JP5347677B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
〔1〕 記録媒体上の未定着トナーを熱と圧力により定着させるニップ部を有する定着手段と、前記定着手段の記録媒体搬送方向下流側であって記録媒体の後端が前記ニップ部を抜ける前に該記録媒体の先端が到達する位置に配置され、該記録媒体をさらに下流側に搬送する搬送手段と、前記定着手段から前記搬送手段まで記録媒体を接触して搬送可能に記録媒体搬送経路に対して該記録媒体の前記未定着トナーが定着された面とは反対面側に配置される部材であって、記録媒体搬送経路側からその裏面側に貫通する複数の通気孔を有する搬送ガイド手段と、前記通気孔を通して、記録媒体搬送経路側からその裏面側に吸引する気流を発生する気流発生手段と、を備え、該気流発生手段は、前記搬送ガイド手段の全体で、または複数の領域それぞれで独立して気流の制御が可能な気流制御機構を有し、該気流制御機構は、前記搬送ガイド手段の全体または複数の領域ごとで前記複数の通気孔について遮蔽して通気を遮断する閉状態とし、遮蔽を解除して通気を可能にする開状態とする開閉状態の切り換えが可能な遮蔽手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
〔2〕 前記搬送手段は、記録媒体のトナー面に熱と圧力を付与する第2のニップ部を有する光沢付与手段または第2の定着手段であることを特徴とする前記〔1〕に記載の画像形成装置。
〔3〕 前記遮蔽手段は、記録媒体幅方向に対して複数分割された分割板からなり、該分割板はそれぞれ独立して前記通気孔の開閉状態の切り換えが可能であることを特徴とする前記〔1〕に記載の画像形成装置。
〔4〕 前記分割板による通気孔の開閉状態の切り換えは、記録媒体のカール状態に対応して行われることを特徴とする前記〔3〕に記載の画像形成装置。
〔5〕 前記記録媒体のカール状態は、センサによる検出結果または該記録媒体の厚さに基づく判定結果であることを特徴とする前記〔4〕に記載の画像形成装置。
〔6〕 前記搬送ガイド手段は、前記複数の通気孔を第1の通気孔とした場合に、該第1の通気孔に対して記録媒体搬送方向上流側に第2の通気孔を備え、前記気流発生手段は、前記第2の通気孔を通して裏面側から記録媒体搬送経路側に噴出する気流を発生することを特徴とする前記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔7〕 前記定着手段は、ニップ部からの記録媒体排出方向が該ニップ部出口と前記搬送手段の入口を結ぶ直線よりも前記搬送ガイド手段の配置側となるニップ構造を有することを特徴とする前記〔6〕に記載の画像形成装置。
〔8〕 前記気流発生手段は、前記定着手段のニップ部から排出される記録媒体の前記搬送ガイド手段からの高さ位置に対応して、前記第2の通気孔を通して裏面側から記録媒体搬送経路側に噴出する気流を発生し、または停止することを特徴とする前記〔6〕または〔7〕に記載の画像形成装置。
〔9〕 前記第2の通気孔は、複数の通気孔から構成されることを特徴とする前記〔6〕〜〔8〕のいずれかに記載の画像形成装置。
〔10〕 前記気流発生手段は、前記第1の通気孔、前記第2の通気孔それぞれで独立して気流の発生、停止が可能であることを特徴とする前記〔6〕〜〔9〕のいずれかに記載の画像形成装置。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一態様であるデジタルカラー複写機装置本体の全体構成を示す断面概略図である。
カラー複写機100は、装置本体上部に位置する画像読取部100Aと、装置本体中央部に位置する画像形成部200Bと、装置本体下部に位置する給紙部200Cと、を有する。
本発明に係る画像形成装置100は、記録媒体上の画像に光沢を付与するモードと光沢を付与しないモードを有する画像形成装置であって、回動可能に設けられる定着部材(定着ベルト11)と該定着部材に圧接してトナーを記録媒体に定着させるニップ部N1を形成する加圧部材(加圧ローラ14)とを有する定着装置(定着装置5)と、定着装置から光沢付与装置までの記録媒体搬送経路に沿って配置される搬送ガイド装置(搬送ガイド装置20)と、加熱手段(加熱部材85)を有する第1回転体(加熱ローラ80)と定着トナーに光沢を付与する第2のニップ部N2を形成可能に該第1回転体に圧接する第2回転体(加圧ローラ90)とを有する光沢付与装置(光沢付与装置6)と、前記定着装置のニップ部後端から距離L1として210mm以内に配置され、前記記録媒体を搬送する搬送ローラ対(搬送ローラ対7)と、を1つの記録媒体搬送のパスラインPL上にこの順番で備える。
定着装置5は、円筒形状の定着ローラ12と、分離ローラ13と、加熱ローラ15と、テンションローラ16と、該定着ローラ12,分離ローラ13,加熱ローラ15及びテンションローラ16に一定のテンションで架け渡された定着ベルト11と、該定着ベルト11に対して回転自在に圧接しニップ部N1を形成する加圧ローラ14と、を備える。ここでは、加圧ローラ14が定着ベルト11を介して定着ローラ12及び分離ローラ13の2箇所で圧接するダブルニップの構成となっている。なお、定着ベルト11,定着ローラ12,分離ローラ13,加熱ローラ15及びテンションローラ16を組み合わせた構成を定着ベルトユニットという。また、ニップ部N1の記録媒体排出側であって先端が加圧ローラ14に近接して配置され該加圧ローラ14への記録媒体の巻き付きを防止する分離部材43を備える。
また、加圧ローラ14の外周には、ローラ上のオフセットトナーや紙粉等を取り除くウェブクリーニングユニット(不図示)が設けられている。
定着装置5から排出された記録媒体は、つぎに光沢付与装置6に送られるが、定着装置5と光沢付与装置6との間に、本発明の要部となる少なくとも搬送ガイド手段(搬送ガイド部材21)及び気流発生手段(気流発生手段23)を有する搬送ガイド装置20を備える。記録媒体は、ニップ部N1で強く熱と圧力を受け、さらに曲率の小さな分離ローラ13で分離されるため、カールする傾向があるが、本発明の搬送ガイド装置20により、記録媒体のカール等を補正して記録媒体先端が搬送方向に向くようになるため、光沢付与装置6でのシワやジャムを防止することができ、搬送品質を安定化させることができる。搬送ガイド装置20の詳細な構成については後述する。
光沢付与装置6は、加熱手段(加熱部材85)を内部に有する中空円筒形状の第1回転体(加熱ローラ80)と、記録媒体上の画像(トナー面)に熱と圧力により光沢を付与する第2のニップ部N2を形成可能に該第1回転体に圧接する第2回転体(加圧ローラ90)と、を有する。
搬送ローラ対7は、クロロプレンゴムやシリコンゴムなどからなる円筒形状のローラ7aと樹脂からなる円筒形状のローラ7bとが当接した構成となっている。ローラ7a,7bのいずれか一方、あるいは両方が回転駆動しており、搬送されてきた記録媒体を挟み込んで排出経路に搬送する。ここで、搬送ローラ対7は、定着装置5のニップ部N1の後端から210mm以内に配置されているので、画像に光沢を付与しないモードであって、記録媒体の搬送方向の長さが210mm(A4版記録媒体の短手方向の長さ)以上の場合、光沢付与装置6の加熱ローラ80、加圧ローラ90間が開放されているが、定着装置5のニップ部N1を出た記録媒体の先端は該記録媒体の後端がニップ部N1を出る前に搬送ローラ対7に到達するために、適切に搬送することが可能である。
図3は、図2に示した本発明の画像形成装置における要部構成を示す概略図である。また、図4は、搬送ガイド装置の構成だけを取り出した断面図である。図中、A〜F,H,Iの符号を付した矢印は、画像形成装置100において画像形成処理が行われる場合に、それぞれの構成部材が回転する方向を示している。
前記気流制御機構は、搬送ガイド部材21の全体または複数の領域ごとで複数の通気孔21aについて遮蔽して通気を遮断する閉状態とし、遮蔽を解除して通気を可能にする開状態とする開閉状態の切り換えが可能な遮蔽手段22を備える。
図8では、これにより、分割板221,222,223それぞれに複数の貫通孔22aが設けられており、分割板221,222,223それぞれが独立して記録媒体搬送方向(符号G1,G2,G3の方向)にスライドして、記録媒体Pのカールの状態に応じた気流の作用が可能である。すなわち、たとえば記録媒体端部のみが搬送ガイド部材21から離れる方向(上方向)にカールしている場合、分割板221,223の貫通孔22aを搬送ガイド部材21の通気孔21aに対して、図8中に示すxz平面内において一致させるようにスライドさせて配置し、分割板222の貫通孔22aは搬送ガイド部材21の通気孔21aと図8中に示すxz平面内において一致しないようスライドさせて配置することで、気流発生手段23の吸引気流を記録媒体Pの端部のみに作用させてカールを矯正することができる。また、記録媒体Pの中央部が搬送ガイド部材21から離れる方向(上方向)にカールしている場合には、分割板221,223の貫通孔22aを搬送ガイド部材21の通気孔21aに対して、図8中に示すxz平面内において一致しないようにスライドさせて配置し、分割板222の貫通孔22aは搬送ガイド部材21の通気孔21aと図8中に示すxz平面内において一致するようスライドさせて配置することにより、そのカールを矯正する。このように、単一の固定搬送ガイド板部材でありながら、記録媒体Pのカールしていない部分(中央部や端部)を吸引しすぎて同一記録媒体内で搬送速度差が生じシワやジャムを発生させることを防ぐことが可能となる。なお、記録媒体Pの幅方向のカール量が均等とみなせる場合には、分割板221,222,223すべての貫通孔22aを搬送ガイド部材21の通気孔21aに図8中に示すxz平面内において一致する、あるいは一致しないようにスライドさせて配置する。
ここでは、定着装置5の出口側に配置される複数のセンサからなるセンサ群S1と、光沢付与装置6の入口側に配置される複数のセンサからなるセンサ群S2を有する。なお、いずれのセンサも射出した光の反射光を検知してそこまでの距離を測る測距センサである。
図10は、気流経路1と記録媒体搬送経路とが交わる部分に記録媒体Pが進入してきた場合の搬送ガイド装置20の制御フローである。なお、ここでいう閾値H1とは、センサ群S1で検出される記録媒体Pの搬送ガイド部材21からの高さがそれ以下となると、記録媒体Pが搬送ガイド部材21に衝突する可能性の高い値であり、搬送ガイド部材21からの標準高さHsに搬送ガイド装置20の使用環境条件に応じて調整される値αを乗じて得られる値である。
また、センサ群S1に含まれるセンサS11、S12、S13全てで検出される記録媒体高さH(あるいはそれらの平均値)が閾値H1に対し、H≦H1なるHを検出しなかった場合(f2のN)、遮蔽手段22を閉状態とし、あるいは気流発生手段23(気流発生装置23a)にて噴出気流を発生しない(f4)。
以上の制御フローをセンサ群S1にて通紙を検知しなくなるまで繰り返す。
図11は、気流経路2と記録媒体搬送経路とが交わる部分に記録媒体Pが進入してきた場合の搬送ガイド装置20の制御フローである。なお、ここでいう閾値H2とは、センサ群S2で検出される記録媒体Pの搬送ガイド部材21からの高さがそれより大となると、記録媒体Pがカールしている可能性の高い値であり、搬送ガイド部材21からの標準高さHs’に搬送ガイド装置20の使用環境条件に応じて調整される値βを乗じて得られる値である。
以上の制御フローをセンサ群S2にて通紙を検知しなくなるまで繰り返す。
図12に、本発明で適用可能な気流発生手段23のそのほかの構成例(1)であって、前記気流制御機構の他の実施形態を示す。図12は、気流制御機構が搬送ガイド部材21の記録媒体搬送方向の複数の領域ごとで独立して気流の制御を行う様子を示す図である。図12(a)は気流経路1が噴出気流で、気流経路2が吸引気流の場合、図12(b)は気流経路1,2ともに吸引気流の場合を示す。
図13に、本発明で適用可能な気流発生手段23のそのほかの構成例(2)であって、前記気流制御機構の他の実施形態を示す。図13は、気流制御機構が搬送ガイド部材21の記録媒体幅方向の複数の領域ごとで独立して気流の制御を行う様子を示す図である。
つぎに、本発明の画像形成装置100における画像形成の手順を説明する。
本発明の画像形成装置100では、同じ連量(秤量)の記録媒体を用いて、該記録媒体上の画像に光沢を付与するモード(光沢付与モード)と、光沢を付与しないモード(光沢非付与モード)と、を選択可能に有している。例えば、画像形成装置100の表示モニタに、光沢付与モードと光沢非付与モードとをユーザが選択可能なように表示する。ここで、光沢付与モードとは、コート紙などの光沢度の高い(30〜50%)の記録媒体を用いて、画像(定着トナー画像)を形成し、画像に対して下地である記録媒体と同等の光沢を付与するモードであり、グラビア写真印刷用として好適である。また、光沢非付与モードとは、普通紙など光沢度のあまり高くない記録媒体を用いて、画像を形成し、該画像にとくに光沢を付与する処理を行わないモードである。なお、ここでいう光沢度とは、60°光沢度計で測定した値(%)としている。
(S11) 未定着のトナーが載った記録媒体が搬送され、定着装置5でトナーの定着が行われる。このとき、定着ベルト11は、加熱ローラ15内部に配置されたヒータ15hの発熱によりトナー定着に適する温度まで加熱されている。また、ニップ部N1におけるニップ圧については、加圧手段のカム78を調整して、ニップ幅全体におけるニップ圧が15〜30N/cm2となる領域の割合を50%以上としている。これにより、定着装置5を通過した記録媒体上のトナーは完全に定着されるとともに、画像(定着トナー)に25%以上の光沢が付与されるようになる。
(S12) 定着装置5から排出された記録媒体は搬送ガイド装置20によりカール等が矯正され、記録媒体先端が光沢付与装置6に適切に送り込まれる。
(S13) 光沢付与装置6において、記録媒体上の画像に光沢がさらに付与される。このとき、加熱ローラ80の表面温度は80〜100℃であり、加圧調整手段によりニップ部N2のニップ圧が15〜30N/cm2に調整されている。これにより、記録媒体が光沢付与装置6を通過するときには、ニップ部N2にて定着トナーに熱及び所定の圧力が加えられ、該定着トナー表層のレベリングが行われて、記録媒体の光沢度に対して±15%以内、より好ましくは±10%以内となった光沢度が定着トナーに付与される。
(S14) 光沢付与装置6から排出された記録媒体はガイド板95、搬送ローラ対7を経由して、搬送経路を通って排紙される。
まず、記録媒体の搬送方向の長さが210mm未満の場合を説明する。
(S21) 未定着のトナーが載った記録媒体が搬送され、定着装置5でトナーの定着が行われる。このとき、定着ベルト11は、加熱ローラ15内部に配置されたヒータ15hの発熱によりトナー定着に適する温度まで加熱されている。また、ニップ部N1におけるニップ圧については、加圧手段のカム78を調整して、ニップ幅全体におけるニップ圧が15〜30N/cm2となる領域の割合を50%未満としている。これにより、定着装置5を通過した記録媒体上の画像(定着トナー)の光沢があまり上昇しない状態で、トナーは完全に定着されるようになる。あるいは、記録媒体の種類によっては、定着装置5の条件は光沢付与モードと同じとしてもよい。
(S22) 定着装置5から排出された記録媒体は搬送ガイド装置20によりカール等が矯正され、記録媒体先端が光沢付与装置6に適切に送り込まれる。
(S23) 光沢付与装置6において、ニップ部N2で記録媒体を挟み込んで該記録媒体の搬送を行う。このとき、加熱ローラ80の表面温度は80〜100℃であるが、加圧調整手段によりニップ部N2のニップ圧が、光沢付与モードのときのニップ部N2のニップ圧よりも低く、例えば5N/cm2以下に調整されている。このように軽圧下とすることにより、記録媒体が光沢付与装置6を通過するときには、ニップ部N2にて定着トナーにあまり熱及び圧力が加えられず、該定着トナーの光沢を上昇させることがない。
(S24) 光沢付与装置6から排出された記録媒体はガイド板95、搬送ローラ対7を経由して、搬送経路を通って排紙される。
(S31) 未定着のトナーが載った記録媒体が搬送され、定着装置5でトナーの定着が行われる。このとき、定着ベルト11は、加熱ローラ15内部に配置されたヒータ15hの発熱によりトナー定着に適する温度まで加熱されている。また、ニップ部N1におけるニップ圧については、加圧手段のカム78を調整して、ニップ幅全体におけるニップ圧が15〜30N/cm2となる領域の割合を50%未満としている。これにより、定着装置5を通過した記録媒体上の画像(定着トナー)の光沢があまり上昇しない状態で、トナーは完全に定着されるようになる。
(S32) 定着装置5から排出された記録媒体は搬送ガイド装置20によりカール等が矯正され、記録媒体先端が光沢付与装置6に適切に送り込まれる。
(S33) 光沢付与装置6では、ローラ間ギャップが2mm以下となるように加熱ローラ80と加圧ローラ90を離間させた状態となっており、記録媒体はこの加熱ローラ80と加圧ローラ90の間を通過していく。
(S34) 光沢付与装置6を通過した記録媒体はガイド板95を通り、搬送ローラ対7まで到達する。搬送ローラ対7は、定着装置5のニップ部N1の後端から210mm以内に配置されているので、前記記録媒体の先端は該記録媒体の後端がニップ部N1を出る前に搬送ローラ対7に到達し、該搬送ローラ対7が記録媒体を挟み込んで適切に搬送を継続する。搬送ローラ対7を出た記録媒体は、搬送経路を通って排紙される。
2 書込み部
3 現像部
5,5’,5’’,5’’’ 定着装置
6 光沢付与装置
7 搬送ローラ対
7a,7b ローラ
8 排紙部
10 自動原稿送り装置(ADF)
11 定着ベルト
12,R11 定着ローラ
13 分離ローラ
14,90 加圧ローラ
14a 加圧ベルト
11h,14h,15h,85 ヒータ(加熱手段)
15,80 加熱ローラ
16 テンションローラ
20 搬送ガイド装置
21 搬送ガイド部材
21a 通気孔
22 遮蔽手段
22a 貫通孔
22g ガイド部材
23 気流発生手段
23a,23b,231,232,233 気流発生装置
24a,25a,26 気流経路壁
24b,25b 気流調整弁
27 仕切り
30 中間転写体
31 感光体
34 2次転写部
35 搬送ベルト
37 搬送路
38 レジスト部
41,41a,41b,41c,41d 給紙トレイ
43,83 分離部材
95 ガイド板
62,72,82 温度検知センサ
76,96 加圧レバー
76a,96a 加圧部材
76b,96b 支持軸
76c,96c 加圧部
77,97 スプリング
78,98 カム
93 クリーニング部材
100 画像形成装置
100A 画像読取部
100B 画像形成部
100C 給紙部
221,222,223 分割板
N1,N2 ニップ部
P 記録媒体
PL パスライン
R11,R14,R15 ローラ
S1,S2 センサ群
S11,S12,S13,S21,S22,S23 センサ
Claims (10)
- 記録媒体上の未定着トナーを熱と圧力により定着させるニップ部を有する定着手段と、
前記定着手段の記録媒体搬送方向下流側であって記録媒体の後端が前記ニップ部を抜ける前に該記録媒体の先端が到達する位置に配置され、該記録媒体をさらに下流側に搬送する搬送手段と、
前記定着手段から前記搬送手段まで記録媒体を接触して搬送可能に記録媒体搬送経路に対して該記録媒体の前記未定着トナーが定着された面とは反対面側に配置される部材であって、記録媒体搬送経路側からその裏面側に貫通する複数の通気孔を有する搬送ガイド手段と、
前記通気孔を通して、記録媒体搬送経路側からその裏面側に吸引する気流を発生する気流発生手段と、を備え、
該気流発生手段は、前記搬送ガイド手段の全体で、または複数の領域それぞれで独立して気流の制御が可能な気流制御機構を有し、
該気流制御機構は、前記搬送ガイド手段の全体または複数の領域ごとで前記複数の通気孔について遮蔽して通気を遮断する閉状態とし、遮蔽を解除して通気を可能にする開状態とする開閉状態の切り換えが可能な遮蔽手段を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記搬送手段は、記録媒体のトナー面に熱と圧力を付与する第2のニップ部を有する光沢付与手段または第2の定着手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記遮蔽手段は、記録媒体幅方向に対して複数分割された分割板からなり、該分割板はそれぞれ独立して前記通気孔の開閉状態の切り換えが可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記分割板による通気孔の開閉状態の切り換えは、記録媒体のカール状態に対応して行われることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体のカール状態は、センサによる検出結果または該記録媒体の厚さに基づく判定結果であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記搬送ガイド手段は、前記複数の通気孔を第1の通気孔とした場合に、該第1の通気孔に対して記録媒体搬送方向上流側に第2の通気孔を備え、
前記気流発生手段は、前記第2の通気孔を通して裏面側から記録媒体搬送経路側に噴出する気流を発生することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記定着手段は、ニップ部からの記録媒体排出方向が該ニップ部出口と前記搬送手段の入口を結ぶ直線よりも前記搬送ガイド手段の配置側となるニップ構造を有することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記気流発生手段は、前記定着手段のニップ部から排出される記録媒体の前記搬送ガイド手段からの高さ位置に対応して、前記第2の通気孔を通して裏面側から記録媒体搬送経路側に噴出する気流を発生し、または停止することを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置。
- 前記第2の通気孔は、複数の通気孔から構成されることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記気流発生手段は、前記第1の通気孔、前記第2の通気孔それぞれで独立して気流の発生、停止が可能であることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の画像形成装置。
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