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JP5470941B2 - 毛髪洗浄剤組成物 - Google Patents

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本発明は、毛髪洗浄剤組成物に関し、更に詳しくは、使用性、洗髪時の泡立ちや泡量、洗浄力に優れ、洗髪後の毛髪へのコンディショニング効果が良好で、保存安定性にも優れ、皮膚や毛髪にマイルドなクリーム状の毛髪洗浄剤組成物に関する。
従来、クリーム状の洗浄剤としては、高級脂肪酸アルカリ塩(石鹸) を主洗浄成分に用いたものが広く使用されている。このような石鹸を用いた洗浄剤組成物を毛髪に使用すると、泡立ちでは優れるものの、すすぎ時及び洗浄後にきしみ感を感じる、硬水中では泡立ちや洗浄力が著しく低下するといった問題点がある。また、保存安定性においても、低温域で石鹸が結晶化したり、高温域で離水するといった問題点がある。このような問題点を解決する手段として、石鹸以外の陰イオン性界面活性剤を主洗浄成分として用いたものが提案されている。
特許文献1には、N−アシルアミノ酸塩と脂肪酸アルキロールアミドとカチオン性ポリマーと水不溶性粉末を組み合わせたクリーム状シャンプー組成物が、特許文献2には、N−アシルアミノ酸塩とポリアミド変性シリコーンと液状油を組み合わせたクリーム状洗浄剤組成物がそれぞれ開示されているが、これらの組成物においては、洗髪時の泡立ちや泡量が十分に満足のいくものでなかった。
また、特許文献3には、アシルメチルタウリン塩型陰イオン性界面活性剤と多価アルコールと非イオン界面活性剤と水と不透明化剤と含窒素水溶性高分子を組み合わせた毛髪洗浄料が開示されているが、この組成物においても、洗髪時の泡立ちや泡量が十分に満足のいくものでなかった。
特開2000−219614号公報 特開2006−257128号公報 特開2001−233743号公報
本発明の目的は、使用性、洗髪時の泡立ちや泡量、洗浄力に優れ、洗髪後の毛髪へのコンディショニング効果が良好で、保存安定性にも優れ、皮膚や毛髪にマイルドなクリーム状の毛髪洗浄剤組成物を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明者らが鋭意研究を重ねたところ、(a)特定の界面活性剤と、(b)グリセリンと、(c)特定の脂肪酸と、(d)水と、(e)クエン酸ナトリウムと、(f)カチオン性ポリマーとを特定の比率で組み合わせることにより、目的とする毛髪洗浄剤組成物を得るに至った。すなわち本発明の毛髪洗浄剤組成物は、(a)下記の式(I)で示されるアシルメチルタウリン塩型陰イオン性界面活性剤10〜35質量%、(b)グリセリン40〜80質量%、(c)炭素数8〜20の脂肪酸0.5〜10質量%、(d)クエン酸ナトリウム0.1〜5質量%、(e)カチオン性ポリマー0.1〜5質量%、(f)水5〜20質量%を含有し、クリーム状であることを特徴とする。
Figure 0005470941
(式中のR1COは炭素数8〜20のアシル基を示し、M1はアルカリ金属原子、1/2アルカリ土類金属原子、アンモニウム、有機アンモニウムまたは塩基性アミノ酸陽イオン基を示す。)
この毛髪洗浄剤組成物において、アシルメチルタウリン塩型陰イオン性界面活性剤は粉体化物であっても良い。
本発明の毛髪洗浄剤組成物は、皮膚や毛髪にマイルドで、使用性、洗髪時の泡立ちや泡量、洗浄力に優れ、洗髪後の毛髪へのコンディショニング効果が良好で、保存安定性にも優れる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の毛髪洗浄剤組成物は、(a)下記の式(I)で示されるアシルメチルタウリン塩型陰イオン性界面活性剤、(b)グリセリン、(c)炭素数8〜20の脂肪酸、(d)水、(e)クエン酸ナトリウム、(f)カチオン性ポリマーを含有する。まず、(a)成分について説明する。
Figure 0005470941
式中のR1COは炭素数8〜20のアシル基、言い換えれば炭素数8〜20の直鎖あるいは分岐の脂肪酸残基であり、かかる脂肪酸としては、例えばカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸等の飽和脂肪酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン酸等の不飽和脂肪酸、およびこれらの混合物であるヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸が挙げられる。これらのうち好ましくは、ラウリン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、牛脂脂肪酸であり、更に好ましくはラウリン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸が挙げられる。アシル基の炭素数が8未満の場合は皮膚や毛髪への刺激が強くなり、炭素数が20を超える場合は起泡力が低下する。
