは、2次元走査を可能とするために、一軸方向について回転可能なMEMSミラー本体部12xと、MEMSミラー本体部12xを囲む枠であるとともに当該一軸方向に垂直な軸方向について回転可能なミラー枠体12yとで構成されている。まず、MEMSミラー本体部12xは、ミラー枠体12yに接続する一対の第1軸SH1を有し、第1軸SH1のまわりに回転可能となっている。また、ミラー枠体12yは、MEMSミラー部12bの周辺部材12cに接続する一対の第2軸SH2を有し、第2軸SH2のまわりに回転可能となっている。第1軸SH1の軸方向と第2軸SH2の軸方向とが互いに垂直であることにより、MEMSミラー部12bは、MEMSミラー本体部12xを互いに垂直な2軸方向について回転可能としている。以上により、MEMSミラー部12bは、任意の方向に傾斜可能であり、射出するビームである走査光SLの2次元走査を可能にしている。つまり、MEMSミラー部12bは、走査光SLを虚像形成部20に向けて照射させるMEMSスキャナーである。
なお、MEMSミラー部12bの光射出側において、光束の発散角を調整するためのリレーレンズを配置することが可能である。
図1に戻って、虚像形成部20は、樹脂製の透明基板上に半透過反射膜を有して構成される透明基材である。つまり、虚像形成部20は、ハーフミラーである。虚像形成部20は、フレームFLに組み付けられており、装着者の眼EYの前方であって光射出装置10よりも装着者に対して遠方側に位置するように配置されている。言い換えると、光軸OAに沿った方向に関して装着者の眼EYと虚像形成部20との間に光射出装置10が配置されている。虚像形成部20は、装着者の眼EYを前方から覆うのに十分な大きさを有しており、光射出装置10の走査光学系12から−X方向に傾いて照射された走査光SLを受け、これを反射することで虚像を形成し、装着者に認識させるものとなっている。この際、虚像形成部20は、虚像表示装置100の外観に応じたものとなっており、図1の例では、フレームFLに合わせて曲がった形状を有している。
また、ハーフミラーである虚像形成部20は、厚さの略均一な板状の部材であり、上記のようにして虚像を形成するだけでなく、外界光OLを通過させるものとなっている。つまり、装着者の眼EYには、虚像のみならず、外界からの光も入ることになり、虚像表示装置100は、シースルーの構成となっている。
以下、図4を参照して、制御部50の構造を説明する。制御部50は、動作を統括的に制御する主制御回路51と、例えばビデオ信号等の外部から入力される画像信号に基づいて画像処理を行う画像処理部52と、装着者(オペレーター)からの指令等の外部信号を受け付ける入力受付部60と、アイコン等の固定的な内容の映像に関する各種データを保存する内部メモリー80とを備える。なお、制御部50は、例えば図2に示すフレームFLや支持体SS等の内部にケーブルCBを収納し、このケーブルCBを延長することによって、例えば耳EA(図1参照)の裏側や装着者が各種操作を行うための操作パネル(不図示)の内部といった視界を妨げたり眼前の重量を増大させたりすることのない位置に配置されている。
画像処理部52は、例えば外部から入力された入力信号に基づいて画像や音声に関する各種信号を作成し、ケーブルCBを介して光射出装置10に送信する。つまり、画像や音声に関する各種信号は、画像処理部52から光射出装置10の駆動制御回路13(図3参照)に伝達される。画像処理部52は、表示選択部52aを備える。表示選択部52aは、表示すべき画像の内容について各種選択する処理を行う。表示選択部52aにより、例えば表示可能な領域のうち中心側と周辺側とでどこの表示をオンとし、オフとするかといった表示範囲の選択が可能となっている。
入力受付部60は、不図示の操作パネル等に相当する入力操作部70を介して、装着者(オペレーター)からの外部信号を受け付ける。
内部メモリー80は、投影される画像の内容のうち、アイコンや日付、時計等の固定的な内容の映像に関する各種データを格納している。
