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JP6133743B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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JP6133743B2
JP6133743B2 JP2013200926A JP2013200926A JP6133743B2 JP 6133743 B2 JP6133743 B2 JP 6133743B2 JP 2013200926 A JP2013200926 A JP 2013200926A JP 2013200926 A JP2013200926 A JP 2013200926A JP 6133743 B2 JP6133743 B2 JP 6133743B2
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Description

本発明は、グラブレールとキャリアが装着可能な鞍乗り型車両の改良に関する。
車両後部に、乗員が握るグラブレールと荷台としてのキャリアが装着可能な鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1(図3、図6、図12)参照。)。
特許文献1の図3及び図6に示すように、シートレール(11)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)の後端に第3の支持部(27)が設けられ、この第3の支持部(27)にキャリア(Ca)がセットされ、第3の支持部(27)に車幅方向外方から内方へボルト(49)が差込まれ締結される。また、第3の支持部(27)には、キャリア(Ca)に代えて、図12に示すリヤグリップ(Gr)が取付可能となっている。
特許文献1の技術では、キャリア又はリヤグリップを幅方向から前後2本のボルトで締結する。キャリアに荷重が掛かった場合には、前記前後2本のボルトで荷重を支持することができる。しかし、キャリアとリヤグリップ(以下、「グラブレール」と言う。)のような他の部品とは、長さが異なっており、共締め等をすることは難しい場合がある。
そこで、キャリアとグラブレールのような他の部品とを共締め等を可能にするために、例えば、高さ方向にボルトを挿入し締結することが考えられる。但し、従来のようにグラブレールに用いていた締結孔にキャリアを締結すると、前後2本のボルト間の距離が短すぎて、キャリアの荷重を受けることが難しい。対策として、前後2本のボルト間の距離を長くする必要があるが、そうすると、車両後部の外観性が低下する可能性がある。加えて、別仕様のグラブレールを新規に準備する必要もある。
グラブレール又はキャリアの少なくとも一方が取付可能な鞍乗り型車両において、締結部を小型化することができ、車両の外観性を向上させることができる技術が望まれる。
特許第3986762号公報
グラブレール又はキャリアの少なくとも一方が取付可能な鞍乗り型車両において、締結部を小型化することができ、車両の外観性を向上させることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ヘッドパイプ(31)と、このヘッドパイプ(31)から後方へ延びるメインフレーム(32)と、当該メインフレーム(32)から後方に延びているシートレール(33)とを少なくとも備え、当該シートレール(33)に設けられる第1支持部材(73L、73R)に2つの第1締結部材(81、82)でグラブレール(61L、61R)又はキャリア(62)の少なくともいずれか一方を取付ける鞍乗り型車両において、前記キャリア(62)は、前方へ延び、前記シートレール(33)に支持されるシート(18)の側方位置で、前記第1支持部材(73L、73R)に、前記2つの第1締結部材(81、82)で取付けられる前方延出部(85L、85R)を備え、前記シートレール(33)は、前記第1支持部材(73L、73R)とは別に前記キャリア(62)を第2締結部材(113L、113R)により取付けることができる第2支持部材(74)を更に備え、車両側面視で、前記2つの第1締結部材(81、82)は、前記シートレール(33)と重なる位置又は前記シートレール(33)より上方に位置し、前記第2締結部材(113L、113R)は、前記シートレール(33)の下方に位置し、前記キャリア(62)は、キャリアメインフレーム(86L、86R)と、このキャリアメインフレーム(86L、86R)から下方へ延びる下方延出部(87L、87R)とを備え、前記前方延出部(85L、85R)は、前記キャリアメインフレーム(86L、86R)に設けられ、前記第1支持部材(73L、73R)に略上方から略下方へ、前記2つの第1締結部材(81、82)によって締結され、前記下方延出部(87L、87R)は、車両後部を覆うリヤサイドカウル(53)を外側から覆い、前記下方延出部(87L、87R)の下端で、前記第2締結部材(113L、113R)によって車幅方向外方から内方に向けて締結されることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、ヘッドパイプ(31)と、このヘッドパイプ(31)から後方へ延びるメインフレーム(32)と、当該メインフレーム(32)から後方に延びているシートレール(33)とを少なくとも備え、当該シートレール(33)に設けられる第1支持部材(73L、73R)に2つの第1締結部材(81、82)でグラブレール(61L、61R)又はキャリア(62)の少なくともいずれか一方を取付ける鞍乗り型車両において、前記キャリア(62)は、前方へ延び、前記シートレール(33)に支持されるシート(18)の側方位置で、前記第1支持部材(73L、73R)に、前記2つの第1締結部材(81、82)で取付けられる前方延出部(85L、85R)を備え、前記シートレール(33)は、前記第1支持部材(73L、73R)とは別に前記キャリア(62)を第2締結部材(113L、113R)により取付けることができる第2支持部材(74)を更に備え、車両側面視で、前記2つの第1締結部材(81、82)は、前記シートレール(33)と重なる位置又は前記シートレール(33)より上方に位置し、前記第2締結部材(113L、113R)は、前記シートレール(33)の下方に位置し、前記シートレール(33)に、後輪の斜め後上方を覆うリヤフェンダ(56)が取付けられ、前記2つの第1締結部材(81、82)は、車両長手方向前後に配置され、これらの2つの第1締結部材(81、82)の少なくともいずれか一方が、前記シート(18)を開閉可能にロックするキーシリンダー(123)の上方に位置し、前記第2締結部材(113L、113R)は、前記キーシリンダー(123)と前記リヤフェンダ(56)の間に位置することを特徴とする。
請求項3に係る発明では、ヘッドパイプ(31)と、このヘッドパイプ(31)から後方へ延びるメインフレーム(32)と、当該メインフレーム(32)から後方に延びているシートレール(33)とを少なくとも備え、当該シートレール(33)に設けられる第1支持部材(73L、73R)に2つの第1締結部材(81、82)でグラブレール(61L、61R)又はキャリア(62)の少なくともいずれか一方を取付ける鞍乗り型車両において、前記キャリア(62)は、前方へ延び、前記シートレール(33)に支持されるシート(18)の側方位置で、前記第1支持部材(73L、73R)に、前記2つの第1締結部材(81、82)で取付けられる前方延出部(85L、85R)を備え、前記シートレール(33)は、前記第1支持部材(73L、73R)とは別に前記キャリア(62)を第2締結部材(113L、113R)により取付けることができる第2支持部材(74)を更に備え、車両側面視で、前記2つの第1締結部材(81、82)は、前記シートレール(33)と重なる位置又は前記シートレール(33)より上方に位置し、前記第2締結部材(113L、113R)は、前記シートレール(33)の下方に位置し、前記シートレール(33)の側方に、左右のサイドバッグ(77L、77R)が着脱可能に設けられ、前記キャリア(62)は、車幅方向に突出し、前記左右のサイドバッグ(77L、77R)を上方から掛けることができる左右の第1サイドバッグ支持部(105L、105R)を更に備え、これらの左右の第1サイドバッグ支持部(105L、105R)は、前記第1締結部材(81、82)の車幅方向外方に位置し、車両側面視で、前記第1締結部材(81、82)と重なることを特徴とする。
請求項に係る発明では、キャリアは、キャリアメインフレームと、このキャリアメインフレームから下方へ延びる下方延出部とを備え、前方延出部は、キャリアメインフレームに設けられ、第1支持部材に略上方から略下方へ、第1締結部材によって締結され、下方延出部は、車両後部を覆うリヤサイドカウルを外側から覆い、下方延出部の下端で、第2締結部材によって車幅方向外方から内方に向けて締結されることを特徴とする。
請求項に係る発明では、第2支持部材は、リヤサイドカウルの下方で車体を左右に横断するように延びるクロス部材と、このクロス部材から、リヤサイドカウルの内側にて上方に延びシートレールに支持される支持腕とを備え、クロス部材の両端で下方延出部が締結されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、シートレールに、後輪の斜め後上方を覆うリヤフェンダが取付けられ、2つの第1締結部材は、車両長手方向前後に配置され、これらの2つの第1締結部材の少なくともいずれか一方が、シートを開閉可能にロックするキーシリンダーの上方に位置し、第2締結部材は、キーシリンダーとリヤフェンダの間に位置することを特徴とする。
請求項に係る発明は、シートレールの側方に、左右のサイドバッグが着脱可能に設けられ、キャリアは、車幅方向に突出し、左右のサイドバッグを上方から掛けることができる左右の第1サイドバッグ支持部を更に備え、これらの左右の第1サイドバッグ支持部は、第1締結部材の車幅方向外方に位置し、車両側面視で、第1締結部材と重なることを特徴とする。
請求項に係る発明は、シートレールを補強するサブフレームを、シートレールとメインフレームとに渡し、サブフレームに、ピリオンステップステーを設け、このピリオンステップステーに同乗者の足を支えるピリオンステップを備え、ピリオンステップに、下方から左右のサイドバッグを支持可能な左右の第2サイドバッグ支持部を更に備え、これらの左右の第2サイドバッグ支持部は、ピリオンステップステーから車両後方に延びてサイドバッグの一部が差し込まれる延出部であることを特徴とする。
請求項に係る発明は、第1支持部材に、2つの第1締結部材で、グラブレール又はこのグラブレールとキャリアとが取付けられることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、キャリアは、前方延出部を備え、この前方延出部は、2つの第1締結部材を介してシートの側方に位置する第1支持部材に連結される。シートレールは、第2支持部材を更に備え、この第2支持部材に第2締結部材を介してキャリアが締結される。また、車両側面視で、2つの第1締結部材は、シートレールと重なる位置又は上方に位置し、第2締結部材は、シートレールの下方に位置する。
本発明では、シートレールと重なる位置又は上方に位置する2つの第1締結部材で、キャリアを締結可能とした。さらに、キャリアは、シートレールの下方に位置する第2締結部材で締結可能とした。すなわち、2つの第1締結部材で、キャリアを締結することが可能になる。これにより、締付部を小型化できるので、車両後部の外観性を高めることができる。
また、キャリアを締結する際は、第1締結部材に加えて、第2締結部材を用いたので、2つの第1締結部材間の距離を長くする必要はない。従って、車両の外観性が良好に維持される。また、シートレールの下方に位置する第2締結部材でキャリアを締結可能とした。シートレールの下方に配置される第2締結部材であれば、車両の外観性は損なわれ難くなる。
結果、ユーザーの通常から見える目線で、締付部を小型化できるため、車両後部の外観性が高まる。
請求項に係る発明では、キャリアは、その前方延出部で、高さ方向に締結され、下方延出部で、車幅方向外方から内方に向けて締結される。このように、キャリアは、2方向から締結されるため、キャリアの締結剛性を高めることができる。さらに、下方延出部は、車両後部を覆うリヤサイドカウルを外側から覆う構造のため、リヤサイドカウルに影響を受けることなく、キャリアの剛性が確保される。
また、車両後部にサイドバッグが取付けられる場合には、サイドバッグで第2締結部材が隠れるため、車両後部の外観性に影響を与え難くできる。
請求項に係る発明では、第2支持部材は、クロス部材と、このクロス部材から、リヤサイドカウルの内側で上方に延びシートレールに支持される支持腕とを備える。クロス部材及び支持腕は、リヤサイドカウルの内側に配置されるため、外から見え難い。結果、車両後部の外観性を損なうことなく、キャリアをシートレールに確実に支持させることができる。
請求項に係る発明では、2つの第1締結部材は、車両長手方向前後に配置されている。第1締結部材が車両幅方向に配置される場合に比べ、車幅の拡大を抑制できる。また、2つの第1締結部材の少なくともいずれか一方は、キーシリンダーの上方に位置し、第2締結部材は、キーシリンダーとリヤフェンダの間に位置する。このような第1締結部材及び第2締結部材の配置によって、デッドスペースとなり易い領域を有効活用できる。
請求項に係る発明では、キャリアは、車幅方向に突出し、第1サイドバッグ支持部を更に備えている。キャリアに第1サイドバッグ支持部を一体的に設けたので、部品点数の削減が図れる。
また、第1サイドバッグ支持部は、車両側面視で、第1締結部材と重なっている。第1締結部材と第1サイドバッグ支持部とが重なるようにしたので、車両後部の外観性が損なわれ難くなる。加えて、サイドバッグが取付けられる場合には、サイドバッグで第1サイドバッグ支持部が隠れるため、車両後部の外観性に影響を与え難くなる。
請求項に係る発明では、ピリオンステップステーは、左右の第2サイドバッグ支持部を備え、当該左右の第2サイドバッグ支持部は、ピリオンステップステーから車両後方に延びると共にサイドバッグの一部が差し込まれる。ピリオンステップステーに第2サイドバッグ支持部が設けられるので、部品点数の削減が図れる。
請求項に係る発明では、第1支持部材に、キャリア取付用の2つの第1締結部材でグラブレール又はグラブレールとキャリアとが取付可能となっている。これにより、キャリア取付用の第1締結部材をグラブレールの締結用の部材として置き換えることができるし、これらの第1締結部材をグラブレール及びキャリアの共締めも可能になる。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 図1の車両後部の要部拡大図である。 図2の3矢視図である。 荷物台としてのキャリアの斜視図である。 キャリアとグラブレールとが取付けられる車両後部の分解斜視図である。 第2支持部材の正面図である。 キャリアが取付けられる車両後部の分解斜視図である。 グラブレールが取付けられる車両後部の分解斜視図である。 サイドバッグの取付に係る作用説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11の前部に前輪操向部13を介して前輪15が操向自在に支持され、車体フレーム11の後部に後輪懸架部14を介して後輪16が揺動自在に支持され、前輪15と後輪16の間で車体フレーム11にエンジン17が懸架され、前輪15と後輪16の間に設けられるシート18に乗員が跨って乗る鞍乗り型車両である。
エンジン17は、エンジン本体23を有し、このエンジン本体23は、クランクケース21と、このクランクケース21に取付けられるシリンダ部22とからなる。シリンダ部22の後面22bに吸気系25が接続され、シリンダ部22の前面22aから排気系26が延びている。排気系26は、排気管27と消音器28とからなる。
車体フレーム11は、後述する前輪操向部13を支持するヘッドパイプ31と、このヘッドパイプ31の後方に延びエンジン17を支持し燃料タンク41が取付けられるメインフレーム32と、このメインフレーム32から後方に延びて乗員が座るシート18を支持するシートレール33と、ヘッドパイプ31から斜め下後方へ延びた後、後方へ延びてエンジン17を支持するダウンフレーム34と、このダウンフレーム34の後端から斜め後ろ上方へ延び、中間部でメインフレーム32が接続されると共に、後端部がシートレール33に接続され、このシートレール33を補強するサブフレーム(サポートフレーム35)と、このサポートフレーム35の一部とメインフレーム32の一部に渡され後述する後輪懸架部14を支持するピボット部36とを主要素とする。サポートフレーム35は、シートレール33とメインフレーム32とに渡されている。ダウンフレーム34の後端は、サポートフレーム35の前端に連結され、この連結部分の近傍にメインスタンド37が取付けられる。
前輪操向部13は、フロントフォーク43と、このフロントフォーク43の下端に取付けられる前輪15と、フロントフォーク43の上端に取付けられる操向ハンドル44とを主要素とする。後輪懸架部14は、ピボット部36に車幅方向に延びるピボット軸45と、このピボット軸45から車両後方へ延びているスイングアーム46と、このスイングアーム46の後端に取付けられる後輪16と、スイングアーム46とシートレール33の間に渡されるリヤクッションユニット47とを主要素とする。
