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JP6066585B2 - ハンド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、生産ラインで組立、搬送及び箱詰め作業等を行う際に被把持物を把持するハンド装置に関する。
近年、自動車等の生産ラインでは、組立、搬送及び箱詰め作業等の自動化が進み、汎用ロボットのアーム先端に取り付けられたハンド装置で被把持物を把持して上記各作業を行っている。
ところで、上記ハンド装置を用いて上記各作業を行う際、被把持物の形状や大きさが変わるたびに、それに対応する専用のハンド装置を用意して被把持物を把持すると、ハンド装置を複数用意する必要があり、コストが嵩むとともに、作業時に各ハンド装置を切り替えなければならず、時間がかかり煩雑である。
また、表面に塗装やメッキ処理が施された被把持物を搬送する場合、被把持物の表面に打痕や傷がつかない対策をハンド装置の把持部分に追加で施す必要があり、このことにおいてもコストが嵩むこととなる。
これらを回避するために、例えば、特許文献1の如きハンド装置を用いて被把持物を搬送することが考えられる。上記ハンド装置は、内部に収容空間が形成された柔軟性を有する球状の袋体と、上記収容空間に収容された多数の粒状体とを備え、上記袋体には、上記収容空間に負圧を作用させる吸引機が接続されている。そして、上記袋体を被把持物に覆い被せるように押し当てて各粒状体を上記収容空間で流動させることにより袋体を被把持物の外形に沿わせ、その状態で上記吸引機を作動させて収容空間を負圧にすることにより上記各粒状体を被把持物の外形に沿う型崩れしない一つの塊体にして(所謂ジャミング転移現象を利用することにより各粒状体を一つの塊体にして)上記被把持物を把持するように構成されている。これにより、被把持物の形状や大きさが変わっても1つのハンド装置で把持することができ、しかも、被把持物に打痕や傷をつけることなく把持できるようになっている。
米国特許出願公開第2010/0054903号明細書(段落0042欄、図1)
しかし、特許文献1のハンド装置は、袋体全体が柔軟性を有しているので、各粒状体の塊体が被把持物を把持する際、その把持力が上記袋体における被把持物を把持する部分の反対側、すなわち袋体における吸引機との接続部分周辺に作用して当該領域が被把持物から離れる方向に変形し易い。したがって、各粒状体の塊体から被把持物に力が加わり難くなってしまい、被把持物が重い場合や、掴み代が少ない形状であると把持できなくなるおそれがある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、重い被把持物や掴み代の少ない被把持物であっても把持できる汎用性の高いハンド装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、被把持物を把持しない袋体の領域を被把持物を把持する袋体の領域よりも収容空間を負圧状態した際の耐性を大きく設定したことを特徴とする。
具体的には、内部に収容空間が形成された柔軟性を有する袋体と、上記収容空間に収容された多数の粒状体と、上記袋体に接続され、上記収容空間に負圧を作用させる吸引手段とを備え、上記袋体を被把持物に覆い被せるように押し当てて上記各粒状体を上記収容空間で流動させることにより上記袋体を上記被把持物の外形に沿わせ、上記吸引手段で上記収容空間を負圧にすることにより、上記各粒状体を上記被把持物の外形に沿う形崩れしない一つの塊体にして上記被把持物を把持するように構成されたハンド装置において、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、上記粒状体は、粒径が0.1〜4.0mmの発泡ポリエチレンからなり、上記袋体における上記吸引手段との接続部分から上記被把持物を把持する側に亘る所定領域における上記収容空間の負圧状態に対する耐性が、他の部分より大きく設定されていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記所定領域の厚みが、上記他の部分より厚く設定されていることを特徴とする。
第3の発明では、第2の発明において、上記所定領域の内面が上記他の部分よりも収容空間に膨出していることを特徴とする。
第4の発明では、第1から第3のいずれか1つの発明において、上記所定領域の外面には、上記袋体における上記吸引手段との接続部分から上記被把持物を把持する側に向かって放射状に延出する複数の補強リブが突設され、該各補強リブには、延出方向に所定の間隔をあけて複数の切れ目が形成されていることを特徴とする。
第5の発明では、第1から第3のいずれか1つの発明において、上記所定領域の外面には、上記袋体における上記吸引手段との接続部分から上記被把持物を把持する側に向かって延出し、その延出端側が上記袋体における上記吸引手段との接続部分を中心に周方向に複数個所で離間する一方、基端側がそれぞれ繋がる複数の延出部を有する可撓性のカバー部材が貼り付けられていることを特徴とする。
