JP5999417B2 - 光通信モジュール - Google Patents
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Description
このような光通信モジュールは、発光素子から出射された光信号が光結合部材を介して光ファイバコネクタに伝送され、あるいは光ファイバコネクタから出射された光信号が、光結合部材を介して受光素子に伝送されるようになっている。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
当てるだけで、前記発光素子あるいは前記受光素子と、前記光結合部材とを光結合効率の
良い間隔に設定することができるので、容易に組み付けることができる。
また、本発明の請求項1に係る光通信モジュールは、前記発光素子、あるいは前記受光素子と、前記電子部品とがボンディングワイヤによって接続される場合、ボンディングワイヤを短尺化させることが可能となり、結果的に高周波特性を向上させることができる。
なお、図1には、光通信モジュールに接続される二つの光ファイバコネクタを追加して示している。
図2は、図1に示した光通信モジュール1の斜視図である。図3は、図1に示した素子実装部20の拡大斜視図である。図4は、図1に示した素子実装部20の突き当て面21周辺を拡大した一部断面図である。図5は、図3に示した素子実装部20のA−A線断面図である。図6は、図1に示した素子実装部20の各突き当て面21に各光結合部材70が突き当てられている状態を示した図である。図7は、図6に示した一の光結合部材70と、突き当て面21周辺を断面で示した図である。図8は、図1に示した光通信モジュール1が相手接続基板200に位置決めされながら取り付けされることを説明するための図である。
本発明の実施例に係る光通信モジュール1は、二つの光ファイバコネクタ100,100ぞれぞれと、発光素子10、あるいは受光素子11との間で光信号を光学的に接続するものである。
この光通信モジュール1は、発光素子10および受光素子11、発光素子10および受光素子11が実装される素子実装部20、発光素子10、および受光素子11のそれぞれを各光ファイバコネクタ100,100に光学的に結合させる二つの光結合部材70,70を含む光結合部60と、を有してなる。
発光素子10は、レーザーダイオード等によって実現され、素子実装部20に実装される。この発光素子10は、素子実装部20を介して伝達された電気信号を光信号に変換し、変換された光信号として光を出射するものである。
受光素子11は、フォトダイオード等によって実現され、素子実装部20に実装される。この受光素子11は、一の光ファイバコネクタ100から光信号として一の光結合部材70に入射され、光結合部材70から出射された光を電気信号に変換するものである。
素子実装部20は、プリント配線板等の回路基板によって実現され、発光素子10、および受光素子11、さらには光通信モジュール1の構成上必要な、集積回路(IC)、抵抗、コンデンサ等の電子部品12,12が実装されている。
この素子実装部20は、発光素子10、受光素子11のそれぞれに対応した各光結合部材70,70が突き当てされる突き当て面21,21と、発光素子10、および受光素子11のそれぞれが配置される素子配置用凹部30,30と、各光結合部材70,70の位置決め機能をなす位置決めガイド壁部40,40と、素子実装部20が相手接続基板200(図8参照)に対して面実装可能に形成されてなる相手基板接続用実装面50と、を有してなる。
より具体的には、各素子配置用凹部30,30は、発光素子10、あるいは受光素子11の周辺の上縁面が突き当て面21,21となり、その凹み深さが、発光素子10、あるいは受光素子11と、各光結合部材70,70との光結合効率を良くするために定められた間隔に等しくなるように設定されている。
より具体的には、各位置決めガイド壁部40,40は、各光結合部材70,70の外周面70b,70bに対応した円周状に立設された壁であり、各光結合部材70,70が上端部40a,40aから各突き当て面21,21に向けて調芯されながら差しこまれるようになっている。
この相手基板接続用実装面50は、素子実装部20の基板端20aが直角に屈曲されることによって形成された端縁面である。すなわち、素子実装部20は、図8に示すように、発光素子10および受光素子11が実装される実装面が相手接続基板200の接続面200aに対して直交するようにして相手接続基板200に接続される。
光結合部60は、発光素子10および受光素子11のそれぞれに対応した二つの光結合部材70,70と、各光結合部材70,70が割スリーブ80に取り付けされた状態で収容される結合部材収容部90と、を有してなる。
この割スリーブ80,80は、金属性の薄板を筒状に形成され、軸方向に形成されたスリット80a,80aによって径方向に弾性収縮可能な筒状金属部材である。このような割スリーブ80,80は、筒内に光結合部材70,70の一部を挿入された状態でその外周面が後述する筒状部92,92の内面に当接されることによって光結合部材70,70を筒状部92の所定位置に固定するようになっている。
各筒状部92,92は、筒の内径が各割スリーブ80,80に取り付けされた各光結合部材70,70を収容可能な大きさに設定されている。
また、各筒状部92,92は、筒状に突出された端部が各光ファイバコネクタ100,100の挿入口92aになっており、各割スリーブ80,80内に先端部分が挿入された各光ファイバコネクタ100,100が各光結合部材70,70に当接されることによって、各光ファイバコネクタ100,100と各光結合部材70,70とが接続されるようになっている。