車両前部は、フロントカウル51で覆われ、車両中間部側方は、燃料タンク41とシート18の境界部近傍にてミッドカウル52で覆われ、車両後部は、リヤクッションユニット47の後方から車両後方へ延びるリヤカウル53で覆われる。前輪15の上方は、フロントフェンダ55で覆われ、後輪16の後上方は、リヤフェンダ56で覆われる。
また、リヤカウル53の位置にてシートレール33に、後述するように、乗員が握るグラブレール61と、荷台としてのキャリア62とが取付けられている。キャリア62には、トレイ63を介して物品を収納するリヤボックス64が装着可能になっている。さらに、車両後部側方には、サイドバッグ77が取付けられている。
サポートフレーム35に、ステップブラケット65aが取付けられ、当該ステップブラケット65に運転者が足を置く運転者用ステップ66が取付けられる。
図2に示すように、自動二輪車10の後部において、シートレール33に乗員が座るシート18が取付けられ、このシート18の下から車両後端を表示するテールライト69にかけて車体の側方を覆うリヤカウル53が延びている。サポートフレーム35に、ピリオンステップステー71L、71R(図手前側の符号71Lのみ示す。)が設けられ、ピリオンステップステー71L、71Rに、各々同乗者の足を支えるピリオンステップ67L、67R(図手前側の符号67Lのみ示す。)が備えられている。リヤカウル53の後端には、テールライト69が配置される。
図3に示すように、リヤカウル53は、シート18の周囲で車体の上方を覆っている。このリヤカウル53の外面53aに、乗員が握ることができるグラブレール61L、61Rが配置され、当該グラブレール61L、61Rの車幅方向内方に荷台としてのキャリア62が配置される。キャリア62の上面に、板状を呈し物を積載可能なトレイ63が取付けられている。
図2を併せて参照し、シート18は、運転者が座る運転者シート19と、この運転者シート19の後方に連続して設けられる同乗者シート20とを前後に並べて配置したタンデムシートである。同乗者シート20の周囲を囲うようにリヤカウル53が配置され、このリヤカウル53の下方に、左右の第1支持部材73L、73Rが配置され、当該左右の第1支持部材73L、73Rに、グラブレール61L、61Rとキャリア62とが、各々、2つの第1締結部材81、82によって取付けられる。つまり、グラブレール61L、61Rとキャリア62とは、車幅方向左右で、2つの第1締結部材81、82によって共締めされている。なお、左右の第1支持部材73L、73Rは、後述するようにシートレール33に取付けられる。
次に、キャリア62の構造について説明する。
図4に示すように、キャリア62は、板状を呈し前後の第1締結部83、84(図車幅方向右側の符号83、84のみ示す。)を有する左右の前方延出部85L、85Rと、これらの左右の前方延出部85L、85Rから車両後方に延びるキャリアメインフレーム86L、86Rと、これらの左右のキャリアメインフレーム86L、86Rから下方に延びる左右の下方延出部87L、87Rと、キャリアメインフレーム86L、86Rの上方にて、左右の前方延出部85L、85Rから車両後方に延び、平面視で前方に開放される略U字状のコ字部88と、このコ字部88に車幅方向に渡される前後のクロス部89、90とからなる。すなわち、キャリアメインフレーム86L、86Rには、前方延出部85L、85Rが設けられている。
コ字部88は、斜め後上方に延びる傾斜部91L、91Rと、当該傾斜部91L、91Rの後端から水平後方へ延び荷台となる水平部92L、92Rとを備えている。コ字部88は、その後部で、各々、キャリアメインフレーム86L、86Rに支持される。
左右の前方延出部85L、85Rは、各々、縦壁95L、95Rと、当該縦壁95L、95Rの上端から車幅方向内方に延びる横壁96L、96Rとを主要素とする板状部材である。横壁96L、96Rに、各々、第1締結部材81、82(図3参照)が通る前後の孔97、98を有し、これらの前後の孔97、98の位置に合わせて、左右の前方延出部85L、85Rの下面に、各々、第1カラー101(図右側の符号101のみ示す。)及び第2カラー102(図右側の符号101のみ示す。)が接合される。これらの第1カラー101及び第2カラー102には、上から第1締結部材81、82(図3参照)が挿入される。縦壁95L、95Rには、後述するサイドバッグ104L、104Rが掛けられる第1サイドバッグ支持部105L、105Rが接合される。
次に、シートレール33L、33Rに第1支持部材73L、73Rと第2支持部材74とが取付けられ、これらの第1支持部材73L、73Rに、グラブレール61L、61Rとキャリア62とが締結可能であり、第2支持部材74にキャリア62の後部が締結可能なことを説明する。
図5に示すように、シートレール33L、33Rの後部に、板状のクロスレール106が渡される。クロスレール106の直前方にて、シートレール33L、33Rの車幅方向外方位置に、グラブレール61L、61R及びキャリア62が締結される左右の第1支持部材73L、73Rが取付けられ、これらの左右の第1支持部材73L、73Rに、グラブレール61L、61Rの前方延出部125L、125Rとキャリア62の前方延出部85L、85Rとがこの順に載置され、略上方から略下方へ、第1締結部材81、82によって左右の第1支持部材73L、73Rに共締めされる。なお、第1支持部材73L、73Rは、各々、第1カラー101及び第2カラー102が挿入される穴107、108を有し、当該穴107、108の下端に図示せぬめねじが付設される。
次に、第2支持部材74について説明する。
図6に示すように、シートレール33L、33Rは、第1支持部材73L、73R(図参照)とは別にキャリア62(図5参照)を取付けることができる第2支持部材74を更に備える。第2支持部材74は、シートレール33L、33Rから各々上へ延びる左右のキャリア支持用ステー111L、111Rに取付けられている。第2支持部材74は、左右のキャリア支持用ステー111L、111Rに、ボルト121L、121Rで車両外方から締結される左右の水平カラー115L、115Rと、左右の水平カラー115L、115Rから各々下方へ延びる左右の支持腕116L、116Rと、これらの左右の支持腕116L、116Rの下端に接合される底板117と、この底板117の後端に沿って接合され車幅方向水平に延びるクロス部材118とからなる。