主制御回路51は、動作の統括的な制御の1つとして、例えば入力受付部60で受け付けた信号に応じた各種処理を行うが、例えば各種信号のうち画像処理に関する信号を認識すると、画像処理部52へ伝達する。また、主制御回路51は、必要に応じて、各画像処理部52から送信される画像信号となるべき情報のうち、内部メモリー80に各種データに格納されているものを適宜読み出して画像処理部52へ伝達する。
本実施形態では、以上のような構成において、画像形成部IP(図2参照)すなわち光射出装置10と虚像形成部20とによって画像光PLを形成するに際して、各光束成分の光束径や集光位置(収束位置)、入射角度を調整し、眼EYの瞳に入射させることで、眼EYの視線を特定の方向に向けたときにのみ認識される映像を提供することを可能にしている。
以下、図5(A)等を参照して、画像光PLを構成する各光束成分の状態、より詳しくは各光束成分の光束径や集光位置、入射角度の状態等について説明する。また、各光束成分と眼の配置位置との関係について説明する。図5(A)の状態では、装着者が正面を見ている、すなわち−X方向に視線があり、眼EYの視線の中心軸EE1が光軸OAと一致した状態となっている。以下、上記のように基準方向である正面方向にある視線方向を第1の視線方向とし、例えば図6(A)に示すように、第1の視線方向以外にあるすなわち中心軸EE2が光軸OAに対して傾斜している状態となっている場合の視線方向を第2の視線方向とする。
図5(A)は、装着者が正面を向いている場合すなわち装着者が第1の視線方向に眼EYを向けている場合の眼EYへの光束の入射の様子を示している。つまり、図5(A)の状態では、装着者が正面を見たままで視線移動が無い場合の眼EYと各画素の入射光束との関係を示している。また、図5(B)は、図5(A)の状態において、装着者に認識される映像の範囲と認識されない映像の範囲とを概念的に示している。ここでは、図示のように、画像光PLを構成する各光束成分(部分光束)の例として、中心成分として光軸OAに沿って入射する部分光束を光束成分PL1とし、光束成分PL1の近傍の比較的入射角度の小さい部分光束であって、装着者から見て右側(−Z側)から入射するものを光束成分PL2とし、左側(+Z側)から入射するものを光束成分PL3とする。また、周辺側の比較的入射角度の大きい部分光束であって、右側(−Z側)から入射するものを光束成分PL4とし、左側(+Z側)から入射するものを光束成分PL5とする。ここでは、各光束成分PL1〜PL5は、形成される映像の1画素にそれぞれ対応するものとなっているものとする。
なお、図5(A)に示すように、眼EYは、瞳(虹彩)IRや、網膜REのほか、角膜やガラス体、水晶体等を有しており、瞳IRの中央に瞳孔PUが形成されている。ここでは、各光束成分PL1〜PL5の径の大きさは、3mm以下となっているものとする。なお、3mm以下とすることで、各光束成分PL1〜PL5の径は、一般的な人の眼EYの瞳孔PUの最大径より小さいものとなる。径の大きさを瞳孔PUの最大径より小さいものとする、すなわち各画素に対応する各光束成分PL1〜PL5を十分細いものとすることで、映像を見せるか否かについての視線に応じた選択をより的確に行うことができる。
各光束成分PL1〜PL5は、眼EYに対して瞳孔PUを通過できる角度で入射するか否かによって網膜REに達するか否か、すなわち装着者に映像として認識されるか否かが決定することになる。
ここで、画像光PLを構成する各光束成分PL1〜PL5等の光束成分について、これらの主光線が交わる位置CPは、眼EYの瞳IRに入射に際して最も狭い範囲に集中する位置となっている。すなわち、主光線が交わる位置CPは、画像光PLの集光位置であり、収束位置であるとも言える。本実施形態では、この主光線が交わる位置CPが、瞳IRのある瞳位置PSではなく、瞳位置PSよりも網膜REに近い側(光路下流側)の位置であって、眼の旋回(回転或いは回動)の中心位置CCまでの間にあるものとしている。この場合、画像光PLの各光束成分PL1〜PL5は、瞳IRの位置において、一極集中していない状態となっているため、瞳IRの瞳孔PUを通過できる成分と、瞳IRに遮蔽されて瞳孔PUを通過できない成分とが存在し、装着者の視線方向によって見える範囲が変化することになる。
