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JP6207360B2 - 撮像装置及び画像信号処理方法 - Google Patents

撮像装置及び画像信号処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像信号を2つ以上の経路から同時に出力することができる撮像センサを備える撮像装置と、この撮像装置で実行される画像信号処理方法に関する。
CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子を用いた撮像装置には、ライブビュー機能を有するものがある。ライブビュー機能とは、撮像素子から連続的に読み出された画像信号に基づく画像を、撮像装置の背面等に設けられた液晶ディスプレイ等の表示装置に、順次、出力することによって、被写体像の確認を行うことができる機能である。
撮像装置の電源としてバッテリを使用する場合、撮影待機状態ではライブビュー表示のための消費電力を抑えることが望ましいが、その一方で、高精細なライブビュー表示が望まれる場面もある。そこで、無操作状態のライブビュー表示と撮影準備状態(例えば、シャッタボタンが半押しされて、被写体に対するAF動作等が行われる状態)とで、ライブビュー表示方式を切り替える技術が知られている。
高精細なライブビュー表示のための技術が、例えば、特許文献1に提案されている。特許文献1では、画素に対する露光時間を行単位等の画素領域単位で異なるように制御して高感度画素情報と低感度画素情報を取得し、これらの異なる感度の画素情報に基づいて出力画素値を決定することにより、広ダイナミックレンジ画像の生成を可能としている。
特開2012−105225号公報
しかしながら、ライブビュー表示を低消費電力モードの低画質表示と撮影準備のための高精細表示とで切り替えるためには、ライブビュー用の撮影駆動モードを切り替える必要がある。ライブビュー用の撮影駆動モードを切り替えるときにはタイムラグが生じるため、その間のライブビュー用画像が得られず、ライブビュー画面のフリーズ(同画像の連続表示時間が延びてしまうこと)が発生してしまう。
そこで、本発明は、ライブビュー表示のフリーズを発生させずにライブビュー用の撮影駆動モードを切り替えることを可能にする技術を提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、行方向と列方向に並べられた複数の画素を有する撮像素子と、前記撮像素子の所定の行の画素から画像信号を読み出す第1の撮像モードと、前記撮像素子からの画像信号の読み出し行数が前記第1の撮像モードでの画像信号の読み出し行数とは異なる第2の撮像モードと、前記撮像素子からの画像信号の読み出し行が前記第1の撮像モードおよび前記第2の撮像モードでの画像信号の読み出し行と重複しない第3の撮像モードとから選ばれた1又は複数の撮像モードで前記撮像素子を駆動する駆動手段と、前記第1の撮像モード、前記第2の撮像モード及び前記第3の撮像モードのうちの少なくとも2つの撮像モードが実行されたときに前記撮像素子から読み出された画像信号を別々に出力するための第1の出力経路と第2の出力経路とを含む少なくとも2つの出力経路を有する出力手段と、前記第1の出力経路から出力される前記第1の撮像モードでの画像信号を表示手段における画像表示に用い、前記第2の出力経路からの出力される前記第3の撮像モードによる画像信号を前記画像表示とは異なる用途に用いている状態から、前記画像表示に用いる画像信号を前記第1の撮像モードでの画像信号から前記第2の撮像モードでの画像信号へ切り替えるときに、前記画像表示に用いる画像信号の取得先を一時的に前記第1の出力経路から前記第2の出力経路に切り替え、前記第1の出力経路から前記第2の撮像モードでの画像信号が出力されるように前記第1の撮像モードを前記第2の撮像モードへ切り替え、前記画像表示に用いる画像信号の取得先を前記第2の出力経路から前記第1の出力経路へ切り替える制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮像素子から第1の出力経路と第2の出力経路を通して画像信号を取得し、第1の出力経路の画像信号をライブビュー表示(画像表示)に用い、第2の出力経路の画像信号をライブビュー表示以外の用途に用いる。このとき、先ず、第2の出力経路から出力される画像信号をライブビュー表示に用いることができるように撮像素子の駆動モードを切り替え、ライブビュー表示用の画像信号の取得先を第1の出力経路から第2の出力経路へ切り替える。次に、第1の出力経路から精細度の異なるライブビュー表示用の画像信号が出力されるように撮像素子の駆動モードを切り替え、ライブビュー表示用の画像信号の取得先を第2の出力経路から第1の出力経路へ切り替える。
これにより、ライブビュー表示のフリーズを発生させることなく、ライブビュー表示用の撮影駆動モードを切り替えることができ、ユーザのライブビュー表示の利用時のストレスを軽減して、利便性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの外観を背面側から見て示す斜視図である。 図1のデジタルカメラのハードウェア構成を示すブロック図である。 図1のデジタルカメラの撮像部が備える撮像素子の構造を表す概略斜視図(a)とその構成を示すブロック図(b)である。 図1のデジタルカメラにおけるライブビュー表示時における、図3の撮像素子からの信号の読み出し行を模式的に説明する図である。 図1のデジタルカメラの独立AF動作時の撮像部におけるCh1の出力信号、Ch2の出力信号及び独立AF動作開始信号の関係を示すタイミングチャートである。 従来技術を用いた場合に想定される、通常ライブビュー用撮像駆動モードをより高精細な高精細ライブビュー用撮像駆動モードへと切り替えするときのタイミングチャートである。 従来技術を用いた場合に想定される、シャッタボタンの第1スイッチの操作(半押し)が行われたときのライブビューモードの切り替え処理のフローチャートである。 従来技術に係る図7のフローチャートに従う撮像駆動モードの切り替えに伴う撮像信号の変化等を示すタイミングチャートである。 図1のデジタルカメラでの、独立AF動作中であるが撮像素子内AF評価モードではない場合において第1スイッチが操作されたときに実行される画像信号処理のフローチャートである。 図9のフローチャートに従う撮像駆動モードの切り替えに伴う撮像信号の変化等を示すタイミングチャートである。 図1のデジタルカメラでの、独立AF動作中ではない状態において第1スイッチが操作されたときに実行される画像信号処理のフローチャートである。 図11のフローチャートに従う駆動モードの切り替えに伴う撮像信号の変化等を示すタイミングチャートである。 図9のフローチャートのステップS904において、ライブビュー用撮像信号の取得先がCh1からCh2へ切り替えられた後、そのままCh2からの出力信号をライブビュー用に用いる場合の画像信号処理のタイミングチャートである。 図11のフローチャートのステップS1103において、ライブビュー用撮像信号の取得先がCh1からCh2へ切り替えられた後、そのままCh2からの出力信号をライブビュー用に用いる場合の画像信号処理のタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明に係る撮像装置として、コンパクトタイプのデジタルカメラ(以下「デジタルカメラ」という)を取り上げることとするが、本発明はこれに限定されるものではない。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るデジタルカメラ100の外観を背面側から見て示す斜視図である。
デジタルカメラ100の背面には、画像や各種情報を表示する表示部101が設けられている。表示部101は、例えば、液晶ディスプレイ或いは有機ELディスプレイ等であり、タッチパネルとして入力機能を備えることにより操作部として機能するものであってもよい。また、デジタルカメラ100の背面には、ユーザによる各種操作を受け付ける各種スイッチやボタン等の操作部材からなる操作部102と、被写体に対する撮影モード等を切り替えるモード切り替えスイッチ104と、回転操作可能なコントローラホイール103が設けられている。なお、操作部102の一部は、デジタルカメラ100の上面にも設けられている。操作部102、コントローラホイール103及びモード切り替えスイッチ104の機能等の詳細については、図2を参照して後述する。
デジタルカメラ100の上面には、撮影指示を行うシャッタボタン121と、デジタルカメラ100の電源オン/電源オフを切り替える電源スイッチ122とが設けられている。シャッタボタン121の機能の詳細については、図2を参照して後述する。
デジタルカメラ100の側面には、接続ケーブル111及びコネクタ112を介して、外部装置を接続することができるようになっている。デジタルカメラ100は、接続ケーブル111及びコネクタ112を介して、外部装置に画像データ(静止画データ、動画データ)を出力することができる。
デジタルカメラ100の下面には、蓋131により開閉可能な記憶媒体スロット(不図示)が設けられており、記憶媒体スロットには、メモリカード等の記憶媒体130を挿抜することができるようになっている。記憶媒体スロットに格納された記憶媒体130は、デジタルカメラ100の制御部(図2を参照して説明するシステム制御部210)と通信可能である。なお、記憶媒体130は、記憶媒体スロットに対して挿抜可能なメモリカード等に限定されるものではなく、DVD−RWディスク等の光学ディスクやハードディスク等の磁気ディスクであってもよく、更に、カメラ本体に内蔵されていてもよい。
図2は、デジタルカメラ100のハードウェア構成を示すブロック図である。デジタルカメラ100は、バリア201と、撮像光学系を構成する撮影レンズ202及びシャッタ203と、撮像部204と、AF評価値算出部205と、ストロボ217とを備える。
バリア201は、撮像光学系を覆うことにより、撮像光学系の汚れや破損を防止する。撮影レンズ202は、ズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群により構成される。シャッタ203は、絞り機能を備え、露光量を調節する。撮像部204は、光学像を電気信号(アナログ信号)に変換する撮像素子を有する。撮像素子は、具体的には、CCDセンサやCMOSセンサである。また、撮像部204は、A/D変換処理機能を備えており、撮像素子から出力されるアナログ電気信号をデジタル信号(デジタル画像データ)へ変換する。
AF評価値検出部205は、撮像部204により生成されたデジタル信号から得られるコントラスト情報等からAF評価値を算出し、得られたAF評価値を後述のシステム制御部210へ撮像部204を通して出力する。ストロボ217を撮影時に発光させることにより、低照度シーンでの撮影や逆光シーンでの撮影時に照度を補うことができる。
デジタルカメラ100は、画像処理部206、メモリ制御部207、D/A変換器208、メモリ209、システム制御部210、不揮発性メモリ211、システムタイマ212、システムメモリ213及び表示部101を備える。
画像処理部206とメモリ制御部207は、撮像部204においてA/D変換処理により生成されたデジタル信号を受信する。画像処理部206は、撮像部204から受信するデータ(デジタル画像データ)又はメモリ制御部207から受信するデータに対し、所定の画素補間や縮小等のリサイズ処理、色変換処理等の信号処理を行う。また、画像処理部206では、撮影した画像の画像データを用いて所定の演算処理が行われ、システム制御部210は、画像処理部206が生成した演算結果を用いて露光制御やフォーカス制御を行う。例えば、システム制御部210により、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、調光処理、AWB(オートホワイトバランス)処理等が行われる。なお、画像処理部206ではAF処理が行われるが、このとき撮像部204が備えるAF評価値検出部205の出力が用いられることもある。
撮像部204から出力されるデジタル信号(デジタル画像データ)は、画像処理部206及びメモリ制御部207を介して、或いは、メモリ制御部207を介して、メモリ209に書き込まれる。メモリ209は、この他にも、撮像部204によって取得されてA/D変換された画像データや、表示部101に表示する画像データを格納する。メモリ209は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像、音声データを格納することができる十分な記憶容量を備えている。また、メモリ209は、画像表示用メモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
メモリ209に格納されている画像表示用のデジタルデータは、D/A変換器208に送信される。D/A変換器208は、受信したデジタルデータをアナログ信号に変換して表示部101に供給し、これにより表示部101に画像が表示される。表示部101は、前述の通り、液晶ディスプレイ等の表示器であり、D/A変換器208からのアナログ信号に基づいて画像を表示する。なお、撮像部204によってアナログ信号から変換されてメモリ209に蓄積されるデジタル信号を、D/A変換器208においてアナログ信号に変換して表示部101に逐次転送して表示することにより、電子ビューファインダ機能を実現することができる。即ち、こうして、スルー画像表示を行うことができるようになっている。
不揮発性メモリ211は、電気的に消去や記憶が可能なメモリであり、例えば、フラッシュメモリ等に代表されるEEPROM等である。不揮発性メモリ211には、システム制御部210が実行するプログラムや動作用の定数等が記憶される。なお、ここでいうプログラムとは、後述する各フローチャートを実行するためのプログラムを指す。
システム制御部210は、不揮発性メモリ211に記憶されている各種のプログラムを実行することにより、デジタルカメラ100の全体的な動作を制御し、その一例として、後述する各種の処理を実行する。更に、システム制御部210は、メモリ209やD/A変換器208、表示部101等を制御することにより、表示制御を行う。システム制御部210が不揮発性メモリ211から読み出したプログラムや動作用の定数や変数等は、システムメモリ213上に展開される。システムメモリ213には、RAMが用いられる。システムタイマ212は、各種の制御に用いる時間や内蔵された時計の時間を計測する。
図2に示される操作部102、コントローラホイール103、シャッタボタン121、モード切り替えスイッチ104、電源スイッチ122は、図1を参照して説明したものと同じである。
操作部102を構成する各種の操作部材は、表示部101に表示される種々の機能アイコンの選択等に用いられ、所定の機能アイコンが選択されることにより、場面毎に、適宜、機能が割り当てられる。即ち、操作部102の各操作部材は、各種の機能ボタンとして用いられる。
回転操作が可能な操作部材であるコントローラホイール103は、4方向ボタンと共に選択項目を指示するとき等に使用される。コントローラホイール103を回転操作すると、操作量(回転角度や回転回数等)に応じた電気的なパルス信号が発生する。システム制御部210は、このパルス信号を解析して、デジタルカメラ100の各部を制御する。
