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JP5818216B2 - 衝突緩和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自車両が衝突する際の被害を緩和させる車両用の衝突緩和装置に関する。
上記の衝突緩和装置として、自車両と他車両とが衝突すると仮定したときの重なり具合(オーバーラップ率)に応じて衝突確率を求め、衝突確率に応じて衝突の被害を緩和するための制御を実施する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−308036号公報
しかしながら、上記の衝突緩和装置では、自車両が走行すべき領域に他車両が存在しているかどうかが考慮されていない。したがって、例えば、一時的に自車両が他車両の方向に向いているが、その他車両は路肩に停止している車両である場合など、自車両が衝突を回避する確度が高い状況においても同様の衝突確率と認定し、制御を実施してしまう虞があった。すなわち、上記衝突緩和装置では、制御を実施すべきか否かを適切に判定することができないという問題点があった。
そこで、このような問題点を鑑み、自車両が衝突する際の被害を緩和させる車両用の衝突緩和装置において、制御を実施すべきか否かをより適切に判定できるようにすることを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するために成された本発明の衝突緩和装置において、作動条件設定手段は、自車両が衝突する際の被害を緩和させるための衝突緩和部を作動させる際の条件を表す作動条件を設定する。そして、作動制御手段は、自車両の周囲に位置する対象物を検出し、自車両と前記対象物との位置関係が作動条件を満たす際に、衝突緩和部を作動させる。
さらに、走行区分認識手段は、自車両が走行する道路の走行区分を表す自車両走行区分を認識し、区分内存在認識手段は、自車両走行区分内に対象物が存在するか否かを認識する。この構成において、作動条件設定手段は、自車両走行区分内に対象物が存在する場合、走行区分内に対象物が存在しない場合よりも、作動条件を緩和する。
このような衝突緩和装置によれば、自車両走行区分内に対象物が存在するか否かに応じて、対象物との衝突の可能性の大小を判断するので、制御を実施すべきか否かをより適切に判定することができる。特に、自車両走行区分内に対象物が存在する場合には、自車両走行区分内に対象物が存在しない場合によりも、衝突の可能性が高いものとして衝突緩和部の作動条件を緩和するので、より早期に衝突緩和部を作動させることができる。
なお、上記目的を達成するためには、コンピュータを、衝突緩和装置を構成する各手段として実現するための衝突緩和プログラムとしてもよい。また、各請求項の記載は、可能な限りにおいて任意に組み合わせることができる。この際、発明の目的を達成できる範囲内において一部構成を除外してもよい。
本発明が適用されたプリクラッシュセーフティシステム1の概略構成を示すブロック図である。 衝突緩和コントローラ10のCPU11が実行する衝突緩和処理を示すフローチャートである。 衝突緩和処理の作動の概要を示す説明図である。 衝突緩和処理のうちの、車両種別、走行区分による補正量演算処理を示すフローチャートである。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
[本実施形態の構成]
本発明が適用されたプリクラッシュセーフティシステム(以下、PCSという。)1は、例えば、乗用車等の車両に搭載され、車両が衝突する虞があることを検出し、車両の衝突を抑制したり、車両が衝突する際にその被害を緩和させたりするシステムである。具体的には、図1に示すように、PCS1は、衝突緩和コントローラ10と、各種センサ30と、被制御対象40とを備えている。
各種センサ30としては、例えば、カメラセンサ31、レーダセンサ32、ヨーレートセンサ33、車輪速センサ34等を備えている。カメラセンサ31は、例えば対象物までの距離を検出可能なステレオカメラとして構成されており、撮像画像に基づいて画像中の歩行者、路上障害物や他車両等の対象物の形状と対象物までの距離とを認識する。
レーダセンサ32は、対象物をその位置(自車両に対する相対位置)とともに検出する。ヨーレートセンサ33は、車両の旋回角速度を検出する周知のヨーレートセンサとして構成される。
車輪速センサ34は、車輪の回転速度、つまりは車両の走行速度を検出する。これらの各種センサ30による検出結果は、衝突緩和コントローラ10によって取得される。
なお、カメラセンサ31やレーダセンサ32は、予め設定された所定の周期(例えば100ms)毎に車両の進行方向に位置する対象物の検出を実施する。また、レーダセンサ32は、指向性のある電磁波を対象物に対して発射し、その反射波を受信することによって、対象物の形状や大きさについても検出する。
衝突緩和コントローラ10は、CPU11,ROM12,RAM13等を備えた周知のコンピュータとして構成されている。そして、衝突緩和コントローラ10は、各種センサ30による検出結果等に基づいてROM12に格納されたプログラムを実行することによって、後述する衝突緩和処理等の各種処理を実施する。
衝突緩和コントローラ10は、このような処理を実施し、これらの処理による処理結果に応じて被制御対象40を作動させる。なお、被制御対象40としては、例えば、ブレーキや、ステアリング、シートベルト等を駆動するアクチュエータや、警報を発する警報装置等が挙げられる。以下、本実施形態においては、被制御対象40がブレーキである場合について説明する。
このように、CPU11が各自動ブレーキとしての機能を作動する際には、車輪速センサ34からの検出信号に応じて、予め設定された減速度および減速量(自動ブレーキ作動前後の速度差)となるように、被制御対象40を作動させる。
[本実施形態の処理]
次に、自動ブレーキを実施する際の処理である衝突緩和処理について図2以下の図面を用いて説明する。衝突緩和処理は、予め設定された所定周期(例えば約50ms)毎に起動される処理である。
具体的には図2に示すように、衝突緩和処理においては、まず、対象物の情報を入力する(S110)。この処理では、カメラセンサ31やレーダセンサ32によって検出された最新の対象物の位置の情報を取得する。
続いて、対象物の認識を行う(S120)。この処理では、カメラセンサ31にて得られた対象物の形状等(パターンマッチング等)に応じて対象物の種別(車両、歩行者、自転車、バイク等)を認識し、前回以前にRAM13等に記録された対象物と今回認識した対象物とを対応付ける。また、この処理では、各対象物の挙動や位置関係(自車両を基準とした対象物の座標)、各対象物との相対速度についても認識する。
次に、自車両、他車両の走行区分を認識する(S130)。この処理では、周知の白線認識処理にてカメラセンサ31にて得られた撮像画像から走行区分の境界線となる白線を認識し、自車両および他車両の位置が何れの走行区分(例えば車線:左右の白線で挟まれた領域)を属するかを認識する。
詳細には、自車両が走行する走行区分を認識し、他車両が走行する走行区分が自車両の走行区分と同じであるか否かを認識する。認識結果は、他車両が走行する走行区分が、「自車両が走行する走行区分と同じ」、「自車両が走行する走行区分と異なる」、或いは「自車両または他車両の走行区分が不明(不明状態)」というように識別される。なお、自車両や他車両が境界線となる白線を跨いでいる場合には、跨いでいる両方の走行区分に属するものと認識する。
続いて、他車両の種別を認識する(S140)。この処理では、車両であると認識された対象物(他車両)について、その相対移動方向と自車両の速度とに基づいて他車両の絶対速度を認識する。
そして、この絶対速度から他車両の移動方向を特定し、移動方向が自車両の方向であれば対向車両、移動方向が自車両の走行方向と同一であれば先行車両、静止していれば静止車両と認識する。なお、この処理では、他車両の絶対速度に応じて他車両を対向車両、先行車両、静止車両の何れかに分類する。
続いて、車両種別、走行区分による補正量演算処理を実施する(S150)。この処理は、他車両の種別や走行区分に応じて、作動基準時間TTC_thの補正量(区分補正量)を設定する処理である。ここで、作動基準時間TTC_thは、自車両が対象物との衝突を回避する制御を実施する際のタイミングを決定するための閾値である。作動基準時間TTC_thが大きくなると、衝突を回避する制御の開始タイミングが早くなり、作動基準時間TTC_thが小さくなると、衝突を回避する制御の開始タイミングが遅くなる。
車両種別、走行区分による補正量演算処理では、図4に示すように、まず、自車両または他車両の走行区分が不明であるか否かを判定する(S310)。自車両または他車両の走行区分が不明であれば(S310:YES)、後述するS340の処理に移行する。
また、自車両または他車両の走行区分が不明でなければ(S310:NO)、自車両と他車両とが同じ走行区分を走行しているか否かを判定する(S320)。自車両と他車両とが同じ走行区分を走行していれば(S320:YES)、他車両の種別を抽出する(S330)。
他車両の種別が対向車両であれば(S330:YES)、区分補正量を0に設定し(S340)する。すなわち、自車両または他車両の走行区分が不明である場合だけでなく、自車両と他車両とが同じ走行区分を走行しており、かつ対象物が対向車両であることが認識された場合に、区分補正量を0に設定する。
自車両と他車両とが同じ走行区分を走行しており、かつ対象物が対向車両であることが認識された場合の区分補正量は、対象物が対向車両であると認識されていない場合とは異なる値となる。このようにするのは、対向車両との衝突判定は相対速度が大きいためにより遠くで衝突判定を行う必要があるが、この際の判定が難しく、被制御対象40の誤作動を抑制するためである。
次に、他車両の種別が対向車両でなければ(S330:NO)、区分補正量を、作動基準時間TTC_thが大きくなるような値(例えば0.5秒)に設定することで衝突回避のための制御の作動が早くなるよう設定する(早出し)(S350)。