以上について見方を変えて、眼EYを所定の位置に配置することを想定して組み立てられる虚像表示装置100(図1等参照)の構造として捉えてみる。まず、虚像表示装置100は、図5(A)に示すように、眼EYの瞳IRを配置すべき位置を瞳予定位置PSa(瞳位置PSに相当)と想定し、眼EYの中心となるべき位置を眼の中心予定位置CCa(中心位置CCに相当)と想定し、網膜REを配置すべき位置すなわち像を結ぶ位置を投影位置REaと想定する。この場合、虚像表示装置100は、瞳予定位置PSaよりも投影位置REa側であって中心予定位置CCaまでの間の位置において、言い換えると、図中の瞳予定位置PSaよりも下流側の位置QQの範囲内において、画像光PLの主光線が交わる位置CPを配置させるように画像光PLを形成させる構造になっている。
また、瞳予定位置PSaにおいて、瞳IRの瞳孔PUで定まる視界の範囲すなわち眼EYの姿勢に対応するものとして入射開口OPの配置を想定した場合、虚像表示装置100は、入射開口OP及び投影位置REaの配置等に対応して、画像光PLの各光束成分を制御することで、画像光PLの成分として網膜REに到達する角度範囲の成分と到達しない角度範囲の成分との範囲を眼EYの姿勢に応じて含ませるように調整することが可能となる。この場合、装着時の第1の視線方向や第2の視線方向等の視線方向は、入射開口OPと投影位置REaの中心とが配列される方向を意味することになる。
なお、画像光PLの光束径や入射角度の制御について具体的には、虚像表示装置100のうち、光を射出する光射出装置10と光を反射する虚像形成部20とで構成される画像形成部IPでの画像形成においてなされることになる。
なお、上記のような調整を可能とするための前提として、虚像表示装置100に対する相対的な装着者の眼EYの位置をある程度の精度で合せる必要がある。眼EYの位置には個人差があるため、装着時に位置調整を可能とすべく、虚像表示装置100は、眼幅調整部や虚像形成部20に対する眼の高さや距離を調整する部材を有しているものとしてもよい。
以下、図示の場合の画像光PLの詳細について説明する。まず、図5(A)の状態にある場合、光束成分PL1〜PL5のうち、瞳孔PUを通過して網膜REに達して装着者に認識されるのは、中央側に位置する光束成分PL1〜PL3までとなるように調整されている。言い換えると、周辺側に位置する光束成分PL4,PL5は、瞳IRで遮蔽されてしまい、網膜REに達することができず、認識されないものとなるように調整されている。この場合、図5(B)に概念的に示すように、表示領域全体UUのうち、中央側の範囲(図中白地部分)にある画像のみが認識され、周辺側に位置する範囲(図中梨地部分)にある画像は認識されないことになる。以下、認識される範囲(図中白地部分)を第1領域U1とし、認識されない範囲(図中梨地部分)を第2領域U2とする。図5(A)の状態にある場合、中央側の狭い画角の領域の画像は眼EYに入射して映像として見ることができる。一方で、大きな画角の領域の画像すなわち周囲の映像は、瞳孔PUに遮蔽されてしまう(けられる)ため、網膜REまで届かず、この部分は映像として見えないことになる。なお、図5(B)において、表示領域全体UUのうち、中央側の領域を第1表示領域P1とし、左右の周辺側の領域を第2表示領域P2とする。つまり、基準方向である第1の視線方向(正面方向)に眼EYが向いているときに見える範囲が第1表示領域P1となり、第2の視線方向に眼EYを向けることで初めて見える範囲(第1の視線方向に眼EYが向いているときに網膜REに到達しない角度範囲)が第2表示領域P2となる。図5(A)の場合、第1表示領域P1が第1領域U1とほぼ一致し、第2表示領域P2が第2領域U2とほぼ一致することになる。
また、ここでは、一例として、中央側である第1表示領域P1は、第1の視線方向を0°として視野角±10°以下で形成されるように画像光PLが調整されているものとする。この場合、装着者は、基準方向である第1の視線方向(X方向)から見た場合に、第1表示領域P1に表示される映像をより的確に捉えることができる。より具体的には、視野角±10°以下の比較的限られた範囲とすることで、例えば第1表示領域P1に文字情報を表示させた場合に、装着者は、第1表示領域P1の範囲内の隅々までに亘って文字情報が表示された場合であっても、視線を動かすことなくそのままの姿勢の状態で、これらの情報を的確に読み取ることができる。
以上のように図5(A)に示すように正面方向を見ている場合には、第1表示領域P1に投影される映像のみが認識され、第2表示領域P2に投影される映像は認識されないことになるが、装着者が視線を変えるすなわち眼EYの向く方向が変わると映像を認識できる範囲は変化することになる。つまり、視線を移動した方向の映像が瞳孔PU内に入ることになるため、正面を見ているときは見えなかった映像が現れることになる。
図6(A)は、装着者が第1の視線方向以外の方向である第2の視線方向に眼EYを向けている場合の一例として、装着者が左右方向(Z方向)についての周辺側のうち右側(−Z側)を向いている場合の眼EYへの光束の入射の様子を示す図である。言い換えると、図6(A)は、図5(A)の状態から装着者が視線移動して周辺側を見ている場合の眼EYと各画素の入射光束との関係を示している。また、図6(B)は、図6(A)の状態において、装着者に認識される映像の範囲と認識されない映像の範囲とを概念的に示す図である。図6(A)に示すように、この場合、中央側に位置する光束成分PL1〜PL3のうち、光束成分PL1〜PL2までが認識され、周辺側に位置する光束成分のうち右側(−Z側)の光束成分PL4が認識され、中央側の光束成分PL3や周辺側光束成分PL5は、瞳IRで遮蔽されてしまい、網膜REに達することができず、認識されないものとなるように調整されている。これを、図6(B)で見ると、左右二つに分かれている第2表示領域P2のうち右側(−Z側)に位置する部分領域P2aと、第1表示領域P1のうち右側略半分の領域の映像のみが、装着者に認識される第1領域U1(図中白地部分)となり、第2表示領域P2のうち左側(+Z側)に位置する部分領域P2bや第1表示領域P1のうち左側略半分の領域の映像は、装着者に認識されない第2領域U2(図中梨地部分)になる。逆に、装着者が左右方向(Z方向)についての周辺側のうち左側(+Z側)を向いている場合、部分領域P2bや第1表示領域P1のうち左側略半分の領域の映像のみが認識されることになる。
以上のように、本実施形態の場合、図5(A)に示す正面方向(第1の視線方向)を装着者が見ている状態と、図6(A)に示す周辺側の方向(第2の視線方向)を装着者が見ている状態とで、見える画像の範囲を異なるものとすることができる。従って、見せる内容を領域ごとに変えることで、視線の方向に応じて異なる映像を提供することが可能になる。つまり、視線移動によって、見たい映像を見ることができ、視線方向と反対の言わば注目しない映像は欠けるものとなる。
図7(A)及び7(B)は、比較例の1つを示す図であり、主光線が交わる位置CPが上述した本実施形態の場合と異なり、瞳IRの位置付近にある場合の見え方を示している。この場合、図7(A)に示すように、装着者が正面方向(第1の視線方向)を見ている場合には、画像光PLを構成する光束成分PL1〜PL5の全てが網膜REに達することになる、すなわち表示領域全体が認識されるものとなる。しかしながら、図7(B)に示すように、装着者がある角度以上視野を移動させ、正面以外の方向(第2の視線方向)に眼EYを向けると、光束成分PL1〜PL5の全てが瞳IRに遮蔽されてしまい、全ての画像が欠けてしまうことになる。つまり、見たい方向の映像も欠けてしまうことになる。本実施形態では、上述のように、主光線が交わる位置CPを瞳IRの位置よりも眼EY(眼球)の奥側にあることで比較例のような事態となることなく、視線の変化に応じて認識される範囲を変化させることができる。