なお、コントローラホイール103は、回転操作が検出できる操作部材であれば、部材自体が回転するものや、部材自体は回転しないがタッチセンサで回転操作を検出するものなど、どのようなものでもよい。
シャッタボタン121は、第1スイッチSW1と、第2スイッチSW2とを有する。第1スイッチSW1は、シャッタボタン121の操作途中の半押し状態でONとなり、これにより、撮影準備を指示する信号がシステム制御部210に送信される。システム制御部210は、第1スイッチSW1がONになった信号を受信すると、AF処理、AE処理、AWB処理、調光処理等の動作を開始する。第2スイッチSW2は、シャッタボタン121の操作が完了する全押し状態でONとなり、これにより、撮影開始を指示する信号がシステム制御部210に送信される。システム制御部210は、第2スイッチSW2がONになった信号を受信すると、撮像部204からの信号読み出しから記憶媒体130への画像データの書き込みまでの一連の撮影動作を行う。
モード切り替えスイッチ104は、デジタルカメラ100の動作モードを、静止画記憶モード、動画記憶モード、再生モード等の各種モードの間で切り替えるためのスイッチである。静止画記憶モードには、例えば、オート撮影モード、オートシーン判定モード、マニュアルモード、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切り替えスイッチ104の操作により、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに、直接、切り替えることができるようになっている。但し、このような構成に限定されず、例えば、モード切り替えスイッチ104で静止画撮影モードに切り替えた後に、他の操作部材を用いて静止画撮影モードに含まれる前出のモードのいずれかに切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも、複数のモードが含まれていてもよい。
デジタルカメラ100は、電源部214と、電源制御部215を備える。電源部214は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、NiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、或いは、ACアダプター等であり、電源制御部215へ電力を供給する。電源制御部215は、電池検出回路やDC−DCコンバータ、通電ブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部215は、電源部214における電池の装着の有無、電池の種類、電池残量等を検出し、その検出結果及びシステム制御部210の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記憶媒体130を含む各部へ供給する。
デジタルカメラ100は、記憶媒体130が記憶媒体スロット(不図示)に装着された際に、記憶媒体130とシステム制御部210との間の通信を可能にするための記憶媒体I/F216を備える。記憶媒体130の詳細については、図1を参照して既に説明しているため、ここでの説明を省略する。
図3は、撮像部204が備える撮像素子の構造を表す概略斜視図(a)とその構成を示すブロック図(b)である。
撮像素子は、複数の画素301が形成されて光入射側に配置される第1のチップ30と、列走査回路313a,313bや行走査回路312等の画素駆動回路及びAF評価値検出部205(これらを「周辺回路」と称する)が形成された第2のチップ31とからなる。撮像素子は、第1のチップ30が第2のチップ31の上に積層されて構成されている。第1のチップ30に画素301を形成し、第2のチップ31に周辺回路を形成することにより、周辺回路と画素301の製造プロセスを分けることができ、これにより、周辺回路部の配線の細線化、高密度化による高速化、小型化、高機能化を実現することができる。
第1のチップ30は、マトリクス状に行方向と列方向に一定の間隔で配置された複数の画素301を有する。また、第1のチップ30は、各画素301に行方向(水平方向)に接続された転送信号線303と、リセット信号線304及び行選択信号線305と、各画素301の列方向に接続された列信号線302a,302bとを有する。列信号線302a,302bはそれぞれ、読み出し行単位によって接続先が区別されている。画素接続方式に関しては、図4を参照して後述する。
第2のチップ31は、列信号線302a,302bがそれぞれ接続されるカラムADCブロック311と、各行を走査する行走査回路312と、各列を走査する列走査回路313a,313bを有する。また、第2のチップ31は、タイミング制御回路314と、水平信号線315a,315bと、フレームメモリ317と、AF評価値検出部205と、スイッチ316とを有する。
タイミング制御回路314は、システム制御部210からの制御信号を受けて、行走査回路312、列走査回路313a,313b及びカラムADCブロック311のそれぞれのタイミングを制御する。水平信号線315a,315bは、列走査回路313a,313bにより制御されるタイミングに従い、カラムADCブロック311からのデジタル信号を転送する。フレームメモリ317は、水平信号線315bから出力される画像信号である後述のAF評価値検出用撮像信号を一時的に記憶する。AF評価値検出部205(適宜、図2参照)は、フレームメモリ317から出力されるAF評価値検出用撮像信号からAF評価値を検出する。スイッチ316は、水平信号線315bに出力されたAF評価値検出用撮像信号を、AF評価値検出部205へ出力するか又は画像処理部206へ出力するかを切り替える。
撮像素子において、画素301は、フォトダイオードPD、フローティングディフュージョンFD、転送トランジスタM1、リセットトランジスタM2、増幅トランジスタM3及び選択トランジスタM4を含む。なお、ここでは、各トランジスタはnチャネルMOSFETであるとする。
転送トランジスタM1、リセットトランジスタM2及び選択トランジスタM4の各ゲートには、転送信号線303、リセット信号線304及び行選択信号線305が接続されている。これらの信号線は、行方向に延在して、同一行に含まれる画素301を同時に駆動するようになっており、これによりライン順次動作型のローリングシャッタや、全行同時動作型のグローバルシャッタの動作を制御することが可能になっている。選択トランジスタM4のソースには、列信号線302a又は列信号線302bが、行単位で分かれて接続されている。
フォトダイオードPDは、光電変換により生成された電荷を蓄積し、そのP側は接地され、そのN側は転送トランジスタM1のソースに接続されている。転送トランジスタM1がONすると、フォトダイオードPDの電荷がフローティングディフュージョンFDに転送されるが、フローティングディフュージョンFDには寄生容量があるので、この部分に電荷が蓄積される。
増幅トランジスタM3のドレインは電源電圧Vddとされ、増幅トランジスタM3のゲートはフローティングディフュージョンFDに接続されている。増幅トランジスタM3は、フローティングディフュージョンFDの電圧を電気信号に変換する。選択トランジスタM4は、信号を読み出す画素を行単位で選択するためのものである。選択トランジスタM4のドレインは増幅トランジスタM3のソースに接続され、選択トランジスタM4のソースは列信号線302a又は列信号線302bに接続されている。選択トランジスタM4がONしたときに、フローティングディフュージョンFDの電圧に対応する電圧が列信号線302a又は列信号線302bに出力される。リセットトランジスタM2のドレインは電源電圧Vddとされ、リセットトランジスタM2のソースはフローティングディフュージョンFDに接続されている。リセットトランジスタM2は、フローティングディフュージョンFDの電圧を電源電圧Vddにリセットする。