第6の発明では、第5の発明において、上記各延出部の外面には、上記袋体における上記吸引手段との接続部分から上記被把持物を把持する側に向かって延出する補強リブが突設され、該補強リブには、延出方向に所定の間隔をあけて複数の切れ目が形成されていることを特徴とする
第1の発明では、袋体における吸引手段との接続部分周辺が被把持物を把持する部分の周辺に比べて変形し難いので、各粒状体からなる塊体が被把持物を把持する際の把持力が袋体における吸引手段との接続部分周辺に作用しても当該領域が被把持物から離れる方向に変形し難くなり、上記塊体から被把持物に力が加わり易くなる。したがって、塊体の被把持物を把持する力を大きくでき、重い被把持物や掴み代の少ない被把持物であっても把持することができる。
また、各粒状体からなる塊体が強固で崩れ難くなり、作業時に塊体に不意な力が加わっても被把持物が塊体から脱落し難くなる。
第2の発明では、袋体における吸引手段との接続部分周辺を被把持物を把持する部分の周辺に比べて変形し難くするのに袋体の厚みを部分的に変更するだけなので、袋体の製造が簡単である。
第3の発明では、第2の発明のように袋体の厚みを部分的に変えても、袋体の厚みが変わる段差部分が外面側ではなく内面側に発生するので、上記段差部分が被把持物を把持する際に邪魔にならない。
第4の発明では、補強リブによって袋体における吸引手段との接続部分周辺がさらに外側方に変形し難くなる一方、補強リブに形成された切れ目によって袋体における吸引手段との接続部分周辺は内側方への変形が確保されているので、各粒状体による塊体によって被把持物を把持する際には、塊体から被把持物に力が加わり易くなって当該被把持物を強固に把持することができ、袋体を被把持物に押し当てる際には、袋体を被把持物の外形に簡単に沿わすことができる。
第5の発明では、袋体の構造を変更しなくても袋体における吸引手段との接続部分周辺を変形し難い構造にできる。
第6の発明では、大きな被把持物であっても、カバー部材の延出端側の離間する部分に被把持物の突出部分を対応させることで、袋体を被把持物に押し当てる際に被把持物に接触する袋体の面積を広く確保できる。したがって、各粒状体による塊体から被把持物に加わる力を増やすことができ、大きな被把持物であっても確実に把持することができる
本発明の実施形態1に係るハンド装置を備えた搬送装置の全体図である。 本発明の実施形態1に係るハンド装置の斜視図である。 図2のA−A線における断面図である。 ハンド装置で被把持物を把持する工程を示した断面図であり、(a)は、袋体を被把持物に押し当てる直前の状態を、(b)は、袋体を被把持物に押し当てた直後の状態を、(c)は、袋体の収容空間に収容された各粒状体を流動させて袋体を被把持物の外形に沿わせた状態を、(d)は、収容空間を負圧にした直後の状態をそれぞれ示す。 本発明の実施形態2の図2相当図である。 図5のB−B線における断面図である。 本発明の実施形態3の図2相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
《発明の実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係るハンド装置1を備えた搬送装置Xを示す。該搬送装置Xは、ブロック状の部品10(被把持物)を搬送するためのものであり、サーボモータ制御により駆動する汎用ロボット2と、上記部品10を載置する載置台3とを備え、上記ハンド装置1で上記部品10を把持するようになっている。
上記ハンド装置1は、図2及び図3に示すように、内部に収容空間Sが形成された球状の発泡ゴム製袋体4を備え、該袋体4は、略短円筒状の取付部材5を介して上記汎用ロボット2のアーム2a先端に取り付けられている。
上記袋体4の取付部材5側半分の内面は、その他の部分よりも収容空間Sに膨出していて、上記袋体4の取付部材5側半分の厚みは、その他の部分の厚みの約2倍に設定されている。
すなわち、上記袋体4の取付部材5側半分における上記収容空間Sの負圧状態に対する耐性(変形のし難さ)は、他の部分より大きく設定されている。
また、上記取付部材5は、上記収容空間Sに繋がる貫通孔5aを有し、袋体4側との接続部分が外側方に張り出している。
上記収容空間Sには、粒径約2.5mmのポリエチレンからなる発泡樹脂体6(粒状体)が多数収容され、上記収容空間Sに収容された発泡樹脂体6のトータル容積は、上記収容空間Sの容積の約80%を占めている。
上記汎用ロボット2の側方には、図1に示すように、空気を吸引する吸引機7(吸引手段)が配設されている。
該吸引機7は、吸引配管7aを備え、該吸引配管7a先端に上記袋体4が上記取付部材5の貫通孔5aを介して接続され、上記吸引機7を作動させることにより、上記収容空間Sに負圧が作用するようになっている。