また、S320の処理にて、自車両と他車両とが異なる走行区分を走行していれば(S320:NO)、区分補正量を、作動基準時間TTC_thが小さくなるような値(例えば−0.5秒)に設定することで衝突回避のための制御の作動が遅くなるよう設定する(遅出し)(S360)。このような処理が終了すると車両種別、走行区分による補正量演算処理を終了する。
図3(b)には、車両種別、走行区分による補正量演算処理によって求められる区分補正量の設定方法をまとめた表を示す。この表によると、衝突の確度が高い場合に作動基準時間TTC_thを増加させ、衝突の確度が低い場合に作動基準時間TTC_thを減少させる。ただし、他車両との相対速度が速く、衝突の不確実性が高い場合には作動基準時間TTC_thを維持する。
なお、表中の作動基準時間TTC_thの減少や増加に対応する区分補正量は、車両種別毎に異なる値に設定されていてもよい。
次に、図2に戻り、作動基準時間TTC_thを演算する(S160)。この処理での作動基準時間TTC_thは、例えば車両種別毎に任意に設定されうるが、例えば、運転者がすぐに衝突を回避する操作をしたときに衝突を回避できるかできないかのタイミングに設定される。
続いて、作動基準時間TTC_thに補正量を適用して補正する(S170)。この処理では、S160の処理で設定された作動基準時間TTC_thに対して、区分補正量を加算し、新たな作動基準時間TTC_thを得る。
そして、対象物の挙動や相対速度に基づいて、自車両と対象物とが衝突するまでの時間を表す衝突時間TTCを演算する(S210)。続いて、衝突時間TTCと衝突基準時間TTC_thとを比較する(S220)。
衝突時間TTCが衝突基準時間TTC_th未満であれば(S220:NO)、ブレーキを作動させる旨の自動ブレーキ作動指令を生成(つまりRAM13においてフラグをセット)する(S230)。そして、作動制御処理を実施する(S250)。作動制御処理では、生成された作動指示(フラグ)に基づいて、被制御対象40に対応する作動指令を被制御対象40に対して(被制御対象40が複数の場合にはそれぞれの被制御対象40に対して)送信する。
また、衝突時間TTCが衝突基準時間TTC_th以上であれば(S220:YES)、自動ブレーキ作動指令を生成しないよう設定し(つまりRAM13においてフラグをリセットし)(S240)、前述の作動制御処理を実施する(S250)。
このような処理が終了すると、衝突緩和処理を終了する。
[本実施形態による効果]
以上のように詳述したPCS1において、衝突緩和コントローラ10は、自車両が衝突する際の被害を緩和させるための被制御対象40を作動させる際の条件となる作動基準時間TTC_thを設定する。そして、自車両の周囲に位置する対象物を検出し、自車両と対象物との位置関係に基づいて設定される衝突時間TTCが作動基準時間TTC_th未満になる条件を満たす際に、被制御対象40を作動させる。
さらに、衝突緩和コントローラ10は、自車両が走行する道路の走行区分を表す自車両走行区分を認識し、自車両走行区分内に対象物が存在するか否かを認識する。この構成において、衝突緩和コントローラ10は、自車両走行区分内に対象物が存在する場合、走行区分内に対象物が存在しない場合よりも、作動基準時間TTC_thを緩和(作動基準時間TTC_thを増加)する。なお、作動基準時間TTC_thを「緩和する」とは、被制御対象40が作動しやすくなるよう作動基準時間TTC_thを設定することを意味する。
このようなPCS1によれば、自車両走行区分内に対象物が存在するか否かに応じて、対象物との衝突の可能性の大小を判断するので、制御を実施すべきか否かをより適切に判定することができる。特に、自車両走行区分内に対象物が存在する場合には、自車両走行区分内に対象物が存在しない場合によりも、衝突の可能性が高いものとして被制御対象40の作動基準時間TTC_thを緩和するので、より早期に被制御対象40を作動させることができる。
また、このようなPCS1によれば、作動基準時間TTC_thの設定を変更するだけで、より早期に被制御対象40を作動させる構成を実現することができる。
さらに、上記PCS1において、衝突緩和コントローラ10は、対象物が対向車両であることを認識し、対象物が対向車両であることが認識された場合に、対象物が対向車両であると認識されていない場合とは異なる作動基準時間TTC_thを設定する。
このようなPCS1によれば、相対速度が速く衝突するか否かの判定が難しい対向車両については異なる作動基準時間TTC_thで制御を行うことができる。
また、上記PCS1において、衝突緩和コントローラ10は、走行区分内に対象物が存在するか否かが認識できない不明状態であることについても認識し、不明状態である場合、自車両走行区分内に対象物が存在する場合よりも作動基準時間TTC_thを強化(作動基準時間TTC_thを減少)し、走行区分内に対象物が存在しない場合よりも作動基準時間TTC_thを緩和する。なお、作動基準時間TTC_thを「強化する」とは、被制御対象40が作動しにくくなるよう作動基準時間TTC_thを設定することを意味する。
このようなPCS1によれば、不明状態である場合には、衝突の可能性が、自車両走行区分内に対象物が存在する場合と自車両走行区分内に対象物が存在しない場合との中間であるものとして作動基準時間TTC_thを設定することができる。
ただし、不明状態である場合において対象物が対向車両である場合には、不明状態であるときの作動基準時間TTC_thと同様の作動基準時間TTC_thを設定する。
ここで、対象物が対向車両である場合の判定は、対象物が先行車両や静止車両等である場合と比較して相対速度が高く、比較的遠距離で判定する必要があり、衝突の判定が難しい。そこで、本発明では、対象物が対向車両である場合であって不明状態である場合、なるべく制御が実施されないよう作動基準時間TTC_thを設定している。
このようなPCS1によれば、PCS1の誤作動を抑制することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上記の実施形態によって何ら限定して解釈されない。また、上記の実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略した態様も本発明の実施形態である。また、上記の複数の実施形態を適宜組み合わせて構成される態様も本発明の実施形態である。また、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も本発明の実施形態である。また、上記の実施形態の説明で用いる符号を特許請求の範囲にも適宜使用しているが、各請求項に係る発明の理解を容易にする目的で使用しており、各請求項に係る発明の技術的範囲を限定する意図ではない。
例えば、上記実施形態では、カメラセンサ31とレーダセンサ32とを併用することで対象物の認識精度を向上させる構成としているが、カメラセンサ31およびレーダセンサ32の何れか一方を備えた構成であっても本発明を実現することができる。
また、上記実施形態では、他車両が自車両と同じ走行区分を走行している場合において他車両が対向車両の場合だけ、作動基準時間TTC_thを緩和することなく維持したが、対向車両以外であっても、相対速度が大きく衝突判定の精度が低くなる虞がある車両等においても作動基準時間TTC_thを維持または強化するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、作動条件として、作動基準時間TTC_thを採用し、この作動基準時間TTC_thを変更したが、作動条件としては、例えば、衝突確率の閾値などを採用し、この衝突確率を変更するようにしてもよい。
このようにしても上記実施形態と同様の効果を享受できる。
[実施形態の構成と本発明の手段との対応関係]
上記実施形態におけるPCS1は、本発明でいう衝突緩和装置に相当し、上記実施形態における被制御対象40は、本発明でいう衝突緩和部に相当する。また、上記実施形態における衝突緩和処理のうちのS120、S220〜S250の処理は、本発明でいう作動制御手段に相当し、上記実施形態におけるS130の処理は、本発明でいう走行区分認識手段に相当する。
さらに、上記実施形態におけるS170、S340〜S360の処理は、本発明でいう作動条件設定手段に相当し、上記実施形態におけるS310〜S330の処理は、本発明でいう他車両認識手段に相当する。また、上記実施形態におけるS330の処理は、本発明でいう対向車両認識手段に相当する。
1…PCS、10…衝突緩和コントローラ、11…CPU、12…ROM、13…RAM、31…カメラセンサ、32…レーダセンサ、33…ヨーレートセンサ、34…車輪速センサ、40…被制御対象。

Claims (1)

  1. 自車両に搭載され、自車両が衝突する際の被害を緩和させる車両用の衝突緩和装置(1)であって、
    自車両が衝突する際の被害を緩和させるための衝突緩和部(40)を作動させる際の条件を表す作動条件を設定する作動条件設定手段(S170、S340〜S360)と、
    自車両の周囲に位置する対象物を検出し、自車両と前記対象物との位置関係が前記作動条件を満たす際に、前記衝突緩和部を作動させる作動制御手段(S120、S220〜S250)と、
    自車両が走行する道路の走行区分を表す自車両走行区分を認識する走行区分認識手段(S130)と、
    前記自車両走行区分内に前記対象物が存在するか否かを認識する区分内存在認識手段(S310〜S330)と、
    前記対象物が対向車両であることを認識する対向車両認識手段(S330)と、
    を備え、
    前記作動制御手段は、自車両と対象物とが衝突するまでの衝突時間と、自車両が前記対象物との衝突を回避する制御を実施すべきタイミングとして予め設定された作動基準時間と、の比較結果に応じて前記衝突緩和部を作動させるか否かを決定し、
    前記作動条件設定手段は、前記対象物が前記対向車両であることが認識された場合において前記自車両走行区分内に前記対象物が存在する場合、前記走行区分内に前記対象物が存在しない場合よりも、前記作動基準時間をより大きな値に設定すること
    を特徴とする衝突緩和装置。
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