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JP6123299B2 - 電池パック及び産業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電池セルを有する複数の電池モジュールと、複数の電池モジュールを制御する電池制御機器と、熱容量を持ち、自発熱しないダミーモジュールと、を有する電池パック、及び該電池パックを備える産業車両に関する。
近年、産業車両には、複数の電池モジュールと、複数の電池モジュールを制御する電池制御機器とを有する電池パックが、電源として搭載されている。この種の電池パックとしては、例えば、特許文献1に記載の蓄電システムが挙げられる。
図4に示すように、特許文献1に記載の蓄電システム100は、平面視矩形状をなす基台101を有している。基台101上には、複数の電池モジュール102が設置されている。基台101の四隅には、柱体103が立設されている。そして、基台101の上側には、基台101と平行な板状の棚104が4つの柱体103に支持されている。棚104上には、直流電力と交流電力とを互いに変換するパワーコンディショナ105及び電池モジュール102の制御を行う制御部106が設置されている。そして、このように構成された蓄電システム100では、制御部106及び電池モジュール102が発熱すると、基台101、柱体103及び棚104が吸熱部材として機能して、制御部106及び電池モジュール102で発生した熱を吸収する。
特開2012−9309号公報
ところが、制御部106から発生した熱が、棚104、柱体103、及び基台101に篭もって過熱状態になると、制御部106を効率よく冷却できないおそれがある。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電池制御機器を効率よく冷却することができる電池パック及び産業車両を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の電池パックは、複数の電池セルを有する複数の電池モジュールと、前記複数の電池モジュールを制御する電池制御機器と、熱容量を持ち、自発熱しないダミーモジュールと、を有する電池パックであって、前記ダミーモジュールは、前記電池モジュールと同じ形状及び同じ重量に形成されており、前記ダミーモジュールと前記電池制御機器との熱的な結合は、前記電池モジュールと前記電池制御機器との熱的な結合に比べて強いことを要旨とする。なお、ダミーモジュールにおいて、「自発熱しない」とは、ダミーモジュール自身が発熱しないことを示す。
これによれば、電池モジュールが発電し、電池制御機器によって電池モジュールが制御されると、電池モジュール及び電池制御機器から熱が発生する。その一方で、ダミーモジュールは駆動されることなく発熱もしていない。また、ダミーモジュールと電池制御機器との熱的な結合は、電池モジュールと電池制御機器との熱的な結合に比べて強い。このため、電池制御機器で発生した熱は、ダミーモジュールに主に伝わり、ダミーモジュールから放熱される。よって、例えば、電池制御機器で発生した熱を、電池制御機器から単独で放熱させたり、電池モジュールを介して放熱させる場合と比べると、電池制御機器を効率良く冷却することができる。
また、前記ダミーモジュールと前記電池制御機器とを結ぶ最短距離は、前記電池制御機器に隣り合う前記電池モジュールと前記電池制御機器とを結ぶ最短距離に比べて短いのが好ましい。
これによれば、電池制御機器で発生した熱を、確実にダミーモジュールに伝わらせることができる
また、前記ダミーモジュールの少なくとも一つは、前記電池制御機器より下方で、かつ前記電池モジュールよりも上方に配置されているのが好ましい。
これによれば、電池制御機器で発生した熱は、電池モジュールよりもダミーモジュールに伝わり、ダミーモジュールから放熱されるが、放熱された熱は上昇する。このとき、ダミーモジュールは、電池モジュールの上方に配置されているため、ダミーモジュールから放熱された熱を、電池モジュールに伝わりにくくすることができる。
請求項に記載の産業車両は、請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の電池パックを備えている。
これによれば、産業車両に搭載された電池制御機器から熱が発生しても、電池制御機器は効率良く冷却されるため、産業車両に発熱を原因とした不具合が及ぶことが防止できる。
また、産業車両は、カウンタウェイトを有し、前記電池モジュール、前記電池制御機器、及び前記ダミーモジュールは、前記カウンタウェイトに熱的に結合されていてもよい。
これによれば、カウンタウェイトを介して電池制御機器から発生した熱をダミーモジュールに伝えることができる。
