JP5910165B2 - カメラ - Google Patents
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Description
本発明の課題は、動画撮影時における振動アクチュエータの作動音が低減されたカメラを提供することである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカメラ(1)であって、前記駆動制御部(41)は、前記2つの駆動信号の位相差を、90度と−90度と0度との間で連続して変更可能であること、を特徴とするカメラ(1)である。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のカメラ(1)であって、前記駆動制御部(41)は、前記レンズ(L3)を小刻みに前後させて焦点位置を被写体に追従させる動作であるウォブリング動作を行うこと、を特徴とするカメラ(1)である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のカメラ(1)であって、被写体像のコントラストを検出するコントラスト検出部(39)を備え、前記駆動制御部(41)は、前記コントラスト検出部(39)によって検出された、前記ウォブリング動作における所定の1サイクルの前記コントラストに基づいて、前記所定の1サイクルの次の1サイクルにおける前記2つの駆動信号の周波数を、前記レンズ(L3)の焦点位置を被写体に追従させるように切り替えること、を特徴とするカメラ(1)である。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載のカメラ(1)であって、前記駆動制御部(41)は、前記撮影設定部(47)が静止画撮影モードを選択した場合に、前記2つの駆動信号の位相差を、90°と−90°との間で切り替え可能であること、を特徴とするカメラ(1)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
以下、本発明にかかる電子カメラ1の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態の電子カメラ1を説明する図である。
電子カメラ1は、静止画及び動画撮影が可能なカメラであって、撮像光学系であるレンズ鏡筒20と、撮像素子30と、AFE(Analog front end)回路60と、画像処理部70と、音声検出部80と、操作部材90と、CPU100と、バッファメモリ110と、記録インターフェース120と、メモリ130と、モニタ140とから構成され、外部機器のPC150との接続が可能となっている。
バッファメモリ110は、画像処理部70による画像処理の前工程や後工程での画像データを一時的に記録する。
モニタ140は、液晶パネルによって構成され、CPU100からの指示に応じて、操作メニュー、静止画像及び動画などを表示する。
図2は、本発明の第1実施形態のレンズ鏡筒20を説明する図である。図3は、本発明の第1実施形態の振動波モータ10の振動子11を説明する図である。
レンズ鏡筒20は、レンズ鏡筒20の外周部を覆う外側固定筒31と、外側固定筒31よりも内周側に位置する内側固定筒32と、を備え、さらに外側固定筒31と内側固定筒32との間に振動波モータ10を備える。
振動子11について説明する。図3に示すように、振動子11は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する圧電素子や電歪素子等を例とした電気−機械変換素子(以下、圧電体13と称する)と、圧電体13を接合した弾性体12とから構成されている。振動子11には進行波が発生するようにされているが、本実施形態では一例として9波の進行波が発生される。
図4は、振動波モータ10の駆動装置40Aを説明するブロック図である。駆動装置40Aは、基板40(図2参照)に設けられている。駆動装置40Aは、図4に示すように、振動波モータ10に接続されており、振動波モータ10に設けられた回転検出部46から振動波モータ10の回転数を受信するとともに、振動波モータ10の制御も行う。
発振部42は、駆動制御部41の指令により所望の周波数の駆動信号を発生する。駆動信号は、電位ゼロを基準として、+方向及び−方向で非対称形状となっている。
移相部43は、該発振部42で発生した駆動信号を位相の異なる2つの駆動信号に分ける。
増幅部44は、移相部43によって分けられた2つの駆動信号をそれぞれ所望の電圧に昇圧する。
増幅部44からの2つの駆動信号は、振動波モータ10に伝達され、この2つの駆動信号の印加により振動子11に進行波が発生し、移動子15が駆動される。
コントラスト検出部39は、被写体像のコントラストを検出する。コントラスト検出部39は、例えば、被写体が現在のレンズの焦点位置の範囲内か、+方向にあるか、−方向にあるか、どの程度ずれているか、を判定する。コントラスト検出部39により検出されたコントラストは、電気信号として駆動制御部41に伝達される。
また、駆動制御部41は、コントラスト検出部39により検出されたコントラストに基づいて、2つの駆動信号の周波数を切り替える。
まず、駆動制御部41には、レンズ鏡筒20内又はカメラ1本体のCPU100からの目標位置が伝達される。発振部42から駆動信号が発生し、その信号は移相部43により90度位相の異なる2つの駆動信号に分割され、増幅部44により所望の電圧に増幅される。駆動制御部41は、振動波モータ10に2つの駆動信号を与える。
例えば、2つの駆動信号の位相差を+90度とした時、駆動周波数が小さい方が、回転速度は高くなる。
次に、本発明の第1実施形態の第1動作例について、動画モードが選択された場合の駆動装置40Aにおける振動波モータ10の駆動についてタイミングチャートに基づいて説明する。図6は、第1実施形態の駆動装置40Aの第1動作例の動作を説明するタイミングチャートである。
本実施形態において動画モードが選択された場合、駆動周波数、駆動電圧、位相差、振動波モータ10の回転速度の関係を時系列に説明する。
本実施形態では、動画モードが選択されていた場合には、駆動周波数はf0(最大周波数)、駆動電圧はV0(最小電圧)と設定される。
t0において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の位相差を+90度に設定して、駆動信号をONにする。
t1において、駆動装置40Aは、駆動電圧を増加させる。
t2において、駆動装置40Aは、駆動電圧をV1に設定する。
t3において、駆動装置40Aは、駆動周波数を最大周波数f0より挿引を開始する。
t4の直後のt4’において、駆動装置40Aは、駆動周波数が挿引されている途中で、振動波モータ10を駆動開始し、駆動周波数を周波数f1に設定する。
t4〜t5において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の位相差を+90度に設定して、正回転で回転させて、速度をVとする。
t5〜t6において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の位相差を0度に設定して、Wbe位置でのコントラストをコントラスト検出部39により検出する。
t6〜t7において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の位相差を−90度に設定して、周波数をf1より小さいf2として、周波数f2で逆回転駆動させ、速度を−2V(Vの2倍)とする。
ウォブリング動作の逆転時の速度を正回転の2倍とするのは、レンズ位置の移動量が2倍であるためである。
t8〜t9において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の位相差を+90度に設定して、周波数f1で正回転駆動させて、速度をVとする。
t9〜t10において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の位相差を0度に設定して、W0位置でのコントラストを検出する。
t9〜t10間において、Wbe位置、Waf位置、およびW0位置のコントラストの検出結果により、被写体の位置を算出し、次のウォブリング動作の1サイクルの駆動周波数を決める。つまり、駆動制御部41は、コントラスト検出部39によって検出された、ウォブリング動作における所定の1サイクルのコントラストに基づいて、所定の1サイクルの次の1サイクルにおける2つの駆動信号の周波数を、AF用の第3レンズ群L3の焦点位置を被写体に追従させるように切り替える。
例えば、t4〜t10間のウォブリング動作の1サイクルでのコントラスト検出の結果において、被写体はウォブリング振幅の間(+1〜−1)にあるものと判定された場合、次のウォブリング動作の1サイクルにおいても、ウォブリング振幅を+1〜−1として、周波数fs=f1、周波数fb=f2、周波数fs2=f1とする。
なお、図6での被写体検出結果では、コントラストが良い方を大きい値で示すようにしてある(コントラストが良い=焦点が合っている=1としており、焦点が合っていない程、数値が小さくなるように示してある。)。
この点については、駆動信号ONの瞬間は駆動信号電圧の電圧値を小さくしておき、ステータ(振動子)から発生する音の音圧をマイクの感度以下にし、駆動信号ON以降に、駆動電圧を正規の電圧(定格電圧)に戻すことで対策がとれる。
このようにすることで、従来のように煩雑に駆動する必要もなく、静寂な駆動が可能となる。
なお、駆動信号ON時の音は、僅かであり、音声マイクが振動波モータの至近に設けられているため音として検知されてしまうが、操作している人にはほとんど聞こえない音である。
図7は、第1実施形態の駆動装置40Aの第1動作例の動作を説明するフローチャートである。
まず、レンズの駆動を開始する。
S101において、駆動装置40Aは、動画モードであるか静止画モードであるかを判定する。動画モードの場合にはS102へ進む。駆動装置40Aは、静止画モードの揚合にはS201へ進み、ウォブリング動作を行なわずに、静止画撮影時の駆動動作を行う。
S102において、駆動装置40Aは、電圧をV0に設定するとともに、2つの駆動信号の位相差を+90°に設定する。
SI03において、駆動装置40Aは、駆動信号をONにする。
SI04において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の電圧を増加させる。
Sl05において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の電圧をV1に設定する。
