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JP5678460B2 - 頭部装着型ディスプレイ - Google Patents

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Description

本発明は、観察者の頭部に装着され、画像(虚像)を表示する頭部装着型ディスプレイに関する。
近年、画像形成装置によって形成された2次元画像を虚像光学系により拡大虚像として観察者に観察させるための虚像表示装置(画像表示装置)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、画像形成装置によって形成された2次元画像を虚像光学系により拡大虚像として観察者に観察させるために、ホログラム回折格子を用いた頭部装着型の画像表示装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図14は、観察者が眼鏡型の画像表示装置90を装着している状態を示している。左側は正面図、右側は平面図である。画像表示装置90は、画像を表示する左右の画像形成装置1100L,1100R、及び画像形成装置1100L,1100Rにて表示されている光が入射され、その光を観察者の瞳41L,41Rまで導く左右の導光手段(光学装置)1200L,1200Rを有する。画像形成装置1100L,1100R及び導光手段1200L,1200Rから構成された画像表示装置90は、眼鏡型のフレーム1010に取り付けられている。観察者は、フレーム1010端部から延在するテンプル部1015を両耳にかけることにより、画像表示装置90を観察者の頭部に装着する。
特開2006−162767号公報 特開2007−94175号公報
しかし、観察者が画像表示装置90を装着すると、図14の右図に示したように、テンプル部1015が矢印Aの方向に広がり、これに伴ってフレーム1010のフロント部1010aが矢印Bの方向に変形する。このような現象が生じると、導光手段1200L,1200Rから出射される光によって生成される画像(虚像)の空間的な位置に変化が生じる。特に、両眼視タイプの頭部装着型のディスプレイの場合、このような現象により左右の画像の輻輳角が変化してしまう。その結果、予め調整された虚像までの空間的な距離に不整合が発生し、観察時、観察者に疲労が生じる。すなわち、図14の右図に示したように、予め調整された左右の虚像の画面中心が交わる空間的な位置をC点とすると、フレーム1010のフロント部1010aの変形に伴い、左右の虚像の画面中心が交わる空間的な位置がD点へ移動してしまい、結果的に輻輳角が増加してしまう。
このような課題を解決するために、フロント部1010aの剛性を高めることも考えられるが、このような解決手段では、フレーム1010の断面積が増加したり、縦弾性係数の高い材料を用いる必要があり、その結果、フレーム1010の重量の増加、デザイン性の低下、コストの増加を招く恐れがある。
また、導光手段1200L,1200Rの全反射面に、傷や汚れが付くと、表示画像光の導光に部分的にロスや方位ずれが生じ、観察する画像を暗くしたり、解像力を落としたりといった品質劣化が発生する。
上記課題に対して、本発明の目的とするところは、観察者の頭部に装着されたときに生じるフレームの変形が、光学モジュールによって得られる画像と観察者の瞳との間の相対的な位置関係への影響を最小限に抑え、品質及びデザイン性の高い画像を表示する頭部装着型ディスプレイを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、観察者の頭部に装着される眼鏡型のフレームと、2つの画像生成装置と、前記2つの画像生成装置に一対一に連結され、全体として前記画像生成装置よりも観察者の顔の中心側に配置された2つの導光板を有し、前記画像生成装置から出射された光が入射され、導光され、観察者の瞳に向かって出射される2つの導光手段と、を有する2つの光学モジュールと、前記2つの導光手段を支持する光学板と、を備え、前記光学板は、前記フレームの中央部に取り付けられている頭部装着型ディスプレイが提供される。
前述のように、2つの画像生成装置をフレーム全体で支持すると、図14に示したように、テンプル部1015が矢印Aの方向に広がり、フレーム1010のフロント部1010aが矢印Bの方向に変形する。この変形は、予め左右の虚像の画面中心が交わる空間的な位置をC点に調整したにもかかわらず、実際の空間的な位置をD点へ移動させてしまい、結果的に輻輳角を増加させてしまい、画像の劣化を招く。
しかしながら、かかる構成によれば、光学板が、2つの画像生成装置に連結された2つの導光板を支持した状態でフレームの中央部に取り付けられる。2つの画像生成装置は、全体として画像生成装置よりも観察者の顔の中心側に配置された2つの導光板に一対一に連結されている。これによれば、装着時、観察者の顔の外側に対称的に配置される2つの画像生成装置は、2枚の導光板を支持する光学板を通じてフレームの中央部に連結される。つまり、本発明に係る頭部装着型ディスプレイは、2枚の導光板の両側に位置する画像生成装置をフレームの中央部のみで支える構造になっている。
これによれば、2つの画像生成装置をフレーム全体で支持していないため、フレームのたわみが導光板の位置に影響を与えない。よって、光の導波路がずれない。これにより、左右の画像生成装置によって生成される画像の位置がずれてしまうことを回避でき、輻輳角をなくしてユーザに画像の違和感を与えることなく、品質を高い画像を快適に視聴してもらうことができる。以上から、本発明に係る頭部装着型ディスプレイによれば、観察者の頭部に装着されたときに生じるフレームの変形が、光学モジュールによって得られる画像と観察者の瞳との間の相対的な位置関係への影響を最小限に抑え、品質及びデザイン性の高い画像を提供することができる。