次に、図4を参照して、列信号線302a,302bの画素選択について説明する。図4は、デジタルカメラ100におけるライブビュー表示時における、撮像素子からの信号の読み出し行を模式的に説明する図である。図4の左側には、撮像素子の画素301の配列を、画素配列に対応して配置されるベイヤー配列を有するカラーフィルタの各色(R,G(Gb,Gr),B)で示している。図4の右側には、以下に説明する各読み出しモードでの選択行の例が示されている。
ライブビュー表示が行われている状態では、ライブビュー用撮像信号は列信号線302aへ出力されている。列信号線302aに出力されたライブビュー用撮像信号は、カラムADCブロック311においてアナログ信号からデジタル信号に変換される。カラムADCブロック311においてデジタル信号化されたライブビュー用撮像信号は、列走査回路313aの操作によってカラムADCブロック311から水平信号線315aへ読み出される。水平信号線315aへ読み出されたデジタル信号化されたライブビュー用撮像信号は、撮像部204から画像処理部206へ出力される。
ここで、システム制御部210は、主被写体の動きやライブビュー用撮像信号に基づく画像処理部206でのAF評価値が小さいことを検出すると、独立AF動作開始信号を撮像部204に対して出力する。撮像部204では、独立AF動作開始信号が第2のチップ31へ到達すると、ライブビュー用撮像とAF評価値検出用撮像とを同時に行うことができるように画素301の読み出し行を分けて、AF評価値検出用撮像信号が列信号線302bへ出力される。
本実施形態では、図4に示す行番号1,2はAF用撮像行であり、AF用撮像駆動モード(第3の撮像モード)では、行番号1,2からの信号読み出しを行う。図4に示す行番号3,4は通常ライブビューを行うための撮像行であり、通常ライブビュー用撮像駆動モード(第1の撮像モード)では、行番号3,4からの信号読み出しを行う。本実施形態では、行番号1,2及び行番号3,4からの読み出し走査を行単位で順次行うこととし、8行単位で繰り返して読み出し走査を行うとする。また、AF用撮像と通常ライブビュー用撮像はいずれも、垂直同色4画素中3画素間引き読み出しの駆動としている。したがって、AF評価値検出用撮像での出力画像信号は、通常ライブビュー用撮像での出力画像信号と同画質であるため、ライブビュー表示に使用することができる。同様に、通常ライブビュー用撮像の出力画像信号をAF評価値検出に用いることができる。
一方、操作部102等の操作により、ライブビュー用撮像として画質重視のために読み出しライン数の多い撮像を行うこともできる。例えば、通常ライブビューよりの精細度の高い高精細ライブビューA1の撮像を行う高精細ライブビューA1用撮像駆動モード(第2の撮像モード)では、行番号3,4,7,8を撮像行とする。また、AF用撮像行である行番号1,2を撮像行に含むように、高精細ライブビューA1と同じ精細度の高精細ライブビューA2の撮像を行うことも可能である。高精細ライブビューA2の撮像を行う高精細ライブビューA2用撮像駆動モード(第4の撮像モード)では、行番号1,2,5,6を撮像行とする。なお、AF用撮像駆動モードと高精細ライブビューA2用撮像駆動モードで画像信号を読み出す読み出し行は、通常ライブビュー用撮像駆動モードと高精細ライブビューA1用撮像駆動モードで画像信号を読み出す読み出し行とは重複しないように設定されている。
より精細度の高い高精細ライブビューBの撮像を行うこともでき、この場合の高精細ライブビューB用撮像駆動モード(第5の撮像モード)では、垂直同色4画素中1画素間引き3画素加算の駆動とすることもできる。この場合には、行番号3,4,5,6、7,8がライブビュー用撮像行となる。このように選択行毎にAF用撮像とライブビュー用撮像とを分けることにより、異なる電荷蓄積時間でデータサイズの異なるフレームレートの画像データを取得することができる。
列信号線302bに出力されたAF評価値検出用撮像信号は、カラムADCブロック311においてアナログ信号からデジタル信号に変換される。カラムADCブロック311においてデジタル信号化されたAF評価値検出用撮像信号は、列走査回路313bの操作によってカラムADCブロック311から水平信号線315bへ読み出される。水平信号線315bへ読み出されたデジタル信号化されたAF評価値検出用撮像信号は、スイッチ316に出力される。
システム制御部210からの制御信号により撮像素子内AF評価モードになっている場合は、水平信号線315bからスイッチ316を経てフレームメモリ317で保存されたAF評価値検出用撮像信号はAF評価値検出部205へ送られる。AF評価値検出部205は、受信したAF評価値検出用撮像信号のコントラスト情報に基づいてAF評価値を算出し、AF評価値信号のみを撮像部204の撮像素子からシステム制御部210へ出力する。一方、システム制御部210からの制御信号により撮像素子内AF評価モードになっていない場合は、AF評価値検出用撮像信号は、水平信号線315bからスイッチ316を経て画像処理部206へと出力される。
以下の説明では、列信号線302aから水平信号線315aへ撮像信号を出力する経路(第1の出力経路)をチャンネル1(以下「Ch1」と記す)と称することとする。また、列信号線302bから水平信号線315bへ撮像信号を出力する経路(第2の出力経路)をチャンネル2(以下「Ch2」と記す)と称することとする。本実施形態では、撮像素子に対する画像信号の読み出しに用いる選択行の異なる2つのモードを実行し、各モードで読み出された画像信号をCh1,Ch2から別々に出力させることができる。
図5は、独立AF動作時の撮像部204におけるCh1の出力信号、Ch2の出力信号及び独立AF動作開始信号の関係を示すタイミングチャートである。垂直同期信号は、Ch1、Ch2から出力可能な高速のフレームレート出力が実現可能なタイミングで出力されている。ここでは、Ch1からはライブビュー用撮像信号が出力されており、ライブビュー用撮像信号は、30FPSのフレームレートで駆動されて出力されている一方で、垂直同期信号は240Hzで入力されている。この場合、Ch1からのライブビュー用撮像信号の出力は、垂直同期信号を3回無視して4回に1回出力されるように制御される。Ch1からライブビュー用撮像信号が出力されているタイミングT1までは、画像処理部206に入力されたライブビュー用撮像信号に基づいて画像処理部206が演算した結果に基づいて、システム制御部210がオートフォーカス制御(AF制御)を行う。
タイミングT1において、システム制御部210により独立AF動作が必要と判断され、独立AF動作開始信号が入力されている。独立AF動作開始信号が入力されると、次に入力される垂直同期信号に同期してCh2のAF評価値検出用撮像信号の出力制御が開始される。画素301に対する露光を行った後、タイミングT2において最初のAF評価値検出用撮像信号の出力が行われる。このとき、撮像素子内AF評価モードになっている場合は、撮像部204内のAF評価値検出部205が、AF評価値検出用撮像信号に基づいてAF評価値を検出し、検出したAF評価値をシステム制御部210へ出力する。一方、撮像素子内AF評価モードになっていない場合は、AF評価値検出用撮像信号は画像処理部206に入力され、AF評価値検出用撮像信号に基づいて画像処理部206が演算した結果に基づいてシステム制御部210によるAF制御が行われる。
