JP5720609B2 - 圧着端子付き保護キャップおよび該保護キャップを用いた端末スプライス部の形成方法 - Google Patents
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Description
第二に、各電線端末に端子を接続し、該端子をジョイントコネクタに挿入して該ジョイントコネクタ内のジョイントバスバーと接続する方法がある。
第三に、電線端末で絶縁被覆を皮剥して芯線を露出し、複数の芯線露出部を重ねて超音波溶接または抵抗溶接を行って端末集中スプライスを形成し、該端末集中スプライスを有底の樹脂キャップに挿入して保護する方法がある。
前記第二のジョイントコネクタを用いる方法では、部品点数および作業手数が増加してコスト高になりやすい問題がある。
前記第三の端末の端末集中スプライスを形成して保護キャップに収容する方法では、超音波溶接または抵抗溶接のために設備コストがかかり、かつ、保護キャップへの収容作業と連続してインラインで行えない問題がある。
複数本の電線端末の絶縁被覆を剥離した芯線露出部を挿入して加締め圧着する圧着端子とからなり、
前記圧着端子の一端側を前記底部にインサートモールドして固定し、該一端側の固定部を除いて前記筒部内に予め取り付けており、
前記筒部を裏返して露出させた前記圧着端子に前記電線端末の芯線露出部を挿入して圧着し、圧着後に折り返した筒部を元に戻して圧着端子を被覆する構成としていることを特徴とする圧着端子付き保護キャップを提供している。
該圧着端子付き保護キャップを用いると、圧着端子により電線を圧着してスプライスを形成するため、接続信頼性を高めることができるとともに、絶縁処理は保護キャップの筒部を元に戻すだけであるため、作業工数がすくなくなる利点がある。
なお、圧着される部分は中間圧着端子と同様なバレル状としてもよいが、バレル状とすると、加締め圧着時における圧着端子の向きが指定されることとなるため、作業手数がかかる。そのため、前記のように断面真円状の無端の筒状とすると、加締め圧着時における圧着端子の向きが指定されず、方向性がないため、作業が簡単になる利点がある。
該円筒状とする場合、円筒部の長さ方向の一端を保護キャップの底部にインサートモールドしている。圧着部分をバレルとする場合、バレルの長さ方向の一端より偏平なインサートモールド部分を突設することが好ましい。
前記保護キャップの筒部を裏返して前記圧着端子を外部に露出させておき、
複数本の電線端末の絶縁被覆を皮剥ぎして露出させた芯線を集束して前記圧着端子内に挿入し、
ついで、前記圧着端子を治具で加締めて前記芯線同士および該芯線と圧着端子を圧着して電気接続して端末スプライスを形成し、
その後、前記裏返した保護キャップの筒部を元に戻して前記圧着端子を覆って端末スプライスを絶縁保護することを特徴とする端末スプライスの形成方法からなる。
止水剤を充填して防水仕様とする場合には、保護キャップ内に収容する圧着端子は、加締め部分とインサートモールドされる部分の間に止水剤用の通孔を設けておくことが好ましい。
図1乃至図3に第1実施形態を示す。
保護キャップ2の底部6は比較的厚肉とし、圧着端子3の長さ方向の一端部の埋設固定部3aを底部6にインサートモールドして埋込み固定している。該底部6から突出する筒部5は薄肉として可撓性に優れたものとし、筒部5を容易に裏返しできるようにしている。
該保護キャップ2は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン等で成形してもよいし、弾性を有するエラストマーで成形してもよい。さらに、ゴムで成形してもよい。
ついで、図3(B)に示すように、複数本(図示では3本)の電線10(10ー1〜10ー3)の端末の絶縁被覆10aを皮剥して露出させた芯線10bを束ねて、圧着端子3の先端開口3hから突出部分3bに挿入し、芯線10bの先端を底部6に突き当てる。この状態で、電線10の芯線10bは完全に圧着端子3の突出部分3bに挿入され、絶縁被覆10aで被覆された電線が圧着端子3から突出する。
即ち、保護キャップ2の裏返した筒部5を元に戻すことで、スプライス形成作業は終了し、図2に示す状態となる。該筒部5の戻し作業は単純作業であり、加締め圧着作業と連続して戻し作業が自動で行える設備を設けることが好ましい。
なお、図2は保護キャップを破断し、内部のスプライスSを圧着している圧着端子3を斜視図で示している。
第2実施形態の圧着端子付き保護キャップ20は、圧着端子を第1実施形態の圧着端子3と相違させて、アース圧着端子21としている。保護キャップ2を含め他の構成は第1実施形態と同様で、同一符号を付して説明を省略する。
エンジンルーム内で電線群を集結して端末スプライスを形成し、該端末スプライスをアース接続する場合、エンジンルーム内は浸水領域であるため防水仕様とする必要があり、前記第2実施形態の圧着端子付き保護キャップ20を用い、保護キャップ2内に止水剤30を充填して防水仕様としている。
該変形例ではアース圧着端子21の圧着部22には、加締め部分22pとインサートモールドされる一端部22aとの間に止水剤が流入する通孔22hを設けている。該通孔22hを通して加締め部分22pと底部6との間の空間に止水剤30を確実に流入させることができ、止水性能を高めることができる。
2 保護キャップ
3 圧着端子
5 筒部
6 底部
10 電線
10b 芯線
S スプライス
Claims (6)
- 筒部の一端側に底部を有すると共に他端側は開口とされ、電線端末スプライス部を収容する樹脂またはゴムの成形品からなる保護キャップと、
複数本の電線端末の絶縁被覆を剥離した芯線露出部を挿入して加締め圧着する圧着端子とからなり、
前記圧着端子の一端側を前記底部にインサートモールドして固定し、該一端側の固定部を除いて前記筒部内周面に隙間をあけて筒部内部に予め取り付けており、
前記筒部を裏返して露出させた前記圧着端子に前記電線端末の芯線露出部を挿入して圧着し、圧着後に折り返した筒部を元に戻して圧着端子を被覆する構成としていることを特徴とする圧着端子付き保護キャップ。 - 前記圧着端子は、前記保護キャップの底部にインサートモールドする長さ方向の一端から更にボルト穴を設けたアース固定部を突設させたアース圧着端子とし、前記アース固定部を前記保護キャップの底部より外方に突設している請求項1に記載の圧着端子付き保護キャップ。
- 前記圧着端子の圧着される部分は断面真円状の筒状とし、該筒状の部分の長さ方向両側に挟まれた中央部が加締め圧着されて偏平化される部分としている請求項1または請求項2に記載の圧着端子付き保護キャップ。
- 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の圧着端子付き保護キャップを用いた端末スプライスの形成方法であり、
前記保護キャップの筒部を裏返して前記圧着端子を外部に露出させておき、
複数本の電線端末の絶縁被覆を皮剥ぎして露出させた芯線を集束して前記圧着端子内に挿入し、
ついで、前記圧着端子を治具で加締めて前記芯線同士および該芯線と圧着端子を圧着して電気接続して端末スプライスを形成し、
その後、前記裏返した保護キャップの筒部を元に戻して前記圧着端子を覆って端末スプライスを絶縁保護することを特徴とする端末スプライスの形成方法。 - 前記裏返した保護キャップの筒部を元に戻して前記圧着端子を覆った後に、前記保護キャップ内に止水剤を充填する請求項4に記載の端末スプライスの形成方法。
- 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の保護キャップで保護された端末スプライスの保護構造。
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