S106において、駆動装置40Aは、周波数の挿引を開始して周波数をflに設定する。
これにより、移動子15が駆動して、AF環34が正方向に駆動される。
S108において、駆動装置40Aは、Wbe位置及びコントラストを検出する。
Sl09において、駆動装置40Aは、周波数をf2に設定する。
S110において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の位相差を−90°に設定する。
これにより、移動子15が駆動して、AF環34が逆方向に駆動される。
Sl12において、駆動装置40Aは、Waf位置及びコントラストを検出する。
Sl13において、駆動装置40Aは、周波数をf1に設定する。
S114において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の位相差を90°に設定する。
これにより、移動子15が駆動してAF環34が正方向に駆動される。
S116において、駆動装置40Aは、W0位置及びコントラストを検出する。
Sl17において、駆動装置40Aは、Wbe位置,Waf位置,W0位置及び各コントラスト情報より、被写体位置を算出する。
S119において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の位相差を+90°に設定する。
駆動装置40Aは、周波数をfsに設定する。例えば、図6におけるt17〜t22間のウォブリング動作の1サイクルでのコントラストを検出した結果において、被写体は現在のレンズ位置から+方向にあるものと判定された時には、次のウォブリング動作の1サイクルは、f3(f2よりさらに小さい周波数)と設定する。これにより、移動子15が駆動してAF環34が正方向に駆動される。
S121において、駆動装置40Aは、Wbe位置及びコントラストを検出する。
S122において、駆動装置40Aは、周波数をfbに設定する。例えば、図6におけるt17〜t22間のウォブリング動作の1サイクルでのコントラスト検出結果において、駆動装置40Aは、駆動周波数をf2に設定する。
S124において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の位相差を0°に設定する。これにより、移動子15の駆動が停止する。
S125において、駆動装置40Aは、Waf位置及びコントラストを検出する。
S126において、駆動装置40Aは、周波数をfs2(=fl)に設定する。
S127において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の位相差を90°に設定する。これにより、移動子15が駆動してAF環34が正方向に駆動される。
S129において、駆動装置40Aは、W0位置及びコントラストを検出する。
S130において、駆動装置40Aは、Wbe位置,Waf位置,W0位置及び各コントラスト情報より、被写体位置を算出する。
S131において、駆動装置40Aは、AF環34の駆動が終了か否か判定する。
AF環34の駆動が終了でない場合には、S118へ戻り、次のウォブリング動作を行う。撮影終了指令があり、駆動終了時には、停止させる場合には、位相差の切り替え制御を終わらせ、周波数をf0へ高周波側に掃引して振動波モータの動きを停止する。そして、電圧をV1からV0へ徐々に減少させ、その後、駆動信号をOFFとする。
次に、本発明の第1実施形態の第2動作例について説明する。第2動作例は第1動作例とレンズ鏡筒、振動波モータ及び駆動装置40Aの構成は同様であるためその説明は省略する。第1動作例と第2動作例とは、駆動装置40A内における動作が異なる。第2動作例は、被写体の位置がレンズ位置の+方向に動き、途中から一方向に動いた場合におけるものである。
第2動作例について、動画モードが選択された場合において、被写体の位置がレンズ位置の+方向に動き、途中から一方向に動いた場合の挙動について時系列に説明する。
t0において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の位相差を+90度に設定して、駆動信号をONにする。
t1において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の駆動動電圧を増加させる。
t2において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の駆動電圧をV1に設定する。
t3において、駆動装置40Aは、駆動周波数を最大周波数f0より挿引を開始する。
t4の直後のt4’において、駆動装置40Aは、駆動周波数が挿引されている途中で、振動波モータ10を駆動開始し、駆動周波数を周波数f1に設定する。
t4〜t5において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の位相差を+90度に設定して、正回転で回転させ、速度をVとする。
t5〜t6において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の位相差を0度に設定して、Wbe位置でのコントラストを検出する。