また、図8に示すように、各光束成分PL1〜PL5の光束径を大きくすることも考えられる。例えば光束径を瞳孔PUよりも十分大きくすることで、映像が欠けることを抑制可能になるが、その反面、視線を逸らしても見たくない画像までが視界に入ったままとなってしまう可能性が高まる。本実施形態では、上述のように、例えば各光束成分PL1〜PL5の光束径を3mm以下と十分に細いものとすることでこのような事態を回避し、観察される範囲を制御できるものとなっている。
さらに、本実施形態のように、光束系を細くした場合、焦点深度を向上させることもできる。図9(A)及び9(B)は、焦点深度について説明するためのグラフである。より具体的には、図9(A)は、光束径に対する目での焦点深度を示すグラフである。また、図9(B)は、デフォーカス量に対するディオプターを示すグラフである。また、以下の表1は、ディオプター(屈折度数)の値に対する裸眼視力の範囲を示すものである。
Figure 0006229260
これらのグラフ及び表から分かるように、例えば光束径が1mm以下になると焦点深度は数百μm程度になり、同程度のデフォーカス量があってもピントが合っているように見せることができる。図9(B)に示すように、この値に対するディオプターは2〜3程度となる。この場合、表1に示すディオプターと視力との関係から、視力0.1程度でも視度調節を要すること無く良好な映像が得られることになる。これに対して、例えば図8の場合のように、光束径を大きくしていくと以上のような視度調節についてのメリットが損なわれることになる。例えば、光束径が5mm程度となってしまうと、図9(A)のグラフから焦点深度がほとんどなくなり、図9(B)に示すデフォーカス量に対するディオプターも略ゼロとなり、本実施形態のように焦点深度の向上による視度調節に関する効果を得ることができない。
以上のように、本実施形態に係る虚像表示装置100では、画像光PLを例えば3mm以下の光束径PL1〜PL5で構成して、眼EYの瞳に入射させて虚像による画像を形成している。さらに、この際、画像光PLを構成する各部分光束(光束成分)PL1〜PL5の主光線が交わる位置CPを眼EYの瞳の位置よりも光路下流側すなわち網膜側の位置とすることで、画像光が眼の瞳孔を通過する際に一極集中しないようにできるので、各光束成分PL1〜PL5のうち網膜に到達する成分の範囲を眼の動きに合わせて変化させることが可能となる。これにより、例えば、装着者が特定の映像を見るために視線を特定の方向に向けた場合に視線の変化に合わせて特定の方向からの画像光成分のみ眼EYの網膜REに到達させるように画像光PLを制御することで、装着者の視線(意思)に応じた映像を提供するとともに、装着者が視線を逸らせた映像すなわち他の不要な映像については、観察の邪魔をしないように視界から除外することができる。
以下、本実施形態の一変形例について説明する。図10(A)は、一変形例の虚像表示装置において、装着者が正面を向いている場合、すなわち眼EYが第1の視線方向にある場合に見える範囲について示す図であり、図10(B)は、装着者が視線を外側に逸らした場合、すなわち眼EYが第2の視線方向にある場合に見える範囲について示す図である。本変形例では、中心側での映像の表示(第1表示領域での表示に相当)を通常オフにし、周辺側での映像の表示(第2表示領域での表示に相当)のみを通常オンにしている。これにより、図10(A)に示すように、視線を正面に向けた場合には、中心側での映像の表示がオフになっているため、シースルーによって周囲環境である外界像SFを見ている状態となっている。このとき、周辺側での映像の表示はオンの状態であるが、光束が視界に入らないものとなっている。これに対して、図10(B)に示すように、視線を周辺(横側)に向けた場合には、周辺側での映像の表示がオンになっており、かつ、視線がこの表示を捉えられる方向に向いているため、外界像SFの一部以外に各種情報を表示するものとしてその内容が見える状態となっている。なお、図示のように、アイコン表示等により表示する各種情報については、例えば図4の内部メモリー80に格納された情報を適宜読み出すことで表示可能となる。このような使用態様としては、例えば、虚像表示装置を装着して歩いている時などには、中央の映像をオフにして、外界が見える状態とする。