JP5236859B2 - Electric sliding door device - Google Patents
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Description
本発明は、電動力を利用してスライドドアを開方向及び閉方向に移動させる電動式スライドドア装置に関する。 The present invention relates to an electric slide door device that uses an electric force to move a slide door in an opening direction and a closing direction.
車両本体の側面に形成された乗員搭乗用開口を開閉するスライドドアを、電動式駆動手段の動力を利用して開閉方向に移動させる電動式スライドドア装置は従来より知られている(例えば、特許文献1)。 2. Description of the Related Art Conventionally, an electric slide door device that moves a slide door that opens and closes a passenger boarding opening formed on a side surface of a vehicle body in an opening and closing direction using power of an electric drive means has been known (for example, a patent) Reference 1).
この特許文献1の電動式スライドドア装置は、スライドドアを閉位置に保持するロック状態と閉位置から開位置へのスライド移動を可能にするアンロック状態とに移行可能なロック装置と、スライドドアの車内側面に回転可能に支持されたインサイドハンドルと、インサイドハンドルの回転に連動して動作し、かつ、ロック装置をロック状態とアンロック状態とに切り換えるロック制御機構とを具備している。このロック制御機構は、インサイドハンドルの開方向への回転に連動して回転するオープンレバーと、インサイドハンドルの閉方向への回転に連動して回転する閉方向レバーとを備えている。インサイドハンドルとオープンレバーの間には、インサイドハンドルと一体をなす入力レバーと、入力レバーと係脱可能な開方向レバーと、開方向レバーとオープンレバーを接続するスライドピンが存在している。また、インサイドハンドルと閉方向レバーの間には、閉方向レバーと係脱可能な上記入力レバーが存在している。
さらに、オープンレバーは、ハンドルスイッチの可動接点と接離可能なカム腕を備えており、閉方向レバーは、ハンドルスイッチの可動接点と接離可能なカム面を備えている。
The electric sliding door device of
Further, the open lever includes a cam arm that can be brought into and out of contact with the movable contact of the handle switch, and the closing direction lever has a cam surface that can be brought into and out of the movable contact of the handle switch.
スライドドアが閉位置にあるときにインサイドハンドルを開方向に回転操作すると、インサイドハンドルと一体をなす入力レバーが回転し、この入力レバーが開方向レバーに係合するので開方向レバーが回転する。さらに、この開方向レバーとスライドピンによって接続されているオープンレバーが回転し、ロック装置がアンロック状態となる。そして、オープンレバーのカム腕がハンドルスイッチの可動接点を押圧するので、ハンドルスイッチと電気的に接続された電動式駆動装置が始動し、スライドドアが開方向に移動する。
一方、スライドドアが開位置にあるときにインサイドハンドルを閉方向に回転操作すると、入力レバーが回転し、入力レバーによって閉方向レバーが回転させられる。すると、閉方向レバーのカム面がハンドルスイッチの可動接点を押圧するので、ハンドルスイッチと電気的に接続された電動式駆動装置が始動し、スライドドアが閉方向に移動する。
On the other hand, when the inside handle is rotated in the closing direction when the sliding door is in the open position, the input lever rotates and the closing lever is rotated by the input lever. Then, the cam surface of the closing direction lever presses the movable contact of the handle switch, so that the electric drive device electrically connected to the handle switch is started and the slide door moves in the closing direction.
上述のように特許文献1の装置は、ハンドルスイッチの可動接点を押圧するオープンレバー及び閉方向レバーとインサイドハンドルとの間に、他の部材(入力レバー、開方向レバー、スライドピン)が介在し、インサイドハンドルの回転部材がこれらの部材を介してオープンレバー及び閉方向レバーに伝わる構造である。このため、各部品の成形精度や各部品の組付位置精度が良くないと、インサイドハンドルを回転操作してもオープンレバー及び閉方向レバーが所望の回転動作をせず、その結果、カム腕やカム面がハンドルスイッチの可動接点を押圧できなくなるおそれがある。
As described above, in the device of
本発明の目的は、極めて単純な構造でありながら、インサイドハンドルを回転させたときにスイッチを確実に押圧操作できる電動式スライドドア装置を提供することにある。 An object of the present invention is to provide an electric sliding door device that can reliably press and operate a switch when an inside handle is rotated while having an extremely simple structure.
本発明の電動式スライドドア装置は、車両側面の開口を開放する開位置と閉塞する閉位置との間をスライドするスライドドアと、該スライドドアのロック装置と、上記スライドドアの車内側面に設けられ、上記ロック装置をアンロック状態にする開放位置と、非操作位置を挟んで上記開放位置と反対側に位置して上記ロック装置をロック状態にする閉塞位置と、に回転操作可能なインサイドハンドルと、該インサイドハンドルの回転動作に連動して上記スライドドアを電動移動させる電動式駆動手段と、を有する電動式スライドドア装置において、上記インサイドハンドルに固定した回転軸と、該回転軸に固定した押圧レバーと、上記電動式駆動手段を駆動するリミットスイッチと、上記押圧レバーに一体に設けた、上記リミットスイッチを押圧する押圧部と、を具備し、上記リミットスイッチが、該リミットスイッチの本体から出没可能で常に突出方向に付勢され、かつ、該本体に対して作動位置まで没入すると上記電動式駆動手段を動作させる出没ピンと、該本体に一端が固着され、該一端から他端側に向けて上記出没ピンに対して傾斜しながら延出する傾斜部と、該傾斜部に隣接する上記他端に形成した、該傾斜部に対して上記本体側に傾斜しかつ一方の面に上記押圧レバーが接触する曲折部と、を有する弾性変形可能な板ばねと、を備え、かつ、上記押圧レバーの上記押圧部が、上記インサイドハンドルが上記非操作位置から上記閉塞位置と上記開放位置の一方へ回転するとき、上記傾斜部に摺接した後に上記曲折部を押圧することにより上記板ばねを介して上記出没ピンを上記作動位置まで没入させる、上記回転軸を中心とする円周の一部を構成する円弧面である第一カム面と、上記インサイドハンドルが上記非操作位置から上記閉塞位置と上記開放位置の他方の近傍へ回転するとき、上記曲折部を押圧することにより上記板ばねを介して上記出没ピンを中間位置まで没入させる、上記円周から外れた第二カム面と、上記インサイドハンドルが上記近傍から上記閉塞位置と上記開放位置の上記他方へ回転するとき、上記曲折部を押圧することにより上記板ばねを介して上記出没ピンを上記中間位置から上記作動位置まで没入させる、上記第二カム面に隣接しかつ上記円周の一部を構成する円弧面と、を備え、上記電動式駆動手段は、上記スライドドアが上記開位置に位置する場合に、上記インサイドハンドルが上記非操作位置から上記閉塞位置まで回転して上記出没ピンが上記作動位置まで没入したときに、上記スライドドアを上記閉位置まで移動させ、上記スライドドアが上記閉位置に位置する場合に、上記インサイドハンドルが上記非操作位置から上記開放位置まで回転して上記出没ピンが上記作動位置まで没入したときに、上記スライドドアを上記開位置まで移動させることを特徴としている。 An electric sliding door device of the present invention is provided on a sliding door that slides between an open position that opens an opening on a side of a vehicle and a closed position that closes the door, a locking device for the sliding door, and an inner surface of the sliding door. An inside handle that can be rotated between an open position for unlocking the lock device and a closed position for locking the lock device on the opposite side of the open position across the non-operation position. When, in the electric sliding door device having a motorized drive means for the electric vehicle to the sliding door in conjunction with the rotation operation of the inside handle, and a rotary shaft which is fixed to the inside handle, fixed to the rotary shaft A pressing lever, a limit switch for driving the electric drive means, and the limit switch provided integrally with the pressing lever; It includes a pressing portion which presses the said limit switch is biased always protruding direction a retractable from the body of the limit switch and operate the electric drive means when retracted to the working position relative to the body An intruding pin, one end fixed to the main body, an inclined portion extending while inclining with respect to the indenting pin from the one end toward the other end, and the other end adjacent to the inclined portion, An elastically deformable leaf spring having a bent portion that is inclined toward the main body side with respect to the inclined portion and is in contact with the pressing lever on one surface, and the pressing portion of the pressing lever is When the inside handle rotates from the non-operation position to one of the closed position and the open position, the sliding pin comes into contact with the inclined portion and then the bent portion is pressed through the leaf spring to press the bent portion. A first cam surface that is a circular arc surface that forms a part of a circumference around the rotation axis, and the inside handle is moved from the non-operation position to the other of the closed position and the open position. The second cam surface deviating from the circumference, and the inside handle from the vicinity are inserted into the intermediate position through the leaf spring by pressing the bent portion. When rotating to the other of the closed position and the open position, pressing the bent portion causes the retracting pin to be retracted from the intermediate position to the operating position via the leaf spring. An arcuate surface that is adjacent and forms part of the circumference, and the electric drive means is configured such that when the sliding door is in the open position, the inside handle is When the sliding door is moved to the closed position when the retractable pin is rotated from the non-operating position to the closed position and the operating pin is retracted to the operating position, and the sliding door is located at the closed position, When the inside handle rotates from the non-operation position to the open position and the retracting pin is retracted to the operating position, the slide door is moved to the open position.
本発明によると、極めて単純な構造でありながら、インサイドハンドルを回転させたときにスイッチを確実に押圧操作できる電動式スライドドア装置が得られる。 According to the present invention, it is possible to obtain an electric sliding door device that is capable of reliably pressing and operating the switch when the inside handle is rotated while having an extremely simple structure.
以下、図示実施形態に基づき本発明を説明する。なお、以下の説明中の前後の方向は、図中に記載した矢印の方向を基準としている。
車両本体200の側面には方形の乗員搭乗用開口(開口)201が穿設されている。乗員搭乗用開口201の上縁部と下縁部には共に前後方向を向くアッパレール202とロアレール203がそれぞれ固定されている。アッパレール202とロアレール203には乗員搭乗用開口201と略同寸法のスライドドア204が、アッパレール202とロアレール203に沿って前後方向にスライド自在として支持されている。
車両本体200には電動式のPSDモータ(パワースライドドアモータ)(電動式駆動手段)M1が設けられており、このPSDモータM1とスライドドア204の間にはPSDモータM1の動力をスライドドア204に伝達するための動力伝達機構(図示略)と、この動力伝達機構の機能を有効状態と無効状態とに切り換えるクラッチ(図示略)が設けられている。さらに、乗員搭乗用開口201の前縁部と後縁部には公知のストライカ206とストライカ207が設けられており、スライドドア204の前縁部と後縁部には、前後のストライカ206、ストライカ207とそれぞれ係脱する公知のロック装置208とロック装置209が設けられている。
Hereinafter, the present invention will be described based on illustrated embodiments. In addition, the front and rear directions in the following description are based on the directions of the arrows described in the drawings.
A rectangular occupant opening (opening) 201 is formed in a side surface of the
The
図1に示すように、スライドドア204の外側面には、前後方向を向く回転軸(図示略)回りに回転可能な公知のアウトサイドハンドル210が設けられている。さらに、図1から図3に示すように、スライドドア204の車内側面には公知のインサイドハンドル211が設けられている。インサイドハンドル211の基端部に形成された取付孔230(図2参照)には、スライドドア204の内部に回転可能として設けられた、左右方向(車両幅方向)を向く回転軸212の内側端部が嵌合固定されている。回転軸212の外側部分は断面円形部213と、断面円形部213より外側に位置する断面方形部214と、断面方形部214より外側に位置し、かつ断面円形部213より小径の断面円形部215となっており、断面円形部215の端面には円柱形状の先端部216が突設されている。回転軸212はスライドドア204内に配設された、ロック装置208及びロック装置209を操作するためのロック制御機構10に連係されている。
As shown in FIG. 1, a known
次にロック制御機構10の詳しい構成について説明する。
上下方向に長い固定支持プレート20はスライドドア204内部に固定された固定基板(図示略)に複数のボルトB1によって固定されている。固定支持プレート20の上端部には円形のボス孔21が設けられており、固定支持プレート20の車外側面のボス孔21と対応する位置には、カバープレート22がかしめによって固定されている。図6に示すようにカバープレート22の側面視円形をなす中央部は固定支持プレート20から離間しており、カバープレート22の中央部にはボス孔21と同心をなす円形孔23が貫通孔として形成されている。図6に示すように、回転軸212の断面円形部213はボス孔21及び円形孔23を回転可能に貫通している。回転軸212の断面方形部214には、インサイド側回転レバー(押圧レバー)24に穿設された方形の方形連結孔25が相対回転不能に嵌合固定されている。インサイド側回転レバー24の周面には開用カム面(押圧部。カム面)26が形成されている。図7に示すように開用カム面26は、側面視において回転軸212の中心軸(回転中心)からの直線距離が時計方向(車外側から見た場合)に向かうにつれて徐々に大きくなるカム面となっている。インサイド側回転レバー24の周面の図7において開用カム面26の右側に位置する開用カム面26に連続する部分は、回転軸212の中心軸からの直線距離が一定の円弧面(押圧部)27となっている。円弧面27の回転軸212の中心軸からの直線距離は、開用カム面26の右端部(開用カム面26の円弧面27との接続側端部)における回転軸212からの中心距離と同一である。さらに、インサイド側回転レバー24の周面における開用カム面26を挟んで円弧面27と反対側には閉用カム面(押圧部)28が形成されている。閉用カム面28の側面視における回転軸212の中心軸からの直線距離は一定であり、その直線距離は円弧面27までの直線距離と同一である。インサイド側回転レバー24の左端部(車外側から見たとき)には円形の係止孔29が穿設されている。さらに、インサイド側回転レバー24の下面には、左右一対の係合凹部30と係合凹部31が形成されている。
Next, a detailed configuration of the
The
カバープレート22の中央部には、円形孔23を中心とする円弧状の案内孔33と案内孔34が一対として穿設されている。さらに、カバープレート22と固定支持プレート20の間に形成された空間には捻りコイルばねS1が、その巻回部が回転軸212の周囲に位置する態様で配設されている。捻りコイルばねS1の両端部S1a、S1bは左右方向に曲折されており、端部S1aと端部S1bは案内孔33と案内孔34を通ってカバープレート22の外側に突出している。さらに、端部S1aと端部S1bは常にインサイド側回転レバー24の係合凹部30と係合凹部31に弾性接触しており、インサイド側回転レバー24を図9に示す初期位置(非操作位置)に向けて前後両側から付勢している。搭乗者が手で初期位置(非操作位置。図3の位置)にあるインサイドハンドル211を、図3の開放位置まで時計方向(図9の反時計方向)に回転させると、インサイド側回転レバー24も図11に示す開放位置まで一緒に回転する。一方、インサイドハンドル211を図3の反時計方向(図9の時計方向)に閉塞位置(図示略)まで回転させると、インサイド側回転レバー24も図10に示す閉塞位置まで一緒に回転する。搭乗者がインサイドハンドル211から手を離せば、捻りコイルばねS1の回転付勢力によってインサイドハンドル211とインサイド側回転レバー24がそれぞれの初期位置まで一緒に回転復帰する。
An
カバープレート22の車外側面の上端部には、ボルトB2によってリミットスイッチ36が固定されている。リミットスイッチ36の本体37の下面には上下両面が開口する本体筒部38が突設されており、本体筒部38内には本体筒部38から下方に出没可能な被押圧ピン39(出没ピン)(図9等参照)が設けられている。本体筒部38の内部には図示を省略した付勢手段が設けられており、被押圧ピン39を常に本体筒部38から下方に突出する方向に付勢している。本体37の下面には板ばね40の後端(一端)が固定されており、板ばね40の後端から前端(他端)側に向かって被押圧ピン39に対して傾斜しながら延出する傾斜部42の上面が被押圧ピン39に接触している。板ばね40の前端は、傾斜部42に対して上向きに曲折された曲折部41となっている。