前記光学板は、フレーム取付部材を用いて前記フレームの中央部に固定されてもよい。
前記光学板の中央部は、補強材と接着層とを含む結合部材により補強されてもよい。
前記光学板は、前記2つの導光板の表面をカバーするように配置されてもよい。
前記光学板は、スペーサを含む接着層により前記2つの導光板に接着されてもよい。
前記光学板は、透明なガラスの平板であってもよい。
前記光学板は、レールを用いて前記2つの導光板のぞれぞれの周縁部分に連結されてもよい。
前記2つの導光手段は、前記2つの画像生成装置からそれぞれ出射された光を前記2つの導光板にてそれぞれ全反射を繰り返すことによりそれぞれ導光し、前記光学板は、前記2つの導光板の全反射面に接着されてもよい。
前記フレームの中央部は、それより外側の部分より厚く形成されてもよい。
前記2つの導光手段には、各導光板の入射側、出射側にそれぞれホログラム光学素子が配置されてもよい。
前記2つの導光板は、入射側内部に鏡を有し、出射側にハーフミラー膜を有してもよい。
以上説明したように、本発明によれば、観察者の頭部に装着されたときに生じるフレームの変形が、光学モジュールによって得られる画像と観察者の瞳との間の相対的な位置関係への影響を最小限に抑え、品質及びデザイン性の高い画像を表示する頭部装着型ディスプレイを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイの全体構成図である。 第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイの斜視図(表側)である。 第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイの斜視図(裏側)である。 第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイの画像表示装置及び導光手段を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る頭部装着型ディスプレイの全体構成図である。 第2実施形態に係る頭部装着型ディスプレイの画像表示装置及び導光手段を説明するための図である。 第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイの正面図である。 第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイの平面図である。 第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイの底面図である。 第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイの右側面図である。 第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイの左側面図である。 第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイの背面図である。 第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイの斜視図である。 従来の画像表示装置が眼鏡フレームに取り付けられた図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、本発明の実施形態は次の順序で説明される。
<第1実施形態>
[頭部装着型ディスプレイの全体構成]
[支持方法]
[光学モジュールの構成及び動作]
<第2実施形態>
[頭部装着型ディスプレイの全体構成]
[光学モジュールの構成及び動作]
<第1実施形態>
[頭部装着型ディスプレイの全体構成]
まず、本発明の第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイについて、概念的に示した図1を参照しながら説明する。図1の下側は正面図、上側は平面図である。本実施形態に係る頭部装着型ディスプレイ10は、フレーム100、光学モジュール200L、200R、光学板300、結合部材400及びノーズパッド500を有している。
フレーム100は、観察者の頭部に装着される眼鏡型のフレームである。フレーム100は、観察者の正面に配置されるフロント部100aと、フロント部100aの両端に蝶番100cを介して回動自在に取り付けられた2つのテンプル部100bとから形成されていて、蝶番100cを支点としてテンプル部100bがフロント部100aに折りたたみ可能となっている。
本実施形態に係るフレーム100は、リムがない点を除き、通常の眼鏡と概ね同じ構造を有する。フレーム100を構成する材料は、金属や合金、プラスチック、これらの組み合わせといった、通常の眼鏡を構成する材料と同じ材料から構成される。
テンプル部100bは、子供用や大人用等複数種類が用意されていて、取り付け換えることができる。たとえば、子供用のテンプル部100bは、大人用のテンプル部100bよりフロント部100aに対して角度が内側に傾斜するような形状になっている。これにより、子供でも装着感がよいように工夫されている。また、フロント部100aに対して上下の角度を変えるために形状の異なる複数種類のテンプル部100bを取り付け換えることができる。たとえば、劇場の1階と2階とでは、観察者の見る角度が異なる。そこで、1階と2階とで上下の角度が異なるテンプル部100bを取り付ける。これにより、1階と2階とで頭部装着型ディスプレイ10に表示される字幕の位置を変えることができる。
光学モジュール200L、200Rは、左目用、右目用の虚像を生成し、それぞれの眼に向けて出射する。光学モジュール200Lは、画像生成装置210L、及び導光板220Lを含む導光手段230Lを有している。画像生成装置210Lと導光板220Lとは、接着剤等により接合され、導光板220Lに対して画像生成装置210Lの位置がぶれないようになっている。