図5を併せて参照し、クロス部材118の両端に、めねじ119L、119Rが形成され、当該めねじ119L、119Rに、キャリア62を構成する左右の下方延出部87L、87Rが、各々、第2締結部材113L、113Rによって締結される。
図5に戻り、グラブレール61L、61Rは、走行中に同乗者シート20に座る同乗者が把持したり、運転者を含む乗員が、車両を引き回し、或いは、メインスタンド37(図1参照)を立てるときに把持する部材である。
グラブレール61L,61R及びキャリア62の組立方法として、第1支持部材73L、73Rにグラブレール61L、61Rの前方延出部125L、125Rを載せ、当該グラブレール61L、61Rの前方延出部125L、125Rの上にキャリア62の前方延出部85L、85Rを載せ、上方から前後2つの第1締結部材81、82で、グラブレール61L、61Rとキャリア62とを共締めすると共に、キャリア62の下部延出部87L、87Rを第2締結部材113L、113Rで、第2支持部材74に締結するようにした。
図2を併せて参照し、車両側面視で、2つの第1締結部材81、82は、シートレール33と重なる位置に位置し、第2締結部材113L、113R(図手前側の符号113Lのみ示す。)は、シートレール33の下方に位置する。第2締結部材113L、113Rによって締結される下方延出部87L、87R(図手前側の符号87Lのみ示す。)は、車両後部を覆うリヤサイドカウル53を外側から覆うように、下方延出部87L、87Rの下端で、車幅方向外方から内方に向けて締結されている。
シートレール33に、後輪16の斜め後上方を覆うリヤフェンダ56が取付けられ、2つの第1締結部材81、82は、車両長手方向前後に配置され、これらの2つの第1締結部材81、82は、シート18を開閉可能にロックするキーシリンダー123の上方に位置し、第2締結部材113L、113Rは、キーシリンダー123とリヤフェンダ56の間に位置する。
グラブレール61L、61Rは、走行中に同乗者シート20に座る同乗者が把持したり、運転者を含む乗員等が、車両を引き回し、或いは、メインスタンド37(図1参照)を立てるときに把持する部材である。グラブレール61L、61Rは、締結部となる前方延出部125L、125Rと、当該前方延出部125L、125Rから延びる把持部126L、126Rとからなる。
このように、グラブレール61L、61R及びキャリア62は、シートレール33に支持されるシート18の側方位置で、第1支持部材73L、73Rに、2つの第1締結部材81、82で取付けられる前方延出部125L、125R、85L、85Rを備えている。
次に、シートレール33L、33Rに第1支持部材73L、73Rと第2支持部材74とが取付けられ、これらの第1支持部材73L、73Rに、キャリア62が締結可能なことを説明する。
図7に示すように、第1支持部材73L、73Rに、キャリア62の前方延出部85L、85Rが前後2つの第1締結部材81、82で取付けられ、第2支持部材74に、第2締結部材113L、113Rでキャリア62の下方延出部87L、87Rが取付けられる。
組立方法として、第1支持部材73L、73Rに、キャリア62の前方延出部85L、85Rを載せ、上方から前後2つの第1締結部材81、82で、キャリア62を締結すると共に、キャリア62の下方延出部87L、87Rを第2締結部材113L、113Rで、第2支持部材74に締結するようにした。
クロス部材118の両端で下方延出部87L、87Rが締結される。このとき、クロス部材118及び支持腕116L、116Rは、リヤサイドカウル53の内側に配置されるため、外から見え難い。結果、車両後部の外観性を損なうことなく、キャリア62をシートレール33に確実に支持させることができる。
次に、シートレール33L、33Rに第1支持部材73L、73Rが取付けられ、これらの第1支持部材73L、73Rに、グラブレール61L、61Rが締結可能なことを説明する。
図8に示すように、第1支持部材73L、73Rに、グラブレール61L、61Rの前方延出部125L、125Rが各々前後2つの第1締結部材81、82で取付けられる。
組立方法として、第1支持部材73L、73Rにグラブレール61L、61Rの前方延出部85L、85Rを載せ、上方から前後の第1締結部材81、82で、グラブレール61L、61Rを締結するようにした。
次に、シート18を支持するシートレール33の側方に配置されるサイドバッグ77L、77Rの取付構造について説明する。
図2及び図3に戻り、シートレール33L、33Rの側方に、左右のサイドバッグ77L、77Rが着脱可能に設けられている。キャリア62は、車幅方向に突出し、左右のサイドバッグ77L、77Rを上方から掛けることができる左右の第1サイドバッグ支持部105L、105Rを備えている。これらの左右の第1サイドバッグ支持部105L、105Rは、第1締結部材81、82の車幅方向外方に位置し、車両側面視で、第1締結部材81、82と重なっている。
また、サポートフレーム35に取付けられるピリオンステップステー71L、71Rは、下方から左右のサイドバッグ77L、77Rを支持可能な左右の第2サイドバッグ支持部131L、131Rを備えている。具体的には、サイドバッグ77L、77Rの一部が差し込まれる左右の第2サイドバッグ支持部131L、131Rは、ピリオンステップステー71L、71Rから車両後方に延びている。
次に、上記第1サイドバッグ支持部105と第2サイドバッグ支持部131にサイドバッグ77を装着する方法について説明する。
図9(a)は、サイドバッグを装着するときの作用図であり、図9(b)は、サイドバッグ77の装着完了時の作用図である。図中、車幅方向左側に設けられる左のサイドバッグについて示されているが、右のサイドバッグの構造及び作用は、車幅方向中心線に対して左右対称なものであり、説明を省略する。以下、左右を示す添え字を省略し説明する。
図9(a)及び図9(b)に示すように、サイドバッグ77は、バッグ本体141と、このバッグ本体141の内側に付設され第1サイドバッグ支持部105に係合される第1係合部142と、第1係合部142の下方でバッグ本体141の内側に付設され、車両側に設けられる第2サイドバッグ支持部131へ係合される第2係合部143と、バッグ本体141の上面141aに収納可能に設けられサイドバッグ77を把持し運ぶことができる把持腕144とを有する。また、サイドバッグ77は、把持腕144の姿勢と連動して、例えば、図9(b)の如く上面141aに面一に把持腕144が収納された状態で、第1係合部142側に飛び出すロック爪146を有する。このロック爪146は、サイドバッグ77が第1サイドバッグ支持部105に取付けられたときに、サイドバッグ77が外れることを防止するロック部材である。なお、図9(a)のように、把持腕144が起立した姿勢では、ロック爪146は、第1係合部142側に飛び出しておらず、バッグ本体141内に収納されている。
次に、作用について説明する。
図9(a)において、図矢印(1)のように、第2サイドバッグ支持部131に第2係合部143を上から掛け、次に、図矢印(2)のように、第1サイドバッグ支持部105に第1係合部142を嵌める。
図9(b)において、図矢印(3)のように、把持腕144を起立姿勢から倒すことで、第1係合部142にロック爪146が飛び出すことで、サイドバッグ77を第1サイドバッグ支持部105に保持させる。以上により、サイドバッグ77は車両側に装着される。なお、サイドバッグ77を取り外すときは、この操作と反対に行えば良く、説明を省略する。
以上に述べた鞍乗り型車両の作用を次に述べる。
図3に戻り、グラブレール61L、61R及びキャリア62は、各々、前方延出部85L、85R、125L、125Rを備え、当該前方延出部85L、85R、125L、125Rは、各々、2つの第1締結部材81、82でシート18の側方に位置する第1支持部材73L、73Rに連結される。
図5に戻り、シートレール33は、第2支持部材74を更に備え、この第2支持部材74に第2締結部材113L、113Rでキャリア62が締結される。図2、図3を併せて参照し、車両側面視で、2つの第1締結部材81、82は、シートレール33と重なる位置に配置され、第2締結部材113L、113Rは、シートレール33の下方に配置される。
従来、キャリアとグラブレールのような他の部品とをシートレールに共締めしようとすると、上から下にボルトを挿入し、締結することが考えられる。しかし、グラブレール締結用に用いられる締結孔を利用して、キャリアを締結しようとすると、締結部材間の距離を長くする必要がある。すると、車両の外観性が低下する可能性がある。
図5〜8において、本発明では、シートレール33L、33Rと重なる位置に配置される2つの第1締結部材81、82で、グラブレール61L、61R又はキャリア62の少なくともいずれか一方を締結可能とした。さらに、キャリア62は、シートレール33L、33Rの下方に位置する第2締結部材113L、113Rで締結可能とした。すなわち、2つの第1締結部材81、82で、グラブレール61L、61R及びキャリア62を共締めすることが可能になる。共締めにより、締付部(第1締付部83L、83R、84L、84R)を小型化できるので、車両後部の外観性を高めることができる。
また、キャリア62を締結する際は、更に、第2締結部材113L、113Rを用いたので、2つの第1締結部材81、82間の距離を長くする必要はない。このため、車両の外観性は良好に維持される。また、シートレール33の下方に位置する第2締結部材113L、113Rでキャリア62を締結可能とした。シートレール33の下方に配置される第2締結部材113L、113Rであれば、車両の外観性が損なわれ難くなる。
結果、ユーザーの通常から見える目線で、締付部(第1締付部83L、83R、84L、84R)を小型化できるため、車両後部の外観性が高まる。また、2つの第1締結部材81、82間の距離を短くできることから、従来のグラブレール61L、61Rを流用でき、部品点数の増加を抑えることができる。
なお、シートレールの上方に2つの第1締結部材を配置することは差し支えない。
図5、図7に戻り、キャリア62は、その前方延出部85L、85Rで、高さ方向に締結され、下方延出部で、車幅方向にて外方から内方に向けて締結される。このように、キャリア62は、2方向から締結されるため、キャリア62の締結剛性を高めることができる。
図2に戻り、下方延出部87L、87Rは、車両後部を覆うリヤサイドカウル53を外側から覆う構造のため、リヤサイドカウル53に影響を受けることなく、キャリア62の剛性は確保される。
また、車両後部にサイドバッグ77L、77Rが取付けられる場合には、サイドバッグ77L、77Rで第2締結部材113L、113Rが隠れるため、車両後部の外観性に影響を与え難くできる。
図3に戻り、2つの第1締結部材81、82は、車両長手方向前後に配置されている。第1締結部材81、82が車両幅方向に配置される場合に比べ、車幅方向の拡大を抑制できる。図2を併せて参照し、2つの第1締結部材81、82の少なくともいずれか一方は、キーシリンダー123の上方に位置し、第2締結部材113L、113Rは、キーシリンダー123とリヤフェンダ56の間に位置する。このような第1締結部材81、82及び第2締結部材113L、113Rの配置によって、デッドスペースとなり易い領域を有効活用できる。
キャリア62は、車幅方向に突出した第1サイドバッグ支持部105L、105Rを更に備えている。キャリア62に第1サイドバッグ支持部105L、105Rを一体的に設けたので、部品点数の削減が図れる。
また、第1サイドバッグ支持部105L、105Rは、車両側面視で、第1締結部材81、82と重なっている。第1締結部材81、82と第1サイドバッグ支持部105L、105Rとが重なるようにしたので、車両後部の外観性が損なわれ難くなる。加えて、サイドバッグ77L、77Rが取付けられる場合には、サイドバッグ77L、77Rで第1サイドバッグ支持部105L、105Rが隠れるため、車両後部の外観性に影響を与え難く、車両後部の外観性が高まる。
図2にて、ピリオンステップステー71L、71R(図手前側の符号71Lのみ示す。)は、左右の第2サイドバッグ支持部131L、131R(図手前側の符号131Lのみ示す。)を備え、当該左右の第2サイドバッグ支持部131L、131Rは、ピリオンステップステー71L、71Rから車両後方に延びると共にサイドバッグ77L、77R(図手前側の符号77Lのみ示す。)の一部が差し込まれる。ピリオンステップステー71L、71Rに第2サイドバッグ支持部131L、131Rが設けられるので、部品点数の削減が図れる。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、鞍乗り型三輪車にも適用可能であり、一般の鞍乗り型車両に適用することは差し支えない。
本発明は、グラブレール又はキャリアの少なくともいずれか一方が取付けられる自動二輪車に好適である。
10…鞍乗り型車両(自動二輪車)、18…シート、31…ヘッドパイプ、32…メインフレーム、33…シートレール、35…サブフレーム(サポートフレーム)、53…リヤサイドカウル、56…リヤフェンダ、61L、61R…グラブレール、62…キャリア、67L、67R…ピリオンステップ、71L、71R…ピリオンステップステー、73L、73R…第1支持部材、74…第2支持部材、77L、77R…左右のサイドバッグ、81…第1締結部材、82…第1締結部材、85L、85R…キャリアの前方延出部、86L、86R…キャリアメインフレーム、87L、87R…下方延出部、105L、105R…第1サイドバッグ支持部、113L、113R…第2締結部材、116L、116R…支持腕、118…クロス部材、123…キーシリンダー、125L、125R…グラブレールの前方延出部、131L、131R…第2サイドバッグ支持部。

Claims (9)

  1. ヘッドパイプ(31)と、このヘッドパイプ(31)から後方へ延びるメインフレーム(32)と、当該メインフレーム(32)から後方に延びているシートレール(33)とを少なくとも備え、当該シートレール(33)に設けられる第1支持部材(73L、73R)に2つの第1締結部材(81、82)でグラブレール(61L、61R)又はキャリア(62)の少なくともいずれか一方を取付ける鞍乗り型車両において、
    前記キャリア(62)は、前方へ延び、前記シートレール(33)に支持されるシート(18)の側方位置で、前記第1支持部材(73L、73R)に、前記2つの第1締結部材(81、82)で取付けられる前方延出部(85L、85R)を備え、
    前記シートレール(33)は、前記第1支持部材(73L、73R)とは別に前記キャリア(62)を第2締結部材(113L、113R)により取付けることができる第2支持部材(74)を更に備え、
    車両側面視で、前記2つの第1締結部材(81、82)は、前記シートレール(33)と重なる位置又は前記シートレール(33)より上方に位置し、前記第2締結部材(113L、113R)は、前記シートレール(33)の下方に位置し、
    前記キャリア(62)は、キャリアメインフレーム(86L、86R)と、このキャリアメインフレーム(86L、86R)から下方へ延びる下方延出部(87L、87R)とを備え、
    前記前方延出部(85L、85R)は、前記キャリアメインフレーム(86L、86R)に設けられ、前記第1支持部材(73L、73R)に略上方から略下方へ、前記2つの第1締結部材(81、82)によって締結され、
    前記下方延出部(87L、87R)は、車両後部を覆うリヤサイドカウル(53)を外側から覆い、前記下方延出部(87L、87R)の下端で、前記第2締結部材(113L、113R)によって車幅方向外方から内方に向けて締結されることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. ヘッドパイプ(31)と、このヘッドパイプ(31)から後方へ延びるメインフレーム(32)と、当該メインフレーム(32)から後方に延びているシートレール(33)とを少なくとも備え、当該シートレール(33)に設けられる第1支持部材(73L、73R)に2つの第1締結部材(81、82)でグラブレール(61L、61R)又はキャリア(62)の少なくともいずれか一方を取付ける鞍乗り型車両において、
    前記キャリア(62)は、前方へ延び、前記シートレール(33)に支持されるシート(18)の側方位置で、前記第1支持部材(73L、73R)に、前記2つの第1締結部材(81、82)で取付けられる前方延出部(85L、85R)を備え、
    前記シートレール(33)は、前記第1支持部材(73L、73R)とは別に前記キャリア(62)を第2締結部材(113L、113R)により取付けることができる第2支持部材(74)を更に備え、
    車両側面視で、前記2つの第1締結部材(81、82)は、前記シートレール(33)と重なる位置又は前記シートレール(33)より上方に位置し、前記第2締結部材(113L、113R)は、前記シートレール(33)の下方に位置し、
    前記シートレール(33)に、後輪の斜め後上方を覆うリヤフェンダ(56)が取付けられ、
    前記2つの第1締結部材(81、82)は、車両長手方向前後に配置され、これらの2つの第1締結部材(81、82)の少なくともいずれか一方が、前記シート(18)を開閉可能にロックするキーシリンダー(123)の上方に位置し、
