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JP6169835B2 - 椅子 - Google Patents

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JP6169835B2
JP6169835B2 JP2012230928A JP2012230928A JP6169835B2 JP 6169835 B2 JP6169835 B2 JP 6169835B2 JP 2012230928 A JP2012230928 A JP 2012230928A JP 2012230928 A JP2012230928 A JP 2012230928A JP 6169835 B2 JP6169835 B2 JP 6169835B2
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Description

本発明は、椅子に関するものである。
椅子は、脚体と、該脚体の上部に設けられた座部と、該座部に着座する着座者を支持する背部とを有することを基本構成として、一般に様々な構成のものが知られている。
たとえば、椅子を構成する背部として、脚体から後方且つ上方に向かって延出する背凭れ支持杆に支持され、上枠と下枠とを有し正面視略五角形状に形成された背枠と、該背枠内に配設され弾性変形可能なネット部材とを備えるものが提案されている(下記特許文献1参照)。
このような椅子においては、ネット部材は通気性が良好であるため、座部に着座する着座者の背の部分に熱がこもることがなく、快適な環境とすることができる。また、ネット部材が弾性変形可能であり該ネット部材が着座者の背の形状に対応して変形するため、着座者の背を支持することができる。
特許第4149755号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の構成においては、背枠が着座者の背を受けるため強固に構成されているため、背枠の面外方向への変形量が制限される。よって、背枠に支持されたネット部材の面外方向への変形は、背枠から離間した中央部分ではネット部材自体の柔軟性に応じて許容される一方、背枠に固定された縁部近傍では制限される。このため、着座者の背の形状に追従して変形することが困難であるという問題点がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、着座者の荷重を支持するとともに、該着座者の背に追従して変形することが可能な椅子を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る椅子は、脚体と、該脚体に支持される背凭れ支持体と、該背凭れ支持体に支持される背凭れ後部支持部材と、該背凭れ後部支持部材に支持され、着座者の背を支持する背凭れとを備え、該背凭れは、前記着座者の背を受けるとともに、該背に応じて変形可能な可撓性を有する張り材と、該張り材が取り付けられ、前記背凭れ後部支持部材に連結された上枠部と、該上枠部の幅方向両端部に連結されるとともに前記張り材が取り付けられ、該張り材から作用する力に応じて幅方向内側を後方に向けるように弾性的に捩れ変形可能な一対の縦枠部とを有することを特徴とする。
このように構成された椅子では、着座者が着座し、着座者の背が背凭れの張り材で受け止められると、着座者の荷重が張り材から上枠部と一対の縦枠部に伝えられる。上枠部は、背凭れ支持体に支持された背凭れ後部支持部材に連結支持されているため、上枠部、背凭れ後部支持部材及び背凭れ支持体により着座者からの荷重を確実に支持することができる。
一方、上枠部の幅方向両端部に連結された一対の縦枠部は、張り材から作用する力により弾性変形するため、着座者の荷重にしたがって着座者の背に追従するように変形して背を張り材とともに包み込むように受け止めることができる。このため、着座者は、安定した状態で着座することができる。
また、本発明に係る椅子は、前記縦枠部は、下材と、該下材の上端に連結されて前記張り材から作用する力で弾性変形可能な上材とを有することが好ましい。
このように構成された椅子では、上材は、張り材から作用する力により弾性変形するため、着座者の荷重にしたがって着座者の背に追従にするように変形して背を張り材とともに包み込むように受け止めることができる。
一方、下材は、張り材とともに着座者の背より下方の腰回り等を確実に支持することができる。
また、本発明に係る椅子は、前記下材は、上方に向かうにしたがってしだいに前方に傾斜するように形成されていてもよい。
このように構成された椅子では、下材は、着座者から後方に向かって作用する荷重を、下材自体の軸力で確実に支持することができる。
また、本発明に係る椅子は、前記縦枠部は、前方に向かって凸となるように湾曲形成されていてもよい。
このように構成された椅子では、縦枠部が前方に向かって凸となるように湾曲しているため、前後方向へは縦枠部自体の変形を抑制して着座者の荷重を確実に受け止めることができる。また、幅方向には、縦枠部自体が内側に向かって着座者の背に追従するように撓み変形して背を包み込むように受け止めることができる。
また、本発明に係る椅子は、前記背凭れ後部支持部材は、後方に向かって凸となるように湾曲形成されていてもよい。
このように構成された椅子では、背凭れ後部支持部材が後方に向かって凸となるように湾曲形成されているため、着座者から後方に向かって作用する荷重を、背凭れ後部支持部材上部ではそれ自体の軸力で前後方向への変形を抑制して確実に支持することができる。
また、本発明に係る椅子は、前記背凭れ後部支持部材は、上方に向かうにしたがってしだいに幅方向外側に広がるように配され、前記上枠部の前記幅方向両端部をそれぞれ支持する上部連結部を有していてもよい。
このように構成された椅子では、上枠部は両端部が上方に向かうにしたがってしだいに幅方向外側に広がるように配された上部連結部に支持されることで、前後方向への変形が抑制されて着座者の肩付近などの上部を確実且つ安定的に支持できる。
また、本発明に係る椅子は、前記背凭れ後部支持部材と前記縦枠部とは、側面視して環状に一体成形されていてもよい。
このように構成された椅子では、上記に記載の効果が得られるとともに、背凭れ後部支持部材と縦枠部とが一体成形されることで強固な構造とし、且つ環状に成形された優れたデザイン性を奏することができる。
