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JP5333156B2 - 気相成長装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板上にAlGaInN(ただしx+y+z=1)膜を有機金属気相エピタキシャル(Metal Organic Chemical Vapor Deposition: MOCVD)法によってエピタキシャル成長させる気相成長装置に関し、特に良質なAlGaInN膜を得ることができ、生産性を向上させることができる気相成長装置に関する。
エレクトロニクス・オプトエレクトロニクス用材料としてIII−V族窒化物半導体膜、特にAlGaInN(ただしx+y+z=1)膜が用いられている。AlGaInN膜のエピタキシャル成長方法として、MOCVD法やMOVPE(Metalorganic Vapor Phase Epitaxy)法が一般的に知られており、最近では塩化物気相エピタキシャル(Hydride Vapor Phase Epitaxy: HVPE)法も提案されている。
HVPE法でGaN膜を成膜する場合、表面にGaN薄膜を形成したサファイア基板を内部に保持した反応炉内にガリウム金属を装填し、反応炉に塩酸ガスを導入して塩化ガリウムガスを発生させ、これにアンモニアガスを反応させてGaN膜を堆積させる。このHVPE法は、MOCVD法やMOVPE法に比べて成膜速度が高い。例えば、MOVPE法によるGaN膜の典型的な成膜速度は毎時数μmであるが、HVPE法によるGaN膜の典型的な成膜速度は毎時数百μmである。従って、HVPE法は、膜厚の大きなIII−V族窒化物半導体膜を形成する場合に有利である。
しかし、HVPE法では、良好なAlGaInN(ただしx+y+z=1)膜が得られにくく、基板内での膜厚の変動が比較的大きいという問題がある。また、MOVPE法では成膜速度が遅く、コストが高くなるという問題がある。従って、AlGaInN(ただしx+y+z=1)膜のエピタキシャル成長にはMOCVD法が用いられる。
MOCVD法を用いる装置の反応炉の内壁は一般的に石英(SiO)製である。そして、基板と対向するように反応炉の天井部の内壁に取り付けられた天板(防着板)も石英製である(例えば、特許文献1参照)。結晶成長中に天板にもデポ膜が堆積するため、デポ膜が堆積した天板を洗浄した天板に定期的に交換する必要がある。
特開平5−144734号公報
AlGaInN(ただしx+y+z=1)膜の成長温度の高低差は、他のIII−V族半導体膜のそれに比べて大きい。従って、AlGaInN(ただしx+y+z=1)膜の成長中に天板は大きく撓む。このため、天板に堆積したデポ膜に亀裂が発生し、そこを起点としてデポ膜が剥がれて基板上に落下して、AlGaInN(ただしx+y+z=1)膜の特性が著しく劣化するという問題があった。これを防ぐためには、天板を短いサイクルで交換する必要があり、生産性が劣化するという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、良質なAlGaInN膜を得ることができ、生産性を向上させることができる気相成長装置を得るものである。
本発明は、基板上にAlGaInN(ただしx+y+z=1)膜をMOCVD法によってエピタキシャル成長させる気相成長装置において、反応炉と、前記反応炉内において前記基板を保持するサセプタと、前記反応炉内に原料ガスを導入する導入部と、前記基板と対向するように前記反応炉の内壁に取り付けられた防着板と、前記防着板の前記基板側の表面に形成され、GaN膜とAlN膜が交互に積層された多層膜とを備えることを特徴とする気相成長装置である。
本発明により、良質なAlGaInN膜を得ることができ、生産性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る気相成長装置を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る気相成長装置を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る気相成長装置を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る防着板を示す斜視図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る気相成長装置を示す図である。反応炉10内に基板12を水平に保持するサセプタ14が設けられている。加熱装置16は、サセプタ14を介して基板12を所定の温度に加熱する。
導入部18は、トリメチルアルミニウム、トリメチルガリウム若しくはトリメチルインジウム又はこれらの有機金属ガスの2種類以上の混合ガスである有機金属原料20を導入する導入管22と、窒素原料であるアンモニア24を導入する導入管26とに接続されている。そして、導入部18は、これらの原料ガスを水素や窒素のようなキャリアガスとを一緒に反応炉10内に導入する。反応炉10の外周部にガス排気口28が設けられ、ガス排気口28は排気系に接続されている。