つまり、視線が正面の場合は、周辺の映像は邪魔になるため眼EYに入ることが無いようにしている。一方、地図データ等情報がほしい時は、視線を移動することにより、周囲に隠れていた映像が現れるようにしており、例えば音声、ポインター等の指示を適宜行うことにより、ナビ画面を中央に持っていくことができるようにしている。具体的には、図4に示す制御部50において、入力操作部70により装着者からの上記各種方法による指示が送信され、当該指示についての信号が入力受付部60で受け付けられると、主制御回路51を介して対応する画像処理に関する信号が画像処理部52に送信され、画像処理部52において画像信号の処理がなされ、この際に、併せて表示選択部52aによって表示すべき映像の選択もなされ、通常オフであった中心側において映像の表示が開始される。
なお、上記の動作において、例えば表示選択部52aは、特定の信号が入力された場合に、入力受付部60で受け付けた指示に関わらず、優先的に特定の信号に従った表示画像に切り替えるものとしてもよい。例えば、上記のように、通常では中心側での映像の表示をオフにしているが、特定の信号として、例えば装着者に危険が迫っていることを知らせるための信号が送信された場合には、他の映像情報に優先して中心側での映像として、緊急情報を表示することができる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係る虚像表示装置について説明する。なお、本実施形態に係る虚像表示装置は、第1実施形態に係る虚像表示装置100の変形例であり、特に説明しない場合、第1実施形態の虚像表示装置100と同様であるものとする。
図11は、本実施形態に係る虚像表示装置の平面図である。図示のように、本実施形態に係る虚像表示装置200の第1表示装置200Aは、光射出装置10と虚像形成部である導光部材220と、光透過部材250とを備える。導光部材220と光透過部材250とは、それぞれ光透過性のプリズム部材であり、接合によって一体化されている。なお、光射出装置10と導光部材220とは、協働して虚像による画像を形成する画像形成部IPとして機能するものとなっている。
導光部材220は、平面視において顔面に沿うように湾曲した円弧状の部材であり、光学的な機能を有する側面として、光射出側から順に第1〜第6面S11〜S16を有する。このうち、第1面S11と第4面S14とが隣接し、第3面S13と第5面S15とが隣接し、第1面S11と第3面S13との間に第2面S12が配置され、第4面S14と第5面S15との間に第6面S16が配置されている。各面S11〜S16は自由曲面であり、ミラーによる全反射や空気層との屈折率差を利用した内面側での全反射により、光射出装置10から射出された走査光SLを導光部材220内に導くとともに、走査光SLの光路を調整して所望の虚像を形成する画像光PLとして射出する。つまり、導光部材220は、虚像形成部として機能するプリズム部材である。なお、この導光に際して、第3面S13を通過する前後において、像面IIとして示される位置に中間像を形成する。
光透過部材250は、導光部材220の透視機能を補助する部材(補助プリズム)であり、導光部材220と同一の材料で形成され、光学的な機能を有する側面として、第1透過面S51と、第2透過面S52と、第3透過面S53とを有する。ここで、第1透過面S51と第3透過面S53との間に第2透過面S52が配置されている。第1透過面S51は、導光部材220の第1面S11を延長した曲面上にあり、第2透過面S52は、当該第2面S12に対して接着層によって接合され一体化されている曲面であり、第3透過面S53は、導光部材220の第3面S13を延長した曲面上にある。このうち第2透過面S52と導光部材220の第2面S12とは、接合によって一体化するため、略同じ曲率の形状を有する。