そして、上記ハンド装置1で上記部品10を把持する際、図4(a)〜(c)に示すように、上記袋体4を部品10に覆い被せるように押し当てて上記各発泡樹脂体6を収容空間Sで流動させることにより上記袋体4を部品10の外形に沿わせ、その状態で、図4(d)に示すように、上記吸引機7で収容空間Sを負圧にすることにより、各発泡樹脂体6を部品10の外形に沿う型崩れしない一つの塊体8にして上記部品10を把持するようになっている。
以上より、本発明の実施形態1によると、袋体4の取付部材5側半分が部品10を把持する部分の周辺に比べて変形し難いので、各発泡樹脂体6からなる塊体8が部品10を把持する際の把持力が袋体4の取付部材5側半分に作用しても当該領域が部品10から離れる方向に変形し難くなり、上記塊体8から部品10に力が加わり易くなる。したがって、塊体8の部品10を把持する力を大きくでき、重い部品10や掴み代が少ない部品10であっても把持することができる。
また、袋体4の取付部材5側半分をその他の部分に比べて変形し難くするのに袋体4の厚みを部分的に変更するだけなので、袋体4の製造が簡単である。
さらに、袋体4の厚みを部分的に変えても、袋体4の厚みが変わる段差部分が外面側ではなく内面側に発生するので、上記段差部分が部品10を把持する際に邪魔にならない。
それに加えて、収容空間Sに収容する各粒状体に直径が約2.5mmのポリエチレンからなる発泡樹脂体6を用いているので、各発泡樹脂体6からなる塊体8が強固で崩れ難くなり、作業時に塊体8に不意な力が加わっても部品10が塊体8から脱落し難くなる。
尚、本発明の実施形態1では、袋体4の取付部材5側半分の厚みがその他の部分の厚みより大きく設定されているが、これに限らず、上記袋体4における上記吸引配管7aとの接続部分から上記部品10を把持する側に亘る所定領域における上記収容空間Sの負圧状態に対する耐性が、他の部分より大きく設定されていればよい。尚、上記所定領域は、上記吸引配管7aとの接続部分から上記部品10を把持する側に亘る袋体4全領域の1/3〜1/2であることが好ましい。
また、本発明の実施形態1では、袋体4の取付部材5側半分の内面が他の部分よりも収容空間Sに膨出することにより袋体4の取付部材5側半分の厚みが他の部分より大きくなるように設定されているが、袋体4の取付部材5側半分の外面が他の部分よりも外側方に膨出することにより袋体4の取付部材5側半分の厚みが他の部分より大きく設定されるようになっていてもよい。
また、本発明の実施形態1では、袋体4の取付部材5側半分の厚みが、その他の部分の厚みの約2倍に設定されているが、これに限らず、袋体4の取付部材5側半分の厚みは、その他の部分の厚みの約2〜5倍に設定されているのが好ましい。
《発明の実施形態2》
図5及び図6は、本発明の実施形態2に係るハンド装置1を示す。この実施形態2では、袋体4の一部構造とその周辺構造とが実施形態1と異なるだけでその他は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と異なる部分のみを説明する。
実施形態2の袋体4の厚みは略均一となるように形成され、その取付部材5側半分の外面には、略半球形状の樹脂材からなる可撓性のカバー部材9が貼り付けられている。
したがって、本発明の実施形態2によると、袋体4の構造を変更しなくても袋体4における吸引配管7aとの接続部分周辺を変形し難い構造にできる。
尚、本発明の実施形態2においても実施形態1と同様に、袋体4の取付部材5側半分の内面を他の部分よりも収容空間Sに膨出させて袋体4の取付部材5側半分の厚みを他の部分より大きくなるように設定してもよい。
また、袋体4の取付部材5側半分の外面にカバー部材9が貼り付けられているが、これに限らず、上記袋体4における上記吸引配管7aとの接続部分から上記部品10を把持する側に亘る所定領域の外面にカバー部材9を貼り付けるようにすればよい。
《発明の実施形態3》
図7は、本発明の実施形態3に係るハンド装置1を示す。この実施形態3では、カバー部材9の構造が実施形態2と異なるだけでその他は実施形態2と同じであるため、以下、実施形態2と異なる部分のみを説明する。
実施形態3のカバー部材9は、上記袋体4における上記吸引配管7aとの接続部分から上記部品10を把持する側に亘って放射状に延びる4つの延出部91を備えている。すなわち、上記各延出部91の延出端側は、上記吸引配管7aとの接続部分を中心に周方向に4箇所で離間した形状をなす一方、基端側がそれぞれ繋がっている。
上記各延出部91の外面には、該延出部91の延出方向に沿って延びる補強リブ92が突設され、該各補強リブ92には、延出方向に所定の間隔をあけて複数の切れ目92aが形成されている。
したがって、補強リブ92によって袋体4における吸引配管7aとの接続部分周辺がさらに外側方に変形し難くなる一方、補強リブ92に形成された切れ目によって袋体4の吸引配管7a周辺は内側方に変形が確保されているので、各発泡樹脂体6による塊体8によって部品11を把持する際には、塊体8から部品11に力が加わり易くなって当該部品11を強固に把持することができ、袋体4を部品11に押し当てる際には、袋体4を部品11の外形に簡単に沿わすことができる。
