JP5749783B2 - ガスセンサ - Google Patents
ガスセンサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5749783B2 JP5749783B2 JP2013233772A JP2013233772A JP5749783B2 JP 5749783 B2 JP5749783 B2 JP 5749783B2 JP 2013233772 A JP2013233772 A JP 2013233772A JP 2013233772 A JP2013233772 A JP 2013233772A JP 5749783 B2 JP5749783 B2 JP 5749783B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- internal space
- electrode
- space
- sensor element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
Description
<ガスセンサの概略構成>
はじめに、ガスセンサ100の概略構成について説明する。
外部連通部11は、センサ素子先端部101aに形成された開口部11aを通じて外部空間から導入された被測定ガスに対し、窒素酸化物(NOx)濃度の測定に適した所定の拡散抵抗を付与したうえで、該被測定ガスを連通部11bにて連通する第1内部空所20へと導く部位である。
さらに、センサ素子101は、固体電解質の酸素イオン伝導性を高めるために、センサ素子101を加熱して保温する温度調整の役割を担うヒータ部70を備えている。ヒータ部70は、ヒータ電極71と、ヒータ72と、スルーホール73と、ヒータ絶縁層74、圧力放散孔75とを備えている。
第2の実施の形態においては、第1の実施の形態に係るガスセンサ100とはガス流通部の構成が異なる態様について説明する。
第3の実施の形態においては、第1の実施の形態に係るガスセンサ100とは異なる位置に外部連通部が設けられる態様について説明する。
第4の実施の形態においては、第3の実施の形態に係るガスセンサ300とはガス流通部の構成が異なる態様について説明する。
以上の説明においては、第1拡散律速部30および第3拡散律速部92が横長のスリットとして形成される態様について説明したが、本発明の適用はこれに限られるものではなく、その他の形状で形成される態様であってもよい。
第1の実施の形態に係るガスセンサ100の実施例であるガスセンサAと第2の実施の形態に係るガスセンサ200の実施例であるおよびガスセンサBと、第3の実施の形態に係るガスセンサ300の実施例であるガスセンサCおよびガスセンサDと、第4の実施の形態に係るガスセンサ400の実施例であるガスセンサEおよびFと、比較例であるガスセンサGに対して、水滴滴下試験を行った。
本実施例では、外部連通部のサイズと破壊強度との関係を調べるために、各実施形態ごとに、空室のサイズに対する外部連通部のサイズの比が異なる複数のガスセンサを用意して、実施例1と同様の水滴滴下試験を行った。
本実施例では、実施例1の各ガスセンサについて、応答性を調べた。応答性の試験は、被測定ガスの空燃比(被測定ガス中の酸素濃度)をλ=0.9からλ=1.1に変化させた場合において、センサ素子内が空燃比λ=0.9の被測定ガスにほぼ置換したときのセンサ出力(Ip2)を0%とし、センサ素子内が空燃比λ=1.1の被測定ガスにほぼ置換したときのセンサ出力(Ip2)を100%としたとき、33%に相当するセンサ出力(Ip2)を検出した時点から66%に相当するセンサ出力(Ip2)を検出した時点までの時間(応答時間)をそれぞれのガスセンサについて3回ずつ測定することで行った。
2 第2基板層
3 第3基板層
4 第1固体電解質層
5 スペーサ層5
6 第2固体電解質層
11,12 外部連通部
20 第1内部空所
30 第1拡散律速部
40 第2内部空所
44 測定電極
91 緩衝空間
92 第3拡散律速部
100 ガスセンサ
101 センサ素子
Claims (3)
- 酸素イオン伝導性の固体電解質を主成分として構成されるセンサ素子を有し、被測定ガス中の所定ガス成分を検出するガスセンサであって、
前記センサ素子は、
外部空間に開口した開口部を有し、外部空間から所定の拡散抵抗の下に前記被測定ガスを導入する外部連通部と、
前記外部連通部と連通する緩衝空間と、
前記緩衝空間と所定の拡散抵抗の下で連通してなる内部空所と、
前記内部空所の表面に形成された内部電極と前記内部空所とは異なる空間に形成された外部電極との間に所定電圧を印加することで、前記内部空所中の酸素を汲み出し可能に設けられたポンピングセルと、
を備え、
前記緩衝空間と前記内部空所とが素子長手方向において連通しており、
前記外部連通部は、前記開口部を前記センサ素子の長手方向に沿った2つの側部のそれぞれのみに1つずつ有するとともに、それぞれの前記開口部から前記長手方向に垂直な方向に沿って一様な幅を有する空間であり、
前記外部連通部の幅が前記内部空所の幅に対して5%以上60%以下であり、
前記外部連通部の厚みが前記内部空所の厚みに対して50%以上100%以下であり、
前記緩衝空間の幅が前記外部連通部の幅よりも大きい、
ことを特徴とするガスセンサ。 - 請求項1に記載のガスセンサであって、
前記内部空所として、第1の内部空所と第2の内部空所を備え、
前記ポンピングセルとして、主ポンピングセルと補助ポンピングセルとを備え、
前記第1の内部空所は、前記緩衝空間と所定の拡散抵抗の下で連通してなり、