なお、導光部材220において、第1面S11と第3面S13とは、ともに眼EYの正面に配され、かつ、観察者に対し凹面形状を成しているものであり、これらを通過させて外界光を見たときに、視度が略0になっている。また、光透過部材250において、第1面S11と第3面S13とをそれぞれ延長した第1透過面S51と第3透過面S53とは、視度を略0にしている。つまり、導光部材220と光透過部材250とを一体化した全体としても、視度を略0にしている。
本実施形態においても、画像形成部において虚像による画像を形成するに際して、画像光の光束径や集光位置(収束位置)を調整することにより、網膜に到達する成分の範囲を眼の動きに合わせて変化させることが可能となる。これにより、装着者の視線(意思)に応じた映像を提供するとともに、装着者が視線を逸らせた映像すなわち他の不要な映像については、観察の邪魔をしないように視界から除外することができる。
この発明は、上記の各実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
上記では、光射出装置10を、MEMSミラー等で構成されるものとしているが、画像投射の方式はこれに限らず、例えば液晶パネルや有機EL等を用いて画像を形成するタイプのものにおいて、上記と同様に補正の処理を行うものとしてもよい。
また、上述した図6(A)等に示す信号光変調部11の構造では、合成光形成部11aでの信号光GLの形成において各色光源11r,11g,11bからの光を合成するものとしているが、これは、本実施形態の信号光形成における一例であり、他の構成によって信号光GLを形成することもできる。
上記では、光源として、ダイオードレーザ光源又はLED光源を用いるものとしているが、光源は、例えば有機EL等の上記以外のものであってもよい。
また、上記第1実施形態の虚像表示装置100では、図2に示すように、2つの光射出装置10で左右の画像を形成しているが、例えば1つのMEMSミラーを左右の双方に振り分けることで、2つの映像を形成させるものとしてもよい。
また、上記では、左右方向について認識される映像の範囲が眼EYの姿勢に応じて変化するものとなっているが、上下方向についても眼EYの姿勢に応じて変化するものとなっていてもよい。
また、上記第1実施形態の虚像形成部20は、走査光学系12から照射された走査光SLを受け、これを反射して装着者に認識させるものとしているが、虚像形成部20に膜状の部材であるホログラム素子を設けることにより画像を形成するものとしてもよい。つまり、ホログラム素子における回折を利用して特定の波長帯域にある画像光によって虚像を形成するとともに、広範囲な波長帯域にある外界光を通過可能とすることで、シースルーの構成にできる。
10…光射出装置、 11…信号光変調部、 11r,11g,11b…色光源、 DM1,DM2…ダイクロイックミラー、 12…走査光学系、 ML…コリメートレンズ、 12b…MEMSミラー、 20…虚像形成部、 IP…画像形成部、 50…制御部、 51…主制御回路、 52…画像処理部、 52a…表示選択部、 60…入力受付部、 70…入力操作部、 100…虚像表示装置、 100A,100B…表示装置、 OA…光軸、 NP…鼻パッド、 NS…鼻、 EY…眼、 IR…瞳、 PS…瞳位置、 PSa…瞳予定位置、 PU…瞳孔、 RE…網膜、 REa…投影位置、 EA…耳、 GL…信号光、 SL…走査光、 PL…画像光、 QQ…下流側の位置、 UU…表示領域全体、P1…第1表示領域、 P2…第2表示領域、 CC…中心位置、 CCa…中心予定位置、 OP…入射開口、 CP…主光線が交わる位置

Claims (9)

  1. 画像光を所定の光束径で使用者の眼の瞳に入射させて虚像による画像を視認させる画像形成部を備え、
    前記画像形成部は、眼の瞳に入射する前記画像光の各光束成分の主光線が交わる位置を、当該眼の瞳を配置すべき瞳予定位置よりも当該眼の網膜を配置すべき投影位置側の位置であって眼の旋回中心に相当する中心予定位置までの間とし、
    前記画像形成部は、装着時における眼の正面視方向に相当する第1の視線方向に眼が向いているときに前記投影位置に到達する角度範囲の光を射出する第1表示領域と、当該正面視方向以外の方向である第2の視線方向に眼が向いているときに前記投影位置に到達する角度範囲の光を射出する第2表示領域とを有し、前記第1及び第2表示領域のうち、少なくとも一方の領域において、前記画像光による虚像を視認させ、