光学モジュール200Rも同様に、画像生成装置210R、及び導光板220Rを含む導光手段230Rを有している。画像生成装置210Rと導光板220Rとは、接着剤等により接合され、導光板220Rに対して画像生成装置210Rの位置がぶれないようになっている。このようにして、画像生成装置210L、210Rは、全体として画像生成装置210L、210Rよりも観察者の顔の中心側に配置された導光板220L、220Rに一対一に連結されている。
導光手段230L、230Rは、画像生成装置210L、210Rから出射された光を導光板220L、220Rに入射し、導光板220L、220Rにてそれぞれ全反射を繰り返すことによりそれぞれ導光し、観察者の瞳に向かって出射させる。導光手段を含む光学モジュール200L、200Rの具体的構成及び動作については、後程説明する。
光学板300は、透明なガラスの平板であり、強化ガラスから作製されている。本実施形態では、光学板300は平板であるが、導光板220L,220Rが取り付け可能であれば平板である必要はない。光学板300は、2つの導光手段230L、230Rを支持する。具体的には、光学板300は、図示しない直径30μm程度のビーズスペーサを含んだ接着剤を用いて、導光板220L,220Rの周辺部において光学板300の裏面と導光板220L,220Rの表面とを接着する。これにより、光学板300と導光板220L,220Rとに微小な空気層を形成しながら、光学板300によって2つの導光板220L,220Rを支持する。2つの導光板220L,220Rのガラス表面は、内部全反射面として作用する必要があるため、このガラス表面は空気層にしておく必要がある。
結合部材400は、観察者の2つの瞳の間に位置するフロント部100aの中央部分(通常の眼鏡におけるブリッジの部分に相当する)に取り付けられている。つまり、光学板300は、結合部材400を介してフロント部100aの中央部分に取り付けられる。結合部材400は、光学板300の中央部を補強する役割も担っている。具体的には、結合部材400は、補強材としての金属プレートと接着層とを含み、接着層によって金属プレートと光学板300の中央部とが接着される。
このように、この結合部材400は、光学板300の剛性を強めるためであり、かつ結合部材400によって観察者の2つの瞳の間に位置するフレーム100の中央部分に光学板300を取りつけることができる。光学板300は、例えばビスを用いてフレーム100に取り付けられていてもよい。光学板300は、フレーム取付部材450を用いてフレーム100の中央部に固定される。結合部材400及びフレーム取付部材450は一体化したステーとなっている。
フロント部100aの中央部分には、ノーズパッド500が取り付けられている。具体的には、ノーズパッド500は結合部材400に取り付けられている。
なお、本実施形態では、導光板220L,220Rを挟んで光学板300の反対側、すなわち、導光板220L,220Rの裏面にも導光板220L,220Rを保護するカバーガラス600が設けられている。ただし、カバーガラス600は、本実施形態の頭部装着型ディスプレイ10に必須の構成要素ではなく、なくてもよい。
一方の画像生成装置には、例えばPC(Personal Computer)に接続される配線700が延びていて、PCから画像生成装置210Rに画像データが送られるようになっている。一方の画像生成装置と他方の画像生成装置とは、光学板300の上面に這わせたフレキシブル配線750により接続され、PCから他方の画像生成装置にも画像データが送られるようになっている。なお、PCと2つの画像生成装置210L,210Rとは無線によりデータ通信してもよい。
[支持方法]
本実施形態に係る眼鏡型の頭部装着型ディスプレイ10は、フレーム100の中央部分でのみ光学板300を介して2つの光学モジュール200L、200Rを支持する構造となっている。そこで、次に、頭部装着型ディスプレイの支持方法について、図2及び図3を参照しながらより詳しく説明する。図2は、本実施形態に係る頭部装着型ディスプレイを表側から見た斜視図である。図3は、本実施形態に係る頭部装着型ディスプレイを裏側から見た斜視図である。
図2及び図3では、光学板300、導光板220L,220R、カバーガラス600が一体化されて、眼鏡部分を形成している。図2を見ると、フレーム100のフロント部100aでは、光学板300が取り付けられる中央部Pは、それより外側の部分Qより厚く形成されている。観察者がフレーム100を頭部に装着する場合、通常フレーム100の両端を開いて掛けることになるが、このとき応力がフレーム100の中央部分に最も大きくかかる。そこで、破壊強度を上げるためにフレーム100の中央部Pを厚くしている。これに対して、フレーム全体を厚くすると頭部装着型ディスプレイ10が重くなってしまい装着時に掛けづらくなり使い勝手が悪い。そこで、フレーム100の外側の部分Qは中央部Pより厚みがない構造としている。
頭部装着型ディスプレイ10は、観察者の鼻の位置に対応してくぼみを有しているため、そのくぼみの近傍で光学板300がひずみ易く破壊強度が弱くなる。そこで、光学板300のくぼみにはレール850が取り付けられ、頭部装着型ディスプレイ10の中央部分を補強するようになっている。
また、図3を参照すると、その際、光学板300は、レール850を用いて光学板300の裏面に接着された2つの導光板220L,220Rのぞれぞれの周縁部分、及びカバーガラス600に連結される。同様にして、光学板300は、その両端の外縁部においてもレール800により補強され、2つの導光板220L,220Rのぞれぞれの周縁部分、及びカバーガラス600に連結される。
前述のように、結合部材400は、光学板300の中央部にて光学板300を補強する。具体的には、結合部材400は、補強材としての矩形状の金属プレート400aと接着層とを含み、接着層によって金属プレート400aと光学板300の中央部とが接着される。結合部材400の形状は、任意であり、例えば、棒状、細長い板状を例示することができる。結合部材400の材質としては、アルミニウム、マグネシウム、ステンレス、チタン、グラスファイバーカーボン等の金属や合金、プラスチック、これらの組み合わせが好ましい。結合部材400には、ノーズパッド500が取り付けられている。結合部材400は、フレーム取付部材450に接合され、フレーム100のフロント部100aに取り付けられている。
以上のように、本実施形態に係るかかる頭部装着型ディスプレイ10によれば、そもそも頭部装着型ディスプレイ10の中央部には鼻よけのくぼみがあって構造上弱い上、本実施形態では、フレーム100の中央部分でのみ光学板300を介して2つの光学モジュール200L、200Rを支持する構造となっている。このため、光学板300の中央部でガラスが変形されやすく、応力は中央部分に集中する。そこで、金属プレート400aを光学板300に貼りつけた結合部材400やレール850等で破壊強度を高めている。
これに加えて、2つの光学モジュール200R,200Lの位置決めの精度を上げて所望の映像をきれいに見せるために、中央部分の合成、つまり弾性係数(ヤング率)を上げる工夫がなされている。例えば、カバーガラス600の中央部の合成を上げるために、カバーガラス600の中央部の材料を合成の高いものに変えたり、中央部だけ合成の高い材料を混入させて形成したり、カバーガラス600の中央部にその他の部分より厚みを持たせることが好ましい。
[光学モジュールの構成及び動作]
次に、本実施形態に係る光学モジュール200L、200Rの構成及び動作について図4を参照しながら説明する。図4は、光学モジュール200Lの概念図である。光学モジュール200Rは、光学モジュール200Lと左右対称に設けられているが、構造上は光学モジュール200Lと同じであるため、ここでは説明を省略する。
光学モジュール200Lは、画像生成装置210L及び導光手段230Lを有している。画像生成装置210Lは、画像形成部211及びコリメート光学系212を有している。画像形成部211及びコリメート光学系212は、筺体213(一点鎖線で示す)内に納められている。筺体213には、図示しない開口部が設けられていて、開口部を介してコリメート光学系212から光が出射される。筺体213は、導光手段230Lと接合されている。
画像形成部211は、2次元マトリクス状に配列された複数の画素を有している。コリメート光学系212は、画像形成部211の画素から出射された光を平行光とするように機能する。導光板220Lには、コリメート光学系212にて平行光とされた光が入射され、導光され、出射される。
画像形成部211は、光源211a、液晶表示装置(LCD)211b及び偏光ビームスプリッタ211cから構成されている。液晶表示装置(LCD)211b及び偏光ビームスプリッタ211cは、反射型空間光変調部を形成する。液晶表示装置(LCD)211bは、ライト・バルブとしてのLCOSからなる。偏光ビームスプリッタ211cは、光源211aから出射された光の一部を反射して液晶表示装置211bへと導き、かつ液晶表示装置211bによって反射された光の一部を通過させてコリメート光学系212へと導く。
液晶表示装置211bは、2次元マトリクス状に配列された複数の画素を有している。偏光ビームスプリッタ211cは、周知の構成、構造を有する。光源211aから出射された無偏光の光は、偏光ビームスプリッタ211cに衝突する。その際、光のP偏光成分は偏光ビームスプリッタ211cを通過し、系外に出射される。一方、光のS偏光成分は偏光ビームスプリッタ211cにて反射され、液晶表示装置211bに入射し、液晶表示装置211bの内部で反射され、液晶表示装置211bから出射される。
ここで、液晶表示装置211bから出射された光のうち、「白」を表示する画素から出射した光にはP偏光成分が多く含まれ、「黒」を表示する画素から出射した光にはS偏光成分が多く含まれる。従って、液晶表示装置211bから出射され、偏光ビームスプリッタ211cに衝突する光のうち、P偏光成分は、偏光ビームスプリッタ211cを通過し、コリメート光学系212へと導かれる。一方、S偏光成分は、偏光ビームスプリッタ211cにおいて反射され、光源211aに戻される。
液晶表示装置211bとしては、例えば、2次元マトリクス状に配列された320×240個の画素(液晶セルの数は画素数の3倍)を有している。例えば、コリメート光学系212は、例えば、凸レンズから構成され、平行光を生成させるために、コリメート光学系212における焦点距離の位置に液晶表示装置211bが配置されている。また、1画素は、赤色を出射する赤色発光副画素、緑色を出射する緑色発光副画素、及び青色を出射する青色発光副画素から構成される。
導光手段230Lは、導光板220L、第1偏向手段240及び第2偏向手段250を有している。入射された光は、導光板220の内部を全反射しながら伝播し、出射される。
第1偏向手段240は、導光板220Lに入射された光が導光板220Lの内部で全反射されるように導光板220Lに入射された光を反射させる
第1偏向手段240は、例えば、アルミニウムや合金を含む金属から構成され、導光板220Lに入射された光を反射させる光反射膜(一種のミラー)や、導光板220Lに入射された光を回折させる回折格子(例えば、ホログラム回折格子膜)から構成することができる。
第2偏向手段250は、導光板220Lの内部を全反射しながら伝播した光を、複数回に亙り透過及び反射させる構成となっている。第2偏向手段250は、例えば、多層積層構造を有する光反射多層膜から構成され、導光板220Lから複数の光として出射させる。このような構成にあっては、入射側内部に鏡を有し、出射側にハーフミラー膜を有し、第1偏向手段240は、反射鏡として機能し、第2偏向手段250は、半透過鏡として機能する。