前記第2の内部空所は、前記第1の内部空所と所定の拡散抵抗の下で連通してなり、
前記主ポンピングセルは、前記第1の内部空所に前記内部電極として第1の内部電極を備え、
前記補助ポンピングセルは、前記第2の内部空所に前記内部電極として第2の内部電極を備える、
ことを特徴とするガスセンサ。 - 請求項2に記載のガスセンサであって、
前記センサ素子が、
前記第2の内部空所の表面に形成された測定電極と、
前記第2の内部空所とは異なる部位に形成された基準電極と、
前記測定電極と前記センサ素子の表面に形成された前記外部電極とを含んで構成される測定セルと、
前記測定電極の上に設けられてなり、前記被測定ガスに対して所定の拡散抵抗を付与する多孔質拡散層と、
をさらに備え、
前記主ポンピングセルは、前記第1の内部空所に設けられた前記第1の内部電極と前記外部電極の間に所定電圧を印加することで、前記第1の内部空所内の酸素を汲み出し可能に設けられてなり、
前記補助ポンピングセルは、前記第2の内部空所に設けられた前記第2の内部電極と前記外部電極の間に所定電圧を印加することで、前記第2の内部空所内の酸素を汲み出し可能に設けられてなり、
前記測定電極は、前記多孔質拡散層により前記所定の拡散抵抗が付与された前記被測定ガス中の前記所定ガス成分を還元し、
前記測定セルは、前記測定電極と前記基準電極との間の電位差を一定に保つという条件の下で前記測定電極における前記所定ガス成分の還元度合いに応じた電圧を前記測定電極と前記外部電極の間に印加することによって前記測定電極と前記外部電極の間を流れる電流を、測定可能に設けられてなり、
前記測定電極と前記外部電極の間を流れる電流に基づいて前記所定ガス成分の濃度を求める、
ことを特徴とするガスセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013233772A JP5749783B2 (ja) | 2010-03-29 | 2013-11-12 | ガスセンサ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010075186 | 2010-03-29 | ||
JP2010075186 | 2010-03-29 | ||
JP2013233772A JP5749783B2 (ja) | 2010-03-29 | 2013-11-12 | ガスセンサ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011047517A Division JP2011227061A (ja) | 2010-03-29 | 2011-03-04 | ガスセンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014029350A JP2014029350A (ja) | 2014-02-13 |
JP5749783B2 true JP5749783B2 (ja) | 2015-07-15 |
Family
ID=50201987
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013233772A Active JP5749783B2 (ja) | 2010-03-29 | 2013-11-12 | ガスセンサ |
JP2013233770A Active JP5749781B2 (ja) | 2010-03-29 | 2013-11-12 | ガスセンサ |
JP2013233771A Active JP5749782B2 (ja) | 2010-03-29 | 2013-11-12 | ガスセンサ |
Family Applications After (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013233770A Active JP5749781B2 (ja) | 2010-03-29 | 2013-11-12 | ガスセンサ |
JP2013233771A Active JP5749782B2 (ja) | 2010-03-29 | 2013-11-12 | ガスセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (3) | JP5749783B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6966364B2 (ja) * | 2018-03-16 | 2021-11-17 | 日本碍子株式会社 | ガスセンサ |
JP7122220B2 (ja) | 2018-10-26 | 2022-08-19 | 日本碍子株式会社 | ガスセンサ |
JP7124644B2 (ja) * | 2018-10-31 | 2022-08-24 | 株式会社デンソー | ガスセンサ素子 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH067118B2 (ja) * | 1985-02-25 | 1994-01-26 | 日本特殊陶業株式会社 | 空燃比センサ− |
JPH0668482B2 (ja) * | 1985-06-24 | 1994-08-31 | 日本特殊陶業株式会社 | 空燃比センサ− |
JP2659793B2 (ja) * | 1988-04-01 | 1997-09-30 | 日本特殊陶業株式会社 | 空燃比検出素子 |
JP3701124B2 (ja) * | 1998-07-08 | 2005-09-28 | 日本碍子株式会社 | ガスセンサ及び窒素酸化物センサ |