式中のM1はアルカリ金属原子、1/2アルカリ土類金属原子、アンモニウム、有機アンモニウムまたは塩基性アミノ酸陽イオン基を示し、例えば、カリウム原子、ナトリウム原子、1/2マグネシウム原子、1/2カルシウム原子、アンモニウム、トリエタノールアミンの陽イオン性残基、アルギニンの陽イオン性残基等が挙げられ、好ましくはカリウム原子、ナトリウム原子、1/2マグネシウム原子、1/2カルシウム原子である。式(I)で示されるアシルメチルタウリン塩型陰イオン性界面活性剤として具体的には、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンマグネシウム等が挙げられる。
本発明に用いられる(a)成分は、スプレードライ法などにより粉末化された粉体化物であることが好ましい。粉体化物の形状や大きさについて特に制限はなく、パウダー状、顆粒状、フレーク状等の形状を採り得る。(a)成分の粉体化物を用いて組成物を調製した場合、調製時間の短縮、水分調整等の工程管理が容易になるほか、品質のばらつきが抑えられる。(a)成分の粉体化物としては市販品を用いることができ、例えば、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム粉体化物として、ダイヤポンK−SFパウダー(日油(株)製)が挙げられる。
(a)成分の配合量は、組成物全量に対して10〜35質量%であり、好ましくは15〜30質量%である。10質量%未満では、十分な泡立ちや泡量、洗浄力が得られない場合や、保存安定性が悪くなる場合があり、35質量%を超えるとクリーム状組成物が硬くなり過ぎて使用性が悪くなる場合がある。(a)成分は単独で使用しても良いし、2種類以上を併用しても良い。
本発明に用いられる(b)成分は、グリセリンである。(b)成分の配合量は、組成物全量に対して40〜80質量%であり、好ましくは45〜75質量%、更に好ましくは50〜65質量%である。40質量%未満では、十分なコンディショニング効果が得られない場合や、保存安定性が悪くなる場合があり、80質量%を超えると、十分な泡立ちや泡量が得られない場合がある。
本発明に用いられる(c)成分は、炭素数8〜20の脂肪酸であり、例えばカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸等の飽和脂肪酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン酸等の不飽和脂肪酸、およびこれらの混合物であるヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸が挙げられる。本発明において(c)成分は、一種または二種以上を適宜選択して用いることができる。これらのうち、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸から選ばれる一種または二種以上が、より優れた泡立ちや泡量が得られることから好ましい。
(c)成分の配合量は、組成物全量に対して0.5〜10質量%であり、好ましくは0.5〜8質量%、更に好ましくは1〜6質量%である。0.5質量%未満では、十分な泡量が得られない場合があり、10質量%を超えるとクリーム状組成物が硬くなり過ぎて使用性が悪くなる場合や、十分な泡立ちや泡量が得られない場合がある。また、(a)成分に対する(c)成分の配合量比(c)/(a)は、使用性、泡立ち、泡量の点から、質量比で1/2以下が好ましい。
本発明に用いられる(d)成分は、クエン酸ナトリウムである。(d)成分の配合量は、組成物全量中に0.1〜5質量%であり、好ましくは0.5〜4質量%、更に好ましくは1〜3.5質量%である。0.1質量%未満では、十分な泡立ちや泡量が得られない場合があり、5質量%を超えるとクリーム状組成物が硬くなり過ぎて使用性が悪くなる場合や、保存安定性が悪くなる場合もある。
本発明に用いられる(e)成分は、カチオン性ポリマーであり、化粧料に常用され、毛髪にコンディショニング効果を付与できるものであれば特に限定されないが、例えば、ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムクロライド)誘導体、第四級窒素含有ポリビニルピロリドン、第四級窒素含有セルロースエーテル誘導体、ポリエチレンイミン、テトラエチルペンタミンとエピクロルヒドリンから合成される水溶性カチオン性ポリマー、第四級窒素含有ポリ(トリアルキルアミノエチルメタクリレート)誘導体、第四級窒素含有グァーガム誘導体などが挙げられる。本発明において(e)成分は、一種または二種以上を適宜選択して用いることができる。これらのうち好ましくは、ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムクロライド)誘導体、第四級窒素含有セルロースエーテル誘導体から選ばれる一種または二種以上が、より優れたコンディショニング効果が得られることから好ましい。