上記課題を解決するため、請求項に記載の電池パックは、複数の電池セルを有する複数の電池モジュールと、前記複数の電池モジュールを制御する電池制御機器と、熱容量を持ち、自発熱しないダミーモジュールと、を有し、前記電池モジュールと前記電池制御機器と前記ダミーモジュールとを1つの収容部において互いに隣り合うように配置した電池パックであって、前記電池制御機器は、前記収容部の配置面における一番高い位置に配置されており、前記ダミーモジュールは、前記電池モジュールより上方に配置され、かつ前記電池制御機器を囲む位置に配置され、前記ダミーモジュールと前記電池制御機器とを結ぶ最短距離は、前記電池制御機器に隣り合う前記電池モジュールと前記電池制御機器とを結ぶ最短距離に比べて短いことを要旨とする。
本発明によれば、電池制御機器を効率よく冷却することができる。
実施形態のフォークリフトを示す側面図。 電池パックを示す斜視図。 電池パックを示す正面図。 背景技術を示す斜視図。
以下、本発明の産業車両をフォークリフトに具体化した一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。なお、以下の説明において「前」「後」「左」「右」「上」「下」は、フォークリフトの運転者がフォークリフトの前方(前進方向)を向いた状態を基準とした場合の「前」「後」「左」「右」「上」「下」を示すものとする。
図1に示すように、フォークリフト10の車体11の前下部には駆動輪12が設けられているとともに、車体11の後下部には操舵輪13が設けられている。また、車体11の前部には、荷役装置が設けられている。荷役装置を構成するマスト14は、車体11の前部に立設されているとともに、当該マスト14にはリフトブラケット15を介して左右一対のフォーク16が設けられている。そして、フォーク16は、マスト14に連結されたリフトシリンダ17の駆動により、リフトブラケット15とともに昇降される。また、フォーク16は、マスト14に連結されたティルトシリンダ18の駆動により、マスト14とともに傾動される。フォーク16には、積荷19が搭載される。車体11には、駆動輪12の駆動源となる走行用モータM1と、フォーク16の駆動源となる荷役用モータM2が搭載されている。そして、走行用モータM1及び荷役用モータM2は、車体11に搭載された電池パック30からの電力供給により駆動される。
また、車体11の中央には、運転室20が設けられている。運転室20には、作業者(運転者)が着座可能な運転シート21が設けられている。運転シート21の前方にはハンドル22が設けられている。車体11において、運転室20の下部には電池パック30が搭載されている。
次に、電池パック30について説明する。
図2及び図3に示すように、電池パック30は、複数の電池モジュール50と、複数のダミーモジュール60と、電池制御機器61とが収容部Sに収容されて構成されている。複数の電池モジュール50それぞれは、電池セルとしての複数の角型電池51と、矩形平板状の伝熱プレート52とを交互に並べて構成されている。なお、本実施形態では、角型電池51としてリチウムイオン二次電池が用いられている。また、伝熱プレート52は、厚み方向の全面が、隣り合う角型電池51の厚み方向の側面と接している。また、電池モジュール50において、角型電池51の並設方向両端に位置する角型電池51には、ブラケット53が固定されている。
複数のダミーモジュール60それぞれは、電池モジュール50と同じ形状及び同じ重量の直方体状に形成されており、かつ自発熱しないものである。また、ダミーモジュール60の長手方向の両端面には、上記と同じ構成のブラケット53が固定されている。電池制御機器61は、電池モジュール50とほぼ同じ形状及び大きさの直方体状である。電池制御機器61内には、電池モジュール50の制御を行う制御機器が収容されている。また、電池制御機器61の長手方向の両端面には、上記と同じ構成のブラケット53が固定されている。
次に、フォークリフト10が備えるカウンタウェイト32について説明する。
図2及び図3に示すように、カウンタウェイト32は、例えば鉄等の金属材料製であり、細長矩形板状のウェイト部34と、このウェイト部34の短手方向一端縁部からウェイト部34の厚み方向に立設されるとともに、ウェイト部34の長手方向一端から他端に亘って延びる細長矩形板状のウェイト本体33と、を備え、側面視L字状をなす。
ウェイト部34において、その短手方向におけるウェイト本体33と反対側には、逆U字状のフレーム36がウェイト部34から立設されている。フレーム36は、ウェイト部34の上面における短手方向他端縁部の2つの角部から立設された第1の柱部38及び第2の柱部39と、第1の柱部38及び第2の柱部39の上端部(ウェイト部34と接合される端部と反対側の端部)を繋ぐ基部37と、からなる。各柱部38,39の立設方向への長さ(各柱部38,39の長手方向の長さ)は、ウェイト部34の上面から、ウェイト本体33の先端面までの最短の長さと同一となっており、フレーム36の上面とウェイト本体33の上面には天板44が支持されている。この天板44によって、ウェイト本体33と、フレーム36との間の開口部(図示せず)が閉塞されている。