また、結合部材収容部90と素子実装部20とは、例えば、取り付け面91aに塗布された接着剤を介して固定させる。あるいは、結合部材収容部90と素子実装部20とは、例えば、不図示の係合部によって固定される。
このため、各光ファイバコネクタ100,100が各挿入口92a,92aに挿入され、各光結合部材70,70の素子側端面70a,70aとは逆側の端面に当接されることによって、各光ファイバコネクタ100,100と、発光素子10あるいは受光素子11とが光結合される。
まず、作業者は、各光結合部材70,70を各割スリーブ80,80に取り付けた状態で、結合部材収容部90の各筒状部92,92内に仮セットする(図9(a)参照)。ここで仮セットとは、各光結合部材70,70の素子側端面70aが結合部材収容部90の取り付け面91aに対して突出された状態で保持されるようにすることである。この仮セット状態では、各光結合部材70,70の素子側端面70aが押圧されることによって、各光結合部材70,70が各筒状部92,92内の取り付け完了位置まで押し込み可能な状態になっている。
なお、光通信モジュール1への各光ファイバコネクタ100,100の接続、および相手接続基板200の取り付け作業は、この光通信モジュール1の組み付け作業の前に行ってもよいし、この光通信モジュール1の組み付け作業が完了した後に行ってもよい。
次に、図10を用いて本発明の実施例の光通信モジュール1の変形例1について説明する。図10は、本発明の実施例の変形例1の光通信モジュール2の分解斜視図である。
なお、図10には、光通信モジュール2に接続される二つの光ファイバコネクタ100,100を追加して示している。
この変形例1の光通信モジュール2は、発光素子10と、受光素子11とが別体の素子実装部22,23に設けられている点で実施例の光通信モジュール1と異なる。
なお、その他の構成は実施例と同様であり、実施例と同一構成部分には同一符号を付している。
次に、図11を用いて本発明の実施例の光通信モジュール1の変形例2について説明する。図11は、本発明の実施例の変形例2の光通信モジュール3の分解斜視図である。
なお、図11には、光通信モジュール3に接続される二つの光ファイバコネクタ100,100を追加して示している。
この変形例2の光通信モジュール3は、光ファイバスタブに代わって、屈折率分布型レンズ、いわゆるGRIN(Graded Index)レンズを光結合部材71,71として用いている点で実施例の光通信モジュール1と異なる。
なお、その他の構成は実施例と同様であり、実施例と同一構成部分には同一符号を付している。
次に、図12を用いて本発明の実施例の光通信モジュール1の変形例3について説明する。図12は、本発明の実施例の変形例3の光通信モジュール4の分解斜視図である。
なお、図12には、光通信モジュール4に接続される二つの光ファイバコネクタを追加して示している。
この変形例3の光通信モジュール4は、素子実装部20がリードフレーム53を介して、相手接続基板200に接続される点で実施例の光通信モジュール1と異なる。
なお、その他の構成は実施例と同様であり、実施例と同一構成部分には同一符号を付している。
10 発光素子
11 受光素子
12 電子部品
20,22,23 素子実装部
20a 基板端
21 突き当て面
30 素子配置用凹部
30a 底面
31 光透過性樹脂
40 位置決めガイド壁部
40a 上端部
50 相手基板接続用実装面
51 電気接続パッド
52 位置決め突部
53 リードフレーム
60 光結合部
61 光ファイバ保持部
61a 貫通孔
62 光ファイバ
70,71 光結合部材
70a,71a 素子側端面
70b,71b 外周面
80 割スリーブ
80a スリット
90,93,94 結合部材収容部
91 基部
91a 取り付け面
92 筒状部
92a 挿入口
100 光ファイバコネクタ
200 相手接続基板
200a 接続面
201 位置決め穴
Claims (3)
- 発光素子、あるいは受光素子と、前記発光素子、あるいは前記受光素子が実装される素子実装部と、前記発光素子、あるいは前記受光素子を光ファイバコネクタに光学的に結合させる光結合部材を含む光結合部と、を有してなる光通信モジュールにおいて、
前記素子実装部は、
回路基板であり、
前記光結合部材の前記発光素子あるいは前記受光素子と向かい合う側の端面である素子側端面が突き当てられる突き当て面と、
前記突き当て面に対して凹み形状をなし、かつ底面に前記発光素子、あるいは前記受光素子が光結合のために定められた間隔をあけて前記素子側端面に向かい合うように配置され、さらに、前記底面に、前記発光素子、あるいは前記受光素子に電気的に接続される電子部品が前記発光素子、あるいは前記受光素子の近傍に配置される素子配置用凹部と、
を有してなることを特徴とする光通信モジュール。 - 前記素子実装部は、
相手接続基板との電気的接続がなされる電気接続パッドと、前記相手接続基板に形成された位置決め穴に嵌入されるように突出されてなる位置決め突部とを含み、かつ前記相手接続基板に対して面実装可能に形成されてなる相手基板接続用実装面
を有してなることを特徴とする請求項1に記載の光通信モジュール。 - 前記素子配置用凹部は、
光透過性樹脂が充填されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光通信モジュール。
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