基板12と対向するように反応炉10の天井部の内壁に、石英(SiO)製の天板30(防着板)が取り付けられている。天板30の基板12側の表面に、GaN膜とAlN膜が交互に20層積層された多層膜32が形成されている。GaN膜とAlN膜の一層分の膜厚はそれぞれ200nmである。
この気相成長装置は、基板12上にAlGaInN(ただしx+y+z=1)膜、即ちAlN膜、GaN膜、InN膜、AlGaN膜、AlInN膜、GaInN膜、又はAlGaInN膜をMOCVD法によってエピタキシャル成長させる。即ち、反応炉10内に導入された有機金属原料20とアンモニア24との反応により生成された金属窒化物が、加熱された基板12上に堆積する。この際に、天板30の表面にもAlGaInN(ただしx+y+z=1)からなるデポ膜が堆積する。
上記のように、多層膜32は、熱膨張率差が大きいGaN膜(熱膨張率:5.59×10−6/K)とAlN膜(熱膨張率:4.15×10−6/K)が交互に積層されたものである。従って、デポ膜と天板30の間に発生する内部ストレスが多層膜32によって緩和される。
これにより、天板30からデポ膜が剥がれるのを抑制することができる。従って、面内均一に良質なAlGaInN膜を得ることができる。また、天板30の交換サイクルを大幅に伸ばすことができるため、生産性を向上させることができる。
なお、多層膜32の第一層目がGaN膜とAlN膜のどちらでもよく、一層分の膜厚や積層数も上記の例に限られない。多層膜32を形成するには、反応炉10内を1000℃まで昇温させ、トリメチルガリウムとアンモニアガスを反応炉10内に導入してGaN膜を堆積させ、トリメチルアルミニウムとアンモニアガスを導入してAlNを堆積させる。
実施の形態2.
図2は、本発明の実施の形態2に係る気相成長装置を示す図である。実施の形態1の石英製の天板30の代わりに、アルミナ(Al)からなる天板34が設けられている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
GaNの熱膨張率は5.59×10−6/K、AlNの熱膨張率は4.15×10−6/K、SiOの熱膨張率は8×10−6/K、Alの熱膨張率は5.3×10−6/Kである。従って、実施の形態1に比べて天板34とデポ膜との熱膨張率差が小さいため、デポ膜が剥がれるのを更に抑制できる。
なお、天板34がシリコンカーバイド(SiC)(熱膨張率:4.2×10−6/K)からなる場合でも、ある程度の効果を得ることができる。ただし、アルミナからなる天板34を用いる方が好ましい。
実施の形態3.
図3は、本発明の実施の形態3に係る気相成長装置を示す図である。図4は、本発明の実施の形態3に係る防着板を示す斜視図である。実施の形態1の天板30の代わりに天板36が設けられている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
石英製(SiO)の天板36の表面に、切削又はブラスト研磨等により格子状の溝38が施されている。これにより、実施の形態1に比べてデポ膜と天板30の密着性が向上するため、デポ膜が剥がれるのを更に抑制できる。
ただし、結晶成長中に流れる種々のガスに乱流を発生させないために、極端な凹凸を付けることは好ましくない。そこで、溝38の深さ及び幅を天板36の厚みに対して1/5〜1/10程度にする。また、溝38の間隔は、剥がれるデポ膜のサイズよりも小さいことが好ましく、例えば5mm程度とする。
なお、溝38の深さ、幅及び間隔は上記の例に限られない。また、天板36が実施の形態2と同様にアルミナからなることが好ましい。
10 反応炉
12 基板
14 サセプタ
18 導入部
30,34,36 天板(防着板)
32 多層膜
38 溝

Claims (3)

  1. 基板上にAlGaInN(ただしx+y+z=1)膜をMOCVD法によってエピタキシャル成長させる気相成長装置において、
    反応炉と、
    前記反応炉内において前記基板を保持するサセプタと、
    前記反応炉内に原料ガスを導入する導入部と、
    前記基板と対向するように前記反応炉の内壁に取り付けられた防着板と、
    前記防着板の前記基板側の表面に形成され、GaN膜とAlN膜が交互に積層された多層膜とを備えることを特徴とする気相成長装置。
  2. 前記防着板はアルミナからなることを特徴とする請求項1に記載の気相成長装置。
  3. 前記防着板の表面に溝が施されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の気相成長装置。
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