第2偏向手段250は、誘電体積層膜が多数積層された多数積層構造体や、ハーフミラー、偏光ビームスプリッタ、ホログラム回折格子膜から構成することができる。誘電体積層膜は、例えば、高誘電率材料としてのTiO膜、及び低誘電率材料としてのSiO膜から形成されている。誘電体積層膜が多数積層された多数積層構造体に関しては、特表2005−521099に開示されている。図面においては6層の誘電体積層膜を図示しているが、これに限定するものではない。誘電体積層膜と誘電体積層膜との間には、導光板220Lを構成する材料と同じ材料からなる薄片が挟まれている。
なお、第1偏向手段240においては、導光板220Lに入射された平行光が導光板220Lの内部で全反射されるように、導光板220Lに入射された平行光が反射(又は回折)される。一方、第2偏向手段250においては、導光板220Lの内部を全反射により伝播した平行光が複数回に亙り、反射(又は回折)され、導光板220Lから平行光の状態で出射される。
第1偏向手段240は、導光板220Lの第1偏向手段240を設ける部分240aを切り出すことにより、導光板220Lに第1偏向手段240を形成する斜面を設け、係る斜面に光反射膜を真空蒸着した後、導光板220Lの切り出した部分240aを第1偏向手段240に接着すればよい。また、第2偏向手段250は、導光板220Lを構成する材料と同じ材料(例えば、ガラス)と誘電体積層膜(例えば、真空蒸着法にて成膜することができる)とが多数積層された多層積層構造体を作製し、導光板220Lの第2偏向手段250を設ける部分Sを切り出して斜面を形成し、係る斜面に多層積層構造体を接着、研磨等を行って、外形を整えればよい。これにより、導光板220Lの内部に第1偏向手段240及び第2偏向手段250が設けられた導光手段230Lが形成される。
導光板220Lは、導光板の軸線(Y方向)と平行に延びる2つの平行面(第1面F及び第2面R)を有している。第1面Fと第2面Rとは対向している。ここで、光が入射する導光板220Lの面を導光板入射面、光が出射する導光板220Lの面を導光板出射面としたとき、第1面Fによって導光板入射面及び導光板出射面が構成されていてもよいし、第2面Rによって導光板入射面及び導光板出射面が構成されていてもよい。ここでは、光入射面に相当する第1面Fから平行光が入射され、内部を全反射により伝播した後、光出射面に相当する第2面Rから出射される。
導光板220Lを構成する材料としては、石英ガラスやBK7等の光学ガラスを含むガラスや、プラスチック材料(例えば、PMMA,ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、非晶性のポリプロピレン系樹脂、AS樹脂を含むスチレン系樹脂)を挙げることができる。導光板220Lの形状は、平版に限定するものではなく、湾曲した形状を有していてもよい。
以上の構成から、頭部装着型ディスプレイ10に設けられた導光手段230L、230Rは、画像生成装置210L、210Rからそれぞれ出射された光を導光板220L、220Rにてそれぞれ全反射を繰り返すことによりそれぞれ導光する。光学板300は、導光板220L、220Rの全反射面に接着される。導光板220L、220Rを伝播する光は、全反射しながら導波していくため、導光板220L、220Rに傷や汚れがあると導波が止まるか光路がずれてしまう。このため、光学板300は、導光板220L、220Rを保護するとともに、導光板220L、220Rの表面に傷や汚れを付けないようにして、導光板220L、220Rにて確実に全反射が行われるようにするために必須の構成要件である。同様に、光学板300と導光板220L、220Rとの間に空気層を設けたのも、空気層により確実に光を全反射させるためである。
第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイ10のより具体的な形状を描いた図を、図7〜図13に示す。図7は、頭部装着型ディスプレイ10の正面図、図8は平面図、図9は底面図、図10は右側面図、図11は左側面図、図12は背面図、図13は斜視図を示す。これらの図7〜図13に示した頭部装着型ディスプレイ10は意匠の創作としても捉えることができる。ここで、意匠に係る物品としては、意匠法施行規則別表第一に掲げる物品の区分と同程度の物品の区分でいうところの「データ表示機」に相当する。
また、当該意匠に係る物品の説明としては、次のように説明することもできる。すなわち、当該意匠に係る物品は、観察者の頭部に装着される眼鏡型のフレームと光学モジュールと光学板とを備えた頭部装着型ディスプレイである。
さらに、当該意匠に係る物品は、ノーズパッドがスライド式で上下に可動する可動式であってもよい。この場合には、眼鏡の装着者と非装着者の両者に対応できる。すなわち、ノーズパッドを上下に調整することにより、眼鏡をかけていない観測者が頭部装着型ディスプレイ10を装着することに対応可能なだけでなく、観測者が眼鏡をかけたままその上に頭部装着型ディスプレイを重ねて装着することにも対応可能である。
以上、第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイ10について説明した。図14に示したように、2つの光学モジュール200L、200Rをフレーム全体で支持すると、テンプル部1015が矢印Aの方向に広がり、フレーム100のフロント部1010aが矢印Bの方向に変形する。この変形は、予め左右の虚像の画面中心が交わる空間的な位置をC点に調整したにもかかわらず、実際の空間的な位置をD点へ移動させてしまい、結果的に輻輳角を増加させてしまう。
