JP5981476B2 - Brake pedal support structure for saddle-ride type vehicles - Google Patents
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Description
本発明は、鞍乗り型車両のブレーキペダル支持構造の改良に関する。 The present invention relates to an improvement in a brake pedal support structure for a saddle-ride type vehicle.
運転者の踏力によって車輪に制動力を付与する鞍乗り型車両のブレーキペダルが知られている(例えば、特許文献1(図2)参照。)。 2. Description of the Related Art A brake pedal for a saddle-ride type vehicle that applies braking force to a wheel by a driver's stepping force is known (see, for example, Patent Document 1 (FIG. 2)).
特許文献1の図2に示すように、鞍乗り型車両の車両長手方向にメインパイプ(10)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)が延び、このメインパイプ(10)の車両側方位置で車両長手方向にサイドパイプ(11)が延びている。
As shown in FIG. 2 of
リヤブレーキペダル(21)は、メインパイプ(10)に取付けられ車幅方向外方へ延びる支軸(23)と、この支軸(23)に回動自在に挿嵌される筒状のボス(21b)と、このボス(21b)から車両前方へ延びるアーム(21a)と、このアーム(21a)の先に取付けられる足踏み部(22)とを有する。 The rear brake pedal (21) is attached to the main pipe (10) and extends outwardly in the vehicle width direction, and a cylindrical boss (inserted rotatably on the support shaft (23)). 21b), an arm (21a) extending forward from the vehicle from the boss (21b), and a stepping portion (22) attached to the tip of the arm (21a).
特許文献1の技術のように、支軸(23)がメインパイプ(10)に固定されていれば、支軸(23)に対するボス(21b)の連回りによる支軸(23)及び/又はボス(21b)の摩耗や異音の発生は回避できることが知られている。
If the support shaft (23) is fixed to the main pipe (10) as in the technique of
ところで、リヤブレーキペダル(21)を着脱する際には、ボス(21b)を車幅方向へ移動させ支軸(23)から抜き差しする。この場合に、支軸(23)の車幅方向外方にサイドパイプ(11)が配置されており、ボス(21b)の抜き差しを可能にするため、ボス(21b)の車幅方向外側面とサイドパイプ(11)の間に、少なくとも、ボス(21b)の軸方向長さ分のスペースが必要になる。このようなスペースの確保が必要になる分、部品配置に制約が生ずる。 By the way, when the rear brake pedal (21) is attached / detached, the boss (21b) is moved in the vehicle width direction and is inserted / removed from / from the support shaft (23). In this case, the side pipe (11) is arranged on the outer side in the vehicle width direction of the support shaft (23), and the boss (21b) can be inserted and removed. A space corresponding to at least the axial length of the boss (21b) is required between the side pipes (11). Since it is necessary to secure such a space, there is a restriction on component arrangement.
上記対策として、支軸にねじを形成し、支軸をメインパイプに直接着脱可能に締結する手段はあるが、所定の締結強度を確保するため、ねじ径を小さくすることは難しい。そうすると、支軸周囲の部品が大型化し、配置スペースが嵩む可能性がある。 As a countermeasure, there is a means for forming a screw on the support shaft and fastening the support shaft directly and detachably to the main pipe, but it is difficult to reduce the screw diameter in order to secure a predetermined fastening strength. If it does so, the components around a spindle may become large and arrangement space may increase.
部品配置の自由度を高めることができて摩耗や異音の発生が回避できる鞍乗り型車両のブレーキペダル支持構造が望まれる。 There is a demand for a brake pedal support structure for a saddle-ride type vehicle that can increase the degree of freedom of component placement and avoid the occurrence of wear and noise.
本発明は、部品配置の自由度を高めることができて摩耗や異音の発生が回避できる鞍乗り型車両のブレーキペダル支持構造を提供することを課題とする。 It is an object of the present invention to provide a brake pedal support structure for a saddle-ride type vehicle that can increase the degree of freedom of component arrangement and can avoid the occurrence of wear and noise.
請求項1に係る発明は、運転者が踏面を踏むことにより円筒形のピボット部を中心に回動し、運転者の入力をブレーキに伝達するブレーキペダルと、このブレーキペダルを支持する支軸としてのピボットシャフトと、このピボットシャフトの両端を支持するペダルブラケットとを備え、このペダルブラケットにピボットシャフトが抜き差し可能に取付けられている鞍乗り型車両のブレーキペダル支持構造において、ピボットシャフトの空転を防止する回り止め部が備えられ、回り止め部は、ピボットシャフトに一体的に設けられピボットシャフトの径方向に延びるフランジ部と、このフランジ部をペダルブラケットに締結する小ねじとを備えていることを特徴とする。
The invention according to
請求項2に係る発明は、車体フレームに、同乗者が足を置くピリオンステップブラケットが取付けられ、このピリオンステップブラケットにペダルブラケットが取付けられ、このペダルブラケットに、第1ブラケットと第2ブラケットとが備えられ、第1ブラケットと第2ブラケットとで、ピボットシャフトの両端が支持され、第1ブラケットと第2ブラケットとは、共に、ピリオンステップブラケットという1部品に結合された後、車体フレームに取付けられることを特徴とする。
In the invention according to
請求項3に係る発明は、ピリオンステップブラケットに、更に、油圧ブレーキ用のマスターシリンダを取付けるシリンダ取付ブラケットが備えられていることを特徴とする。
The invention according to
請求項4に係る発明は、第1ブラケットと第2ブラケットのうちのいずれか一方と、シリンダ取付ブラケットとは一体に成形されていることを特徴とする。
The invention according to
請求項1に係る発明では、ブレーキペダルにピボットシャフトの空転を防止する回り止め部が備えられている。ピボットシャフトは回転不能となるため、ブレーキペダルの回動によるピボットシャフトの連回り現象を回避させることができる。連回り現象がなくなるため、連回りに起因するピボットシャフト及び/又はペダルブラケットの摩耗や異音が発生する心配はない。加えて、回り止め部が備えられているだけであれば、ブレーキペダル回りの部品配置に制約が生じ難く、併せて、配置スペースを小さく抑えることができる。さらに、ブレーキペダルの取外しも容易である。
In the invention according to
また本発明では、回り止め部は、フランジ部と小ねじとを備えている。ブレーキペダルを取付ける際は、ペダルブラケットにフランジ部を当て、小ねじによってピボットシャフトをペダルブラケットに締結するようにした。フランジ部と小ねじとによって回り止め部を構成したので、ブレーキペダルの分解を容易に行うことができる。 Moreover, in this invention, the rotation prevention part is provided with the flange part and the machine screw. When installing the brake pedal, the flange was applied to the pedal bracket, and the pivot shaft was fastened to the pedal bracket with a small screw. Since the rotation preventing portion is constituted by the flange portion and the small screw, the brake pedal can be easily disassembled.
請求項2に係る発明では、ピボットシャフトの両端部を支持する第1ブラケットと第2ブラケットとは、共に、ピリオンステップブラケットという1部品に結合された後、車体フレームに取付けられる。すなわち、車体フレームに直接ピボットシャフトを取付ける場合に比べ、ピボットシャフトの取付に必要な位置精度を容易に確保することができる。
In the invention according to
また、サブラインで、ブレーキペダルをピリオンステップブラケットにサブアセンブリーした後に、メインラインで、ブレーキペダル付きのピリオンステップブラケットを車体フレームに取付けるようにすれば、メインラインでの負荷を低く抑えることができる。結果、ライン編成の自由度を高めることができる。 If the brake pedal is sub-assembled to the pillion step bracket on the subline and then the pillion step bracket with the brake pedal is attached to the body frame on the main line, the load on the main line can be kept low. . As a result, the degree of freedom of line organization can be increased.