また、図7に示すように、大きな部品11であっても、カバー部材9の各延出部91の間、すなわちカバー部材9の離間する部分に部品11の突出する部分(角部分)11aを対応させることで、袋体4を部品11に押し当てる際に部品11に接触する袋体4の面積を広く確保できる。したがって、各発泡樹脂体6による塊体8から部品11に加わる力を増やすことができ、大きな部品11であっても確実に把持することができる。
尚、本発明の実施形態3では、各延出部91の基端側(吸引配管7a側)がそれぞれ繋がっているが、繋がっていない構造であってもよく、カバー部材9の少なくとも延出端側が吸引配管7aの接続部分を中心に周方向に複数箇所離間した形状をなしていればよい。
また、本発明の実施形態3の補強リブ92は、袋体4の外周面に直接設けるようにしてもよい。
また、本発明の実施形態3では、カバー部材9に4つの延出部91が設けられているが、吸引配管7aの接続部分を中心に周方向に複数箇所設けられているのであればよく、数は問わない。
また、本発明の実施形態2、3では、可撓性のカバー部材9の材質を樹脂としたが、これに限らず、袋体4よりも耐性を有するようになるものであればよく、例えば、硬質ゴム、アルミニウム合金、バネ鋼、ステンレス合金であってもよい。
また、本発明の実施形態1〜3では、発泡樹脂体6の粒径を約2.5mmとしたが、これに限らず、0.1mm〜4.0mmの粒径が好ましい。
また、本発明の実施形態1〜3では、袋体4の材質を発泡ゴムとしたが、これに限らず、柔軟性を有するものであればよい。
また、本発明の実施形態1〜3では、部品10、11が略正立方体形状をなしているが、ハンド装置1で把持できる部品の形状はこれに限らず、長尺状の部品や、その他、立体形状を有して袋体4で覆う箇所のある部品であれば把持することができる。
本発明は、例えば、生産ラインで組立、搬送及び箱詰め作業を行う際に被把持物を把持するハンド装置に適している。
1 ハンド装置
4 袋体
6 発泡樹脂体(粒状体)
7 吸引機(吸引手段)
8 塊体
9 カバー部材
10 部品(被把持物)
92 補強リブ
92a 切れ目
S 収容空間

Claims (6)

  1. 内部に収容空間が形成された柔軟性を有する袋体と、
    上記収容空間に収容された多数の粒状体と、
    上記袋体に接続され、上記収容空間に負圧を作用させる吸引手段とを備え、
    上記袋体を被把持物に覆い被せるように押し当てて上記各粒状体を上記収容空間で流動させることにより上記袋体を上記被把持物の外形に沿わせ、上記吸引手段で上記収容空間を負圧にすることにより、上記各粒状体を上記被把持物の外形に沿う形崩れしない一つの塊体にして上記被把持物を把持するように構成されたハンド装置であって、
    上記粒状体は、粒径が0.1〜4.0mmの発泡ポリエチレンからなり、
    上記袋体における上記吸引手段との接続部分から上記被把持物を把持する側に亘る所定領域における上記収容空間の負圧状態に対する耐性が、他の部分より大きく設定されていることを特徴とするハンド装置。
  2. 請求項1に記載のハンド装置において、
    上記所定領域の厚みが、上記他の部分より厚く設定されていることを特徴とするハンド装置。
  3. 請求項2に記載のハンド装置において、
    上記所定領域の内面が上記他の部分よりも収容空間に膨出していることを特徴とするハンド装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載のハンド装置において、
    上記所定領域の外面には、上記袋体における上記吸引手段との接続部分から上記被把持物を把持する側に向かって放射状に延出する複数の補強リブが突設され、
    該各補強リブには、延出方向に所定の間隔をあけて複数の切れ目が形成されていることを特徴とするハンド装置。
  5. 請求項1から3のいずれか1つに記載のハンド装置において、
    上記所定領域の外面には、上記袋体における上記吸引手段との接続部分から上記被把持物を把持する側に向かって延出し、その延出端側が上記袋体における上記吸引手段との接続部分を中心に周方向に複数個所で離間する一方、基端側がそれぞれ繋がる複数の延出部を有する可撓性のカバー部材が貼り付けられていることを特徴とするハンド装置。
  6. 請求項5に記載のハンド装置において、
    上記各延出部の外面には、上記袋体における上記吸引手段との接続部分から上記被把持物を把持する側に向かって延出する補強リブが突設され、
    該補強リブには、延出方向に所定の間隔をあけて複数の切れ目が形成されていることを特徴とするハンド装置。
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