(e)成分の配合量は、組成物全量中に0.1〜5質量%であり、好ましくは0.1〜3質量%、更に好ましくは0.5〜2質量%である。0.1質量%未満では、コンディショニング効果が十分でなく、5質量%を超えると、クリーム状組成物が糸ひきするなど使用性が悪くなる場合や、十分な泡量、洗浄力が得られない場合もある。
本発明に用いられる(f)成分は、水である。(f)成分の配合量は、組成物全量中に5〜20質量%であり、好ましくは8〜18質量%である。5質量%未満では、配合成分が均一に溶解できない場合があり、20質量%を超えると保存安定性が悪くなる場合がある。
本発明の毛髪洗浄剤組成物において、(a)+(b)+(c)+(d)+(e)+(f)の合計含有率は、100質量%以下であれば特に限定を受けないが、本発明の効果を充分に得るためには、好ましくは85質量%以上、より好ましくは90質量%以上である。
本発明の毛髪洗浄剤組成物には、化粧料に常用されている成分を、本発明の性能を損なわない範囲で、適宜配合することも可能である。
本発明の毛髪洗浄剤組成物は、既知の手法により調製することができる。例えば、(a)〜(f)の各成分を必要に応じて加温して、均一になるまで溶解または分散させた後、ゆっくりと撹拌しながら冷却することにより得ることができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。
実施例1〜5および比較例1〜7
表1に示す成分および配合率で、クリーム状の毛髪洗浄剤組成物(以下、毛髪洗浄料ともいう。)を調製した。具体的に説明すると、例えば実施例1の組成物は、まず(b)グリセリン、(d)クエン酸ナトリウムおよび(f)水の各成分を80℃にて均一に溶解した後、(a)ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム粉体化物、(c)ミリスチン酸および(e)ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムクロライド)の各成分を添加し80℃にて均一に溶解させる。次に、ゆっくりと撹拌しながら25℃まで冷却して調製した。他の実施例および比較例についても、この方法に準じて調製した。なお、比較例3においては、(b)成分のグリセリンに代えて1,3−ブチレングリコールを用い、比較例5においては、(d)成分のクエン酸ナトリウムに代えてリンゴ酸ナトリウムを用いた。
(評価項目)
調製したクリーム状毛髪洗浄料について、(1)使用性(チューブからの出し易さ)、(2)泡立ち、(3)泡量、(4)洗浄力、(5)コンディショニング効果、(6)保存安定性について、下記の方法によって評価を行った。
(評価方法)
(1)使用性(チューブからの出し易さ)
20人の女性(22才〜40才)をパネラーとして、クリーム状毛髪洗浄料の使用性(チューブ容器からの出し易さ)について下記の基準で判定してもらった。チューブ容器は、胴径30mm、肩下70mm、口内径5mmのポリエチレン製のものを使用し、クリーム状毛髪洗浄料を30g充填して、評価に用いた。
2点:適度な硬さで出し易く、とても使用し易いと感じた場合。
1点:少し硬めあるいは少し軟らかめであるが、使用に支障はないと感じた場合。
0点:明らかに硬いあるいは軟らかく、使用し難いと感じた場合。
20人の合計点を求め、以下のように評価した。
◎:合計点が35点以上(チューブ容器から出し易い、使用性がとても良好な洗浄剤組成物)
○:合計点が30点以上34点未満(チューブ容器から出し易い、使用性が良好な洗浄剤組成物)
△:合計点が20点以上29点未満(少し硬めあるいは少し軟らかめであるが、チューブ容器から出すことに支障はない洗浄剤組成物)
×:合計点が20点未満(チューブ容器から出し難い、使用性が悪い洗浄剤組成物)
但し、1人でも0点をつけた場合は、×と評価した。
(2)泡立ち
20人の女性(22才〜40才)をパネラーとして、クリーム状毛髪洗浄料で洗髪してもらい、泡立ちについて下記の基準で判定してもらった。
2点:泡立ちがとても良いと感じた場合。
1点:泡立ちがやや良いと感じた場合。
0点:泡立ちが悪いと感じた場合。
20人の合計点を求め、以下のように評価した。
◎:合計点が35点以上(泡立ちがとても良好な洗浄剤組成物)
○:合計点が30点以上34点未満(泡立ちが良好な洗浄剤組成物)
△:合計点が20点以上29点未満(泡立ちがやや良い洗浄剤組成物)
×:合計点が20点未満(泡立ちが悪い洗浄剤組成物)
(3)泡量
20人の女性(22才〜40才)をパネラーとして、クリーム状毛髪洗浄料で洗髪してもらい、泡量について下記の基準で判定してもらった。
2点:十分満足な泡量であると感じた場合。
1点:泡量が普通と感じた場合。
0点:明らかに泡量が少ないと感じた場合。
20人の合計点を求め、以下のように評価した。
◎:合計点が35点以上(泡量が多い洗浄剤組成物)