板ばね40の下面はインサイド側回転レバー24の周面に接離可能である。インサイドハンドル211が図9の初期位置にあるとき、インサイド側回転レバー24は板ばね40から離れており、被押圧ピン39は本体筒部38から下方に突出しており、リミットスイッチ36はOFF状態となる。インサイドハンドル211を閉塞方向に回転させると、図10に示すようにインサイド側回転レバー24が初期位置から図9の時計方向に回転して閉塞位置に達する。このとき、インサイド側回転レバー24の閉用カム面28が板ばね40の傾斜部42の中間部から前端側にスライドしながら接触し板ばね40を上方に弾性変形させるので、板ばね40の上面が被押圧ピン39を上方に押し込む(中間位置まで押し込む)。すると被押圧ピン39が本体筒部38内に没入し(作動位置に移動し)、リミットスイッチ36はON状態となる。一方、インサイドハンドル211を開放方向に回転させると、図11に示すようにインサイド側回転レバー24が初期位置から図9の反時計方向に回転して開放位置に達する。このとき、インサイド側回転レバー24の開用カム面26が板ばね40の曲折部41にスライドしながら接触して板ばね40を徐々に上方に弾性変形させ、板ばね40の上面が被押圧ピン39を徐々に上方に押し込む。そして、インサイド側回転レバー24の円弧面27が曲折部41の下面に接触するときに、被押圧ピン39が本体筒部38内に没入し(作動位置に移動し)、リミットスイッチ36はON状態となる。このようにインサイド側回転レバー24の開用カム面26及び円弧面27を曲折部41に接触させて板ばね40を弾性変形させているので、インサイドハンドル211を開放方向に回転させる場合は、インサイドハンドル211を閉塞方向に回転させる場合に比べて、板ばね40に掛かる負担が小さい。
A
The lower surface of the
リミットスイッチ36はPSDモータM1と電気的に接続しており、PSDモータM1は車両本体200に設けられた公知の制御手段であるECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット。図示略)に電気的に接続されている。さらに、このECUは車両本体200に設けられた、スライドドア204の開閉状態を検知するカーテシスイッチ(図示略)に電気的に接続されている。そして、カーテシスイッチがOFFのときに(即ちスライドドア204が全閉状態にあるときに)、リミットスイッチ36がONになると、PSDモータM1はスライドドア204を開放する方向に回転し、カーテシスイッチがONになると(即ちスライドドア204が全開状態になると)、PSDモータM1が回転を停止する。一方、カーテシスイッチがONのときに(即ちスライドドア204が全開状態にあるときに)、リミットスイッチ36がONになると、PSDモータM1はスライドドア204を閉塞する方向に回転し、カーテシスイッチがOFFになると(即ちスライドドア204が全閉状態になると)、PSDモータM1が回転を停止する。なお、スライドドア204のスライド中にインサイドハンドル211の再操作によりリミットスイッチ36が再度ONになると、PSDモータM1が反転し、スライドドア204がスライド中の方向とは反対方向にスライドする。
The
回転軸212の断面円形部215にはアウトサイド側回転レバー43の円形孔44が相対回転可能に嵌合しており、先端部216にはワッシャRが装着されている。アウトサイド側回転レバー43の端部に形成された係止部45には、樹脂製のリンク部材L1の一端が係止されており(図4参照)、リンク部材L1の他端はアウトサイドハンドル210に接続されている。さらに、アウトサイド側回転レバー43の上端部の周面は、インサイド側回転レバー24の閉用カム面28の一部と略同形状をなし、かつ、板ばね40の下面と接離可能な開閉用カム面46となっている。インサイドハンドル211及び回転軸212の非操作時には側面視において閉用カム面28の一部と開閉用カム面46は重合する(図4参照)。アウトサイド側回転レバー43には案内長孔47が穿設されており、さらに、アウトサイド側回転レバー43の下端部には押圧部48が突設されている。案内長孔47には合成樹脂製のスライド部材49がスライド可能に嵌合している。スライド部材49には金属製のリンク部材L2の上端が相対回転可能に係止されている。リンク部材L2の下端は、固定支持プレート20の下端部に形成された取付孔51に嵌合固定されている電動式モータM2の出力回転部材M2aに相対回転可能に接続されている。電動式モータM2は運転席正面のパネルに設けられたドア開閉スイッチ(図示略)の操作によって始動する。アウトサイド側回転レバー43と固定支持プレート20の間には引張ばねS2が設けられており、この引張ばねS2の付勢力(引っ張り力)によって、アウトサイド側回転レバー43は図4及び図12に示す初期位置(非操作位置)に向けて付勢されている。従って、アウトサイドハンドル210及びドア開閉スイッチの非操作時には、アウトサイド側回転レバー43は初期位置に保持される。
車外においてアウトサイドハンドル210を回転操作(開操作)すると、この動きがリンク部材L1を介してアウトサイド側回転レバー43に伝わり、アウトサイド側回転レバー43が図4及び図12の初期位置から図4及び図12の時計方向に回転し、図13に示す開閉位置まで回転する。アウトサイド側回転レバー43が初期位置から開閉位置まで回転する間に、開閉用カム面46が板ばね40を上方に徐々に弾性変形させるので、板ばね40が被押圧ピン39を上方に押し込み、アウトサイド側回転レバー43が開閉位置に達すると被押圧ピン39が押し込まれリミットスイッチ36がON状態になる。また、ドア開閉スイッチを押すと電動式モータM2が回転して、出力回転部材M2aが図4の時計方向に回転する。すると、この動力がリンク部材L2及びスライド部材49を介してアウトサイド側回転レバー43に伝わり、アウトサイド側回転レバー43が開閉位置まで回転するので、リミットスイッチ36がON状態となる。
このようにアウトサイドハンドル210またはドア開閉スイッチを操作するとリミットスイッチ36がON状態となるので、スライドドア204が全閉状態にあるときにアウトサイドハンドル210またはドア開閉スイッチを操作すればECUがPSDモータM1を開方向に回転させる。一方、スライドドア204が全開状態にあるときにアウトサイドハンドル210またはドア開閉スイッチを操作すればECUがPSDモータM1を閉方向に回転させる。
A
When the
When the
図2に示すように固定支持プレート20の略中央部には円形の支持孔54が穿設されており、この支持孔54には、インサイド連係プレート60とオープンプレート70と切替プレート80を左右方向(車両幅方向)に貫通する枢着ピン55の端部が支持されており、インサイド連係プレート60とオープンプレート70と切替プレート80は枢着ピン55回りに回転可能となっている。インサイド側回転レバー24の係止孔29にはリンク部材L3の一端が合成樹脂製のカバー部材52を介して回転可能に接続されており、リンク部材L3の下部には案内長孔L3aが穿設されている。案内長孔L3aには枢着ピン53が案内長孔L3aに沿ってスライド可能に挿通しており、枢着ピン53の車内側端部がインサイド連係プレート60の支持孔61に回転可能に嵌合している。インサイド連係プレート60とカバープレート22の間には引張ばねS3が設けられており、この引張ばねS3の付勢力(引っ張り力)によってインサイド連係プレート60は図4に示す初期位置に向けて回転付勢されている。インサイド連係プレート60の下部には側面視で略倒立L字形をなす切替案内孔62が穿設されている。切替案内孔62は、略上下方向を向く伝達可能部63と、枢着ピン55を中心とする円弧状の空振り部64からなる。