請求項3に係る発明では、ピリオンステップブラケットに、ペダルブラケットとシリンダ取付ブラケットとが備えられている。すなわち、ペダルブラケットとシリンダ取付ブラケットとを同一のピリオンステップブラケットに備えているので、ペダルブラケットとシリンダ取付ブラケットとを異なる部材にした場合に比べ、ブレーキペダルとマスターシリンダとの取付位置精度を高めることができる。
In the invention which concerns on
請求項4に係る発明では、第1ブラケットと第2ブラケットの一方とシリンダ取付ブラケットとは一体成形される。一体成形されることで、ピボットシャフトを支持する第1ブラケット、第2ブラケットとマスターシリンダを支持するシリンダ取付ブラケットとが一体成形されていない場合に比べ、ブレーキペダルとマスターシリンダとの取付位置精度を高めることができる。
In the invention according to
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail. In the drawings and examples, “up”, “down”, “front”, “rear”, “left”, and “right” respectively indicate directions viewed from the driver who rides the motorcycle.
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11の前部に操向可能に設けられる前輪13を有する前輪操舵部15と、前輪13の後方で車体フレーム11に懸架されるエンジン17と、このエンジン17の後方で車体フレーム11に揺動可能に設けられ後輪14を有する後輪懸架部16と、エンジン17の上方で車体フレーム11に設けられる燃料タンク19と、この燃料タンク19の後方で車体フレーム11に載置され乗員が跨って座るシート21とを有する鞍乗り型車両である。
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the
車体フレーム11は、前輪操舵部15を操舵自在に支持するヘッドパイプ23と、このヘッドパイプ23から下方へ延びておりエンジン17を懸架するダウンフレーム24と、ヘッドパイプ23から車両後方へ延びているメインフレーム25と、このメインフレーム25の後端から車両後方へ延びておりシート21を支えるシートレール26と、メインフレーム25から下方へ延びておりエンジン17及び後輪懸架部16を支持するピボットフレーム27とを主要素とする。
The
エンジン17は、クランクケース31と、このクランクケース31の上面に取付けられるシリンダ部32と、このシリンダ部32の後壁に連結される吸気系33と、シリンダ部32の前壁から延びている排気系34とからなる。排気系34は、排気管35と、この排気管35の先に連結され車両後方へ延びる消音器36とからなる。
The
前輪操舵部15は、ヘッドパイプ23に挿嵌されるステアリング軸41と、このステアリング軸41の上端に取付けられ運転者が操向するハンドル42と、ステアリング軸41に一体に取付けられ斜め前下方へ延びているフロントフォーク43と、このフロントフォーク43の下端に取付けられる前輪13とを主要素とする。後輪懸架部16は、リヤクッション44を有する。
The front
次に、車体カバーについて説明する。
車体カバー50は、前輪操舵部15に取付けられ車両の前上部を覆うフロントカウル51と、エンジン17の後方でピボットフレーム27の側方を覆うサイドカバー52と、このサイドカバー52の後方でシートレール26の側方を覆うリヤカウル53とを主要素とする。フロントフォーク43に、前輪13ではねた泥はねを遮蔽するフロントフェンダ54が取付けられ、シートレール26に、後輪14ではねた泥はねを遮蔽するリヤフェンダ55が取付けられている。
Next, the vehicle body cover will be described.
The
シートレール26に同乗者が握ることができるグラブレール56が取付けられている。ピボットフレーム27にスタンド57が取付けられている。
A
図2に示すように、ピボットフレーム27とシートレール26(図1参照)の間に、前下方から斜後上方へ延びるようにサポートフレーム28が渡される。サポートフレーム28は車体フレーム11の構成要素である。このサポートフレーム28とピボットフレーム27とに、同乗者が足を置くピリオンステップ61を支持するピリオンステップブラケット62が取付けられている。このピリオンステップブラケット62には、ペダルブラケット63が付設されると共に消音器36が取付けられている。なお、運転者が足を置くことができる運転者用ステップ64は、エンジン17のクランクケース31に取付けられている。
As shown in FIG. 2, a
次の図3〜6では、ピリオンステップブラケット及びこのピリオンステップブラケットに設けられるブレーキぺダル支持構造について説明する。
図3に示すように、ピリオンステップブラケット62は、ブレーキペダル66を回動自在に支持する第1ブラケット67及び第2ブラケット68からなるペダルブラケット63と、ペダルブラケット63に支持されるピボットシャフト69と、ペダルブラケット63の第1ブラケット67に接続されこの第1ブラケット67から図手前側に延びているコ字プレート71と、このコ字プレート71の外面71aに一端が連結され、図手前側に延び、車両後方へ延びた後、車両斜め前上方へ曲がり上端がサポートフレーム28(図2参照)に連結される管部材72と、この管部材72の曲がり部72bから車両後方へ延びる板状のジョイントブラケット73とを主要素とする。
3-6 next, the pillion step bracket and the brake pedal support structure provided in this pillion step bracket are demonstrated.