また、本発明に係る椅子は、前記背凭れ後部支持部材は、前記背凭れ支持体に連結される下部連結部と、該下部連結部から上方へ向かって延び、前記着座者の背から前記背凭れに作用する荷重にしたがって弾性変形可能な変形許容部とを有し、前記上部連結部は、該変形許容部の上端から上方に向かうにしたがって互いに離間するようにV字状に形成され、上端が前記縦枠部に連結された一対の連結片として構成され、前記下部連結部、前記変形許容部、前記一対の連結片のうち一方の前記連結片及び前記一対の縦枠部のうち一方の前記縦枠部は、側面視して環状の第一の環状部を構成し、前記下部連結部、前記変形許容部、前記一対の連結片のうち他方の前記連結片及び前記一対の縦枠部のうち他方の前記縦枠部は、側面視して環状の第二の環状部を構成し、前記第一の環状部及び前記第二の環状部は前記下部連結部及び前記変形許容部で連結されるとともに、一体として成形されていてもよい。
このように構成された椅子では、下部連結部、変形許容部、一対の連結片及び一対の縦枠部は一体成形されていることで強固な構造とし、且つ非常に優れたデザイン性を奏することができる。
また、着座者から背凭れに後方へ向かって荷重が作用すると、着座者の荷重が背凭れを支持する背凭れ後部支持部材に伝達される。この際、背凭れ後部支持部材のうち、背凭れ支持体に連結された下部連結部と背凭れに連結された上部連結部との間に設けられた変形許容部が、弾性変形する。この変形許容部の変形とともに、背凭れ後部支持部材に支持された背凭れはその姿勢を大きく後方に傾斜させることができる。
本発明に係る椅子によれば、着座者の荷重を支持するとともに、該着座者の背に追従して変形すること可能である。
本発明の第一実施形態に係る椅子を斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る椅子の上部を後方から見た斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る椅子の(a)通常時の側面図であり、(b)着座者が背凭れに後傾した状態の側面図である。 本発明の第一実施形態に係る椅子を正面から見た斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る椅子の側面図である。 本発明の第一実施形態に係る椅子の(a)通常時の図4のP−P断面図であり、(b)着座者が背凭れに凭れかかった状態の図4のP−P断面図である。 本発明の第二実施形態に係る椅子を正面から見た分解斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る椅子の側面図である。 本発明の第三実施形態に係る椅子を斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第三実施形態に係る椅子の概略構成を説明する斜視図であり、(a)はランバーサポートを背凭れに連結する前の状態を、(b)はランバーサポートを背凭れに連結した状態を示す図である。 本発明の第三実施形態に係る椅子の側面図であり、(a)は通常時を示す側面図であり、(b)は着座者が背凭れに後傾した状態を示す図である。 本発明の第三実施形態に係る椅子に関して、着座者が着座していない状態において、ランバーサポートの上方部分の断面を示す図である。 本発明の第三実施形態に係るランバーサポートを示す図であり、(a)は平面図を、(b)は正面から見た図である。 本発明の第三実施形態に係るランバーサポートの概略構成を示す図であり、(a)は斜め前方から見た斜視図であり、(b)は斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第三実施形態に係るランバーサポートの概略構成を説明する図であり、ランバーサポートの構成部材を斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第三実施形態に係るランバーサポートの概略構成を説明する図であり、ランバーサポートの構成部材を斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第三実施形態に係る椅子の図13(b)におけるQ−Q断面を示す図であり、(a)はランバーサポート本体の縁部と側枠部材との間に間隙が形成された形態を、(b)はランバーサポート本体の縁部と側枠部材が当接する変形例に係る形態を示す図である。 本発明の第三実施形態に係るランバーサポート及び背凭れの要部詳細を説明する図であり、高さ調整機構を含む断面を側面から見た部分断面図である。 本発明の第三実施形態に係るランバーサポート及び背凭れの要部詳細を説明する図であり、中央断面を側面から見た部分断面図である。 本発明の第三実施形態に係るランバーサポート及び背凭れの要部詳細を説明する図であり、高さ調整機構を含む断面を側面から見た部分断面図である。 本発明の第三実施形態に係るランバーサポート及び背凭れの要部詳細を説明する図であり、中央断面を側面から見た部分断面図である。 本発明の第三実施形態に係るランバーサポート及び背凭れの要部詳細を説明する図であり、図20におけるR−R断面における横断面図である。 本発明の第三実施形態に係る椅子に関して、着座者が着座した状態のランバーサポートの上方における断面を示す図であり、(a)は着座者が正面を向いて着座した状態を示す図であり、(b)は着座者が背中の上部を右側にねじって背凭れに凭れかかった状態を示す図である。 本発明の第三実施形態に係る椅子の(a)通常時を上方から見た斜視図であり、(b)幅方向一方側から後方へと振り向くような姿勢をとった場合を上方から見た斜視図である。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態に係る椅子について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る椅子1は、床面F上に設けられた脚体10と、該脚体10に支持された背凭れ支持体20と、該背凭れ支持体20に設けられ着座者が着座可能な座部30と、背凭れ支持体20に支持された背凭れ後部支持部材40と、該背凭れ後部支持部材40に支持され着座者の背を支持する背凭れ50とを備えている。以下、各構成の詳細を説明する。なお、以下の説明においては、着座者が着座、離座する方向を前後方向、着座者が着座する側を前方、反対側を後方とし、また、前後方向に直交する水平面内の方向を幅方向とし、幅方向に椅子から離間側を側方とする。
(脚体)
脚体10は、床面F上を旋回可能なキャスタ11が設けられた複数の脚杆12と、該複数の脚杆12に支持された脚柱13とを備えている。複数の脚杆12は、放射状に配されて基端で互いに連結されており、それぞれの先端にキャスタ11が取り付けられている。脚柱13は、下部が複数の脚杆12の基端に連結されており、上方に向けて立設されている。また、この脚柱13の上部には、背凭れ支持体20を後傾可能とするリクライニング機構(不図示)が内蔵された支基14が取り付けられている。
(背凭れ支持体)
背凭れ支持体20は、支基14の幅方向両側方に基部が枢着された一対の前向腕部21と、該前向腕部21の基部から上方に向かって延出するとともに座部30を支持する一対の上向腕部22と、該前向腕部21の基部から後方に向かって延出する一対の後向腕部23とを有している。
図2に示すように、この一対の後向腕部23は、後方に向かうにしたがってしだいに互いに近接するように配され後端にて互いに連結されることで、一体として下向きV字状に配されている。そして、一対の後向腕部23の後端は、後述する背凭れ後部支持部材40の下部に固定されている。
また、図1に示すように、背凭れ支持体20には、側方から上方に向かって延出する肘掛け26が設けられている。
(座部)
図3に示すように、座部30は、支基14に対して前後方向にスライド可能に前部が支持されるとともに、背凭れ支持体20の上向腕部22に枢着されている。そして、支基14のリクライニング機構により背凭れ支持体20が後傾するにともない、座部30は支基14に対して相対的に後方に移動するとともに後側を下方に向かって傾動するように構成されている。
(背凭れ後部支持部材)
図2に示すように、背凭れ後部支持部材40は、背凭れ支持体20に連結された下部連結部41と、該下部連結部41から上方へ向かって延びる中間連結部42と、該中間連結部42の上端から上方に向かうにしたがってしだいに幅方向外側に広がるように配された上部連結部43とを有する。
下部連結部41は、下部後面に背凭れ支持体20の一対の後向腕部23の後端が嵌合する凹部(不図示)が形成されており、一対の後向腕部23は該凹部に嵌合されている。そして、下部連結部41は、該凹部にて背凭れ支持体20の上部と例えば、ボルト・ナット(不図示)による螺着によって固定される。さらに下部連結部41は、下端にて背凭れ50に連結されている。
図1及び図4に示すように、中間連結部42は、下端が下部連結部41に連結され上方に向かって配されている。また、中間連結部42は、上方に向かうにしたがって幅方向の長さ寸法がしだいに狭くなり、途中から上方に向かうにしたがって幅方向の長さ寸法が再び広くなるように形成されている。
この中間連結部42は、前面が凹面、後面が凸面となるような水平断面が横向きU字状の形成されている。そして、中間連結部42は、凹面状の形成された前面に、前方に向かって突出し略水平方向に延在する横リブ42Aが上下方向に離間して複数形成され、また前方に向かって突出し略鉛直方向に延在する縦リブ42Bが椅子1の幅方向に離間して複数形成されている。
本実施形態では、横リブ42Aが4本形成され、これら横リブ42Aと交差するように縦リブ42Bが2本形成されている。中間連結部42では、水平断面が横向きU字状に形成されることに加えて、これら横リブ42A及び縦リブ42Bにより、剛性が高められている。
上部連結部43は、下端が中間連結部42に連結され、上方に向かうにしたがってしだいに幅方向外側に広がるように配されている。本実施形態では、上部連結部43は、上方に向かうにしたがってしだいに互いに幅方向外側に離間するように配された一対の連結片43A、43Bを有し、一対の連結片43A、43Bによって全体としてV字状に形成されている。
この一対の連結片43A、43Bは、縦枠部53A,53Bの捩れにともなって変位可能に構成されている。
図5に示すように、上記の下部連結部41、中間連結部42及び上部連結部43を構成する一対の連結片43A,43Bは、一体成形されており、背凭れ後部支持部材40は、全体として側面視して後方に凸となるように湾曲形成されている。
つまり、下部連結部41は、湾曲しつつ全体として上方に向かうにしたがって後方へと向かうように傾斜している。また、上部連結部43を構成する一対の連結片43A、43Bは、湾曲しつつ上方に向かうにしたがって前方へと向かうように傾斜している。そして、中間連結部42は、湾曲しつつ、上部連結部43と下部連結部41とを連結している。
(背凭れ)
図2に示すように、背凭れ50は、着座者の背を受ける張り材51と、該張り材51が取り付けられ背凭れ後部支持部材40における上部連結部43と連結された上枠部52と、該上枠部52と連結されるとともに張り材51が取り付けられた一対の縦枠部53A,53B(53)とを有する。
張り材51は、着座者の背を受け、背の姿勢に応じて変形可能な可撓性を有する部材で構成されている。具体的には、本実施形態ではメッシュ状の素材で形成されているおり、メッシュを構成する糸材が弾性的に伸縮することにより、全体として弾性的に撓み変形可能となっている。この張り材51は、上枠部52と一対の縦枠部53とで囲まれた部分に設けられ、端部がこれら上枠部52及び一対の縦枠部53に固定されている。
上枠部52は、幅方向に沿って延在して、その両端が上部連結部43における一対の連結片43A,43Bの上端にそれぞれ連結されるとともに、一対の縦枠部53A,53Bの上端にそれぞれ連結されている。
一方の縦枠部53Aは、下材57Aと、該下材57Aの上端に連結されて張り材51から作用する力で弾性変形可能な上材56Aとを有している。同様に、他方の縦枠部53Bも、下材57Bと、該下材57Bの上端に連結されて張り材51から作用する力で弾性変形可能な上材56Bとを有している。
図2及び図5に示すように、下材57A、57Bは、下端が背凭れ後部支持部材40の下部連結部41に連結され、上方に向かうにしたがって、しだいに前方向かい且つ幅方向外側に拡開するように形成されている。また、下材57A、57Bのそれぞれは、上方に向かうにしたがって、断面寸法が小さくなるように形成されている。
上材56A、56Bは、下端がそれぞれ対応する下材57A、57Bに連結され、上端が上枠部52及び背凭れ後部支持部材40の一対の連結片43A、43Bに連結され、上方に向かうにしたがって下材57A、57Bよりも相対的に後方へ傾斜するように形成されている。
また、上材56A、56Bは、着座者の背から作用する力に応じて捩れ変形可能に構成されている。
このように縦枠部53A,53Bは、下材57A,57Bにより下部から上方に向かうにしたがってしだいに前方に向かうように形成されるとともに、該下材57A,57Bと上材56A,56Bとの連結部分から上材56A,56Bにより上方に向かうにしたがってしだいに前方に向かうように形成されており、縦枠部53A,53Bは、全体として前方に向かって凸となるように湾曲形成されている。
