JP6156655B2 - 車両の制御装置 - Google Patents
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Description
このように構成された本発明においては、前方障害物が無いと判定され且つ車両のピッチングが検出された場合、動力源により発生させる駆動力を要求駆動力よりも小さい制限駆動力以下に抑制するので、段差等の乗り越えに起因して車両にピッチングが発生したことにより前方障害物が検出されなかったと考えられる場合には、駆動力を制限駆動力以下に抑制することで前方障害物への衝突を確実に防止することができ、これにより、車両にピッチングが発生した場合においても、単眼カメラにより撮影した画像に基づいて車両の加速又は発進を抑制して前方障害物への衝突を確実に防止することができる。
このように構成された本発明においては、車両のイグニッションスイッチがオンにされた直後で車両の前方に障害物が存在しているか否かを判断することができない場合においても、記憶手段に記憶されている前方障害物の有無の判定結果に基づき、動力源により発生させる駆動力を制限駆動力以下に抑制することができ、これにより、単眼カメラにより撮影した画像に基づいて車両の加速又は発進を抑制して前方障害物への衝突を一層確実に防止することができる。
まず、図1及び図2により、本発明の実施形態による車両の制御装置を搭載した車両について説明する。図1は、本発明の実施形態による車両の制御装置を搭載した車両の各種センサの検知範囲を示す概念図であり、図2は、本発明の実施形態による車両の制御装置のシステム構成を示すブロック図である。
超音波センサは、主に衝突被害軽減制御が行われているときに作動するものであり、図1に示すように、車両の前方へ向けて、上述したミリ波レーダの検知範囲よりも広い角度範囲Bへ向けて超音波を発し、超音波の放射から対象物による反射波の受信までの時間差から、先行車両や歩行者等を含む前方障害物との間の距離や相対速度を検出する。この超音波センサは、例えば車両の前方10m程度の前方障害物まで検出可能である。
また、車両の制御装置1は、ミリ波レーダ2、超音波センサ4、単眼カメラ6、アクセル開度センサ8、車速センサ10、及び加速度センサ12を含む各種センサ、記憶部14、並びに、車両のイグニッションスイッチ16から入力された信号に基づき、車両のエンジン18及びブレーキ20の制御を行うECU(Electric Control Unit:電子制御装置)22を有している。
このECU22は、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを記憶するためのROMやRAMの如き内部メモリを備えるコンピュータにより構成される。
一方、車両の前方4m以内に障害物が無い場合、ステップS4に進み、ECU22は、前方障害物フラグをOFFに設定する。
その結果、イグニッションスイッチ16がOFFにされた場合、ステップS6に進み、ECU22は、単眼カメラ6によって最後に撮影された画像と、その時点での前方障害物フラグの値を記憶部14に記憶させる。
その結果、車速が所定車速以下ではない(所定車速より速い)場合、誤発進抑制制御が必要な状況ではないので、ECU22は誤発進抑制制御を終了する。
その結果、前方障害物の有無を判定していた場合、ステップS14に進み、ECU22は、前方障害物フラグの値がONか否かを判定する。
その結果、前方障害物フラグの値がONではない(OFFである)場合、誤発進抑制制御が必要な状況ではないので、ECU22は誤発進抑制制御を終了する。
車両が後退したこと等によって前方障害物が検出されなくなった場合、又は、アクセル開度が所定値以上のまま一定時間が経過した場合(即ち運転者が意図的にアクセルペダルを操作していると考えられる場合)、ECU22は、前方障害物検出時誤発進抑制制御を終了し、誤発進抑制制御を終了する。
この始動時誤発進抑制制御を実行したのち、ECU22は、誤発進抑制制御を終了する。
そして、アクセルが踏み込まれた場合、ステップS22に進み、ECU22は、アクセル開度が所定値(例えば50%)以上か否かを判定する。このとき、アクセル開度の判定と共に、アクセルペダルの操作速度が所定速度(例えば150%/sec)以上か否かを判定してもよい。
その結果、車両が前進した場合、ステップS25に進み、ECU22は、車両の移動時に単眼カメラ6が撮影した画像に基づき、車両の前方4m以内に障害物が有るか否かを判定する。
一方、ピッチングが発生していない場合、前方障害物は存在していないと考えられるので、ステップS28に進み、ECU22はエンジン18に発生させるトルクの抑制を解除し、始動時誤発進抑制制御を終了する。
その結果、上り勾配がθ以上ではない(θ未満である)場合、路面の勾配以外の何らかの原因(例えば段差等)によって車両が前進できていないと考えられるので、この時点でトルクの抑制を解除することなくステップS27に進み、ECU22は、トルク抑制の解除条件が満たされるまで待機する。
その結果、車両が前進した場合、ステップS33に進み、ECU22は、車両の移動時に単眼カメラ6が撮影した画像に基づき、車両の前方4m以内に障害物が有るか否かを判定する。
一方、車両の前方4m以内に障害物が検出されない場合、ECU22は、エンジン18に発生させるトルクの抑制の解除を継続し、始動時誤発進抑制制御を終了する。
この誤発進抑制制御において、アクセル開度が所定値以上となった場合、運転者がアクセルペダルを誤って操作した可能性があることから、ECU22はエンジン18に発生させるトルクを制限トルクTL以下に抑制する。この場合、図6において曲線Qで示すように、エンジン18が発生するトルクは制限トルクTL以下に抑制される。
そして、図6の時刻t2において車両が前進を開始し、車両の移動時に単眼カメラ6が撮影した画像に基づき、車両の前方4m以内に障害物が検出されなかった場合、ECU22はエンジン18に発生させるトルクの抑制の解除を継続する。この場合、図6において曲線Wで示すように、エンジン18が発生するトルクは要求トルクTRに向かって増大する。
上述した本発明の実施形態では、図5に示した始動時誤発進抑制制御のステップS33において車両の前方4m以内に障害物が有ると判定した場合、ステップS34において、ECU22は、エンジン18に発生させるトルクを、車両が前進を開始した時点でエンジン18が発生させていた前進開始時トルクTFに抑制すると説明したが、前進開始時トルクTFよりも小さく且つ車両が後退しないトルクまで抑制してもよい。また、これらのトルクの抑制と共に、あるいはトルクの抑制に代えて、車両が後退しないようにブレーキ20を作動させるようにしてもよい。
2 ミリ波レーダ
4 超音波センサ
6 単眼カメラ
8 アクセル開度センサ
10 車速センサ
12 加速度センサ
14 記憶部
16 イグニッションスイッチ
18 エンジン
20 ブレーキ
22 ECU
Claims (2)
- 車両の動力源が発生させる駆動力を抑制して前方障害物への衝突を防止する車両の制御装置であって、
車両のアクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
車両の動力源が発生させる駆動力を制御する駆動力制御手段と、
車両の前方を撮影する単眼カメラと、
車両の移動時に上記単眼カメラにより撮影された画像に基づき、車両の前方障害物の有無を判定する障害物判定手段と、
車両のピッチングを検出するピッチング検出手段と、を有し、
上記駆動力制御手段は、車両停止からの発進時に車両が前進を開始したときに、
上記障害物判定手段により前方障害物が無いと判定され且つ上記ピッチング検出手段により車両のピッチングが検出されない場合、上記アクセル開度検出手段により検出されたアクセル開度に応じて決定された要求駆動力を上記動力源により発生させ、
上記障害物判定手段により前方障害物が無いと判定され且つ上記ピッチング検出手段により車両のピッチングが検出された場合、又は、上記障害物検出手段により前方障害物が有ると判定された場合、上記動力源により発生させる駆動力を上記要求駆動力よりも小さい制限駆動力以下に抑制することを特徴とする車両の制御装置。 - 更に、車両のイグニッションスイッチがオフにされたときに、上記障害物判定手段による最後の判定結果を記憶する記憶手段を有し、
上記駆動力制御手段は、車両のイグニッションスイッチがオンにされたときに、
上記記憶手段に記憶されている上記障害物判定手段の判定結果が、前方障害物が無いとの判定である場合、上記要求駆動力を上記動力源により発生させ、
上記記憶手段に記憶されている上記障害物判定手段の判定結果が、前方障害物が有るとの判定である場合において、
上記障害物判定手段により前方障害物が無いと判定され且つ上記ピッチング検出手段により車両のピッチングが検出されない場合、上記要求駆動力を上記動力源により発生させ、
上記障害物判定手段により前方障害物が無いと判定され且つ上記ピッチング検出手段により車両のピッチングが検出された場合、又は、上記障害物検出手段により前方障害物が有ると判定された場合、上記動力源により発生させる駆動力を上記要求駆動力よりも小さい制限駆動力以下に抑制する請求項1に記載の車両の制御装置。
Priority Applications (1)
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JP2015040062A JP6156655B2 (ja) | 2015-03-02 | 2015-03-02 | 車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015040062A JP6156655B2 (ja) | 2015-03-02 | 2015-03-02 | 車両の制御装置 |
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JP6156655B2 true JP6156655B2 (ja) | 2017-07-05 |
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Family Applications (1)
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2015
- 2015-03-02 JP JP2015040062A patent/JP6156655B2/ja active Active
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