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JP5859129B2 - 拡張型キャリア間付加価値サービスを容易にするためのマスタ・サービス制御機能を実施する方法 - Google Patents

拡張型キャリア間付加価値サービスを容易にするためのマスタ・サービス制御機能を実施する方法 Download PDF

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Description

以下の明細書は、本発明の本質、および本発明をどのように実行すべきかを詳細に説明し確認するものである。
本発明は、電気通信ネットワークに関し、より詳細には、テレコム・オペレータに関連するアクセス権ベースのオペレータ間の付加価値サービスおよび付加サービスを別のオペレータの加入者に提供するためにマスタ・サービス制御ポイントを利用するシステムおよび方法に関する。
今日の電気通信サービスは、多くのネットワーク・オペレータおよびサービス・プロバイダによって提供されている。これらのネットワーク・オペレータとサービス・プロバイダは、相互運用性が制限され、互いに独立に動作する。しかしながら、電気通信技術が発展し、競争圧力が高まるにつれて、ネットワーク・オペレータおよびサービス・プロバイダは、改善された顧客加入者サービスとともに、より新しいアプリケーションを提供する必要がある。
各オペレータ・ネットワークは、インテリジェント・ネットワークを使用して、オペレータによって提供される様々なサービスと、任意のサード・パーティ・アプリケーションとを制御し、管理する。インテリジェント・ネットワーク(IN:Intelligent Network)は、オペレータ特有のネットワーク・アーキテクチャであり、このネットワーク・アーキテクチャは、様々なネットワーク・コンポーネントの間の通信を容易にして、オペレータ特有の付加価値サービスおよび付加サービスを加入者に対して提供する。INは、サービス交換ポイント−SSP(service switching point)と、サービス制御ポイント−SCP(service control point)と、SS7(信号システム7(Signaling System 7))と呼ばれる信号システムと、様々な信号転送ポイントとを使用して、ユーザに対してサービスを提供する。インテリジェント・ネットワークは、サービス制御ポイント(SCP:Service Control Point)を使用して、ネットワーク・サービスを制御し、管理する。SCPは、サービス交換ポイント−SSP、または信号転送ポイント−STPのいずれかと接続される。これは、ネットワーク・サービス・プロバイダのネットワーク・アーキテクチャに依存している。
サービス・プロバイダに登録された各加入者は、ネットワークの内部の特定のサービス制御機能に関連づけられ、このネットワークは、加入者をオペレータのインテリジェント・ネットワーク・ロジックに接続する。1つの単一インテリジェント・ネットワークに接続された任意の加入者は、サービス制御ポイントを経由してオペレータ・ネットワークによって提供されるすべてのサービスに加入し、またアクセスすることができる。加入者は、そのサービス・プロバイダによって提供されるサービスだけに制限され、また他のオペレータによって提供されるサービスにはアクセスすることができない。代わりに、付加価値/付加のサービス提供のほとんどは、ピア・ツー・ピア・リフィルのような2人の加入者の間の相互作用を必要としており、またこれらの加入者が同じオペレータに属することを必要とする。
サービス・プロバイダの数がますます増加するにつれて、加入者は、各サービス・プロバイダからの最も良いサービスを獲得するために、様々のサービス・プロバイダに複数の加入を行う傾向がある。そのようなシナリオにおいては、加入者は、様々な加入を独立して管理する必要がある。加入者ベースの彼ら自身の組に対するオペレータ特有のSCPケータリングの分離された機能に起因して、オペレータ間サービスは、一般に基本サービスだけに制限される。また、各サービス・プロバイダのネットワーク・アーキテクチャが、異なる可能性があるので、オペレータ間サービスを提供することは厄介なものになる。
上記を考慮して、本明細書における実施形態は、マスタ・サービス制御ポイント(SCP)を使用することにより、複数のネットワーク・オペレータの複数の加入者に対してオペレータ間サービスを提供するための方法を提供している。クロス・オペレータ・サービスに加えて、それはまた、SCPの間で他の関連のある情報を動的に共有するメカニズムも提供する。本方法は、オペレータ・ネットワーク「B」に対する要求を処理するために必要とされる関連のあるパラメータと一緒に、オペレータ間サービスに対するアクセスを提供するため/要求するためのオペレータ・ネットワーク「A」のSCPからマスタSCPによってサービス要求メッセージを受信するステップと、オペレータ・ネットワークBの上でオペレータ・ネットワークAのアクセス権を分析するためにマスタSCPによってサービス要求メッセージを認証するステップと、必要な場合にはオペレータ・ネットワークBのSCPとの相互作用を含めてマスタSCPによってサービス要求を処理するステップと、マスタSCPにより、オペレータ・ネットワークAのSCPに対して、サービスについての肯定的なアクセス肯定応答または拒否のいずれかを示す応答メッセージについて返信するステップとを含む。アクセス権は、1つのオペレータのサービス制御ポイントにより、別のオペレータのサービス制御ポイントに対してサポートされる/認可されるサービスを規定する。仲介するSCPは、要求メッセージと応答メッセージとを送信し、また受信するためにダイアメーター・プロトコル(diameter protocol)を使用する。要求メッセージの処理は、マスタ・サービス制御ポイントのサーバの上で使用可能な情報の使用を必要とする。
実施形態は、さらに、複数のネットワーク・オペレータの複数の加入者に対してオペレータ間サービスを提供するためのマスタ・サービス制御ポイントを開示している。マスタ・サービス制御ポイントは、オペレータ・ネットワークBに関連したサービスについてオペレータ・ネットワークAからサービス要求メッセージを受信し、オペレータ・ネットワークBの上でオペレータ・ネットワークAのアクセス権を分析するためにサービス要求メッセージを認証し、サービスが許可される場合に、オペレータBのSCPとの相互作用を含むことができるサービス要求を処理し、オペレータ・ネットワークAに対して応答メッセージを送信することを備える。アクセス権は、1つのオペレータのサービス制御ポイントにより、別のオペレータに対するサービス制御についてサポートされるサービスを規定する。仲介するSCPは、メッセージを送信し、また受信するためにダイアメーター・プロトコルを使用する。応答メッセージの処理は、マスタ・サービス制御ポイントのサーバの上で使用可能な情報の使用を必要とする。
本明細書における実施形態は、さらに、複数のネットワーク・オペレータの加入者に対するオペレータ間サービスを提供するための、通信ネットワークにおけるシステムを開示しており、本システムは、複数のサービス制御ポイントと、マスタ・サービス制御ポイントとを備えており、さらにマスタ・サービス制御ポイントは、オペレータ・ネットワークBに関連したサービスについてオペレータ・ネットワークAからサービス要求メッセージを受信し、オペレータ・ネットワークBの上でオペレータ・ネットワークAのアクセス権を分析するためにサービス要求メッセージを認証し、サービスが許可される場合に、オペレータ・ネットワークAについてサービスを処理し、またオペレータ・ネットワークAに対して応答メッセージを返信するために構成される。本システムは、メッセージを認証して、アクセス権を決定し、アクセス権は、1つのオペレータのサービス制御ポイントにより、別のオペレータに対するサービス制御についてサポートされるサービスを規定する。本システムは、ダイアメーター・プロトコルを使用して、要求メッセージと応答メッセージとを送信し、また受信する。本システムは、マスタ・サービス制御ポイントのサーバの上で使用可能な情報を使用することにより、応答メッセージを処理する。
本明細書における実施形態はまた、オペレータ間の加入者から加入者へのコラボレーション型課金と、オペレータ間の預け入れと、引き出しとのための方法と、オペレータ間のバウチャー・ベースの再課金のためにマスタSCPを使用するための方法とを開示している。
実施形態は、さらに、ネットワーク・オペレータと、サービス制御ポイントとの間のメッセージを処理するための方法を開示しており、本方法は、様々なサービスを規定するステップと、サービス制御ポイントの間の関連のあるメッセージングについて新しい「属性値対」を生成するステップとを含む。本方法においては、サービスについて規定するステップは、マスタ・サービス制御ポイント(SCP)を使用して互いに接続されたネットワーク・オペレータによって提供されるオペレータ間サービスを含んでいる。属性値対は、マスタSCPによって提供されるサービスごとに規定される。
本明細書における実施形態についての、これらの態様および他の態様は、以下の説明と添付の図面とを組み合わせて考慮されるときに、よりよく認識され、また理解されるであろう。
本明細書における実施形態は、図面を参照して以下の詳細な説明からよりよく理解されるであろう。
本明細書において開示されるような実施形態による、マスタ・サービス制御ポイントに接続された電気通信オペレータのネットワークのブロック図である。 本明細書において開示されるような実施形態による、マスタ・サービス制御ポイントのブロック図である。 本明細書において開示される実施形態による、通信プロトコルとして使用されるダイアメーター・パケット・フォーマットの一例を示す図である。 本明細書において開示される実施形態による、通信プロトコルとして使用されるダイアメーター・パケット・フォーマットの一例を示す図である。 本明細書において開示される実施形態による、コール制御要求メッセージおよびコール制御応答メッセージならびにそれらの定義を示す図である。 本明細書において開示される実施形態による、コール制御要求メッセージおよびコール制御応答メッセージならびにそれらの定義を示す図である。 本明細書において開示される実施形態による、他のサービス・プロバイダのサービス制御ポイントとコールする/要求するオペレータ・ネットワークのSCPによって共有されるアクセス権を説明する一例を示す図である。 本明細書において開示される実施形態による、グローバルMSISDN−SCP ID−SCPアドレスのマッピング・テーブルを示す図である。 本明細書において開示される実施形態による、グローバル・プロファイルから機能へのマッピング・テーブルを示す図である。 本明細書において開示される実施形態による、一方法−オペレータ間の加入者(OP1に属する)から加入者(OP2に属する)へのクレジット預け入れ(credit deposit)を説明する例示のフローチャートである。 本明細書において開示される実施形態による、一方法−オペレータ間の加入者(OP1に属する)から加入者(OP2に属する)へのクレジット預け入れを説明する例示のフローチャートである。 本明細書において開示される実施形態による、一方法−オペレータ間の加入者(OP1に属する)から加入者(OP2に属する)へのクレジット預け入れを説明する例示のフローチャートである。 本明細書において開示される実施形態による、オペレータ間の加入者(OP1に属する)から加入者(OP2に属する)へのクレジット引き出し(credit withdrawal)の一方法を説明する例示のフローチャートである。 本明細書において開示される実施形態による、オペレータ間の加入者(OP1に属する)から加入者(OP2に属する)へのクレジット引き出しの一方法を説明する例示のフローチャートである。 本明細書において開示される実施形態による、オペレータ間の加入者(OP1に属する)から加入者(OP2に属する)へのクレジット引き出しの一方法を説明する例示のフローチャートである。 本明細書において開示される実施形態による、オペレータ間の加入者から加入者へのコラボレーション型課金の一方法を説明するフローチャートである。 本明細書において開示される実施形態による、オペレータ間の加入者から加入者へのコラボレーション型課金の一方法を説明するフローチャートである。 本明細書において開示される実施形態による、オペレータ間の加入者から加入者へのコラボレーション型課金の一方法を説明するフローチャートである。 マスタSCPが、オペレータ間のバウチャー・ベースの再課金のために使用される場合の使用事例を説明するフローチャート図である。 マスタSCPが、オペレータ間のバウチャー・ベースの再課金のために使用される場合の使用事例を説明するフローチャート図である。 本明細書において開示される実施形態による、ローカルSCP機能を示す図である。
本明細書における実施形態と、様々な特徴と、それらの有利な詳細とは、添付の図面において示され、また以下の説明において詳細に述べられる非限定的な実施形態に関連してより十分に説明される。よく知られているコンポーネントと処理技法とについての説明は、本明細書における実施形態を不必要にあいまいにしないようにするために省略される。本明細書において使用される例は、単に、本明細書における実施形態が実施され得るやり方の理解を容易にすること、および当業者が、本明細書における実施形態を実施することをさらに可能にすることを意図しているにすぎない。したがって、それらの例は、本明細書における実施形態の範囲を限定するようには解釈されるべきではない。
図1は、本明細書において開示されるような実施形態による、マスタ・サービス制御ポイント−マスタSCPに接続された電気通信オペレータのネットワークのブロック図を示すものである。ベース・オペレータ(base operator)102の中のマスタSCP101は、示されたオペレータ−OP1と、OP2と、OP3と、OP4との間の通信のためのハブとしての機能を果たす。ベース・オペレータ102は、一般に、ネットワーク環境における既存のオペレータのうちの1つである。ベース・オペレータ102は、すべての他のオペレータが、彼ら自体のオペレータ・ネットワークの上で使用し、また実施することができる基本ネットワーク・アーキテクチャを提供するオペレータである。各オペレータ(OP1、OP2、OP3、OP4)は、サービス制御ポイント−SCPを使用して、膨大な数の加入者(図においてモバイル電話として示される)に接続している。例えば、OP1は、加入者A、および加入者Cと通信するSCP1から構成され、またOP2は、加入者Bおよび加入者Dと通信するSCP2から構成される。オペレータ・ネットワークのSCPは、オペレータ・ネットワークの標準のコンポーネントであり、それぞれのSSP−サービス交換ポイントによって開始されるコール(音声、データ、SMS)を制御し、また処理するためのコア・コール制御ロジックをホストしている。SCPは、サービスを実施する。加入者は、サービス交換ポイント−SSPを経由してSCPと通信する。SSPは、1つのオペレータの加入者により、同じ/他のオペレータの別の加入者に対して開始されるコールのルーティングのための役割を担っている。それは、コール状態機械を実施し、このコール状態機械の遷移は、SCPによって与えられる指示によって導かれる。SCPはまた、サービスの処理中に、加入者に関連した情報にアクセスするためのサービス・データ・ポイント−SDPと通信する。図は、各オペレータ・ネットワークに関連する単一SCPを示すものである。しかしながら、複数のSCPは、あらゆるオペレータのネットワークにおいて存在することができる。ベース・オペレータ102は、マスタSCP 101を含むオペレータとして考えられることもあり、また他のオペレータ(OP1、OP2、OP3、OP4)は、ローカル・オペレータと呼ばれることもある。マスタSCP 101は、ダイアメーター・プロトコルを使用して、他のオペレータのSCP−SCP1、SCP2、SCP3、SCP4と通信する。ダイアメーター・プロトコルは、通信の各ステージにおいて認証、認可および会計−AAA(authentication, authorization and accounting)を保証する。ダイアメーター・プロトコルは、新しいコマンド、属性および機能が、オペレータ・ネットワークによって規定されることを可能にする属性値対−AVP(attribute value pairs)を提供する。図1において、マスタSCP 101は、処理手段と、オペレータ間通信のために必要とされる情報を有するサーバとを含む中央ダイアメーター・ノードとして考えられることもある。他のオペレータ−OP1、OP2、OP3、およびOP4は、クライアント・ダイアメーター・ノードとしての機能を果たす。図1は、本発明の実施形態に関連のあるネットワーク・コンポーネントだけを示している。電気通信オペレータ・ネットワークにおける必ずしもすべてのコンポーネントが、示されているとは限らない。任意のモバイル・コンピューティング・デバイスを使用して、オペレータ・ネットワークに接続することができる。また、示される加入者は、一例であり、また実際には、数十万の加入者が、1つのオペレータ・ネットワークの一部分となることもある。クラウドとして示される各モバイル・オペレータ・ネットワークは、異なるアーキテクチャのフレームワークを使用している可能性がある。示されるネットワーク・オペレータは、GSMアーキテクチャ、インターネット・プロトコル・ベースのマルチメディア・システム(IMS:Internet Protocol based Multimedia system)、さらにはオーディオ通信およびビデオ通信のためのセッション開始プロトコル(SIP:session initiation protocol)のような異なる信号方式および通信のアプローチを使用している可能性がある。マスタSCP 101は、それが、任意のタイプのオペレータ・ネットワークの間で情報を通信し、また処理することができるように、構成されている。
図2は、本明細書において開示されるような実施形態によるマスタ・サービス制御ポイントのブロック図を示すものである。描写されたマスタSCP 101のブロック図は、SCPのすべてのモジュールを示していない。それは、本発明に関連のあるモジュールを示している。マスタSCPは、ベース・オペレータ・ネットワークの一部分である。マスタSCP 101は、レシーバ201と、トランスミッタ202と、処理装置203と、サーバ204とを含む。レシーバ201は、異なるオペレータの様々なSCPからデータおよびメッセージを受信し、またそれを処理ロジックに対して送信する。処理装置203は、制御ロジック205と、デコーダ206と、エンコーダ207とを備えることもある。デコーダ206は、処理装置203によって受信されるメッセージを復号し、また制御ロジック205は、受信されたメッセージについての適切な応答について決定する。次いで、エンコーダ207は、SCPによって理解可能なフォーマットへとその応答を符号化する。制御ロジック205は、サーバ204において使用可能なすべての情報を使用して、応答について決定する。制御ロジック205は、記憶されるイベントのシーケンスを有することもできる。サーバ204は、SCP IP/SS7ベースのアドレス・データベース208と、SCP_IDからMSISDN範囲へのマッピング・テーブル213と、オペレータ・プロファイル・データ209と、オペレータID 210と、SCP ID 211とを備える。SCP IP/SS7ベースのアドレス208は、マスタからローカルへのSCP通信のために必要とされるオペレータ・ネットワークのIP/SS7アドレスを記憶する。SCP_ID 211は、すべての接続されたオペレータ・ネットワークのSCPについての所定のIDを含んでいる。オペレータ・プロファイル・データセット209は、各オペレータ・ネットワークのプロファイルを含んでいる。オペレータ・プロファイル209は、各オペレータが、他のオペレータに対して提供する権利を規定する。これらの権利は、他方のオペレータ・ネットワークの上で一方のオペレータ・ネットワークのオペレータ間の機能アクセス権を規定する。例えば、オペレータOP2は、OP1の加入者から彼の使い古しの(OP2の)加入者への残高転送を可能にしたいと思う可能性がある。マスタSCPは、OP1からの転送機能についてOP2によって与えられるアクセス権をチェックし、またOP1の加入者からOP2の加入者に向かう任意の転送機能を可能にする。MSISDN範囲は、一般にオペレータ・ネットワークについて規定される。SCP_IDからMSISDN範囲へのマッピング・テーブル213は、要求する/応答する加入者のホスティングSCPを識別するために有用である。さらに、ある種のオペレータ間の機能は、コールするパーティと、コールされるパーティとの間のあらかじめ合意された協定を必要としており、OP1 SCPが、コールするパーティ(自身の加入者)にリンクされたそれぞれのコールされるパーティの番号を記憶することを必要としている。他の場合では、決定の判断基準/機能のアクセスは、応答するパーティによるサービス要求の動的なコール中の承認/不承認を通しての可能性がある。アクセス権は、このようにして、2つのレベルで規定されることもある。加入者から加入者へのアクセス決定ルール/データは、呼び出している加入者のローカルSCPだけに限定される可能性があり、またオペレータのアクセス能力を規定するオペレータからオペレータへのアクセス権は、さらにマスタSCPにおいて規定される可能性がある。
図3Aおよび3Bは、本明細書において開示される実施形態による、通信プロトコルとして使用されるダイアメーター・プロトコル・パケット・フォーマット300の一例を示すものである。ダイアメーター・プロトコルは、マスタSCP 101を中央ノードとして使用して、クライアント・オペレータ・ネットワークの間の通信のための手段を実行する。メッセージと、コマンドと、機能とは、ダイアメーター・パケット300の上で構成され、またネットワークを通して送信される可能性がある。ダイアメーター・プロトコル・パケット・フォーマット300は、メッセージ・ヘッダ301と、メッセージ・ペイロード302とから構成される。メッセージ・ヘッダ301は、ダイアメーター・バージョン303と、コマンド・コード・バージョン304と、コマンド・コード305と、アプリケーションID 306と、ホップ・バイ・ホップ識別子307と、エンド・ツー・エンド識別子308とを含む。コマンド・コード・バージョン304は、一般に7ビットを含んでいる。ある種のビットは、メッセージのタイプを示すために予約される。例えば、要求(R)ビットは、要求を示すように設定されることもあり、プロキシ可能なビット(P)は、プロキシされ、反復され、またはリダイレクトされる必要があるメッセージを示すように設定されることもある。これらのバージョンは、マスタSCPのサービス生成環境において構成され、また設定される可能性もある。コマンドには、コマンド・コード305が割り当てられる。これらのコマンド・コード305は、要求メッセージと、応答/回答メッセージとの両方について規定される。例えば、コマンド・コードCCRは、クレジット制御要求(credit control request)を表す。アプリケーションID 306は、パケットにおいてアプリケーションのことを意味する。アプリケーションID 306は、サード・パーティのアプリケーション、認証、または会計のことを意味することもある。アプリケーションID 306は、マスタSCP 101において規定される可能性もある。ホップ・バイ・ホップ識別子307を使用して、要求と応答とをマッチさせる。エンド・ツー・エンド識別子308は、二重のメッセージを識別する際に役立つ。メッセージ・ペイロード302は、ダイアメーター・メッセージに関連のある情報をカプセル化する様々な数の属性値対−AVP 309から構成される。図3Bは、メッセージ・ペイロードと、AVP 309とをさらに詳細に説明するものである。AVPコード310は、コマンド・コード305と同じコードを含んでいる。フラグ311を使用して、AVPを規定する。フラグは、ある種の予約されたビットを有して、長さが7ビットである。AVP長さ312は、メッセージの長さを規定する。ベンダID 313は、オプションのフィールドである。データ・フィールド314は、送信され/受信されるすべてのデータを含んでいる。AVPは、必要に応じて生成され、また使用される可能性がある。
図3Cおよび3Dは、本明細書において開示される実施形態による、コール制御要求メッセージと、コール制御応答メッセージと、それらの定義を示すものである。図3cは、CCR要求メッセージと、CCR要求に関連するAVP定義とを示すものである。図3dは、CCAメッセージと、CCAメッセージに関連のあるAVP定義とを示すものである。
図4は、本明細書において開示される実施形態による、他のサービス・プロバイダのサービス制御ポイントと、コールする/要求するオペレータ・ネットワークのSCPによって共有されるアクセス権を説明する一例を示すものである。図4は、コールするオペレータSCP_ID 401と、リンクされたオペレータ402と、リンクされたオペレータに関連するSCP_ID 403と、適用可能なオペレータSCPプロファイル404とを示している。SCPプロファイル404は、特定のオペレータからオペレータへの組合せのために与えられるアクセス権を規定する。ここでコールするオペレータ106は、XXX_SCP1としての、コールするオペレータSCP_IDを有するXXXである。リンクされたオペレータ402は、YYY_1と、ZZZ_1とを含んでいる。YYY_1オペレータは、SCP_ID 403としてYYY_SCP1を有する2つのSCPのオペレータと、SCP_ID 403としてYYY_SCP2を有する他のオペレータとを含む。オペレータ_SCP_プロファイル404は、そのリンクされたオペレータに対して各々関連するオペレータによって提供されるオペレータ間の特徴/機能に関してアクセス権を規定する。YYY_SCP1は、口座残高照会だけを許可するが、YYY_SCP2は、口座残高照会ならびにXXX_SCP1に対する口座残高引き出し許可を認可する。ZZZ_SCP2は、XXX_SCP1に対する残高転送に関連した機能を認可するが、ZZZ_SCP1は、どのような方法におけるどのようなオペレータ間機能に対してもアクセスを与えない。プロファイルから許可された機能に対するマッピングが、図6に与えられる。他の実施形態においては、あるオペレータに属する異なるSCPに対して認可される機能は、同じアクセス権/機能を許可することができる。ZZZ_SCP2とZZZ_SCP1との両方が、すべてのオペレータ間機能を許可するときの一例について考察する。
図5は、本明細書において開示される実施形態による、グローバルMSISDN−SCP ID−SCPアドレスのマッピング・テーブルを示すものである。MSISDN範囲501は、オペレータに関連するMSISDN番号の範囲を示す。オペレータID 502は、MSISDN範囲に関連するオペレータを示す。SCP_ID 403は、オペレータについてのそれぞれのMSISDN範囲の加入者データをホストするSCPを識別する。SCP IP/SS7アドレス503は、通信目的のための様々なオペレータのそれぞれのSCPのSS7/IPアドレスを規定する。SS7/IPアドレスは、リンクされたオペレータのSCPの間の通信を容易にするために、マスタSCPによって使用されるべきである。
図6は、本明細書において開示される実施形態によるグローバル・プロファイルから機能へのマッピング・テーブルを示すものである。オペレータSCPプロファイル404は、別のオペレータにとって使用可能なアクセスを示し、またサポートされる機能601は、特定のプロファイルに属するオペレータにとってアクセス可能なサポートされた機能/サービスを示す。OP1の加入者Cが、OP2からのサービスにアクセスしたいと思う場合の一例を考察する。オペレータOP2が、OP1に対して残高預け入れ機能(balance deposit function)だけを認可する場合、そのときにはオペレータOP1に属する加入者は、オペレータOP2の別の加入者「D」に向かう残高預け入れ機能だけに対してアクセスを有することになる。任意の他の機能に対するアクセスは、拒否されるであろう。
図7A、7B、7Cは、本明細書において開示される実施形態による、オペレータ間の加入者から加入者へのクレジット預け入れの一方法を説明するフローチャートである。OP1の加入者Aは、加入者Bの口座に資金(F1)を預け入れするための要求を開始する(701)。加入者Bは、オペレータ2−OP2に属する。受益者のMSISDNの詳細と一緒に転送されるべき金額を含む要求は、加入者Aにより、USSDフォーマットまたはSMSフォーマットで送信される。OP1のSCP1は、加入者BのMSISDN番号と一緒に、転送されるべき金額を含む要求を受信する(702)。次いで、SCP1は、加入者Aの認証のためにPIN番号を入力するように加入者Aに要求する(703)。次いで、SCP1は、ユーザによって入力されるPINが正しいかどうかをチェックする(704)。PINが、正しくない場合、加入者Aは、もう一度PIN番号を入力するように要求される(705)。PINが、正しい場合、SCP1は、加入者Aが、サービスに加入しているかどうかをチェックする(706)。ユーザが、サービスに加入していない場合、加入者Aは、サービスに加入するように要求するメッセージを送信される(707)。次に、SCPは、呼び出されたオペレータ間機能が、パーティ−Aと、パーティ−Bとの間の所定の契約を必要とするかどうか、またはアクセスが、コール中に応答するパーティ「B」によって動的に認可されることになるかどうかをチェックしなければならない。残高の引き出し/預け入れなどの場合では、所定の契約は、必要とされない可能性がある。OP2の加入者B(応答するエンティティ)は、トリガされた要求それ自体の間にOP1の加入者からのサービス要求を許可するか、許可しないかのいずれかを行うように求められる可能性がある。しかしながら、残高照会などの場合では、コールされるパーティと、コールするパーティとの間の一度限りの所定の契約は、OP1のSCPにおいて記憶される可能性があり、OP2の加入者からのコール中の要求についての必要性を取り除いている。次いで、SCP1は、加入者Aが、口座に十分な残高を有するかどうかをチェックする(708)。加入者Aが、十分な残高を有していない場合、サービスは拒否され(709)、また加入者Aは、口座残高を示すメッセージを送信される。加入者Aが、トランザクションのために十分な残高を有する場合、SCP1は、CCR−クレジット制御要求をマスタSCP 101に対して送信する(710)。CCR要求は、転送されるべき金額と、受益者のMSISDNと、加入者AのオペレータIDとを含むダイアメーター・プロトコル・メッセージを使用して送信され(711)、またマスタSCP 101によって受信される(711)。マスタSCP 101は、MSISDN−SCP_ID−SCPアドレスのマッピング・テーブルを使用して加入者BのオペレータIDを決定する(712)。次いで、マスタSCP 101は、OP1のSCP_ID 403が、有効であるかどうかをチェックする(713)。SCP_ID 403が、無効である場合、OP1のSCP1は、マスタSCP 101サービスに対するアクセスを拒否される(714)。OP1のSCP_ID 403が、有効である場合、マスタSCPは、OP2が、フォーム−F1でクレジット預け入れを実行するための権利をOP1に対して与えるかどうかをチェックする(717)。OP2が、機能F1についてOP1の上でアクセス権を与えない(717)場合、機能は、SCP1と加入者Aとに対して送信されるメッセージをサポートしていない(718)。OP2が、OP1に対してアクセス権を与える場合、マスタSCPは、そのアドレスが、MSISDN−SCP_ID−SCPアドレスのマッピング・テーブルから導き出されるOP2のSCP2に対してCCR要求を送信する(719)。OP2のSCP2は、加入者Bの詳細と一緒に預け入れされ/クレジットされるべき金額を含む要求を受信する(720)。SCP2は、CCR要求を受信することについての肯定応答をマスタSCPに対して送信する(721)。OP2のSCP2は、加入者Bの口座において金額をクレジットし(722)、またメッセージを加入者Bに対して送信する(722)。次いで、SCP2は、マスタSCPを経由してCCR要求の成功したメッセージをSCP1に対して送信する(723)。次いで、SCP1は、要求された金額を用いて加入者Aの口座に借方計上する(724)。SCP1は、最後に、借方計上された金額と一緒に、成功したトランザクションを示すメッセージを加入者Aに対して送信する(725)。方法700における様々なアクションは、提示される順序で、異なる順序で、または同時に実行される可能性がある。さらに、いくつかの実施形態においては、図7A、7B、7Cの中にリストアップされるいくつかのアクションが、省略されてもよい。
図8A、8B、8Cは、本明細書において開示される実施形態による、オペレータ間の加入者から加入者へのクレジット引き出しの方法を説明するフローチャートである。OP1の加入者Aは、加入者Bの口座からの資金(F2)の引き出しについての要求を開始する(801)。加入者Bは、オペレータ2−OP2に属する。要求は、USSDフォーマット、またはSMSフォーマットで加入者Aによって送信される。OP1のSCP1は、加入者BのMSISDN番号と一緒に引き出されるべき金額を含む要求を受信する(802)。次いで、SCP1は、加入者Aの認証のためのPIN番号を入力するように加入者Aに要求する(803)。次いで、SCP1は、加入者Aによって入力されるPINが、正しいかどうかをチェックする(804)。PINが、正しくない場合に、加入者Aは、もう一度、PIN番号を入力するように、要求される(805)。PINが、正しい場合、SCP1は、加入者Aが、サービスに加入しているかどうかをチェックする(806)。加入者Aが、サービスに加入していない場合、加入者Aは、サービスに加入するように要求するメッセージを送信される(807)。次に、SCPは、呼び出されたオペレータ間機能が、パーティ−Aと、パーティ−Bとの間の所定の契約を必要とするかどうか、またはアクセスが、コール中に応答するパーティ「B」によって動的に認可されることになるかどうかをチェックしなければならない。残高の引き出し/預け入れなどの場合では、所定の契約は、必要とされない可能性がある。OP2の加入者(応答するエンティティ)は、トリガされた要求それ自体の間にOP1の加入者からのサービス要求を許可するか、許可しないかのいずれかを行うように求められる可能性がある。しかしながら、残高照会などの場合では、コールされるパーティと、コールするパーティとの間の一度限りの所定の契約は、OP1のSCPにおいて記憶される可能性があり、OP2の加入者からのコール中の要求についての必要性を取り除いている。SCP1は、CCR−クレジット制御要求をマスタSCPに対して送信する(808)。CCR要求は、転送されるべき金額と、「B」のMSISDNと、加入者AのオペレータIDとを含むダイアメーター・プロトコル・メッセージを使用して送信される(809)。マスタSCP 101は、MSISDN−SCP_ID−SCPアドレスのマッピング・テーブルを使用して加入者BのオペレータIDを決定する(810)。次いで、マスタSCPは、OP1のSCP_IDが、有効であるかどうかをチェックする(811)。SCP_IDが、無効である場合、OP1のSCP1は、マスタSCPサービスに対するアクセスを拒否される(812)。OP1のSCP_IDが、有効である場合、マスタSCP 101は、OP2が、クレジット引き出し機能−F2を実行するための権利をOP1に対して与えるかどうかをチェックする(815)。OP2が、機能F2についてOP1の上でアクセス権を与えない(815)場合、機能は、SCP1と加入者Aとに対して送信されるメッセージをサポートしていない(816)。OP2が、OP1に対してアクセス権を与える場合、マスタSCPは、MSISDN−SCP_ID−SCPアドレスのマッピング・テーブルを使用してOP2のSCP2 IPアドレスに対してCCR要求を送信する(817)。OP2のSCP2は、加入者Bの詳細と一緒に引き出されるべき金額を含む要求を受信する(818)。次いで、SCP2は、加入者Bが、トランザクションのために口座の中に十分な残高を有するかどうかをチェックする(820)。加入者Bが、十分な残高を有していない場合、サービスは、拒否され、また失敗メッセージが、加入者AとSCP1とに送信される(821)。加入者Bが、トランザクションのための十分な残高を有する場合、SCP2は、引き出しのための許可を要求するUSSDメニュー/メッセージを加入者Bに対して送信する(822)。OP2の加入者は、許可のオプション、または不許可のオプションのいずれかを選択することにより、USSDメニュー・ベースの要求に応答する。加入者Bが、引き出しのための許可を与えない(823)場合、サービスは、加入者Aに対して拒否され、また失敗メッセージが、マスタSCP 101を経由して加入者Aに対して送信される(824)。加入者Bが、引き出しを許可する場合、OP2のSCP2は、加入者Bの口座からその金額を引き出し(825)、またメッセージを加入者Bに対して送信する(825)。次いで、SCP2は、CCR要求の成功したメッセージをマスタSCP 101に対して送信する(826)。次いで、SCP1は、要求された金額を用いて加入者Aの口座にクレジットする(827)。SCP1は、最後に、クレジットされる金額と一緒に、成功したトランザクションを示すメッセージを加入者Aに対して送信する(828)。方法800における様々なアクションは、提示される順序で、異なる順序で、または同時に実行される可能性がある。さらに、いくつかの実施形態においては、図8A、8B、8Cの中にリストアップされるいくつかのアクションが、省略されてもよい。
図9A、9B、9Cは、本明細書において開示される実施形態による、オペレータ間の加入者から加入者へのコラボレーション型の課金の方法を示すフローチャートである。コラボレーション型の課金の方法により、音声/ビデオ/smsコールに関与する加入者は、コールする加入者によって指定される割合により、コール料金を分配することができるようになる。OP1の加入者Aは、加入者Aにより加入者Bに向かう次のコールについて部分的に/全体的に支払うように加入者Bに要求する要求を開始する(901)。加入者Bは、オペレータ2−OP2に属する。その要求は、USSD要求またはSMS要求のいずれかを通して加入者BのそれぞれのSCPに対して加入者Aによって送信される。以下のコールについてのコールされるパーティBとのコラボレーション型の課金関係を確立するための、コールするパーティAによって送信されるサンプルのUSSD要求は、すなわち、*<アクセス・コード(ACCESS CODE)>*<割合料金(FRACTION CHARGE)>*<BのMSISDN>である。OP1のSCP1は、加入者BのMSISDN番号と一緒に、コールされるパーティ「B」に課金されるべき全体のコール料金についての割合(50−コール料金の50%;100−全部のコール料金)を指定する要求を受信する(902)。加入者「B」の課金は、加入している料金表プランのように加入者「A」に対して適用可能な課金料金に従って行われる可能性がある。次いで、SCP1は、加入者Aの認証のためのPIN番号を入力するように加入者Aに要求する(903)。次いで、SCP1は、加入者Aによって入力されるPINが、正しいかどうかをチェックする(904)。PINが、正しくない場合に、加入者Aは、もう一度、PIN番号を入力するように、要求される(905)。PINが、正しい場合、SCP1は、加入者Aが、サービスに加入しているかどうかをチェックする(906)。加入者Aが、サービスに加入していない場合、加入者Aは、サービスに加入するように要求するメッセージを送信される(907)。次に、SCP1は、呼び出されたオペレータ間機能が、パーティ−Aと、パーティ−Bとの間の所定の契約を必要とするかどうか、またはアクセスが、コール中に応答するパーティ「B」によって動的に認可されることになるかどうかをチェックしなければならない。残高の引き出し/預け入れなどの場合では、所定の契約は、必要とされない可能性がある。OP2の加入者(応答するエンティティ)は、トリガされた要求それ自体の間にOP1の加入者からのサービス要求を許可するか、許可しないかのいずれかを行うように求められる可能性がある。しかしながら、これらなどの場合では、コールされるパーティと、コールするパーティとの間の一度限りの所定の契約は、OP1のSCPにおいて記憶される可能性があり、OP2の加入者からのコール中の要求についての必要性を取り除いている。SCP1は、コールする加入者から要求される割合に基づいて、コールされるパーティが、課金されるべき料金を計算する。料金の残りは、コールするパーティによって負担されるべきである。ここで、オペレータは、そのようなコールについてコールするパーティに対して、定期的な、または使用量ベースの固定料金を課すことができることに注意するべきことが重要である。SCP1は、CCR−クレジット制御要求をマスタSCPに対して送信する(908)。CCR要求は、コールされるパーティが、課金される必要がある料金と、BのMSISDNと、AのMSISDNと、加入者AのオペレータIDとを含むダイアメーター・プロトコル・メッセージを使用して送信される(909)。マスタSCP 101は、MSISDN−SCP_ID−SCPアドレスのマッピング・テーブルを使用して、加入者BのオペレータIDを決定する(910)。次いで、マスタSCPは、OP1のSCP_IDが、有効であるかどうかをチェックする(911)。SCP_IDが、無効である場合、OP1のSCP1は、マスタSCPサービスに対するアクセスを拒否される(912)。OP1のSCP_IDが、有効である場合、そのときにはマスタSCP 101は、OP2が、コラボレーション型の課金機能−F7を実行するための権利をOP1に対して与えるかどうかをチェックする(913)。OP2が、機能F7についてOP1の上でアクセス権を与えない場合、機能は、SCP1と加入者Aとに対して送信されるメッセージをサポートしていない(914)。OP2が、OP1に対してアクセス権を与える場合、マスタSCPは、そのアドレスが、MSISDN−SCP_ID−SCPアドレスのマッピング・テーブルから導き出されるOP2のSCP2 IPアドレスに対してCCR要求を送信する(915)。OP2のSCP2は、加入者AおよびBのMSISDNの詳細と一緒に、コールされるパーティ「B」が課金されるべき料金を含む要求を受信する(916)。SCP2は、CCR応答の肯定応答をマスタSCPに対して送信する(917)。次いで、SCP2は、加入者Bが、トランザクションのために口座の中に十分な残高を有するかどうかをチェックする(918)。加入者Bが、十分な残高を有していない場合、サービスは、拒否され、また失敗メッセージが、加入者AとSCP1とに送信される(919)。加入者Bが、トランザクションのための十分な残高を有する場合、SCP2は、加入者「A」からの次のコールが所定の料金で加入者Bの口座に課金されることを可能にするための許可を要求するUSSDメニュー/メッセージを加入者Bに対して送信する(920)。OP2の加入者Bは、許可のオプション、または不許可のオプションのいずれかを選択することにより、USSDメニュー・ベースの要求に応答する。加入者Bが、許可を与えない(921)場合、サービスは、加入者Aに対して拒否され、また失敗メッセージが、マスタSCP 101を経由して加入者Aに対して送信される(922)。加入者Bが、コラボレーション型の課金を許可する場合、OP2のSCP2は、CCR要求の成功したメッセージをマスタSCP 101に対して送信する(923)。さらに、SCP2はまた、加入者「A」からの次のコールでは、加入者「B」は、マスタSCPによって指定されるようなはっきりと限定された料金で課金されるべきであることにも注意すべきである。SCP1は、最後に、成功したオペレーションを示すメッセージを加入者Aに対して送信する(924)。加入者「A」によって加入者「B」に対して行われる次のコールのコール料金は、2人の加入者の間で分配される。方法900における様々なアクションは、提示される順序で、異なる順序で、または同時に実行される可能性がある。さらに、いくつかの実施形態においては、図9A、9B、9Cの中にリストアップされるいくつかのアクションが、省略されてもよい。
図10A、10Bは、本明細書において開示される実施形態による、加入者から加入者へのオペレータ間のバウチャー・ベースの再課金のための別のオペレータ間のユーザの場合を説明するフローチャートである。オペレータ間のバウチャー・ベースの再課金により、オペレータOP1に属する加入者Aは、オペレータOP2に属する別の加入者Bの口座に再課金することができるようになる。OP1の加入者Aは、別の加入者Bに再課金するように要求する要求を開始する(1001)。加入者Bは、オペレータ2−OP2に属する。その要求は、USSD要求を通して、またはSMS要求を通して、あるいはOP1の対話式の音声応答システムを通してのいずれかで加入者Aによって開始され、加入者Bのバウチャー番号とMSISDNとを提示している。バウチャーは、オペレータ間のバウチャー・ベースの再課金の特有の場合についてオペレータOP1によってプロビジョニングされる特別のバウチャー・カードとすることができる。OP1のSCP1は、再課金のバウチャーの詳細と、加入者BのMSISDNとを指定する要求を受信する(1002)。次いで、SCP1は、加入者Aの認証のためのPIN番号を入力するように加入者Aに要求する(1003)。次いで、SCP1は、加入者Aによって入力されるPINが、正しいかどうかをチェックする(1004)。PINが、正しくない場合に、加入者Aは、もう一度、PIN番号を入力するように、要求される(1005)。PINが、正しい場合、SCP1は、加入者Aが、サービスに加入しているかどうかをチェックする(1006)。加入者Aが、サービスに加入していない場合、加入者Aは、サービスに加入するように要求するメッセージを送信される(1007)。SCP1は、バウチャー・カード番号を認証し、また口座にクレジットされるべき関連する金額を導き出す。SCP1は、CCR−クレジット制御要求をマスタSCPに対して送信する(1008)。CCR要求は、クレジットされるべき金額と、加入者BのMSISDNと、加入者AのMSISDNと、OP1のオペレータIDとを含むダイアメーター・プロトコル・メッセージを使用して送信される(1009)。マスタSCP 101は、MSISDN−SCP_ID−SCPアドレスのマッピング・テーブルを使用して、加入者BのオペレータIDを決定する(1010)。次いで、マスタSCPは、OP1のSCP_IDが、有効であるかどうかをチェックする(1011)。SCP_IDが、無効である場合、OP1のSCP1は、マスタSCPサービスに対するアクセスを拒否される(1012)。OP1のSCP_IDが、有効である場合、そのときにはマスタSCP 101は、OP2が、バウチャー・ベースの再課金−機能F8を実行するための権利をOP1に対して与えるかどうかをチェックする(1013)。OP2が、機能F8についてOP1の上でアクセス権を与えない(1013)場合、機能は、SCP1と加入者Aとに対して送信されるメッセージをサポートしていない(1014)。OP2が、OP1に対してアクセス権を与える場合、マスタSCPは、そのアドレスが、MSISDN−SCP_ID−SCPアドレスのマッピング・テーブルから導き出されるOP2のSCP2 IPアドレスに対してCCR要求を送信する(1015)。OP2のSCP2は、加入者AのMSISDNと、加入者BのMSISDNと、加入者Bの口座にクレジットされるべき金額とを含む要求を受信する(1016)。SCP2は、CCR受信応答の肯定応答をマスタSCPに対して送信する(1017)。OP2のSCP2は、加入者Bの口座に金額をクレジットし(1018)、またCCR要求の成功したメッセージをマスタSCP 101に対して送信する(1019)。さらに、SCP2はまた、加入者Bの口座が、MSISDN「A」により、それぞれの金額だけクレジットされていることを示す通知を加入者Bに対して送信する(1020)。SCP1は、最後に、成功したオペレーションを示すメッセージを加入者Aに対して送信する(1021)。方法1000における様々なアクションは、提示される順序で、異なる順序で、または同時に実行される可能性がある。さらに、いくつかの実施形態においては、図10A、10Bの中にリストアップされるいくつかのアクションが、省略されてもよい。
図11は、本明細書において開示される実施形態による、ローカルSCP機能を示すものである。マスタSCPにより、オペレータ・ネットワークの1つのローカルSCPに属する加入者は、他のネットワーク・オペレータとともに複数のリンクされた口座を保持することができるようになる可能性がある。そのような加入者は、オペレータ間のサービス、ならびに各オペレータ・ネットワークの内部のサービスを管理し、また制御することを許可される可能性がある。例えば、そのような口座を保持するビジネスを実行する加入者は、複数のユーザ口座をリンクし、またユーザに対する毎週の収入を転送するためにこのシステムを使用することができる。加入者が、異なる都市において異なるオペレータ・サービスを使用する場合には、加入者は、どのような場所からも加入者のすべてのユーザ口座を制御し、また管理したいと思う可能性があり、またオペレータ間のサービスもまた必要とする可能性がある。トランスミッタ202は、それぞれのオペレータ・ネットワークにおいてそれぞれのSCPに対して応答メッセージを送信する。ローカルSCP機能は、加入者の基本口座番号と一緒に、基本口座を示す。画面は、オペレータIDと一緒に、基本口座にリンクされた口座を示している。ローカル機能は、加入者の基本口座番号と一緒に、基本口座を示す。ローカル機能は、リンクされた口座のうちの1つを示す。それはまた、ベース・オペレータの加入者が、基本口座番号を使用してOP2の上で実行することができるサービスを示す。
一実施形態においては、本方法は、ダイアメーター・インターフェースの上でマスタSCPを経由して、SCPの間で、またはオペレータBのSSP、およびオペレータAのSCPのような他のネットワーク・エンティティの間で、関連のある情報の動的な共有を容易にしている。この情報は、課金する目的のためなどのオペレータAのSCPを用いて、オペレータBのカバレッジの下でローミングする、ローミング中の人(in-roamer)のCDRデータに関する情報に対応する可能性がある。
特定の実施形態についての上記の説明は、他者が、現在の知識を適用することにより、包括的な概念を逸脱することなく、様々な用途のために、そのような特定の実施形態を容易に修正し、かつ/または適応させることができる、本明細書における実施形態の一般的な性質をそのように十分に明らかにすることになり、また、それゆえに、そのような適応および修正は、開示された実施形態の同等物の意味および範囲の内部にあるように理解されるべきであり、また理解されることを意図している。本明細書において使用される用語または専門用語は、説明の目的のためであり、また限定するものではないことを理解すべきである。したがって、本明細書における実施形態は、好ましい実施形態の観点から説明されてきているが、当業者なら、本明細書における実施形態は、本明細書において説明されるような特許請求の範囲の精神および範囲の内部の修正形態を用いて実行され得ることを認識するであろう。

Claims (14)

  1. マスタ・サービス制御ポイント(SCP)を使用することにより、複数のネットワーク・オペレータの複数の加入者に対してオペレータ間の付加価値電話サービスおよび付加電話サービスを提供するための方法であって、
    オペレータ・ネットワークBの第2の加入者に関連したサービスのために、オペレータ・ネットワークAの加入者から前記マスタSCPによってサービス要求メッセージを受信するステップと、
    前記オペレータ・ネットワークBの上で前記オペレータ・ネットワークAのアクセス権を分析するために前記マスタSCPによって前記サービス要求メッセージを認証するステップと、
    ネットワーク・オペレータとサービス制御ポイントとの間のメッセージを処理するための様々なサービスを規定するステップと、
    前記サービス制御ポイントの間の関連のあるメッセージングのためにサービス・プロバイダごとに新しい属性値対を生成するステップと、
    前記サービスが、許可される場合に、前記オペレータ・ネットワークAのために、前記マスタSCPによって前記サービスを処理するステップと、
    前記オペレータ・ネットワークBに対して前記マスタSCPによって応答メッセージを送信するステップと
    を含む方法。
  2. 前記アクセス権は、別のオペレータに対するサービス制御のために、1つのオペレータのサービス制御ポイントによってサポートされる前記サービスを規定する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記マスタSCPを通して関連のある加入者/課金のデータを共有することをそれぞれのオペレータSCPに要求する、オペレータ間の機能実施のための包括的なメカニズムを提供する、請求項1に記載の方法。
  4. 異なるオペレータに属する加入者が、SMS、データ・コールなどのような特定のサービスに対してコラボレーションして支払うことを容易にする、請求項1に記載の方法。
  5. 別のオペレータの加入者により、要求されたオペレータ間のサービスについての動的な加入者承認を容易にする、請求項1に記載の方法。
  6. IPマルチメディア・サービス(IMS)、セッション開始プロトコル(SIP)、移動通信用グローバル・システム(GSM)を含むアーキテクチャに対して適用可能である、請求項1に記載の方法。
  7. プロビジョニングされたダイアメーター・インターフェースを通してマスタSCPを経由して、SCP、または他のオペレータ特有のネットワーク・エンティティの間の関連のある情報を動的に共有するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記サービスを規定するステップは、マスタ・サービス制御ポイント(SCP)を使用して、互いに接続された前記ネットワーク・オペレータによって提供されるオペレータ間のサービスを含む、請求項に記載の方法。
  9. 複数のネットワーク・オペレータの複数の加入者に対してオペレータ間のサービスを提供するためのマスタ・サービス制御ポイントであって、
    オペレータSCPに関する統合されたネットワーク情報と、オペレータからオペレータへのオペレータ間のサービス契約書とを記憶し、
    オペレータ・ネットワークBに関連したサービスのために、オペレータ・ネットワークAからサービス要求メッセージを受信し、
    前記オペレータ・ネットワークBの上で前記オペレータ・ネットワークAのアクセス権を分析するための前記サービス要求メッセージを認証し、
    ネットワーク・オペレータとサービス制御ポイントとの間のメッセージを処理するための様々なサービスを規定し、
    前記サービス制御ポイントの間の関連のあるメッセージングのためにサービス・プロバイダごとに新しい属性値対を生成し、
    前記サービスが、許可される場合に、前記オペレータ・ネットワークAのために、前記サービスを処理し、
    応答メッセージを前記オペレータ・ネットワークBに対して送信することを具備するマスタ・サービス制御ポイント。
  10. 前記アクセス権は、別のオペレータのサービス制御に対して1つのオペレータのサービス制御ポイントによって認可されるオペレータ間のサービス・アクセスを規定する、請求項に記載のマスタ・サービス制御ポイント。
  11. 複数のサービス制御ポイントとマスタ・サービス制御ポイントとを備える、複数のネットワーク・オペレータの複数の加入者に対してオペレータ間のサービスを提供するための通信ネットワークにおけるシステムであって、前記マスタ・サービス制御ポイントはさらに、
    オペレータ・ネットワークBの第2の加入者に関連したサービスのために、オペレータ・ネットワークAの加入者からサービス要求メッセージを受信し、
    前記オペレータ・ネットワークBの上で前記オペレータ・ネットワークAのアクセス権を分析するために前記サービス要求メッセージを認証し、
    ネットワーク・オペレータとサービス制御ポイントとの間のメッセージを処理するための様々なサービスを規定し、
    前記サービス制御ポイントの間の関連のあるメッセージングのためにサービス・プロバイダごとに新しい属性値対を生成し、
    前記サービスが、許可される場合に、前記オペレータ・ネットワークAのために、前記サービスを処理し、
    前記オペレータ・ネットワークBに対して応答メッセージを送信する
    ように構成されている、システム。
  12. 前記アクセス権を決定するために前記メッセージを認証し、前記アクセス権は、別のオペレータに対するサービス制御のために1つのオペレータのサービス制御ポイントによってサポートされる前記サービスを規定する、請求項11に記載のシステム。
  13. 異なるオペレータに属する加入者が、SMS、データ・コールなどのような特定のサービス対してコラボレーションして支払うことを容易にするようにさらに構成されている、請求項11に記載のシステム。
  14. 前記マスタSCPを通して関連のある加入者/課金のデータを共有するようにそれぞれのオペレータSCPに要求する、オペレータ間の機能実施のための包括的なメカニズムを提供するようにさらに構成されている、請求項11に記載のシステム。
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