○:合計点が30点以上34点未満(満足な泡量の洗浄剤組成物)
△:合計点が20点以上29点未満(泡量に問題はない洗浄剤組成物)
×:合計点が20点未満(泡量が少ない洗浄剤組成物)
(4)洗浄力
20人の女性(22才〜40才)をパネラーとして、クリーム状毛髪洗浄料で洗髪してもらい、洗浄力について下記の基準で判定してもらった。
2点:すっきり、さっぱりと洗髪でき、洗浄力が高いと感じた場合。
1点:普通の洗浄力であると感じた場合。
0点:明らかに洗浄力が低いと感じた場合。
20人の合計点を求め、以下のように評価した。
◎:合計点が35点以上(洗浄力が優れた洗浄剤組成物)
○:合計点が30点以上34点未満(洗浄力が高い洗浄剤組成物)
△:合計点が20点以上29点未満(普通の洗浄力の洗浄剤組成物)
×:合計点が20点未満(洗浄力が低い洗浄剤組成物)
(5)コンディショニング効果
20人の女性(22才〜40才)をパネラーとして、クリーム状毛髪洗浄料で洗髪してもらい、乾燥した後のコンディショニング効果について下記の基準で判定してもらった。
2点:コンディショニング効果が優れていると感じた場合。
1点:ややコンディショニング効果が得られると感じた場合。
0点:コンディショニング効果が得られないと感じた場合。
20人の合計点を求め、以下のように評価した。
◎:合計点が35点以上(コンディショニング効果がとても優れている洗浄剤組成物)
○:合計点が30点以上34点未満(コンディショニング効果が優れている洗浄剤組成物)
△:合計点が20点以上29点未満(ややコンディショニング効果が得られる洗浄剤組成物)
×:合計点が20点未満(コンディショニング効果が得られない洗浄剤組成物)
(6)保存安定性
各組成物を透明ガラス容器に密封して5℃、25℃、45℃で1ヶ月間保存し、その外観を観察して、離水や結晶化等の変化について、目視により、下に示す3段階で評価した。
○:安定性良好(いずれの温度条件においても、離水や結晶化等外観の変化がない)
△:安定性やや不良(いずれかの温度条件において、若干の離水や結晶化等が見られる)
×:安定性不良(いずれかの温度条件において、明らかな離水や結晶化等外観の変化が著しい)
上記の各評価において、◎と○を合格とし、△と×を不合格とする。結果を表1に示す。
Figure 0005470941
実施例1〜5の評価結果より、本発明のクリーム状毛髪洗浄料は、チューブ容器から出し易い、すなわち使用性が良好で、洗髪時の泡立ちや泡量、洗浄力に優れ、洗髪後の毛髪へのコンディショニング効果が良好であり、保存安定性にも優れていた。
一方、比較例1〜7のクリーム状毛髪洗浄料では、十分な性能が得られなかった。具体的には、比較例1では、(a)成分の含有量が本発明の範囲より少ないため、使用性、泡立ち、泡量、洗浄力、保存安定性が悪く、コンディショニング効果も十分ではなかった。比較例2では、(a)成分の含有量が本発明の範囲より多く、(b)成分の含有量が本発明の範囲より少ないため、使用性、コンディショニング効果が悪く、泡立ち、保存安定性も十分ではなかった。比較例3では、本発明で規定する(b)成分の代わりに1,3−ブチレングリコールを用いているため、使用性、泡立ち、コンディショニング効果が悪く、泡量、洗浄力、保存安定性も十分ではなかった。比較例4では、(c)成分の含有量が本発明の範囲より多いため、使用性、泡立ち、泡量、洗浄力が悪く、コンディショニング効果、保存安定性も十分ではなかった。比較例5では、(d)成分の代わりにリンゴ酸ナトリウムを用いているため、泡立ち、泡量、洗浄力が十分ではなかった。比較例6では、(e)成分のカチオン性ポリマーが配合されていないため、コンディショニング効果が悪かった。比較例7では、(f)成分の含有量が本発明の範囲より多いため、使用性、保存安定性が悪かった。
本発明の毛髪洗浄剤組成物は、皮膚や毛髪にマイルドで、使用性、洗髪時の泡立ちや泡量、洗浄力に優れ、洗髪後の毛髪へのコンディショニング効果が良好で、保存安定性にも優れるため、毛髪用の洗浄料として好適に使用し得る。

Claims (2)

  1. (a)式(I)で示されるアシルメチルタウリン塩型陰イオン性界面活性剤10〜35質量%、(b)グリセリン40〜80質量%、(c)炭素数8〜20の脂肪酸0.5〜10質量%、(d)クエン酸ナトリウム0.1〜5質量%、(e)カチオン性ポリマー0.1〜5質量%、(f)水5〜20質量%を含有し、クリーム状であることを特徴とする毛髪洗浄剤組成物。
    Figure 0005470941
    (式中のR1COは炭素数8〜20のアシル基を示し、M1はアルカリ金属原子、1/2アルカリ土類金属原子、アンモニウム、有機アンモニウムまたは塩基性アミノ酸陽イオン基を示す。)
  2. アシルメチルタウリン塩型陰イオン性界面活性剤が粉体化物であることを特徴とする請求項1記載の毛髪洗浄剤組成物。
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