As shown in FIG. 2, a
図2に示すように固定支持プレート20の略中央部には側面視でL字形をなす案内孔56が穿設されている。案内孔56は略水平の水平部57と、水平部57に連なり支持孔54を中心とする円弧状の円弧部58とからなる。
インサイド連係プレート60との間にオープンプレート70を挟んだ状態で位置する切替プレート80の下端部には案内孔81が穿設されている。案内孔81は、上下方向に長い長孔部82と、長孔部82の下端に連なり長孔部82より前後幅が広い方形孔部83とからなる。
案内孔81には合成樹脂製のスライド部材90がスライド自在に嵌合している。スライド部材90は、その断面形状が方形孔部83の側面視形状と略同一の方形部91と、方形部91の左右両面から左右方向に延出する係合ピン92及び係合ピン93とを備えている。スライド部材90は、その方形部91を方形孔部83に嵌合可能であり、方形部91の前後に形成されたスライド溝94は長孔部82の前後両縁部にスライド自在として係合可能である。即ち、スライド部材90は案内孔81に沿って上下方向にスライド可能である。係合ピン93の車内側端部はインサイド連係プレート60の切替案内孔62をスライド自在に貫通している。
切替プレート80の上端部には、アウトサイド側回転レバー43の下端部である押圧部48と接離可能な被押圧部84が突設されている。
As shown in FIG. 2, an L-shaped guide hole 56 is formed in a substantially central portion of the fixed
A guide hole 81 is formed in the lower end portion of the switching
A synthetic resin slide member 90 is slidably fitted in the guide hole 81. The slide member 90 includes a rectangular portion 91 whose cross-sectional shape is substantially the same as the side view shape of the rectangular hole portion 83, and an
At the upper end portion of the switching
固定支持プレート20の略中央部には、左右方向を向く枢着ピン96によってチャイルドプルーフレバー97の中央部が回転可能に枢着されている。チャイルドプルーフレバー97の端部には円弧状の円弧孔98が穿設されており、この円弧孔98に係合ピン92がスライド自在に嵌合している。チャイルドプルーフレバー97の円弧孔98と反対側の端部には、スライドドア204の外側に突出する操作部99が形成されている。乗員が操作部99を図4に示すOFF位置に移動させると、チャイルドプルーフレバー97は図4に示すOFF位置に位置し、チャイルドプルーフ機能が無効になる。さらに、このとき側面視において枢着ピン55が円弧孔98の曲率中心と一致する。乗員が操作部99を図4の時計方向に回転させて、操作部99を図17〜19等に示すON位置に移動させると、チャイルドプルーフレバー97は図17〜図19等に示すON位置まで回転し、チャイルドプルーフ機能が有効になる。
A central portion of the child
固定支持プレート20の車内側面の案内孔56と対応する位置には、合成樹脂製のカバー部材100が固着されている。このカバー部材100には方形のスライド孔101が穿設されている。カバー部材100と固定支持プレート20の間の空間には、その前後幅がスライド孔101より短く、その上下寸法がスライド孔101と同一である合成樹脂製のロックノブ102が位置している。このロックノブ102はスライド孔101に前後方向にスライド可能に嵌合している。ロックノブ102の車外側面には側面視において円弧部58と略同形状の円弧状凹部103が凹設されている。ロックノブ102を図3に実線で示すアンロック位置に移動させると、円弧状凹部103が案内孔56の円弧部58と左右方向に重合する。一方、ロックノブ102を図3に仮想線で示すロック位置(アンロック位置から図3の右側に移動した位置)まで後方に移動させると、円弧状凹部103が案内孔56の水平部57と重合する。
A
オープンプレート70には、略前後方向を向く長孔部72と、長孔部72と連なり略方形をなす方形孔部73とを具備する案内孔71が穿設されている。方形孔部73の上下寸法は長孔部72より長く、方形孔部73の前後寸法は長孔部72より短い。案内孔71には合成樹脂製のスライド部材106がスライド自在に嵌合している。スライド部材106は、その断面形状が方形孔部73の側面視形状と略同一の方形部107と、方形部107の左右両面から左右方向に延出する係合ピン108及び係合ピン109とを備えている。スライド部材106は、その方形部107を方形孔部73に嵌合可能であり、方形部107の上下に形成されたスライド溝110は長孔部72の上下両縁部にスライド自在として係合可能である。即ち、スライド部材106は案内孔71に沿って前後方向にスライド可能である。係合ピン108の車内側端部は案内孔56をスライド自在に貫通しており、この車内側端部は固定支持プレート20の車内側に突出している。
オープンプレート70の後端部である係止部75には、図示を省略したリンク部材の一端が接続されており、このリンク部材の他端はロック装置208とロック装置209にそれぞれ接続されている。
切替プレート80には側面視で倒立L字形をなす切替案内孔85が穿設されている。切替案内孔85は、長孔部72と平行をなす伝達可能部86と、枢着ピン55を中心とする円弧状の空振り部87とを具備している。スライド部材106の係合ピン109は切替案内孔85にスライド自在に嵌合している。
The
One end of a link member (not shown) is connected to the locking
The switching
さらに、固定支持プレート20の略中央部には左右方向を向く枢着ピン112によって、ロック切替レバー113の中央部が回転可能に枢着されている。枢着ピン112の上端部には支持孔54を中心とする円弧状の円弧孔114が穿設されている。ロック切替レバー113の上端部はインサイド連係プレート60と固定支持プレート20の間に位置しており、係合ピン108が円弧孔114をスライド可能に貫通している。ロック切替レバー113の下端部に形成された車外側を向く係合ピン115は、回転レバー117の係合長孔118にスライド可能に嵌合している。この回転レバー117の下端部は、固定支持プレート20の下端部に固定された電動式モータM3の出力回転軸M3aに固着されている。電動式モータM3は運転席正面の上記パネルに設けられたロック解除スイッチ(図示略)に連係されている。
Further, the central portion of the
次に以上のような構成の電動式スライドドア装置の動作について説明する。
最初にスライドドア204が全閉状態にある場合について説明し、その後に、スライドドア204が全開状態にある場合について説明する。さらに、全閉状態の場合については、チャイルドプルーフレバー97及びロックノブ102の状態を分けて説明する。
Next, the operation of the electric sliding door device configured as described above will be described.
First, the case where the
(1:スライドドア204が全閉で、チャイルドプルーフレバー97(CP)がOFF位置(無効)で、かつロックノブ(LN)102がロック位置にある場合)
図14は、チャイルドプルーフレバー97がOFF位置で、ロックノブ102がロック位置にあり、アウトサイドハンドル(O/H)210及びインサイドハンドル(I/H)211が初期位置(非操作位置)にあるときのロック制御機構10の要部を車外側から見た側面図である。このとき、インサイド側回転レバー24、アウトサイド側回転レバー43、インサイド連係プレート60、オープンプレート70、及び切替プレート80はいずれも図4に示す初期位置(非操作位置)にある。このとき、スライド部材90は長孔部82の下端部(方形孔部83の上方)に嵌合しており、係合ピン93は伝達可能部63の下端部に嵌合している。さらに、スライド部材106は案内孔71(長孔部72)の後端部(図14の左端部)に嵌合しており、係合ピン108は水平部57の後端部に位置しており、係合ピン109は空振り部87の上端部に嵌合している。さらに、図示は省略してあるが、ロック装置208及びロック装置209はロック状態にあり、それぞれ前後のストライカ206とストライカ207をロックしている。
(1: When the sliding
In FIG. 14, the child
図15は図14の状態においてインサイドハンドル211を開放位置まで回転させたとき(アウトサイドハンドル210は初期位置)の側面図である。このときインサイド側回転レバー24が開放位置まで回転するので、案内長孔L3aの上端が枢着ピン53を下方に押圧し、その結果、インサイド連係プレート60が図14の反時計方向に回転し、インサイド連係プレート60が図15に示す開放位置まで回転する。すると、係合ピン93が伝達可能部63と一緒に反時計方向に回転するので、スライド部材90と切替プレート80が一緒に反時計方向に回転する。さらに、切替プレート80が反時計方向に回転すると、切替プレート80の空振り部87が係合ピン109に対して相対回転(空振り)するので、スライド部材106は移動せず、切替プレート80の回転はオープンプレート70には伝達されない。従って、オープンプレート70と連係されているロック装置208及びロック装置209はロック状態を維持する。さらに、このときインサイド側回転レバー24の円弧面27によってリミットスイッチ36がONになるが、ECUがスライドドア204のロックが解除されていないことを検知するので、ECUはPSDモータM1を回転させない。
FIG. 15 is a side view when the
図16は図14の状態においてアウトサイドハンドル210を開放方向に回転操作したとき(インサイドハンドル211は初期位置)の側面図である。このときアウトサイド側回転レバー43が引張ばねS2の付勢力に抗して図14の時計方向に回転し、押圧部48が被押圧部84を押圧(回転付勢)するので、切替プレート80が枢着ピン55を中心に図14の反時計方向に回転する。しかし、切替プレート80の空振り部87が係合ピン109に対して相対回転(空振り)するので、スライド部材106は移動せず切替プレート80の回転はオープンプレート70には伝達されない。従って、オープンプレート70と連係されているロック装置208及びロック装置209はロック状態を維持する。さらに、このときアウトサイド側回転レバー43の開閉用カム面46によってリミットスイッチ36がONになるが、ECUがスライドドア204のロックが解除されていないことを検知するので、ECUはPSDモータM1を回転させない。
FIG. 16 is a side view when the
(2:スライドドア204が全閉で、チャイルドプルーフレバー97がON位置(有効)で、かつロックノブ102がロック位置にある場合)
図17は、チャイルドプルーフレバー97がON位置で、ロックノブ102がロック位置にあり、アウトサイドハンドル210及びインサイドハンドル211が初期位置(非操作位置)にあるときのロック制御機構10の要部を車外側から見た側面図である。このとき、インサイド側回転レバー24、アウトサイド側回転レバー43、インサイド連係プレート60、オープンプレート70、及び切替プレート80はいずれも初期位置(非操作位置)にある。さらに、スライド部材90は長孔部82の上端部に嵌合しており、係合ピン93は空振り部64の前端部(伝達可能部63の上端部)に嵌合している。さらに、スライド部材106は図14と同様に案内孔71の後端部(図17の左端部)に嵌合しており、係合ピン108は水平部57の後端部に位置しており、係合ピン109は空振り部87の上端部に嵌合している。さらに、図示は省略してあるが、ロック装置208及びロック装置209はロック状態にあり、それぞれ前後のストライカ206とストライカ207をロックしている。
(2: When the
FIG. 17 shows the main part of the
図18は、図17の状態においてインサイドハンドル211を開放位置まで回転させたとき(アウトサイドハンドル210は初期位置)の側面図である。このときインサイド側回転レバー24が開放位置まで回転するので、案内長孔L3aの上端が枢着ピン53を下方に押圧し、その結果、インサイド連係プレート60が反時計方向に回転し、インサイド連係プレート60が図18に示す開放位置まで回転する。すると、インサイド連係プレート60の空振り部64が係合ピン93に対して相対回転(空振り部64が係合ピン93に対して空振り)するので、インサイド連係プレート60の回転力は切替プレート80には伝達されない。従って、オープンプレート70も回転しないので(オープンプレート70はインサイド連係プレート60とは直接連係していないので)、オープンプレート70と連係されているロック装置208及びロック装置209はロック状態を維持する。さらに、このときインサイド側回転レバー24の円弧面27によってリミットスイッチ36がONになるが、ECUがスライドドア204のロックが解除されていないことを検知するので、ECUはPSDモータM1を回転させない。
FIG. 18 is a side view when the
図19は図17の状態においてアウトサイドハンドル210を開放方向に回転操作したとき(インサイドハンドル211は初期位置)の側面図である。このときアウトサイド側回転レバー43が引張ばねS2の付勢力に抗して図17の時計方向に回転し、押圧部48が被押圧部84を押圧(回転付勢)するので、切替プレート80が枢着ピン55を中心に図17の反時計方向に回転する。しかし、切替プレート80の空振り部87が係合ピン109に対して相対回転(空振り)するので、スライド部材106は移動せず切替プレート80の回転はオープンプレート70に伝達されない。従って、オープンプレート70と連係されているロック装置208及びロック装置209はロック状態を維持する。さらに、このときアウトサイド側回転レバー43の開閉用カム面46によってリミットスイッチ36がONになるが、ECUがスライドドア204のロックが解除されていないことを検知するので、ECUはPSDモータM1を回転させない。
FIG. 19 is a side view when the
(3:スライドドア204が全閉で、チャイルドプルーフレバー97がOFF位置(無効)で、かつロックノブ102がアンロック位置にある場合)
図20は、チャイルドプルーフレバー97がOFF位置で、ロックノブ102がアンロック位置にあり、アウトサイドハンドル210及びインサイドハンドル211が初期位置(非操作位置)にあるときのロック制御機構10の要部を車外側から見た側面図である。このとき、インサイド側回転レバー24、アウトサイド側回転レバー43、インサイド連係プレート60、オープンプレート70、及び切替プレート80はいずれも初期位置(非操作位置)にある。このとき、スライド部材90は長孔部82の下端部(方形孔部83の上方)に嵌合しており、係合ピン93は伝達可能部63の下端部に嵌合している。さらに、スライド部材106はオープンプレート70の長孔部72の前端部(図20では右端部。但し、方形孔部73の後方(図20では左方)に位置している)に嵌合しており、係合ピン108は円弧部58の下端部(水平部57の前端部)に位置しており、係合ピン109は切替プレート80の伝達可能部86の前端部(図20では右端部)に嵌合している。さらに、図示は省略してあるが、ロック装置208及びロック装置209はロック状態にあり、それぞれ前後のストライカ206とストライカ207をロックしている。
(3: When the
FIG. 20 shows the main part of the
図21は図20の状態においてインサイドハンドル211を開放位置まで回転させたとき(アウトサイドハンドル210は初期位置)の側面図である。このときインサイド側回転レバー24が開放位置まで回転するので、案内長孔L3aの上端が枢着ピン53を下方に押圧し、その結果、インサイド連係プレート60が図20の反時計方向に回転し、インサイド連係プレート60が図21に示す開放位置まで回転する。すると、係合ピン93が伝達可能部63と一緒に図20の反時計方向に回転するので、スライド部材90と切替プレート80が一緒に反時計方向に回転する。さらに、切替プレート80が反時計方向に回転すると、係合ピン109が切替プレート80の伝達可能部86と一緒に回転し、さらに、スライド部材106がオープンプレート70(案内孔71)と一緒に図20の反時計方向に回転する。従って、オープンプレート70と連係されているロック装置208及びロック装置209がロック状態からアンロック状態となり、スライドドア204が開方向にスライド可能となる。さらに、このときインサイド側回転レバー24の円弧面27によってリミットスイッチ36がONになり、かつ、ECUがロック装置208及びロック装置209がロック状態からアンロック状態になったことを検知するので、ECUはPSDモータM1を開方向に回転させる。従って、スライドドア204が開放方向にスライドし、上記カーテシスイッチがスライドドア204が全開位置に達したことを検知すると、ECUがPSDモータM1を停止させる。
FIG. 21 is a side view when the
図22は図20の状態においてアウトサイドハンドル210を開放方向に回転操作したとき(インサイドハンドル211は初期位置)の側面図である。このときアウトサイド側回転レバー43が引張ばねS2の付勢力に抗して図20の時計方向に回転し、押圧部48が被押圧部84を押圧(回転付勢)するので、切替プレート80が枢着ピン55を中心に反時計方向に回転する。すると、係合ピン109が切替プレート80の伝達可能部86と一緒に回転し、さらに、スライド部材106がオープンプレート70(案内孔71)と一緒に図20の反時計方向に回転する。従って、オープンプレート70と連係されているロック装置208及びロック装置209がロック状態からアンロック状態となり、スライドドア204が開方向にスライド可能となる。さらに、このときアウトサイド側回転レバー43の開閉用カム面46によってリミットスイッチ36がONになり、かつ、ECUがロック装置208及びロック装置209がロック状態からアンロック状態になったことを検知するので、ECUはPSDモータM1を開方向に回転させる。従って、スライドドア204が開放方向にスライドし、上記カーテシスイッチがスライドドア204が全開位置に達したことを検知すると、ECUがPSDモータM1を停止させる。
FIG. 22 is a side view when the
(4:スライドドア204が全閉で、チャイルドプルーフレバー97がON位置(有効)で、かつロックノブ102がアンロック位置にある場合)
図23は、チャイルドプルーフレバー97がON位置で、ロックノブ102がアンロック位置にあり、アウトサイドハンドル210及びインサイドハンドル211が初期位置(非操作位置)にあるときのロック制御機構10の要部を車外側から見た側面図である。このとき、インサイド側回転レバー24、アウトサイド側回転レバー43、インサイド連係プレート60、オープンプレート70、及び切替プレート80はいずれも初期位置(非操作位置)にある。スライド部材90は長孔部82の上端部に嵌合しており、係合ピン93は空振り部64の前端部(伝達可能部63の上端部)に嵌合している。さらに、スライド部材106は案内孔71の後端部(図20では右端部。但し、方形孔部73の後方(図20では左方)に位置している)に嵌合しており、係合ピン108は円弧部58の下端部(水平部57の前端部。図20では右端部)に位置しており、係合ピン109は伝達可能部86の前端部(図20では右端部)に嵌合している。さらに、図示は省略してあるが、ロック装置208及びロック装置209はロック状態にあり、それぞれ前後のストライカ206とストライカ207をロックしている。
(4: When the sliding
FIG. 23 shows the main part of the
図24は図23の状態においてインサイドハンドル211を開放位置まで回転させたとき(アウトサイドハンドル210は初期位置)の側面図である。このときインサイド側回転レバー24が開放位置まで回転するので、案内長孔L3aの上端が枢着ピン53を下方に押圧し、その結果、インサイド連係プレート60が反時計方向に回転し、インサイド連係プレート60が図24に示す開放位置まで回転する。すると、空振り部64が係合ピン93に対して相対回転する(空振り部64が係合ピン93に対して空振りする)ので、インサイド連係プレート60の回転力は切替プレート80には伝達されない。従って、オープンプレート70も回転しないので(オープンプレート70はインサイド連係プレート60とは直接連係していないので)、オープンプレート70と連係されているロック装置208及びロック装置209はロック状態を維持する。さらに、このときインサイド側回転レバー24の円弧面27によってリミットスイッチ36がONになるが、ECUがスライドドア204のロックが解除されていないことを検知するので、ECUはPSDモータM1を回転させない。
FIG. 24 is a side view when the
図25は図23の状態においてアウトサイドハンドル210を開放方向に回転操作したとき(インサイドハンドル211は初期位置)の側面図である。このときアウトサイド側回転レバー43が引張ばねS2の付勢力に抗して図25の時計方向に回転し、押圧部48が被押圧部84を押圧(回転付勢)するので、切替プレート80が枢着ピン55を中心に反時計方向に回転する。すると、係合ピン109が切替プレート80の伝達可能部86と一緒に回転し、さらに、スライド部材106がオープンプレート70(案内孔71)と一緒に図23の反時計方向に回転する。従って、オープンプレート70と連係されているロック装置208及びロック装置209がロック状態からアンロック状態となり、スライドドア204が開方向にスライド可能となる。さらに、このときアウトサイド側回転レバー43の開閉用カム面46によってリミットスイッチ36がONになり、かつ、ECUがロック装置208及びロック装置209がロック状態からアンロック状態になったことを検知するので、ECUはPSDモータM1を開方向に回転させる。従って、スライドドア204が開放方向にスライドし、上記カーテシスイッチがスライドドア204が全開位置に達したことを検知すると、ECUがPSDモータM1を停止させる。
FIG. 25 is a side view when the
次に、アウトサイドハンドル210を操作する代わりに、運転席正面のパネルに設けられた上記ドア開閉スイッチを操作してロック解除する要領について説明する。
図20の状態(ロックノブ102がアンロック位置にあり、チャイルドプルーフレバー97がOFF位置にあり、ドア開閉スイッチがOFF(非操作)の状態)でドア開閉スイッチをONにすると、電動式モータM2が始動し、M2aが図26の時計方向に回転する。すると、リンク部材L2の上端部に接続されたスライド部材49が案内長孔47の下端部を下方に押圧するので、アウトサイド側回転レバー43が図26の時計方向に回転し、アウトサイド側回転レバー43が図27に示す開閉位置まで回転する。すると、図27に示すように、押圧部48が被押圧部84を押圧(回転付勢)するので、切替プレート80が枢着ピン55を中心に反時計方向に回転する。その結果、図22の場合と同様にオープンプレート70が回転するので、ロック装置208及びロック装置209がロック状態からアンロック状態となり、スライドドア204が開方向にスライド可能となる。さらに、このときアウトサイド側回転レバー43の開閉用カム面46によってリミットスイッチ36がONになり、かつ、ECUがロック装置208及びロック装置209がロック状態からアンロック状態になったことを検知するので、ECUはPSDモータM1を開方向に回転させる。従って、スライドドア204が開放方向にスライドし、上記カーテシスイッチがスライドドア204が全開位置に達したことを検知すると、ECUがPSDモータM1を停止させる。
なお、図26はチャイルドプルーフレバー97がOFF位置にある場合を例にして説明したが、チャイルドプルーフレバー97はドア開閉スイッチの動きとは無関係なので、仮にチャイルドプルーフレバー97がON位置にあっても、ドア開閉スイッチを操作すれば上記と同様にロック装置208及びロック装置209がロック状態からアンロック状態に変化する。
Next, a procedure for unlocking the door by operating the door opening / closing switch provided on the front panel of the driver's seat instead of operating the
When the door opening / closing switch is turned on in the state of FIG. 20 (the
FIG. 26 illustrates an example in which the child
次に、ロックノブ102を操作する代わりに、運転席正面のパネルに設けられた上記ロック解除スイッチを操作してロックノブ102をロック位置に移動させる要領について説明する。
図4はチャイルドプルーフレバー97がOFF位置で、ロックノブ102がアンロック位置にあり、アウトサイドハンドル210及びインサイドハンドル211が初期位置(非操作位置)にあるときのロック制御機構10の要部を車外側から見た側面図である。このとき、インサイド側回転レバー24、アウトサイド側回転レバー43、インサイド連係プレート60、オープンプレート70、及び切替プレート80はいずれも初期位置(非操作位置)にある。この状態で上記ロック解除スイッチをON操作すると、電動式モータM3が始動し回転レバー117が図4の時計方向に回転し図28の位置まで移動する。すると、その係合ピン115が回転レバー117の係合長孔118と係合しているロック切替レバー113が枢着ピン112回りに反時計方向に回転する。従って、ロック切替レバー113の円弧孔114と係合しているスライド部材106の係合ピン108が後方に移動し、円弧部58の下端部(水平部57の前端部)に位置していた係合ピン108が水平部57の後端部に移動する。さらに、伝達可能部86の前端部に嵌合していた係合ピン109が空振り部87の上端部に移動する。
Next, the procedure for moving the
FIG. 4 shows the main part of the
(5:全開位置にあるスライドドア204を全閉位置まで閉じる場合)
最後に、全開位置にあるスライドドア204を全閉位置まで閉じる場合について説明する。
図20の状態(ロックノブ102がアンロック位置にあり、チャイルドプルーフレバー97がOFF位置にあり、アウトサイドハンドル210及びインサイドハンドル211が初期位置(非操作位置)にあり、インサイド側回転レバー24、アウトサイド側回転レバー43、インサイド連係プレート60、オープンプレート70、及び切替プレート80がいずれも初期位置(非操作位置)にある状態)においてインサイドハンドル211を閉塞方向に回転操作すると、インサイド側回転レバー24が回転軸212(先端部216)を中心に図20の時計方向に回転し、インサイド側回転レバー24が図29に示す閉塞位置まで回転する。すると、リンク部材L3が上方に引き上げられるので、枢着ピン53と係合していた案内長孔L3aの上縁部が枢着ピン53から上方に離間する。即ち、案内長孔L3aが枢着ピン53に対して空振りするので、リンク部材L3の移動力はインサイド連係プレート60(及びオープンプレート70と切替プレート80にも)には伝わらない。
この動きと同時にインサイド側回転レバー24の閉用カム面28が被押圧ピン39を上方に押し込みリミットスイッチ36がON状態となる。すると、カーテシスイッチがスライドドア204が全開位置にあることを検出しているので、ECUはPSDモータM1を閉塞方向に回転させ、スライドドア204が全閉位置までスライドする。さらに、スライドドア204が全閉位置に達して、これをカーテシスイッチが検出すると、ECUがPSDモータM1を停止させ、ロック装置208及びロック装置209がストライカ206及びストライカ207をそれぞれロックする。
一方、図20の状態において上記ドア開閉スイッチをON操作すると、上述のようにM2の動力によってアウトサイド側回転レバー43が開閉位置まで回転し、アウトサイド側回転レバー43の開閉用カム面46がリミットスイッチ36をON状態にする。すると、カーテシスイッチがスライドドア204が全開位置にあることを検出しているので、ECUがPSDモータM1を閉塞方向に回転させる。さらに、スライドドア204が全閉位置に達したことをカーテシスイッチが検出すると、ECUがPSDモータM1を停止させ、ロック装置208及びロック装置209がストライカ206及びストライカ207をそれぞれロックする。
(5: When the sliding
Finally, the case where the
The state shown in FIG. 20 (the
Simultaneously with this movement, the
On the other hand, when the door opening / closing switch is turned ON in the state of FIG. 20, the
なお、PSDモータM1の動力をスライドドア204に伝達するための動力伝達機構の機能を有効状態と無効状態とに切り換える上記クラッチを、車内に設けられた切替スイッチの操作により切断すれば、スライドドア204を手動により開閉できるようになる。
If the clutch that switches the function of the power transmission mechanism for transmitting the power of the PSD motor M1 to the
以上説明したように本実施形態では、インサイドハンドル211とインサイド側回転レバー24が回転軸212によって、同軸かつ相対回転不能に連結されているので、インサイドハンドル211の回転がインサイド側回転レバー24にダイレクトに伝達される。従って、インサイドハンドル211とインサイド側回転レバー24の間にインサイドハンドル211やインサイド側回転レバー24とは独立して動作する別の機構が介在する場合に比べて、インサイドハンドル211の操作をインサイド側回転レバー24に確実に伝達できる。従って、インサイド側回転レバー24によるリミットスイッチ36のON・OFF切替を確実に行うことが可能である。
さらに、インサイドハンドル211によってインサイド側回転レバー24を回転させる構造が非常にシンプルなので、従来装置に比べて、この部分の機構を安価な製造コストで得られる。
As described above, in the present embodiment, the
Furthermore, since the structure for rotating the
さらに、インサイド側回転レバー24に開用カム面26、円弧面27、閉用カム面28を形成してあるので、インサイドハンドル211を時計方向と反時計方向のいずれの方向に回転させても、リミットスイッチ36のON・OFF切替を行うことが可能である。
また、捻りコイルばねS1、係合凹部30、係合凹部31、案内孔33及び案内孔34を構成要素とするシンプルな機構により、インサイドハンドル211の非操作時にはインサイド側回転レバー24を初期位置に保持することが可能である。
Further, since the
In addition, by a simple mechanism including the torsion coil spring S1, the
なお、本実施形態では上記ロック解除スイッチの操作によって電動式モータM3を回転させているが、車外からのリモコン操作(キーレス操作)によって、電動式モータM3を回転させることも勿論可能である。
また、インサイドハンドル211の開放方向への回転時に、開用カム面26及び円弧面27を曲折部41に接触させて板ばね40を弾性変形させているが、閉用カム面28を側面視において回転軸212の中心軸(回転中心)からの直線距離が反時計方向(車外側から見た場合)に向かうにつれて徐々に大きくなるカム面とし、インサイドハンドル211の閉塞方向への回転時に、この閉用カム面28を曲折部41に接触させて板ばね40を弾性変形させるようにしてもよい。このようにすれば、インサイドハンドル211の閉塞方向への回転時における板ばね40に掛かる負担を小さくできる。
In this embodiment, the electric motor M3 is rotated by the operation of the lock release switch. However, it is of course possible to rotate the electric motor M3 by a remote control operation (keyless operation) from the outside of the vehicle.
Further, when the
10 ロック制御機構
20 固定支持プレート
21 ボス孔
22 カバープレート
23 円形孔
24 インサイド側回転レバー(押圧レバー)
25 方形連結孔
26 開用カム面(押圧部)
27 円弧面(押圧部)
28 閉用カム面(押圧部)
29 係止孔
30 31 係合凹部
33 34 案内孔
36 リミットスイッチ
37 本体
38 本体筒部
39 被押圧ピン(出没ピン)
40 板ばね
41 曲折部
43 アウトサイド側回転レバー
44 円形孔
45 係止部
46 開閉用カム面
47 案内長孔
48 押圧部
49 スライド部材
51 取付孔
52 カバー部材
53 枢着ピン
54 支持孔
55 枢着ピン
56 案内孔
57 水平部
58 円弧部
60 インサイド連係プレート
61 支持孔
62 切替案内孔
63 伝達可能部
64 空振り部
70 オープンプレート
71 案内孔
72 長孔部
73 方形孔部
75 係止部
80 切替プレート
81 案内孔
82 長孔部
83 方形孔部
84 被押圧部
85 切替案内孔
86 伝達可能部
87 空振り部
90 スライド部材
91 方形部
92 93 係合ピン
94 スライド溝
96 枢着ピン
97 チャイルドプルーフレバー
98 円弧孔
99 操作部
100 カバー部材
101 スライド孔
102 ロックノブ
103 円弧状凹部
106 スライド部材
107 方形部
108 109 係合ピン
110 スライド溝
112 枢着ピン
113 ロック切替レバー
114 円弧孔
115 係合ピン
117 回転レバー
118 係合長孔
200 車両本体
201 乗員搭乗用開口(開口)
202 アッパレール
203 ロアレール
204 スライドドア
206 207 ストライカ
208 209 ロック装置
210 アウトサイドハンドル
211 インサイドハンドル
212 回転軸
213 断面円形部
214 断面方形部
215 断面円形部
216 先端部
B1 B2 ボルト
L1 L2 L3 リンク部材
L3a 案内長孔
M1 PSDモータ(パワースライドドアモータ)(電動式駆動手段)
M2 電動式モータ
M2a 出力回転部材
M3 電動式モータ
M3a 出力回転軸
R ワッシャ
S1 捻りコイルばね(トーションばね)
S2 S3 引張ばね
DESCRIPTION OF
25
27 Arc surface (pressing part)
28 Cam surface for closing (pressing part)
29
40
202
M2 Electric motor M2a Output rotating member M3 Electric motor M3a Output rotating shaft R Washer S1 Torsion coil spring (torsion spring)
S2 S3 Tension spring
Claims (1)
該スライドドアのロック装置と、
上記スライドドアの車内側面に設けられ、上記ロック装置をアンロック状態にする開放位置と、非操作位置を挟んで上記開放位置と反対側に位置して上記ロック装置をロック状態にする閉塞位置と、に回転操作可能なインサイドハンドルと、
該インサイドハンドルの回転動作に連動して上記スライドドアを電動移動させる電動式駆動手段と、
を有する電動式スライドドア装置において、
上記インサイドハンドルに固定した回転軸と、
該回転軸に固定した押圧レバーと、
上記電動式駆動手段を駆動するリミットスイッチと、
上記押圧レバーに一体に設けた、上記リミットスイッチを押圧する押圧部と、
を具備し、
上記リミットスイッチが、
該リミットスイッチの本体から出没可能で常に突出方向に付勢され、かつ、該本体に対して作動位置まで没入すると上記電動式駆動手段を動作させる出没ピンと、
該本体に一端が固着され、該一端から他端側に向けて上記出没ピンに対して傾斜しながら延出する傾斜部と、該傾斜部に隣接する上記他端に形成した、該傾斜部に対して上記本体側に傾斜しかつ一方の面に上記押圧レバーが接触する曲折部と、を有する弾性変形可能な板ばねと、を備え、かつ、
上記押圧レバーの上記押圧部が、
上記インサイドハンドルが上記非操作位置から上記閉塞位置と上記開放位置の一方へ回転するとき、上記傾斜部に摺接した後に上記曲折部を押圧することにより上記板ばねを介して上記出没ピンを上記作動位置まで没入させる、上記回転軸を中心とする円周の一部を構成する円弧面である第一カム面と、
上記インサイドハンドルが上記非操作位置から上記閉塞位置と上記開放位置の他方の近傍へ回転するとき、上記曲折部を押圧することにより上記板ばねを介して上記出没ピンを中間位置まで没入させる、上記円周から外れた第二カム面と、
上記インサイドハンドルが上記近傍から上記閉塞位置と上記開放位置の上記他方へ回転するとき、上記曲折部を押圧することにより上記板ばねを介して上記出没ピンを上記中間位置から上記作動位置まで没入させる、上記第二カム面に隣接しかつ上記円周の一部を構成する円弧面と、
を備え、
上記電動式駆動手段は、
上記スライドドアが上記開位置に位置する場合に、上記インサイドハンドルが上記非操作位置から上記閉塞位置まで回転して上記出没ピンが上記作動位置まで没入したときに、上記スライドドアを上記閉位置まで移動させ、
上記スライドドアが上記閉位置に位置する場合に、上記インサイドハンドルが上記非操作位置から上記開放位置まで回転して上記出没ピンが上記作動位置まで没入したときに、上記スライドドアを上記開位置まで移動させることを特徴とする電動式スライドドア装置。 A sliding door that slides between an open position for opening the opening on the side of the vehicle and a closed position for closing;
A locking device for the sliding door;
An open position that is provided on the inner surface of the slide door and that unlocks the lock device; and a closed position that is positioned opposite to the open position across the non-operation position and locks the lock device. Inside handle that can be rotated,
Electric drive means for electrically moving the slide door in conjunction with the rotation of the inside handle;
In the electric sliding door device having
A rotating shaft fixed to the inside handle;
A pressing lever fixed to the rotating shaft ;
A limit switch for driving the electric drive means;
A pressing portion that is provided integrally with the pressing lever and presses the limit switch;
Comprising
The above limit switch is
A retractable pin that can be retracted from the main body of the limit switch and is always urged in the protruding direction, and operates the electric drive means when retracted to the operating position with respect to the main body ,
One end is fixed to the main body, and an inclined portion extending from the one end toward the other end while being inclined with respect to the protruding / extracting pin, and the inclined portion formed at the other end adjacent to the inclined portion An elastically deformable leaf spring having a bent portion that is inclined toward the main body and is in contact with the pressing lever on one surface, and
The pressing portion of the pressing lever is
When the inside handle rotates from the non-operation position to one of the closed position and the open position, the bent pin is pushed through the leaf spring by pressing the bent portion after sliding on the inclined portion. A first cam surface that is an arc surface that forms a part of a circumference centered on the rotation axis, and is immersed to an operating position;
When the inside handle rotates from the non-operation position to the vicinity of the other of the closed position and the open position, the bent portion is pressed into the intermediate position via the leaf spring by pressing the bent portion, A second cam surface deviating from the circumference,
When the inside handle rotates from the vicinity to the other of the closed position and the open position, the bent pin is depressed from the intermediate position to the operating position via the leaf spring by pressing the bent portion. An arc surface adjacent to the second cam surface and constituting a part of the circumference;
With
The electric drive means is
When the slide door is located at the open position, the slide handle is moved to the closed position when the inside handle rotates from the non-operation position to the closed position and the retracting pin is retracted to the operating position. Move
When the sliding door is located at the closed position, when the inside handle rotates from the non-operation position to the open position and the retracting pin is retracted to the operating position, the slide door is moved to the open position. An electric sliding door device characterized by being moved.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005111211A JP5236859B2 (en) | 2005-04-07 | 2005-04-07 | Electric sliding door device |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2005111211A JP5236859B2 (en) | 2005-04-07 | 2005-04-07 | Electric sliding door device |
Publications (2)
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---|---|
JP2006291507A JP2006291507A (en) | 2006-10-26 |
JP5236859B2 true JP5236859B2 (en) | 2013-07-17 |
Family
ID=37412357
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005111211A Active JP5236859B2 (en) | 2005-04-07 | 2005-04-07 | Electric sliding door device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5236859B2 (en) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2983443B2 (en) * | 1995-03-03 | 1999-11-29 | 株式会社大井製作所 | Automotive locking device |
JP3591349B2 (en) * | 1998-12-22 | 2004-11-17 | アイシン精機株式会社 | Sliding door device for vehicles |
-
2005
- 2005-04-07 JP JP2005111211A patent/JP5236859B2/en active Active
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---|---|
JP2006291507A (en) | 2006-10-26 |
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