ウェイト部34の長手方向の一端側には、ウェイト本体33と、ウェイト部34と、第1の柱部38と、天板44によって囲まれた一端側開口部30bが形成されている。また、ウェイト部34の長手方向の他端側には、ウェイト本体33と、ウェイト部34と、第2の柱部39と、天板44によって囲まれた他端側開口部30cが形成されている。一端側開口部30bは、一端側蓋部材41によって閉塞され、他端側開口部30cは他端側蓋部材42によって閉塞されている。そして、電池パック30は、カウンタウェイト32と、一端側蓋部材41と、他端側蓋部材42と、蓋部材43と、天板44で囲まれた領域からなる収容部Sを有する。
なお、以下の説明において、ウェイト部34の長手方向を、カウンタウェイト32の長手方向とする。また、ウェイト部34の短手方向(ウェイト部34の長手方向に直交し、かつウェイト部34の厚み方向に直交する方向)をカウンタウェイト32の短手方向とする。また、ウェイト部34からウェイト本体33が延びる方向を、カウンタウェイト32の高さ方向とする。そして、カウンタウェイト32は、長手方向が車体11の左右方向(車幅方向)に延びる状態で車体11に搭載されている。
次に、収容部Sにおける電池モジュール50、ダミーモジュール60、及び電池制御機器61の配置について説明する。
収容部Sには、複数の電池モジュール50、複数のダミーモジュール60、及び電池制御機器61が収容されている。ここで、本発明の電池パックに配置される電池モジュールの数は、電池パックの仕様や電池パックが搭載される機器の仕様に合わせて適宜変更される。そして、電池パックに配置される電池モジュールの数が、配置可能な最大数よりも少なくなる場合には、電池モジュールを減らしたことでできるスペースにダミーモジュールを配置する。
本実施形態では、電池パック30の収容部Sに配置される電池モジュール50の数は、最大数の5個に対して2個少ない3個であり、電池モジュール50を2個減らしたことでできるスペースにダミーモジュール60が2個設けられている。ここで、電池パック30において、電池モジュール50、ダミーモジュール60、及び電池制御機器61のカウンタウェイト32の高さ方向への並びを「列」とし、カウンタウェイト32の長手方向への並びを「行」とする。本実施の形態において、電池パック30は、列が2つ、行が3つ形成されている。
3つの行のうち、最も低い位置の第1行D1には、電池モジュール50が2つ並設されている。3つの行のうち、真ん中の位置の第2行D2には、電池モジュール50とダミーモジュール60が並設されている。3つの行のうち、最も高い位置の第3行D3には、ダミーモジュール60と電池制御機器61が並設されている。
カウンタウェイト32の長手方向一端側の第1列R1には、第1行D1側から第3行D3側に向けて(車体11の鉛直方向上方に向かって)順に電池モジュール50、電池モジュール50、及びダミーモジュール60が並設されている。カウンタウェイト32の長手方向他端側の第2列R2には、第1行D1側から第3行D3側に向けて(車体11の鉛直方向上方に向かって)順に電池モジュール50、ダミーモジュール60、及び電池制御機器61が並設されている。
電池制御機器61には、電池パック30の長手方向及び高さ方向にダミーモジュール60が隣り合い、斜め下方に電池モジュール50が隣り合っている。本実施の形態では、電池制御機器61に隣接する2つのダミーモジュール60各々と、電池制御機器61と、を結ぶ最短距離は、電池制御機器61の斜め下方に設けられる電池モジュール50と、電池制御機器61と、を結ぶ最短距離と比較して短くなっている。したがって、斜め下方の電池モジュール50よりも2つのダミーモジュール60の方が電池制御機器61と熱的な結合が強くなっている。よって、2つのダミーモジュール60には、電池制御機器61で発生した熱が電池モジュール50より伝わりやすくなっている。
収容部Sにおいて、ウェイト本体33におけるウェイト部34側の配置面33a(ウェイト本体33の厚み方向の一面(内面))には複数の電池モジュール50が配置されている。複数の電池モジュール50は、それぞれ角型電池51の並設方向がカウンタウェイト32の長手方向と一致するように配置面33aに設置されている。また、各電池モジュール50は、ブラケット53に挿通されたボルトBをウェイト本体33に螺入することでウェイト本体33に取り付けられている。
ダミーモジュール60及び電池制御機器61は、その長手方向がカウンタウェイト32の長手方向に一致するように配置面33aに配置されている。ダミーモジュール60及び電池制御機器61は、ブラケット53に挿通されたボルトBをウェイト本体33に螺入することでウェイト本体33に取り付けられている。そして、複数の電池モジュール50、複数のダミーモジュール60、及び電池制御機器61は、それぞれウェイト本体33に対し熱的に結合されている。
次に、本実施形態のフォークリフト10の作用について説明する。
さて、電池モジュール50が発電し、電池制御機器61によって電池モジュール50が制御されると、電池制御機器61で熱が発生し、電池モジュール50からも熱が発生する。一方、ダミーモジュール60は、発電もせず、電子機器等が駆動されることもないため、ダミーモジュール60からは熱が発生しない(自発熱しない)。よって、ダミーモジュール60は熱容量が大きく吸熱部材として機能する。
そして、電池制御機器61から発生した熱は、ウェイト本体33に伝わり、ウェイト本体33から放熱される。また、電池制御機器61から発生した熱は、周囲に放熱される。電池制御機器61の周囲には電池モジュール50及びダミーモジュール60が配設されているが、ダミーモジュール60と電池制御機器61との熱的な結合は、電池モジュール50と電池制御機器61との熱的な結合よりも強くなっているため、電池制御機器61から周囲に放熱された熱は、主にダミーモジュール60に伝わる。そして、ダミーモジュール60に伝わった熱は、ダミーモジュール60からウェイト本体33に放熱される。したがって、電池制御機器61で発生した熱は、ウェイト本体33、及びダミーモジュール60に吸収され、電池制御機器61が過熱状態になることが防止される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)電池パック30において、ダミーモジュール60は、電池制御機器61に対し電池パック30の長手方向及び高さ方向に隣り合う位置に配置されている。そして、ダミーモジュール60は電池制御機器61との熱的な結合が、電池モジュール50と電池制御機器61との熱的な結合よりも強い。したがって、電池制御機器61で発生した熱は、ダミーモジュール60及び電池モジュール50のうち、ダミーモジュール60に主に伝わる。よって、電池制御機器61の周辺に配設される電池モジュール50であっても電池制御機器61からの熱の影響が小さく、電池パック30全体で電池制御機器61に近い電池モジュール50と、電池制御機器61から遠い電池モジュール50とでの温度のばらつきを抑えることができる。
(2)電池制御機器61が配置された第2列R2では、下から上に向けて順に電池モジュール50、ダミーモジュール60、及び電池制御機器61が並設されている。したがって、電池制御機器61で発生した熱は、その下側のダミーモジュール60に伝わり、ダミーモジュール60からウェイト本体33に放熱されるとともにダミーモジュール60から周囲へ放熱される。このダミーモジュール60から周囲への放熱によって温められたダミーモジュール60周辺の空気は、上方に移動するが、ダミーモジュール60は、電池モジュール50より上方に配置され、ダミーモジュール60の上方には電池モジュール50が配置されていない。よって、ダミーモジュール60から周囲へ放熱された熱によって電池モジュール50が加熱されることを抑制できる。
(3)電池モジュール50、電池制御機器61、及びダミーモジュール60をカウンタウェイト32のウェイト本体33に熱的に結合した。このため、電池制御機器61で発生した熱を、ウェイト本体33を介してダミーモジュール60に効率良く伝え、電池制御機器61を効率良く冷却することができる。
(4)電池パック30に配置される電池モジュール50の最大数は、電池パック30の仕様やフォークリフト10の仕様に応じて予め決められている。また、電池パック30に配置する電池モジュール50の数は、電池パック30の仕様やフォークリフト10の仕様によって変わってくる。電池モジュール50の数を予め決められた最大数から減らすと、電池モジュール50によるカウンタウェイトとしての機能が損なわれてしまうが、ダミーモジュール60を設置することで、ウェイトバランスが悪くなることを防止できる。また、ダミーモジュール60を電池制御機器61の冷却に使用するため、電池制御機器61の冷却効率を向上させるための別部材を設ける必要がなく、フォークリフト10の部品点数が増えることもない。
(5)電池制御機器61は、配置面33aの一番高い位置に配置されている。したがって、電池制御機器61で発生した熱によって温められた電池制御機器61周辺の空気は、上方に移動するが、電池制御機器61よりも上方に電池モジュール50を配置していないため、電池制御機器61の影響による電池モジュール50の温度上昇を抑えることができる。
(6)ダミーモジュール60は、電池パック30の長手方向及び高さ方向に隣り合う位置に配置され、電池制御機器61をほぼ囲む位置に配置されている。このため、電池制御機器61で発生した熱をその周りから吸収することができ、電池制御機器61を効率良く冷却することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ フォークリフト10の仕様(例えば、要求電力量)に応じて電池モジュール50の数、及びダミーモジュール60の数は変更してもよい。
○ ダミーモジュール60は、電池モジュール50と同じ形状及び同じ重量の直方体状に形成されているが、これに限らない。つまり、ダミーモジュール60は、電池モジュール50からの熱を吸収できるものであればどのような構成であってもよい。
○ 配置面33aでの電池モジュール50、ダミーモジュール60、及び電池制御機器61の配置は、電池制御機器61に対する熱的な結合が、電池モジュール50よりダミーモジュール60の方が強くなれば適宜変更してもよい。
○ ダミーモジュール60が吸収した熱が電池モジュール50に伝わらないようにすれば、ダミーモジュール60より上方に電池モジュール50を配置してもよい。
○ 電池制御機器61とダミーモジュール60を熱伝導部材で接合し、電池制御機器61とダミーモジュール60を熱的に結合してもよい。このように構成した場合、電池制御機器61で発生した熱をより効果的にダミーモジュール60に伝え、電池制御機器61を効率良く冷却することができる。
○ 電池セルとして、角型電池51以外の円筒型電池や、ラミネート型の二次電池を採用してもよい。
○ カウンタウェイト32は、どのような形状でもよい。例えば、ウェイト部34が無くてもよい。また、フォークリフト10は、カウンタウェイト32を有さない構成でもよい。
○ 電池パック30は、電池モジュール50、ダミーモジュール60、及び電池制御機器61を有していて、電池制御機器61に対する熱的な結合が、電池モジュール50よりダミーモジュール60の方が強くなる構成であれば、どのような構成でもよい。
○ 産業車両を、フォークリフト10以外の、例えば、パワーショベルなどに具体化してもよい。
○ 電池パック30が搭載される対象は、産業車両に限らず、電池を駆動源とするものであればどのようなものでもよい。
○ 電池モジュール50、ダミーモジュール60、及び電池制御機器61は、ウェイト本体33の配置面33aだけでなく、ウェイト本体33の厚み方向反対側の面にも配置してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記ダミーモジュールは、前記電池制御機器に隣り合う位置に配置され、かつ前記電池制御機器に隣り合う前記電池モジュールに比べて前記電池制御機器に対する熱的な結合が強くなる位置に配置されている請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の電池パック。
(ロ)前記ダミーモジュールは、前記電池制御機器を囲む位置に配置されている請求項1〜請求項3、及び技術的思想(イ)のうちいずれか一項に記載の電池パック。
10…産業車両としてのフォークリフト、30…電池パック、32…カウンタウェイト、50…電池モジュール、51…電池セルとしての角型電池、60…ダミーモジュール、61…電池制御機器。

Claims (6)

  1. 複数の電池セルを有する複数の電池モジュールと、
    前記複数の電池モジュールを制御する電池制御機器と、
    熱容量を持ち、自発熱しないダミーモジュールと、を有する電池パックであって、
    前記ダミーモジュールは、前記電池モジュールと同じ形状及び同じ重量に形成されており、
    前記ダミーモジュールと前記電池制御機器との熱的な結合は、前記電池モジュールと前記電池制御機器との熱的な結合に比べて強いことを特徴とする電池パック。
  2. 前記ダミーモジュールと前記電池制御機器とを結ぶ最短距離は、前記電池制御機器に隣り合う前記電池モジュールと前記電池制御機器とを結ぶ最短距離に比べて短い請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記ダミーモジュールの少なくとも一つは、前記電池制御機器より下方で、かつ前記電池モジュールよりも上方に配置されている請求項1又は請求項2に記載の電池パック。
  4. 請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の電池パックを備えていることを特徴とする産業車両。
  5. カウンタウェイトを有し、前記電池モジュール、前記電池制御機器、及び前記ダミーモジュールは、前記カウンタウェイトに熱的に結合されている請求項に記載の産業車両。
  6. 複数の電池セルを有する複数の電池モジュールと、
    前記複数の電池モジュールを制御する電池制御機器と、
    熱容量を持ち、自発熱しないダミーモジュールと、を有し、
    前記電池モジュールと前記電池制御機器と前記ダミーモジュールとを1つの収容部において互いに隣り合うように配置した電池パックであって、
    前記電池制御機器は、前記収容部の配置面における一番高い位置に配置されており、
    前記ダミーモジュールは、前記電池モジュールより上方に配置され、かつ前記電池制御機器を囲む位置に配置され、
    前記ダミーモジュールと前記電池制御機器とを結ぶ最短距離は、前記電池制御機器に隣り合う前記電池モジュールと前記電池制御機器とを結ぶ最短距離に比べて短いことを特徴とする電池パック。
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