    前記第1の視線方向に視線を向けている場合と前記第2の視線方向に視線を向けている場合において個別の映像を提供するように前記画像光の各光束成分の光束径、前記主光線が交わる集光位置、前記画像光の各光束成分の入射角度を調整し、眼の瞳に入射させることで、眼の視線を特定の方向に向けたときにのみ認識させ、前記画像光の成分の範囲を眼の動きに合せ制御し、
    前記第1表示領域は、前記第1の視線方向を0°として、前記第1の視線方向から視野角±10°以下とする、
    虚像表示装置。
  2. 前記第2表示領域は前記第1表示領域の右側に位置する部分領域と左側に位置する部分領域を有し、
    前記右側に位置する部分領域と前記第1表示領域のうち右側半分の領域の画像光を前記使用者に認識させ、前記左側に位置する部分領域と前記第1表示領域のうち左側半分の領域の画像光を前記使用者に認識させ、
    前記使用者の装着時における眼の視線の変化に応じて認識される前記第1表示領域の左右の部分領域の範囲を変化させる、請求項1に記載の虚像表示装置。
  3. 前記画像形成部は右目用と左目用の2つの光射出装置にて左右の目用の画像光を形成し、前記光射出装置から照射された光を受け透明基板上の半透過反射膜で反射することで虚像を形成するシースルー型である、請求項1及び2のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  4. 前記画像形成部は、前記所定の光束径に関して、各画素に対応する各光束成分の径の大きさが眼の瞳孔の最大径より小さくなるように調整する、請求項1から3のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  5. 前記画像形成部は、前記所定の光束径に関して、各画素に対応する各光束成分の径の大きさが3mm以下となるように調整する、請求項1から4までのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  6. 前記画像形成部は、装着時における眼の正面視方向を基準方向として、前記正面視方向に対して所定の角度範囲で前記画像光を射出することで前記瞳予定位置へ入射させ、前記画像光の成分として、眼の姿勢に対応する入射開口の配置に応じて眼の網膜の位置に相当する前記投影位置に到達する角度範囲の成分と到達しない角度範囲の成分とを含ませるものとしている、請求項1から5までのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  7. 前記画像形成部は、前記第2表示領域において、前記第1の視線方向に眼が向いているときに前記投影位置に到達しない角度範囲の光を射出する、請求項1から6までのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  8. 前記使用者からの指示を受け付ける入力受付部と、
    前記入力受付部からの指示に従って、前記画像形成部の前記第1表示領域と前記第2表示領域とのうち少なくとも一方の領域における画像形成の有無を選択可能にする表示選択部と、をさらに備え、前記個別の映像は前記第1の視線方向に眼が向いているときに前記第1表示領域をオフとし、前記第2の視線方向に眼が向いているときに前記第2表示領域をオンとし、
    前記使用者の前記入力受付部の表示選択により前記第2の表示領域の映像を前記第1の表示領域に表示する、
    請求項1から7までのいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  9. 前記表示選択部は、特定の信号が入力された場合に、前記入力受付部で受け付けた指示に関わらず、優先的に前記特定の信号に従った表示画像に切り替える、請求項8に記載の虚像表示装置。
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