しかしながら、第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイ10によれば、光学板300が2つの画像生成装置210L,210Rに連結された2つの導光板220L、220Rを支持した状態でフレーム100の中央部に取り付けられる。2つの画像生成装置210L、210Rは、全体として当該画像生成装置210L、210Rよりも観察者の顔の中心側に配置された2つの導光板220L、220Rに一対一に連結されている。このため、当該画像生成装置210L、210Rは、装着時、観察者の顔の外側に対称的に配置される。2つの画像生成装置210L、210Rは、2枚の導光板220L、220Rを支持する光学板300を通じてフレーム100の中央部Pに連結される。つまり、2枚の導光板220L、220Rの両側に位置する画像生成装置210L、210Rをフレーム100の中央部Pのみで支える構造になっている。
これによれば、フレーム100のたわみを最小限にし、かつたわみが生じたとしてもそのたわみの左右の差が影響を及ぼさないように、中央部分で光学モジュール200L、200Rを支持する。よって、装着時のフレーム100のたわみが導光板220L、220Rの位置に影響を与えない。よって、光の導波路がずれない。従って、観察者がフレーム100を頭部に装着したとき、テンプル部100bが外側に向かって広がった状態となり、その結果、フレームが変形したとしても、係るフレームの変形によって、導光手段230L,230Rに変位(位置変化)が生じることがないか、生じたとしても極僅かである。それゆえ、左右の画像の輻輳角が変化してしまうことを確実に防止することができる。この結果、ユーザに快適に画像を視聴してもらうことができる。さらに、フレーム100のフロント部100aの剛性を高める必要がないため、コストの増加を招くことなくフレームの重量増加を抑え、高いデザイン性、意匠性を有する構造の頭部装着型ディスプレイ10を提供することができる。
<第2実施形態>
[頭部装着型ディスプレイの全体構成]
次に、本発明の第2実施形態に係る頭部装着型ディスプレイの全体構成について説明する。第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。図5に示したように、第2実施形態に係る頭部装着型ディスプレイ10では、第1偏向手段280L、280R及び第2偏向手段285L、285Rは、導光板220L,220Rの表面に配設されている点で、導光板220L,220Rの切り出した部分に第1偏向手段240及び第2偏向手段250を形成した第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイ10と異なる。よって、この相異点を中心に第2実施形態に係る頭部装着型ディスプレイ10について説明する。
図5の上側の頭部装着型ディスプレイ10の平面図に示したように、導光板220L,220Rの光学板側の表面には、各導光板の入射側、出射側にそれぞれ第1偏向手段280L、280R及び第2偏向手段285L、285Rとして、フィルム状のホログラム光学素子が張り付けられている。
本実施形態では、導光板220L,220Rの裏面にカバーガラス600は設けられていない。このように、第2実施形態に係る頭部装着型ディスプレイ10にはカバーガラス600はあってもなくてもよい。一方、第2実施形態では、特に、光学板300は必須の構成要件である。その理由としては、本実施形態では、導光板220L,220Rの表面に張られたホログラム(フィルム)が非常に弱いため、これを光学板300で保護する必要があるためである。
第1偏向手段280L、280Rは、導光板220L、220Rに入射された光を回折し、第2偏向手段285L、285Rは、導光板220L、220Rの内部を全反射により伝播させた光を、複数回に亙り回折する。ここで、第1偏向手段280L、280R及び第2偏向手段285L、285Rは、回折格子素子、具体的には反射型回折格子素子、より具体的には、反射型体積ホログラム回折格子からなる。以下の説明において、反射型体積ホログラム回折格子からなる第1偏向手段280L、280Rを、便宜上、「第1回折格子部材280l、280r」と呼び、反射型体積ホログラム回折格子からなる第2偏向手段280L、280Rを、便宜上、「第2回折格子部材285l、285r」と呼ぶ。
そして、本実施形態では、第1回折格子部材280l、280r及び第2回折格子部材285l、285rを、異なるP種類(具体的に、P=3であり、赤色、緑色、青色の3種類)の波長帯域(あるいは波長)を有するP種類の光の回折反射に対応させるために、反射型体積ホログラム回折格子からなるP層の回折格子層が積層された構成となっている。
第1回折格子部材及び第2回折格子部材の材料としては、フォトポリマー材料を挙げることができる。反射型体積ホログラム回折格子からなる第1回折格子部材及び第2回折格子部材の構成材料や基本的な構造は、従来の反射型体積ホログラム回折格子の構成材料や構造と同様である。ここで、反射型体積ホログラム回折格子とは、+1次の回折光のみを回折反射するホログラム回折格子を意味する。回折格子部材には、その内部から表面に亙り干渉縞が形成されているが、係る干渉縞それ自体の形成方法は、従来の形成方法と同じとすればよい。具体的には、例えば、回折格子部材を構成する部材(例えば、フォトポリマー材料)に対して一方の側の第1の所定の方向から物体光を照射し、同時に回折格子部材を構成する部材に対して他方の側の第2の所定の方向から参照光を照射し、物体光と参照光とによって形成される干渉縞を、回折格子部材を構成する部材の内部に記録すればよい。第1の所定の方向、第2の所定の方向、物体光及び参照光の波長を適切に選択することにより、回折格子部材の表面における干渉縞の所望のピッチ、干渉縞の所望の傾斜角(スラント角)を得ることができる。ここで、干渉縞の傾斜角とは、回折格子部材(または、回折格子層)の表面と干渉光のなす角度を意味する。
第1回折格子部材及び第2回折格子部材を、反射型体積ホログラム回折格子からなるP層の回折格子層の積層構造から構成する場合、このような回折格子層の積層は、P層の回折格子層をそれぞれ別個に作製した後、P層の回折格子層を、例えば、紫外線硬化型接着剤を使用して積層(接着)すればよい。また、粘着性を有するフォトポリマー材料を用いて1層の回折格子層を作製した後、その上に順次粘着性を有するフォトポリマー材料を貼り付けて回折格子層を作製することにより、P層の回折格子層を作製してもよい。
第1回折格子部材280l、280r及び第2回折格子部材285l、285rは、赤色の光を回折反射する回折格子層と、緑色の光を回折反射する回折格子層と、青色の光を回折反射する回折格子層とが積層された構造を有していてもよい。
[光学モジュールの構成及び動作]
次に、本実施形態に係る光学モジュール200L、200Rの構成及び動作について図6を参照しながら説明する。図6は、光学モジュール200Lの概念図である。本実施形態においても、光学モジュール200Rは、光学モジュール200Lと左右対称に設けられているが、構造上は光学モジュール200Lと同じであるため、ここでは説明を省略し、光学モジュール200Lの構成及び動作についてのみ説明する。
図6では、第1回折格子部材280l及び第2回折格子部材285lを1層で示した。なお、各回折格子層には1種類の波長帯域に対応する干渉縞が形成されている。また、異なるP種類の波長帯域を有するP種類の光の回折反射に対応するために、1層の回折格子層からなる第1回折格子部材及び第2回折格子部材にP種類の干渉縞が形成される構成とすることもできる。また、画角を例えば3等分して第1回折格子部材及び第2回折格子部材を、各画角に対応する回折格子層が積層された構成とすることもできる。このような構成を採用することにより、各波長帯域(又は、波長)を有する光が第1回折格子部材280l及び第2回折格子部材285lにおいて回折反射されるときの回折効率の増加、回折受容角の増加、回折角の最適化を図ることができる。
図6(b)に反射型体積ホログラム回折格子の拡大した模式的な一部断面図を示す。反射型体積ホログラム回折格子には、傾斜角φを有する干渉縞が形成されている。ここで、傾斜角φとは、反射型体積ホログラム回折格子の表面と干渉縞のなす角度を指す。干渉縞は、反射型体積ホログラム回折格子の内部から表面に亙って形成される。干渉縞は、ブラッグ条件を満たしている。ここで、ブラッグ条件とは、以下の式(1)を満足する条件を指す。
m・λ=2・d・sin(Θ)・・・・(1)
式(1)中、mは正の整数、λは波長、dは格子面のピッチ(干渉縞を含む仮想平面の法線方向の間隔)、Θは干渉縞へ入射する角度の補角を意味する。また、入射角ψにて回折格子部材に光が侵入した場合の、補角Θ、傾斜角φ、入射角ψの関係は、式(2)の通りである。
Θ=90°−(φ+ψ)・・・・(2)
第1回折格子部材280lは、前述の通りフィルムであり、導光板220Lの第2面Rに張り付けられている。第2回折格子部材285lも、前述の通りフィルムであり、導光板220Lの第1面Fに張り付けられている。第2面Rから導光板220Lに入射された平行光は、導光板220Lの内部を全反射により伝播し、複数回、回折反射し、導光板220Lの第2面Rから平行光のまま出射する。
そして、導光板220Lにあっても、赤色、緑色及び青色の3色の平行光が内部を全反射により伝播した後、出射される。このとき、導光板220Lが薄く導光板220Lの内部を進行する光路が長いため、各画角によって第2回折格子部材285lに至るまでの全反射回数は異なっている。より詳細に述べれば、導光板220Lに入射する平行光のうち、第2回折格子部材285lに近づく方向の角度をもって導光板220Lに入射する平行光の反射回数は、第2回折格子部材285lから離れる方向の角度をもって導光板220Lに入射する平行光の反射回数よりも少ない。これは、第1回折格子部材280lにおいて回折反射される平行光であって、第2回折格子部材285lに近づく方向の角度をもって導光板220Lに入射する平行光の方が、これと逆方向の角度をもって導光板220Lに入射する平行光よりも、導光板220Lの内部を伝播していく光が導光板220Lの内面と衝突するときの導光板220Lの法線となす角度が小さくなるからである。また、第2回折格子部材285lの内部に形成された干渉縞の形状と、第1回折格子部材280lの内部に形成された干渉縞の形状とは、導光板220Lの軸線に垂直な仮想面に対して対称な関係にある。
本実施形態に係る頭部装着型ディスプレイ10においても、2つの導光板220L,220Rを結合する光学板300が設けられている。光学板300には、その中央部にアルミ製の結合部材400が貼り付けられている。この結合部材400は、光学板300の剛性を強めるためである。結合部材400及び図示しないフレーム取付部材によって観察者の2つの瞳の間に位置するフレーム100の中央部分に光学板300及び光学モジュール200L、200Rを取りつけることができる。光学板300は、例えばビス又は接着剤を用いてフレーム100に取り付けられている。
光学モジュール200L、200Rの画像生成装置210L、210Rは、観察者の瞳よりも外側に位置している。2つの導光板220L、220Rと光学板300とは、図示しない直径30μm程度のビーズスペーサを介して2つの導光板220L,220Rの周辺部において接着されている。これは、2つの導光板220L,220Rのガラス表面は、内部全反射面として作用する必要があるため、このガラス表面は空気層にしておく必要があるためである。これにより、導光板は220L,220Rの表面に貼り付けられた入射側ホログラム(第1回折格子部材280l、280r)及び出射側ホログラム(第2回折格子部材285l、285r)を保護することができる。