図5は、Ch2からのAF評価値検出用撮像信号の出力がフレームレート可変であることを示している。つまり、タイミングT3において、システム制御部210によりCh2からのAF評価値検出用撮像信号の出力のフレームレートを1/2にする制御信号が入力される。これにより、次の垂直同期信号の入力以降は、垂直同期信号を1回無視して、2回に1回出力されるよう制御されている。フレームレートを変化させることによって最長露光時間を変化させることができるため、システム制御部210は、撮影シーンに応じてフレームレートを変化させてAF精度を確保する制御を行う。Ch1出力とCh2出力のフレームレートは独立に制御可能であり、タイミングT4における独立AF動作開始信号の入力終了を受けて、Ch2からのAF評価値検出用撮像信号の出力が停止される。
ここで、図6乃至図8を参照して、ライブビュー表示を利用した撮影時に想定される従来技術の問題点について説明する。なお、図6乃至図8の説明において、デジタルカメラ100と同等の構成要素での処理や動作については、適宜、その要素の符号を付して説明を行うこととする。
図6は、一般的な従来技術を用いた場合に想定される、通常ライブビュー用撮像駆動モードをより高精細な高精細ライブビュー用撮像駆動モードへ切り替えるときのタイミングチャートである。垂直同期信号に同期して撮像素子の画素301に対する露光が行われ(撮像面露光)、撮像部204から1フレームの撮像信号が出力される。撮像素子が備える複数の画素301の1行毎の撮像駆動及び信号出力は、図6に不図示の水平同期信号に同期して制御されている。行走査回路312により撮像面の上部行から下部行に向かって、順次、リセット信号線304への信号入力によりリセット処理が行われ、露光時間経過後に、順次、カラムADCブロック311によりA/D変換されることで、撮像信号が出力される。このような撮像面露光を、図6では横軸を時間に取って、平行四辺形で表現している。
画像処理部206に読み出された撮像信号は、画像処理部206での画像処理(現像・画処理等)を経て、メモリ制御部207による信号制御によりメモリ209のビデオメモリ領域へ蓄積される。D/A変換器208により、メモリ209に格納されている画像表示用データがアナログ信号に変換され、表示部101に供給されることで、ライブビュー表示が行われる。
通常ライブビュー用撮像駆動モードを高精細ライブビュー用撮像駆動モードへ切り替える際に、切り替えに伴って使用することができないフレームが発生するため、図6に示すように、表示部101の表示画面に一時的にフリーズが発生する。高精細ライブビュー用撮像駆動モードでは、通常ライブビュー用撮像駆動モードよりも読み出し行数が多いため、撮像面の上部行から下部行までの行走査に要する時間が長くなる。このことを、図6では、傾斜角を大きくした平行四辺形の形状で表している。
上述した通常ライブビュー表示から高精細ライブビュー表示への切り替えが発生するケースの一例としては、シャッタボタン121の第1スイッチSW1の操作(シャッタボタン121の半押し)がある。図7は、一般的な従来技術を用いた場合に想定される、シャッタボタン121の第1スイッチSW1の操作が行われたときのライブビューモードの切り替え処理のフローチャートである。
通常ライブビュー表示状態で第1スイッチSW1の操作が行われると、ステップS701において、システム制御部210は、AE処理を行う。なお、AE処理は、第1スイッチSW1の操作前に終了していてもよい。続くステップS702において、システム制御部210は、撮像駆動モードを通常ライブビュー用撮像駆動モードからAF用撮像駆動モードへ切り替える。なお、AF用撮像駆動モードは、通常ライブビュー用撮像駆動モードと同じであってもよく、その場合には駆動モードの切り替えは発生しない。AF用撮像駆動モードは、通常ライブビュー用撮像駆動モードよりも高フレームレートで駆動されるため、ここでは、ステップS702においてAF用撮像駆動モードへと駆動切り替えを行い、これによりAF制御を高速化させるものとする。
次に、ステップS703において、システム制御部210は、AF処理を行う。続いて、ステップS704において、システム制御部210は、撮像駆動モードをAF用撮像駆動モードから高精細ライブビュー用撮像駆動モードへ切り替える。これにより、シャッタボタン121の第2スイッチSW2の操作待機状態では、高精細ライブビュー表示が実現されていることとなる。
図8は、図7のフローチャートに従う撮像駆動モードの切り替えに伴う撮像信号の変化等を、図6と同様にして示すタイミングチャートである。シャッタボタン121の第1スイッチSW1の操作が行われてから第2スイッチSW2の操作待機状態となるまでの間に、2回のフリーズが発生していることがわかる。
図6乃至図8を参照して説明したように、従来技術では、駆動モードの切り替えに伴って表示画面にフリーズが発生するという問題が想定される。これに対して、本実施形態では、以下に図9乃至図12を参照して説明する通り、表示画面にフリーズを発生させることなく、駆動モードを切り替えることができるようにする。
図9は、デジタルカメラ100において、独立AF動作中であるが撮像素子内AF評価モードではない場合において第1スイッチSW1が操作されたときに実行される画像信号処理のフローチャートである。
ステップS901において、システム制御部210は、Ch1から出力されて通常ライブビュー表示に使用されている通常ライブビュー用撮像信号(図9では「Ch1撮像信号」と記する)を用いてAE処理を行う。なお、AE処理は、第1スイッチSW1の操作前に終了していてもよい。続くステップS902において、システム制御部210は、Ch2から出力されるAF評価値検出用撮像信号(図9では「Ch2撮像信号」と記する)を用いてAF処理を行う。
次に、ステップS903において、システム制御部210は、AF評価値検出用撮像信号に代えてライブビュー用撮像信号がCh2から出力されるように、AF用撮像駆動モードからライブビュー用撮像駆動モードへ駆動モードを切り替える。なお、ステップS903で切り替えるライブビュー用撮像駆動モードは、通常ライブビュー用撮像駆動モードであってもよいし高精細ライブビュー用撮像駆動モード(高精細ライブビューA2)であってもよい。ここでは、通常ライブビュー用撮像駆動モードに切り替えられたものとする。
なお、本実施形態では、図4に示したように、AF用撮像と通常ライブビュー用撮像とでは読み出し行数が同じ(読み出し行は異なる)であるため、駆動切り替えは不要となる。但し、本実施形態では、システム制御部210は、切り替え後のCh2のフレームレートをCh1と同じになるように制御すると共に、Ch2の撮像信号の露出(感度、露光時間)をCh1と同じになるように制御する。
次に、ステップS904において、システム制御部210は、ライブビュー用撮像信号の取得先をCh1からCh2へ切り替える。続いて、ステップS905において、システム制御部210は、Ch1からの出力信号が通常ライブビュー用撮像信号から高精細ライブビュー用撮像信号(高精細ライブビューA1)へ切り替わるように、駆動モードを切り替える。更にステップS906において、システム制御部210は、ライブビュー用撮像信号の取得先をCh2からCh1へ切り替える。これにより、第2スイッチSW2の操作待機状態において、高精細ライブビュー表示が実現されることとなる。
その後、継続して独立AF動作が必要であれば、システム制御部210は、Ch2の撮像信号出力を、再びAF評価値検出用撮像信号が出力されるように、AF用撮像駆動モード(又はAF用フレームレート)へ切り替える。一方、システム制御部210は、AF走査が不要であれば、撮像信号の出力を停止させる。
図10は、図9のフローチャートに従う撮像駆動モードの切り替えに伴う撮像信号の変化等を示すタイミングチャートである。ライブビュー用撮像信号の取得先を切り替えることにより、表示画面でフリーズが発生することなく、第2スイッチSW2の操作待機状態において、高精細ライブビュー表示へと切り替わっていることがわかる。なお、高精細ライブビュー用撮像駆動モードでの画像信号の出力開始からこの画像信号をライブビュー表示のために信号処理を行って表示部101へ出力するまでの時間は、通常ライブビュー用撮像駆動モードでの同処理を行う時間と同じとしている。また、本実施形態では、高精細ライブビュー表示時の信号処理(現像・画処理等)の完了が表示周期に間に合うように、通常ライブビュー表示時における画像処理の完了後からライブビュー表示が行われるまでの時間にマージンを持たせている。
図11は、デジタルカメラ100において、独立AF動作中ではない状態において第1スイッチSW1が操作されたときに実行される画像信号処理のフローチャートである。
ステップS1101において、システム制御部210は、Ch1から出力されて通常ライブビュー表示に使用している通常ライブビュー用撮像信号を用いてAE処理を行う。なお、AE処理は、第1スイッチSW1の操作前に終了していてもよい。続くステップS1102において、システム制御部210は、Ch2からライブビュー用撮像信号の出力が開始されるように、撮像駆動モードをライブビュー用撮像駆動モードに設定する。
なお、このときのライブビュー用撮像駆動モードは、通常ライブビュー用撮像駆動モードであってもよいし、高精細ライブビュー用撮像駆動モード(高精細ライブビューA2)であってもよい。ここでは、通常ライブビュー用撮像駆動モードが設定されたものとし、本実施形態では、AF用撮像と通常ライブビュー用撮像とでは読み出し行数が同じであるため、駆動切り替えは不要となる。但し、本実施形態では、システム制御部210は、切り替え後のCh2のフレームレートをCh1と同じになるように制御すると共に、Ch2の撮像信号の感度、露光時間をCh1と同じになるように制御している。
ステップS1103において、システム制御部210は、ライブビュー用撮像信号の取得先をCh1からCh2へ切り替える。続くステップS1104において、システム制御部210は、Ch1から高精細ライブビュー用撮像信号(第1の高精細ライブビューA1)が出力されるように、駆動モードを通常ライブビュー用駆動モードから高精細ライブビュー用撮像駆動モードへ切り替える。更にステップS1105において、システム制御部210は、ライブビュー用撮像信号の取得先をCh2からCh1へ切り替える。これにより、第2スイッチSW2の操作待機状態において、高精細ライブビュー表示が実現されることとなる。その後、ステップS1106において、システム制御部210は、Ch2からの撮像信号の出力を停止させる。
図12は、図11のフローチャートに従う駆動モードの切り替えに伴う撮像信号の変化等を示すタイミングチャートである。ここでも、Ch1とCh2からのそれぞれから出力される撮像信号を切り替えると共に、ライブビュー用撮像信号の取得先を切り替える。これにより、表示画面でフリーズを発生させることなく、第2スイッチSW2の操作待機状態において、高精細ライブビュー表示を行うことができる。
なお、上記実施形態において、AF用として説明した撮像信号に代えて、露出制御、ホワイトバランス制御、被写体の特徴点の検出制御、被写体の動きの検出制御等の用途にそれぞれ用いられている撮像信号のいずれかを用いることができる。
<第2実施形態>
上記第1実施形態では、ライブビュー用撮像信号は、撮像部204からの2つの撮像信号出力Ch1及びCh2の双方から出力される一方で、AF評価値検出用撮像信号はCh2からのみ出力されるように構成されている。これに対して、第2実施形態は、AF評価値検出用撮像信号として、Ch1からの出力信号を使用することができるように構成されている。なお、第2実施形態で用いられるデジタルカメラ(撮像装置)のハードウェア構成は、第1実施形態で用いたデジタルカメラ100と同じであるため、ここでの説明を省略する。
図13は、図9のフローチャートのステップS904において、ライブビュー用撮像信号の取得先がCh1からCh2へ切り替えられた後、そのままCh2からの出力信号をライブビューに用いる場合の画像信号処理のタイミングチャートである。但し、ステップS903におけるCh2の撮像駆動モードの切り替えは、高精細ライブビュー用撮像駆動モード(高精細ライブビューA2)へと切り替えられているものとする。その結果、ステップS902で行われていたAF処理は、一時的に中止されることになる。
ライブビュー用撮像信号の取得先を切り替えた後、独立AF動作が必要な場合には、Ch1からAF評価値検出用撮像信号が出力されるように、AF用撮像駆動モードに切り替えられる。これにより、AF処理を再開することができる。一方、AF処理が不要な場合には、Ch1からの撮像信号の出力を停止すればよい。図13には、AF用撮像駆動モードへと切り替えられた例が示されている。本実施形態では、AF用撮像と通常ライブビュー用撮像とでは読み出し行数が同じであるため、駆動切り替えは不要となるが、フレームレートをAF用に切り替えている。
図14は、図11のフローチャートのステップS1103において、ライブビュー用撮像信号の取得先をCh1からCh2へ切り替えた後、そのままCh2からの出力信号をライブビュー用に用いる場合の画像信号処理のタイミングチャートである。但し、ステップS1102におけるCh2の撮像駆動モードの切り替えは、高精細ライブビュー用撮像駆動モード(高精細ライブビューA2)へと切り替えられている。ライブビュー用撮像信号の取得先がCh1からCh2へ切り替えられた後には、Ch1からの撮像信号の出力を停止される。
以上の第2実施形態でも、第1実施形態と同様に、第2スイッチSW2の操作待機状態において、高精細ライブビュー表示を行うことができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
本発明は以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
101 表示部
204 撮像部
205 AF評価値検出部
206 画像処理部
210 システム制御部

Claims (16)

  1. 行方向と列方向に並べられた複数の画素を有する撮像素子と、
    前記撮像素子の所定の行の画素から画像信号を読み出す第1の撮像モードと、前記撮像素子からの画像信号の読み出し行数が前記第1の撮像モードでの画像信号の読み出し行数とは異なる第2の撮像モードと、前記撮像素子からの画像信号の読み出し行が前記第1の撮像モードおよび前記第2の撮像モードでの画像信号の読み出し行と重複しない第3の撮像モードとから選ばれた1又は複数の撮像モードで前記撮像素子を駆動する駆動手段と、
    前記第1の撮像モード、前記第2の撮像モード及び前記第3の撮像モードのうちの少なくとも2つの撮像モードが実行されたときに前記撮像素子から読み出された画像信号を別々に出力するための第1の出力経路と第2の出力経路とを含む少なくとも2つの出力経路を有する出力手段と、
    前記第1の出力経路から出力される前記第1の撮像モードでの画像信号を表示手段における画像表示に用い、前記第2の出力経路からの出力される前記第3の撮像モードによる画像信号を前記画像表示とは異なる用途に用いている状態から、前記画像表示に用いる画像信号を前記第1の撮像モードでの画像信号から前記第2の撮像モードでの画像信号へ切り替えるときに、前記画像表示に用いる画像信号の取得先を一時的に前記第1の出力経路から前記第2の出力経路に切り替え、前記第1の出力経路から前記第2の撮像モードでの画像信号が出力されるように前記第1の撮像モードを前記第2の撮像モードへ切り替え、前記画像表示に用いる画像信号の取得先を前記第2の出力経路から前記第1の出力経路へ切り替える制御手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の撮像モードと前記第3の撮像モードとでは、前記撮像素子からの画像信号の読み出し行数が等しいことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記画像表示に用いる画像信号を前記一時的に前記第1の出力経路から前記第2の出力経路に切り替える前に、前記第2の出力経路から出力される画像信号を得るための露出を、前記第1の出力経路から出力される画像信号を得るための露出と同じとすることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 前記第1の撮像モードは、所定の精細度の画像表示を行うために画像信号を取得するモードであり、
    前記第2の撮像モードは、前記第1の撮像モードよりも精細度の高い画像表示を行うために画像信号を取得するモードであり、
    前記第3の撮像モードは、被写体に対するオートフォーカスを行うための画像信号を得るモードであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 行方向と列方向に並べられた複数の画素を有する撮像素子と、
    前記撮像素子の所定の行の画素から画像信号を読み出す第1の撮像モードと、前記撮像素子からの画像信号の読み出し行数が前記第1の撮像モードでの画像信号の読み出し行数とは異なる第2の撮像モードと、前記撮像素子からの画像信号の読み出し行が前記第1の撮像モードおよび前記第2の撮像モードでの画像信号の読み出し行と重複しない第3の撮像モードおよび第4の撮像モードとから選ばれた1又は複数の撮像モードで前記撮像素子を駆動する駆動手段と、
    前記第1の撮像モード、前記第2の撮像モード、前記第3の撮像モード及び第4の撮像モードのうちの少なくとも2つの撮像モードが実行されたときに前記撮像素子から読み出された画像信号を別々に出力するための第1の出力経路と第2の出力経路とを含む少なくとも2つの出力経路を有する出力手段と、
    前記第1の出力経路から出力される前記第1の撮像モードでの画像信号を表示手段における画像表示に用い、前記第2の出力経路から出力される前記第3の撮像モードによる画像信号を前記画像表示とは異なる用途に用いている状態から、前記画像表示に用いる画像信号を前記第1の撮像モードでの画像信号から前記第2の撮像モードでの画像信号へ切り替えるときに、前記第2の出力経路から前記第4の撮像モードでの画像信号が出力されるように前記第3の撮像モードを前記第4の撮像モードへ切り替え、前記画像表示に用いる画像信号の取得先を前記第1の出力経路から前記第2の出力経路に一時的に切り替え、前記第1の出力経路から前記第2の撮像モードでの画像信号が出力されるように前記第1の撮像モードを前記第2の撮像モードへ切り替え、前記画像表示に用いる画像信号の取得先を前記第2の出力経路から前記第1の出力経路に切り替え、前記第2の出力経路から前記第3の撮像モードでの画像信号が出力されるように前記第4の撮像モードを前記第3の撮像モードへ切り替えるモードへと切り替える制御手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  6. 前記第2の撮像モードと前記第4の撮像モードとでは、前記撮像素子からの画像信号の読み出し行数が等しいことを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 前記第1の撮像モードは、所定の精細度の画像表示を行うために画像信号を取得するモードであり、
    前記第2の撮像モード及び前記第4の撮像モードはそれぞれ、前記第1の撮像モードよりも精細度の高い画像表示を行うために画像信号を取得するモードであり、
    前記第3の撮像モードは、被写体に対するオートフォーカスを行うための画像信号を得るモードであることを特徴とする請求項5又は6記載の撮像装置。
  8. 前記画像表示に用いる画像信号を前記一時的に前記第1の出力経路から前記第2の出力経路に切り替える前に、前記第2の出力経路から出力される画像信号のフレームレートを前記第1の出力経路から出力されている画像信号のフレームレートと同じにすることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 行方向と列方向に並べられた複数の画素を有する撮像素子と、
    前記撮像素子の所定の行の画素から画像信号を読み出す第1の撮像モードと、前記撮像素子からの画像信号の読み出し行数が前記第1の撮像モードでの画像信号の読み出し行数とは異なる第2の撮像モードと、前記撮像素子からの画像信号の読み出し行が前記第1の撮像モードおよび前記第2の撮像モードでの画像信号の読み出し行と重複しない第3の撮像モードとから選ばれた1又は複数の撮像モードで前記撮像素子を駆動する駆動手段と、
    前記第1の撮像モード、前記第2の撮像モード及び前記第3の撮像モードのうちの少なくとも2つの撮像モードが実行されたときに前記撮像素子から読み出された画像信号を別々に出力するための第1の出力経路と第2の出力経路とを含む少なくとも2つの出力経路を有する出力手段と、
    前記第1の出力経路から出力される前記第1の撮像モードでの画像信号を表示手段における画像表示に用い、前記第2の出力経路から出力される前記第3の撮像モードによる画像信号を前記画像表示とは異なる用途に用いている状態から、前記画像表示に用いる画像信号を前記第1の撮像モードでの画像信号から前記第2の撮像モードでの画像信号へ切り替えるときに、前記第3の撮像モードによる画像信号を用いた前記画像表示とは異なる用途の処理を一時的に中止し、前記第2の出力経路から前記第2の撮像モードでの画像信号が出力されるように前記第2の撮像モードでの駆動を開始し、前記画像表示に用いる画像信号の取得先を前記第1の出力経路から前記第2の出力経路に切り替え、前記第1の出力経路から前記第3の撮像モードでの画像信号が出力されるように前記第1の撮像モードを前記第3の撮像モードへ切り替え、前記第1の出力経路から出力される前記第3の撮像モードでの画像信号を用いて前記画像表示とは異なる用途の処理を再開する制御手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  10. 前記画像表示とは異なる用途とは、オートフォーカス制御、露出制御、ホワイトバランス制御、被写体の特徴点の検出制御、被写体の動きの検出制御のいずれかの用途であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記第2の撮像モードでの画像信号の出力開始から該画像信号を前記画像表示のために信号処理を行って前記表示手段へ出力するまでの時間は、前記第1の撮像モードでの画像信号の出力開始から該画像信号を前記画像表示のために信号処理を行って前記表示手段へ出力するまでの時間と同じであることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 行方向と列方向に並べられた複数の画素を有する撮像素子から第1の出力経路と第2の出力経路とを含む複数の出力経路を通して画像信号を取得し、取得した画像信号を用いて表示手段に画像表示を行う画像信号処理方法であって、
    前記撮像素子の所定の行の画素から画像信号を読み出す第1の撮像モードで前記撮像素子を駆動することによって前記第1の出力経路から出力される画像信号を前記画像表示に用いている状態から、前記第1の撮像モードよりも画像信号の読み出し行数の多い第2の撮像モードで前記撮像素子を駆動することによって前記第1の出力経路から出力される画像信号を用いた前記画像表示に切り替える場合に、
    前記第1の撮像モードにより前記第1の出力経路から出力される画像信号を前記画像表示に用いるステップと、
    前記撮像素子からの画像信号の読み出し行が前記第1の撮像モードおよび前記第2の撮像モードでの画像信号の読み出し行と重複しない第3の撮像モードで前記撮像素子を駆動することによって前記第2の出力経路からの出力される画像信号を前記画像表示とは異なる用途に用いるステップと、
    前記画像表示に用いる画像信号の取得先を一時的に前記第1の出力経路から前記第2の出力経路に切り替えるステップと、
    前記第1の出力経路から前記第2の撮像モードでの画像信号が出力されるように前記第1の撮像モードでの駆動を前記第2の撮像モードでの駆動に切り替えるステップと、
    前記画像表示に用いる画像信号の取得先を前記第2の出力経路から前記第1の出力経路へ切り替えるステップとを有することを特徴とする画像信号処理方法。
  13. 行方向と列方向に並べられた複数の画素を有する撮像素子から第1の出力経路と第2の出力経路とを含む複数の出力経路を通して画像信号を取得し、取得した画像信号を用いて表示手段に画像表示を行う画像信号処理方法であって、
    前記撮像素子の所定の行の画素から画像信号を読み出す第1の撮像モードで前記撮像素子を駆動することによって前記第1の出力経路から出力される画像信号を前記画像表示に用いている状態から、前記第1の撮像モードよりも画像信号の読み出し行数の多い第2の撮像モードで前記撮像素子を駆動することによって前記第1の出力経路から出力される画像信号を用いた前記画像表示に切り替えるときに、
    前記第1の撮像モードにより前記第1の出力経路から出力される画像信号を前記画像表示に用いるステップと、
    前記撮像素子からの画像信号の読み出し行が前記第1の撮像モードおよび前記第2の撮像モードでの画像信号の読み出し行と重複しない第3の撮像モードで前記撮像素子を駆動することによって前記第2の出力経路から出力される画像信号を前記画像表示とは異なる用途に用いるステップと、
    前記撮像素子の駆動モードを前記撮像素子からの画像信号の読み出し行が前記第1の撮像モードおよび前記第2の撮像モードでの画像信号の読み出し行と重複しない第4の撮像モードへ前記第3の撮像モードから切り替えるステップと、
    前記画像表示に用いる画像信号の取得先を前記第1の出力経路から前記第2の出力経路に一時的に切り替えるステップと、
    前記第1の出力経路から前記第2の撮像モードでの画像信号が出力されるように前記第1の撮像モードを前記第2の撮像モードへ切り替えるステップと、
    前記画像表示に用いる画像信号の取得先を前記第2の出力経路から前記第1の出力経路に切り替えるステップと、
    前記第2の出力経路から前記第3の撮像モードでの画像信号が出力されるように前記第4の撮像モードを前記第3の撮像モードへ切り替えるモードへと切り替えるステップとを有することを特徴とする画像信号処理方法。
  14. 行方向と列方向に並べられた複数の画素を有する撮像素子から第1の出力経路と第2の出力経路とを含む複数の出力経路を通して画像信号を取得し、取得した画像信号を用いて表示手段に画像表示を行う画像信号処理方法であって、
    前記撮像素子の所定の行の画素から画像信号を読み出す第1の撮像モードで前記撮像素子を駆動することによって前記第1の出力経路から出力される画像信号を前記画像表示に用いている状態から、前記第1の撮像モードよりも画像信号の読み出し行数の多い第2の撮像モードで前記撮像素子を駆動することによって前記第2の出力経路から出力される画像信号を用いた前記画像表示に切り替えると共に、前記撮像素子からの画像信号の読み出し行が前記第1の撮像モードおよび前記第2の撮像モードでの画像信号の読み出し行と重複しない第3の撮像モードで前記撮像素子を駆動することによって前記第2の出力経路から出力される画像信号を前記画像表示とは異なる用途に用いている状態から、前記第1の出力経路から前記第3の撮像モードでの画像信号が出力されるようにするときに、
    前記第1の撮像モードにより前記第1の出力経路から出力される画像信号を前記画像表示に用いるステップと、
    前記第3の撮像モードにより前記第2の出力経路から出力される画像信号を前記画像表示とは異なる用途に用いるステップと、
    前記第3の撮像モードによる画像信号を用いた前記画像表示とは異なる用途の処理を一時的に中止するステップと、
    前記第2の出力経路から前記第2の撮像モードでの画像信号が出力されるように前記第2の撮像モードでの駆動を開始するステップと、
    前記画像表示に用いる画像信号の取得先を前記第1の出力経路から前記第2の出力経路に切り替えるステップと、
    前記第1の出力経路から前記第3の撮像モードでの画像信号が出力されるように前記第1の撮像モードを前記第3の撮像モードへ切り替えるステップと、
    前記第1の出力経路から出力される前記第3の撮像モードでの画像信号を用いて前記画像表示とは異なる用途の処理を再開するステップとを有することを特徴とする画像信号処理方法。
  15. 撮像素子から第1の出力経路と第2の出力経路を通して画像信号を取得することができる撮像装置であって、
    前記第1の出力経路からの画像信号を表示手段でのライブビューに用い、前記第2の出力経路からの画像信号を前記ライブビューとは異なる用途に用いているときに、前記第2の出力経路から出力される画像信号を第1の精細度でのライブビュー表示に用いることができるように前記撮像素子の駆動モードを切り替え、前記ライブビューに用いる画像信号の取得先を前記第1の出力経路から前記第2の出力経路へ切り替え、前記第1の出力経路から前記第1の精細度とは異なる第2の精細度でのライブビューに用いることができる画像信号が前記第1の出力経路から出力されるように前記撮像素子の駆動モードを切り替え、前記ライブビューのための画像信号の取得先を前記第2の出力経路から前記第1の出力経路へ切り替える制御手段を有することを特徴とする撮像装置。
  16. 撮像素子から第1の出力経路と第2の出力経路を通して画像信号を取得することができる撮像装置における画像信号処理方法であって、
    前記第1の出力経路からの画像信号を表示手段でのライブビューに用いるステップと、
    前記第2の出力経路からの画像信号を前記ライブビューとは異なる用途に用いるステップと、
    前記第2の出力経路から出力される画像信号を第1の精細度でのライブビューに用いることができるように前記撮像素子の駆動モードを切り替えるステップと、
    前記ライブビューに用いる画像信号の取得先を前記第1の出力経路から前記第2の出力経路へ切り替えるステップと、
    前記第1の出力経路から前記第1の精細度とは異なる第2の精細度でのライブビューに用いることができる画像信号が前記第1の出力経路から出力されるように前記撮像素子の駆動モードを切り替えるステップと、
    前記ライブビューのための画像信号の取得先を前記第2の出力経路から前記第1の出力経路へ切り替えるステップと、
    前記第2の出力経路から前記ライブビューとは異なる用途に用いることができる画像信号が前記第2の出力経路から出力されるかまたは前記第2の出力経路から画像信号が出力されなくなるように前記撮像素子の駆動モードを切り替えるステップとを有することが特徴とする画像信号処理方法。
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