As shown in FIG. 3, the
ジョイントブラケット73に、消音器固定用カラー74とピリオンステップステー75とが接合される。消音器固定用カラー74には、消音器36(図2参照)が取付けられ、ピリオンステップステー75には、ピリオンステップ61(図2参照)が取付られる。ジョイントブラケット73の位置にて管部材72に、後述するブレーキペダル66の動きを遅らせる遅ればね76の一方を止める遅ればねステー77が車両前方に突設される。
A
ブレーキペダル66は、ピボットシャフト69に挿嵌され、ピボットシャフト69に回動可能に支持されるピボット部(カラー部材81)と、このカラー部材81から延びるブレーキパイプ82と、このブレーキパイプ82の前端に取付けられ、ブレーキ踏力が付与される踏面(踏板83)と、カラー部材81から延びてブレーキマスターシリンダ84にブレーキ力を伝達するアーム部材85と、ピボットシャフト69に接合される板状のフランジ部86と、このフランジ部86と第1ブラケット67との間を回動不能に固定する小ねじ87とを主要素とする。
The
アーム部材85の先端に、ブレーキマスターシリンダ84のロッド先端84aが取付けられる取付片88が設けられ、この取付片88に前述した遅ればね76の他端76bが止められている。
An
ピリオンステップブラケット62に、ブレーキペダル66と、ブレーキマスターシリンダ84と、遅ればね76とが各々取付けられる。例えば、ブレーキペダル66がピリオンステップブラケット62に取付けられる一方で、ブレーキマスターシリンダ84がピリオンステップブラケット以外の他部品に取付けられる場合に比べ、ブレーキ機構の取付位置精度を高められる。
A
図4に示すように、ペダルブラケット63に、第1ブラケット67と第2ブラケット68とが備えられ、第1ブラケット67と第2ブラケット68とで、ピボットシャフト69の両端が支持されている。ピボットシャフト69の一端に鍔部91が形成され、この鍔部91に当接するように板状を呈するフランジ部86のフランジ孔86hが嵌められ、鍔部91にフランジ部86が予め溶接されている。フランジ部86を一体化させたピボットシャフト69がペダルブラケット63に取付けられる。
As shown in FIG. 4, the
第1ブラケット67には、小ねじ87が通るボルト孔95が設けられ、このボルト孔95の位置に合わせて第1ブラケット67の内面67iにナット96が溶接される。フランジ部86には通孔111が設けられ、小ねじ87を通孔111、ボルト孔95にこの順に通しナット96に締結することで、第1ブラケット67に、ピボットシャフト69が一体化されたフランジ部86が取付けられる。なお、ピボットシャフト69の他端には、抜け止め用の割ピン97が挿入可能な小孔98が設けられている。
The
板状の第1ブラケット67に、車幅方向内方から板状の第2ブラケット68が接合される。第1ブラケット67は、第1穴93を有し、第2ブラケット68は、第2穴94を有する。第1穴93と第2穴94の間において、第1ブラケット67と第2ブラケット68は、離間している。離間している第1ブラケット67及び第2ブラケット68の間に、ブレーキペダル66のカラー部材81がセットされ、その後、第1穴93とカラー部材81の孔99と第2穴94とを貫通するように、この順でピボットシャフト69が挿通され、ピボットシャフト69の他端に設けた小孔98に割ピン97が挿入される。
A plate-like
すなわち、ペダルブラケット63は、ピボットシャフト69の両端を支持し、このペダルブラケット63にピボットシャフト69が抜き差し可能に取付けられ、ピボットシャフト69に回動可能にブレーキペダル66が取付けられる。前述したように、ピボットシャフト69の一端に設けられる鍔部91は、フランジ部86に溶接され一体となっており、このフランジ部86は、小ねじ87によって第1ブラケット67に固定されるため、ピボットシャフト69がカラー部材81の回動に連れ回り回動することはない。つまり、ブレーキペダル66に、ピボットシャフト69の空転を防止する回り止め部100が備えられている。
That is, the
回り止め部100は、ピボットシャフト69に一体的に設けられピボットシャフト69の径方向に延びる板状のフランジ部86と、このフランジ部86をペダルブラケット63に締結する小ねじ87とを有している。
The
図5に示すように、ペダルブラケット63に備えられている第1ブラケット67と第2ブラケット68とによって、ピボットシャフト69の両端が支持されている。カラー部材81の車幅方向一端側から上方へアーム部材85が延びており、カラー部材81の車幅方向他端側から下方へ腕状のブレーキパイプ82が延びている。
As shown in FIG. 5, both ends of the
図6に示すように、ペダルブラケット63が一体化されたピリオンステップブラケット62の前部は、締結ねじ101aによってピボットフレーム27(図2参照)側に締結可能にされ、ピリオンステップブラケット62の後部は、締結ねじ101bによってサポートフレーム28に締結可能とされる。
As shown in FIG. 6, the front part of the
図4を併せて参照し、第1ブラケット67に第2ブラケット68が結合されている。すなわち、第1ブラケット67と第2ブラケット68とは、共に、ペダルブラケット63という1部品に結合され、このペダルブラケット63は、ピリオンステップブラケット62を介して車体フレーム11に取付けられている。
Referring also to FIG. 4, the
図6に戻り、ペダルブラケット63が含まれるピリオンステップブラケット62には、油圧ブレーキ用のマスターシリンダ84を取付けるシリンダ取付ブラケット103が備えられている。このシリンダ取付ブラケット103は、第1ブラケット67と一体に成形されている。なお、本実施例では、第1ブラケットにシリンダ取付ブラケットを一体に成形したが、第2ブラケットにシリンダ取付ブラケットを一体成形することは差し支えない。
Returning to FIG. 6, the
次に、ブレーキペダルを取外す際の手順について説明する。図7(a)はピボットシャフトから割ピンを外し小ねじを緩めることを説明するものであり、図7(b)はピボットシャフトから締結部材を外すことを説明するものであり、図7(c)は第1ブラケット及び第2ブラケットからピボットシャフトを取外すことを説明するものである。 Next, a procedure for removing the brake pedal will be described. FIG. 7A illustrates that the split pin is removed from the pivot shaft and the machine screw is loosened. FIG. 7B illustrates that the fastening member is removed from the pivot shaft. ) Explains the removal of the pivot shaft from the first bracket and the second bracket.
図7(a)及び図7(b)において、矢印(1)の如く割ピン97を伸ばした後、小孔98から引き抜き、矢印(2)の如くナット96から小ねじ87を緩め外す。
7 (a) and 7 (b), the
図7(c)において、割ピン97と小ねじ87とが外されたピボットシャフト69を矢印(3)の如く車両外方に抜くことで、回動支点としてブレーキペダル66の構成要素であるカラー部材81を取外すことができる。なお、ブレーキペダルをペダルブラケットに取付ける際は、上記説明と逆の手順で行えば良く、説明を省略する。
In FIG. 7C, the
以上に述べたブレーキペダル支持構造の作用を次に述べる。
図4に戻り、ブレーキペダル66に、このブレーキペダル66を回動自在に支持するピボットシャフト69の空転を防止する回り止め部100が備えられている。すなわち、ブレーキペダル66の回動に伴ってピボットシャフト69の連れ回りを防止する回り止め部100がブレーキペダル66に備えられている。
The operation of the brake pedal support structure described above will be described next.
Returning to FIG. 4, the
ブレーキペダル66に対しピボットシャフト69は回転不能となるため、ブレーキペダル66の回動によるピボットシャフト69の連回り現象を回避させることができる。連回り現象がなくなるため、連回りに起因するピボットシャフト69及び/又はペダルブラケット63の摩耗や異音が発生する心配はない。
Since the
次に、本発明のブレーキペダル支持構造によって、ブレーキペダル回りの部品配置に制約が生じ難く、併せて、配置スペースを小さく抑えることができる点について説明する。
図8(b)の比較例において、車両幅方向中心位置で、車両長手方向にメインパイプ108が延び、このメインパイプ108にブラケット109、109を介して支軸106が取付けられる。支軸106は車幅方向外方に延びている。メインパイプ108の車両側方位置で車両長手方向にサイドパイプ107が延びている。
Next, it will be described that the brake pedal support structure according to the present invention makes it difficult for the arrangement of parts around the brake pedal to be restricted, and the arrangement space can be kept small.
In the comparative example of FIG. 8B, the
上記構成で、リヤブレーキペダル66Bを着脱する際には、ボス(カラー部材81B)を車幅方向外方へ矢印b方向に移動させ支軸106から抜き差しする。この場合に、支軸106の車幅方向外方にサイドパイプ107が配置されており、リヤブレーキペダル66Bの着脱を可能にするため、リヤブレーキペダル66Bの車幅方向外側面とサイドパイプ107の間に、少なくとも、カラー部材81Bの軸方向長さ分のスペースが必要になる。このようなスペースの確保が必要になる分、部品配置に制約が生ずる場合がある。
With the above configuration, when the
この点、本発明では、図8(a)の実施例に示すように、ピボットシャフト69を抜き差しできればよく、リヤブレーキペダル66の構成要素であるブレーキパイプ82まで車幅方向外方へ移動できるスペースを確保する必要がない。かかる構成であれば、部品配置に制約が生じ難く、併せて、配置スペースを小さく抑えることができる。さらに、ブレーキペダルの取外しも容易である。結果、ピボットシャフト69の連回りは生じない上に、部品配置の自由度を高めることができ、併せて、配置スペースを小さく抑えることができる。
In this regard, in the present invention, as shown in the embodiment of FIG. 8A, it is sufficient that the
図6に戻り、回り止め部100は、フランジ部86と小ねじ87とを備えている。ピボットシャフト69にブレーキペダル66を取付ける際は、ペダルブラケット63の第1ブラケット67にフランジ部86を当て、小ねじ87によってピボットシャフト69をペダルブラケット63に締結するようにした。フランジ部86と小ねじ87とによって回り止め部100を構成した。かかる構成であれば、小ねじ87を外すことで、ペダルブラケット63からピボットシャフト69を抜くことができるので、ブレーキペダル66の分解を容易に行うことができる。
Returning to FIG. 6, the
また、ピボットシャフト69の両端部を支持する第1ブラケット67と第2ブラケット68とは、共に、ペダルブラケット63という1部品に結合された後、車体フレーム11に取付けられる。すなわち、車体フレーム11に直接ピボットシャフト69を取付ける場合に比べ、ピボットシャフト69の取付に必要な位置精度を容易に確保できる。
The
また、ブレーキペダル66をピリオンステップブラケット62にサブアセンブリーした後に、メインラインで、ブレーキペダル付きのピリオンステップブラケット62を車体フレーム11に取付けるようにすれば、メインラインでの負荷を低く抑えることができる。結果、メインラインでのラインバランスをとり易くすることができる。
If the
さらに、ピリオンステップブラケット62には、ペダルブラケット63と、油圧ブレーキ用のマスターシリンダ84を取付けるシリンダ取付ブラケット103とが備えられている。すなわち、ペダルブラケット63とシリンダ取付ブラケット103とを同一のピリオンステップブラケット62に配置したので、ペダルブラケットとシリンダ取付ブラケットとが異なる部材に配置される場合に比べ、ブレーキペダル66とマスターシリンダ84との取付位置精度を高めることができる。
Further, the
さらにまた、第1ブラケット67とシリンダ取付ブラケット103とは一体成形される。一体成形されることで、ピボットシャフト69を支持するブラケットとシリンダを支持するシリンダ取付ブラケットとが別部材であって、一体成形されていない場合に比べ、ブレーキペダル66とマスターシリンダ84との取付位置精度を高めることができる。
なお、本実施例では、第1ブラケットにシリンダ取付ブラケットを一体成形したが、第2ブラケットにシリンダ取付ブラケットを一体成形することは差し支えない。
Furthermore, the
In this embodiment, the cylinder mounting bracket is integrally formed with the first bracket, but the cylinder mounting bracket may be integrally formed with the second bracket.
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、鞍乗り型三輪車にも適用可能であり、一般の鞍乗り型車両に適用することは差し支えない。 Although the present invention is applied to a motorcycle in the embodiment, it can also be applied to a saddle-ride type tricycle and can be applied to a general saddle-ride type vehicle.
本発明は、ブレーキペダルが備えられている自動二輪車に好適である。 The present invention is suitable for a motorcycle equipped with a brake pedal.
10…鞍乗り型車両(自動二輪車)、11…車体フレーム、61…ピリオンステップ、62…ピリオンステップブラケット、63…ペダルブラケット、66…ブレーキペダル、67…第1ブラケット、68…第2ブラケット、69…ピボットシャフト、81…ピボット部(カラー部材)、83…踏面(踏板)、84…(ブレーキマスターシリンダ)マスターシリンダ、86…フランジ部、87…小ねじ、100…回り止め部、103…シリンダ取付ブラケット。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記ピボットシャフト(69)の空転を防止する回り止め部(100)が備えられ、
前記回り止め部(100)は、前記ピボットシャフト(69)に一体的に設けられ、前記ピボットシャフト(69)の径方向に延びるフランジ部(86)と、このフランジ部(86)を前記ペダルブラケット(63)に締結する小ねじ(87)とを備えている、
ことを特徴とする鞍乗り型車両のブレーキペダル支持構造。 When the driver steps on the tread surface (83), the driver pivots around the cylindrical pivot portion (81) to transmit the driver's input to the brake, and supports the brake pedal (66). And a pedal bracket (63) that supports both ends of the pivot shaft (69), and the pivot shaft (69) is detachably attached to the pedal bracket (63). In the straddle-type vehicle brake pedal support structure,
The detent portion for preventing the racing of the pivot shaft (69) (100) is provided with al will,
The anti-rotation portion (100) is provided integrally with the pivot shaft (69). The flange portion (86) extends in the radial direction of the pivot shaft (69), and the flange portion (86) is connected to the pedal bracket. A small screw (87) for fastening to (63),
A brake pedal support structure for a saddle-ride type vehicle.
このピリオンステップブラケット(62)に前記ペダルブラケット(63)が取付けられ、
このペダルブラケット(63)に、第1ブラケット(67)と第2ブラケット(68)とが備えられ、
前記第1ブラケット(67)と前記第2ブラケット(68)とで、前記ピボットシャフト(69)の両端が支持され、
前記第1ブラケット(67)と前記第2ブラケット(68)とは、共に、前記ピリオンステップブラケット(62)という1部品に結合された後、前記車体フレーム(11)に取付けられることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のブレーキペダル支持構造。 A pillion step bracket (62) for supporting a pillion step (61) on which the passenger puts his / her foot is attached to the vehicle body frame (11),
The pedal bracket (63) is attached to the pillion step bracket (62),
The pedal bracket (63) includes a first bracket (67) and a second bracket (68).
Both ends of the pivot shaft (69) are supported by the first bracket (67) and the second bracket (68),
The first bracket (67) and the second bracket (68) are both attached to the vehicle body frame (11) after being coupled to one part called the pillion step bracket (62). The brake pedal support structure for a saddle-ride type vehicle according to claim 1 .
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