    前記第2締結部材(113L、113R)は、前記キーシリンダー(123)と前記リヤフェンダ(56)の間に位置することを特徴とする鞍乗り型車両。
  3. ヘッドパイプ(31)と、このヘッドパイプ(31)から後方へ延びるメインフレーム(32)と、当該メインフレーム(32)から後方に延びているシートレール(33)とを少なくとも備え、当該シートレール(33)に設けられる第1支持部材(73L、73R)に2つの第1締結部材(81、82)でグラブレール(61L、61R)又はキャリア(62)の少なくともいずれか一方を取付ける鞍乗り型車両において、
    前記キャリア(62)は、前方へ延び、前記シートレール(33)に支持されるシート(18)の側方位置で、前記第1支持部材(73L、73R)に、前記2つの第1締結部材(81、82)で取付けられる前方延出部(85L、85R)を備え、
    前記シートレール(33)は、前記第1支持部材(73L、73R)とは別に前記キャリア(62)を第2締結部材(113L、113R)により取付けることができる第2支持部材(74)を更に備え、
    車両側面視で、前記2つの第1締結部材(81、82)は、前記シートレール(33)と重なる位置又は前記シートレール(33)より上方に位置し、前記第2締結部材(113L、113R)は、前記シートレール(33)の下方に位置し、
    前記シートレール(33)の側方に、左右のサイドバッグ(77L、77R)が着脱可能に設けられ、
    前記キャリア(62)は、車幅方向に突出し、前記左右のサイドバッグ(77L、77R)を上方から掛けることができる左右の第1サイドバッグ支持部(105L、105R)を更に備え、これらの左右の第1サイドバッグ支持部(105L、105R)は、前記第1締結部材(81、82)の車幅方向外方に位置し、車両側面視で、前記第1締結部材(81、82)と重なることを特徴とする鞍乗り型車両。
  4. 前記キャリア(62)は、キャリアメインフレーム(86L、86R)と、このキャリアメインフレーム(86L、86R)から下方へ延びる下方延出部(87L、87R)とを備え、
    前記前方延出部(85L、85R)は、前記キャリアメインフレーム(86L、86R)に設けられ、前記第1支持部材(73L、73R)に略上方から略下方へ、前記2つの第1締結部材(81、82)によって締結され、
    前記下方延出部(87L、87R)は、車両後部を覆うリヤサイドカウル(53)を外側から覆い、前記下方延出部(87L、87R)の下端で、前記第2締結部材(113L、113R)によって車幅方向外方から内方に向けて締結されることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記第2支持部材(74)は、前記リヤサイドカウル(53)の下方で車体を左右に横断するように延びるクロス部材(118)と、このクロス部材(118)から、前記リヤサイドカウル(53)の内側にて上方に延び前記シートレール(33)に支持される支持腕(116L、116R)とを備え、
    前記クロス部材(118)の両端で前記下方延出部(87L、87R)が締結されることを特徴とする請求項1又は請求項記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記シートレール(33)に、後輪の斜め後上方を覆うリヤフェンダ(56)が取付けられ、
    前記2つの第1締結部材(81、82)は、車両長手方向前後に配置され、これらの2つの第1締結部材(81、82)の少なくともいずれか一方が、前記シート(18)を開閉可能にロックするキーシリンダー(123)の上方に位置し、
    前記第2締結部材(113L、113R)は、前記キーシリンダー(123)と前記リヤフェンダ(56)の間に位置することを特徴とする請求項1又は請求項3記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記シートレール(33)の側方に、左右のサイドバッグ(77L、77R)が着脱可能に設けられ、
    前記キャリア(62)は、車幅方向に突出し、前記左右のサイドバッグ(77L、77R)を上方から掛けることができる左右の第1サイドバッグ支持部(105L、105R)を更に備え、これらの左右の第1サイドバッグ支持部(105L、105R)は、前記第1締結部材(81、82)の車幅方向外方に位置し、車両側面視で、前記第1締結部材(81、82)と重なることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記シートレール(33)を補強するサブフレーム(35)を、前記シートレール(33)と前記メインフレーム(32)とに渡し、
    前記サブフレーム(35)に、ピリオンステップステー(71L、71R)を設け、このピリオンステップステー(71L、71R)に同乗者の足を支えるピリオンステップ(67L、67R)を備え、
    当該ピリオンステップステー(71L、71R)は、下方から当該左右のサイドバッグ(77L、77R)を支持可能な左右の第2サイドバッグ支持部(131L、131R)を更に備え、
    これらの左右の第2サイドバッグ支持部(131L、131R)は、前記ピリオンステップステー(71L、71R)から車両後方に延びて前記左右のサイドバッグ(77L、77R)の一部が差し込まれる延出部であることを特徴とする請求項記載の鞍乗り型車両。
  9. 前記第1支持部材(73L、73R)に、前記2つの第1締結部材(81、82)で、前記グラブレール(61L、61R)又はこのグラブレール(61L、61R)と前記キャリア(62)とが取付けられることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の鞍乗り型車両。
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