t6〜t7において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の位相差を−90度に設定して、周波数f2で逆回転駆動して、速度を−2V(Vの2倍)とする。速度を大きくする分、周波数は、f1より小さいf2とした。
ウォブリング動作の逆転時の速度が正回転の2倍なのは、レンズ位置の移動量が2倍であるためである。
t8〜t9において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の位相差を+90度に設定して、周波数f1で正回転駆動して、速度をVとする。
t9〜t10において、駆動装置40Aは、2つの駆動信号の位相差を0度に設定して、W0位置でのコントラストを検出する。
t9〜t10間において、Wbe位置、Waf位置、およびW0位置のコントラストの検出結果により、被写体の位置を算出し、次のウォブリング動作を決める。
決めるパラメータとしては、t10〜t11間の周波数fs、t12〜t13間の周波数fb、t14〜t15間の周波数fs2である。
なお、図8での被写体検出結果では、コントラストが良い方を大きい値で示すようにしてある(コントラストが良い=焦点が合っている=1としており、焦点が合っていない程数値が小さくなるように示してある)。
また、被写体が現在の位置から大きくずれていると判定された場合には、周波数fs、fbに適正な値を入れることで(図6や図8のf4よりもっと小さい周波数値に設定することで)、被写体に合焦させることが可能となる。
(1)撮影設定部47が動画撮影モードを選択した場合に、2つの駆動信号の電圧を一定に維持した状態で、2つの駆動信号の位相差を切り替えるとともに、2つの駆動信号の周波数を切り替えられた位相差に対応させて切り替えることで、振動波モータ10の速度を変更することができる。これにより、複雑な駆動制御をすることなく、動画撮影時における振動波モータ10の作動音を低減することができる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態は上述の実施形態とレンズ鏡筒及び駆動装置40Aの構成は同様であるため、その説明は省略する。また、動画撮影時における駆動装置40Aの動作についても第1実施形態と同様である。第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、主に、振動波モータ50の構成である。
図9は、本発明の第2実施形態のレンズ鏡筒20Aを説明する図である。図10は、第2実施形態の振動波モータ50を説明する図である。図11は、第2実施形態の振動波モータ50の動作原理を説明する図である。
振動子51は、固定部材54に設けられた支持ピン58により振動子51の長手方向に支持され、加圧方向には自由度があるように構成されている。
加圧部材57は、固定部材54と振動子51との間に設けられ、振動子51を移動子55に加圧接触する。
固定部材54は、内側第1固定筒32Aに取り付けられる。固定部材54を内側第1固定筒32Aに取り付けることで、移動子55、振動子51、加圧部材57までを、一つのモータユニットとして構成できるようになる。
移動子55の端部55Aには、AF環34に接続されたフォーク62が嵌合しており、移動子55の駆動によりAF環34が直進駆動される。
Claims (5)
- 電気機械変換素子の励振により駆動面に発生する駆動力を用いてレンズを駆動する振動アクチュエータと、
前記振動アクチュエータに2つの駆動信号を与える駆動制御部と、
動画撮影モードを選択できる撮影設定部と、を備え、
前記駆動制御部は、該撮影設定部が動画撮影モードを選択した場合に、前記2つの駆動信号の電圧を一定に維持した状態で、前記2つの駆動信号の位相差を変更するとともに、前記2つの駆動信号の周波数を前記切り替えられた位相差に対応させて変更することで、前記振動アクチュエータの速度を変更可能であること、を特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載のカメラであって、
前記駆動制御部は、前記2つの駆動信号の位相差を、90度と−90度と0度との間で連続的に変更可能であること、を特徴とするカメラ。 - 請求項1又は2に記載のカメラであって、
前記駆動制御部は、前記レンズを小刻みに前後させて焦点位置を被写体に追従させる動作であるウォブリング動作を行うこと、を特徴とするカメラ。 - 請求項3に記載のカメラであって、
被写体像のコントラストを検出するコントラスト検出部を備え、
前記駆動制御部は、前記コントラスト検出部によって検出された、前記ウォブリング動作における所定の1サイクルの前記コントラストに基づいて、前記所定の1サイクルの次の1サイクルにおける前記2つの駆動信号の周波数を、前記レンズの焦点位置を被写体に追従させるように切り替えること、を特徴とするカメラ。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のカメラであって、
前記駆動制御部は、前記撮影設定部が静止画撮影モードを選択した場合に、前記2つの駆動信号の位相差を、90°と−90°との間で切り替え可能であること、を特徴とするカメラ。
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