フレーム100は、観察者の正面に配置されるフロント部100aと、フロント部100aの両端に蝶番100cを介して回動自在に取り付けられた2つのテンプル部100bとから構成される。光学板300は、アルミ製の結合部材400を介して観察者の2つの瞳の間に位置するフロント部100aの中央部分に取り付けられている。フロント部100aの中央部分には、ノーズパッド500が取り付けられている。
前述したとおり、第2実施形態に係る頭部装着型ディスプレイ10のその他の基本的構成は、第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイ10と同様であるため、説明を省略する。
以上に説明したように、第2実施形態に係る頭部装着型ディスプレイ10の構成によれば、第1実施形態に係る頭部装着型ディスプレイ10と同様に、観察者がフレームを頭部に装着したとき、テンプル部100bが外側に向かって広がった状態となり、その結果、フレームが変形したとしても、係るフレームの変形によって、導光手段の変位(位置変化)が生じることがないか、生じたとしても極僅かである。それゆえ、左右の画像の輻輳角が変化してしまうことを確実に防止することができる。この結果、ユーザに快適に画像を視聴してもらうことができる。さらに、フレーム100のフロント部100aの剛性を高める必要がないため、コストの増加を招くことなくフレームの重量増加を抑え、高いデザイン性、意匠性を有する構造の頭部装着型ディスプレイ10を提供することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、各実施形態において説明した頭部装着型ディスプレイの構成、構造は例示であり、適宜変更することができる。一例としては、導光板に表面レリーフ面型ホログラム(米国特許第20040062505A1参照)を配置してもよい。
第2実施形態に係る導光手段230L,230Rに対しては、回折格子素子を透過型回折格子素子から構成することもできる。あるいは、第1偏向手段及び第2偏向手段のうちのいずれか一方を反射型回折格子素子から構成し、他方を透過型回折格子素子から構成することもできる。あるいは、回折格子素子を反射型ブレーズド回折格子素子とすることもできる。
第1及び第2実施形態の変形例として、例えば、半導体発光素子が2次元マトリクス状に配列された発光パネルからなり、半導体発光素子のそれぞれの発光/非発光状態を制御することにより、半導体発光素子の発光状態を直接的に視認させることで画像を表示する、アクティブマトリクスタイプの画像形成部とすることもできる。この場合にも、画像形成部から出射される光は、コリメート光学系を介して導光板に入射される。
画像形成部は、赤色発光素子、緑色発光素子、青色発光素子のそれぞれの発光/非発光状態を制御するカラー表示用の画像形成を行ってもよい。この場合にも、画像形成部から出射される光は、コリメート光学系を介して導光板に入射される。
10 頭部装着型ディスプレイ
100 フレーム
100a フロント部
100b テンプル部
200L、200R 光学モジュール
210L、210R 画像生成装置
211 画像形成部
211a 光源
211b 液晶表示装置
212 コリメート光学系
220L、220R 導光板
230L、230R 導光手段
240、280L、280R 第1偏向手段
250、285L、285R 第2偏向手段
280l、280r 第1回折格子部材
285l、285r 第2回折格子部材
300 光学板
400 結合部材
450 フレーム取付部材
500 ノーズパッド
600 カバーガラス
800,850 レール

Claims (9)

  1. 観察者の頭部に装着される眼鏡型のフレームと、
    2つの画像生成装置と、前記2つの画像生成装置に一対一に連結され、全体として前記画像生成装置よりも観察者の顔の中心側に配置された2つの導光板を有し、前記画像生成装置から出射された光が入射され、導光され、観察者の瞳に向かって出射される2つの導光手段と、を有する2つの光学モジュールと、
    前記2つの導光手段を支持する光学板と、を備え、
    前記光学板は、補強材と接着層とを含む結合部材を介して前記フレームの中央部に取り付けられ、前記光学板の中央部は、前記接着層により前記補強材と接着されることによって補強される頭部装着型ディスプレイ。
  2. 前記光学板は、前記結合部材と一体化したステーであるフレーム取付部材を用いて前記フレームの中央部に固定される請求項1に記載の頭部装着型ディスプレイ。
  3. 前記光学板は、装着時における前記観察者と反対側の前記2つの導光板の表面全体をカバーするように配置される請求項1または2のいずれか1項に記載の頭部装着型ディスプレイ。
  4. 前記光学板は、スペーサを含む接着層により前記2つの導光板に接着される請求項1〜3のいずれか1項に記載の頭部装着型ディスプレイ。
  5. 前記光学板は、透明なガラスの平板である請求項1〜4のいずれか1項に記載の頭部装着型ディスプレイ。
  6. 前記2つの導光手段は、前記2つの画像生成装置からそれぞれ出射された光を前記2つの導光板にてそれぞれ全反射を繰り返すことによりそれぞれ導光し、
    前記光学板は、前記2つの導光板の全反射面に接着される請求項1〜のいずれか1項に記載の頭部装着型ディスプレイ。
  7. 前記フレームの中央部は、それより外側の部分より厚く形成される請求項1〜のいずれか1項に記載の頭部装着型ディスプレイ。
  8. 前記2つの導光手段には、各導光板の入射側、出射側にそれぞれホログラム光学素子が配置されている請求項1〜のいずれか1項に記載の頭部装着型ディスプレイ。
  9. 前記2つの導光板は、入射側内部に鏡を有し、出射側にハーフミラー膜を有する請求項1〜のいずれか1項に記載の頭部装着型ディスプレイ。
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