JP3587290B2 (ja) * | 1998-09-17 | 2004-11-10 | 日本特殊陶業株式会社 | NOxガスセンサ |
JP4568514B2 (ja) * | 2003-03-31 | 2010-10-27 | 日本碍子株式会社 | ガスセンサ |
JP5020875B2 (ja) * | 2008-03-28 | 2012-09-05 | 日本碍子株式会社 | ガスセンサ |
JP2009244113A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Ngk Insulators Ltd | ガスセンサ |
-
2013
- 2013-11-12 JP JP2013233772A patent/JP5749783B2/ja active Active
- 2013-11-12 JP JP2013233770A patent/JP5749781B2/ja active Active
- 2013-11-12 JP JP2013233771A patent/JP5749782B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014029349A (ja) | 2014-02-13 |
JP2014029348A (ja) | 2014-02-13 |
JP5749781B2 (ja) | 2015-07-15 |
JP5749782B2 (ja) | 2015-07-15 |
JP2014029350A (ja) | 2014-02-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2011227061A (ja) | ガスセンサ | |
JP5530890B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP4999894B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP5322965B2 (ja) | ガスセンサ及びその製造方法 | |
JP5425833B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP6573783B2 (ja) | センサ素子及びガスセンサ | |
EP2107365B1 (en) | NOx sensor | |
JP6594230B2 (ja) | センサ素子及びガスセンサ | |
JP4745361B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP2011102797A (ja) | ガスセンサおよびセンサ素子の製造方法 | |
JP2014209128A (ja) | ガスセンサおよびセンサ素子の製造方法 | |
JP5020875B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP5271944B2 (ja) | ガスセンサ | |
EP2930503B1 (en) | Sensor element and gas sensor | |
JP2009244140A (ja) | ガスセンサおよびNOxセンサ | |
JP5254154B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP5749783B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP6934511B2 (ja) | センサ素子及びガスセンサ | |
JP2017181499A (ja) | センサ素子、その製法及びガスセンサ | |
JP7339896B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP7581274B2 (ja) | ガスセンサ素子 | |
WO2021241238A1 (ja) | センサ素子 | |
JP7577586B2 (ja) | センサ素子の製造方法 | |
JP7307718B2 (ja) | セラミック積層体及びガスセンサ | |
JP2023141641A (ja) | ガスセンサ素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131112 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140516 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140520 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140624 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141202 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150512 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150514 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Ref document number: 5749783 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |