JP5794449B2 - プログラマブルコントローラ - Google Patents
プログラマブルコントローラ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5794449B2 JP5794449B2 JP2011057306A JP2011057306A JP5794449B2 JP 5794449 B2 JP5794449 B2 JP 5794449B2 JP 2011057306 A JP2011057306 A JP 2011057306A JP 2011057306 A JP2011057306 A JP 2011057306A JP 5794449 B2 JP5794449 B2 JP 5794449B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- time
- master
- synchronization frame
- slave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Programmable Controllers (AREA)
Description
また、通常のメッセージ送信を利用した通信ではネットワーク通信の混雑の程度により伝搬遅延時間も変動する。従って、初期設定により予め求めた伝搬遅延時間と、実際の動作中に時刻あわせのために時刻情報を格納したメッセージを送信した際に要する伝搬遅延時間がずれる可能性もある。特に、スレーブユニットの数が多くなると、各スレーブユニットの時刻合わせの精度が低下する。そこで、より高精度な時刻合わせの方式を開発したいという課題がある。
図1は、本発明のプログラマブルコントローラ(以下、「PLC」)10の第1実施形態を示している。このPLC10は、各種の機能を実現するための複数のユニットを連結して構成される。この複数のユニットは、少なくとも1つのCPUユニット20を有する。更に、本実施形態のPLC10は、I/Oユニット30(入力ユニット、出力ユニット、入出力ユニットなど),高機能I/Oユニット40(高機能入力ユニット、高機能出力ユニット、高機能入出力ユニットなど),エンドユニット50を備えている。さらに、図示省略するが、PLC10を構成する各ユニットに対して電源供給を行うための電源ユニットも備えている。もちろん、PLC10を構成するユニットは、上記のものに限ることはなく、実行したい制御に応じて必要なものを適宜取捨選択して構成する。
各スレーブユニットのレジスタ33,43に格納される下り用システムバス11の伝搬遅延時間を考慮した補正時間は、以下のようになっている。この補正時間のレジスタ33,43への格納処理は、後述するように、設定ツール装置やユニットに設けた設定スイッチをユーザがマニュアル操作して個々に行ったり、マスタが自動的に行ったりする。
N×t0+C
により求めるようにしても良い。ここで、Cは、マスタユニットの送信処理にかかる時間(マスタ時刻をラッチしてから出力されるまでの時間)と、スレーブユニットで送信処理にかかる時間の差である。
(N−1)×t0+t0′
としてもよい。
デジチェーン接続された各スレーブユニットにおけるフレームの転送のための仕組みは、上述したものに限ることはなく、各種のもので実現できる。一例としては、例えば図5に示すようなものがある。すなわち、受信制御部31b(図では、I/Oユニット30の部分のみ示しているが、その後段に続く高機能I/Oユニット40でも同じ)で受信した時間同期フレームは、受信制御部31bのDES部aでシリアル−パラレル変換され、フォワード部bに転送される。フォワード部bは、符号のアライメント処理、つまり、時間同期フレームの先頭位置等を正確に認識し、復号化する。そして、フォワード部bは、復号化したフレームを受信部cに渡すとともに、バッファに格納する。そのバッファに格納されたフレームは、復号化処理された後、SED部dにてパラレル−シリアル変換され、次のユニットに向けて送信される。
また、別の例としては、図6に示すようなものとすることもできる。この例では、さらに高速に転送することができる。すなわち、フォワード部b′では、符号のアライメント処理を行った後、復号化することなく受信部cに渡すとともにバッファに格納する処理を実行する。これにより、下流側のスレーブへの転送は、DES部aでシリアル−パラレル変換後、符号アライメント処理をして先頭位置を正確に特定後バッファに格納し、SER部dで出力されるので、図5に示す例よりもさらに高速に送信フレームを伝送できる。
図7は、第2実施形態を示している。本実施形態のPLC10は、複数のユニットを連結して構成されるブロック体を複数用意し、それらを延長ケーブル14で連結して構成される。つまり、CPUユニット20と複数のユニットを連結して構成されるブロック体の最終段に延長ユニット60を取り付けるとともに、その延長ユニット60に延長ケーブル14の一方のコネクタを接続する。一方、複数のスレーブユニットを連結するともに少なくとも一方の端部に延長ユニット60′を連結して構成される延長ブロック体を用意し、その延長ユニット60′に上記の延長ケーブル14の他端を連結することで、2つのブロック体を連結する。延長ユニット60,60′は、CPUユニット20が含まれていないブロック体を構成する各ユニットと、CPUユニット20とをシステムバス11,12で接続するためのものである。特に、スレーブユニットをベースユニットに設けたスロットに装着するタイプでは、ベースユニットのスロット数以上のユニットを用いてPLCを構成しようとした場合、複数のベースユニットと延長ユニットを用いる。また、本実施形態のように、ユニットの側面同士を直接接続する場合でも、例えば、多数のユニットを連結する場合に、それら全てを連結すると1つのブロックが大きくなり過ぎることがあるため、本実施形態のように複数のブロックに分けるとともに、それら複数のブロック体を延長ユニット60,60′及び延長ケーブル14にて連結して構成する。延長ブロック体は、1または複数個用いることができ、最終段の延長ブロック体の端部にエンドユニット50を接続する。
補正時間=(N−1)×t0+t1+t2
となる。さらに、この延長スロット60′の後段に続くスレーブユニットの補正時間は、係る延長スロット60′での伝搬遅延時間t1も考慮して求める。
上述した実施形態では、いずれも全てのユニットに内部時計を持たせ、時刻合わせを行うように説明したが、本発明は必ずしも全てのユニットと時刻合わせを行う必要はなく、同期運転等が必要な一部のユニットの内部時計をマスタの時刻に合わせるものでも良い。
11 下り用システムバス
12 上り用システムバス
14 延長ケーブル
20 CPUユニット
21 MPU
24 ASIC
26 内部時計
30 I/Oユニット
31 ASIC
32 内部時計
33 レジスタ
40 高機能I/Oユニット
41 ASIC
42 内部時計
43 レジスタ
44 MPU
50 エンドユニット
60 延長ユニット
Claims (8)
- 複数のユニットがシステムバスにデジチェーン接続されて構成されるプログラマブルコントローラであって、
その複数のユニットのうちの少なくとも2つは計時手段を備え、その計時手段を備えたユニットの1つはマスタとなり、他のユニットはスレーブとなり、
前記マスタは、自己の計時手段の時刻情報を格納した時間同期フレームを送信する機能を備え、
前記時間同期フレームを受信した前記マスタ以外の前記複数のユニットは、新たなデータを追加することなく次のユニットに前記時間同期フレームを送信し、
前記スレーブは、前記マスタから何番目に配置されたユニットであるかの接続位置に対応して決定される伝搬遅延時間を特定する補正値を記憶する記憶手段と、前記時間同期フレームを受信した場合には、その時間同期フレームに格納された時刻情報と前記補正値から現在の時刻情報を求め、自己の計時手段を補正する補正手段と、
を備えることを特徴とするプログラマブルコントローラ。 - 前記補正値は、前記マスタが前記複数のユニットから取得した情報から求めたプログラマブルコントローラのユニット構成情報に基づき、設定対象のスレーブが何番目に配置しているかから算出し、前記マスタが、そのスレーブに設定することを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルコントローラ。
- 前記補正値は、前記スレーブの前記時間同期フレームを伝搬するために要する伝搬遅延時間と、前記マスタで前記時間同期フレームを作成して送信するのに要する処理時間に基づき設定されることを特徴とする請求項1または2に記載のプログラマブルコントローラ。
- 前記ユニットが前記時間同期フレームを伝搬するために要する伝搬遅延時間は、各ユニットで一定の時間とするとともに、
前記マスタと一体に連結されるN番目の前記スレーブに設定される補正値は、前記一定の時間×Nで求めることを特徴とする請求項1または2に記載のプログラマブルコントローラ。 - システムバスにデジチェーン接続される複数のユニットからなるブロック体を複数備え、その複数のブロック体のうちの1つは前記CPUユニットを含み、前記複数のユニットの1つは、前記CPUユニットを含まないブロック体を構成する各ユニットと前記CPUユニットとを接続するための延長ユニットであり、それら延長ユニット同士が延長ケーブルで接続されることで前記プログラマブルコントローラが構成され、
前記延長ユニット以外のユニットにおける前記時間同期フレームを伝搬するために要する伝搬遅延時間は、各ユニットで一定の時間とし、
前記マスタが実装されるブロックに存在するN番目の前記スレーブに設定される補正値は、前記一定の時間×Nとし、
前記延長ケーブル以降のブロックに装着されたスレーブの記憶手段に格納される補正値は、前記延長ケーブルにおける伝搬遅延時間と、マスタとの間に存在する延長ユニットでかかる伝搬遅延時間も加味して設定されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のプログラマブルコントローラ。 - 前記延長ケーブルの長さを一定にすることで、その延長ケーブルでの伝搬遅延時間を固定値として前記補正値を設定することを特徴とする請求項5に記載のプログラマブルコントローラ。
- 前記マスタは、自己の計時手段から時刻情報をラッチして前記時間同期フレームを作成した場合、送信待ちの他の送信フレームの有無にかかわらず前記時間同期フレームを最優先で送信することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のプログラマブルコントローラ。
- 前記システムバスは、前記マスタから前記スレーブに向けて送信するフレームを伝送する下り系統と、前記スレーブから前記マスタに向けて送信するフレームを伝送する上り系統が別々に構成され、前記時間同期フレームは、下り系統のシステムバスを用いて伝送されるようにしたことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のプログラマブルコントローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011057306A JP5794449B2 (ja) | 2010-03-15 | 2011-03-15 | プログラマブルコントローラ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010058253 | 2010-03-15 | ||
JP2010058253 | 2010-03-15 | ||
JP2011057306A JP5794449B2 (ja) | 2010-03-15 | 2011-03-15 | プログラマブルコントローラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011216085A JP2011216085A (ja) | 2011-10-27 |
JP5794449B2 true JP5794449B2 (ja) | 2015-10-14 |
Family
ID=44945695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011057306A Active JP5794449B2 (ja) | 2010-03-15 | 2011-03-15 | プログラマブルコントローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5794449B2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102419565A (zh) * | 2011-12-02 | 2012-04-18 | 上海电器科学研究院 | 一种具有脉冲同步输出功能的plc |
EP2816425B1 (en) * | 2012-03-15 | 2020-06-17 | Omron Corporation | Control device, image processing device, control method, computer-readable recording medium, and program |
JP6051547B2 (ja) * | 2012-03-15 | 2016-12-27 | オムロン株式会社 | 制御装置 |
JP5351301B2 (ja) | 2012-03-19 | 2013-11-27 | ファナック株式会社 | Ioユニットにより時間計測を行う数値制御システム |
JP6477161B2 (ja) * | 2015-03-31 | 2019-03-06 | オムロン株式会社 | 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法 |
JP6626314B2 (ja) * | 2015-10-21 | 2019-12-25 | 株式会社キーエンス | プログラマブル・ロジック・コントローラ |
JP6626315B2 (ja) * | 2015-10-21 | 2019-12-25 | 株式会社キーエンス | プログラマブル・ロジック・コントローラのモニタ装置及びプログラマブル・ロジック・コントローラ・システム |
JP6846111B2 (ja) | 2016-02-26 | 2021-03-24 | オムロン株式会社 | マスタ装置、スレーブ装置、情報処理装置、イベントログ収集システム、マスタ装置の制御方法、スレーブ装置の制御方法、および制御プログラム |
JP6428805B2 (ja) | 2017-02-07 | 2018-11-28 | オムロン株式会社 | 演算装置、制御装置および制御方法 |
JP6971668B2 (ja) * | 2017-07-12 | 2021-11-24 | 株式会社日立産機システム | プログラマブルコントローラ |
JP7095961B2 (ja) * | 2017-07-31 | 2022-07-05 | パナソニック デバイスSunx株式会社 | コントロールユニット、プログラマブルコントローラ |
JP6704548B1 (ja) * | 2019-03-28 | 2020-06-03 | 三菱電機株式会社 | 通信システム、通信装置及びプログラム |
JP7570097B2 (ja) | 2020-03-31 | 2024-10-21 | 株式会社ユピテル | システムおよびプログラム等 |
JP7410085B2 (ja) * | 2021-06-11 | 2024-01-09 | 矢崎総業株式会社 | 通信システム及び上位制御装置 |
KR20230079632A (ko) * | 2021-11-29 | 2023-06-07 | 성창 주식회사 | 서버와 IoT 디바이스 사이의 시간 동기화 시스템 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1013394A (ja) * | 1996-06-21 | 1998-01-16 | Fanuc Ltd | 通信における同期方法 |
JPH1049216A (ja) * | 1996-08-06 | 1998-02-20 | Fanuc Ltd | 装置間データ通信方法 |
JP3386777B2 (ja) * | 1999-05-11 | 2003-03-17 | ファナック株式会社 | 数値制御システム |
JP3636003B2 (ja) * | 1999-09-28 | 2005-04-06 | 三菱電機株式会社 | プログラマブルコントローラ |
WO2001090832A1 (fr) * | 2000-05-22 | 2001-11-29 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Systeme de commande numerique et procede d'etablissement d'une transmission synchronisee dans un systeme de commande numerique |
JP2005269879A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-29 | Toshiba Corp | 制御システム |
JP2008146149A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Yaskawa Electric Corp | 分散システムの同期処理装置および同期処理方法 |
JP5141972B2 (ja) * | 2007-12-07 | 2013-02-13 | オムロン株式会社 | 産業用コントローラ |
JP2010003038A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Koyo Electronics Ind Co Ltd | シリアル接続内での各ユニットのid自動割付方式 |
-
2011
- 2011-03-15 JP JP2011057306A patent/JP5794449B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011216085A (ja) | 2011-10-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5794449B2 (ja) | プログラマブルコントローラ | |
JP6477161B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法 | |
WO2011114994A1 (ja) | プログラマブルコントローラ | |
JP5080448B2 (ja) | 2つのバスシステムを同期する方法および装置、並びに2つのバスシステムから成る構成 | |
EP2816428B1 (en) | Control device, and control method | |
US10284692B2 (en) | Control device and communication device | |
US7930041B2 (en) | Industrial controller with coordination of network transmissions using global clock | |
JP6094196B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法 | |
KR20100080191A (ko) | 네트워크에 연결된 슬레이브 장치들의 동기 제어장치 및 방법 | |
KR20090125032A (ko) | 통신 장치, 동기 통신 시스템 및 동기 통신 방법 | |
US20210063989A1 (en) | Control device and control method | |
CN107947888B (zh) | 一种基于网络通信的任务级同步方法 | |
US20230161719A1 (en) | Processing of process data | |
WO2022168475A1 (ja) | 制御装置 | |
JP5655460B2 (ja) | プログラマブルコントローラシステム | |
JP2018520396A (ja) | モーション関連コントロールシステムの集中ネットワーク構成 | |
WO2016151811A1 (ja) | 通信装置及び通信方法 | |
JP5487876B2 (ja) | 通信装置 | |
JP3878312B2 (ja) | シリアル通信装置 | |
EP3288198A1 (en) | System and method of clock synchronization in a computer network | |
JP5660922B2 (ja) | シリアル通信装置 | |
JP2006157271A (ja) | シリアル伝送装置の同期方法 | |
JP6217478B2 (ja) | 制御システムおよび制御装置 | |
JPS62162159A (ja) | マスタ−レスシリアルバス占有制御方法 | |
JP2016195328A (ja) | 通信装置およびリンク確立方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140314 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150129 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150330 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150716 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150729 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5794449 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |