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JP6001494B2 - バックアップピン、基板支持装置、基板処理装置 - Google Patents

バックアップピン、基板支持装置、基板処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、プリント基板を支持する技術に関する。
従来から、印刷機、ディスペンサ、表面実装機、リフロー装置などの各種基板処理装置を一列状に配置して製造ラインを構築し、プリント基板に、半田ペーストの印刷処理、接着剤の塗布処理、電子部品の実装処理、基板検査処理、リフロー処理の各処理を順に行うことで、実装基板を製造することが広く行われている。この種の基板処理装置においては、印刷処理、塗布処理、実装処理を行う際に、プリント基板が撓むことを防ぐため、基板支持装置を設けている。
基板支持装置は昇降自在なサポートテーブルと、サポートテーブル上に配置されるバックアップピンとを備え、プリント基板をバックアップピンにより下から支える構造となっている。下記特許文献1に記載の基板支持装置によれば、サポートテーブル上にホルダプレートを設けている。ホルダプレートは、ピン固定用穴を行列状に形成した構造となっていて、ピン端部をピン固定用穴に差し込むことで、バックアップピンを固定できる構造となっている。このようなホルダプレートを設けることで、バックアップピンの倒れ防止を図ると共に、バックアップピンの固定位置の精度を出すことが可能となっている。
特開2007−19218号公報
ところで、仕様によってはホルダプレート(以下、位置決めプレート)が装備されていない基板支持装置もあり、従来は、位置決めプレートが装備されていない基板支持装置と、位置決めプレートが装備されている基板支持装置で別々のバックアップピンを使用していた。理由は、バックアップピンの配置密度を高くするには、位置決めプレートに形成する位置決め孔を出来る限り小径にする必要があることから、位置決めプレート用のバックアップピンは、下端部のピン径が小径となる。そのため、このバックアップピンをサポートテーブル上に直接配置する場合、下端部のピン径が小さすぎて、姿勢が安定しないためである。
位置決めプレートの有無に応じて使用するバックアップピンの種類を変えることは、それだけ、ピンの保有数が増えることになる。そのため、バックアップピンを共通化することが求められていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、位置決めプレートの有無によらず、バックアップピンを共通化することを目的とする。
本発明は、基板支持装置に設けられたベース上に配置され、プリント基板を支持するためのバックアップピンであって、前記ベース上に着脱自在に装着される位置決めプレートに形成された位置決め孔に対して嵌合する小径部を下端側に形成すると共に、先端側が前記プリント基板を支持する支持部とされたバックアップピン本体と、前記バックアップピン本体の前記小径部に対して着脱可能に取り付けられ、前記位置決めプレートを使用せずに前記ベース上に前記バックアップピン本体を配置する場合に前記ベースに対して前記バックアップピン本体を起立した姿勢に安定させる姿勢安定部材とを備えたところに特徴を有する。
この発明では、位置決めプレート使用時は、姿勢安定部材を取り外してバックアップピン本体を単体で使用し、位置決めプレート未使用時は、バックアップピン本体に姿勢安定部材を取り付けて使用することで、位置決めプレート使用時と未使用時の双方でバックアップピン本体を共通使用できる。
本発明の実施態様として、以下の構成が好ましい。
・前記姿勢安定部材は、前記小径部を嵌合させる軸孔を中心部に貫通形成した金属体と、前記軸孔の内周面に取り付けられ、前記小径部に密着する弾性材料からなる密着リングとを備える。金属同士の嵌め合いに比べて密着性が高く、かつ取り外しが容易である。また、摩耗しても、密着リングだけの交換で済むため、コストメリットが高い。
・前記バックアップピン本体の下端面に形成された収容部に対してマグネットを取り付ける。ベースに対してバックアップピンを磁力で固定できるため、バックアップピンが倒れ難く、また位置ずれを起こし難い。
・前記ベースに対して前記バックアップピン本体の下端面だけを接触させ、前記マグネット側は非接触とする。ベースに対するピンの固定を優先する場合、マグネットをベースに接触させた方がよい。しかし、マグネットをベースに接触させる場合、ピン先端の高さ位置がマグネット下面の位置により左右されるため、バックアップピン本体に対するマグネットの取り付け位置に誤差があると、プリント基板の支持位置が「ばらつく」という問題がある。この点に関し、本構成では、マグネットをベースに接触させない構成としてあり、プリント基板の支持位置は、バックアップピン本体の高さのみで決まる(依存する)。バックアップピン本体は加工精度が高く、高さのばらつきは小さいので、プリント基板の支持位置の「ばらつき」を小さくすることが可能となる。
本発明によれば、位置決めプレート使用時と未使用時の双方でバックアップピン本体を共通使用できる。
本発明の一実施形態における表面実装機を示す斜視図 ヘッドユニットの支持構造を示す図 基板支持装置の斜視図(位置決めプレート使用時) バックアップピンの分解斜視図 バックアップピンの断面図 基板支持装置の垂直断面図 ベースに対するバックアップピンの支持構造を示す断面図(位置決めプレート使用時) 位置決めプレートの平面図 基板支持装置の斜視図(位置決めプレート未使用時) ベースに対するバックアップピンの支持構造を示す断面図(位置決めプレート未使用時) 基板支持装置の正面図(図3をA方向から見た図) バックアップピンの変形例を示す図 バックアップピンの変形例を示す図
<実施形態1>
1.表面実装機1の全体構造
本発明の実施形態1を図1ないし図11によって説明する。図1は表面実装機の平面図、図2はヘッドユニットの支持構造を示す図である。本表面実装機(本発明の「基板処理装置」に相当)1はプリント基板(以下、単に基板)Pに対して電子部品Bを実装する装置であり、図1にて示すように、上面が平らな基台10上に各種装置(基板Pを搬送する搬送コンベア20、基板Pを支持する基板支持装置30、基板P上に電子部品Bを実装する実装作業装置(本発明の「実行部」に相当)100を配置してなる。
尚、以下の説明において、基台10の長手方向(図1の左右方向)をX方向と呼ぶものとし、Y方向、Z方向をそれぞれ図1、図2の向きに定めるものとする。また、図1において右手側を上流側(作業対象となる基板Pの搬入側)、左手側を下流側(作業済みの基板Pの搬出側)として説明を行う。
基台10はX方向に長い長方形状をなしており、中央に搬送コンベア(以下、単にコンベアと呼ぶ)20を配置し、また、上流側にあたる基台10の右端に搬入コンベア12を、下流側にあたる基台10の左端に搬出コンベア13を配置している。これら3つのコンベア12、13、20は互いに段差なく連続しており、作業対象となる基板PをX方向(図1の右側から左側)に順々に送ることが出来る構成となっている。
基台10上には、昇降動作可能な基板ストッパ25が設けられており、コンベア20によりX方向に送られる基板Pを、基台中央の実装作業位置にて停止させる構成となっている。そして、基台中央には基板支持装置30が設けられており、実装作業位置に停止したプリント基板Pを下から支える構造となっている。尚、基板支持装置30の構造については、図3、図7、図11等を参照して詳しく説明を行う。
また、基台10上であって、上記実装作業位置の周囲4箇所には部品供給部80が設けられ、そこには部品供給装置としてのフィーダ85がX方向に整列状に設置されている。各フィーダ85は、部品供給テープが巻回されたリール(不図示)、リールから部品供給テープを引き出す電動式の送出装置(不図示)などから構成されている。
部品供給テープには電子部品Bが一定間隔にて保持されており、送出装置を駆動させると、部品供給テープの引き出しに伴い、電子部品Bが一つずつ供給される。そして、供給された電子部品Bは、次に説明する実装作業装置100により、実装作業位置上にてバックアップされた基板P上に実装される構成となっている。
また、基台10上であってコンべア20のY方向の両側には、部品認識カメラ95が一対設置されている。この部品認識カメラ95は、吸着ヘッド185により吸着保持された電子部品Bを撮影するためのものである。
実装作業装置100は電子部品Bを吸着保持する吸着ヘッド185と移動装置130と、から構成されている。本移動装置130はXYZの直交する3つの駆動軸を備えた直交座標ロボットであり、これら3つの駆動軸を複合的に駆動させることで、吸着ヘッド185を基台10上の任意位置に移動操作する。
具体的に説明してゆくと、図1に示すように基台10上には一対の支持脚141が設置されている。両支持脚141は実装作業位置の両側(X方向両側)に位置しており、共にY方向(図1では上下方向)にまっすぐに延びている。
両支持脚141にはY方向に延びるガイドレール(Y方向案内軸)142が支持脚上面に設置されると共に、これら左右のガイドレール142に長手方向の両端部を嵌合わさせつつヘッド支持体151が取り付けられている。
また、図1において右側の支持脚141にはY方向に延びるY軸ボールねじ軸(Y方向駆動軸)145が装着され、更にY軸ボールねじ軸145にはボールナット(不図示)が螺合されている。そして、Y軸ボールねじ軸145の軸端部にはY軸モータ147が設けられている。
同Y軸モータ147を通電操作すると、Y軸ボールねじ軸145に沿ってボールナットが進退する結果、ボールナットに固定されたヘッド支持体151、ひいては次述するヘッドユニット160がガイドレール142に沿ってY方向に水平移動する(Y軸サーボ機構)。
図2に示すように、ヘッド支持体151にはX方向に延びるガイド部材(X方向案内軸)153が設置され、更に、ガイド部材153に対してヘッドユニット160が、移動自在に取り付けられている。このヘッド支持体151には、X方向に延びるX軸ボールねじ軸(X方向駆動軸)155が装着されており、更にX軸ボールねじ軸155にはボールナットが螺合されている。
そして、X軸ボールねじ軸155の軸端部にはX軸モータ157が設けられており、同X軸モータ157を通電操作すると、X軸ボールねじ軸155に沿ってボールナットが進退する結果、ボールナットに固定されたヘッドユニット160がガイド部材153に沿ってX方向に移動する(X軸サーボ機構)。
従って、X軸サーボ機構、Y軸サーボ機構を複合的に制御することで、基台10上においてヘッドユニット160を水平方向(XY方向)に移動操作出来る構成となっている。
係るヘッドユニット160は一列状に吸着ヘッド185が設けられている。各吸着ヘッド185は、Z軸ボール螺子からなるZ軸サーボ機構(図略)により、Z方向に移動操作可能とされる。そして、各吸着ヘッド185の先端には吸着ノズル186が設けられており、ヘッド先端に吸引力を生じさせるようになっている。以上のことから、ヘッドユニット160を部品供給部80と基台中央の実装作業位置との間を往復移動させつつ、吸着ヘッド185を適宜昇降操作することにより、部品供給部80から電子部品Bを取り出すことが出来、かつ取り出した電子部品Bを実装作業位置にてバックアップされた基板P上に実装できる。
2.基板支持装置の構造
基板支持装置30は実装作業位置に停止したプリント基板Pを下から支える機能を果たすものであり、図3に示すように、ベース31と、ベース31を支える支持テーブル35と、位置決めプレート40と、バックアップピン50と、昇降装置70とから構成されている。
バックアップピン50はベース31上に縦向きに配置されプリント基板Pを下から支える機能を果たすものである。バックアップピン50は、図4に示すように、バックアップピン本体51と、姿勢安定部材60とから構成されている。バックアップピン本体51は上下方向に長い形状をした、段付きピンであり、胴部52の下側に小径部(胴部52よりも小径の小径部)53を形成し、上側(先端側)に支持部55を形成している。支持部55は、小径部53よりも更に細径であり、上方に真っ直ぐに延びている。支持部55は、プリント基板Pを支持する機能を果たすものであり、上端面は水平な支持面となっている。
小径部53は位置決めプレート40に形成された位置決め孔43の相手となるものであり、位置決め孔43に対して、隙間なく嵌合する構成となっている。また、小径部53の端面には収容部44が形成されている。収容部44は下方に開口しており、内部にはマグネット45が取り付けられている(図5参照)。
姿勢安定部材60は金属ブロック(本発明の「金属体」に相当)61と、密着リング65とを備える。金属ブロック61は円柱状をしており、上下に貫通する軸孔63を中心部に形成している。軸孔63は、バックアップピン50の小径部53に対応している。そのため、軸孔63に小径部53を嵌め合わすことで、バックアップピン本体51の下部に対して、姿勢安定部材60を装着できる構成となっている。密着リング(シールリング)65は、ゴムなどの弾性部材から構成されており、図5に示すように、金属ブロック61に形成された軸孔63の内周側の上下2か所に取り付けられている。そして、軸孔63に対して小径部53を嵌め合わせた状態では、密着リング65が弾性的に変形しつつ小径部53の外周に密着することから、バックアップピン本体51に対して姿勢安定部材60を、がたつきなく装着することが出来る。
姿勢安定部材60は、先に説明したように軸孔63に小径部53を嵌合させただけの構造であるから、嵌合を解くことで、バックアップピン本体51から簡単に取り外すことが出来る。このように姿勢安定部材60を着脱自在とするのは、以下に説明する位置決めプレート40は、使用の有無をユーザ側で選択できるようになっており、位置決めプレート40を使用する場合と、位置決めプレート40を使用しない場合で、バックアップピン本体51を共通使用するためである。
尚、位置決めプレート40を使用する場合のメリットとしては、バックアップピン50を、所定の場所に位置決めできる点がある。また、デメリットとしては、バックアップピン50の位置が調整できない点があり、例えば、両面実装タイプのプリント基板Pをバックアップする時にバックアップピン50と部品が干渉する場合がある。
図3に示すように、位置決めプレート40はベース31の大きさと概ね等しい形状の金属板であり、周囲には下向きに屈曲するフランジ41が形成されている。そして、位置決めプレート40の下面の四隅には、ホルダ33を介してマグネット35が固定されており、位置決めプレート40は、マグネット35の磁力により、ベース31に固定される構成となっている(図6参照)。そのため、マグネット35の磁力に抗して位置決めプレート40をベース31から引き離すことで、位置決めプレート40を容易に取り外することが出来る構成となっている。
そして、ベース31上には、ガイドピン37が設けられる一方、位置決めプレート40には、ガイド孔47が形成されており、ガイド孔47にガイドピン37を嵌合させることで、ベース31に対して位置決めプレート40を位置決めできる構成となっている。
図3に戻って説明を続けると、位置決めプレート40の板面には、位置決め孔43が貫通形成されている。位置決め孔43はバックアップピン50の後端に形成された小径部53の相手となるものであり、小径部53を隙間なく嵌合させる大きさとなっている。
位置決めプレート40を使用する場合には、バックアップピン本体51を単体で使用する。すなわち、図3、図7に示すように、ベース31上に装着された位置決めプレート40の位置決め孔43に対して小径部53を差し込むようにして、ベース31上にバックアップピン本体51を縦向きに装着する。装着されたバックアップピン本体51は、図7に示すように、小径部53の下端面がベース上に面当たりしてベース上に起立した状態となり、更に、マグネット45の磁力により、ベース31上に固定される。また、位置決めプレート40の上面の位置は、バックアップピン本体51の胴部52の下端位置(段差部)よりも低い設定としてあり、位置決めプレート40とバックアップピン本体51が上下方向で干渉しない設定となっている。
尚、本実施形態では、位置決めプレート40に対して、位置決め孔43を縦13列、横29列形成しており、位置決めプレート40を使用した場合、ベース31上に最大で377本のバックアップピン50を取り付け出来る。また、位置決めプレート40上には、図8に示すように、縦方向の各列と横方向の各列に、それぞれ番地(A〜M、1〜29)が割り振られており、番地を参考にして配置作業を行うことで、ベース31上の所望の位置に、バックアップピン50をセットできる構成となっている。
一方、位置決めプレート40を使用しない場合には、バックアップピン本体51に対して姿勢安定部材60を取り付けて使用する。すなわち、図9に示すように、姿勢安定部材60を下に向けた状態で、ベース31上にバックアップピン50を縦向きに装着する。装着されたバックアップピン50は、図10に示すように、小径部53の下端面がベース31上に面当たりしてベース31上に起立した状態となり、更に、マグネット45の磁力により、ベース31上に固定される。そして、位置決めプレート40を使用しない場合、バックアップピン50は、側方がフリーになるので、その分、倒れ易くなる。しかし、何らかの拍子で、バックアップピン50が傾いても、姿勢安定部材60がベース31に接触(具体的には、姿勢安定部材60の底部外周縁がベース31に接触)して、バックアップピン50の倒れを規制するように作用するので、位置決めプレート40が無くでも、バックアップピン50が起立した状態に安定し易くなる。
尚、ベース31に対するバックアップピン50の固定を優先する場合、マグネット45をベース31に接触させた方がよい。しかし、マグネット45をベース31に接触させる場合、ピン先端の高さ位置がマグネット下面の位置により左右されるため、バックアップピン本体51に対するマグネット45の取り付け位置に誤差があると、プリント基板Pの支持位置が「ばらつく」という問題がある。
この点に関し、本構成では、マグネット45の全体を収容部44に収めていて、図7、図10に示すように、マグネット45をベース31に接触させない構成(非接触構造)としてある。そのため、プリント基板Pの支持位置は、バックアップピン本体51の高さのみで決まる(依存する)。一般的に、ピンの加工精度は高く、ピンの高さの「ばらつき」は小さいので、プリント基板Pの支持位置の「ばらつき」を小さくすることが可能となる。
また、図10に示すように、姿勢安定部材60についてもベース31に接触しないように、小径部53の下面の位置よりも、姿勢安定部材60の下面の位置を高く設定している。このような構成としているのは、上記同様、プリント基板Pの支持位置を、バックアップピン本体51の高さのみで決まる(依存する)ようにすることにより、プリント基板Pの支持位置の「ばらつき」を小さくためである。
昇降装置70は、図3、図6、図11に示すように、複数本のガイドシャフト72と、ガイドシャフト72を支えるハウジング73と、ボールスクリュー75と、軸受け部76と、モータ77とを備えている。ガイドシャフト72は、支持テーブル35を上下移動可能に支えており、支持テーブル35を水平に昇降させる機能を果たす。
ボールスクリュー75は軸受け部76によって上下方向に進退可能に支持されており、上端部は支持テーブル35の下面中央部に連結されている。このボールスクリュー75には、軸受け部76に設けられたボールナット(図略)が螺合しており、軸周りの回転運動を軸に沿った直線運動に変換するボール螺子機構を構成している。
モータ77は軸受け部76の側部(図11の右側部)において、モータ軸を上に向けて設置されている。軸受け部76とモータ77にはそれぞれプーリが設けられており、両プーリ間が無端ベルト79によって渡されている。
以上のことから、モータ77を駆動させると、その回転力が無端ベルト79を介して軸受け部76のボールナットへと伝達され、ボールスクリュー75を上下動させる。その結果、支持テーブル35がボールスクリュー75と一体的に昇降して、ベース31を下降位置(図略)と上昇位置(図略)との間で変位させる構成となっている。
ベース31を下降位置に位置させた状態では、コンベア上を搬送されるプリント基板Pの下方において、各バックアップピン50が、基板Pから所定距離隔てた離間状態となる。その一方、ベース31を上昇位置に移動させると、バックアップピン50が基板下面に下から当接して、実装作業位置にて停止したプリント基板Pをバックアップする構成となっている。
3.本実施形態の効果
本実施形態によれば、位置決めプレート40を使用する場合と、使用しない場合で、バックアップピン本体51を共通使用できる。そのため、位置決めプレート40の有無に応じて使用するバックアップピンの種類を変える場合に比べて、ピンの保有数を約半分程度に減らすことが可能となる。
また、本実施形態によれば、金属ブロック61の軸孔63に密着リング65を設けている。そのため、金属同士の嵌め合いに比べて密着性が高く、かつ取り外しが容易である。また、摩耗しても、密着リング63だけの交換で済むため、金属ブロック61を全交換する場合に比べて、コストメリットが高い。
また、本実施形態によれば、ベース31に対してバックアップピン50を磁力で固定するようにしているので、バックアップピン50が倒れ難く、また位置ずれを起こし難い。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、基板支持装置30を搭載した基板処理装置の一例として「表面実装機1」を例示したが、基板処理装置は表面実装機に限定されない。すなわち、基板支持装置30を用いてバックアップしたプリント基板Pに対して、何らの処理を行う装置であればよく、例えば、プリント基板Pに半田ペーストを印刷する印刷装置や、プリント基板P上に接着剤を塗布するディスペンサに、本発明を適用することも可能である。尚、印刷装置の場合、スキージやスキージを駆動(移動)させる駆動部が「実行部」であり、ディスペンサの場合、塗布液を吐出するヘッドやヘッドを駆動(移動)させる駆動部が「実行部」である。
(2)上記実施形態では、バックアップピン50をストレート形状としたが、例えば、図12に示すように、バックアップピン本体51の先端の支持部55AをL字型に曲げた形状にしてもよい。L字型に折り曲げた形状にしておけば、ベース31からはみ出す範囲についてもバックアップすることが可能となるという効果が得られる。
(3)上記実施形態では、姿勢安定部材60を金属製としたが、図13に示すように、姿勢安定部材60Aを合成樹脂製として密着リングを廃止してもよい。このようにすれば、コストを下げることが可能である。
1...表面実装機
30...基板支持装置
31...ベース
40...位置決めプレート
43...位置決め孔
45...マグネット
50...バックアップピン
51...バックアップピン本体
53...小径部
60...姿勢安定部材
61...金属ブロック(本発明の「金属体」に相当)
65...密着リング
70...昇降装置
100...実行作業装置(本発明の「実行部」に相当)

Claims (7)

  1. 基板支持装置に設けられたベース上に配置され、プリント基板を支持するためのバックアップピンであって、
    前記ベース上に着脱自在に装着される位置決めプレートに形成された位置決め孔に対して嵌合する小径部を下端側に形成すると共に、先端側が前記プリント基板を支持する支持部とされたバックアップピン本体と、
    前記バックアップピン本体の前記小径部に対して着脱可能に取り付けられ、前記位置決めプレートを使用せずに前記ベース上に前記バックアップピン本体を配置する場合に前記ベースに対して前記バックアップピン本体を起立した姿勢に安定させる姿勢安定部材とを備えたバックアップピン。
  2. 前記姿勢安定部材は、
    前記小径部を嵌合させる軸孔を中心部に貫通形成した金属体と、
    前記軸孔の内周面に取り付けられ、前記小径部に密着する弾性材料からなる密着リングと、を備える請求項1に記載のバックアップピン。
  3. 前記バックアップピン本体の下端面に形成された収容部に対してマグネットを取り付けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバックアップピン。
  4. 前記ベースに対して前記バックアップピン本体の下端面だけが接触し、前記マグネットは非接触であることを特徴とする請求項3に記載のバックアップピン。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のバックアップピンと、
    前記バックアップピンを取り付けるためのベースと、
    前記ベースを昇降させる昇降装置と、を備えた基板支持装置。
  6. 前記ベースの上面に対して着脱自在に装着され、前記バックアップピンを位置決めする位置決め孔を形成してなる位置決めプレートを備えた請求項5に記載の基板支持装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の基板支持装置と、
    前記基板支持装置により支持されたプリント基板に対して所定の処理を実行する実行部とを備えた基板処理装置。
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