JP6204789B2 - 弾球遊技機用樹脂基盤 - Google Patents
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Description
[1]
バージン材として、アクリル系ゴムからなる多層構造粒子を含有するメタクリル系樹脂(A)95質量%以下40質量%以上と、
リワーク品として、アクリル系ゴムからなる多層構造粒子を含有し、かつ、当該(A)とは異なるメタクリル系樹脂(B)5質量%以上60質量%以下と、
を含むメタクリル系樹脂シートを備え、
前記メタクリル系樹脂シートが、15質量%以上50質量%以下のアセトン不溶部を含有する、弾球遊技機用樹脂基盤。
[2]
前記メタクリル系樹脂シートのシート厚み10mmにおける黄色度(YI)が4以下である、[1]に記載の弾球遊技機用樹脂基盤。
[3]
バージン材として、アクリル系ゴムからなる多層構造粒子を含有するメタクリル系樹脂(A)と、
リワーク品として、アクリル系ゴムからなる多層構造粒子を含有し、かつ、当該(A)とは異なるメタクリル系樹脂(B)と、
を含むメタクリル系樹脂シートを備える弾球遊技機用樹脂基盤の製造方法であって、
前記(A)成分100質量部に対して、前記(B)成分を5質量部以上150質量部以下で添加して前記メタクリル系樹脂シートを調製する工程を有し、
前記メタクリル系樹脂シートが15質量%以上50質量%以下のアセトン不溶部を含有する、弾球遊技機用樹脂基盤の製造方法。
本明細書において、「弾球遊技機用樹脂基盤」は、本実施形態における「メタクリル系樹脂シート」を製品として仕上げるべく種々の加工を施したものを意味する。ここで、上記加工としては、特に限定されないが、例えば、外周切削加工、内周切削加工、及び釘穴加工等を挙げることができる。また、本実施形態におけるメタクリル系樹脂シートは、アクリル系ゴムからなる多層構造粒子を含有するメタクリル系樹脂を有する。上記メタクリル系樹脂としては、メタクリル酸エステル単量体(a1):70〜100質量%と、前記(a1)に共重合可能なその他の単量体(a2):0〜30質量%とが(共)重合したものが好ましい。より好ましくは、(a1)成分が80〜99.9質量%、(a2)成分が0.1〜20質量%の質量比率であり、更に好ましくは、(a1)成分が90〜99.5質量%、(a2)成分が0.5〜10質量%の質量比率であり、特に好ましくは、(a1)成分が92〜99質量%、(a2)成分が1〜8質量%の質量比率である。
本実施形態におけるアクリル系ゴム粒子とは、粒子の中心から中心硬質層、軟質層、最外硬質層の順で形成される3層構造を少なくとも有し、多層構造を有するものといえる粒子である。すなわち、中心硬質層の周りを軟質層が被覆し、軟質層の周りを最外硬質層が被覆する3層構造を例示できる。また、本実施形態では、必要に応じて、軟質層と最外硬質層との間に中間硬質層をさらに有する4層構造としてもよいし、5層以上の多層構造としてもよい。それらの中でも、白化やクラック防止の観点から、3層構造が好ましい。メタクリル系樹脂シートに上記アクリル系ゴム粒子を配合することで、当該メタクリル系樹脂シートを用いた遊技盤にパチンコ釘を打った際に、釘打ちした周辺の白化やミクロクラックによる割れを防ぐことができる。
(a)メタクリル酸メチル単独又はメタクリル酸メチルとこれと共重合可能な単量体との混合物を乳化重合させて、メタクリル酸メチルを主体とし、25℃以上のガラス転移点を有する重合体の分散液を形成させる第一層形成工程、
(b)上記第一層形成工程の生成物に、アルキルアクリレートを主体とし、さらにこれと共重合可能な単量体及び多官能性架橋剤の少なくとも一方と、混合物全重量に基づき0.1〜5質量%の多官能グラフト剤と、を含有する混合物であって、単独で重合させたときにガラス転移点が25℃以下の共重合体を形成する混合物を加えて乳化重合させる第二層形成工程、及び
(c)上記第二層形成工程の生成物に、単独で重合させたときに25℃以上のガラス転移点をもつ重合体を形成する、メタクリル酸メチル又はこれを主体とする単量体混合物に連鎖移動剤を段階的に増加させ、多段階で乳化重合させる第三層形成工程。
(d)メタクリル酸メチル90〜99質量%、アルキル基の炭素数が1〜8のアルキルアクリレート1〜10質量%及び、これらと共重合可能なα,β−不飽和カルボン酸のアリル、メタリル又はクロチルエステルから選ばれる少なくとも1種からなるグラフト結合性単量体0.01から0.3質量%からなる単量体混合物を重合して得られる最内硬質層重合体25〜45質量%、
(e)上記最内硬質層重合体存在下に、n−ブチルアクリレート70〜90質量%、スチレン10〜30質量%及びこれらと共重合可能なα,β−不飽和カルボン酸のアリル、メタリル又はクロチルエステルから選ばれる少なくとも1種からなるグラフト結合性単量体1.5〜3.0質量%からなる単量体混合物を重合して得られる軟質層重合体35〜45質量%、
(f)上記最内硬質層及び軟質層からなる重合体の存在下に、メタクリル酸メチル90〜99質量%、アルキル基の炭素数が1〜8である単量体混合物を重合して得られる最外硬質層重合体20〜30質量%とからなり、
(g)軟質層重合体/(最内硬質層重合体+軟質層重合体)の質量比が0.45〜0.57であり、
(h)平均粒子径が0.2〜0.3μmである、多層構造アクリル系重合体であって、さらに、当該多層構造アクリル系重合体をアセトンにより分別した場合に、
(i)グラフト率が20〜40質量%であり、
(j)当該アセトン不溶部の引っ張り弾性率が1000〜4000kg/cm2である。
本実施形態において、メタクリル系樹脂シートに含まれるアクリル系ゴム粒子のアセトン不溶部の含有量は、15質量%以上50質量%以下である。上記の範囲を満たすことにより、本実施形態の弾球遊技機用樹脂基盤は、十分な表面硬さを確保でき、キズの付着を効果的に防止できるだけでなく、十分な弾性率を確保することができる。上記アセトン不溶部の含有量としては、上記同様の観点から、より好ましくは19質量%以上50質量%以下であり、更に好ましくは19質量%以上35質量%以下である。なお、上記アセトン不溶部の含有量が19質量%以上である場合、本実施形態の弾球遊技機用樹脂基盤の透明性(全光線透過率、黄色度)、引張弾性率、シャルピー衝撃強さ、鉛筆硬度、釘打ちによる白化やクラック無し、切削加工性(バリやカケ等の発生の防止)等の抑制効果等が特に優れたものとなる傾向にある。一方、アセトン不溶部の含有量が50質量%を超える場合、弾球遊技機用樹脂基盤の十分な表面硬さを確保できず、キズが付着しやすくなるだけでなく、十分な弾性率が得られずに、必要な釘の保持力を確保することもできない。また、アセトン不溶部の含有量が15質量%未満である場合、釘打ち込み時にクラックが発生したり、切削加工時に刃物に切削加工屑が付着して切削加工性が低下する等の問題が発生する。上記アセトン不溶部の含有量は、後述する実施例に記載の要領で測定することができる。
本実施形態において、剛性や耐薬品性、光学特性等の特性を付与する目的で、メタクリル系樹脂以外の樹脂を配合することができる。その他の樹脂としては、本実施形態における効果を発揮できるものであれば、特に限定はされないが、例えば、ポリスチレン系樹脂、シンジオタクテックポリスチレン系樹脂、ABS系樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン系樹脂)、AS系樹脂(アクリロニトリル−スチレン系樹脂)、BAAS系樹脂(ブチルアクリレート−アクリロニトリル−スチレン系樹脂)、MBS系樹脂(メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン系樹脂)、AAS系樹脂(アクリロニトリル−アクリル酸エステル−スチレン系樹脂)、ポリ乳酸等の生分解性樹脂、ポリカーボネート−ABS樹脂のアロイ、ポリカーボネート樹脂等が挙げられる。特に、AS系樹脂、BAAS系樹脂は、流動性をより向上させる観点から好ましく、ABS系樹脂、MBS系樹脂、ポリカーボネート系樹脂は耐衝撃性をより向上させる観点から好ましい。
本実施形態におけるメタクリル系樹脂シートには、剛性や寸法安定性等の各種特性をより良好に付与する観点から、所定の添加剤を添加してもよい。
メタクリル系樹脂を加工する方法、又は当該メタクリル系樹脂を種々の添加剤や、その他の樹脂と混合し、メタクリル系樹脂組成物を加工する方法としては、特に限定されないが、例えば、押出機、加熱ロール、ニーダー、ローラミキサー、バンバリーミキサー等の混練機を用いて混練する方法が挙げられる。その中でも押出機による混練が、生産性の面で好ましい。混練温度は、メタクリル系樹脂を構成する重合体や、混合する他の樹脂の好ましい加工温度に従えばよく、目安としては140〜300℃の範囲、好ましくは180〜280℃の範囲である。
本実施形態に用いられるメタクリル系樹脂シートの製法は、上記(A)に対して上記(B)を所定の比率で添加するものである限り、特に限定されない。すなわち、種々公知の方法を適用することができる。例えば、溶融押出成形法や、射出成形法等が挙げられる。アクリル系ゴム粒子をメタクリル系樹脂シートに含有させる上で、多層構造粒子の均一分散を図る等の観点から、押出成形法が好ましい。上記のとおり、本実施形態に係る弾球遊技機用樹脂基盤の製造方法は、アクリル系ゴムからなる第1の多層構造粒子を含有するメタクリル系樹脂(A)と、アクリル系ゴムからなる第2の多層構造粒子を含有し、かつ、当該(A)とは異なるメタクリル系樹脂(B)と、を含むメタクリル系樹脂シートを備える弾球遊技機用樹脂基盤の製造方法である。さらに、本実施形態に係る弾球遊技機用樹脂基盤の製造方法は、前記(A)100質量部に対して、前記(B)を5質量部以上150質量部以下で添加して前記メタクリル系樹脂シートを調製する工程を有し、前記メタクリル系樹脂シートが15質量%以上50質量%以下のアセトン不溶部を含有する。上記製造方法によれば、リワーク品を使用することで資源の有効活用ができるのみならず得られる弾球遊技機用樹脂基盤の品質をも改善することができる。すなわち、上記弾球遊技機用樹脂基盤の製造方法により得られる弾球遊技機用樹脂基盤は、資源の有効利用を実現するのみならず、光学特性、機械特性、切削加工性及び遊技盤としての演出効果のバランスに優れるものとすることができる。なお、上記(A)100質量部に対する(B)の添加量としては、5.3質量部以上100質量部以下であることが好ましく、より好ましくは11.1質量部以上66.7質量部以下である。
押出成形等に供するにあたって、本実施形態におけるメタクリル系樹脂シートのバージン材に配合するリワーク品の配合量は、シートの光学特性(全光線透過率や黄色度)、外観(ゴム凝集体の個数等)、引張弾性率等に影響を与える。
後述する実施例2に記載の要領と同様に樹脂シートを製作した際に発生した不具合シート(板厚調整時に生じた端材、切替え時に生じた切替え品、シート押出方向両端部のトリミング後の端材等)、及び後述する実施例2に記載の要領と同様に弾球遊技機基盤を作製した際に発生した部分液晶を演出する為にシート中央部をくり抜いた中抜き材等のアセトン不溶部について同一配合量であるシート(端材)を同一箇所に集めた。次に、表面保護フィルムの剥がし忘れが無いことを確認した後、パネルソー(切断機)を使用し一定量の大きさ(700mm以下)にカットした。カットするにあたっては他樹脂、ゴミ、異物及び表面保護フィルム等が粉砕機内に混入しないように細心の注意を払って粉砕した。その後、大型粉砕機に上記のシートを1枚ずつ毎葉にて投入し、微粉砕させ、装置内の粉砕品の温度が上昇し微粉砕品同志が融着しないように温度管理(50℃以下)をした。粉砕機中のメッシュを通過したある一定サイズ(長辺:約15mm以下)の微粉砕品をホッパーに吸引後、貯蔵しリワーク用の原料とし、その後、微粉砕品は水洗せずそのままホッパーに投入することとした。
表面保護フィルムを剥がした樹脂シートを一昼夜(約80℃、約12時間以上)乾燥後、樹脂シートの一部を切出しサンプルとし、約1.0gを精秤した(W1)。その後、遠沈管(金属製チューブ)にサンプルを入れた後に、アセトン20mLを加え、室温で約1日静置後、振とう機にて2時間振とうした。次に、日立工機(株)製、真空式高速冷却遠心機(機種「CR26H」)を使用し、5℃、24000rpmに条件設定し、1時間遠心分離した。
アセトン不溶部(X)=(W2/W1)×100
ベンド付押出機(104φ二軸押出機、L/D(押出機のシリンダーの長さ/押出機のシリンダー径)=34)の途中に設置され真空にて脱気しているベント部より溶融した樹脂のベントアップ(吹き出す)が無く押出が良好な場合を「○」とし、極僅かにベントアップが認められる場合を「△」とし、明らかにベントアップし押出不安定な場合を「×」とした押出安定性の相対比較を目視により行った。
(a)全光線透過率
JIS K 7105「プラスチックの光学的特性試験方法」の規定方法に準じて全光線透過率を測定した。すなわち、表面保護フィルムを剥がした樹脂シートを50×50mmのサンプルサイズに3枚を切り出し、日本電色工業(株)製の濁度計型式「1001DP」を使用して測定し、平均値を求めた。この平均値を各例の全光線透過率として採用した。
JIS K 8722「色の測定方法−反射及び透過物体色」の規定方法に準じ黄色度(YI)を測定した。すなわち、表面保護フィルムを剥がした樹脂シートを50×50mmのサンプルサイズに3枚を切り出し、(有)東京電色製の色差計型式「TC−8600A」を使用して、測定条件をC光源、10度視野に設定した上で、測定を行い、平均値を求めた。この平均値を各例の黄色度(YI)として採用した。
(a)凝集体の個数
押出機を用いて幅1000mm(長さL:300mmにカット)に押出しされたシートを約3等分に切り出し、332×300mmサイズに切出した後、シート両面の表面保護フィルムを剥がし外観状態を詳細に観察した。アクリル系ゴム粒子分散不良に由来して発生する凝集体が全く認められない場合を「○」とし、凝集体(分散不良)の数個(2〜5)が認められた場合を「△」とし、ゴム凝集体が多数認められ、外観不良が発生しているものを「×」とした相対比較を目視により行った。
(a)凝集体の個数の相対比較で使用したサンプルを対象として、シルバー発生有無の相対比較を実施した。なお、シルバーとは別名銀状といい、シート表面外観にシートの流れに沿って発生する銀色に似た白色のスジ状の模様である。シートの表面外観に、外観異常が全く無く良好な場合を「○」とし、僅かにシルバーが認められる場合を「△」とし、明確に認められる場合を「×」とする相対比較を目視により行った。
(a)凝集体の個数の相対評価で使用したサンプルを対象とし、シート表面外観の目視で観察出来る微小凹凸の異物発生の相対比較を実施した。全く異物が認められない場合を「◎」とし、数個(1〜5個)認められる場合を「○」とし、異物が(6〜10)個認められる場合を「△」とし、11個以上認められる場合を「×」とした相対比較を目視により行った。
JIS K 7162−1994「プラスチック−引張特性の試験方法 第2部:型成形、押出成形及び注型 プラスチックの試験条件」の規定方法に準じ、引張弾性率を測定した。すなわち、表面保護フィルムを剥がした樹脂シートを試験片タイプ1B(長さ:L=150mm以上 厚さ:t=10mm 並行部の幅:80±2mm)に切削加工し作製後、板厚と並行部の寸法を正確に測定し、当該測定の後、引張試験機にて試験速度1mm/minにて引張り、引張弾性率を測定し、同一要領にて5回測定して平均値を求めた。この平均値を各例の引張弾性率として採用した。
JIS K 7111「硬質プラスチックのシャルピー衝撃試験方法」の規定方法に準じ、シャルピー衝撃強さ(ノッチ無し)を測定した。すなわち、1号試験片(長さ:L=80±2mm 厚さ:t=10mm 切欠き無し)を作製した後、表面保護フィルムを剥がし寸法を測定し記録した。次いで、硬質プラスチック用シャルピー衝撃試験機にサンプルを固定し、ハンマー(容量:15J)を持ち上げて落下させた。同一要領にて5回繰り返し、吸収エネルギーを計算にて求め、シャルピー衝撃強さの値を求めた。
JIS K 5600−5−4「塗料一般試験法、第5部:塗膜の機械的性質、第4節:引っかき硬度(鉛筆法)」の規定方法に準じ、表面保護フィルムを剥がした樹脂シートを100mm×150mmのサイズに切り出しサンプルとした。続いて、約80℃の乾燥機の中に12時間以上放置した後、デシケーター中にて自然冷却させた。(株)東洋精機製作所製の鉛筆引掻き硬さ試験機を使用し、引掻き角度:45度、荷重(重り):750gの条件下にて測定した。
各例の樹脂シート(サイズ50mm×150mm)を準備し、ストレートシャンクドリル(φ1.73mm)を用いて、ボール盤で10箇以上の穴を貫通させた。そして、真鍮製釘φ1.84mm全長 27.7mm、頭部分引いた長さ26.5mm、テーパー部分3mmの真鍮製パチンコ釘(捻子有り)を、穴の中央に釘をセットした。続いて、鉄製ハンマーにて釘の頭を数回叩き、約10mm侵入させた。打った釘周辺の白化及びクラック発生の有無を目視にて評価した。
NC加工機を一般的な木工用(ベニア合板)の切削加工条件(回転数:3000rpm)に設定した後、樹脂シートの両面は表面保護フィルム〔株式会社サンエー化研製:品名:JT28、粘着剤:アクリル系粘着剤、フィルムの基材と粘着層の合計厚み:88μm〕を貼り付けたままの状態で、毎葉にて、直径が60mmの円形状、一辺が60mmの正三角形状、及び一辺が60mmの正方形状を各々3個ずつ、シートの中央部に対してNC切削加工を行った。問題が無く良好に加工ができた場合を「○」とし、カケ(バリ)やフィルムの剥がれが僅かに認められる場合を「△」とし、カケ(バリ)やフィルムの剥がれが明らかに認められた場合を「×」とする相対比較を目視により行った。
内容積10Lの還流冷却器付反応器に、イオン交換水6860mL、ジヘキシルスルホコハク酸ナトリウム13.7gを投入し、250rpmの回転数で攪拌しながら、窒素雰囲気下75℃に昇温し、酸素の影響が事実上ない状態にした。
メタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デルパウダ:70Hビーズ」)50質量%、上記製造例のアクリル系ゴム粒子(ゴム濃度:100質量%)50質量%をタンブラー(混合機、30回転/分×30分)にて均一分散後、φ48mm二軸押出機を使用し、ペレタイズ(造粒機)したゴム配合量50質量%のマスターペレット(MP)を作製した。
シート押出機の押出機内の樹脂温度を250℃から260℃にアップさせた以外は、実施例1と同一原料組成内容にて押出し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。なお、実施例2のシートを製作した際に発生した不具合シート(板厚調整時に生じた端材、切替え時に生じた切替え品、シート押出方向両端部のトリミング後の端材等)、弾球遊技機基盤の作製時において部分液晶を演出する為にシート中央部をくり抜くことで発生した中抜き材等の、アセトン不溶部について同一配合量であるシート(端材)を同一箇所に集め、粉砕機にて微粉砕した。このようにして得られたリワーク品を、上述の実施例1の調製に供した。
メタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デルパウダ:70Hビーズ」)75質量%、上記製造例のアクリル系ゴム粒子25質量%となるように配合した後、タンブラー(混合機)にて均一分散させ、φ48mm二軸押出機でペレタイズ(造粒機)したゴム配合量25質量%の等倍品とした。等倍品を70質量%と微粉砕されたリワーク品(ゴム配合量25質量%)を30質量%とを実施例1の記載の方法にて、均一分散となるように混合させ樹脂混合物を得た。得られた樹脂混合物を実施例2の押出条件に設定し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
メタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デルパウダ:70Hビーズ」)42質量%、実施例1で使用したゴム配合量50質量%のマスターペレット(MP)を28質量%、リワーク品(ゴム配合量20質量%)30質量%を配合させ、実施例1の方法にて均一分散となるように混合し、樹脂混合物を得た。得られた樹脂混合物を実施例2の押出条件に設定し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
メタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デルパウダ:70Hビーズ」)28質量%、実施例1で使用したゴム配合量50質量%のマスターペレット(MP)を42質量%、リワーク品(ゴム配合量30質量%)30質量%を配合させ、実施例1の方法にて、均一分散となるように混合して樹脂混合物を得た。得られた樹脂混合物を実施例1の押出条件の樹脂温度250℃にて押出し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
シート押出機の押出機内の樹脂温度を250℃から260℃にアップさせた以外は、実施例5と同一原料組成内容にて押出し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
メタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デルパウダ:70Hビーズ」)18質量%、実施例1で使用したアクリル系ゴム配合量50質量%のマスターペレット(MP)を52質量%、リワーク品(ゴム配合量37質量%)30質量%を配合させ、実施例1の方法にて、均一分散となるように混合して樹脂混合物を得た。得られた樹脂混合物を実施例2の押出条件の樹脂温度260℃にて押出し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
[実施例8]
メタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デルパウダ:70Hビーズ」)47.5質量%、実施例1で使用したゴム配合量50質量%のマスターペレット(MP)を47.5質量%、リワーク品(ゴム配合量25質量%)5質量%を配合させ、実施例1の方法にて均一分散となるように混合し、樹脂混合物を得た。得られた樹脂混合物を実施例1の押出条件(樹脂温度:250℃)に設定し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
シート押出機の押出機内の樹脂温度を250℃から260℃にアップさせた以外は、実施例8と同一原料組成内容にて押出し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
メタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デルパウダ:70Hビーズ」)45質量%、実施例1で使用したゴム配合量50質量%のマスターペレット(MP)を45質量%、リワーク品(ゴム配合量25質量%)10質量%を配合させ、実施例1の方法にて、均一分散となるように混合して樹脂混合物を得た。得られた樹脂混合物を実施例2の押出条件(樹脂温度:260℃)に設定し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
メタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デルパウダ:70Hビーズ」)40質量%、実施例1で使用したゴム配合量50質量%のマスターペレット(MP)を40質量%、リワーク品の(ゴム配合量25質量%)20質量%を配合させ、実施例1の方法にて、均一分散となるように混合して樹脂混合物を得た。得られた樹脂混合物を実施例2の押出条件(樹脂温度:260℃)に設定し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
メタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デルパウダ:70Hビーズ」)30質量%、実施例1で使用したゴム配合量50質量%のマスターペレット(MP)を30質量%、リワーク品(ゴム配合量25質量%)40質量%を配合させ、実施例1の方法にて、均一分散となるように混合して樹脂混合物を得た。得られた樹脂混合物を実施例2の押出条件(樹脂温度:260℃)に設定し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
メタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デルパウダ:70Hビーズ」)25質量%、実施例1で使用したゴム配合量50質量%のマスターペレット(MP)を25質量%、リワーク品(ゴム配合量25質量%)50質量%を配合させ、実施例1の方法にて、均一分散となるように混合して樹脂混合物を得た。得られた樹脂混合物を実施例1の押出条件(樹脂温度:250℃)に設定し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
シート押出機の押出機内(ダイ入口付近)の樹脂温度を250℃から260℃にアップさせた以外は、実施例13と同一原料組成内容にて押出し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
メタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デルパウダ:70Hビーズ」)50%、アクリル系ゴム粒子として、フレーク状アクリルゴムの多層構造粒子(三菱レイヨン株式会社製、商品名「IR441」)50%をタンブラー(混合機)にて均一分散後、30mmφ二軸押出機(ナカタニ機械株式会社製)を使用しペレタイズ(造粒機)したゴム配合量50質量%のマスターペレット(MP)を作製した。続いて市販品のメタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デルパウダ:70Hビーズ」)35質量%、ゴム配合量50質量%のマスターペレットを35質量%、三菱レイヨン株式会社製、商品名「IR441」のシートのリワーク品30質量%を配合させ、実施例1の方法にて、均一分散となるように混合して樹脂混合物を得た。得られた樹脂混合物を実施例2の押出条件(樹脂温度:260℃)に設定し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
メタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デルパウダ:70Hビーズ」)75質量%と、上記製造例のアクリル系ゴム粒子パウダ(ゴム濃度:100質量%)25質量%とをタンブラー(混合機)にて均一分散させ、ペレタイズ(造粒)せずに樹脂混合物を得た。得られた樹脂混合物を実施例2の押出条件(樹脂温度:260℃)に設定し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
メタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デルパウダ:70Hビーズ」)70質量%、ゴム配合しないメタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デラグラスA999:透明、板厚:10mm」を大型粉砕機にて微粉砕したリワーク品30質量%を配合させ、実施例1の方法にて、均一分散となるように混合して樹脂混合物を得た。得られた樹脂混合物を実施例2の押出条件(樹脂温度:260℃)に設定し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
メタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デルパウダ:70Hビーズ」)56質量%、実施例1で使用したゴム配合量50質量%のマスターペレット(MP)を14質量%、リワーク品(ゴム配合量10質量%)30質量%を配合させ、実施例1の方法にて、均一分散となるように混合して樹脂混合物を得た。得られた樹脂混合物を実施例1(樹脂温度:250℃)の押出条件に設定し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
シート押出機の押出機内の樹脂温度を250℃から260℃にアップさせた以外は、比較例3と同一原料組成内容にて押出し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
メタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デルパウダ:70Hビーズ」)50質量%、実施例1で使用したゴム配合量50質量%のマスターペレット(MP)を50質量%を配合し、すなわちリワーク品を配合しないで、均一分散となるように混合して樹脂混合物を得た。得られた樹脂混合物を実施例2(樹脂温度:260℃)の押出条件に設定し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
メタクリル系樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「デルパウダ:70Hビーズ」)15質量%、実施例1で使用したゴム配合量50質量%のマスターペレット(MP)を15質量%、リワーク品(ゴム配合量25質量%)70質量%を配合させ、実施例1の方法にて、均一分散となるように混合して樹脂混合物を得た。得られた樹脂混合物を実施例2(樹脂温度:260℃)の押出条件に設定し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
バージンの原料を全く使用せず、リワーク品(ゴム配合量25質量%)100質量%、すなわち微粉砕したリワーク品のみをホッパーに投入し、樹脂混合物を得た。得られた樹脂混合物を実施例2(樹脂温度:260℃)の押出条件に設定し、評価用サンプルを得て、各評価項目について評価した。
市販品の透明ポリカーボネート樹脂シート(旭硝子株式会社製、商品名「レキサン」(板厚10mm、グレード9034透明)を透明樹脂シートとして使用し、各評価項目について評価した。PCの引張弾性率測定については、サンプルが破壊に至らず、数値では149KJ/m2となった(以下の表1中では「NB」と表記する)。
Claims (3)
- バージン材として、アクリル系ゴムからなる多層構造粒子を含有するメタクリル系樹脂(A)95質量%以下40質量%以上と、
リワーク品として、アクリル系ゴムからなる多層構造粒子を含有し、かつ、当該(A)とは異なるメタクリル系樹脂(B)5質量%以上60質量%以下と、
を含むメタクリル系樹脂シートを備え、
前記メタクリル系樹脂シートが、15質量%以上50質量%以下のアセトン不溶部を含有する、弾球遊技機用樹脂基盤。 - 前記メタクリル系樹脂シートのシート厚み10mmにおける黄色度(YI)が4以下である、請求項1に記載の弾球遊技機用樹脂基盤。
- バージン材として、アクリル系ゴムからなる多層構造粒子を含有するメタクリル系樹脂(A)と、
リワーク品として、アクリル系ゴムからなる多層構造粒子を含有し、かつ、当該(A)とは異なるメタクリル系樹脂(B)と、
を含むメタクリル系樹脂シートを備える弾球遊技機用樹脂基盤の製造方法であって、
前記(A)成分100質量部に対して、前記(B)成分を5質量部以上150質量部以下で添加して前記メタクリル系樹脂シートを調製する工程を有し、
前記メタクリル系樹脂シートが15質量%以上50質量%以下のアセトン不溶部を含有する、弾球遊技機用樹脂基盤の製造方法。
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