上記の背凭れ後部支持部材40と縦枠部53とは、側面視して環状に一体成形されている。本実施形態では、背凭れ後部支持部材40の下部連結部41、中間連結部42、一方の連結片43A、一方の縦枠部53Aの上材56A及び下材57Aにより、側面視して環状の第一の環状部61を構成している。
また、背凭れ後部支持部材40の下部連結部41、中間連結部42、他方の連結片43B、他方の縦枠部53Bの上材56B及び下材57Bにより、側面視して環状の第二の環状部62を構成している。
そして、これら第一の環状部61及び第二の環状部62は、下部連結部41及び中間連結部42で連結されるとともに、全体として一体成形されている。また、上枠部52も、第一の環状部61及び第二の環状部62のそれぞれの上端を連結されるように一体成形されている。
すなわち、本実施形態では、背凭れ後部支持部材40の各部と、背凭れ50の上枠部52及び一対の縦枠部53A,53Bとが一体成形されている。
また、図6に示すように、縦枠部53A,53Bには、その幅方向外側から内側に向かって切り込み部54A,54Bが形成され、該切り込み部54A,54Bに張り材51の幅方向端部が挟み込まれるとともに固定されている。
次に、上記のように構成された椅子1の座部30に着座者が着座して、背凭れ50に凭れかかった場合における椅子1の背凭れ後部支持部材40及び背凭れ50の動作について説明する。
図4の実線及び図6(a)は着座者が座部30に着座して背凭れ50に凭れかかっていない状態の椅子1を示し、図4の二点鎖線及び図6(b)は着座者が背凭れ50に凭れかかった状態の椅子1を示す。
着座者が背凭れ50に凭れかかると、背凭れ50の張り材51に着座者からの力が作用し、この力により張り材51のメッシュを構成する糸材が弾性的に伸縮することにより、全体として着座者の背に沿うようにして、幅方向略中央部が後方に向かって突出するように円弧状に弾性変形する。
また、張り材51が固定された縦枠部53A,53Bは、張り材51から作用する力により、その幅方向内側を後方に向けるように弾性変形するとともに、互いに近接するように幅方向内側に移動する。
この縦枠部53A,53Bが弾性変形するにともない、張り材51は幅方向略中央部が後方に向かって突出する円弧状に一層変形することが可能となるとともに、背凭れ50は背凭れ後部支持部材40に支持されている。
ここで、縦枠部53Bにおける上材56Bが、着座者の背から作用する力で捩れ変形可能に構成されている。また、連結片43A,43Bが下方に向かうにしたがって離間する幅を狭めるように形成され互いに接合されて中間連結部42に連結されているため、中間連結部42は上材56Bの捩れ変形を促す構成とされている。よって、上材56Bが着座者の荷重にしたがって着座者の背に追従するように後側方に向かって捩れて変形する。
また、上材56Bに連結された連結片43Bは、上材56Bの捩れにともなって変位可能に構成されているため、縦枠部53Bの後側方に向かう捩れにともなって後側方へと変位する。
背凭れ50における張り材51は、着座者からの荷重により、該張り材51のメッシュを構成する糸材が弾性的に伸縮して、着座者の背を包み込むように弾性変形する。
このように、上材56B、連結片43B及び張り材51は、着座者の背や肩の変形に追従してこれら背や肩を包み込むようにして変形する。
なお、着座者が背凭れ50の幅方向他方側から方向へと振り向くような姿勢をとった場合も、同様に動作する。
このように構成された椅子1では、着座者が座部30に着座し、着座者の背が背凭れ50の張り材51で受け止められると、着座者の荷重が張り材51から上枠部52と一対の縦枠部53A,53Bに伝えられる。上枠部52は、背凭れ後部支持部材40の一対の連結片43A,43Bに連結支持され、該背凭れ後部支持部材40は背凭れ支持体20に支持されている。よって、上枠部52、背凭れ後部支持部材40及び背凭れ支持体20により着座者からの荷重を確実に支持することができる。
一方、上枠部52の幅方向両端部に連結された一対の縦枠部53A,53Bは、張り材51から作用する力により弾性変形するため、着座者の荷重にしたがって着座者の背に追従するように変形して背を張り材51とともに包み込むように受け止めることができる。このため、着座者は、安定した状態で着座することができる。
また、縦枠部53A,53Bを構成する上材56A,56Bは、張り材51から作用する力により弾性変形するため、着座者の荷重にしたがって着座者の背に追従にするように変形して背を張り材51とともに包み込むように受け止めることができる。
一方、縦枠部53A,53Bを構成する下材57A,57Bは、上方に向かうにしたがってしだいに前方に傾斜するように形成されているため、着座者から後方に向かって作用する荷重を下材57A,57Bの先端で受けて下材57A,57B自体の軸力で確実に支持することができる。
このように縦枠部53A,53Bは下材57A,57Bにより下部から上方に向かうにしたがってしだいに前方に向かうように形成されるとともに、該下材57A,57Bと上材56A,56Bとの連結部分から上材56A,56Bにより上方に向かうにしたがってしだいに前方に向かうように形成され、全体として前方に向かって凸となるように湾曲形成されている。よって、前後方向へは縦枠部53A,53B自体の変形を抑制して着座者の荷重を確実に受け止めることができ、幅方向には縦枠部53A,53B自体が内側に向かって着座者の背に追従するように撓み変形して背を包み込むように受け止めることができる。
また、背凭れ後部支持部材40が後方に向かって凸となるように湾曲形成されているため、着座者から後方に向かって作用する荷重を、背凭れ後部支持部材40上部ではそれ自体の軸力で前後方向への変形を抑制して確実に支持することができる。
また、上枠部52は両端部が上部連結部43に支持されることで、前後方向への変形が抑制されて着座者の肩付近などの上部を確実且つ安定的に支持できる。
また、着座者からの荷重が背凭れ50の張り材51から一対の縦枠部53A,53Bに伝えられると、縦枠部53A,53Bの上材56A,56Bは捩れ変形する。上材56A,56Bと連結された一対の連結片43A,43Bは、上材56A,56Bの捩れ変形にともなって変位する。よって、幅方向一方側から後方へと振り向くような姿勢をとった場合には、一方側の上材56A,56Bが捩れ変形するとともに一方側の連結片43A,43Bが変位して、背を張り材とともに包み込むように受け止めることができるため、着座者の背や肩に変形に追従した状態で安定的に支持することができる。
このように、縦枠部53A,53Bの上材56A,56B、張り材51及び連結片43A,43Bが、着座者の背や肩の変形に追従して、後方へと傾斜しながらこれら背や肩を安定的に支持することができる。
一方、縦枠部53A,53Bの下材57A,57Bは張り材51とともに着座者の背より下方の腰回り等を確実に支持する。よって、幅方向一方側から後方へと振り向くような姿勢をとった場合には、下材57A,57Bが張り材51とともに着座者の腰回りを支持することができる。
また、上記に記載の効果が得られるとともに、背凭れ後部支持部材40の各部と、背凭れ50の上枠部52及び一対の縦枠部53A,53Bとが一体成形されることで強固な構造とし、且つ環状に成形された優れたデザイン性を奏することができる。
特に本実施形態では、下部連結部41、中間連結部42、一対の連結片43A及び一対の縦枠部53は一体成形されていることで強固な構造とし、且つ非常に優れたデザイン性を奏することができる。
(第二実施形態)
以下、本発明の第二実施形態に係る椅子201について、図7、図8を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
第一実施形態における椅子1では、背凭れ後部支持部材40の下部連結部41と上部連結部43との間配される中間連結部42は、着座者の背から背凭れ50に作用する荷重を支持する構成とされている。一方、本実施形態に係る椅子201では、背凭れ後部支持部材240の下部連結部41と上部連結部43との間に配される部材は、変形許容部242として構成されている。
変形許容部242は、その下端が下部連結部41に連結され、その上端が上部連結部43に連結され、この変形許容部242の前面にはリブが形成されていない。また、変形許容部242は、着座者の背から背凭れ50に作用する荷重にしたがって弾性変形可能である。
次に、上記のように構成された椅子201の座部30に着座者が着座して、背凭れ50(図1参照。以下同じ。)に凭れかかった場合における椅子201の背凭れ後部支持部材240及び背凭れ50の動作について説明する。
図8の実線は着座者が座部30に着座して背凭れ50に凭れかかっていない状態の椅子201を示し、図8の二点鎖線は着座者が背凭れ50に凭れかかった状態の椅子201を示す。
着座者が背凭れ50に凭れかかると、背凭れ50の張り材51に着座者からの力が作用し、この力により張り材51は着座者の背に沿って、幅方向略中央部が後方に向かって突出するように円弧状に変形する。
また、張り材51が固定された縦枠部53A,53Bは、張り材51から作用する力により、その幅方向内側を後方に向けるように弾性変形するとともに、互いに近接するように幅方向内側に移動する。
また、縦枠部53A,53Bに連結された背凭れ後部支持部材240のうち変形許容部242は、着座者の背から背凭れ50に作用する荷重にしたがって弾性変形可能である。よって、変形許容部242は、その下端を中心として、上方に向かうにしたがってしだいに後傾するように変形する。そして、変形許容部242の変形にともない、該変形許容部242の上方に配された上部連結部43は後方に移動し、該上部連結部43に連結された背凭れ50はさらに後傾することが可能となる。
このように構成された椅子201では、着座者から背凭れ50に後方へ向かって荷重が作用すると、着座者の荷重が背凭れ50を支持する背凭れ後部支持部材240に伝達される。この際、背凭れ後部支持部材240のうち、背凭れ支持体20に連結された下部連結部41と背凭れ50に連結された上部連結部43との間に設けられた変形許容部242が、上方に向かうにしたがってしだいに後方に傾斜するように弾性変形する。この変形許容部242の変形とともに、背凭れ後部支持部材240に支持された背凭れ50はその姿勢を大きく後方に傾斜させることができる。
(第三実施形態)
以下、本発明の第三実施形態に係る椅子301について、図9を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
第三実施形態における椅子301は、さらに背凭れ後部支持部材40の前方に連結され着座者の腰部を支持するランバーサポート70を備えている。
図10に示すように、中間連結部42には、3本の横リブ42Aと横リブ42Aの下側に配置されランバーサポート70と係合する係合リブ40Aが形成され、これら横リブ42A及び係合リブ40Aと交差するように縦リブ42Bが2本形成されている。
(ランバーサポート)
ランバーサポート70は、図11(a)、図12に示すように、背凭れ50を構成する張り材51の後方側において背凭れ後部支持部材40の前方側に連結され、側面から見て背凭れ50の前方に向かって膨出するとともに、この実施形態においては、ランバーサポート70と張り材51が接触しないように張り材51との間に間隙が形成されるように構成されている。
また、ランバーサポート70は、図13図14に示すように、例えば、ランバーサポート本体71と、左右一対の側枠部材73A、73B(73)と、取付部材80と、連結部材90とを備え、ランバーサポート本体71は、左右両側の縁部71A、71Bに位置する支持部にて側枠部材73A、73B(73)に接続されている。
また、ランバーサポート70は、側枠部材73A、73B(73)を取付部材80によって保持し、取付部材80に取付けられた連結部材90を介して背凭れ後部支持部材40に連結されるようになっている。
また、ランバーサポート70は、ランバーサポート本体71の上縁及び下縁の後方が背凭れ50と間隙が形成されるようになっている。具体的には、ランバーサポート本体71の上縁及び下縁は、取付部材80との間に間隙70H、70Jが形成されて自由縁とされて、左側の縁部71Aと右側の縁部71Bの間においてランバーサポート本体71の上下方向全域が後方に変形されやすくなっている。
ランバーサポート本体71は、図14〜図16に示すように、例えば、半透明等の透光性を有するウレタン樹脂やエラストマ等の弾性変形可能な軟質材からなり、背凭れ50の左右方向に延在するシート状の面材とされている。また、左右両側の縁部71A、71Bの端面から、側枠部材73A、73B(73)に形成された突出部75が進入されて側枠部材73に取付けられ、側枠部材73の支持形状部に沿うことで、前方に膨出するように形成されている。
側枠部材73は、側面から見て背凭れ50の前方に膨出する支持形状部が形成されるとともにランバーサポート本体71が取付けられる左右一対の側枠部材本体74A、74B(74)と、左右の側枠部材本体74A、74Bから突出しランバーサポート本体71の左右の縁部71A、71Bに向かって伸びる突出部75と、差込部77A、77B(77)とを備えている。
突出部75は、この実施形態において、側枠部材本体74A、74B(74)に形成された支持形状部に沿って複数形成されて、ランバーサポート本体71の左右縁部71A、71Bを係止するようになっている。かかる構成により、ランバーサポート本体71は、前方に向かって膨出するようになっている。
突出部75は、弾性変形可能な材料により形成され、例えば、図15、図16に示すように、側枠部材本体74A、74B(74)から突出する複数の舌片状突出部75Aと、この舌片状突出部75Aを一つおきに周囲を囲むとともに、囲んだ舌片状突出部75Aとの間に貫通孔76Uが画成される有孔係止壁部からなる複数の有孔係止壁部75Bとを備えており、隣接する有孔係止壁部75Bの間は、有孔係止壁部75Bで囲まれていない両隣の舌片状突出部75Aとの間に形成される切込76Yにより離間されている。
突出部75は、例えば、ランバーサポート本体71を形成する際に、インサート成形することによりランバーサポート本体71の縁部71A、71Bの端面からランバーサポート本体71内に進入するように形成されている。
そして、インサート成形時に、ランバーサポート本体71の内において、図17(a)、(b)に示すように、貫通孔76Uを通じて突出部75の厚さ方向に一体成形される壁部(被係止部)71Gによりランバーサポート本体71を支持するようになっている。
差込部77A、77B(77)は、側枠部材本体74A、74B(74)の後方側端部から左右方向内方に屈曲して伸びて形成されており、取付部材80と連結するための嵌挿係合部を有している。
また、図17(a)に示すように、ランバーサポート本体71の左右両側の縁部71A、71Bの端面と側枠部材本体74A、74B(74)の間には、それぞれ間隙Gが形成されていて、ランバーサポート本体71が突出部75によって接続されている。
なお、図17(b)に示すように、ランバーサポート本体71の縁部71A、71Bの端面と側枠部材本体74A、74B(74)の間に間隙Gを形成せずに、互いの端部が当接する構成としてもよい。
取付部材80は、左右方向に延在し左右の側枠部材73A、73B(73)を連結する連結部81と、連結部81の左右方向の中央部において連結され上下方向に延在し連結部材90を介して背凭れ後部支持部材40に取付けられる取付部85とを備えている。
連結部81は、左右両端部に側枠部材保持部82A、82B(82)を有しており、側枠部材保持部82に側枠部材73の差込部77を嵌挿することにより側枠部材73を保持するように構成されている。
また、取付部85は、前後方向に貫通し上下方向に伸びる連結部材取付孔85Hが形成されるとともに、連結部材取付孔85Hの左右両側周縁部に前後方向に曲線的に凹凸を繰り返す波状形状部85Aが形成されている。
図13、図14に示すように、側枠部材73を保持側枠部材保持部82に嵌挿しての取付け部材80と一体化した状態で、ランバーサポート本体71の上縁側は、左右の側枠部材73A、73B(73)を介して取付部材80と接続され、ランバーサポート本体71の上縁の左右方向において、側枠部材73Aと側枠部材73Bの間に間隙70Hが形成されるようになっている。
また、一方、ランバーサポート本体71の下縁側は、取付部材80の連結部81に対して側枠部材本体74A、74B(74)を介して片持ちで支持されていて、左右方向において、左右の側枠部材73A、73B(73)を含めて取付け部材80との間に間隙80Jが形成されている。
連結部材90は、位置決ブロック91と、取付ブロック95と、固定ねじ90Pとを備えていて、ランバーサポート70を背凭れ後部支持部材40に連結するとともに、ランバーサポート70の上下方向の高さを調整可能とされている。
位置決ブロック91及び取付ブロック95は、取付部材80を前方及び後方から挟みこむように装着され、固定ねじ90Pにより固定されるようになっている。
位置決ブロック91は、図18に示すように、位置決ブロック本体92に、長手方向(上下方向)と直交する断面において後方の左右方向中央側が突出し、長手方向に延在する凸部92Sが形成されていて、固定ねじ90Pが螺合される2つのねじ取付孔92Hが長手方向に間隔をあけて形成されている。
また、位置決ブロック本体92は、左右両側の縁部近傍には長穴92Bが形成され、長穴92Bの幅方向外方に弾性変形部92Cが構成されるとともに、それぞれの弾性変形部92Cには長手方向中央に後方に向かって突出し、取付部材80の波状形状部85Aと係合する位置決凸部93が形成されている。この波状形状部85Aと位置決凸部93は、ランバーサポート70を上下方向にスライドさせて段階的に位置決めされる高さ調整機構を構成している。
この高さ調整機構によれば、図21に示すように、ランバーサポート70を、矢印に沿って上下方向に移動した場合に、位置決凸部93が波状形状部85Aの凹部に係合して係止され、高さ調整をすることができるようになっている。
取付ブロック95は、図19に示すように、取付ブロック本体96に、長手方向と直交する断面において前方の左右方向中央側が突出し、長手方向に延在する凸部96Sが形成されていて、固定ねじ90Pを通すための2つの貫通孔96Hが長手方向に間隔をあけて形成されている。
また、凸部96Sは、位置決ブロック91の凸部92Sと当接することで、位置決ブロック91と取付ブロック95の厚さ方向の位置精度を確保するように構成されている。
また、取付ブロック本体96の上下方向下側には、取付ブロック本体96から後方に向かって突出し第1係合部を構成する第1係合壁部97が形成され、第1係合壁部97の先端部には下側(第2係合部と反対側)に突出する第1係合凸片97Aが形成されるとともに、下側に開口する略U字状の第1係合形状部97Uを有している。
また、第1係合凸片97Aの先端は、取付ブロック本体96の下端より上方に位置している。すなわち、取付ブロック本体96の下端は、第1係合凸片97Aの先端よりも下方側に長く形成されている。
また、取付ブロック本体96の長手方向の上側(第2の位置)には、第2係合部を構成する取付ブロック本体96から後方に突出する第2係合壁部98と、チャネル状壁部99が形成されていて、この第2係合壁部98の上側(第1係合部と反対側)には、凹部98Uが形成されている。また、第2係合壁部98の上側には、外部から第2係合壁部98を弾性変形させるための解除孔96Jが形成されている。
また、チャネル状壁部99は、第2係合壁部98に対して取付ブロック本体96の長手方向下側(第1係合壁部97側)には、後方側から見て上方が開口するチャネル状に形成され、第2係合壁部98の左右に配置されるガイド壁部99A、99Bと第2係合壁部98の下方に配置される下側ガイド壁部99Cとを有している。
上記構成の連結部材90を備えたランバーサポート70は、図10に示すように、背凭れ後部支持部材40に、容易に連結させることができる。したがって、背凭れ50の張り材51と背凭れ後部支持部材40の間においても、ランバーサポート70の装着、及び取り外しを容易に行うことができる。
図20〜図22に示すように、第1係合壁部97は、背凭れ後部支持部材40に第1係合壁部97と対応する位置に形成された係合孔40Hの下側に位置する背凭れ後部支持部材40の端部40Fからなり、第1係合壁部97に形成された係合凸片97Aを係合孔40Hに挿入して、第1係合形状部97Uを端部40Fと当接させることで、第1の係合部と第1被係合部が係合するようになっている。このとき、第1係合部と第2係合部の間が、ランバーサポート70と背凭れ後部支持部材40が互いの対向面96Cと40Cで当接するようになっている。
また、第2係合壁部98は、背凭れ後部支持部材40に形成され前方に向かって突出する係合リブ40Aと、第2係合壁部98の上側(第2係合壁部98の第1係合部と反対側)面と係合リブ40Aの下側面の面が対向するように位置させて、第2係合壁部98を下側に弾性変形させて、係合リブ40Aの途中から下方に突出する凸部40Bを凹部98Uに挿入させることで、第2係合部と第2被係合部が係合するようになっている。
また、第2被係合部は、係合リブ40Aの下方に、係合リブ40A、縦リブ42Bとともに、第2係合壁部98と、チャネル状壁部99の下側ガイド壁部99Cを収容する上側に円弧状に突出する収容壁部40Eが形成されていて、第2係合壁部98及びチャネル状壁部99の下側ガイド壁部99Cが、係合リブ40A、縦リブ42B、収容壁部40Eにより画成される収容凹部に形成されることにより、ランバーサポート70が、背凭れ後部支持部材40に確実に連結されるようになっている。
上記第1係合部を構成する第1係合壁部97を背凭れ後部支持部材40に形成された第1被係合部と係合させて、第1係合壁部97を端部40Fと係合させた状態で連結部材90の第2係合部側を後方に回動させ、第2係合部を構成する第2係合壁部98を係合リブ40Aに向かって回動するとともに、第2係合壁部98を係合リブ40Aによって弾性変形させて、第2係合壁部98が背凭れ後部支持部材40に形成された第2被係合部と係合することで、ランバーサポート70が背凭れ後部支持部材40に連結されるようになっている。また、第1係合壁部97及び第2係合壁部98が第1被係合部及び第2被係合部に係合された状態で、第1係合壁部97は第2係合部側に、第2係合壁部98は第1係合部側に支持されるようになっている。
ランバーサポート70は、背凭れ後部支持部材40に堅牢に支持されることから、左右の縦枠部53A、53B(53)が変形した場合でも縦枠部53に比較して変形しにくく、その結果、弾性変形に大きな力を要するので、着座者が凭れかかっても着座者の腰部をしっかりと支持することができる。
次に椅子301の座部30に着座者が着座して、背凭れ50に凭れかかった場合における作用を説明する。
図23(a)に示すように、着座者が背凭れ50に凭れかかると、背凭れ50の張り材51に着座者からの力が作用し、この力により張り材51のメッシュを構成する糸材が弾性的に伸縮することにより、全体として着座者の背に沿うようにして、幅方向略中央部が後方に向かって突出するように円弧状に弾性変形する。
また、張り材51が固定された縦枠部53A,53Bは、張り材51から作用する力により、その幅方向内側を後方に向けるように弾性変形するとともに、互いに近接するように幅方向内側に移動する。
一方、上枠部52の幅方向両端部に連結された一対の縦枠部53A,53Bは、張り材51から作用する力により弾性変形するため、着座者の荷重にしたがって着座者の背に追従するように変形して背を張り材51とともに包み込むように受け止めるとともに、ランバーサポート70が後方に弾性変形しながら着座者の腰部を後方で支持する。このため、着座者は、安定した状態で着座することができる。
ランバーサポート70は、背凭れ後部支持部材40に堅牢に支持されることから、左右の縦枠部53A、53B(53)が変形した場合でも縦枠部53に比較して変形しにくく、その結果、弾性変形に大きな力を要するので、着座者が凭れかかっても着座者の腰部をしっかりと支持することができる。
また、縦枠部53A,53Bを構成する上材56A,56Bは、張り材51から作用する力により弾性変形するため、着座者の荷重にしたがって着座者の背に追従にするように変形して背を張り材51とともに包み込むように受け止めることができる。
また、着座者が、図24(b)に示すように、背凭れ50の幅方向一方側から後方へと振り向くような姿勢をとった場合には、図23(b)、図24(b)に示すように、着座者からの荷重が、背凭れ50の幅方向一方側に偏って作用し、偏った側の縦枠部53Bに対して縦枠部53Bを捩れ変形させる荷重が作用する。
ここで、縦枠部53Bにおける上材56Bが、背凭れ50から作用する力で捩れ変形可能に構成されているまた、上材56Bに連結された連結片43Bは、上材56Bの捩れにともなって変位可能に構成されているため、縦枠部53Bの後側方に向かう捩れにともなって後側方へと変位する。
背凭れ50における張り材51は、着座者からの荷重により、該張り材51のメッシュを構成する糸材が弾性的に伸縮して、着座者の背を包み込むように弾性変形する。
また、ランバーサポート70は、着座者が凭れかかることにより、ランバーサポート本体71の上下の自由縁が後方に変形して隙間70H、70Gが小さくなる。そして、隙間70H、70Gが小さくなるので、ランバーサポート本体71は、上下方向の全域にわたって、左右方向から着座者を包み込むように変形する。
このように構成された椅子301では、着座者が着座したときに、ランバーサポート本体71が腰部に圧迫感が生じさせるのを抑制するとともに、腰部を適度に支持することができる。
また、ランバーサポート本体71の後方に変形可能な自由縁が上下に形成されているので、ランバーサポート本体71の変形許容度が大きくなり、ランバーサポート本体71の上下方向の広い範囲にわたって、ランバーサポート本体71を、左右方向両側から中央部を囲うように変形する。
その結果、着座者が着座したときに、ランバーサポート本体71が腰部と点接触することが抑制される。
また、取付部材が、左右両方の側枠部材を連結する連結部を備えていて、側枠部材と取付部材とが一体的に形成されているので、側枠部と取付部の強度が向上してランバーサポート本体を安定して後方へ変形させることができ、ランバーサポート本体の変形許容度を向上することができる。
なお、ランバーサポート本体71は、着座者が着座して張り材51が後方に変形する場合に、張り材51が側枠部材73よりも先にランバーサポート本体71に当接しうるように、張り材51の曲率をランバーサポート本体71よりも大きくし、又は張り材51が後方に膨出する量よりもランバーサポート本体71が前方に膨出するように構成してもよい。
また、側枠部材が、ランバーサポート本体の左右両側縁部を係止する突出部75を備えているので、ランバーサポート本体を側枠部材と容易に接続、支持することができる。
また、突出部75が、ランバーサポート本体71の左右両縁部71A、71Bと対応して支持部材本体74に支持形状部に沿って複数形成されていて、ランバーサポート本体71内に進入して係止するので、ランバーサポート本体71を大きな強度で接続し、ひいてはランバーサポート本体71に加わる荷重を充分に支持することができる。
また、ランバーサポート70によれば、ランバーサポート本体71内に進入して係止する突出部71Bが、周縁が閉じられた貫通孔76Uを有する有孔係止壁部75Bを備え、貫通孔76Uにランバーサポート本体71内に形成され厚さ方向に伸びる壁部71Gが貫通しているので、ランバーサポート本体71を大きな強度で安定して支持することができる。また、この壁部71Gが貫通孔76Uの内方で移動したとしても、ランバーサポート本体71が側枠部材73から脱落するのを抑制することができる。
また、ランバーサポート70によれば、突出部75がランバーサポート本体71の面方向に弾性変形可能とされ、ランバーサポート本体71と側枠部材73とが接続される支持部が硬くなりすぎることが抑制されるので、ランバーサポート本体71の支持部における弾性変形許容度が大きくなり、ランバーサポート本体71の身体支持面の大きな範囲にわたって充分な弾性変形許容度を確保することができる。
また、ランバーサポート本体71が、エラストマ等の弾性変形可能な軟質材により形成されているので、ランバーサポート本体71自体に大きな弾性変形許容度を確保することができ、身体支持面に充分な柔軟性を確保することができる。
また、ランバーサポート70によれば、ランバーサポート本体71に面方向の大きな弾性変形が得やすくなり、ランバーサポート70の膨出した部分と対応する側枠部材73の支持形状部に沿って弾性変形するので、ランバーサポート本体71の大きな範囲において大きな弾性許容度が確保され、身体支持面の大きな範囲にわたって身体を柔軟に支持することができる。
また、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記に示した実施形態においては、背凭れ後部支持部材40と背凭れ50とが一体成形されているが、背凭れ後部支持部材40と背凭れ50とを別部材とすることも可能である。
1, 201,301…椅子
10…脚体
20…背凭れ支持体
40…背凭れ後部支持部材
41…下部連結部
43…上部連結部
43A,43B…一対の連結片
50…背凭れ
51…張り材
52…上枠部
53A,53B(53)…縦枠部
56A,56B(56)…上材
57A,57B(57)…下材
61…第一の環状部
62…第二の環状部
242…変形許容部

Claims (8)

  1. 脚体と、
    該脚体に支持される背凭れ支持体と、
    該背凭れ支持体に支持される背凭れ後部支持部材と、
    該背凭れ後部支持部材に支持され、着座者の背を支持する背凭れとを備え、
    該背凭れは、
    前記着座者の背を受けるとともに、該背に応じて変形可能な可撓性を有する張り材と、
    該張り材が取り付けられ、前記背凭れ後部支持部材に連結された上枠部と、
    該上枠部の幅方向両端部に連結されるとともに前記張り材が取り付けられ、該張り材から作用する力に応じて幅方向内側を後方に向けるように弾性的に捩れ変形可能な一対の縦枠部とを有することを特徴とする椅子。
  2. 請求項1に記載の椅子において、
    前記縦枠部は、下材と、該下材の上端に連結されて前記張り材から作用する力で弾性変形可能な上材とを有することを特徴とする椅子。
  3. 請求項2に記載の椅子において、
    前記下材は、上方に向かうにしたがってしだいに前方に傾斜するように形成されていることを特徴とする椅子。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の椅子において、
    前記縦枠部は、前方に向かって凸となるように湾曲形成されていることを特徴とする椅子。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の椅子において、
    前記背凭れ後部支持部材は、後方に向かって凸となるように湾曲形成されていることを特徴とする椅子。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の椅子において、
    前記背凭れ後部支持部材は、上方に向かうにしたがってしだいに幅方向外側に広がるように配され、前記上枠部の前記幅方向両端部をそれぞれ支持する上部連結部を有することを特徴とする椅子。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の椅子において、
    前記背凭れ後部支持部材と前記縦枠部とは、側面視して環状に一体成形されていることを特徴とする椅子。
  8. 請求項6に記載の椅子において、
    前記背凭れ後部支持部材は、
    前記背凭れ支持体に連結される下部連結部と、
    該下部連結部から上方へ向かって延び、前記着座者の背から前記背凭れに作用する荷重にしたがって弾性変形可能な変形許容部とを有し、
    前記上部連結部は、該変形許容部の上端から上方に向かうにしたがって互いに離間するようにV字状に形成され、上端が前記縦枠部に連結された一対の連結片として構成され、
    前記下部連結部、前記変形許容部、前記一対の連結片のうち一方の前記連結片及び前記一対の縦枠部のうち一方の前記縦枠部は、側面視して環状の第一の環状部を構成し、
    前記下部連結部、前記変形許容部、前記一対の連結片のうち他方の前記連結片及び前記一対の縦枠部のうち他方の前記縦枠部は、側面視して環状の第二の環状部を構成し、
    前記第一の環状部及び前記第二の環状部は前記下部連結部及び前記変形許容部で連結されるとともに、一体として成形されていることを特徴とする椅子。
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